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JP3924364B2 - 水素化脱硫触媒 - Google Patents

水素化脱硫触媒 Download PDF

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JP3924364B2
JP3924364B2 JP31803897A JP31803897A JP3924364B2 JP 3924364 B2 JP3924364 B2 JP 3924364B2 JP 31803897 A JP31803897 A JP 31803897A JP 31803897 A JP31803897 A JP 31803897A JP 3924364 B2 JP3924364 B2 JP 3924364B2
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catalyst
mass
oxide
hydrodesulfurization
alumina
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伸昌 中嶋
富雄 福田
光紀 田畑
一夫 出井
隆 吉澤
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Cosmo Oil Co Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間接脱硫装置による減圧軽油(以下、VGOという)留分又は直接脱硫装置による常圧残油(以下、ARという)留分の接触水素化脱硫において、上記重質油留分中の硫黄化合物を長期間、高率にて除去することができ、更に、上記重質油留分を高率で軽質化することもできる重質油の水素化脱硫触媒に関する
【0002】
【従来の技術】
減圧蒸留装置から得られる留出油であるVGOや、原油を常圧蒸留装置で処理したときの塔底油であるAR等の重質油留分中には、硫黄化合物が高濃度に存在するので、これらの重質油留分をそのまま燃料として用いた場合には、硫黄酸化物(SOx)が大気中に大量に排出される。硫黄酸化物は、人体に直接、有害な影響を及ぼし、また、酸性雨の原因物質の一つでもある。
【0003】
そこで、従来、原油から種々の石油製品を製造する工程の一つとして、間接脱硫装置や直接脱硫装置による重質油留分の接触水素化脱硫処理が取り入れられ、これら重質油留分中の硫黄化合物を除去すること、即ち、脱硫処理がなされているが、この脱硫に際して、重質油留分の水素化分解も同時に進行するので、ナフサ、灯油、軽油等のような付加価値のより高い軽質留分も生成する。
【0004】
従来、VGOやAR中の硫黄化合物を除去すると同時に軽質化することを目的とする水素化脱硫処理のための触媒は、周期律表第VIA族の金属と鉄族の金属を活性成分とし、これらをアルミナ、マグネシア、シリカ等の無機酸化物担体に担持させてなる触媒であり、通常、第VIA族金属としては、モリブデンが用いられ、また、鉄族金属としては、コバルトやニッケルが用いられている。ここに、上記第VIA族金属は、水素化脱硫触媒における必須の活性成分であって、これを硫化処理して硫化物とすることによって、水素化脱硫活性が発現すると考えられている。
【0005】
更に、上述したような脱硫触媒の活性を向上させるために、従来、触媒にリン、ホウ素等を添加することが有効であることが知られている(特開昭52−13503号公報)。また、上記担体中にゼオライトを含有させることによって、活性を向上させ得ることも知られている(特開昭56−20087号公報)。
【0006】
重質油留分の接触水素化脱硫処理は、間接脱硫装置や直接脱硫装置の反応器中において、上述したような水素化脱硫触媒の存在下に行なわれるが、近年軽質油留分の需要の増加に伴って、重質油の水素化分解活性の高い水素化脱硫触媒が要望されている。実際、間接脱硫においては、軽質留分の増産を図るために、MHCプロセス(ヨーロッパ特許第0244106号)が商業化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、水素化脱硫プロセスにおいて、脱硫反応に比べて、分解反応は触媒表面部が主な反応場であることを見出した。そこで、従来の重質油の水素化脱硫触媒の水素化分解活性を向上させるために、触媒外表面部に水素化分解反応に有効な活性成分をコーティングすれば、水素化脱硫触媒の脱硫活性をそのままに、また、活性成分の添加は触媒の外表面部分に限られるため、添加物が少量で済み、触媒コストの増加を抑えて、水素化分解活性を向上させることができることを見出して、本発明を完成するに至ったものである。
【0008】
即ち、本発明は、間接脱硫装置によるVGOや直接脱硫装置によるARの接触水素化脱硫において、上記重質油留分中の硫黄化合物を長期間、高率にて除去することができると同時に、上記重質油留分を高率で軽質化することができる水素化脱硫触媒を提供することを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による水素化脱硫触媒は、
