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JP3939165B2 - 無線装置、無線通信システム、空間パス制御方法および空間パス制御プログラム - Google Patents

無線装置、無線通信システム、空間パス制御方法および空間パス制御プログラム Download PDF

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JP3939165B2 JP2002043320A JP2002043320A JP3939165B2 JP 3939165 B2 JP3939165 B2 JP 3939165B2 JP 2002043320 A JP2002043320 A JP 2002043320A JP 2002043320 A JP2002043320 A JP 2002043320A JP 3939165 B2 JP3939165 B2 JP 3939165B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線装置、無線通信システム、空間パス制御方法および空間パス制御プログラムに関し、特に、1つの無線端末と無線基地局との間で空間分割により形成された複数のパスを介して多重通信することができる無線装置、無線通信システム、空間パス制御方法および空間パス制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、急速に発達しつつある移動体通信システム(たとえば、Personal Handyphone System:以下、PHS)では、電波の周波数利用効率を高めるために、同一周波数の同一タイムスロットを空間的に分割することにより形成される複数のパスを介して複数ユーザの移動無線端末装置(端末)を無線基地局(基地局)に空間多重接続させることができるPDMA(Path Division Multiple Access)方式が提案されている。
【0003】
このPDMA方式では、現在のところアダプティブアレイ技術が採用されている。アダプティブアレイ処理とは、端末からの受信信号に基づいて、基地局のアンテナごとの受信係数(ウェイト)からなるウェイトベクトルを計算して適応制御することによって、所望の端末からの信号を正確に抽出する処理である。
【0004】
このようなアダプティブアレイ処理により、各ユーザ端末のアンテナからの上り信号は、基地局のアレイアンテナによって受信され、受信指向性を伴って分離抽出されるとともに、基地局から当該端末への下り信号は、端末のアンテナに対する送信指向性を伴ってアレイアンテナから送信される。
【0005】
このようなアダプティブアレイ処理は周知の技術であり、たとえば菊間信良著の「アレーアンテナによる適応信号処理」(科学技術出版)の第35頁〜第49頁の「第3章 MMSEアダプティブアレー」に詳細に説明されているので、ここではその動作原理についての説明を省略する。
【0006】
図8(a)は、このようなPDMA方式の移動体通信システム(PHS)において、空間分割により形成される複数のパスの1つを介して、1本アンテナの1つの端末2がPDMA基地局1に接続されている様子を模式的に示す概念図である。
【0007】
より具体的には、PDMA基地局1は、端末2の1本のアンテナ2aからの上り信号をアレイアンテナ1aで受信して、上述のアダプティブアレイ処理によって、受信指向性を伴って分離抽出している。一方、PDMA基地局1のアレイアンテナ1aからは、端末2の1本のアンテナ2aに送信指向性が向けられて下り信号が送信され、端末2側では、アダプティブアレイ処理を行なうことなく、そのアンテナ2aで下り信号を受信している。
【0008】
また、図8(b)は、この場合のチャネル割当の態様を模式的に示すタイミング図である。図8(b)の場合、同一周波数で時間軸方向に分割されたそれぞれのタイムスロットにユーザ1〜4が時分割多重されており、各スロットにおいては空間方向には1つのパスを介して1ユーザが割当られている。
【0009】
これ対し、複数のアンテナを有する1つの端末とPDMA基地局との間で、同一周波数・同一タイムスロットの複数の空間パスを介して多重通信するMIMO(Multi Input Multi Output)方式が提案されている。
【0010】
このようなMIMO方式の通信技術については、西村他による「MIMOチャネルでのSDMA下り回線ビーム形成法」(2001年10月の信学技報A−P2001−116,RCS2001−155の第23頁から第30頁)、富里他による「移動通信用MIMOチャネル信号伝達における無線信号処理」(2001年10月の信学技報A−P2001−97,RCS2001−136の第43頁から第48頁)などに詳細に説明されている。
【0011】
図9(a)は、このようなMIMO方式の移動体通信システム(PHS)において、空間分割により形成される複数の(たとえば4つの)パスを介して、4本アンテナの1つの端末12がPDMA基地局11に空間多重接続されている様子を模式的に示す概念図である。
【0012】
より具体的には、PDMA基地局11は、端末12の4本のアンテナ12a,12b,12c,12dのそれぞれからの上り信号をアレイアンテナ11aで受信し、上述のアダプティブアレイ処理によって信指向性を伴って分離抽出している。一方、PDMA基地局11のアレイアンテナ11aからは、端末12の4本のアンテナ12a,12b,12c,12dのそれぞれに送信指向性が向けられて下り信号が送信され、端末12側では、アダプティブアレイ処理を行なうことなく、それぞれのアンテナで対応する下り信号を受信している。
【0013】
また、図9(b)は、この場合のチャネル割当の態様を模式的に示すタイミング図である。図9(b)の場合、同一周波数で時間軸方向に分割されたそれぞれのタイムスロットにユーザ1〜4が時分割多重されており、各スロットにおいては空間方向には4つのパスを介して同一ユーザが多重して割当られている。
【0014】
たとえば、図9(b)の最初のタイムスロットに注目すると、4つの空間パスを介するチャネルのすべてにユーザ1が割当されている。そして、この同一スロットの4つのパスを介して、端末・基地局間でユーザ1の信号を分割して伝送し、受信側でそれらの信号を再構成するようにしている。図9(b)に示すような1ユーザ4パス方式により、図8(b)の1ユーザ1パス方式に比べて、通信速度を4倍にすることができる。
【0015】
なお、PDMA方式の同一スロットの複数の空間パスのうちのいくつかを用いて、図9に示すような1ユーザ複数パス方式の通信を行ない、残りのパスを用いて同時に図8に示すような1ユーザ1パス方式の通信を行なってもよい。
【0016】
