JP3934975B2 - デジタルカメラ用アダプタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、望遠鏡の観察像をデジタルカメラで撮影する際に、デジタルカメラを望遠鏡に接続するために用いられるデジタルカメラ用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ(デジタルスチルカメラないしデジタルビデオカメラ)では、一般的に対物レンズの鏡筒がカメラの筐体に一体化されて取り外せないようになっている。このため対物レンズの鏡筒の先端部に望遠鏡などの光学機器を接続するためのねじを形成したものがある。このようなデジタルカメラを望遠鏡(特に地上望遠鏡)に接続して、望遠鏡の観察像を撮影する場合、従来の方法では、まずデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部のねじに接続用のアダプタをねじ込み、そのアダプタを望遠鏡の接眼部に複数の取り付けビスなどで固定する。その後、デジタルカメラに設けられている液晶ディスプレイをモニタしながら望遠鏡とデジタルカメラの光軸合わせをした後、望遠鏡の視野内に被写体を導入して撮影していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しなしながら、上記の方法では、常にデジタルカメラの液晶ディスプレイをモニタせねばならず、実際に望遠鏡の接眼レンズを覗くのよりも観察性能が劣ってしまう。また、たとえ望遠鏡の接眼レンズを覗いて被写体を視野内に導入した後にデジタルカメラを接続して撮影するにしても、デジタルカメラを固定している間にシャッターチャンスを逃したり光軸がずれたりするという問題があった。
【0004】
そこで本発明の課題は、上記のようなデジタルカメラを望遠鏡に接続するためのデジタルカメラ用アダプタであって、接続時に光軸合わせの作業が不要であり、接続を簡単に迅速に行なえるデジタルカメラ用アダプタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、
対物レンズの鏡筒の先端部に光学機器接続用のねじが形成されたデジタルカメラを望遠鏡に接続するためのデジタルカメラ用アダプタであって、
内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径より大きな円筒状に形成され、一方の端部にねじ、外周に溝が形成されたインナーチューブと、
内径が前記インナーチューブの外径とほぼ等しい円筒状に形成され、一方の端部にねじが形成され、固定用のねじが外周側から内周側へ貫通し得るようにねじ込まれたアウターチューブと、
中央に穴を有する円板状に形成され、外周縁に第1のねじ、前記穴の周縁に第2のねじが形成されたカメラアダプタを有し、
前記インナーチューブのねじを望遠鏡の接眼レンズ固定部に形成されたねじに螺合させて前記インナーチューブを前記接眼レンズ固定部に固定する一方、
前記カメラアダプタの第1と第2のねじをそれぞれ前記アウターチューブの端部のねじとデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部のねじに螺合させることにより、カメラアダプタを介してアウターチューブをデジタルカメラに取り付けておき、
前記アウターチューブを前記インナーチューブの外周に嵌合し、前記固定用のねじをねじ込んで前記インナーチューブの溝の底面に押し付けることにより、アウターチューブをインナーチューブに固定してデジタルカメラを望遠鏡に接続できるようにした構成を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、ここで説明するデジタルカメラ用アダプタは、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラないしデジタルビデオカメラ)であって、前述のように対物レンズの鏡筒がカメラの筐体に一体化されて取り外せないようになっており、対物レンズの鏡筒の先端部に光学機器接続用のねじが形成されたデジタルカメラを望遠鏡に接続するために用いられるデジタルカメラ用アダプタである。
【0007】
本実施形態のデジタルカメラ用アダプタは、図1に示す必須の構成部品である円筒状のインナーチューブ1並びにアウターチューブ2、及び円板状のカメラアダプタ4と、図2,図3,図4に示す必要に応じて用いる変換リング5、円筒状のオプションのアウターチューブ6、及び円筒状の望遠鏡アダプタ7からなる。
【0008】
