JP3921260B2

JP3921260B2 - Chair back support frame mounting structure

Info

Publication number: JP3921260B2
Application number: JP16027296A
Authority: JP
Inventors: 恒太郎伊藤; 正光宮下
Original assignee: Takano Co Ltd
Current assignee: Takano Co Ltd
Priority date: 1996-06-20
Filing date: 1996-06-20
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2016-06-20
Also published as: JPH105077A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の座受部に背支桿を取り付ける背支桿取付構造に関する。更に詳述すると、本発明は、座受部を共用可能とする椅子の背支桿取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
背凭れを有する回転椅子等では、背凭れを支持する背支桿と、背支桿を支持する座受部と、座受部を支持する脚部と、座受部に取り付けられる座部とが備えられている。このように背凭れや座部等の各構成部材を組み合わせて完成品とする椅子では、各構成部材の形状や色等のデザインは椅子の全体のデザインを考慮して設計されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した椅子では、完成品である椅子の全体のデザインを考慮して座部、背凭れ及び脚部の各構成部材がこれらの取付構造を含めて設計・デザインされるので、各構成部材は言うに及ばずパーツ座受部と背支桿との取付構造も椅子の固有のデザイン毎に固有の構造となってしまう。すなわち、あるデザインの椅子の背凭れや背支桿を、他のデザインの椅子の背凭れや背支桿として組み付けることは極めて困難である。このため、椅子のデザインの数だけ、脚部や座部、背凭れの他これらを組み付ける座受部や背支桿なども必要となり、構成部材の共用による部品コストの低減を図ることができない。
【０００４】
そこで、本発明は、異なるデザインの背支桿及び背凭れを共通の座受部に取り付けることができる椅子の背支桿取付構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項１の発明は、椅子の背凭れを支持する背支桿を座受部に揺動自在に取り付ける背支桿取付構造において、座受部に揺動自在に設けられた背支桿腕と、背支桿腕と背支桿とを一体化して連結する背支桿支持軸とを備え、背支桿支持軸は背支桿及び背支桿腕に形成された孔に嵌合するものとし、孔の断面形状と背支桿支持軸の断面形状とを背支桿支持軸が孔に空転せずに挿入される形状とするようにしている。
【０００６】
したがって、座受部と背支桿とは背支桿腕を介して背支桿支持軸により結合されるので、この背支桿支持軸の形状や寸法の共通化により座受部に対して多様なデザインの背凭れが取り付けられる。すなわち、あるデザインの座部及び座受部に対して、他の複数のデザインの背凭れ及び背支桿の取り付けが行われる。
【０００８】
さらに、椅子に着座した者が背凭れに荷重を掛けることにより、背支桿及び背支桿腕の孔と背支桿支持軸との間にトルクが発生するが、トルクは孔の内面と背支桿支持軸の外面との間で支えられ、背支桿及び座受部に設けられた背支桿腕と背支桿支持軸とは空転しない。
【０００９】
また、請求項２の背支桿取付構造は、背支桿支持軸は座受部の幅より長い１本の棒状物または座受部の幅よりも短い同軸上の２本の棒状物であると共に、座受部の左右側部から背支桿支持軸の先端部を突出した状態で該背支桿支持軸が軸方向に固定されている。したがって、背支桿支持軸は座受部から抜け落ちることがないので、背支桿との結合が確実なものとなる。
【００１０】
また、請求項３の背支桿取付構造は、背支桿支持軸は座受部の幅より長い１本の棒状物または座受部の幅よりも短い同軸上の２本の棒状物から成ると共に座受部に対して軸方向に摺動可能であり、背支桿支持軸の先端部が座受部の左右側部から突出して背支桿に挿入された時に背支桿支持軸を軸方向に固定する固定手段を設けている。
【００１１】
したがって、背支桿を座受部に組み付ける際は、座受部に対して背支桿を取付位置に位置させ、背支桿支持軸を軸方向に摺動させて座受部と背支桿とを連結する。このため、左右の背支桿の間隔は組付作業の前後で変化させる必要はない。すなわち、背支桿及び背凭れは組み上がった状態でそのまま座受部に取り付けられる。また、固定手段を備えているので、背支桿支持軸が軸方向に抜け落ちることが防止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。第１の実施形態は、座受部と座部とが連動する椅子の背支桿取り付け構造について説明している。図１に示すように、椅子の背凭れ１を支持する背支桿２を座受部３に取り付ける背支桿取付構造において、椅子の左右方向を軸方向とする背支桿支持軸４を座受部３に設け、背支桿支持軸４の両端部に背支桿２を嵌合させている。
【００１３】