なお、図9に示すようなMIMO方式の信号の送受信の具体的方法については、たとえば、特開平11−32030号公報に詳細に開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示すような従来の1ユーザ1パスを前提とするPDMA方式では、端末側で多重させる考えはなかったため、1ユーザ端末に対して、パス同士が干渉を引き起こすようなことはなかった。
【0018】
しかしながら、図9に示すようなMIMO方式では、端末側に多重機能を持たせた同一タイムスロットにおける1ユーザ複数パス方式を採用したため、当該ユーザに関するパス同士で信号の干渉が生じ、ひいては端末と基地局との接続が切れてしまう可能性が高くなる。
【0019】
すなわち、基本的に干渉自体を解消することは困難なため、MIMO方式の移動体通信システムにおいて、パス同士の干渉が生じて端末・基地局間の接続が切れやすくなった場合に、どのようにして接続を維持することができるかが大きな問題となっていた。
【0020】
それゆえに、この発明の目的は、MIMO方式のような1ユーザ複数パス方式で通信する移動体通信システムにおいて、パス同士に信号の干渉が生じても、端末・基地局間の接続が切れることを防止し、通信を維持することができる無線装置、無線通信システム、空間パス制御方法および空間パス制御プログラムを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明の1つの局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置は、受信エラー検出手段と、動作選択手段とを備える。受信エラー検出手段は、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する。動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択する。
【0022】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する。
【0023】
好ましくは、動作選択手段は、解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0024】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する。
【0025】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する。
【0026】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0027】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0028】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0029】
この発明の他の局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置は、受信エラー検出手段と、動作選択手段とを備える。受信エラー検出手段は、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する。動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスの数および受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択する。
【0030】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに第3の動作を選択する。
【0031】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0032】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0033】
好ましくは、動作選択手段は、第1の動作を選択したときに解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0034】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0035】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0036】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0037】
この発明のさらに他の局面によれば、第1の無線装置と第2の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線通信システムであって、第1の無線装置および第2の無線装置の各々は、受信エラー検出手段と、動作選択手段とを備える。受信エラー検出手段は、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する。動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択する。
【0038】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する。
【0039】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する。
【0040】
好ましくは、動作選択手段は、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する。
【0041】
好ましくは、第1の無線装置および第2の無線装置の一方は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、他方は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0042】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0043】
この発明のさらに他の局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御方法は、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択するステップとを備える。
【0044】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する。
【0045】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0046】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する。
【0047】
好ましくは、信記動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する。
