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JP3923478B2 - 故障切り替えを行うゲートウェイ装置、故障切替方法、故障切替プログラム、及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

故障切り替えを行うゲートウェイ装置、故障切替方法、故障切替プログラム、及び該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、VoIP(Voice Over Internet Protocol)技術を用いて音声通信サービスを提供し、PSTN(Public Switched Telephone Network)網等の回線交換網とIP網とを相互接続するVoIPゲートウェイ装置に係わり、特に、当該VoIPゲートウェイ装置に備えたVoIP処理を行うモジュールが故障した場合に、故障したモジュールから予備のモジュールへの切り替えを行う方式を改善したVoIPゲートウェイ装置に関するものである。
従来から、PSTN網及びIP網を介して、電話により音声通信を行うインターネット電話システムが普及している。このインターネット電話システムは、ITU(Internationl Telecommunication Union/国際電気通信連合)による勧告書「ITU−T Recommendation H.248」の国際規格に準拠し(例えば、非特許文献1を参照。)、VoIPゲートウェイ装置とゲートウェイ制御装置とにより、VoIPサービスを提供するように構成されている。具体的には、ゲートウェイ制御装置は、PSTN端末またはIP端末からの発呼情報に従ってVoIPゲートウェイ装置を制御し、VoIPゲートウェイ装置は、PSTN網とIP網との間の音声通信を相互接続する。このような構成の下で、VoIPゲートウェイ装置に故障が発生した場合には、種々の不具合が生じることになる。例えば、VoIPゲートウェイ装置に故障が発生すると、ユーザが発呼しても応答しない状態が続くため、サービスの運用上支障が生じる。この問題に対応するため、ゲートウェイ制御装置がVoIPゲートウェイ装置の故障状態を自動的に検知する技術が開示されている(特許文献1を参照。)。
一方、ユーザの立場からすると、VoIPゲートウェイ装置に故障が発生した場合であっても、音声通信サービスが継続して提供されることが望ましい。そこで、VoIPゲートウェイ装置を冗長構成とすることが考えられる。具体的には、VoIPゲートウェイ装置は、VoIP処理を行うモジュールに装置故障が発生した場合であっても音声通信サービスを継続して提供できるように、通常動作するモジュールと予備のモジュールとから成る冗長構成を採用する。すなわち、VoIPゲートウェイ装置は、モジュールの故障を検出すると、自律的に予備のモジュールへ切り替え、音声通信サービスを継続して提供する。
図3に、従来のVoIPゲートウェイ装置を含む音声通信システムのブロック図を示す。この音声通信システムは、PSTN端末である電話機109、VoIPゲートウェイ装置101、及びIP端末である電話機110を備えている。電話機109とVoIPゲートウェイ装置101とはPSTN網107を介して接続され、VoIPゲートウェイ装置101と電話機110とはIP網108を介して接続される。
VoIPゲートウェイ装置101は、電話機109のユーザ及び電話機110のユーザに、PSTN網107及びIP網108を介した音声通信サービスを提供する装置である。このVoIPゲートウェイ装置101は、複数の音声チャネルを収容し、PSTN網107の音声データとIP網108の音声パケットとを相互に変換するVoIP処理部102と、当該VoIP処理部102と同じ機能を有し、VoIP処理の冗長化を実現する予備VoIP処理部103と、PSTN網107のインタフェースの終端を行うPSTNインタフェース処理部104と、IP網108のインタフェースの終端を行うIPインタフェース処理部105と、VoIP処理部102が故障した場合に予備VoIP処理部103へ切り替える制御を行う装置制御部106とを備えている。
ここで、VoIP処理部102に故障が発生すると、装置制御部106は、VoIP処理部102を故障状態とし、上記の変換処理を行っていたVoIP処理部102に替えて、予備VoIP処理部103が変換処理を行うように、VoIP処理部102から予備VoIP処理部103へ切り替えるようになっている。
ITU−T H.248、[online]、ITU,[平成16年2月9日検索]、インターネット、<URL:http://www.itu.int/rec/recommendation.asp?type=folders&lang=e&parent=T-REC-H.248> 特開2000−201149号公報(段落〔0010〕、図1)
図3において、VoIP処理部102に故障が発生すると、VoIP処理部102のチャネルを使用している音声通信中の呼は、強制的に切断されてしまう。従って、発生した故障がVoIP処理部102における一部のチャネルにのみ影響する故障であっても、全チャネルの音声通信中の呼が切断されてしまう。このように、図3に示した従来のVoIPゲートウェイ装置101では、一部のチャネルにのみ影響がある故障が発生した場合であっても、全チャネルの音声通信中の呼が切断されてしまい、故障の影響がないチャネルのユーザに対しても、音声通信サービスを継続することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、VoIP処理における一部のチャネルにのみ影響がある故障が発生し、予備の処理へ自律的に切り替える場合に、故障の影響のないチャネルの音声通信中の呼が強制的に切断されることがなく救済可能な故障切り替えを行うゲートウェイ装置、故障切替方法、故障切替プログラム、及び該プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、呼が設定されて音声情報の変換を行う処理部に、一部のチャネルのみ影響がある故障が発生した場合、処理部の予閉塞制御により、全ての音声通信中の呼が切断完了した後に、処理部から予備処理部への自律的切り替えを行うことを特徴とする。