(a) コバルトが酸化物換算にて3〜7mass%とモリブデンが酸化物換算にて10〜30mass%と残部がアルミナからなる基体触媒と、
(b) 酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物が酸化物換算にて70〜100mass%と残部がアルミナからなる修飾触媒とからなり、
上記基体触媒の表面に上記の修飾触媒が基体触媒100mass部当りに1〜20mass部の範囲にてコーティングされてなることを特徴とする。
【0010】
本発明によるこのような水素化脱硫触媒は、粒子径が10〜100μmの範囲にある修飾触媒の粒子を水に懸濁させて、スラリーとし、このスラリーを基体触媒にコーティングし、乾燥させ、焼成して、上記基体触媒の表面に上記修飾触媒がコーティングされてなる上記脱硫触媒の製造方法において、好ましくは、上記基体触媒の飽和吸水量に対して、質量比にて、1.5〜5倍であり、且つ、上記修飾触媒の粒子に対して、質量比にて、20〜200倍の範囲の量の水に上記修飾触媒の粒子を懸濁させたスラリーを用いることによって、製造することができる。
【0011】
更に、本発明による重質油の水素化脱硫方法は、水素分圧4〜18MPa、温度320〜410℃及び液空間速度0.1〜4.0hr-1 の反応条件下に、重質油を上記触媒と接触させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明による水素化脱硫触媒は、
(a) コバルトが酸化物換算にて3〜7mass%とモリブデンが酸化物換算にて10〜30mass%と残部がアルミナからなる基体触媒と、
(b) 酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物が酸化物換算にて70〜100mass%と残部がアルミナ からなる修飾触媒とからなり、
上記基体触媒の表面に上記の修飾触媒が基体触媒100mass部当りに1〜20mass部の範囲にてコーティングされてなることを特徴とする。
【0013】
本発明による水素化脱硫触媒は、粒状の固体触媒である基体触媒と、その表面にコーティングされてなる修飾触媒とからなる複層構造を有する。
【0014】
このような複層構造を有する触媒において、上記基体触媒における無機酸化物担体には、アルミナが好ましく用いられる
【0015】
本発明において、上記アルミナとしては、粒状物が用いられる。このような粒状のアルミナの形状、比表面積、細孔容積、平均細孔径等において、特に、限定されるものではないが、通常、粒子径が0.2〜5mmの範囲にあるものが用いられる。ここに、粒子径とは、その粒子が柱状物のとき、その最大径をいうものとする。
【0016】
更に、本発明においては、アルミナは、VGOやARの水素化脱硫反応を促進させるためには、通常、比表面積は、200〜400m2-1 の範囲にあり、特に、250〜380m2-1 の範囲にあることが好ましい。細孔容積は、通常、0.4〜1.2cm3-1 の範囲にあり、特に、0.5〜1.0cm3-1 の範囲にあることが好ましい。平均細孔径は、通常、50〜130Å(オングストローム)の範囲にあり、特に、55〜110Åの範囲にあることが好ましい。
【0017】
同様に、修飾触媒の調製においても、無機酸化物担体を用いる場合には、アルミナが用いられる。
【0018】
先ず、基体触媒の調製について説明する。アルミナコバルトモリブデンとを担持させてなる粒状の固体触媒である基体触媒を調製する方法は、特に、限定されるものではなく、従来、知られている適宜の方法によることができ、例えば、コバルトモリブデンを、従来より知られている含浸法、共沈法、混練法、沈着法等によって、アルミナに担持させればよい。
【0019】
例えば、含浸法によれば、コバルトの化合物とモリブデンの化合物との適当の濃度の溶液をアルミナに含浸させ、乾燥させた後、空気中、350〜700℃、好ましくは、400〜600℃の範囲の温度で、限定されるものではないが、通常、1〜10時間程度、焼成することによって、粒状の固体触媒である基体触媒を調製することができる。空気中での焼成温度は約350〜700℃、好ましくは約400〜600℃であり、時間は約1〜10時間である。
【0020】
しかし、必要ならば、先ず、アルミナコバルトの化合物の適当の濃度の溶液を含浸させ、乾燥させた後、空気中で焼成し、次いで、このように処理したアルミナモリブデンの化合物の適当の濃度の溶液に含浸させ、乾燥させた後、空気中で焼成してもよい。アルミナモリブデンを担持させた後、コバルトを担持させてもよい。
【0021】
本発明によれば、基体触媒の調製において、用いることができるコバルト化合物として、例えば、硝酸コバルト、硫酸コバルト、炭酸コバルト、酢酸コバルト、シュウ酸コバルト、塩化コバルト等を挙げることができる。また、用いることができるモリブデン化合物の具体例として、例えば、モリブデン酸アンモニウム、酸化モリブデン、モリブデン縮合酸塩等が挙げることができる。
【0022】