【0048】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0049】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0050】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0051】
この発明のさらに他の局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御方法は、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、受信エラーが検出された空間パスの数および受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択するステップとを備える。
【0052】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに第3の動作を選択する。
【0053】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0054】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0055】
好ましくは、動作を選択するステップは、第1の動作を選択したときに解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0056】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0057】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0058】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0059】
この発明のさらに他の局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御プログラムは、コンピュータに、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択するステップとを実行させる。
【0060】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する。
【0061】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0062】
好ましくは、通信動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する。
【0063】
好ましくは、信記動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する。
【0064】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0065】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0066】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0067】
この発明のさらに他の局面によれば、単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御プログラムは、コンピュータに、複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、受信エラーが検出された空間パスの数および受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択するステップとを実行させる。
【0068】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに第3の動作を選択する。
【0069】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0070】
好ましくは、動作を選択するステップは、受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに第1の動作または第2の動作を選択する。
【0071】
好ましくは、動作を選択するステップは、第1の動作を選択したときに解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する。
【0072】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である。
【0073】
好ましくは、無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である。
【0074】
好ましくは、基地局は、複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である。
【0075】
したがって、この発明によれば、MIMO方式対応の移動体通信システムの端末または基地局において、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を、当該空間パスの通信品質情報に基づいて、より確実性の高い通信方法に適宜切替選択するように構成しているので、空間パス間の干渉等により端末・基地局間の接続が切れることを防止し、通信を維持する確率を向上させることが可能となる。
【0076】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0077】
図1は、この発明の実施の形態によるMIMO方式対応のPDMA基地局の構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、n本のアンテナA1〜Anで構成されるアレイアンテナで、図示しない端末から複数の空間パスを介して受信した受信信号電波は、RF回路20において、増幅、周波数変換などの所定の信号処理が施された後、受信信号としてデジタルシグナルプロセッサ(DSP)27に与えられる。
【0078】
図1の機能ブロック図に示したPDMA基地局の構成のうち、干渉量測定装置21、復調回路22、FERカウンタ23、制御回路24、および変調回路26の機能は、基地局のDSP27によりソフトウェアで実現される。
【0079】
干渉量測定装置21は、上り受信信号に生じているパスごとの干渉量を測定し、測定した干渉量を、通信品質を評価する通信品質情報の要素の1つとしてメモリ25に格納する。
【0080】
より具体的に、干渉量測定装置21は、後段の復調回路22に入力される複素受信信号に含まれる干渉成分を測定するものであり、その測定方法としては、複素受信信号をy(t)とすると、メモリ25に格納されている参照信号d(t)との誤差成分e(t)を計算し、その誤差の電力を干渉信号の電力とみなす方法が考えられる。この場合、干渉信号電力は下記の式で表わされる。
