JP3932943B2 - 構造物用張出台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、建物などの躯体から張り出して設けられ、鉢植えなどを置く置き台として用いられる構造物用張出台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7および図8は従来の構造物用張出台の置き台を示す斜視図、図9は従来の構造物用張出台の枠体を示す斜視図、図10は従来の構造物用張出台の継ぎ目カバーを示す斜視図である。
【0003】
図7乃至図10に示すように、従来の構造物用張出台は、建物側(躯体側)に延設された複数の腕木51に対して置き台52を取り付け、且つ、置き台52の周縁に崩れ止めをなす枠体53を設けてなる。
【0004】
置き台52は、板金からなる長手状の天板52aおよび底板52bの間に、長手方向に連なる板金の折り曲げからなる梁材52cを有している。梁材52cは、天板52aの底面に溶接などで固定され、底板52bが梁材52cに対してネジ止めされる。この置き台52は、例えば2m程の長さを所望する場合には、1m毎に二分割されて、折り曲げられた梁材52cの長手方向の両端部が各々腕木51の間にネジ止めされる。この場合、腕木51は、計四箇所に設けられて、中央の二個が近接して設けられる。そして、梁材52cを腕木51にネジ止めして天板52aを固定した後、底板52bを梁材52cにネジ止めする。
【0005】
枠体53は、置き台52の両側部および前端部を囲むようにコ字状に形成された取付基部53aと、この取付基部53aの上面に立設された柵部53bと、柵部53bの上端にて取付基部53aと同様にコ字状に形成された笠木53cとからなる。枠体53の取り付けは、取付基部53aのコ字状の両腕部材を最端の腕木51にネジ止めする。最両端の腕木51は、置き台51をネジ止めする垂直面をなす立板51aの上端にて外方に折曲形成された水平面をなす平板51bの端部に上方に折曲した取付片51cを有している。取付基部53aの両腕部材は、この取付片51cにネジ止めされる。さらに、枠体53は、笠木53cの略中央部分にコ字状の両腕部材と平行して躯体側に延設された補助腕部材54を有し、笠木53cの両腕部材および補助腕部材54を建物側にネジ止めして取り付けられる。
【0006】
置き台52および枠体53を取り付けた後は、二分割された置き台52の天板52aの継ぎ目部分を覆う継ぎ目カバー55をネジ止めする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構造物用張出台では、置き台52が天板52a、底板52bおよび梁材52cのそれぞれ板金からなる別の構成のため、十分な強度を得るために上述の如く例えば2mのものを1m毎に分割しなければならない。このため、腕木51が、計四箇所に設けられて、中央の二個が近接して設けられる。この近接した腕木51への置き台52のネジ止めは下側から上向きの作業であり、且つ、近接した狭い部分でのネジ止め作業となる。また、天板52aと梁材52cとは一体として腕木51に取り付けできるものの、底板52bは別体で下側から上向きで取り付けなければならない。このように、従来の構造物用張出台は、置き台52において施工作業に手間がかかる。
【0008】
また、置き台52が上述の如く分割されているため、天板52aの継ぎ目部分を覆う継ぎ目カバー55をネジ止めしなければならない。このため、継ぎ目カバー55が天板52a上に重ねられるとともに、取り付けのネジが表出するので見栄えが損なわれる。このネジの表出は、底板52bのネジ止めにもかかり、下側からネジ止め部分が見えて見栄えが損なわれる。
【0009】
また、上述した従来の構造物用張出台では、枠体53の取り付けにおいて、取付基部53aの両腕部材を最両端の各腕木51にネジ止めするが、外観にネジが表出すると見栄えが悪いために多数のネジ止めができない。そこで、十分な強度を得るために笠木53cの両腕部材を建物側にネジ止めするとともに、補助腕部材54を用いて補強しなければならない。このように、従来の構造物用張出台は、枠体53において施工作業に手間がかかる。
