JP3942298B2 - 壁材取付金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁材の施工に使用される取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
建物の壁材を施工するのに使用される従来の壁材取付金具1Pは、図60に示すように、基台2Pと、該基台2Pから立設され先端に二股分枝部4Pを有する受止板3Pとからなり、該受止板3Pの両側に壁材の実嵌合部15P,16Pが形成されている。
【0003】
かかる取付金具1Pを使用して壁材8を施工するには、図61に示すように、躯体柱5に壁材8を沿わせつつ、該取付金具1Pの下側の実嵌合部15Pに該壁材8の下実81を嵌合させて、釘51によって該取付金具1Pを該躯体柱5に止着する。次いで、一つ上の段の壁材8aを該躯体柱5に沿わせ、該壁材8aの奥実83aを該取付金具1Pの上側の実嵌合部16Pに嵌合させ、以下同様にして壁材8,8a…を順次施工していく。
【0004】
しかしながら、上記のように躯体柱5に壁材8を沿わせつつ、該壁材8の下実81を取付金具1Pの下側の実嵌合部15Pに嵌合させ、その状態を保ちながら釘51によって該取付金具1Pを該躯体柱5に止着するのは、施工工程上煩雑である。
したがって、本発明の第1の課題は、壁材を簡単に施工することのできる壁材取付金具を提供することである。
【0005】
一方、従来より、建物の外壁を断熱する外断熱工法として、断熱材と外装材とをあらかじめ一体的に複合パネル化したものを施工現場に持ち込み、施工する方法が行われている。
【0006】
しかしながら、該断熱材と外装材とは接着剤を使用して複合パネル化されるため、該接着剤及び接着工程によって原料コストや製造コストが嵩むとともに、該接着剤が人間の健康や環境に与える悪影響も問題となる。
さらに、該外壁をリフォームする際には、接着剤によって接着された外装材と断熱材とは必然的に一度に張り替えなくてはならない。また、該複合パネルを廃棄したりリサイクルする場合にも、外装材と断熱材とを分別するのが困難であり、分別できたとしてもコストが高くなる。
【0007】
また、パネル化しないものとして、断熱材を施工した後、該断熱材に胴縁を取り付け、次いで該胴縁の上に外装材を施工する方法があるが、かかる方法は非常に手間がかかり、材料コストも高くなるという問題がある。
【0008】
したがって、本発明の第2の課題は、断熱材、外装材等の壁材を相互に接着することなく、簡単に重ね張り施工することのできる壁材取付金具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するために、本発明は、基台(2)と、該基台(2)から立設され先端に二股分枝部(4)を有する受止板(3)とからなり、該受止板(3)の両側には壁材(8)の実嵌合部(15,16)が形成され、該二股分枝部(4)は、該受止板(3)の本体に連続する上側枝部( 41 )と、着脱可能な下側枝部( 42 )とからなり、該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) には、該基端部分( 411) に沿って細長孔( 43 )が形成されており、該下側枝部( 42 )は、枝部本体( 421) と挿入部( 422) とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体( 421) と挿入部( 422) との境界部分において、一方の側からは深いスリット( 423) が形成され、他方の側からは浅いスリット( 424) が形成されており、該下側枝部( 42 )の長さ(L 2 )は、該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )の長さ(L 1 )よりも大きく設定されており、該下側枝部( 42 )の浅いスリット( 424) の開口端から該深いスリット( 423) の奥端までの長さ(L 3 )は、該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )の長さよりも若干小さく設定されており、該下側枝部( 42 )の挿入部( 422) を該下側枝部( 42 )の深いスリット( 423) 側から該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) の細長孔( 43 )に挿入し、該下側枝部( 42 )の深いスリット( 423) を該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に噛み込ませ、該下側枝部( 42 )の挿入部( 422) における浅いスリット( 424) 側の端部が該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )を通過したら、該下側枝部( 42 )を該浅いスリット( 424) 側にスライドさせて、該浅いスリット( 424) を該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に噛み込ませることにより、該下側枝部( 42 )は該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に取り付けられることを特徴とする第1の壁材取付金具(1)を提供するものである。
【0010】
また、上記第2の課題を解決するために、本発明は、内層板(6)と外層板(7)とを有する壁材を施工するための壁材取付金具(10)であって、基台(2)と、該基台(2)から立設され先端に二股分枝部(4)及び中間に内層板係合部(31)を有する受止板(3)とからなり、該内層板係合部(31)と該二股分枝部(4)との間において該受止板(3)の両側には外層板(7)の実嵌合部(13,14)が形成され、該二股分枝部(4)は、該受止板(3)の本体に連続する上側枝部( 41 )と、着脱可能な下側枝部( 42 )とからなり、該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) には、該基端部分( 411) に沿って細長孔( 43 )が形成されており、該下側枝部( 42 )は、枝部本体( 421) と挿入部( 422) とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体( 421) と挿入部( 422) との境界部分において、一方の側からは深いスリット( 423) が形成され、他方の側からは浅いスリット( 424) が形成されており、該下側枝部( 42 )の長さ(L 2 )は、該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )の長さ(L 1 )よりも大きく設定されており、該下側枝部( 42 )の浅いスリット( 424) の開口端から該深いスリット( 423) の奥端までの長さ(L 3 )は、該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )の長さよりも若干小さく設定されており、該下側枝部( 42 )の挿入部( 422) を該下側枝部( 42 )の深いスリット( 423) 側から該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) の細長孔( 43 )に挿入し、該下側枝部( 42 )の深いスリット( 423) を該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に噛み込ませ、該下側枝部( 42 )の挿入部( 422) における浅いスリット( 424) 側の端部が該上側枝部( 41 )の細長孔( 43 )を通過したら、該下側枝部( 42 )を該浅いスリット( 424) 側にスライドさせて、該浅いスリット( 424) を該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に噛み込ませることにより、該下側枝部( 42 )は該上側枝部( 41 )の基端部分( 411) に取り付けられることを特徴とする第2の壁材取付金具(10)を提供するものである。