不図示の望遠鏡の接眼レンズ固定部に形成された雄ねじにインナーチューブ1をねじ込んで固定する一方、カメラアダプタ4を介してアウターチューブ2を不図示のデジタルカメラの接眼レンズの鏡筒に取り付けておき、アウターチューブ2をインナーチューブ1の外周に嵌合して固定ねじ3で固定することにより、デジタルカメラが望遠鏡に接続される。変換リング5は、望遠鏡の接眼レンズ固定部とインナーチューブ1のねじの径が異なり、両者が螺合できないときに用いられる。オプションのアウターチューブ6は望遠鏡の接眼レンズがズーム接眼レンズの場合に用いられ、アウターチューブ2とカメラアダプタ4の間に連結される。望遠鏡アダプタ7は、望遠鏡が天体望遠鏡などの場合で、接眼レンズの鏡筒が接眼レンズ固定部にねじ込んで固定される構造でなく、接眼レンズの鏡筒が望遠鏡本体にねじ込まれる接眼レンズ固定部に嵌合され、接眼レンズ固定部にねじ込まれた固定用のねじの押し付けにより固定される構造の場合にインナーチューブ7を望遠鏡に取り付けるために用いる。なお、望遠鏡アダプタ7を用いない場合は、望遠鏡が地上望遠鏡などで、接眼レンズの鏡筒と接眼レンズ固定部のそれぞれに互いに螺合するねじが形成され、接眼レンズの鏡筒が接眼レンズ固定部にねじ込んで固定される構造の場合とする。以下、上記の各部品について説明する。
【0009】
まず図1に示すインナーチューブ1は、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を固定する接眼レンズ固定部に固定される円筒状の部品であるが、その固定の際にインナーチューブ1の内側に望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を挿入できるように、内径が接眼レンズの鏡筒の外径より大きくなっている。インナーチューブ1の望遠鏡側の端部1bの内周には、不図示の雌ねじが形成されている。また、インナーチューブ1の外周でデジタルカメラ側の部分に所定幅の溝1aが全周に渡って形成されている。
【0010】
次に、アウターチューブ2は、内径がインナーチューブ1の外径に等しい(ごく僅かに大きくてもよい)円筒状に形成されており、インナーチューブ1の外周にガタ無く嵌合できるようになっている。アウターチューブ2には、これをインナーチューブ1に固定するために、頭部(後端部)に摘みが形成された固定ねじ3がアウターチューブ2に形成された不図示のねじ穴にねじ込まれ、アウターチューブ2の外周側から内周側へ貫通し得るように取り付けられており、そのねじ込み量により、固定ねじ3の先端部がアウターチューブ2の内周側に突出する。また、アウターチューブ2のデジタルカメラ側の端部には、カメラアダプタ4を固定するための雄ねじ2aが形成されている。
【0011】
次に、カメラアダプタ4は、アウターチューブ2をデジタルカメラに取り付けるためにデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に固定される円板状の部品である。カメラアダプタ4の中央には、デジタルカメラの対物レンズを露出させるための穴4aが形成されており、この穴4aの周縁に沿ってデジタルカメラ側に突出するように雄ねじ4bが形成されている。またカメラアダプタ4の外周縁4cはアウターチューブ2側へ少し突出しており、その内側に不図示の雌ねじが形成されている。
【0012】
次に、図2に示す変換リング5は、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじと望遠鏡の接眼レンズ固定部の雄ねじの径が異なり、両者が螺合し得ない場合に、インナーチューブ1を接眼レンズ固定部に取り付けるために用いられるリング状の部品である。変換リング5の中央の穴5aは、接眼レンズの鏡筒を挿通するための穴である。この穴5aの周縁に沿って雌ねじ5bが形成されている。また、変換リング5のインナーチューブ1側の面には、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじに対応した径の雄ねじ5cが少し突出して形成されている。
【0013】
次に、図3に示すオプションのアウターチューブ6は、外径も内径もアウターチューブ2と等しい(僅かに相違していてもよい)円筒状に形成されており、アウターチューブ2側の端部の内周には雌ねじ6aが形成され、カメラアダプタ4側の端部の外周には雄ねじ6bが形成されている。また、アウターチューブ6には、2つの長穴6c,6dが形成されており、これらはそれぞれアウターチューブ6の円周方向に沿って延び、その長さは例えばアウターチューブ6の円周の1/4周分の長さとなっている。また、長穴6c,6dはアウターチューブ6の軸方向に所定幅に形成されており、アウターチューブ6の中心軸に関して互いに対称に配置されている。この長穴6c,6dはズーム接眼レンズのズーム比調整の操作を使用者が指で行なうためのものである。
【0014】