図２から図４に示すように、座受部３は、座部５を支持する座受金具８と、この座受金具８及び背支桿２を各々揺動自在に支持して脚柱６に取り付けられる脚側固定部材（以下、支持金具と呼ぶ）７と、座部５と背凭れ１を原位置に復帰させる反力を付与する反力ユニット９と、座受金具８及び支持金具７の間を連結するリンク機構３３とから主に構成されている。座受金具８と支持金具７とは前方においてピン継手で互いに揺動可能に連結されると共に後方においてリンク機構３３によって連結されている。
【００１４】
リンク機構３３は、本実施形態の場合、互いに揺動可能にピン継手で連結された第１及び第２の２枚のリンク３４，３５から成り、各リンク３４，３５が一直線に延びた状態で鉛直に配置されるようにして座受金具８と支持金具７とにそれぞれピン継手で互いに揺動可能に取り付けられている。更に、このリンク機構３３は、構成リンクの一方例えば第２のリンク３５と背支桿２とが背支桿リンク３６及び背支桿腕３７で互いに揺動可能に連結されると共に第２のリンク３５と反力ユニット９も連結され、背支桿２と同一回転方向にリンク機構３３が屈曲するように設けられている。これによって、リンク機構３３は、背凭れ１に荷重が掛かっていないときには死点を構成して座部５にかかる荷重を支持すると共に背凭れ１に荷重が掛かるときには背支桿２と連動して死点が解除されて屈曲し座部５を背凭れ１の傾動と連動させて傾斜させるように設けられている。ここで、背支桿２は背支桿腕３７を介して背支桿リンク３６と回転自在に連結されている。また、反力ユニット９としては、圧縮コイルスプリングを反力発生源としたものが採用され、支持金具７の前端での固定位置を回転によって移動させる初圧調整機構３８が備えられている。
【００１５】
座受金具８は、長方形の取付板８ａと該取付板８ａの左右両側縁が直角に折り曲げられた軸支持板８ｂ，８ｂとにより構成されている。取付板８ａの上側には、座部２の座板がボルト３９，３９によりねじ止めされている。また、各軸支持板８ｂ，８ｂの前後部には、軸支持孔８ｃ，８ｄが形成されている。ここで、後側の軸支持孔８ｄには、第１のリンク３４が取り付けられている。各第１のリンク３４，３４は、各軸支持板８ｂ，８ｂのそれぞれ内側に位置すると共に、各軸支持板８ｂ，８ｂを貫通する第１リンク軸４０により回転可能に取り付けられている。
【００１６】
支持金具７は、前後を長手方向とする４枚の垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂを有している。各垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂの隣り合ったもの同士は、連結板７ｉにより連結されている。さらに、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの前端部は、ほぼ水平な連結板７ｃにより連結されている。また、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａは、両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂより後部を短くして形成されている。そして、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの後方には、脚柱６の上端部を収容する円筒部７ｄが形成されている。
【００１７】
支持金具７の前部と中央部とには、４枚の垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂを通過する水平な軸支持孔７ｅ，７ｆが形成されている。ここで、支持金具７の前部は、座受金具８の各軸支持板８ｂ，８ｂの間に収容されている。そして、座受金具８の前側の軸支持孔８ｃと支持金具７の前側の軸支持孔７ｅとには、前固定軸４１が貫通して取り付けられている。このため、座受金具８及び座部５は、前固定軸４１を中心に揺動可能とされている。
【００１８】
支持金具７の中央部の軸支持孔７ｆには、昇降レバー４２が回転可能に取り付けられている。該昇降レバー４２の中央部の軸支持孔と支持金具７の中央部の軸支持孔７ｆとを貫通して、後固定軸４３が設けられている。また、昇降レバー４２は、中央の垂直板７ａと隣り合う端の垂直板７ｂとの間に位置している。ここで、昇降レバー４２の後端部は、昇降レバー４２の揺動により脚柱６の上端部のガススプリングに係合可能とされている。また、昇降レバー４２の前端部には、該先端部を引き上げるワイヤ４４の一端部が係合されている。このため、ワイヤ４４の他端部に取り付けられた図示しない操作レバーの操作により、脚柱６のガススプリングが伸縮可能となる。
【００１９】
また、支持金具７の両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂの後端部には、背支桿支持孔７ｇ，７ｇが形成されている。各背支桿支持孔７ｇ，７ｇには、断面六角形の透孔を有する回転板４５が回転可能に嵌合されている。各回転板４５，４５の外側にはフランジ部が形成されている。このフランジ部は各背支桿支持孔７ｇ，７ｇの縁に接し、各回転板４５，４５の内側への脱落を防止している。また、各フランジ部の外側には背支桿腕３７が接している。各背支桿腕３７，３７には、回転板４５の透孔と等しい大きさの断面六角形の透孔から成る保持孔３７ａ，３７ａが形成されている。
【００２０】
