JP3945963B2 - アクセスポイント装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LANシステムを構成するアクセスポイント装置に関し、詳細には、無線LANにおけるセキュリティを向上させるためのアクセスポイント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、コンピュータ等の情報処理装置の普及と無線通信技術の発達に伴って、コンピュータ等の情報処理装置に無線通信アダプタを接続して無線通信端末として、通信端末間で無線によるデータの授受を行う無線LANが構築され、利用されるようになってきている。
【0003】
このような無線LANシステムにおいては、通信データが故意に傍受されたり、傍受された通信データが盗用される危険性を有している。
【0004】
また、電波の到達距離内で近接して構築されている無線LANシステム同士においては、宛先のアドレスの割付を自由に行うことができることから、近接する無線LANシステムで同じアドレスが割り付けられることがあり、このような場合に、データの誤転送や相互干渉が発生するおそれがあった。
【0005】
そこで、従来、データを他の端末に無線で送信すると共に他の端末からのデータを受信するデータ通信装置において、識別コードを設定するための入力手段と、特定の機器のみにデータ通信を可能とするための識別コードを配布する識別コード配布手段と、上記識別コードを記憶する識別コード記憶手段を有し、上記識別コードを設定する際には、データ通信が許可される機器を同一グループとし、上記同一のグループに属している機器間を接続し、上記入力手段から識別コードを設定するための入力が与えられると、双方の機器の上記識別コード記録手段に識別コードが存在していない場合には、一方の機器で識別コードを生成し、上記生成された識別コードを上記一方の機器の上記識別コード記憶手段に記憶させると共に他方の機器に転送し、上記他方の機器では転送されてきた識別コードを上記他方の機器の上記識別コード記憶手段に記憶させ、一方の上記機器の上記識別コード記憶手段に既に識別コードが存在している場合には、上記一方の機器の上記識別コード記憶手段に既に記憶されていた識別コードを他方の機器に転送し、上記他方の機器では転送されてきた識別コードを上記他方の機器の上記識別コード記憶手段に記憶させるように制御し、上記同一のグループに属する機器に同一の識別コードを配布し、上記同一のグループに属する機器間でのみデータ通信が可能となるようにしたデータ通信装置が提案されている(特開平11−8625号公報参照)。
【0006】
すなわち、このデータ通信装置は、無線通信アダプタの接続されたコンピュータ間で、アクセスポイントを介することなく、ピア・トゥ・ピアでデータ通信を行う無線LANにおいて、同一グループ内の無線通信アダプタにグループ固有の識別コードを設定し、当該識別コードを有した無線通信アダプタのみと通信できるようにする無線LANの通信方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の無線通信LANシステムにあっては、グループ毎に当該グループ固有の識別コードを設定し、当該識別コードを有した無線LANアダプタのみと通信を可能とすることで、グループ間での盗聴等を防止しようとしているため、グループ単位での識別を行うことができるのみであるだけでなく、グループ毎にいちいち識別コードを設定する必要があり、識別コードの設定操作が面倒で、利用性が悪いという問題があった。また、グループ毎の識別コードが漏洩すると、盗聴が無制限に行われるおそれがあった。
【0008】
そこで、この発明は、第3者からのデータのセキュリティを確保して、データが故意に傍受されたり、盗用される危険を防ぐとともに、近接した無線LANシステム同士でのデータの誤転送や相互干渉を防止する無線LANシステムを実現することを目的としている。
【0009】
また、無線通信アダプタに無線LAN用のシリアル番号等の識別情報を格納するためのメモリを新たに設けることなく、無線通信端末をMACアドレスを用いて識別して、通信の許可/不許可を適切に制御する安価な無線LANシステムを実現することも、目的としている。
【0010】
また、通信を許可する各無線通信端末の識別情報を自動的に記憶手段に登録し、識別情報を登録する手間を省いて、無線通信端末を適切に識別して、通信の許可/不許可を制御する利用性の良好な無線LANシステムを実現することも、目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のアクセスポイント装置は、無線通信アダプタを備えた無線通信端末間のデータ通信を中継するアクセスポイント装置において、通信を許可する上記無線通信端末を識別する識別情報を予め記憶手段に登録し、上記記憶手段に登録されている上記無線通信端末のみに通信を許可する通信制御処理を行うと共に、上記無線端末装置から送信されてくるパケットに含まれるセキュリティフラグの状態に応じて、そのパケットの伝送を中継するか否かを判断し、中継すると判断した場合には、上記セキュリティフラグの状態を、そのパケットの中継をしないことを示す状態に変更してそのパケットを送出することにより、上記目的を達成している。