【0010】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、十分な強度を得て部品点数およびネジ止めなどの固定箇所を減少させて施工の作業性を向上することができ、且つ、ネジなどの固定具の表出を減少させて見栄えを向上することができる構造物用張出台を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1記載の構造物用張出台は、水平方向に対面するように対をなして板状に形成されて躯体側から延設された腕木1,1と、
天板部2aおよび底板部2bを有して長手筒状とされて開口するとともに、該筒状内部には天板部2aおよび底板部2bを連結する梁部2dが長手方向に沿って一体に形成され、該梁部2dの中途部分には固定用穴2eが長手方向に沿って一体に形成され、該筒状の両側端部の開口に被固定部としての前記固定用穴2eがあらわれるように押出成形によって一体に形成された置き台2と、
を備え、前記各腕木1,1の対向する内面に対し、前記置き台2の両側端部が前記被固定部としての固定用穴2eを介して固定具5により固定されており、
さらに、前記各腕木1,1の外面を覆い、且つ、前記各腕木1,1の外面に固定される各外カバー7,7と、該各外カバー7,7に添設され、前記腕木1,1の内面を覆う内カバー9と、前記各外カバー7,7の間に連結され、前記置き台2の長手方向に沿うようにして前記置き台2の前端側に配される覆い部8と、からなる枠体3を備え、
前記外カバー7は、上部に筒部7aを有し、筒部7aの下面の外側には外面部7bが垂下して一体に形成され、外面部7bの下端には底面部7cが内側に水平に一体に形成され、底面部7cの先端に一体に形成された取付部7d上には、前記置き台2が固定具19により固定されており、外カバー7の筒部7a下面の外面部7bの内側には、外面部7bと平行に固定片7eが垂下して一体に形成され、該固定片7eには、前記腕木1が固定具15により固定されていることを特徴とする。
【0012】
前記の構成において、前記左右の外カバー7,7と該左右の外カバー7,7の間に連結される覆い部8とからなる枠体3はユニット化されており、このユニット化された枠体3が、前記左右の腕木1,1に対し前記固定具15により固定されることを特徴とする。
また、前記筒部7aと、前記外面部7bと、前記底面部7c及び取付部7dと、前記固定片7eを有する外カバー7は、前記腕木1の延設方向に長手状に押出成形により一体に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記外カバー7の前記筒部7a下面の前記固定片7eの内側には、短片7fが一体に形成され、この短片7fと腕木1との間には、前記内カバー9の上端が嵌挿されており、内カバー9の下端に折曲形成された取付片9aが固定具18により前記置き台2の前記天板部2aの上面に固定され、内カバー9の背部に前記腕木1と前記外カバー7の固定片7eとを固定する前記固定具15が位置していることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の構造物用張出台の実施の形態を示す斜視図、図2は前記構造物用張出台における置き台の断面図、図3は前記構造物用張出台における枠体を示す斜視図、図4(a)(b)および図5(a)(b)は前記枠体の取付状態を示す図、図6は前記構造物用張出台の組立断面図である。
【0014】
本実施の形態における構造物用張出台は、建物側(躯体側)に延設された各腕木1に対して置き台2を取り付け、且つ、置き台2の周縁に枠体3を取り付けてなる。
【0015】
図1に示すように、腕木1は、建物側から延設されており、水平方向に対面するように対をなして板状に形成されている。腕木1は、建物側に固定される固定片1aを一体に有して、図1の如く平面視で略T字形状あるいは略L字形状(不図示)などに形成されている。そして、固定片1aを、例えば、腕木1の建物の施工時に、建物の柱材や梁材などに固定し、外壁材であるパネル材で覆うことにより、図1の如く腕木1本体のみが建物側から延設される。また、腕木1には、後述する置き台2および枠体3を取り付けるための取付穴1bが設けられている。
【0016】
置き台2は、下記構成をアルミ合金や合成樹脂などの押出成形により長手状にして一体に形成されている。置き台2は、天板部2a、底板部2bを有して断面略矩形の筒状をなしている。底板部2bには、長手方向に連続して筒状内に凹んだ凹状部2cが形成されている。また、置き台2の筒状内部には、前記凹状部2cと天板部2aとを連結する梁部2dが一体に設けられており、この梁部2dの中途部分に、断面略C字形状の固定用穴2e(被固定部)が設けられている。固定用穴2eは、置き台2の開口する両側端部にあらわれる。これら凹状部2c、梁部2dおよび固定用穴2eは、上記押出成形によって長手方向に沿って形成され、図2に示す本実施の形態のように、少なくとも二箇所設けられていることが好ましい。また、天板部2aの後端側には、長手方向に沿って上方に延設された固定片2fが設けられている。