また、支持金具７の垂直板７ｂ，７ｂの後端部には、リンク機構３３が伸ばされて図２に示す死点を構成する位置に移されたときに背支桿腕３７と当接してそれ以上背支桿腕３７が後方へ移動しないように（図２で反時計回転方向へ回転しないように）規制してリンク機構３３がくの字形に折れ曲がらないようにするストッパ７ｊが設けられている。このストッパ７ｊには反力ユニット９の力を受けて背支桿腕３７が押し当てられる。したがって、背支桿腕３７の後方への移動の規制は、反力が与えられつつ行われるので、背支桿２のがたつきが防止できる。
【００２１】
さらに、各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａと各回転板４５，４５の透孔とを貫通して、断面六角形の背支桿支持軸４が嵌合されている。背支桿支持軸４は、各背支桿腕３７，３７よりも左右に突出されている。背支桿支持軸４の断面の大きさは、背支桿腕３７の保持孔３７ａ及び回転板４５の透孔の断面より僅かに小さいものとされている。そして、各背支桿腕３７，３７には、その外周面から保持孔３７ａ，３７ａの内部に貫通するねじ孔３７ｂ，３７ｂが穿孔されている。各ねじ孔３７ｂ，３７ｂには、埋め込みボルト５９がねじ止めされている。この植え込みボルト５９が締め付けられることにより、背支桿支持軸４が背支桿腕３７の保持孔３７ａの内面に押しつけられる。これにより、背支桿支持軸４の抜け落ちが防止される。
【００２２】
背支桿支持軸４の両端部には、背支桿２の前端部の支持孔２ａが嵌合されている。この支持孔２ａは、断面六角形で左右方向を長手方向とし椅子の中心側に開口されている。支持孔２ａの底部は外部に貫通せずに塞がれている。また、支持孔２ａの断面の大きさは、背支桿腕３７の保持孔３７ａ及び回転板４５の透孔の断面の大きさと等しくされている。これにより、各回転板４５，４５及び各背支桿腕３７，３７と背支桿支持軸４と背支桿２，２とは、滑りを生ずることなく一体化して支持金具７に対して回転される。
【００２３】
ここで、各背支桿２，２を背支桿支持軸４に取り付ける際は、座受部３に背支桿支持軸４を組み付けて背凭れ１も組み立ててから左右の背支桿２，２同士の間隔を広げるように弾性変形させ、各支持孔２ａ，２ａを背支桿支持軸４の両端部に嵌合させる。また、この取付方法に限らず、背凭れ１を組み立てる前に左右の背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａを別々に背支桿支持軸４の両端部に嵌合させてから背凭れ１を組み立てても構わない。
【００２４】
本実施形態では、各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａ及び各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａの内面と背支桿支持軸４の外周面との接触面は六面有るので、比較的多くの面を接触させて回転を伝達することができる。このため、接触辺の１本当たりの負荷が小さくなり、各背支桿腕３７，３７と背支桿支持軸４と背支桿２，２との一体化の確実性が向上し、また各部材の摩耗を抑制して長寿命化することができる。
【００２５】
なお、本実施形態では、各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａ及び各回転板４５，４５の透孔及び各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａの断面形状や背支桿支持軸４の断面形状を六角形としたが、これに特に限られず四角形や八角形などの他の多角形あるいは楕円形や半円形でも構わない。また、本実施形態では設けていないが、背支桿２の前端部の支持孔２ａが形成された筒部の外周面から該支持孔２ａまで貫通するねじ孔を形成し、このねじ孔にボルトを螺合させて背支桿支持軸４を支持孔２ａの内面に押し付けるようにしても構わない。この場合、伝達可能なトルクが大きくなると共に軸方向への滑りが防止される。
【００２６】
さらに、本実施形態では、各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａ及び各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａの断面形状や背支桿支持軸４の断面形状が真円形状でないことと回り止めのボルト５９を螺合させたこととにより背凭れ１の揺動のトルクを座受部３に伝達しているが、これに限らず各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａ及び各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａの断面形状や背支桿支持軸４の断面形状を真円形状として背支桿支持軸４の回り止めのピンを各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａ及び各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａの外周面から背支桿支持軸４を貫通して反対側の外周面に至るよう嵌合させても構わない。
【００２７】
また、背支桿腕３７の先端部には、背支桿リンク３６がピン４６及びＥリング４７により回転可能に取り付けられている。
【００２８】