上述したコバルト及びモリブデン化合物の溶液としては、通常、水溶液が好ましく用いられる、そこで、これら化合物の水溶液における水溶性を高めるために、水溶液にリン酸等の酸性溶液を加えてもよい。ここに、リン酸を例にとれば、オルトリン酸、メタリン酸、三リン酸、四リン酸等の種々のものが用いられる。また、上記化合物の溶液のための溶媒として、水以外にも、アルコール類、エーテル類、ケトン類、これらの水溶液、芳香族炭化水素類等、種々の溶媒を単独で、又は2種以上の混合物として用いることもできる。
【0023】
上記コバルト及びモリブデンの化合物の溶液におけるそれぞれの量は、得られる基体触媒において、コバルトが酸化物換算で3〜7mass%、好ましくは、4〜6mass%、モリブデンが酸化物換算で10〜30mass%、好ましくは、13〜23mass%、アルミナが残部となるように用いられる。
【0024】
上述したように、上記化合物の水溶液にリン酸を配合する場合には、リン酸は、基体触媒中、P25 換算にて、0.1〜4mass%、好ましくは、1〜3mass%となるように用いられる。このリン酸の量は、担体の量に含まれるものとする。
【0025】
本発明において、基体触媒中のコバルト成分が3mass%未満であるときは、得られる触媒が所要の水素化脱硫触媒活性において十分でなく、他方、7mass%を越えるときは、その使用条件下における化合物(硫化物)の状態では、高い分散状態を維持し難いためとみられるが、著しいシンタリング(焼結)が発生し、触媒活性が低下しやすい傾向がある。同様に、モリブデン成分が10mass%未満であるときは、得られる触媒が所要の水素化脱硫触媒活性において十分でなく、他方、モリブデン成分は、その使用条件下における化合物(硫化物)の状態では、前記コバルト成分に比べて、高い分散状態を維持することができるとみられるが、しかし、30mass%を越えるときは、同様に、シンタリング(焼結)が生じ、触媒の比表面積が小さくなって、高い触媒活性を得ることができない。
【0026】
本発明において、基体触媒は、前述したように、粒状の固体触媒であって、その形状は、反応条件下で触媒層の前後で圧力差が発生しないものであれば、特に、限定されるものではないが、VGOやAR等の重質油留分の触媒層の流通を考慮し、粒子径が0.2〜5mmの範囲にある粒状物であることが好ましい。ここに、粒子径とは、その粒子が柱状物のとき、その最大径をいうものとする。
【0027】
特に、本発明によれば、基体触媒は、円柱状、三葉柱状、四葉柱状等の所謂ペレット形状であることが望ましく、更に、反応条件下で触媒層の前後で圧力差が発生しないように、ペレット径は、1/10〜1/36インチの範囲にあることが好ましい。ここに、ペレット径は、ペレットの形状が円柱であるもの以外は、その最も太い部分の長さとする。
【0028】
本発明による水素化脱硫触媒は、以上のような基体触媒の表面に酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物からなる修飾触媒をコーティングすることによって得ることができる。
【0029】
この修飾触媒も、その調製方法については、特に、限定されるものではなく、従来より知られている適宜の方法、例えば、含浸法、共沈法、混練法、沈着法、イオン交換法、熱分解法等、種々の方法にて、調製することができる。また、調製に用いる化合物種としても、修飾触媒の調製方法に応じて、前述したような種々のコバルト化合物やモリブデン化合物が用いられる。ニッケル化合物としては、例えば、硝酸ニッケル、硫酸ニッケル、炭酸ニッケル、酢酸ニッケル、シュウ酸ニッケル、塩化ニッケル等が用いられる。また、タングステン化合物の具体例として、例えば、タングステン酸アンモニウム、酸化タングステン、タングステン縮合酸塩等が用いられる。
【0030】
例えば、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物のみからなる修飾触媒は、焼成によって上記酸化物を生成する種々の化合物を空気中で高温で焼成することによって得ることができる。
【0031】
他方、上記金属酸化物とアルミナとからなる修飾触媒は、例えば、含浸法によって調製することができる。
【0032】
含浸法によって修飾触媒を調製するには、例えば、アルミナに修飾化合物の溶液を含浸させた後、これを空気中で焼成すればよい。この焼成温度は、通常、400〜700℃、好ましくは、450〜600℃の範囲であり、焼成時間は、通常、1〜10時間程度である。焼成後の水素等での還元処理は、行っても、行わなくても、触媒性能に大きな差はない。
【0033】
修飾触媒を構成する上記の修飾金属量は、酸化物換算で全体量の70〜100mass%の範囲である
【0034】
修飾触媒において、修飾金属量が酸化物換算で70mass%よりも少ないときは、得られる水素化脱硫触媒において、触媒の水素化分解活性を高めるという効果を殆ど得ることができない。
【0035】
修飾触媒は、これを前記基体触媒の表面にコーティングするには、その粒子径を10〜100μm、好ましくは、30〜80μmの範囲に粉砕して用いることが必要である。修飾触媒を粒子径が10μmより小さい微粒子に粉砕することは困難であり、他方、修飾触媒が100μmより大きい粒子であるときは、コーティング効果、即ち、コーティングされた修飾触媒の粒子と基体触媒との協奏的又は協同的な分解活性の向上の効果が低いほか、コーティングされた修飾触媒が基体触媒の表面から剥離しやすい。