【0081】
e(t)=y(t)−d(t)
干渉電力=Σ|e(t)|/T(ここでTは観測時間または参照信号長)
干渉量測定回路21で干渉量が測定された受信信号は、復調回路22に与えられて所定の復調処理が施される。復調信号は、フレームエラー率(Frame Error Rate:FER)を検出するFERカウンタ23に与えられる。
【0082】
FERカウンタ23は、各パスごとの信号フレームにおけるエラー数をカウントし、その結果であるFERを、通信品質を評価する通信品質情報の要素の1つとしてメモリ25に格納する。
【0083】
FERカウンタ23でエラー数がカウントされた復調信号は、制御回路24に与えられ、制御回路24は、メモリ25と通信し、メモリ25に保持されているFER、干渉量などの上り信号の通信品質情報を参照して、後述するこの発明の空間パス制御方法による下りの空間パス制御を実行する。なお、このPDMA基地局によって実行される周知のアダプティブアレイ処理は、DSP27によってソフトウェアで実行されるが、図示の便宜上、制御回路24によって実行されるものとする。
【0084】
制御回路24から出力される復調信号は、図示しないモデムに与えられる。
一方、図示しないモデムから供給された送信信号は、制御回路24を介して変調回路26によって所定の変調処理が施された後、RF回路20に与えられる。
【0085】
RF回路20は、各パスごとの信号に周知の送信処理を施し、アンテナA1〜Anを介して送信指向性を伴って対応する端末のアンテナに信号を送信する。
【0086】
次に、図2は、この発明の実施の形態によるMIMO方式対応のユーザ端末の構成を示す機能ブロック図である。図2を参照して、図示しないPDMA基地局からn個の空間パスを介してn本のアンテナa1〜anでそれぞれ受信した受信信号電波は、RF回路30において、増幅、周波数変換などの所定の信号処理が施された後、受信信号としてDSP37に与えられる。
【0087】
図2の機能ブロック図に示した端末の構成のうち、干渉量測定装置31、復調回路32、FERカウンタ33、制御回路34、および変調回路36の機能は、端末のDSP37によりソフトウェアで実現される。
【0088】
干渉量測定装置31は、下り受信信号に生じているパスごとの干渉量を測定し、測定した干渉量を、通信品質を評価する通信品質情報の要素の1つとしてメモリ35に格納する。干渉量の測定方法については、図1の干渉量測定装置21に関して説明したとおりである。
【0089】
干渉量測定回路31で干渉量が測定された受信信号は、復調回路32に与えられて所定の復調処理が施される。復調信号は、FERを検出するFERカウンタ33に与えられる。
【0090】
FERカウンタ33は、各パスごとの信号フレームにおけるエラー数をカウントし、その結果であるFERを、通信品質を評価する通信品質情報の要素の1つとしてメモリ35に格納する。
【0091】
FERカウンタ33でエラー数がカウントされた復調信号は、制御回路34に与えられ、制御回路34は、メモリ35と通信し、メモリ35に保持されているFER、干渉量などの下り信号の通信品質情報およびアンテナ割当情報を参照して、後述するこの発明の空間パス制御方法による上りの空間パス制御を実行する。
【0092】
なお、この端末は、通常はアダプティブアレイ受信を行なわないが、後述するように、場合によって、n本のアンテナのうちの複数のアンテナを用いて、メモリ35に格納されているアンテナ割当情報に基づきアダプティブアレイ受信を行うことがある。その場合に実行される周知のアダプティブアレイ処理は、DSP37によってソフトウェアで実行されるが、図示の便宜上、制御回路34によって実行されるものとする。
【0093】
制御回路34から出力される復調信号は、図示しないモデムに与えられる。
一方、図示しないモデムから供給された送信信号は、制御回路34を介して変調回路36によって所定の変調処理が施された後、RF回路30に与えられる。
【0094】
RF回路30は、各パスごとの信号に周知の送信処理を施し、アンテナa1〜anを介して対応する空間パスを介してPDMA基地局に信号を送信する。
【0095】
次に、図3は、図2に示したこの発明の実施の形態によるMIMO対応のユーザ端末の基本動作、すなわち空間パスにおいて下り受信エラーが発生した場合の端末動作を説明するフロー図である。図3に示す動作は、図2に示す端末のDSP37によってソフトウェアで実行される。
【0096】
なお、この例においては、MIMO対応端末はN本のアンテナを用いて、N個の空間パスを介してPDMA基地局と多重接続されているものとする(多重数N)。
【0097】
まず、ステップS1において、端末側では、多重数Nに相当するNフレーム分の下り信号を基地局から受信する。
【0098】
次に、ステップS2において、N個の空間パスを介して受信したNフレームの受信信号に受信エラーが発生しているか否かが検出される。受信エラーが検出されなければ、そのまま処理を終了し、受信エラーが検出されればステップS3に進んで受信エラーが発生した空間パスの数を検出する。
【0099】
ステップS3において、受信エラーが発生した空間パス数が1つであると判定されたときには、ステップS4に進み、第3の動作が実行される。この第3の動作では、受信エラーが発生した空間パスの変調度を下げるように当該パスの変調方式を変更する。この第3の動作の詳細については後述する。
【0100】
一方、ステップS3において、受信エラーが発生した空間パス数が複数であると判定されたときには、ステップS5に進み、受信エラーが発生した空間パスの通信品質に関する情報を所定の選択基準と対比することにより、受信エラーが発生している空間パスの動作を決定する。
【0101】
すなわち、ステップS5において、ステップS6の第1の動作、ステップS7の第2の動作、ステップS8の第3の動作のいずれに進むかが決定される。
【0102】
ステップS6の第1の動作では、受信エラーが発生した複数の空間パスのうち1つの(たとえばM番目の)パスだけを残してエラーが発生している他のパスは解放(基地局との接続を切る)するように動作する。
【0103】
ステップS7の第2の動作では、受信エラーが発生した複数の空間パスで同一の上り信号を送信するように動作(パスダイバーシチ動作)する。これらの第1および第2の動作の詳細については後述する。
【0104】
ステップS8の第3の動作は、前述のステップS4の第3の動作と同じである。
【0105】
第1、第2および第3の動作の詳細について説明する前に、ステップS5における動作決定の手法について、具体例を挙げて説明する。前述のように、このステップS5においては、受信エラーが発生した空間パスの通信品質に関する情報を所定の選択基準と対比することにより、受信エラーが発生している空間パスの動作を決定する。空間パスの通信品質に関する情報としては、当該パスにおける受信エラー率、受信レベル劣化、干渉量、採用されている変調方式の変調度など、さまざまな要素が考えられる。