一方、第２のリンク３５は、ほぼ三角形の板状で、中央部と２つの角部とに軸支持孔３５ａ，３５ｂ，３５ｃが形成され、残りの１つの角部に軸止ピン３５ｄが設けられている。第２のリンク３５は、支持金具７の両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂの外側にそれぞれ配置されている。そして、各第２のリンク３５，３５の中央部の軸支持孔３５ａは、後固定軸４３に取り付けられている。また、各第２のリンク３５，３５は、各第１のリンク３４，３４の外側に位置している。そして、各第２のリンク３５，３５の上部の軸支持孔３５ｂと各第１のリンク３４，３４の下側の軸支持孔とを貫通して、座部支持軸４８が取り付けられている。この座部支持軸４８は支持金具７の上方で移動可能とされている。
【００２９】
この可動範囲の後端部に位置する支持金具７の一部には、上方に突出したストッパ７ｈ，７ｈが形成されている。このため、第２のリンク３５が後固定軸４３を中心に図２中時計回転方向に揺動すると、座部支持軸４８がストッパ７ｈに当接する。これにより、第２のリンク３５はそれ以上回転できなくなる。即ち、リンク機構３３の第２のリンク３５がそれ以上後方へ倒れるのを規制して、反力ユニット９に荷重負担を掛けないように設けられている。しかし、場合によっては、反力ユニット９の端部部材４９，５０が突き当たることによってそれ以上第２のリンク３５が回動しないように設けることも可能である。なお、本実施形態では、座部５及び背凭れ１の傾斜角度の比は例えば１：２．５程度とされている。そして、座部５の最大傾斜角度は例えば６度、背凭れ１の最大傾斜角度は例えば１５度とされている。
【００３０】
さらに、座部５及び背凭れ１が原位置にある静止状態では、各第１のリンク３４，３４及び各第２のリンク３５，３５を相互に揺動自在に連結する３本の軸すなわち第１のリンク軸４０と座部支持軸４８と後固定軸４３とは、１本の鉛直線上に配置されている。この時、リンク機構３３は死点を構成している。このため、リンク機構３３は、着座により座部５に作用する鉛直な荷重を同じく鉛直に配置した突っ支え棒として支持することができる。このとき、背凭れ１の動きに対して座部５が遅れなくスムーズに追従することができる。
【００３１】
また、反力ユニット９は、摺動軸５１により案内されて間隔を変更可能な基端部材４９及び先端部材５０と、各端部部材４９，５０の間に介在する圧縮コイルばね５２とを備えている。基端部材４９と先端部材５０とは圧縮コイルばね５２が圧縮されるときに座屈しないように保持すると共にある程度以上は圧縮されないようにして背凭れ１の傾動を規制する機能を有する。このため、各端部部材４９，５０同士を近接させる力が加わると、圧縮コイルばね５２が圧縮される。そして、反力ユニット９は、支持金具７の中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの間に位置している。この反力ユニット９の基端部材４９は、各第２のリンク３５の下部の軸支持孔３５ｃに支持軸５３により取り付けられている。
【００３２】
本実施形態では、反力ユニット９のみにより背凭れ１及び座部５を復起させているが、これに限らず復起のための補助ばねを設けても構わない。例えば、図２の想像線で示すように、支持金具７と座受金具８との間に圧縮コイルばねから成る補助ばね９’を鉛直に設けることができる。この場合、座部５の荷重は反力ユニット９の他に補助ばね９’によっても支持されるので、座部荷重が大きくても背凭れ１及び座部２を容易に復起させることができる。
【００３３】
一方、初圧調整機構３８は、反力ユニット９の先端部材５０が取り付けられたばね支持リンク５４と、該ばね支持リンク５４に係合する押さえピン５５と、押さえピン５５の位置を調整する操作ノブ５６とを備えている。ばね支持リンク５４の上下部には、水平な軸支持孔５４ａ，５４ｂが形成されている。ばね支持リンク５４の前部には、上側が開放された係合凹部５４ｃが形成されている。ばね支持リンク５４の上部の軸支持孔５４ａは、前固定軸４１の中央部に回転可能に取り付けられている。ばね支持リンク５４の下部の軸支持孔５４ｂには、反力ユニット９の先端部材５０がピン５７により回転可能に取り付けられている。このため、ばね支持リンク５４は、反力ユニット９により前固定軸４１を中心に図中時計回転方向に付勢されている。
【００３４】
また、ばね支持リンク５４の係合凹部５４ｃには、押さえピン５５の両端部が係合されている。押さえピン５５の中央部には、その軸方向と直交して貫通するねじ孔５５ａが形成されている。一方、操作ノブ５６は、支持金具７の前端部の連結板７ｃに形成された透孔に回転可能に取り付けられ、樹脂製のスラストワッシャ５８により脱落しないよう止着されている。このため、スラストワッシャ５８がベアリングとして機能するので、操作ノブ５６の回転に必要なトルクを低減することができる。さらに、操作ノブ５６の先端部には、ねじ部５６ａが形成されている。このねじ部５６ａは、押さえピン５５のねじ孔５５ａに螺合されている。
【００３５】
ここで、ばね支持リンク５４は反力ユニット９により付勢されているので、その係合凹部５４ｃは押さえピン５５を押し上げて操作ノブ５６を引っ張り上げる方向に付勢する。これに対し、操作ノブ５６は連結板７ｃに係合しているので上方に移動できない。このため、押さえピン５５は移動せず、ばね支持リンク５４の回動が制限される。また、操作ノブ５６を回転すると、ねじ部５６ａに螺合する押さえピン５５が上下に移動する。これにより、連結板７ｃと押さえピン５５との間隔が変化するので、ばね支持リンク５４の設置角度が変化する。このため、反力ユニット９の長さが調整されるので、圧縮に必要なばね力が変化する。これにより、背凭れ１を傾斜させるために必要な荷重の大きさを調整することができる。