【0011】
また、上記第1の壁材取付金具(1)及び第2の壁材取付金具(10)において、該二股分枝部(4A)は、該受止板(3A)の本体に連続する上側枝部(41A)と、着脱可能な下側枝部(42A)とからなり、該上側枝部(41A)の中間には、該上側枝部(41A)の基端部分(411 A)まで至る切欠部(44A)が形成されており、該下側枝部(42A)は、枝部本体(421 A)と基部(425 A)とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体(421 A)と基部(425 A)との境界部分(426 A)において、両側からスリット(423 A,424 A)が形成されており、該下側枝部(42A)の枝部本体(421 A)及び基部(425 A)の長さは、該上側枝部(41A)の切欠部(44A)の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部(42A)における一方のスリット(423 A)の奥端から他方のスリット(424 A)の奥端までの境界部分(426 A)の長さは、該上側枝部(41A)の切欠部(44A)の長さに対応しており、該下側枝部(42A)の境界部分(426 A)を該上側枝部(41A)の切欠部(44A)に嵌合させつつ、該下側枝部(42A)のスリット(423 A,424 A)を該上側枝部(41A)の切欠部(44A)下端の両側に噛み込ませることにより、該下側枝部(42A)は該上側枝部(41A)の基端部分(411A)に取り付けられてもよい。
【0012】
さらに、上記第1の壁材取付金具(1)及び第2の壁材取付金具(10)において、該二股分枝部(4B)は、該受止板(3B)の本体に連続する上側枝部(41B)と、着脱可能な下側枝部(42B)とからなり、該上側枝部(41B)の基端部分(411 B)の両側又は一方の側からはスリット(45B)が形成されており、該下側枝部(42B)は、枝部本体(421 B)と基部(425 B)とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体(421 B)と基部(425 B)との境界部分(426 B)に沿って細長孔(427 B)が形成されており、該下側枝部(42B)の細長孔(427 B)の長さは、該上側枝部(41B)の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部(42B)の細長孔(427 B)に該上側枝部(41B)を挿入した後、該下側枝部(42B)をスライドさせ、該上側枝部(41B)のスリット(45B)を該下側枝部(42B)の境界部分(426 B)に噛み込ませることにより、該下側枝部(42B)は該上側枝部(41B)の基端部分(411 B)に取り付けられてもよい。また、該上側枝部(41B)、及び下側枝部(42B)の細長孔(427 B)は複数形成されていてもよい。
【0013】
さらに、上記第1の壁材取付金具(1)及び第2の壁材取付金具(10)において、該二股分枝部(4C)は、該受止板(3C)の本体に連続する上側枝部(41C)と、着脱可能な下側枝部(42C)とからなり、該上側枝部(41C)の基端部分(411 C)には、該基端部分(411 C)に沿って細長孔(43C)が形成されており、該下側枝部(42C)は、枝部本体(421 C)と挿入部(422 C)とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体(421 C)と挿入部(422 C)との境界部分の両側又は一方の側からはスリット(423 C)が形成されており、該上側枝部(41C)の細長孔(43C)の長さは、該下側枝部(42C)の挿入部(422 C)の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部(42C)の挿入部(422 C)を該上側枝部(41C)の細長孔(43C)に挿入した後、該下側枝部(42C)をスライドさせ、該下側枝部(42C)のスリット(423 C)を該上側枝部(41C)の基端部分(411 C)に噛み込ませることにより、該下側枝部(42C)は該上側枝部(41C)の基端部分(411 C)に取り付けられてもよい。また、該上側枝部(41C)の細長孔(43C)及び下側枝部(42C)の挿入部(422 C)は複数形成されていてもよい。
【0014】
さらに、上記第1の壁材取付金具(1)及び第2の壁材取付金具(10)において、該二股分枝部(4D)は、該受止板(3D)の本体に連続する上側枝部(41D)と、着脱可能な下側枝部(42D)とからなり、該上側枝部(41D)には、該上側枝部(41D)の基端部分(411 D)まで至る切欠部(44D)が部分的に形成されており、該下側枝部(42D)は、枝部本体(421 D)と基部(425 D)とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体(421 D)と基部(425 D)との境界部分(426 D)において、両側又は一方の側からスリット(423 D)が形成されており、該下側枝部(42D)の境界部分(426 D)の長さは、該上側枝部(41D)の切欠部(44D)の長さよりも小さく設定されており、該上側枝部(41D)の切欠部(44D)を介して該下側枝部(42D)の基部(425 D)を該受止板(3D)本体の先端部に重ね合わせた後、該下側枝部(42D)をスライドさせ、該下側枝部(42D)のスリット(423 D)を該上側枝部(41D)の基端部分(411 D)に噛み込ませることにより、該下側枝部(42D)は該上側枝部(41D)の基端部分(411 D)に取り付けられてもよい。また、該上側枝部(41D)の切欠部(44D)及び下側枝部(42D)の基部(425 D)は複数形成されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。本発明の一実施形態による第1の壁材取付金具を図1〜図3に示す。該取付金具1は、基台2と、該基台2から立設され先端に二股分枝部4を有する受止板3とからなる。該基台2は、平板状本体21と、該平板状本体21 の両側から傾設される脚板部22,23と、一方の脚板部22から延設される平板部24とからなり、一方の脚板部22には複数個の釘孔25が設けられ、該平板部24には複数個のビス孔26が設けられている。
【0016】
該受止板3先端の二股分枝部4は、該受止板3の本体に連続する上側枝部41と、着脱可能な下側枝部42とからなり、図2に示すように該上側枝部41の基端部分411 に沿って細長孔43が形成されている。該下側枝部42は、図3に示すように板状体を屈曲させて断面山形状にしたものであり、枝部本体421 と挿入部422 とからなり、該枝部本体421 と挿入部422 との境界部分において、一方の側からは深いスリット(深スリット)423 が形成され、他方の側からは浅いスリット(浅スリット)424 が形成されている。なお、該下側枝部42の長さL2 は、上記上側枝部41の細長孔43の長さL1 よりも大きく設定されており、該浅スリット424 の開口端から該深スリット423 の奥端までの長さL3 は、該上側枝部41の細長孔43の長さL1 よりも若干小さく設定されている。