【0106】
ステップS5における動作決定(選択)手法の第1の例としては、受信エラーが発生した空間パスが複数の変調方式に対応しているか、すなわち端末および基地局の双方で複数の変調方式に対応しているか否かという通信品質情報に基づいて、動作決定を行なう手法が考えられる。
【0107】
より具体的に、複数の変調方式に対応している場合は、ステップS8の第3の動作(変調方式の変更)を選択し、対応していない場合は、ステップS6の第1の動作(1パスを残したパス解放)またはステップS7の第2の動作(パスダイバーシチ動作)のいずれかを選択する。
【0108】
ステップS5における動作決定(選択)手法の第2の例としては、受信エラーが発生した空間パスの受信エラー率が所定のしきい値を超えているか否かという通信品質情報に基づいて、動作決定を行なう手法が考えられる。
【0109】
より具体的に、受信エラー率が所定のしきい値を超えている場合は、ステップS6の第1の動作(1パスを残したパス解放)またはステップS7の第2の動作(パスダイバーシチ動作)のいずれかを選択し、超えていない場合は、空間パスが複数変調方式に対応可能な場合、ステップS8の第3の動作(変調方式の変更)を選択する。
【0110】
ステップS5における動作決定(選択)手法の第3の例としては、受信エラーが発生した空間パスの測定された干渉量が所定のしきい値を超えているか否かという通信品質情報に基づいて、動作決定を行なう手法が考えられる。
【0111】
より具体的に、干渉量が所定のしきい値を超えている場合は、ステップS6の第1の動作(1パスを残したパス解放)またはステップS7の第2の動作(パスダイバーシチ動作)のいずれかを選択し、超えていない場合は、空間パスが複数変調方式に対応可能な場合、ステップS8の第3の動作(変調方式の変更)を選択する。
【0112】
次に、図4は、図1に示したこの発明の実施の形態によるMIMO対応のPDMA基地局の基本動作、すなわち空間パスにおいて上り受信エラーが発生した場合の基地局動作を説明するフロー図である。図4に示す動作は、図1に示す基地局のDSP27によってソフトウェアで実行される。
【0113】
なお、この例においても同様に、MIMO対応端末はN本のアンテナを用いて、N個の空間パスを介してPDMA基地局と多重接続されているものとする(多重数N)。
【0114】
まず、ステップS11において、PDMA基地局はアダプティブアレイ処理により、上り信号フレームをMIMO対応のユーザ端末から受信する。
【0115】
次に、ステップS12において、N個の空間パスを介して受信した受信信号に受信エラーが発生しているか否かが検出される。受信エラーが検出されなければ、そのまま処理を終了し、受信エラーが検出されればステップS13に進んで、複数の空間パスを介して接続している相手先の端末が同一端末であるか否かが判定される。多重接続している同一端末がなければ処理を終了するが、上述のようにN個の空間パスを介して同一端末に多重接続していればステップS14に進み、受信エラーが発生した空間パスの数を検出する。
【0116】
ステップS14において、受信エラーが発生した空間パス数が1つであると判定されたときには、ステップS15に進み、前述の第3の動作が実行される。この第3の動作では、受信エラーが発生した空間パスの変調度を下げるように当該パスの変調方式を変更する。この第3の動作の詳細については後述する。
【0117】
一方、ステップS14において、受信エラーが発生した空間パス数が複数であると判定されたときには、ステップS16に進み、受信エラーが発生した空間パスの通信品質に関する情報を所定の選択基準と対比することにより、受信エラーが発生している空間パスの動作を決定する。
【0118】
すなわち、ステップS16において、ステップS17の第1の動作、ステップS18の第2の動作、ステップS19の第3の動作のいずれに進むかが決定される。
【0119】
ステップS17の第1の動作では、前述のように、受信エラーが発生した複数の空間パスのうち1つの(たとえばM番目の)パスだけを残してエラーが発生している他のパスは解放(端末との接続を切る)するように動作する。
【0120】
ステップS18の第2の動作では、前述のように、受信エラーが発生した複数の空間パスで同一の上り信号を送信するように動作(パスダイバーシチ動作)する。これらの第1および第2の動作の詳細については後述する。
【0121】
ステップS19の第3の動作は、前述のステップS15の第3の動作と同じである。
【0122】
ステップS16における動作決定の手法については、図3の端末動作のステップS5に関連して、第1の例、第2の例、第3の例として説明したとおりなので、ここでは説明を繰返さない。
【0123】
次に、図3のステップS6および図4のステップS17における第1の動作の詳細について説明する。図5は、この第1の動作を示すフロー図である。前述のように、この第1の動作では、端末または基地局は、受信エラーが発生した複数の空間パスのうち1つの(たとえばM番目の)パスだけを残してエラーが発生している他のパスは解放(端末・基地局間の接続を切る)するように動作する。
【0124】
たとえば、端末と基地局との間の多重数が4であり、1多重目および3多重目の空間パスで受信エラーが発生した場合を想定する。
【0125】
この場合、図5のステップS21で1多重目および3多重目の空間パスで受信エラーが発生したことが検出される。
【0126】
この場合、ステップS22において、受信エラーが発生した1多重目および3多重目のうち、1多重目の接続のみを残し、3多重目の接続を解放(切断)する。この結果、4多重で通信していたものが3多重で通信することとなるため、通信速度は低下する。たとえば、4多重時に128Kbpsの通信速度で通信していた場合、3多重になると96Kbpsと3/4の速度に低下する。
【0127】
しかしながら、1多重目の空間パスと3多重目の空間パスとが干渉しあって受信エラーが発生していた場合には、その一方を切断することによって、1多重目および3多重目の空間パスが共倒れ状態となることを防止し、少なくとも一方の空間パスを介する通信を維持することが可能となる。
【0128】
なお、MIMO対応の端末側でこの第1の動作を実行した場合、ステップS23において、端末において、1多重目に用いているアンテナに加えて、解放された3多重目で使用していたアンテナをも用いたアダプティブアレイ受信を行なうことにより、1多重目の下り信号の受信性能が向上し、1多重目の信号の通信をより高い確率で維持することができるようになる。なお、このようなアダプティブアレイ受信を行なう際のアンテナの割当は、図2に示した端末のメモリ35に格納されたアンテナ割当情報に基づいて行なわれる。
【0129】