請求項1のゲートウェイ装置は、音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置からの指示を受けて、IP網と回線交換網とを相互に接続し、音声通信サービスをユーザへ提供するゲートウェイ装置において、前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、当該チャネル毎に一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する変換手段、及び当該変換手段の故障を検出する検出手段を有する処理部と、当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部と、前記処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報、及び予備処理部が使用可能な運用状態にあることを示す第2の情報を前記ゲートウェイ制御装置へ送信する送信部と、前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替える切替部とを備え、前記処理部の検出手段が変換手段における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出した場合に、前記送信部が、第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信し、前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、前記切替部が、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替え、前記送信部が、第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信することを特徴とする。
請求項2に記載の故障切替方法は、音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置と、前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、前記ゲートウェイ制御装置からの指示によりチャネル毎にIP網と回線交換網とを相互に接続し、一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する処理部、及び当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部を有するゲートウェイ装置とを備えた音声通信システムの下で、前記処理部に故障が発生した場合のゲートウェイ装置における故障切替方法において、前記処理部における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出し、前記処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信し、前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替え、前記予備処理部が使用可能な運用状態であることを示す第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信することを特徴とする。
請求項の故障切替プログラムは、音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置と、前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、前記ゲートウェイ制御装置からの指示によりチャネル毎にIP網と回線交換網とを相互に接続し、一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する処理部、及び当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部を有するゲートウェイ装置とを備えた音声通信システムにおける前記ゲートウェイ装置を構成するコンピュータに実行させる故障切替プログラムであって、前記処理部における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出する処理と、前記故障の検出により、処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信する処理と、前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替える処理と、前記予備処理部が使用可能な運用状態であることを示す第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信する処理とを実行させることことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の故障切替プログラムを記録した記録媒体。