【0017】
このように形成された置き台2は、図1に示すように、各腕木1の対向する内面に対して、その両側端部が固定用穴2eを介してネジ5などの固定具を用いて固定される。また、置き台2は、図6に示すように、固定片2f介してネジ6などの固定具を用いて建物側に対して固定される。
【0018】
枠体3は、外カバー7と、覆い部8と、内カバー9とからなる。図3、図4(a),(b)および図5(a),(b)に示すように、外カバー7は、アルミ合金や合成樹脂などの押出成形により腕木1の延設方向に長手状にして形成されている。外カバー7は、上部に断面略矩形状の筒部7aを有している。筒部7aの下方には、筒部7aの外側面と略面一にして垂下する外面部7bが形成されている。外面部7bの下端には、内側に水平にして延設された底面部7cが形成されている。さらに、底面部7cの先端には、一端上方に延設されるとともに内側に水平にして延設された取付部7dが形成されている。外カバー7は、外面部7b、底面部7cおよび取付部7dの一部により、その下端部分に袋状の構成をなす。また、筒部7aの下方中程には、外面部7bと略平行にして垂下する固定片7eが形成されている。さらに、筒部7aの下方中程であって、固定片7eよりも内側には、短片7fが垂下して形成されている。なお、上記構成の外カバー7は、対をなしており、互いに反転された断面形状をなす。
【0019】
覆い部8は、図3および図6に示すように、柱材10と、パネル材11と、笠木12とを有してなる。柱材10は、アルミ合金や合成樹脂などの押出成形により上下方向に長手状にして形成されている。柱材10は、その側部に、外カバー7の長手方向の一端側を、図6にあらわすボルト13などの固定具で固定している。この柱材10は、図3に示す本実施の形態では、各外カバー7を固定するものの間に配されるものがある。この三箇所の各柱材10は、上端が水平方向に長手状の上板14で連結され、下端が水平方向に長手状の底板15で連結されている。
【0020】
パネル材11は、図6に示すように、アルミ合金や合成樹脂などの押出成形により水平方向に長手状にして形成された外パネル11aと内パネル11bとで構成されている。外パネル11aと内パネル11b内は互いに嵌挿されている。このパネル材11は、その端部が、各柱材10の外面に長手方向に沿って形成された溝部10aに挿通されて、各柱材10の間に介在され、各端部が柱材10の溝部10aに不図示のビスなどの固定具で固定される。なお、パネル材11は、図3および図6にあらわす本実施の形態では、各柱材10の間にて上下方向の三箇所に配されている。
【0021】
笠木12は、アルミ合金や合成樹脂などの押出成形により水平方向に長手状にして形成されている。笠木12は、断面略C字形状に形成され、その開口部分に、内方に延設された嵌合片12aを有している。笠木12は、その嵌合片12aを、各柱材10の上端を連結する上板14の側端にて上方に延設された嵌合片14aの外側に嵌合して上板14に固定され、各支柱10の上端に架設するように取り付けられる。
【0022】
内カバー9は、板金あるいは硬質樹脂板にて形成され、図6に示すように、外カバー7と略同じ長さを有してなる。図5に示すように、内カバー9は、その下端に折曲形成された取付片9aを有して断面略L字形状をなしている。
【0023】
なお、枠体3は、予め覆い部8が取り付けられてユニット化されている。この枠体3のユニットは、置き台2が取り付けられた腕木1に対して取り付けられる。枠体3の腕木1への取り付けは、図3および図4(a)に示すように、各外カバー7で、各腕木1の外面を覆うようにして、腕木1の延設された先端に外カバー7を挿通する。次いで、図4(b)に示すように、外カバー7を、腕木1に固定する。この際、腕木1の内面側から上下四箇所のボルト15などの固定具が螺着される。図5に示すように、上側二箇所のボルト15は、腕木1と外カバー7の固定片7eとを締結するとともに、固定片7eに添設された板金などからなる裏板16も共に締結する。そして、下側二箇所のボルト15は、腕木1と裏板16とを締結する。これにより、覆い部8が取り付けられた枠体3のユニットが腕木1に固定される。