【0036】
修飾触媒を基体触媒の表面にコーティングするには、上記修飾触媒の微粒子を水に懸濁させてスラリーとし、このスラリーを基体触媒の表面に塗布、乾燥し、必要に応じて、この操作を数回繰り返して、得られる水素化脱硫触媒において、基体触媒と修飾触媒とが所定の割合となるようにする。
【0037】
本発明による水素化脱硫触媒において、修飾触媒は、基体触媒100mass部当りに1〜20mass部、好ましくは、1〜10mass部、特に、好ましくは、2〜8mass部である。基体触媒100mass部当りに修飾触媒が1mass部より少ないときは、触媒の水素化分解活性を高めるという効果を殆ど得ることができない。
【0038】
本発明によれば、修飾触媒の微粒子を水に懸濁させる際、その修飾触媒の微粒子を懸濁させるために用いる水の量は、前記基体触媒が吸水し得る水の最大質量(以下、単に、飽和吸水量という。)に対して、1.5〜5倍の範囲であり、且つ、修飾触媒の微粒子を懸濁させるために用いる水の質量/コーティングする修飾触媒の質量の比が20〜200の範囲である量とするのが好ましい。
【0039】
例えば、基体触媒50g(吸水量30g)に対して、修飾触媒2.5g(基体触媒100mass部に対して5mass部)をコーティングする場合には、上記の要件を満たす水の量(修飾触媒の微粒子を懸濁させるために用いる水の量)は、50〜150gの範囲である。修飾触媒の微粒子を懸濁させるために用いる水の量をこのように規定する理由は、スラリーの濃度が余りに高いときは、スラリーを基体触媒に均一にコーティングすることができず、反対に、スラリーの濃度が余りに小さいときは、コーティング操作を不必要に多数回、繰り返して行なう必要があるためである。
【0040】
修飾触媒の微粒子を懸濁させたスラリーは、得られる水素化脱硫触媒において、修飾触媒が基体触媒から容易に剥離しないように、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニアゾル等をバインダーとして含んでいることが好ましい。このようなバインダーの量は、スラリー中の水100mass部に対して、通常、2〜20mass部、好ましくは、5〜15mass部の範囲である。スラリー中の水100mass部に対して、バインダーの量が2mass部よりも少ないときは、バインダーとしての効果が十分でなく、他方、20mass部よりも多いときは、修飾触媒のみならず、基体触媒も、バインダーを構成する上記酸化物によって被覆される結果、脱硫活性が低下するのみならず、スラリーの粘度が高く、コーティング操作が困難である。
【0041】
本発明による水素化脱硫触媒を間接脱硫装置や直接脱硫装置の反応器に充填して、重質油の接触水素化脱硫に用いるには、従来と同じく、触媒を充填した反応器に原料油としての重質油を導入して、従来より知られている高温高圧及び相当の水素分圧の条件下で処理すればよい。
【0042】
最も一般的には、本発明による水素化脱硫触媒を固定床として反応器中に維持し、原料油にこの固定床を上方から下方に通過させる。触媒は、単独の反応器に充填して用いてもよく、また、直列に連結した複数の反応器のそれぞれに触媒を充填してもよい。特に、原料油がARの場合には、ARは、高濃度のニッケル、バナジウム等の金属分を含んでいるので、水素化脱硫触媒に脱メタル機能を有した触媒系を組み合わせた多段反応器を用いることが好ましい。
【0043】
反応条件は、特に、限定されるものではないが、例えば、5容量%留出温度が240℃以上、95容量%留出温度が450℃以上である減圧軽油(VGO)留分や、40容量%留出温度が450℃以上の常圧残油(AR)等を本発明による水素化脱硫触媒を用いて接触水素化脱硫する場合、水素分圧は4〜18MPa、好ましくは4.5〜16MPa、原料油温度は320〜410℃、好ましくは350〜405℃、液空間速度は0.1〜4.0hr-1、好ましくは0.15〜2.0hr-1 の範囲の条件下で、本発明による触媒と接触させればよい。
【0044】
このような反応条件下で上記重質油の水素化脱硫を行うとき、本発明による水素化脱硫触媒の分解率が従来の水素化脱硫触媒に比べて著しく大きいので、実装置での商業運転における軽質分収率を1.0%以上向上させることができる。このことは、公称能力2800kL/日の装置において、10000kL/年程度の軽質分の収率向上に値する。
【0045】
このように、本発明によれば、基体触媒の表面に水素化分解能の高い修飾触媒をコーティングすることによって、水素化脱硫反応について高活性を維持しつつ、水素化分解反応の活性を高めることができ、かくして、長期間にわたって、重質油留分中の硫黄化合物を高率にて除去しつつ、軽質成分の増産を達成することができる。
【0046】
更に、本発明による水素化脱硫触媒は、初期の水素化脱硫活性が従来の触媒よりも高いという特徴をも有しているので、触媒劣化が著しくはない90容量%留出温度が250℃以下の灯油留分や、90容量%留出温度が400℃以下の軽油留分に対する水素化脱硫にも有効に用いることができる。