本発明によれば、呼が設定されて音声情報の変換を行う処理部が冗長構成をとるゲートウェイ装置において、一部のチャネルにのみ影響のある故障が発生し、予備処理部への自律切り替えを行う場合に、故障の影響を受けないチャネルの音声通信中の呼が強制的に切断されることはなく、処理部の予閉塞制御により、故障の影響を受けないチャネルの音声通信中の呼が強制切断されずに救済されることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るVoIPゲートウェイ装置を含む音声通信システムの構成を示すブロック図である。本図において、音声通信システムは、PSTN端末である電話機11、VoIPゲートウェイ装置1、IP端末である電話機12及びゲートウェイ制御装置8を備えている。電話機11とVoIPゲートウェイ装置1とはPSTN網9を介して接続され、VoIPゲートウェイ装置1と電話機12とはIP網10を介して接続される。また、VoIPゲートウェイ装置1とゲートウェイ制御装置8とは所定の通信回線により接続される。この場合、IP網10を介して接続されるようにしてもよい。
VoIPゲートウェイ装置1は、電話機11のユーザ及び電話機12のユーザに、PSTN網9及びIP網10を介して、容易に切断されることのない継続した音声通信を実現する音声通信サービスを提供する装置である。このVoIPゲートウェイ装置1は、複数の音声チャネルを収容し、PSTN網9の音声データとIP網10の音声パケットとを相互に変換するVoIP処理部2と、当該VoIP処理部と同じ機能を有し、VoIP処理の冗長化を実現する冗長構成の予備側である予備VoIP処理部3と、PSTN網9のインタフェースの終端を行うPSTNインタフェース処理部4と、IP網10のインタフェースの終端を行うIPインタフェース処理部5と、VoIP処理部が故障した場合に予備VoIP処理部へ切り替える制御を行う装置制御部6と、ゲートウェイ制御装置8と制御信号の送受信を行うシグナリング処理部7とを備えている。ゲートウェイ制御装置8は、VoIPゲートウェイ装置1のシグナリング処理部7と制御信号の送受信を行い、VoIPゲートウェイ装置1による呼の設定及び切断を制御する。
VoIPゲートウェイ装置1のVoIP処理部2は、一部のチャネルにのみ影響がある装置故障が発生した場合にはこの故障を検出し、後述する予閉塞制御を行う。そして、装置制御部6は、ユーザによって全ての音声通信中の呼が切断完了した後に、VoIP処理部2から予備VoIP処理部3への自動切り替えを行う。これにより、故障の影響を受けないチャネルを使用しているユーザの音声通信中の呼は、強制的に切断されずに救済されることになる。
以下、図2を参照して、図1に示したVoIPゲートウェイ装置の動作を説明する。ユーザにより、電話機11または電話機12からの音声通話要求があると、ゲートウェイ制御装置8は、VoIPゲートウェイ装置1を介して電話番号や認証番号等の情報を受信し、本音声通信サービスを利用可能なユーザであるか否かを判断する。ゲートウェイ制御装置8は、本音声通信サービスを利用可能なユーザであると判断すると、呼設定制御信号をVoIPゲートウェイ装置1のシグナリング処理部7を介してVoIP処理部2へ送信し、VoIP処理部2は、複数のチャネルのうちの1つのチャネルを選択して呼を設定し、電話機11と電話機12との接続を確立する。
VoIP処理部2は、PSTNインタフェース処理部4がPSTN網9を介して電話機11から受信した音声データを、音声符号化方式に従って符号化した音声パケットに変換し、当該音声パケットをIPインタフェース処理部5に出力する。また、VoIP処理部2は、IPインタフェース処理部5がIP網10を介して電話機12から受信した音声パケットを、所定の方式に従って音声データに変換し、当該音声データをPSTNインタフェース処理部4に出力する。このようにして、電話機11と電話機12との間で音声通信が行われ、VoIP処理部2は、通話中状態となる(ステップS1)。この場合、予備VoIP処理部3は、通常は、音声データ及び音声パケットの変換処理を行っておらず、故障発生時におけるVoIP処理部2からの自律的切り替えに備えて、待機状態になっている(ステップS2)。
ここで、VoIP処理部2は、音声チャネルを収容するデジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Proccessor/以下、「DSP」という。)を複数搭載し、音声チャネル毎にこれらの変換処理を行う。ゲートウェイ制御装置8は、チャネル毎に呼設定及び切断制御を行い、チャネル毎の状態を管理する。
VoIP処理部2において、音声通信中の複数の呼が存在する状態で、VoIP処理部2に実装された複数のDSPのうちの一部のDSPに装置故障が発生したとする。この場合、当該故障の影響を受けるチャネルの音声通信中の呼は切断される。VoIP処理部2において、図示しない故障検出部は、当該DSPの故障を検出し(ステップS3)、故障通知をシグナリング処理部7に出力する(ステップS4)。そして、シグナリング処理部7は、故障通知を入力すると、VoIP処理部2が予閉塞状態であるという情報(以下、「予閉塞状態情報」という。)をゲートウェイ制御装置8に送信する(ステップS5)。ゲートウェイ制御装置8は、予閉塞状態情報を受信すると、それ以降は、新たな音声通信呼の設定を行わない。すなわち、音声通信呼の設定のための呼設定制御信号をシグナリング処理部7を介してVoIP処理部2へ送信することはなく、VoIP処理部2に新たな通信接続を確立させない。つまり、ゲートウェイ制御装置8は、DSPの故障の影響を受けないチャネルの音声通信中の呼に対し、ユーザによる音声通信が完了するまで待ち、音声通信中でない呼のチャネルについては新たな接続要求があっても呼設定の制御を行わない。この場合のVoIP処理部2の状態を予閉塞状態といい、ゲートウェイ制御装置8が行う上記の制御を予閉塞制御という。