【0024】
次いで、内カバー9を取り付ける。図5(a)に示すように、内カバー9は、外カバー7に添設され、その上端が外カバー7が固定された腕木1の内面と外カバー7の短片7fとの間に挿入される。内カバー9の上端には、ゴム材などの弾性部材17が設けられているため、内カバー9の上端が腕木1と短片7fとの間に弾性部材17を介して嵌挿される。次いで、図5(a)および図6に示すように、内カバー9の下端の取付片9aをネジ18などの固定具で置き台2の天板部2aの上面に固定する。なお、天板部2aと取付片9aとの間に、ゲル状あるいはスポンジ状のシール材などによる防水処理を施してもよい。内カバー9の上下寸法は、上端が腕木1と短片7fとの間に嵌挿され、且つ、取付片9aが天板部2aの上面に接触する寸法となっている。これにより、内カバー9が腕木1の内面を覆うようにして固定される。なお、図5(b)に示すように、本実施の形態での内カバー9は、外カバー7を腕木1に固定するボルト15の頭部を避ける如く折曲形成されている。
【0025】
次いで、図5(b)および図6に示すように、外カバー7の取付部7dをネジ19などの固定具で置き台2の底板部2bの下面に固定する。この際、取付部7dの上面には、ゴム材や軟質樹脂材などの弾性部材20が設けられているため、腕木1への外カバー7の上下取付位置の誤差を弾性部材20が吸収して、隙間なく取付部7dが底板部2bの下面に固定できる。また、弾性部材20は、底板部2bと取付部7d間の防水処理としても機能する。
【0026】
このようにして、置き台2および枠体3が腕木1を介して固定され、建物側に張出台が設置される。この張出台は、建物の壁部(窓下)に設置されて、主に、鉢植えなどが置かれる。
【0027】
ところで、置き台2は、水平に対して建物から延出する前端部が若干下方に傾くように腕木1に固定される。これにより雨水などが置き台2の天板部2aの上面に溜まることがない。また、外カバー7も建物から延出する前端部が若干下方に傾くように腕木1に固定される。図5(a),(b)および図6に示すように、外カバー7の底面部7cの前端部寄りには、水抜穴21が設けられている。これにより、雨水などが外カバー7と内カバー9との間に侵入してもその中に溜まることがない。
【0028】
したがって、このように構成された構造物用張出台では、置き台2が、押出成形によって断面略矩形状の長手筒状をなし、天板部2aと底板部2bとの間に梁部2dを一体に設けるとともに、底板部2bに長手方向に連続して筒状内に凹んだ凹状部2cを形成していることにより、十分な強度を得て、従来の如く長手方向に分割する必要がなくなるので、取り付け作業性を向上することが可能となる。また、置き台2を分割しないので、腕木1を対で設ければよく、腕木1の施工作業性も向上することが可能である。また、置き台2を分割しないため、従来の如く継ぎ目部分にカバーを付ける必要がなくなるので、さらに取り付け作業性を向上することが可能となる。
【0029】
また、置き台2が、押出成形によって形成されて両側端部に固定用穴2eが得られるため、取り付け時に側部からの容易なネジなどの固定具による固定で取り付けることができるので、さらなる作業性の向上を図ることが可能であり、製造工程においても作業性が向上し、コストを削減することが可能である。
【0030】
また、枠体3が、腕木1の外面を覆って腕木1に固定される外カバー7と、腕木1の内面を覆って取り付けられる内カバー9を有して、腕木1および固定具による固定部分を表出させずに固定されるので、見栄えを向上することができる。また、外カバー7の間に連結される覆い部8が、押出成形によって形成されているため、十分な強度を得て、腕木1以外の部分に固定したり、従来の如く補助腕部材を用いて補強しなくてもよくなるので、取り付け作業性を向上することが可能となる。
【0031】
なお、上述した実施の形態では、建物に対して置き台2および枠体3を取り付ける例について説明したが、これら置き台2および枠体3は、塀、建物の内外壁、バルコニーの腰壁などの躯体に取り付けることが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による構造物用張出台は、建物側から延設された腕木に固定される置き台を、押出成形によって長手筒状に一体に形成したことにより、長手方向に分割しなくても十分な強度を得ることができる。このため、腕木を対の構成とすることができる。したがって、部品点数や固定箇所が減少して施工の作業性を向上することができる。また、置き台が筒状に一体形成されているため、その表面にネジなどの固定具の表出が減少し、見栄えを良くすることができる。