次に、図3のステップS7および図4のステップS18における第2の動作の詳細について説明する。図6は、この第2の動作を示すフロー図である。前述のように、この第2の動作では、端末または基地局は、受信エラーが発生した複数の空間パスで同一の信号を送信するように動作(パスダイバーシチ動作)する。
【0130】
たとえば、端末と基地局との間の多重数が4であり、1多重目および2多重目の空間パスで受信エラーが発生した場合を想定する。
【0131】
この場合、図6のステップS31で1多重目および2多重目の空間パスで受信エラーが発生したことが検出される。
【0132】
この場合、ステップS32において、端末側で下り受信エラーを検出した場合は端末が基地局に対して、または基地局側で上り受信エラーを検出した場合は基地局が端末に対して、1多重目および2多重目でパスダイバーシチ動作に切替えるためのネゴシエーションを起動する。
【0133】
ステップS33において、ネゴシエーションに失敗したことが判定されるとそのまま動作を終了し、ネゴシエーションに成功したことが判定されると、ステップS34において、1多重目および2多重目で同一信号を送信するパスダイバーシチ動作が実行される。この結果、4多重でそれぞれ異なる信号を送信する場合に比べて、パスダイバーシチ動作では通信速度は、3/4に低下することになる。
【0134】
しかしながら、受信側では、1多重目および2多重目の同一信号のうち、受信エラーのない方の空間パスの信号を選択したり、双方の信号を合成して利得を稼ぐなどの方法を取ることにより、受信の確率を向上させることができ、通信を維持することができる確率を高めることができる。
【0135】
次に、図3のステップS4およびステップS8、および図4のステップS15およびステップS19における第3の動作の詳細について説明する。図7は、この第3の動作を示すフロー図である。前述のように、この第3の動作では、受信エラーが発生した空間パスの変調度を下げるように当該パスの変調方式を変更する。
【0136】
たとえば、端末と基地局との間の多重数が4であり、1多重目の空間パスで受信エラーが発生した場合を想定する。
【0137】
この場合、図7のステップS41で1多重目の空間パスで受信エラーが発生したことが検出される。
【0138】
この場合、ステップS32において、端末側で下り受信エラーを検出した場合は端末が基地局に対して、または基地局側で上り受信エラーを検出した場合は基地局が端末に対して、1多重目で変調度を下げるためのネゴシエーションを起動する。
【0139】
ステップS43において、ネゴシエーションに失敗したことが判定されるとそのまま動作を終了し、ネゴシエーションに成功したことが判定されると、ステップS44において、1多重目で変調度を下げる動作が実行される。
【0140】
空間パスの変調度を下げるとは、端末および基地局で採用している変復調方式を変更することである。たとえば、従来のPHSでは通常、変復調方式として、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式が採用されている。
【0141】
一方で、最近の移動体通信システムでは、データ通信のように、従来の音声通信に比べて高品質、大容量の伝送が要求されるようになっており、そのために上述のπ/4シフトQPSK方式に比べてより多値の(変調度の高い)変復調方式の適用が検討されている。
【0142】
このような多値変復調方式の一例として、周知の16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式のPHSへの適用が検討されている。このような変調度の高い多値変復調方式では、通信速度は速いが、電波環境の影響を受けやすく受信エラーが発生しやすいという性質を有している。
【0143】
そこで、端末および基地局が、たとえばπ/4シフトQPSK方式および16QAM方式の双方に対応するよう切替可能な無線装置である場合には、変調度の高い16QAM方式で通信中に受信エラーが検出された空間パスについては、16QAM方式から、より変調度が低く受信エラーの発生しにくいπ/4シフトQPSK方式に切替える制御を行なう。これにより、当該空間パスにおける通信速度は低下するが、そのかわりに受信エラーの発生を防止し、通信を維持しようとするものである。
【0144】
なお、移動体通信システムにおける変復調方式としては、上述の16QAM、π/4シフトQPSK以外にも、BPSK、QPSK、8PSKなど、さまざまな方式があり、この発明は16QAM、π/4シフトQPSKに限られるものではない。要するに、変調度の異なる複数の変復調方式に対応可能な空間パスであれば、変調度が高いものから低いものに変更するような制御を行なえばよい。
【0145】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0146】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、MIMO方式対応の移動体通信システムの端末または基地局において、受信エラーが検出された空間パスの通信動作を、当該空間パスの通信品質情報に基づいて、適宜切替選択するように構成したので、パス間の干渉等により端末・基地局間の接続が切れることを防止し、通信を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態によるPDMA基地局の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態によるMIMO対応の端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態によるMIMO対応の端末の動作を説明するフロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態によるPDMA基地局の動作を説明するフロー図である。
【図5】 この発明の実施の形態による空間パス制御の第1の動作の詳細を示すフロー図である。
【図6】 この発明の実施の形態による空間パス制御の第2の動作の詳細を示すフロー図である。
【図7】 この発明の実施の形態による空間パス制御の第3の動作の詳細を示すフロー図である。
【図8】 従来の1ユーザ1パス方式の接続態様を模式的に示す概念図である。
【図9】 MIMO方式による1ユーザ4パス方式の接続態様を模式的に示す概念図である。
【符号の説明】
1,11 基地局、2,12 端末、20,30 RF回路、21,31 干渉量測定装置、22,32 復調回路、23,33 FERカウンタ、24,34 制御回路、25,35 メモリ、26,36 変調回路、27,37 DSP、A1,・・・,An,a1,・・・,an アンテナ。

Claims (54)

  1. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置であって、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する受信エラー検出手段と、