該下側枝部42の挿入部422 は該上側枝部41の基端部分411 の細長孔43に挿入され、このようにして該下側枝部42は該上側枝部41の基端部分411 に取り付けられている
。そして、該受止板3の下側には壁材の下実嵌合部15が形成され、該受止板3の上側には壁材の奥実嵌合部16が形成されている。
【0017】
上記取付金具1を使用して壁材8,8a…を施工する方法を説明する。なお、図10に示すように、該壁材8aの上辺には下実81aが形成されており、該壁材8aの下辺には上実82aが形成されているとともに該上実82aの根端下側からは奥実83aが差し出されている。
まず取付金具1における二股分枝部4の下側枝部42を外しておき、図4に示すように、躯体柱5に対して該取付金具1の位置決めを行い、該取付金具1の基台2における脚板部22の釘孔25を介して釘51によって(又は基台2の平板部24のビス孔26を介してビスによって)、該取付金具1を該躯体柱5に止着する。
【0018】
そして、図5に示すように、該躯体柱5に壁材8を沿わせ、該壁材8上辺の下実部81を該取付金具1の受止板3下側の下実嵌合部15(受止板3の下面)に当接させた上で、以下のようにして該取付金具1の上側枝部41の基端部分411 に下側枝部42を取り付ける(図9)。なお、最下段の壁材8の下端部は、図示しない水切り部材等によって該躯体柱5に固定される。
【0019】
該下側枝部42を該取付金具1の上側枝部41の基端部分411 に取り付けるには、まず図6に示すように、該下側枝部42の挿入部422 を、該下側枝部42の深スリット423 側から該上側枝部41の基端部分411 の細長孔43に挿入し、そして図7に示すように、該下側枝部42の深スリット422 を該上側枝部41の細長孔43右側の基端部分411 に噛み込ませ、該下側枝部42の挿入部422 における浅スリット424 側の端部が該上側枝部41の細長孔43を通過したら、図8に示すように該下側枝部42を該浅スリット424 側にスライドさせて、該浅スリット424 を該上側枝部41の細長孔43左側の基端部分411 に噛み込ませる。このようにして、該下側枝部42の深スリット423 及び浅スリット424 は該上側枝部41の基端部分411 に噛み込んだ状態となり、該下側枝部42が該上側枝部41の基端部分411 に取り付けられる。
【0020】
以上のようにして下側枝部42が上側枝部41の基端部分411 に取り付けられ、二股分枝部4が形成されると、図9に示すように上記壁材8上辺の下実部81は該取付金具1の下実嵌合部15に嵌合した状態となる。
【0021】
次に、図10に示すように、一つ上の段の取付金具1aの位置決めを行い、上記と同様にして該取付金具1aを該躯体柱5に止着した後、一つ上の段の壁材8aを該躯体柱5に沿わせ、該壁材8a下辺の奥実部83aを上記取付金具1の受止板3上側の奥実嵌合部16に嵌合させる。そして、該壁材8a上辺の下実部 81aを該取付金具1aの受止板3a下側の下実嵌合部15a(受止板3aの下面)に当接させる。
上記手順を繰り返し、壁材8,8a…を順次上段側に施工していく。
【0022】
なお、該取付金具1aの位置決めは、該壁材8aを該躯体柱5に沿わせ、該壁材8a上辺の下実部81aを該取付金具1aの受止板3a下面に当接させることによって行ってもよいし、該壁材8aの寸法に応じて該躯体柱5にあらかじめ目印を付しておき、該目印に従って行ってもよい。また、該壁材8,8a…を固定する前に、二股分枝部4の下側枝部42を外した複数の取付金具1,1a…をあらかじめ躯体柱5に止着しておいてもよい。
【0023】
上記取付金具1を使用した壁材8の施工方法によれば、該取付金具1を躯体柱5に止着する際に、該壁材8を該躯体柱5に沿うように支持しておく必要がなく、該取付金具1を止着した後に二股分枝部4の下側枝部42を取り付けることにより該壁材8を固定することができるため、簡単に該壁材8を施工することができる。
【0024】
本発明の一実施形態による第2の壁材取付金具を図11に示す。該取付金具10は、上記第1の取付金具1と同様の基台2と、該基台2から立設される受止板3とからなる。該受止板3は先端に二股分枝部4を有し、該受止板3の中間からは両側に内層板係合板31が差し出されている。該二股分枝部4は上記第1の取付金具1と同様の構成を有し、該二股分枝部4の下側枝部 42は、該二股分枝部4の上側枝部41の基端部分411 に着脱自在に取り付けられる。
【0025】
該取付金具10では、該基台2と内層板係合板 31との間において該受止板3の両側には内層板の端部嵌合部11,12が形成され、該内層板係合板31と該下側枝部42との間において該受止板3の下側には外層板の下実嵌合部13が形成され、該内層板係合板31と該上側枝部41との間において該受止板3の上側には外層板の奥実嵌合部14が形成される。
【0026】
該取付金具10によれば、内層板と外層板とを有する壁材を重ね張り施工することができる。該内層板の種類としては、断熱材、保温材、防音材、吸音材、耐火材等があり、好ましくは断熱材が施工される。該断熱材としては、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン発泡体、ポリスチレン発泡体、メラミン樹脂、尿素樹脂等のアミノ系樹脂発泡体、フェノール樹脂発泡体、イソシアネート発泡体、イソシアヌレート発泡体等のプラスチック発泡体からなるプラスチックボードや、多数の気泡が内在するセメント板、あるいはケイカル板、スラグ石膏ボード、ボード状のグラスウール又はロックウール等が例示され、該セメント板、ALC板、ケイカル板、スラグ石膏ボード等は耐火性に優れる。
【0027】
また、該内層板の外側には外層板が施工されるため、該内層板は表面平滑性等の外観上の物性が悪いものであっても問題はない。したがって、該内層板(断熱材)はリサイクル資材を使用して製造したものであってもよく、例えば、補強材として新聞故紙や廃プラスチックを使用して製造したセメント板等や、増量材として窯業系外装材の廃材や中間リジェクト(不良品)等を使用して製造したセメント板等であってもよい。
【0028】
該外層板としては、窯業系の外装材、特に木質繊維補強セメント板等の外装材が好ましく使用される。図15に示すように、通常該外層板7aの上辺には下実71aが形成されており、該外層板7aの下辺には上実72aが形成されているとともに該上実72aの根端下側からは奥実73aが差し出されている。
【0029】
上記取付金具10を使用した第1の施工方法においては、まず該取付金具10における二股分枝部4の下側枝部42を外しておき、図12に示すように、躯体柱5に内層板6を沿わせ、該内層板6の上端部61を該取付金具10の受止板3下側の内層板端部嵌合部11に嵌合させるとともに、基台2の脚板部22の釘孔25を介して釘51によって(又は基台2の平板部24のビス孔26を介してビスによって)該取付金具10を該躯体柱5に止着する。なお、最下段の内層板6の下端部は、図示しない水切り部材等によって該躯体柱5に固定される。
【0030】