【００３６】
なお、本実施形態では座受部３を背凭れ１と座部５とが連動して傾斜する構造としたが、これに限らず背凭れ１のみが傾斜可能な構造としても構わない。
【００３７】
図１に示すように、背支桿２の後端部には、支持板１４がほぼ垂直に溶接により取り付けられている。左右の背支桿２，２の支持板１４，１４は、ほぼ全体を互いに重ねてねじ止めされている。ここで、前側の支持板１４が後側の支持板１４の背支桿２に干渉しないように、前側の支持板１４には切り欠きが形成されている。各支持板１４，１４が互いにねじ止めされることにより、左右の支持孔２ａ，２ａの間隔が広がってしまうことはないので、各背支桿２，２が背支桿支持軸４から外れて落ちてしまうことが防止される。
【００３８】
また、背凭れ１は、インナーシェル１０と、該インナーシェル１０の後側を覆い隠すアウターシェル１１と、該アウターシェル１１の前面の下部を覆い隠す前カバー１２と、背凭れ昇降機構１３とを備えている。インナーシェル１０の前側には、スポンジやウレタン等から成るクッションが取り付けられている。そして、クッションの前側には、布等から成る上張地がクッションに覆い被さるように張られている。インナーシェル１０とアウターシェル１１との組付けは、インナーシェル１０の係合孔１０ａとアウターシェル１１の係合爪１１ａとの掛止めによりなされている。但し、これに限らずボルト等のねじ止めにより組み付けても構わない。
【００３９】
さらに、各支持板１４，１４には、背凭れ１の背凭れ昇降機構１３が取り付けられている。また、これら支持板１４，１４と背凭れ昇降機構１３とは、前カバー１２により覆い隠されている。前カバー１２の下部には、縦長の切り欠き１２ａ，１２ａが形成されている。そして、背支桿２，２が、各切り欠き１２ａ，１２ａを通して背凭れ１の前面から前方に突出されている。
【００４０】
図１及び図５に示すように、背凭れ昇降機構１３は、支持板１４，１４に対して昇降可能なスライド板１５と、アウターシェル１１に対して摺動可能な操作レバー１６と、係合ピン１７と、戻りばね１８と、左ロック腕２２及び右ロック腕２１と、ロックピン２８，２８とを備えている。スライド板１５の左右縁部は内側に折り曲げられて案内部１５ａ，１５ａを構成している。各案内部１５ａ，１５ａには、案内レール１９，１９が取り付けられている。各支持板１４，１４の左右縁部は、各案内レール１９，１９により支持される。これにより、スライド板１５は、各支持板１４，１４に沿って上下方向に案内される。スライド板１５は、アウターシェル１１の下部に４箇所のボルト２０によりねじ止めされている。
【００４１】
操作レバー１６は、中央部の透孔１６ａと、上端部のストッパ１６ｂと、下端部のノブ取付部１６ｃと、ストッパ１６ｂ及びノブ取付部１６ｃの間の側端が面取りされた係合辺１６ｄとを備えている。一方、アウターシェル１１の前面の下部には、２対の支持突起１１ｂ，１１ｂがアウターシェル１１と一体成形により形成されている。各対の支持突起１１ｂ，１１ｂの向き合った面には、上下方向を長手方向とする案内溝が形成されている。この案内溝に操作レバー１６の側部の係合辺１６ｄ，１６ｄが挟持される。これにより、操作レバー１６はアウターシェル１１に対して上下方向に摺動可能に支持されている。また、ノブ取付部１６ｃには、操作ノブ２５が嵌合により取り付けられている。
【００４２】
操作レバー１６の透孔１６ａには、係合ピン１７が係合されている。係合ピン１７は、右ロック腕２１の基端部と一体化されている。この係合ピン１７に左ロック腕２２の基端部の透孔が回転可能に嵌合されている。また、左ロック腕２２及び右ロック腕２１の先端部には、ロックピン２８，２８が形成されている。各ロック腕２１，２２には、各ロックピン２８，２８が離隔するように戻りばね１８による付勢がなされている。
【００４３】
各ロックピン２８，２８の前部は、スライド板１５の透孔１５ｂ，１５ｂを貫通して背支桿２の支持板１４のロック溝２３ａまたは連通溝２３ｂに挿入されている。スライド板１５の各透孔１５ｂ，１５ｂは、横長形状とされている。ロック溝２３ａ，…，２３ａは、横長形状の溝で左右に対をなして上下方向に沿って複数形成されている。各連通溝２３ｂ，２３ｂは、各対のロック溝２３ａ，２３ａの内側を上下方向に連通する形状とされている。
【００４４】
一方、各ロックピン２８，２８の後部は、アウターシェル１１に形成された横長の透孔１１ｃ，１１ｃに挿入されている。また、アウターシェル１１の後側には、これらの透孔１１ｃ，１１ｃやスライド板１５を止着したボルト２０の先端部を覆い隠す小カバー２４，２４が取り付けられている。
【００４５】