そして、ユーザにより音声通信が完了すると、ゲートウェイ制御装置8は、呼切断制御信号をVoIPゲートウェイ装置1のシグナリング処理部7を介してVoIP処理部2へ送信し、VoIP処理部2は、その音声通信中の呼を切断する(ステップS6,S7)。このようにして、音声通信が終了したユーザにより、音声通信中の呼が徐々に切断され、最終的にVoIP処理部2において音声通信中の呼がなくなる(ステップS8)。このVoIP処理部2の状態を閉塞状態という。そして、VoIP処理部2は、装置制御部6に故障通知を出力する(ステップS9)。装置制御部6は、故障通知を入力すると、VoIP処理部2に故障状態制御信号を出力する(ステップS10)。VoIP処理部2は、故障状態制御信号を入力すると、故障状態となる(ステップS11)。そして、装置制御部6は、予備VoIP処理部3に切替制御信号を出力する(ステップS12)。予備VoIP処理部3は、切替制御信号を入力すると、運用状態になる(ステップS13)。このとき、予備VoIP処理部3は、運用状態通知をシグナリング処理部7に出力し(ステップS14)、シグナリング処理部7は、予備VoIP処理部3が使用可能状態にあるという情報(以下、「使用可能状態情報」という。)をゲートウェイ制御装置8に送信する(ステップS15)。ゲートウェイ制御装置8は、使用可能状態情報を受信すると、それ以降は、予備VoIP処理部3に対して音声通信呼の設定を行う。すなわち、音声通信呼の設定のための呼設定制御信号を、シグナリング処理部7を介して予備VoIP処理部3へ送信し、予備VoIP処理部3に音声通信を確立させる。ここで、予備VoIP処理部3は、VoIP処理部2と同様に、音声チャネルを収容するDSPを複数搭載し、音声チャネル毎にこれらの変換処理を行う。ゲートウェイ制御装置8は、予備VoIP処理部3に対して、チャネル毎に呼設定制御を行い、チャネル毎の状態を管理する。
このように、本発明の実施の形態に係るVoIPゲートウェイ装置1によれば、VoIP処理部2が搭載する一部のDSPに故障が発生した場合、当該故障の影響を受けるチャネルの音声通信中の呼は切断されるが、当該故障の影響を受けないチャネルの音声通信中の呼は切断されない。そして、VoIPゲートウェイ装置1は、VoIP処理部2の状態を予閉塞状態であるとして、その故障の影響を受けていないチャネルの音声通信を継続し、ユーザにより音声通信が完了するのを待って、予備VoIP処理部3へ自律的に切り替えるようにした。これにより、故障の影響を受けないチャネルの音声通信中の呼を、強制的に切断することなく音声通信が終了するまで継続させることができるから、そのチャネルを救済することが可能となる。
上記のVoIPゲートウェイ装置1は、中央処理装置(Central Processing Unit/以下、「CPU」という。)、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性の記憶媒体、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置、画像やデータを表示するモニタ装置、及び外部の装置と通信をするためのインタフェースを備えたコンピュータ装置によって構成されるようにしてもよい。この場合、VoIPゲートウェイ装置1に備えたVoIP処理部2、予備VoIP処理部3、PSTNインタフェース処理部4、IPインタフェース処理部5、装置制御部6及びシグナリング処理部7の各機能は、それらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることにより実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピィーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び意図を逸脱しない限り、種々変形が可能である。例えば、上記の実施の形態においては、VoIP処理部2における一部のDSPに装置故障が発生した場合に適用するようにしたが、一部のチャネルに対してのみ影響を与える故障がDSP以外で発生した場合にも適用される。
また、上記の実施の形態においては、電話機11とVoIPゲートウェイ装置1とがPSTN網9を介して接続される場合に適用するようにしたが、電話機11とVoIPゲートウェイ装置1とがISDN(Integrated Service Digital Network)網等の他の回線交換網を介して接続される場合にも適用される。
本発明の実施の形態に係るVoIPゲートウェイ装置を含む音声通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示したVoIPゲートウェイ装置の動作を説明するフロー図である。 従来のVoIPゲートウェイ装置を含む音声通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,101 VoIPゲートウェイ装置
2,102 VoIP処理部