上記取付金具10を躯体柱5に止着したら、図13に示すように、該内層板6の外側に外層板7を沿わせ、該外層板7上辺の下実部71を該取付金具10の受止板3下側の外層板下実嵌合部13(受止板3の先端部下面)に当接させた上で該取付金具10の上側枝部41の基端部分411 に下側枝部42を取り付け、二股分枝部4を形成して、該外層板7の下実部71を該取付金具10の外層板下実嵌合部13に嵌合せしめる。該下側枝部42の取り付けは、上記第1の取付金具1と同様にして行えばよい。なお、最下段の外層板7の下端部も、上記最下段の内層板6と同様に、図示しない水切り部材等によって該躯体柱5に固定される。
【0031】
次に、図14に示すように、一つ上の段の内層板6aを該躯体柱5に沿わせ、該内層板6aの下端部62aを上記取付金具10の受止板3上側の内層板端部嵌合部12に嵌合させる。そして、該内層板6aの上端部61aを一つ上の段の取付金具10aの受止板3a下側の内層板端部嵌合部11aに嵌合させるとともに、該取付金具 10aの基台2aの脚板部22aの釘孔25aを介して釘51aによって該取付金具10aを該躯体柱5に止着する。
【0032】
上記取付金具10aを躯体柱5に止着したら、図15に示すように、一つ上の段の外層板7aを上記内層板6aの外側に沿わせ、該外層板7a下辺の奥実部73aを上記取付金具10の受止板3上側の外層板奥実嵌合部14に嵌合させる。そして、該外層板7a上辺の下実部71aを該取付金具10aの外層板下実嵌合部13a(受止板3aの先端部下面)に当接させた上で該取付金具10aの上側枝部41aの基端部分411 aに下側枝部42aを取り付けて二股分枝部4aを形成し、該外層板7aの下実部71aを該取付金具10aの外層板下実嵌合部13aに嵌合した状態とする。
以上のようにして、内層板6,6a…と外層板7,7a…とを交互に上段側に施工していく。
【0033】
上記取付金具10を使用した第2の施工方法においては、まず取付金具10における二股分枝部4の下側枝部42を外しておき、図12に示すように、躯体柱5に内層板6を沿わせ、該内層板6の上端部61を上記取付金具10の受止板3下側の内層板端部嵌合部11に嵌合させるとともに、基台2の脚板部22の釘孔25を介して釘51によって該取付金具10を該躯体柱5に止着する。なお、最下段の内層板6の下端部は、図示しない水切り部材等によって該躯体柱5に固定される。
【0034】
次に、図16に示すように、一つ上の段の内層板6aを該躯体柱5に沿わせ、該内層板6aの下端部62aを上記取付金具10の受止板3上側の内層板端部嵌合部12に嵌合させる。
上記手順を繰り返し、内層板6,6a,6b…を順次上段側に施工していく。
【0035】
上記内層板6,6a,6b…の施工を行った後、図17に示すように、既に施工された該内層板6の外側に外層板7を沿わせ、該外層板7上辺の下実部71を該取付金具10の受止板3下側の外層板下実嵌合部13(受止板3の先端部下面)に当接させた上で該取付金具10の上側枝部41の基端部分411 に下側枝部42を取り付けて二股分枝部4を形成し、該外層板7の下実部71を該取付金具10の外層板下実嵌合部13に嵌合した状態とする。なお、最下段の外層板7の下端部も、図示しない水切り部材等によって該躯体柱5に固定される。
【0036】
次に、図18に示すように、一つ上の段の外層板7aを上記内層板6aの外側に沿わせ、該外層板7a下辺の奥実部73aを上記取付金具10の受止板3上側の外層板奥実嵌合部14に嵌合させる。そして、該外層板7a上辺の下実部71aを上記取付金具10aの外層板下実嵌合部13a(受止板3aの先端部下面)に当接させた上で該取付金具10aの上側枝部41aの基端部分411 aに下側枝部42aを取り付けて二股分枝部4aを形成し、該外層板7aの下実部71aを該取付金具10aの外層板下実嵌合部13aに嵌合した状態とする。
上記手順を繰り返し、外層板7,7a…を順次上段側に施工していく。
【0037】
上記取付金具10を使用した第1の施工方法及び第2の施工方法によれば、内層板6と外層板7とを簡単に重ね張り施工することができる。これらの方法においては、内層板6と外層板7とは接着しないため、両者を一体的に複合パネル化する工程は不要で、接着剤による人間や環境への害もなく、該内層板6の種類と外層板7の種類も自由に組み合わせることができる。またリフォームする際にも内層板6又は外層板7のいずれか一方を張り替えることができ、使用済みの内層板6及び外層板7は分離しているため廃棄処分やリサイクルを容易に行うことができる。さらに、施工された内層板6と外層板7との間には多少なりとも間隙が存在するため、該間隙が通気層の役割を果たして結露しにくくなり、結露したとしても該間隙から排水することができる。
【0038】
上記取付金具10は、本発明の思想を逸脱しない限り、種々の変更を施すことができる。かかる変更を施した壁材取付金具を図19〜図42に示す。
図19及び図20に示す取付金具101 における受止板3の両側には、内層板6の上端部61及び下端部62に形成されたスリット63に挿入される内層板スリット挿入板32(内層板係合部の一態様)が差し出されており、上記取付金具10の内層板係合板31と同様のものは設けられていない。
【0039】
図21及び図22に示す取付金具102 における受止板3の中間両側には、上記取付金具10の内層板係合板31と同様の内層板係合板31と、上記取付金具101 の内層板スリット挿入板32と同様の内層板スリット挿入板32とが差し出されている。
【0040】
図23に示す取付金具103 及び図24に示す取付金具104 における受止板3の両側には、上記取付金具101 の内層板スリット挿入板32と同様の内層板スリット挿入板32が差し出されており、該取付金具103 の受止板3は内層板6の下端部62に係合するように上側に直角に屈曲しており(内層板係合部の一態様)、該取付金具104 の受止板3は内層板6の上端部61に係合するように下側に直角に屈曲しており(内層板係合部の一態様)、いずれの取付金具103,104 の受止板3にも上記取付金具10の内層板係合板31と同様のものは設けられていない。
【0041】
図25に示す取付金具105 及び図26に示す取付金具106 における受止板3は、内層板係合板31を介して、内層板6を受け止める内層板受止板301 と外層板7を受け止める外層板受止板302 とに2分割されており、該取付金具105 の外層板受止板302 は、該取付金具105 の内層板受止板301 よりも上側に立設しており、該取付金具106 の外層板受止板302 は、該取付金具105 の内層板受止板301 よりも下側に立設している。また、いずれの取付金具105,106 においても、該内層板受止板301 の両側には上記取付金具101 の内層板スリット挿入板32と同様の内層板スリット挿入板32が差し出されている。
【0042】
図27に示す取付金具107 及び図28に示す取付金具108 における受止板3は、内層板6の上端部61及び下端部62に形成された合決段部64,65に対応するように屈曲形状とされており(内層板係合部の一態様)、該取付金具107 の受止板3は上側に屈曲しており、該取付金具108 の受止板3は下側に屈曲している。かかる取付金具107,108 、特に取付金具108 を使用した場合、該内層板6の接合部分における防水性が向上する。
【0043】