上述した操作レバー１６を押し込まない状態では、各ロック腕２１，２２が開くので、各ロックピン２８，２８が離れていずれかのロック溝２３ａ，…，２３ａに係合する。この状態で、背凭れ１が背支桿２に対して固定されている。操作レバー１６の下端部の操作ノブ２５を押し上げると、係合ピン１７が押し上げられる。これにより、各ロックピン２８，２８が、スライド板１５の各透孔１５ｂ，１５ｂとアウターシェル１１の各透孔１１ｃ，１１ｃとに案内されて内側に移動する。これにより、そして、各ロックピン２８，２８が、ロック溝２３ａ，２３ａから連通溝２３ｂ，２３ｂに移動して上下方向に摺動可能となる。これにより、スライド板１５が支持板１４に対して昇降可能となるので、背凭れ１の上下方向の位置を調節することができる。そして、使用者は、操作レバー１６を押し込んだ状態で、背凭れ１を摺動させる。そして、操作レバー１６を解放することにより、戻りばね１８の作用で各ロックピン２８，２８が互いに離れる方向に移動していずれかのロック溝２３ａ，…，２３ａに係合する。これにより、背凭れ１の位置が設定される。
【００４６】
したがって、本実施形態では背凭れ１に背凭れ昇降機構１３を設けているので、座受部３に対する背凭れ１の位置を調整することができる。但し、これに限らず、背凭れ昇降機構１３を設けずに背凭れ１と背支桿２とを直接結合しても構わない。この場合、背凭れ１の構造を簡易化することができる。
【００４７】
上述した椅子を組み立てる際は、座受部３を組み立てながら背支桿支持軸４を各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａに挿入する。そして、埋め込みボルト５９，５９を締め付けて、背支桿支持軸４が座受部３の左右に突出した状態で抜け落ちないようにする。一方、背凭れ１を組み立てて、該背凭れ１の前方に背支桿２，２が突出した状態にする。そして、背支桿２，２同士の間隔を強制的に広げて弾性変形させ、各背支桿２，２の前端部の支持孔２ａ，２ａを背支桿支持軸４の両端部に嵌合させる。これにより、座受部３と背凭れ１とが結合される。
【００４８】
また、この組立方法に限らず、例えば背支桿支持軸４が座受部３の左右に突出した状態で埋め込みボルト５９，５９によりねじ止めし、背凭れ１の組立前の各背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａを別個に背支桿支持軸４に嵌合させ、その後背凭れ１を組み立てても構わない。
【００４９】
本実施形態では、背支桿支持軸４を座受部３の左右に突出する長さの１本の棒状物としているが、これに限らず２本の比較的短い同軸上の棒状物としても構わない。この場合、座受部３を組み立てる際に各背支桿支持軸を座受部３の左右に突出するように各背支桿腕３７，３７に挿入させ、埋め込みボルト５９，５９により固定する。これにより、背支桿支持軸４が１本である場合と同様の方法で、背支桿支持軸の左右に突出した部分に背支桿２，２を嵌合して取り付けることができる。
【００５０】
また、背支桿支持軸が２本の棒状物から成る場合は、上述したように各背支桿支持軸に背支桿２，２を嵌合する前に各背支桿支持軸を埋め込みボルト５９，５９により固定しているが、これに限らず、各背支桿支持軸に背支桿２，２を嵌合する前に各背支桿支持軸を固定しなくても構わない。
【００５１】
例えば、座受部３の組立時に各背支桿支持軸を各背支桿腕３７，３７よりも外側に突出しないように埋め込みボルト５９，５９により仮止めしておき、その一方で背凭れ１を組み立てておく。そして、背支桿２，２を各背支桿腕３７，３７より外側の両側に位置させ、背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａと各背支桿腕３７，３７の保持孔３７ａ，３７ａとを連続した状態にする。この状態で、各背支桿支持軸を外側に摺動させて、支持孔２ａ，２ａに挿入させる。ここで、背支桿支持軸を摺動させる手段としては、背支桿２，２の外部から背支桿支持軸を引っ張って摺動させる構造とするのが好ましい。具体的には、支持孔２ａ，２ａの底部に透孔を形成して、該支持孔２ａ，２ａの深さ方向に沿って外部に貫通させる。また、背支桿支持軸の端面にはねじ孔を形成しておく。そして、支持孔２ａ，２ａの底部の透孔から支持孔２ａ，２ａの内部に引きボルトを挿入し、支持孔２ａ，２ａを貫通させて背支桿支持軸の端面のねじ孔に螺合する。この状態で引きボルトを透孔から外側に引っ張って、背支桿支持軸を摺動させる。これにより、背支桿支持軸が支持孔２ａ，２ａに挿入される。そして、引きボルトを背支桿支持軸から取り外す。また、背支桿腕３７，３７の埋め込みボルト５９，５９を締め付けて、背支桿支持軸を固定して抜け落ちを防止する。これにより、背支桿支持軸により背支桿２，２と背凭れ１とが連結される。なお、背支桿支持軸の支持孔２ａ，２ａに形成された透孔は、キャップにより外側から塞ぐことが好ましい。
【００５２】
また、背支桿支持軸が座受部３の左右に突出する長さの１本の棒状物から成る場合であっても、背支桿支持軸に背支桿２，２を嵌合する前に背支桿支持軸を埋め込みボルト５９，５９により固定することに限らず、背支桿支持軸に背支桿２，２を嵌合する前に背支桿支持軸を固定しなくても構わない。
【００５３】
例えば、背支桿２，２の支持孔２ａ，２ａを貫通孔として、背支桿２，２を背支桿腕３７，３７の両方の外側に位置させておき、片方の支持孔２ａの外側の開口から背支桿支持軸を挿入して座受部３を貫通させ、反対側の支持孔２ａに到達させる。そして、背支桿支持軸を埋め込みボルト５９，５９で軸方向に固定すれば、背支桿２，２と背凭れ１とが連結される。なお、背支桿支持軸の支持孔２ａ，２ａの外側の開口は、キャップにより塞ぐことが好ましい。
【００５４】