次に、図4に示す望遠鏡アダプタ7は、望遠鏡側が外径の小さな小径部7a、インナーチューブ1側が外径の大きな大径部7bとなった円筒状に形成されている。望遠鏡アダプタ7の内径は小径部7aも大径部7bも同一であって、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径に等しく(僅かに大きくてもよい)、これにより望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7の内周にガタなく嵌合できるようになっている。また、小径部7aの望遠鏡側の端部には雄ねじ7cが形成されている。この雄ねじ7cの外径は小径部7aの外径よりさらに小さくなっており、不図示の望遠鏡本体に接眼レンズ固定部をねじ込むために形成された雌ねじの径に対応している。また、大径部7bは外径がインナーチューブ1に等しく(僅かに相違していてもよい)、インナーチューブ1側の端部に雄ねじ7dが形成されている。この雄ねじ7dの外径はインナーチューブ1の端部1bの雌ねじに対応している。さらに、望遠鏡アダプタ7の大径部7bには、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7に固定するために、頭部(後端部)に摘みが形成された固定ねじ8が不図示のねじ穴にねじ込まれ、望遠鏡アダプタ7の大径部7bの外周側から内周側へ貫通し得るように取り付けられており、そのねじ込み量により、固定ねじ8の先端部が望遠鏡アダプタ7の内周側に突出する。
【0015】
次に、以上の各部品からなる本実施形態のデジタルカメラ用アダプタを用いてデジタルカメラを望遠鏡に接続する方法について説明する。
【0016】
まず、図1のインナーチューブ1の望遠鏡側の端部1bの雌ねじを望遠鏡の接眼レンズ固定部の端部に形成された雄ねじに螺合させる、すなわちねじ込ませることにより、インナーチューブ1を望遠鏡の接眼レンズ固定部に固定する。
【0017】
この際に接眼レンズの鏡筒がインナーチューブ1の内側に挿入され、鏡筒の後端部がインナーチューブ1のデジタルカメラ側の端部から少し露出する。これにより、使用者がインナーチューブ1を望遠鏡に固定した状態で望遠鏡の接眼レンズを覗いて観察することができる。
【0018】
なお、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじと、望遠鏡の接眼レンズ固定部の端部の雄ねじの径が異なり、両者が螺合できないときは図2の変換リング5を使用する。すなわち、まず変換リング5の雌ねじ5bを望遠鏡の接眼レンズ固定部の端部に形成された雄ねじに螺合させることにより、変換リング5を望遠鏡の接眼レンズ固定部に固定する。そして、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじを変換リング5の雄ねじ5cに螺合させることにより、インナーチューブ1を変換リング5に固定して望遠鏡の接眼レンズ固定部に取り付ける。
【0019】
また、望遠鏡が天体望遠鏡などで接眼レンズの鏡筒がねじ込み式でなく、望遠鏡本体にねじ込まれる接眼レンズ固定部に嵌合され、接眼レンズ固定部にねじ込まれた固定用のねじの押し付けにより固定される構造の場合には図4の望遠鏡アダプタ7を用いる。
【0020】
この場合、まず望遠鏡の接眼レンズ固定部と接眼レンズの鏡筒を抜いた状態で、望遠鏡アダプタ7の小径部7aの端部の雄ねじ7cを、望遠鏡本体に接眼レンズ固定部をねじ込むために形成された雌ねじに対して螺合させて望遠鏡アダプタ7を望遠鏡に固定する。次に、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7の大径部7b側から望遠鏡アダプタ7の内周に嵌合し、固定ねじ8をねじ込んでその先端部を接眼レンズの鏡筒の外周面に押し付けることにより、接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7に固定する。次に、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじを望遠鏡アダプタ7の大径部7bの端部の雄ねじ7dに螺合させることにより、インナーチューブ1を望遠鏡アダプタ7に固定して望遠鏡に取り付ける。
【0021】
以上のようにして、インナーチューブ1を望遠鏡に取り付けておく一方、望遠鏡の接眼レンズとして固定焦点の接眼レンズを用いる場合はアウターチューブ2だけをカメラアダプタ4によりデジタルカメラに取り付ける。この場合、まず図1のカメラアダプタ4の外周縁4cの雌ねじをアウターチューブ2の雄ねじ2aに螺合させることにより、カメラアダプタ4をアウターチューブ6に固定する。そして、カメラアダプタ4の雄ねじ4bをデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部に形成された雌ねじに螺合させることにより、カメラアダプタ4をデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に固定し、アウターチューブ2をデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に取り付ける。