図29に示す取付金具109 及び図30に示す取付金具110 における受止板3は、上記取付金具107,108 と同様に、内層板6の上端部61及び下端部62に形成された合決段部64,65に対応するように屈曲形状とされており、さらに該取付金具109 の受止板3は内層板6の上端部61に係合するように下側に直角に屈曲しており、該取付金具110 の受止板3は内層板6の下端部62に係合するように上側に直角に屈曲しており、いずれの取付金具109,110 の受止板3にも上記取付金具10の内層板係合板31と同様のものは設けられていない。
【0044】
図31に示す取付金具111 、図32に示す取付金具112 、図33に示す取付金具113 、図34に示す取付金具114 、図35に示す取付金具115 及び図36に示す取付金具116 における受止板3は、内層板係合板31を介して、内層板6を受け止める内層板受止板301 と外層板7を受け止める外層板受止板302 とに2分割されており、各内層板受止板301 は、上記取付金具107,108 の受止板3と同様に、内層板6の上端部61及び下端部62に形成された合決段部64,65に対応するように屈曲形状とされており、該取付金具 111,112,116 の内層板受止板301 は上側に屈曲しており、該取付金具113,114,115 の内層板受止板301 は下側に屈曲している。また、該取付金具111,112,115 の外層板受止板302 は、該取付金具111,112,115 の内層板受止板301 よりも下側に立設しており、該取付金具113,114,116 の外層板受止板302 は、該取付金具113,114,116 の内層板受止板301 よりも上側に立設している。さらに、該取付金具112 の内層板係合板31は、該取付金具111 の内層板係合板31よりも上方に長く、該取付金具114 の内層板係合板31は、該取付金具113 の内層板係合板31よりも下方に長く設定されている。
【0045】
図37に示す取付金具117 における受止板3は、斜めに切断された内層板6の上端部61及び下端部62に対応するように、基台2から下方に傾設されている(内層板係合部の一態様)。
図38に示す取付金具118 における受止板3は、内層板6の上端部61及び下端部62に形成されたクランク状の合決段部64,65に対応するようにクランク状に屈曲されている(内層板係合部の一態様)。
図39に示す取付金具119 における受止板3には、内層板6の上端部61に形成された凸部66及び内層板6の下端部62に形成された凹部67に嵌合するように上側に凸になった凸部33(内層板係合部の一態様)が形成されている。
【0046】
図40に示す取付金具120 における内層板係合板31は、内層板6の上端部61外側及び下端部62外側に形成された切欠き溝68に嵌合している。
図41に示す取付金具121 における基台2は、平板状になっている。
図42に示す取付金具122 における二股分枝部4の上側枝部41及び下側枝部42は、上記取付金具10における二股分枝部4の上側枝部41及び下側枝部42のように斜め上方及び斜め下方には差し出されておらず、垂直上方及び垂直下方に差し出されている。
【0047】
これら図19〜図42に示す取付金具によっても、上記取付金具10と同様の手順により内層板6及び外層板7を施工することができる。
【0048】
本発明の他の実施形態による第2の壁材取付金具を図43〜図45に示す。該取付金具10Aは、基台2Aと、該基台2Aから立設され先端に二股分枝部4Aを有する受止板3Aとからなり、該基台2Aは、上記取付金具1と同様の構成を有する。
該受止板3A先端の二股分枝部4Aは、該受止板3Aの本体に連続する上側枝部41Aと、着脱可能な下側枝部42Aとからなり、図43及び図44に示すように該上側枝部41Aの中間には、該上側枝部41Aの基端部分411 Aまで至る矩形の切欠部44Aが形成されている。
【0049】
該下側枝部42Aは、図45に示すように、枝部本体421 Aと基部425 Aとからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体421 Aと基部425 Aとの境界部分において、両側からスリット423 A,424 Aが形成されている。なお、該下側枝部42Aの枝部本体421 Aの長さは該上側枝部41Aの長さと同一であり、該下側枝部42Aの基部425 Aの長さは該上側枝部41Aの切欠部44Aの長さよりも大きく設定されており、該下側枝部42Aにおける一方のスリット423 Aの奥端から他方のスリット424 Aの奥端までの境界部分426 Aの長さは該上側枝部41Aの切欠部44Aの長さと略同一である。
【0050】
該取付金具10Aにおいては、該下側枝部42Aのスリット423 A,424 Aを該上側枝部41Aの切欠部44Aの両側に噛み込ませるようにして該下側枝部42Aの境界部分426 Aを該上側枝部41Aの切欠部44Aに嵌合させ、そして該下側枝部42Aの境界部分426 Aを該上側枝部41Aの切欠部44A下端まで移動させて該下側枝部42Aのスリット423 A,424 Aを該上側枝部41Aの切欠部44A下端の両側に噛み込ませることにより、該下側枝部42Aは該上側枝部41Aの基端部分411 Aに取り付けられ、このようにして該二股分枝部4Aが形成される。
【0051】
上記取付金具10Aは、本発明の思想を逸脱しない限り、種々の変更を施すことができる。例えば、図46に示す取付金具101 Aのように、上側枝部41Aにおける切欠部44A下端の一方の側に深スリット441 Aを形成し、他方の側に浅スリット442 Aを形成してもよい。
該取付金具101 Aにおいては、上記下側枝部42Aのスリット424 Aを該上側枝部41Aの切欠部44A左側に噛み込ませつつ下側にずらし、該下側枝部42Aのスリット424 Aを該上側枝部41Aの深スリット441 A左側の基端部分411 Aに噛み込ませ(該下側枝部42Aの境界部分426 Aを該上側枝部41Aの深スリット441 Aに挿入し)、該下側枝部42Aの境界部分426 Aの右端が該上側枝部41Aの切欠部44Aに落ち込み、該下側枝部42Aの境界部分426 A全体が該上側枝部41Aの切欠部44A下端に達したら、該下側枝部42Aを該上側枝部41Aの浅スリット442 A側にスライドさせて、該浅スリット442 Aを該下側枝部42Aの境界部分426 Aに噛み込ませ、もって該上側枝部41Aの深スリット441 A及び浅スリット442 Aを該下側枝部42Aの境界部分426 Aに噛み込んだ状態とする(該下側枝部42Aのスリット423 A,424 Aを該上側枝部41Aの基端部分411 Aに噛み込んだ状態とする)ことにより、該下側枝部42Aは該上側枝部41Aの基端部分411 Aに確実に固定される。
【0052】
また、図47に示す取付金具102 Aのように、上側枝部41Aにおける切欠部44Aの下端を下側枝部42Aの境界部分426 Aの長さと略同一とする一方、該切欠部44Aの上端を該切欠部44Aの下端よりも広げ、該切欠部44Aを逆台形状に形成してもよい。
該取付金具102 Aにおいては、上側枝部41Aの切欠部44Aの開口部が下側枝部42Aの境界部分426 Aよりも広いため、該下側枝部42Aの境界部分426 Aを該上側枝部41Aの切欠部44Aに嵌合させ易く、スリット423 A,424 Aが該上側枝部41Aの切欠部44A両側に噛み込んだ状態の下側枝部42Aを、容易に該上側枝部41Aの基端部分411 Aまで移動させることができる。
【0053】
本発明の別の実施形態による第2の壁材取付金具を図48〜図50に示す。該取付金具10Bは、基台2Bと、該基台2Bから立設され先端に二股分枝部4Bを有する受止板3Bとからなり、該基台2Bは、上記取付金具1と同様の構成を有する。