次に、椅子の背支桿取付構造の第２の実施形態について説明する。図６に示すように、第２の実施形態の背凭れ１は、インナーシェル１０と、アウターシェル１１と、後カバーと、背凭れ昇降機構１３とを備えている。そして、本実施形態の座受部３と、背凭れ１の構成部品のうちインナーシェル１０とアウターシェル１１と背凭れ昇降機構１３とは、上述の第１の実施形態と同様の構造であるので、図中符号を同じくして説明を省略する。
【００５５】
本実施形態の背支桿２，２は、プラスチックによる射出成形により一体成形されている。この背支桿２，２の前部は、内側に曲折された形状とされている。曲折された部分の先端面には、左右方向を深さ方向とする支持孔２ａが形成されている。背支桿２の上部には、内側に突出した形状の支持板１４が一体成形されている。なお、本実施形態では、背支桿２と支持板１４とは一体成形されたものとしているが、これに限らず別体の支持板１４を背支桿２に対して接着・圧入等により一体化しても構わない。
【００５６】
支持板１４は、後カバー２６の前面にねじ止めされている。後カバー２６の前面の左右の側部には、縦長の案内溝２６ａが形成されている。アウターシェル１１の後面には、スライダ２７がねじ止めされている。このスライダ２７は、支持板１４の縦長の透孔１４ａを通過して後カバー２６の案内溝２６ａに嵌合されている。このため、アウターシェル１１及びスライダ２７は、後カバー２６及び背支桿２に対して上下方向に摺動可能とされている。
【００５７】
また、後カバー２６の中央部には、ロック溝２３ａ及び連通溝２３ｂが形成されている。このロック溝２３ａ及び連通溝２３ｂは、第１の実施形態と同様の形状とされている。さらに、ロックピン２８，２８の後部は、アウターシェル１１の横長の透孔１１ｃを通過して、後カバー２６のロック溝２３ａに係合されている。このため、操作レバー１６を押し上げることにより、ロックピン２８はアウターシェル１１の透孔１１ｃにより案内されて内側に移動する。
【００５８】
本実施形態によっても、第１の実施形態と同様の方法によって背支桿２，２を背支桿支持軸４により座受部３に取り付けることができる。
【００５９】
したがって、第１と第２の各実施形態によれば、座受部３を共用しながらも全く異なったデザインの背凭れ１を取り付けることができる。すなわち、これらの実施形態に示す椅子では、脚部６と座受部３と座部５とを共用しながら、この座受部３に複数の異なるデザインの背凭れ１及び背支桿２を取り付けることができる。このため、複数のデザインの椅子を製造する場合に座受部３のデザインの種類を削減することができ、生産効率を向上させると共に部品コストの低減を図ることができる。
【００６１】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項１の発明は、座受部に揺動自在に設けられた背支桿腕と、背支桿腕と背支桿とを一体化して連結する背支桿支持軸とを備え、背支桿支持軸は背支桿及び背支桿腕に形成された孔に嵌合するものとし、孔の断面形状と背支桿支持軸の断面形状とを背支桿支持軸が孔に空転せずに挿入される形状とするようにしているので、この背支桿支持軸と背支桿の背支桿支持軸に嵌合される部分の形状や寸法の共通化が可能となり、異なるデザインの座部と背凭れとを取り付けることが可能となる。即ち、座受部や座部や脚部を共通化し、これら共通化した構成部材に対して様々なデザインの背凭れ及び背支桿の取り付けを行うことができる。このため、生産効率を向上させると共に椅子の製作費を低減することができる。
【００６２】
また、椅子に着座した者が背凭れに荷重を掛けることにより、背支桿及び背支桿腕の孔と背支桿支持軸との間に発生したトルクを孔の内面と背支桿支持軸の外面との間で支えることができる。このため、ビスやピン等の別個の空転防止部材を設けることなく、背支桿及び座受部に設けられた背支桿腕と背支桿支持軸とは空転しない。これにより、椅子の組立工程を簡略化し、組立時間の短縮化を図ることができる。
【００６３】
さらに、請求項２の背支桿取付構造では、背支桿支持軸は座受部の幅より長い１本の棒状物または座受部の幅よりも短い同軸上の２本の棒状物であると共に、座受部の左右側部から背支桿支持軸の先端部を突出した状態で該背支桿支持軸が軸方向に固定されているので、背支桿支持軸は座受部から抜け落ちることがなく背支桿との結合を確実なものとすることができる。
【００６４】
また、請求項３の背支桿取付構造は、背支桿支持軸は座受部の幅より長い１本の棒状物または座受部の幅よりも短い同軸上の２本の棒状物から成ると共に座受部に対して軸方向に摺動可能であるので、背支桿を座受部に組み付ける際は、座受部に対して背支桿を取付位置に位置させ、背支桿支持軸を軸方向に摺動させて座受部と背支桿とを連結する。このため、左右の背支桿の間隔は組付作業の前後で変化させる必要はない。すなわち、背支桿及び背凭れを組み上がった状態で変形させることなくそのまま座受部に取り付けることができる。
【００６５】
さらに、背支桿支持軸の先端部が座受部の左右側部から突出して背支桿に嵌合された時に背支桿支持軸を軸方向に固定する固定手段を設けているので、背支桿支持軸が抜け落ちることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の背支桿取付構造の第１の実施形態を示す背凭れ及び背支桿の分解斜視図である。
【図２】座受部及び座部を示す側面図である。
【図３】座受部を示す底面図である。
【図４】座受部を示す分解斜視図である。
【図５】背凭れ昇降機構を示す側面図である。