【0022】
また、望遠鏡の接眼レンズとしてズーム接眼レンズを用いる場合は、ズーム接眼レンズの鏡筒が光軸方向に長いため、また、使用者が接眼レンズのズーム比の調整の操作を行なえるようにするため、オプションのアウターチューブ6をアウターチューブ2とカメラアダプタ4の間に連結する。その場合、アウターチューブ6の雌ねじ6aをアウターチューブ2の雄ねじ2aに螺合させてアウターチューブ6をアウターチューブ2に固定し、さらに、カメラアダプタ4の外周縁4cの雌ねじをアウターチューブ6の雄ねじ6bに螺合させてカメラアダプタ4をアウターチューブ6に固定する。そして、カメラアダプタ4の雄ねじ4bをデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部に形成された雌ねじに螺合させることにより、カメラアダプタ4をデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に固定し、アウターチューブ2及び6をデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に取り付ける。
【0023】
以上のように、インナーチューブ1を望遠鏡側に取り付ける一方、カメラアダプタ4を介してアウターチューブ2のみ、あるいは2及び6をデジタルカメラ側に取り付けておき、望遠鏡の接眼レンズを覗いて観察し、被写体を望遠鏡の視野内に導入し、デジタルカメラで撮影するときにデジタルカメラを望遠鏡に接続する。そのときは、アウターチューブ2をインナーチューブ1の外周に嵌合し、固定ねじ3の位置を溝1aの位置に合わせ、固定ねじ3をさらにねじ込み、その先端をアウターチューブ2の内周側に突出させてインナーチューブ1の溝1aの底面に押し付けることにより、アウターチューブ2をインナーチューブ1に固定する。これにより、デジタルカメラが望遠鏡に接続される。
【0024】
ここで、インナーチューブ1の外径とアウターチューブ2の内径が等しく、アウターチューブ2がインナーチューブ1の外周にガタなく嵌合して固定されているので、望遠鏡の接眼レンズの光軸に一致しているインナーチューブ1の中心軸と、デジタルカメラの対物レンズの光軸に一致しているアウターチューブ2の中心軸とが一致する。したがって、望遠鏡とデジタルカメラの光軸は一致し、光軸合わせの作業は不要である。
【0025】
すなわち、使用者は、インナーチューブ1の外周にアウターチューブ2を嵌合し、1本の固定ねじ3を締めてアウターチューブ2を固定するだけでよく、光軸合わせの作業は不要である。したがって、望遠鏡とデジタルカメラの接続を簡単に迅速に行ない、観察状態から撮影可能状態への移行を簡単に迅速に行なうことができ、シャッターチャンスを逃したり望遠鏡とデジタルカメラの光軸がずれたりすることがない。
【0026】
なお、インナーチューブ1の溝1aの幅は、アウターチューブ2の固定ねじ3のアウターチューブ2を貫通する部分の径より大きいので、インナーチューブ1に対するアウターチューブ2の軸方向の固定位置を溝1aの幅の範囲内で調整することができる。これにより、望遠鏡に光軸方向の長さが異なる接眼レンズを用いる場合に対応することができる。
【0027】
また、前述のように望遠鏡の接眼レンズにズーム接眼レンズを用いる場合はオプションのアウターチューブ6を用いることで対応することができ、使用者は、アウターチューブ6の長穴6c,6dを介してズーム接眼レンズのズーム比調整の操作を行なうことができる。
【0028】
なお、以上説明した本実施形態のデジタルカメラ用アダプタの各構成部品において、互いに螺合し合う雄ねじと雌ねじを逆に雌ねじと雄ねじにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、望遠鏡で観察した観察像をデジタルカメラで撮影するために、デジタルカメラを望遠鏡に接続する場合、予め望遠鏡にインナーチューブを取り付けておくとともに、デジタルカメラにカメラアダプタを介してアウターチューブを取り付けておくことにより、望遠鏡で観察を行ない、撮影のために接続するときは、インナーチューブの外周にアウターチューブを嵌合して固定用のねじで固定するだけでよく、望遠鏡とデジタルカメラの光軸合わせの作業は不要であり、接続を簡単に迅速に行ない、観察状態から撮影可能状態への移行を簡単に迅速に行なうことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるデジタルカメラ用アダプタの必須の構成部品であるインナーチューブ、アウターチューブ、及びカメラアダプタの構造を示す斜視図である。
【図2】望遠鏡の接眼レンズ固定部とインナーチューブのねじの径が合わない場合に用いる変換リングの斜視図である。
【図3】ズーム接眼レンズの場合に用いるオプションのアウターチューブの斜視図である。
【図4】望遠鏡の接眼レンズの鏡筒がねじ込み式でない場合に用いる望遠鏡アダプタの斜視図である。