該受止板3B先端の二股分枝部4Bは、該受止板3Bの本体に連続する上側枝部41Bと、着脱可能な下側枝部42Bとからなり、図49に示すように該上側枝部41Bの基端部分411 Bの一方の側(図中右側)からは、スリット45Bが形成されている。
【0054】
該下側枝部42Bは、図48及び図50に示すように、枝部本体421 Bと基部425 Bとからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体421 Bと基部425 Bとの境界部分426 Bに沿って細長孔427 Bが形成されている。なお、該下側枝部42Bの細長孔427 Bの長さは、上記上側枝部41Bの長さよりも若干大きく設定されている。
【0055】
該取付金具10Bにおいては、該下側枝部42Bの細長孔427 Bに該上側枝部41Bを挿入した後、該下側枝部42Bを図48中左側にスライドさせ、該上側枝部41Bのスリット45Bを該下側枝部42Bの境界部分426 Bに噛み込ませることにより、該下側枝部42Bは該上側枝部41Bの基端部分411 Bに取り付けられ、このようにして該二股分枝部4Bが形成される。
【0056】
上記取付金具10Bにおける上側枝部41B、及び下側枝部42Bの細長孔427 Bは複数形成されていてもよい。例えば、図51〜図53に示す取付金具101 Bでは、該上側枝部41B、及び下側枝部42Bの細長孔427 Bは、それぞれ2つづつ形成されている。
【0057】
本発明の更に別の実施形態による第2の壁材取付金具を図54〜図56に示す。該取付金具10Cは、基台2Cと、該基台2Cから立設され先端に二股分枝部4Cを有する受止板3Cとからなり、該基台2Cは、上記取付金具1と同様の構成を有する。
該受止板3C先端の二股分枝部4Cは、該受止板3Cの本体に連続する上側枝部41Cと、着脱可能な下側枝部42Cとからなり、図55に示すように該上側枝部41Cの基端部分411 Cには、該基端部分411 Cに沿って細長孔43C,43Cが2箇所形成されている。
【0058】
該下側枝部42Cは、図56に示すように枝部本体421 Cと2つの挿入部422 C,422 Cとからなる断面山形の形状を有し、各挿入部422 C,422 Cと該枝部本体421 Cとの境界部分の一方の側(図中左側)からは、スリット423 C,423 Cが形成されている。なお、上記上側枝部41Cにおける各細長孔43C,43Cの長さは、該下側枝部42Cにおける各挿入部422 C,422 Cの長さよりも若干大きく設定されている。
【0059】
該取付金具10Cにおいては、該下側枝部42Cの挿入部422 C,422 Cを該上側枝部41Cの細長孔43C,43Cに挿入した後、該下側枝部42Cを図54中左側にスライドさせ、該下側枝部42Cのスリット423 C,423 Cを該上側枝部41Cの基端部分411 Cに噛み込ませることにより、該下側枝部42Cは該上側枝部41Cの基端部分411 Cに取り付けられ、このようにして該二股分枝部4Cが形成される。
【0060】
上記取付金具10Cでは、上側枝部41Cの細長孔43C及び下側枝部42Cの挿入部422 Cは2づつ形成されているが、本発明はこれに限定されることなく、1づつ形成されていてもよいし、3以上づつ形成されていてもよい。
【0061】
本発明の更に別の実施形態による第2の壁材取付金具を図57〜図59に示す。該取付金具10Dは、基台2Dと、該基台2Dから立設され先端に二股分枝部4Dを有する受止板3Dとからなり、該基台2Dは、上記取付金具1と同様の構成を有する。
該受止板3D先端の二股分枝部4Dは、該受止板3Dの本体に連続する上側枝部41Dと、着脱可能な下側枝部42Dとからなる。図57及び図58に示すように、上側枝部41Dにおける右側約1/4の部分、及び左側約3/4の部分の中間には、該上側枝部41Dの基端部分411 Dまで至る矩形の切欠部44D,44Dが形成され、見かけ上、該上側枝部41Dは2つ形成せしめられている。そして、各上側枝部41D,41Dにおける基端部分411 D,411 Dの一方の側(図中右側)からは、スリット441 D,441 Dが形成されている。
【0062】
該下側枝部42Dは、図59に示すように枝部本体421 Dと2つの挿入部422 D,422 Dとからなる断面山形の形状を有し、各挿入部422 D,422 Dと該枝部本体421 Dとの境界部分426 D,426 Dの一方の側(図中左側)からは、スリット423 D,423 Dが形成されている。なお、該下側枝部42Dの境界部分426 D,426 Dの長さは、該上側枝部41Dの切欠部44D,44Dの長さよりも小さく設定されている。
【0063】
該取付金具10Dにおいては、該上側枝部41Dの切欠部44D,44Dを介して該下側枝部42Dの基部425 Dを該受止板3D本体の先端部に重ね合わせた後、該下側枝部42Dを図57中左側にスライドさせ、該下側枝部42Dのスリット423 D,423 Dを該上側枝部41Dの基端部分411 Dに噛み込ませるとともに、該上側枝部41Dのスリット441 D,441 Dを該下側枝部42Dの境界部分426 D,426 Dに噛み込ませることにより、該下側枝部42Dは該上側枝部41Dの基端部分411 Dに取り付けられ、このようにして該二股分枝部4Dが形成される。
【0064】
上記取付金具10Dでは、上側枝部41Dの切欠部44D及び下側枝部42Dの基部425 Dは2づつ形成されているが、本発明はこれに限定されることなく、1づつ形成されていてもよいし、3以上づつ形成されていてもよい。また、該上側枝部 41Dのスリット441 Dはなくてもよい。
【0065】
なお、上記第1の取付金具1における二股分枝部4も、以上説明した取付金具10A,10B,101 B,10C,10Dの二股分枝部4A,4B,4C,4Dと同様の構成にすることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明の第1の壁材取付金具によれば、該取付金具を躯体柱に止着する際に、壁材を該躯体柱に沿うように支持しておく必要がなく、簡単に該壁材を施工することができる。
また、本発明の第2の壁材取付金具によれば、内層板と外層板とを相互に接着することなく、簡単に重ね張り施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による第1の壁材取付金具の斜視図である。
【図2】 図1における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図3】 図1における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図4】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図5】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図6】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する平面図である。
【図7】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する平面図である。
【図8】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する平面図である。