【0012】
上記構成によれば、無線通信アダプタを備えた無線通信端末間のデータ通信をアクセスポイント装置を介して行うに際して、アクセスポイント装置が、通信を許可する無線通信端末を識別する識別情報を予め記憶手段に登録し、当該記憶手段に登録されている無線通信端末のみに通信を許可すると共に、上記無線端末装置から送信されてくるパケットに含まれるセキュリティフラグの状態に応じて、そのパケットの伝送を中継するか否かを判断し、中継すると判断した場合には、上記セキュリティフラグの状態を、そのパケットの中継をしないことを示す状態に変更してそのパケットを送出するので、無線通信端末を個別に識別して通信の許可/不許可を制御することができ、第3者からのデータのセキュリティを確保して、データが故意に傍受されたり、盗用される危険を防ぐことができるとともに、近接した無線LANシステム同士でのデータの誤転送や相互干渉を防止することができる。
【0013】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記アクセスポイント装置は、前記記憶手段に前記識別情報として前記無線通信端末のMACアドレスを登録して、前記通信制御処理を行ってもよい。
【0014】
上記構成によれば、アクセスポイント装置が、記憶手段に識別情報として無線通信端末のMACアドレスを登録するので、通常、無線LANシステムで各無線通信端末に割り当てられているMACアドレスを識別情報として利用することができ、無線通信アダプタに無線LAN用のシリアル番号等の識別情報を格納するためのメモリを新たに設けることなく、無線通信端末をMACアドレスを用いて識別して、通信の許可/不許可を適切にかつ安価に制御することができる。
【0015】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記アクセスポイント装置は、当該装置のリセット時に、前記各無線通信端末にリクエストパケットを送信し、当該リクエストパケットに応じて前記無線通信端末から前記識別情報を含むリプライパケットを受信すると、当該リプライパケットに含まれている前記識別情報を前記記憶手段に登録してもよい。
【0016】
上記構成によれば、アクセスポイント装置が、当該装置のリセット時に、各無線通信端末にリクエストパケットを送信し、当該リクエストパケットに応じて無線通信端末から識別情報を含むリプライパケットを受信すると、当該リプライパケットに含まれている識別情報を記憶手段に登録するので、通信を許可する各無線通信端末の識別情報を自動的に記憶手段に登録することができ、識別情報を登録する手間を省いて、利用性を向上させることができるとともに、無線通信端末を適切に識別して、通信の許可/不許可を制御することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
図1〜図6は、本発明のアクセスポイント装置を含む無線LANシステムの一実施の形態を示す図であり、図1は、その無線LANシステムの一実施の形態を適用した無線LANシステム1のシステム構成図である。
【0019】
図1において、無線LANシステム1は、複数の無線通信端末S1〜Snとアクセスポイント装置Apを備えており、アクセスポイント装置Apは、有線LAN2に接続されている。無線LANシステム1は、有線LAN2に、図示しない他のアクセスポイント装置が接続されることで、有線LAN2を介して他の無線LANシステムと接続される。なお、本実施の形態では、アクセスポイント装置Apが有線LAN2に接続されて複数の無線LANシステムが構築される場合を示しているが、単一の無線LANシステムであってもよい。
【0020】
各無線通信端末S1〜Snは、例えば、コンピュータ等の情報処理装置C1〜Cnに無線通信アダプタAd1〜Adnが接続されており、情報処理装置C1〜Cnで処理したデータを無線通信アダプタAd1〜Adnを介してアクセスポイント装置Apに無線で送信し、また、アクセスポイント装置Apを介して他の無線通信端末S1〜Snから無線で送信されてきたデータを無線通信アダプタAd1〜Adnを介して受信して情報処理装置C1〜Cnで処理する。
【0021】
アクセスポイント装置Apは、各無線通信端末S1〜Snの無線通信アダプタAd1〜Adnとの間で無線で転送データを送・受信し、無線LANシステム1内での無線通信の中継を行う。
【0022】