【符号の説明】
1 インナーチューブ
2 アウターチューブ
3 固定ねじ
4 カメラアダプタ
5 変換リング
6 オプションのアウターチューブ
7 望遠鏡アダプタ
8 固定ねじ
Claims (4)
- 対物レンズの鏡筒の先端部に光学機器接続用のねじが形成されたデジタルカメラを望遠鏡に接続するためのデジタルカメラ用アダプタであって、
内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径より大きな円筒状に形成され、一方の端部にねじ、外周に溝が形成されたインナーチューブと、
内径が前記インナーチューブの外径とほぼ等しい円筒状に形成され、一方の端部にねじが形成され、固定用のねじが外周側から内周側へ貫通し得るようにねじ込まれたアウターチューブと、
中央に穴を有する円板状に形成され、外周縁に第1のねじ、前記穴の周縁に第2のねじが形成されたカメラアダプタを有し、
前記インナーチューブのねじを望遠鏡の接眼レンズ固定部に形成されたねじに螺合させて前記インナーチューブを前記接眼レンズ固定部に固定する一方、
前記カメラアダプタの第1と第2のねじをそれぞれ前記アウターチューブの端部のねじとデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部のねじに螺合させることにより、カメラアダプタを介してアウターチューブをデジタルカメラに取り付けておき、
前記アウターチューブを前記インナーチューブの外周に嵌合し、前記固定用のねじをねじ込んで前記インナーチューブの溝の底面に押し付けることにより、アウターチューブをインナーチューブに固定してデジタルカメラを望遠鏡に接続できるようにしたことを特徴とするデジタルカメラ用アダプタ。 - 望遠鏡の接眼レンズがズーム接眼レンズの場合に用いられる円筒状の部品であって、内径と外径が前記アウターチューブとほぼ等しく、両端部に形成されたねじのそれぞれを前記アウターチューブの端部のねじと前記カメラアダプタの第1のねじに螺合させて前記アウターチューブと前記カメラアダプタの間に連結されるオプションのアウターチューブを有し、該アウターチューブには前記ズーム接眼レンズのズーム比調整の操作を行なうための長穴が該アウターチューブの円周方向に延びて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用アダプタ。
- 前記インナーチューブのねじと望遠鏡の接眼レンズ固定部のねじが径の相違により螺合し得ない場合に用いられる中央に穴を有するリング状の部品であって、前記接眼レンズ固定部のねじに螺合し得る第1のねじと、前記インナーチューブのねじに螺合し得る第2のねじが形成された変換リングを有し、
該変換リングの第1のねじを前記接眼レンズ固定部のねじに螺合させて変換リングを接眼レンズ固定部に固定した後、前記インナーチューブのねじを前記変換リングの第2のねじに螺合させてインナーチューブを変換リングに固定することにより、インナーチューブを前記接眼レンズ固定部に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ用アダプタ。 - 望遠鏡の構造として、接眼レンズの鏡筒が望遠鏡本体にねじ込まれる接眼レンズ固定部に嵌合され、接眼レンズ固定部にねじ込まれた固定用のねじの押し付けにより固定される構造の場合に用いられる円筒状の部品であって、内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径にほぼ等しく、一端側は外径が前記インナーチューブとほぼ等しい大径部、他端側は外径が前記大径部より小さい小径部として形成され、前記大径部と小径部のそれぞれの端部にねじが形成され、前記大径部には固定用のねじが外周側から内周側へ貫通し得るようにねじ込まれた望遠鏡アダプタを有し、
望遠鏡の接眼レンズ固定部と接眼レンズの鏡筒を抜いた状態で望遠鏡本体に形成されたねじに対して前記望遠鏡アダプタの小径部の端部のねじを螺合させて望遠鏡アダプタを望遠鏡に固定した後、
望遠鏡アダプタの内周に望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を嵌合し、前記大径部の固定用のねじをねじ込んで前記接眼レンズの鏡筒の外周面に押し付けることにより、接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタに固定し、
さらに、前記インナーチューブのねじを望遠鏡アダプタの大径部の端部のねじに螺合させることにより、インナーチューブを望遠鏡アダプタに固定して望遠鏡に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のデジタルカメラ用アダプタ。
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