3,103 予備VoIP処理部
4,104 PSTNインタフェース処理部
5,105 IPインタフェース処理部
6,106 装置制御部
7 シグナリング処理部
8 ゲートウェイ制御装置
9,107 PSTN網
10,108 IP網
11,12,109,110 電話機

Claims (4)

  1. 音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置からの指示を受けて、IP網と回線交換網とを相互に接続し、音声通信サービスをユーザへ提供するゲートウェイ装置において、
    前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、当該チャネル毎に一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する変換手段、及び当該変換手段の故障を検出する検出手段を有する処理部と、
    当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部と、
    前記処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報、及び予備処理部が使用可能な運用状態にあることを示す第2の情報を前記ゲートウェイ制御装置へ送信する送信部と、
    前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替える切替部とを備え、
    前記処理部の検出手段が変換手段における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出した場合に、
    前記送信部が、第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信し、
    前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、
    前記切替部が、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替え、
    前記送信部が、第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信することを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置と、前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、前記ゲートウェイ制御装置からの指示によりチャネル毎にIP網と回線交換網とを相互に接続し、一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する処理部、及び当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部を有するゲートウェイ装置とを備えた音声通信システムの下で、前記処理部に故障が発生した場合のゲートウェイ装置における故障切替方法において、
    前記処理部における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出し、
    前記処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信し、
    前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、
    前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替え、
    前記予備処理部が使用可能な運用状態であることを示す第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信することを特徴とする故障切替方法。
  3. 音声通信のための呼の設定及び切断を制御するゲートウェイ制御装置と、前記呼がそれぞれ設定される複数のチャネルを収容し、前記ゲートウェイ制御装置からの指示によりチャネル毎にIP網と回線交換網とを相互に接続し、一方の網から受信した音声情報を他方の網へ送出するための音声情報に変換する処理部、及び当該処理部と冗長構成を成し、処理部が動作中の場合は切り替えのための待機状態にある予備処理部を有するゲートウェイ装置とを備えた音声通信システムにおける前記ゲートウェイ装置を構成するコンピュータに実行させる故障切替プログラムであって、
    前記処理部における複数のチャネルのうちの一部のチャネルの故障を検出する処理と、
    前記故障の検出により、処理部が予閉塞状態にあることを示す第1の情報をゲートウェイ制御装置へ送信する処理と、
    前記第1の情報の受信以降に呼の新たな設定を行わないゲートウェイ制御装置からの指示により、前記故障の影響を受けないチャネルにおける音声通信中の全ての呼が、ユーザによる音声通信の完了後切断された場合に、処理部を故障状態に設定して予閉塞状態から閉塞状態に遷移させると共に、予備処理部を使用可能な運用状態に設定し、前記処理部による動作を予備処理部による動作へ切り替える処理と
    前記予備処理部が使用可能な運用状態であることを示す第2の情報をゲートウェイ制御装置へ送信する処理とを実行させることを特徴とする故障切替プログラム。
  4. 請求項に記載の故障切替プログラムを記録した記録媒体。
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