【図9】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図10】 図1における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図11】 本発明の一実施例による第2の壁材取付金具の斜視図である。
【図12】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図13】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図14】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図15】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図16】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図17】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図18】 図11における取付金具を使用した壁材施工方法の一工程を説明する側面図である。
【図19】 本発明の他の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図20】 図19における取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図21】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図22】 図22における壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図23】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図24】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図25】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図26】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図27】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図28】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図29】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図30】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図31】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図32】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図33】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図34】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図35】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図36】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図37】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図38】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図39】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図40】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図41】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図42】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具を使用して壁材を施工した状態を示す側面図である。
【図43】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図44】 図43における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図45】 図43における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図46】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の一部を示す正面図である。
【図47】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の一部を示す正面図である。
【図48】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図49】 図48における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図50】 図48における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図51】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図52】 図51における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図53】 図51における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図54】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図55】 図54における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図56】 図54における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図57】 本発明の別の実施形態による壁材取付金具の斜視図である。
【図58】 図57における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図59】 図57における取付金具の一部を示す斜視図である。
【図60】 従来の壁材取付金具の斜視図である。
【図61】 従来の壁材取付金具を使用して壁材を施工する状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,10…取付金具
15,13…(下)実嵌合部
16,14…(奥)実嵌合部
2…基台
3,3A,3B,3C,3D…受止板
31…内層板係合部(内層板係合板)
4,4A,4B,4C,4D…二股分枝部材
41,41A,41B,41C,41D…上側枝部
411,411A,411B,411C,411D…基端部分
42,42A,42B,42C,42D…下側枝部
421,421A,421B,421C,421D…枝部本体
422,422C…挿入部
423…深いスリット
423A,423C,423D…スリット
424…浅いスリット
424A…スリット