これらアクセスポイント装置Apと各無線通信端末S1〜Snとの間の無線通信は、転送データをパケット化して送信し、この転送データを送信するパケットは、図2に示すように構成されている。すなわち、パケットは、送信先の無線通信端末S1〜Snのアドレスである宛先アドレス、送信元の無線通信端末S1〜Snのアドレスである送信アドレス、送信するデータ本体であるデータ(なお、このデータには、プロトコルの型も含まれている。)、パケットのフレームをチェックするためのフレームチェックシーケンス及びセキュリティフラグを含んでいる。
【0023】
そして、上記アクセスポイント装置Apは、第3者からの無線LANシステム1のセキュリティまたはデータのセキュリティを確保するために、通信を許可する無線通信端末S1〜Snを識別するための識別情報を記憶するためのメモリ、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM )等を備えており、識別情報としては、無線通信端末S1〜Snの無線通信アダプタAd1〜Adnのシリアル番号あるいはMACアドレス等を用いることができる。
【0024】
この場合、無線通信端末S1〜Snに接続した無線通信アダプタAd1〜Adnのシリアル番号を用いる場合には、無線通信アダプタAd1〜Adnにシリアル番号等を格納するためのEEPROM等のメモリを設ける。ところが、識別情報として、MACアドレスを用いる場合は、新たにメモリを設ける必要がない。すなわち、通常、LANではMACアドレスをLANアダプタごとに割り振るので、無線通信アダプタAd1〜Adnは、このMACアドレスを格納するためのEEPROMを既に有しているため、このEEPROMを利用することができるからである。したがって、無線通信端末S1〜Snを識別するための識別情報としては、MACアドレスを用いることが、最も簡便で安価な方法である。なお、識別情報としては、上記シリアル番号やMACアドレスに限られるものではない。
【0025】
そして、識別情報は、アクセスポイント装置Apの備えている入力装置、例えば、キーボード等から通信を許可する無線通信端末S1〜Snのシリアル番号あるいはMACアドレス等の識別情報を入力することで、あるいは、アクセスポイント装置Apのリセット時等に通信を許可する無線通信端末S1〜Snのシリアル番号あるいはMACアドレス等の識別情報を自動的に取得することで、メモリに登録する。
【0026】
次に、本実施の形態の作用を説明する。無線LANシステム1は、アクセスポイント装置Apのメモリに通信を許可する無線通信端末S1〜Snの識別情報を登録し、当該登録されている無線通信端末S1〜Snに対してのみ通信を許可するところにその特徴がある。
【0027】
すなわち、無線LANシステム1は、各無線通信端末S1〜Snがアクセスポイント装置Apを介して相互に転送データを送・受信するが、第3者からのセキュリティあるいはデータのセキュリティを確保するために、アクセスポイント装置Apのメモリに通信を許可する無線通信端末S1〜Snを識別するための識別情報、例えば、当該無線通信端末S1〜Snのシリアル番号あるいはMACアドレスを内部メモリに登録する。この識別情報は、アクセスポイント装置Apのキーボード等の入力装置からの識別情報の入力操作で、アクセスポイント装置Apのメモリへ登録することができるが、アクセスポイント装置Apのリセット時に自動的に登録することもできる。
【0028】
すなわち、アクセスポイント装置Apは、図3に示すように、リセットされると(ステップS101)、各無線通信端末S1〜Snにリクエストパケットを送信する(ステップS102)。
【0029】
各無線通信端末S1〜Snは、アクセスポイント装置Apからリクエストパケットが送信されてくると、当該リクエストパケットを受信し(ステップS103)、自己のシリアル番号あるいはMACアドレスを含むリプライパケットをアクセスポイント装置Apに送信する(ステップS104)。
【0030】
アクセスポイント装置Apは、各無線通信端末S1〜Snからリプライパケットが送信されてくると、当該リプライパケットを受信し(ステップS105)、受信したリプライパケット内のシリアル番号あるいはMACアドレスを取り出して、取り出したシリアル番号あるいはMACアドレスを、通信を許可する無線通信端末S1〜Snの識別情報としてメモリに登録して、処理を終了する(ステップS106)。
【0031】
このようにして、アクセスポイント装置Apのメモリにシリアル番号あるいはMACアドレスが識別情報として登録されている状態で、各無線通信端末S1〜Snからの転送データの通信におけるセキュリティ処理を行う。
【0032】
すなわち、各無線通信端末S1〜Snは、転送データの送信時、図4に示すように、まず、転送データをパケット化し(ステップS201)、パケット化した転送データに、図2に示したように、宛先アドレスと送信アドレスを付加するとともに、パケットとしてその他の必要な構成要素、例えば、フレームチェックシーケンスやセキュリティフラグをセットしてパケットを生成する(ステップS202)。このとき、データを送信する無線通信端末S1〜Snは、セキュリティフラグをオフ、すなわち、セキュリティフラグを立てない状態のパケットを生成する。