【0047】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
【0048】
(基体触媒Aの調製)
基体触媒A1
(5mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナ(円柱状ペレット)の調製)
イオン交換水25g中にモリブドリン酸30水和物10gとオルトリン酸1.85gと酢酸コバルト4水和物8.0gを溶解させた水溶液を円柱状(1/16インチ)アルミナペレット(日本ケッチェン社製、表面積385m2-1)36gに含浸させ、室温にて乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、5mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0049】
基体触媒A2
(5mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナ(四葉状ペレット)の調製)
基体触媒A1の調製において、円柱状(1/16インチ)アルミナペレットの代わりに、四葉状(1/20インチ)アルミナペレット(日本ケッチェン社製、表面積378m2 -1)を用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、5mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0050】
基体触媒A
(5mass%CoO−20mass%MoO3 担持アルミナの調製)
基体触媒A1の調製において、モリブドリン酸30水和物13.3gと円柱状(1/16インチ)アルミナペレット33.5gを用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、5mass%CoO−20mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0051】
基体触媒A
(2mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナの調製)
基体触媒A1の調製において、酢酸コバルト4水和物3.2gと円柱状(1/16インチ)アルミナペレット37.7gを用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、2mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0052】
基体触媒A
(8mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナの調製)
基体触媒A1の調製において、酢酸コバルト4水和物12.8gと円柱状(1/16インチ)アルミナペレット34.6gを用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、8mass%CoO−15mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0053】
基体触媒A
(5mass%CoO−8mass%MoO3 担持アルミナの調製)
基体触媒A1の調製において、モリブドリン酸30水和物5.3gと円柱状(1/16インチ)アルミナペレット39.4gを用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、5mass%CoO−8mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0054】
基体触媒A
(5mass%CoO−35mass%MoO3 担持アルミナの調製)
基体触媒A1の調製において、モリブドリン酸30水和物23.3gと円柱状(1/16インチ)アルミナペレット28.7gを用いた以外は、基体触媒A1と同様にして、5mass%CoO−35mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0055】
(修飾触媒Bの調製)
修飾触媒B1
(酸化モリブデンの調製)
モリブデン酸アンモニウム((NH4)6Mo724・4H2O(分子量=1236))50gを500℃で3時間焼成し、酸化モリブデンを得た。
【0056】
修飾触媒B2
(酸化タングステンの調製)
タングステン酸(H2WO4(分子量=250))50gを500℃で3時間焼成し、酸化タングステンを得た。
【0057】
修飾触媒B
(酸化コバルトの調製)
硝酸コバルト6水和物(Co(NO3)2・6H2O(分子量=291))50gを500℃で3時間焼成し、酸化コバルトを得た。
【0058】
修飾触媒B
(酸化ニッケルの調製)
硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O(分子量=291))50gを500℃で3時間焼成し、酸化ニッケルを得た。
【0059】
修飾触媒B
(80mass%MoO3 担持アルミナの調製)