425A,425B,425D…基部
426A,426B,426D…境界部分
427B…細長孔
43,43C…細長孔
44A,44D…切欠部
45B…スリット
5…躯体柱
6…内層板
7…外層板
8…壁材
Claims (9)
- 基台と、該基台から立設され先端に二股分枝部を有する受止板とからなり、該受止板の両側には壁材の実嵌合部が形成され、
該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部の基端部分には、該基端部分に沿って細長孔が形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と挿入部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と挿入部との境界部分において、一方の側からは深いスリットが形成され、他方の側からは浅いスリットが形成されており、
該下側枝部の長さは、該上側枝部の細長孔の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部の浅いスリットの開口端から該深いスリットの奥端までの長さは、該上側枝部の細長孔の長さよりも若干小さく設定されており、
該下側枝部の挿入部を該下側枝部の深いスリット側から該上側枝部の基端部分の細長孔に挿入し、該下側枝部の深いスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませ、該下側枝部の挿入部における浅いスリット側の端部が該上側枝部の細長孔を通過したら、該下側枝部を該浅いスリット側にスライドさせて、該浅いスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられることを特徴とする壁材取付金具。 - 内層板と外層板とを有する壁材を施工するための壁材取付金具であって、
基台と、該基台から立設され先端に二股分枝部及び中間に内層板係合部を有する受止板とからなり、該内層板係合部と該二股分枝部との間において該受止板の両側には外層板の実嵌合部が形成され、
該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部の基端部分には、該基端部分に沿って細長孔が形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と挿入部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と挿入部との境界部分において、一方の側からは深いスリットが形成され、他方の側からは浅いスリットが形成されており、
該下側枝部の長さは、該上側枝部の細長孔の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部の浅いスリットの開口端から該深いスリットの奥端までの長さは、該上側枝部の細長孔の長さよりも若干小さく設定されており、
該下側枝部の挿入部を該下側枝部の深いスリット側から該上側枝部の基端部分の細長孔に挿入し、該下側枝部の深いスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませ、該下側枝部の挿入部における浅いスリット側の端部が該上側枝部の細長孔を通過したら、該下側枝部を該浅いスリット側にスライドさせて、該浅いスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられることを特徴とする壁材取付金具。 - 該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部の中間には、該上側枝部の基端部分まで至る切欠部が形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と基部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と基部との境界部分において、両側からスリットが形成されており、
該下側枝部の枝部本体及び基部の長さは、該上側枝部の切欠部の長さよりも大きく設定されており、該下側枝部における一方のスリットの奥端から他方のスリットの奥端までの境界部分の長さは、該上側枝部の切欠部の長さに対応しており、
該下側枝部の境界部分を該上側枝部の切欠部に嵌合させつつ、該下側枝部のスリットを該上側枝部の切欠部下端の両側に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられる請求項1又は2記載の壁材取付金具。 - 該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部の基端部分の両側又は一方の側からはスリットが形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と基部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と基部との境界部分に沿って細長孔が形成されており、該下側枝部の細長孔の長さは、該上側枝部の長さよりも大きく設定されており、
該下側枝部の細長孔に該上側枝部を挿入した後、該下側枝部をスライドさせ、該上側枝部のスリットを該下側枝部の境界部分に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられる請求項1又は2記載の壁材取付金具。 - 該上側枝部、及び下側枝部の細長孔は複数形成されている請求項4記載の壁材取付金具。
- 該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部の基端部分には、該基端部分に沿って細長孔が形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と挿入部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と挿入部との境界部分の両側又は一方の側からはスリットが形成されており、
該上側枝部の細長孔の長さは、該下側枝部の挿入部の長さよりも大きく設定されており、
該下側枝部の挿入部を該上側枝部の細長孔に挿入した後、該下側枝部をスライドさせ、該下側枝部のスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられる請求項1又は2記載の壁材取付金具。 - 該上側枝部の細長孔及び下側枝部の挿入部は複数形成されている請求項6記載の壁材取付金具。
- 該二股分枝部は、該受止板の本体に連続する上側枝部と、着脱可能な下側枝部とからなり、
該上側枝部には、該上側枝部の基端部分まで至る切欠部が部分的に形成されており、
該下側枝部は、枝部本体と基部とからなる断面山形の形状を有し、該枝部本体と基部との境界部分において、両側又は一方の側からスリットが形成されており、該下側枝部の境界部分の長さは、該上側枝部の切欠部の長さよりも小さく設定されており、
該上側枝部の切欠部を介して該下側枝部の基部を該受止板の本体の先端部に重ね合わせた後、該下側枝部をスライドさせ、該下側枝部のスリットを該上側枝部の基端部分に噛み込ませることにより、該下側枝部は該上側枝部の基端部分に取り付けられる請求項1又は2記載の壁材取付金具。 - 該上側枝部の切欠部及び下側枝部の基部は複数形成されている請求項8記載の壁材取付金具。
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