【0033】
無線通信端末S1〜Snは、パケットを生成すると、生成したパケットをアクセスポイント装置Apに無線送信して、データの送信処理を終了する(ステップS203)。
【0034】
アクセスポイント装置Apは、無線通信端末S1〜Snからパケットが送信されてくると、図5に示すように、当該パケットを受信し(ステップS301)、受信したパケットのセキュリティフラグが既に立っているかどうかチェックする(ステップS302)。
【0035】
ステップS302で、セキュリティフラグが立っていないときには、アクセスポイント装置Apは、受信したパケットから送信アドレス、すなわち、送信元の無線通信端末S1〜Snのアドレスを取得して、メモリに登録されている識別情報を参照し、送信アドレスがメモリに登録されている識別情報のなかに存在するかチェックする(ステップS303)。
【0036】
ステップS303で、送信アドレスが識別情報のなかに存在すると、アクセスポイント装置Apは、受信したパケットのセキュリティフラグを立て(ステップS304)、当該セキュリティフラグを立てたパケットを無線通信端末S1〜Snに送信するか、有線LAN2に中継するかして、処理を終了する(ステップS305)。
【0037】
アクセスポイント装置Apは、上記ステップS302で、セキュリティフラグが立っていると、自己が受信すべきパケットではないと判断し、当該パケットを破棄して、処理を終了する(ステップS306)。
【0038】
また、アクセスポイント装置Apは、上記ステップS303で、送信アドレスがメモリに登録されている識別情報のなかに存在しないときには、通信を許可する無線通信端末ではないと判断し、当該パケットを破棄して、処理を終了する(ステップS306)。
【0039】
したがって、アクセスポイント装置Apは、予めメモリに識別情報として登録されている無線通信端末S1〜Snからの通信のみを許可し、その他の無線通信端末S1〜Snからの通信を不許可とすることができる。
【0040】
各無線通信端末S1〜Snは、受信時、図6に示すように、パケットを受信すると(ステップS401)、受信したパケットにセキュリティフラグが立っているかチェックし(ステップS402)、セキュリティフラグが立っていると、当該受信したパケットの送信アドレスが自己のアドレス(自アドレス)と一致するかチェックする(ステップS403)。
【0041】
ステップS403で、パケットの宛先アドレスが自アドレスと一致すると、無線通信端末S1〜Snは、自己宛のパケットであると判断して、当該パケットからデータを取り出してデータ化し、処理を終了する(ステップS404)。
【0042】
ステップS403で、パケットの宛先アドレスが自アドレスと一致しないと、無線通信端末S1〜Snは、自己宛のパケットではないと判断して、当該パケットを破棄し、処理を終了する(ステップS405)。
【0043】
また、上記ステップS402で、受信したパケットのセキュリティフラグが立っていないと、無線通信端末S1〜Snは、自己が受信すべきパケットではないとして、当該パケットを破棄し、処理を終了する(ステップS405)。
【0044】
このように、本実施の形態の無線LANシステム1は、情報処理装置C1〜Cnに無線通信アダプタAd1〜Adnが接続された無線通信端末S1〜Sn間のデータ通信をアクセスポイント装置Apを介して行うに際して、アクセスポイント装置Apが、通信を許可する無線通信端末S1〜Snを識別する識別情報を予めメモリに登録し、当該メモリに登録されている無線通信端末S1〜Snのみに通信を許可している。
【0045】
したがって、無線通信端末S1〜Snを個別に識別して通信の許可/不許可を制御することができ、第3者からのデータのセキュリティを確保して、データが故意に傍受されたり、盗用される危険を防ぐことができるとともに、近接した無線LANシステム同士でのデータの誤転送や相互干渉を防止することができる。
【0046】
また、本実施の形態の無線LANシステム1は、アクセスポイント装置Apが、メモリに識別情報として無線通信端末S1〜SnのMACアドレスを登録している。
【0047】
したがって、通常、無線LANシステム1で各無線通信端末S1〜Snに割り当てられているMACアドレスを識別情報として利用することができ、無線通信アダプタAd1〜Adnに無線LAN用のシリアル番号等の識別情報を格納するためのメモリを新たに設けることなく、無線通信端末S1〜SnをMACアドレスを用いて識別して、通信の許可/不許可を適切にかつ安価に制御することができる。
【0048】
さらに、本実施の形態の無線LANシステム1は、アクセスポイント装置Apが、当該装置のリセット時に、各無線通信端末S1〜Snにリクエストパケットを送信し、当該リクエストパケットに応じて無線通信端末S1〜Snから識別情報を含むリプライパケットを受信すると、当該リプライパケットに含まれている識別情報をメモリに登録している。