    前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択する動作選択手段とを備える、無線装置。
  2. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する、請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記動作選択手段は、前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する、請求項1に記載の無線装置。
  5. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する、請求項1に記載の無線装置。
  6. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項1、2、4または5に記載の無線装置。
  7. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項1から5のいずれかに記載の無線装置。
  8. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項6または7に記載の無線装置。
  9. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置であって、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する受信エラー検出手段と、
    前記受信エラーが検出された空間パスの数および前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、前記受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および前記受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択する動作選択手段とを備える、無線装置。
  10. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに前記第3の動作を選択する、請求項9に記載の無線装置。
  11. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項9に記載の無線装置。
  12. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項9に記載の無線装置。
  13. 前記動作選択手段は、前記第1の動作を選択したときに前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項9に記載の無線装置。
  14. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項9から12のいずれかに記載の無線装置。
  15. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項9から13のいずれかに記載の無線装置。
  16. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項14または15に記載の無線装置。
  17. 第1の無線装置と第2の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線通信システムであって、
    前記第1の無線装置および前記第2の無線装置の各々は、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出する受信エラー検出手段と、
    前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択する動作選択手段とを備える、無線通信システム。
  18. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する、請求項17に記載の無線通信システム。
  19. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する、請求項17に記載の無線通信システム。
  20. 前記動作選択手段は、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する、請求項17に記載の無線通信システム。
  21. 前記第1の無線装置および前記第2の無線装置の一方は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、他方は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項17から20のいずれかに記載の無線通信システム。
  22. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項21に記載の無線通信システム。
  23. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御方法であって、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、
    前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択するステップとを備える、空間パス制御方法。
  24. 前記通信動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する、請求項23に記載の空間パス制御方法。
  25. 前記通信動作を選択するステップは、前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項24に記載の空間パス制御方法。
  26. 前記通信動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する、請求項23に記載の空間パス制御方法。
  27. 前通信記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する、請求項23に記載の空間パス制御方法。
  28. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項23、24、26または27に記載の空間パス制御方法。
  29. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項23から27のいずれかに記載の空間パス制御方法。