【0033】
また、腕木の外面を覆って腕木に固定される外カバーと、腕木の内面を覆って取り付けられる内カバーを有した枠体を備えることにより、腕木および置き台を固定した固定具による固定部分を覆い隠すので見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造物用張出台の実施の形態を示す斜視図。
【図2】前記構造物用張出台における置き台の断面図。
【図3】前記構造物用張出台における枠体を示す斜視図。
【図4】(a)(b)前記枠体の取付状態を示す図。
【図5】(a)(b)前記枠体の取付状態を示す図。
【図6】前記構造物用張出台の組立断面図。
【図7】従来の構造物用張出台の置き台を示す斜視図。
【図8】従来の構造物用張出台の置き台を示す斜視図。
【図9】従来の構造物用張出台の枠体を示す斜視図。
【図10】従来の構造物用張出台の継ぎ目カバーを示す斜視図。
【符号の説明】
1…腕木、2…置き台、2a…天板部、2b…底板部、2e…固定用穴、3…枠体、7…外カバー、8…覆い部、9…内カバー。
Claims (4)
- 水平方向に対面するように対をなして板状に形成されて躯体側から延設された腕木(1,1)と、
天板部(2a)および底板部(2b)を有して長手筒状とされて開口するとともに、該筒状内部には天板部(2a)および底板部(2b)を連結する梁部(2d)が長手方向に沿って一体に形成され、該梁部(2d)の中途部分には固定用穴(2e)が長手方向に沿って一体に形成され、該筒状の両側端部の開口に被固定部としての前記固定用穴(2e)があらわれるように押出成形によって一体に形成された置き台(2)と、
を備え、前記各腕木(1,1)の対向する内面に対し、前記置き台(2)の両側端部が前記被固定部としての固定用穴(2e)を介して固定具(5)により固定されており、
さらに、前記各腕木(1,1)の外面を覆い、且つ、前記各腕木(1,1)の外面に固定される各外カバー(7,7)と、該各外カバー(7,7)に添設され、前記腕木(1,1)の内面を覆う内カバー(9)と、前記各外カバー(7,7)の間に連結され、前記置き台(2)の長手方向に沿うようにして前記置き台(2)の前端側に配される覆い部(8)と、からなる枠体(3)を備え、
前記外カバー(7)は、上部に筒部(7a)を有し、筒部(7a)の下面の外側には外面部(7b)が垂下して一体に形成され、外面部(7b)の下端には底面部(7c)が内側に水平に一体に形成され、底面部(7c)の先端に一体に形成された取付部(7d)上には、前記置き台(2)が固定具(19)により固定されており、外カバー(7)の筒部(7a)下面の外面部(7b)の内側には、外面部(7b)と平行に固定片(7e)が垂下して一体に形成され、該固定片(7e)には、前記腕木(1)が固定具(15)により固定されていることを特徴とする構造物用張出台。 - 前記左右の外カバー(7,7)と該左右の外カバー(7,7)の間に連結される覆い部(8)とからなる枠体(3)はユニット化されており、このユニット化された枠体(3)が、前記左右の腕木(1,1)に対し前記固定具(15)により固定されることを特徴とする請求項1に記載の構造物用張出台。
- 前記筒部(7a)と、前記外面部(7b)と、前記底面部(7c)及び取付部(7d)と、前記固定片(7e)を有する外カバー(7)は、前記腕木(1)の延設方向に長手状に押出成形により一体に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の構造物用張出台。
- 前記外カバー(7)の前記筒部(7a)下面の前記固定片(7e)の内側には、短片(7f)が一体に形成され、この短片(7f)と腕木(1)との間には、前記内カバー(9)の上端が嵌挿されており、内カバー(9)の下端に折曲形成された取付片(9a)が固定具(18)により前記置き台(2)の前記天板部(2a)の上面に固定され、内カバー(9)の背部に前記腕木(1)と前記外カバー(7)の固定片(7e)とを固定する前記固定具(15)が位置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の構造物用張出台。
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