【0049】
したがって、通信を許可する各無線通信端末S1〜Snの識別情報を自動的にメモリに登録することができ、識別情報を登録する手間を省いて、利用性を向上させることができるとともに、無線通信端末S1〜Snを適切に識別して、通信の許可/不許可を制御することができる。
【0050】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のアクセスポイント装置によれば、無線通信アダプタを備えた無線通信端末間のデータ通信をアクセスポイント装置を介して行うに際して、アクセスポイント装置が、通信を許可する無線通信端末を識別する識別情報を予め記憶手段に登録し、当該記憶手段に登録されている無線通信端末のみに通信を許可すると共に、上記無線端末装置から送信されてくるパケットに含まれるセキュリティフラグの状態に応じて、そのパケットの伝送を中継するか否かを判断し、中継すると判断した場合には、上記セキュリティフラグの状態を、そのパケットの中継をしないことを示す状態に変更してそのパケットを送出するので、無線通信端末を個別に識別して通信の許可/不許可を制御することができ、第3者からのデータのセキュリティを確保して、データが故意に傍受されたり、盗用される危険を防ぐことができるとともに、近接した無線LANシステム同士でのデータの誤転送や相互干渉を防止することができる。
【0052】
請求項2記載の発明のアクセスポイント装置によれば、アクセスポイント装置が、記憶手段に識別情報として無線通信端末のMACアドレスを登録するので、通常、無線LANシステムで各無線通信端末に割り当てられているMACアドレスを識別情報として利用することができ、無線通信アダプタに無線LAN用のシリアル番号等の識別情報を格納するためのメモリを新たに設けることなく、無線通信端末をMACアドレスを用いて識別して、通信の許可/不許可を適切にかつ安価に制御することができる。
【0053】
請求項3記載の発明のアクセスポイント装置によれば、アクセスポイント装置が、当該装置のリセット時に、各無線通信端末にリクエストパケットを送信し、当該リクエストパケットに応じて無線通信端末から識別情報を含むリプライパケットを受信すると、当該リプライパケットに含まれている識別情報を記憶手段に登録するので、通信を許可する各無線通信端末の識別情報を自動的に記憶手段に登録することができ、識別情報を登録する手間を省いて、利用性を向上させることができるとともに、無線通信端末を適切に識別して、通信の許可/不許可を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクセスポイント装置を含む無線LANシステムの一実施の形態である無線LANシステムのシステム構成図。
【図2】図1の無線LANシステムで送・受信されるパケットの構成図。
【図3】図1のアクセスポイント装置のメモリへの識別情報の自動登録処理を示すフローチャート。
【図4】図1の無線通信端末によるデータの送信処理を示すフローチャート。
【図5】図1のアクセスポイント装置によるパケット中継・セキュリティ処理を示すフローチャート。
【図6】図1の無線通信端末によるデータ受信処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 無線LANシステム
2 有線LAN
S1〜Sn 無線通信端末
C1〜Cn 情報処理装置
Ad1〜Adn 無線通信アダプタ
Ap アクセスポイント装置
Claims (3)
- 無線通信アダプタを備えた無線通信端末間のデータ通信を中継するアクセスポイント装置であって、
通信を許可する前記無線通信端末を識別する識別情報を予め記憶手段に登録し、当該記憶手段に登録されている前記無線通信端末のみに通信を許可する通信制御処理を行うと共に、
前記無線端末装置から送信されてくるパケットに含まれるセキュリティフラグの状態に応じて、該パケットの伝送を中継するか否かを判断し、中継すると判断した場合には、前記セキュリティフラグの状態を、該パケットの中継をしないことを示す状態に変更して該パケットを送出することを特徴とするアクセスポイント装置。 - 前記記憶手段に前記識別情報として前記無線通信端末のMACアドレスを登録して、前記通信制御処理を行うことを特徴とする請求項1記載のアクセスポイント装置。
- 当該アクセスポイント装置のリセット時に、前記各無線通信端末にリクエストパケットを送信し、該リクエストパケットに応じて前記無線通信端末から前記識別情報を含むリプライパケットを受信すると、該リプライパケットに含まれている前記識別情報を前記記憶手段に登録することを特徴とする請求項1または請求項2記載のアクセスポイント装置。
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