  30. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項28または29に記載の空間パス制御方法。
  31. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御方法であって、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、
    前記受信エラーが検出された空間パスの数および前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、前記受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および前記受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択するステップとを備える、空間パス制御方法。
  32. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに前記第3の動作を選択する、請求項31に記載の空間パス制御方法。
  33. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項31に記載の空間パス制御方法。
  34. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項31に記載の空間パス制御方法。
  35. 前記動作を選択するステップは、前記第1の動作を選択したときに前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項31に記載の空間パス制御方法。
  36. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項31から34のいずれかに記載の空間パス制御方法。
  37. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項31から35のいずれかに記載の空間パス制御方法。
  38. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項36または37に記載の空間パス制御方法。
  39. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御プログラムであって、コンピュータに、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、
    前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された空間パスの通信動作を選択するステップとを実行させる、空間パス制御プログラム。
  40. 前記通信動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する動作を選択する、請求項39に記載の空間パス制御プログラム。
  41. 前記通信動作を選択するステップは、前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項40に記載の空間パス制御プログラム。
  42. 前記通信動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数あるときに前記複数の空間パスで同一の情報を送信する動作を選択する、請求項39に記載の空間パス制御プログラム。
  43. 前通信記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに変調方式を変更する動作を選択する、請求項39に記載の空間パス制御プログラム。
  44. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項39、40、42または43に記載の空間パス制御プログラム。
  45. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項39から43のいずれかに記載の空間パス制御プログラム。
  46. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項44または45に記載の空間パス制御プログラム。
  47. 単一の他の無線装置との間に複数の空間パスを形成して通信を行うことができる無線装置における空間パス制御プログラムであって、コンピュータに、
    前記複数の空間パスにおける受信エラーの発生を検出するステップと、
    前記受信エラーが検出された空間パスの数および前記受信エラーが検出された空間パスの通信品質に関する情報に基づいて、前記受信エラーが検出された複数の空間パスのうち1つの空間パスを除く空間パスを解放する第1の動作、前記受信エラーが検出された複数の空間パスで同一の情報を送信する第2の動作、および前記受信エラーが検出された空間パスの変調方式を変更する第3の動作のいずれかを選択するステップとを実行させる、空間パス制御プログラム。
  48. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された空間パスが複数の変調方式に対応可能なときに前記第3の動作を選択する、請求項47に記載の空間パス制御プログラム。
  49. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける受信エラー率が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項47に記載の空間パス制御プログラム。
  50. 前記動作を選択するステップは、前記受信エラーが検出された複数の空間パスにおける干渉量が所定のしきい値を超えているときに前記第1の動作または前記第2の動作を選択する、請求項47に記載の空間パス制御プログラム。
  51. 前記動作を選択するステップは、前記第1の動作を選択したときに前記解放された空間パスを利用したアダプティブアレイ受信動作を選択する、請求項47に記載の空間パス制御プログラム。
  52. 前記無線装置は、移動体通信システムの基地局における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの移動端末装置における無線装置である、請求項47から50のいずれかに記載の空間パス制御プログラム。
  53. 前記無線装置は、移動体通信システムの移動端末装置における無線装置であり、前記単一の他の無線装置は移動体通信システムの基地局における無線装置である、請求項47から51のいずれかに記載の空間パス制御プログラム。
  54. 前記基地局は、前記複数の空間パスを形成するアダプティブアレイ基地局である、請求項52または53に記載の空間パス制御プログラム。
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