モリブドリン酸((NH4)6Mo724・nH2O(n=約30))29.3gをイオン交換水50gに溶解させた水溶液を円柱状(1/16インチ)アルミナペレット(日本ケッチェン社製、表面積385m2・g-1)5.4gに吸水量に達するまで含浸し、室温にて乾燥した。この操作を水溶液が無くなるまで数回繰り返し、500℃で3時間焼成して、80mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0060】
修飾触媒B
(5mass%MoO3 担持アルミナの調製)
モリブドリン酸((NH4)6Mo724・nH2O(n=約30))3.8gをイオン交換水35gに溶解させた水溶液を円柱状(1/16インチ)アルミナペレット(日本ケッチェン社製、表面積385m2・g-1)53.5gに含浸させ、室温にて乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、5mass%MoO3 担持アルミナを得た。
【0061】
(原料油)
以下の実施例及び比較例において用いた原料油は次のとおりである。
【0062】
原料油R1(減圧軽油(VGO))
原 油:アラビアンヘビー
密 度:0.8990g・cm-3(15℃)
硫黄分:3.06mass%
金属分(Ni及びV):1.3mass ppm
蒸留性状:留出温度
5容量%=306℃
50容量%=404℃
95容量%=510℃
【0063】
原料油R2(常圧残油(AR))
原 油:アラビアンライト
密 度:0.9724g・cm-3(15℃)
硫黄分:3.25mass%
金属分(Ni及びV):88mass ppm
蒸留性状:留出温度
5容量%=404℃
40容量%=493℃
54容量%=538℃
【0064】
(反応条件)
以下の実施例及び比較例において用いた反応条件は次のとおりである。
【0065】
反応条件P1
水素分圧 :4.9MPa
反応温度 :400℃
液空間速度:0.66hr-1
水素/油比:422Nm3kL-1
(注)本反応条件はVGO留分の水素化脱硫処理に対するものである。
【0066】
反応条件P2
水素分圧 :10.3MPa
反応温度 :390℃
液空間速度:0.4hr-1
水素/油比:997Nm3kL-1
(注)本反応条件はAR留分の水素化脱硫処理に対するものである。
【0067】
(触媒の水素化脱硫活性の評価)
触媒の水素化脱硫活性は、以下に示す算式より導かれた反応速度定数k値にて評価した。ここに、k値が高いほど、触媒活性がすぐれていることを示す。
【0068】
k=〔(1/生成油のS濃度n)−(1/原料油S濃度n)×液空間速度
【0069】
ここに、原料油がVGOのとき、n=0.5、ARのとき、n=1である。
【0070】
(触媒の水素化分解活性の評価)
触媒の水素化分解活性は、ASTM D2887準拠のガスクロマトグラフィー蒸留にて得られる343℃以下留分の相対得率で判断した。分解活性が高いほど、343℃以下の軽質留分の得率が高くなる。
【0071】
以下に、前記基体触媒の表面に修飾触媒をコーティングしてなる水素化脱硫触媒Mを用いて、上記原料油を上記反応条件にて水素化脱硫・分解した実施例を比較例と共に示す。
【0072】
実施例1
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、水素化脱硫触媒M1を調製した。この水素化脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0073】
実施例2
55〜73μmに整粒した修飾触媒B2(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量32g)にコーティングして、水素化脱硫触媒M2を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0074】
実施例
55〜73μmに整粒した修飾触媒B(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒Mを調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0075】
実施例
55〜73μmに整粒した修飾触媒B(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒Mを調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0076】
実施例
55〜73μmに整粒した修飾触媒B(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒Mを調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0077】
実施例
実施例1で調製された脱硫触媒M1を10g用いて、原料油R2を反応条件P2にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0078】
比較例1
55〜73μmに整粒した修飾触媒B(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒K1を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0079】
比較例2
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(0.25g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒K2を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0080】
比較例3
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(14g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水300gに懸濁させ、これを基体触媒A1(50g、飽和吸水量30g)にコーティングして、脱硫触媒K3を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表1に示す。
【0081】
実施例
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A2(50g、飽和吸水量32g)にコーティングして、脱硫触媒N1を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0082】
実施例
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A(50g、飽和吸水量25g)にコーティングして、脱硫触媒Nを調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0083】
実施例
実施例で調製された脱硫触媒N1を10g用いて、原料油R2を反応条件P2にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0084】
比較例4
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A(50g、飽和吸水量34g)にコーティングして、脱硫触媒L1を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0085】
比較例5
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A(50g、飽和吸水量28g)にコーティングして、脱硫触媒L2を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0086】
比較例6
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A(50g、飽和吸水量22g)にコーティングして、脱硫触媒L3を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0087】
比較例7
55〜73μmに整粒した修飾触媒B1(1.0g)をイオン交換水90gとシリカゾル10gを含むシリカゾル含有イオン交換水100gに懸濁させ、これを基体触媒A(50g、飽和吸水量18g)にコーティングして、脱硫触媒L4を調製した。この脱硫触媒10gを用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫を行った。結果を表2に示す。
【0088】
比較例8
基体触媒A1を10g用いて、原料油R1を反応条件P1にて接触水素化脱硫した。結果を表2に示す。
【0089】
比較例9
基体触媒A1を10g用いて、原料油R2を反応条件P2にて接触水素化脱硫した。結果を表2に示す。
【0090】
【表1】
Figure 0003924364
【0091】
【表2】
Figure 0003924364
【0092】
【発明の効果】
以上のように、本発明の水素化脱硫触媒は、これを用いて、VGOやAR等の重質油留分を水素化脱硫するとき、水素化脱硫活性を高く維持しながら、長期間にわたって、水素化分解による軽質分の増産が可能である。

Claims (3)

  1. (a) コバルトが酸化物換算にて3〜7mass%とモリブデンが酸化物換算にて10〜30mass%と残部がアルミナからなる基体触媒と、
    (b) 酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物が酸化物換算にて70〜100mass%と残部がアルミナからなる修飾触媒とからなり、
    上記基体触媒の表面に上記の修飾触媒が基体触媒100mass部当りに1〜20mass部の範囲にてコーティングされてなることを特徴とする水素化脱硫触媒。
  2. 修飾触媒が酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物100mass%からなる請求項1に記載の水素化脱硫触媒。
  3. 修飾触媒における金属酸化物が酸化モリブデン及び酸化タングステンから選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の水素化脱硫触媒。
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