【図６】本発明の背支桿取付構造の第２の実施形態を示す背凭れ及び背支桿の分解斜視図である。
【符号の説明】
１背凭れ
２背支桿
２ａ支持孔
３座受部
４背支桿支持軸
２９背支桿
２９ａ支持孔
３０背支桿支持軸
３１座受部
３２連結椅子
３７ａ保持孔
５９埋め込みボルト（固定手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a back support rod mounting structure for attaching a back support rod to a seat receiving portion of a chair. More specifically, the present invention relates to a back support rod mounting structure for a chair that can share a seat receiving portion.
[0002]
[Prior art]
In a swivel chair having a backrest, a back support rod that supports the backrest, a seat receiving portion that supports the back support rod, a leg portion that supports the seat reception portion, and a seat portion that is attached to the seat reception portion. Is provided. As described above, in a chair that is a finished product by combining the constituent members such as the backrest and the seat, the shape, color, and the like of each constituent member are designed in consideration of the overall design of the chair.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described chair, each component of the seat, backrest, and leg is designed and designed including these mounting structures in consideration of the overall design of the chair that is a finished product. Needless to say, the mounting structure of the part seat receiving part and the back support rod also has a unique structure for each unique design of the chair. That is, it is extremely difficult to assemble a backrest or back support of a chair with a design as a back support or back support of a chair with another design. For this reason, as many as the number of chair designs, legs, seats, and backrests, as well as seat receiving portions and back support rods for assembling them, are required, and it is not possible to reduce the cost of parts by sharing the components.
[0004]
Then, an object of this invention is to provide the back support rod attachment structure of the chair which can attach the back support rod and backrest of a different design to a common seat receiving part.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve such an object, the invention of claim 1 provides a back support rod for supporting the backrest of a chair as a seat receiving portion.Swing freelyIn the dorsal support mounting structureA back support arm provided in a swingable manner at the seat receiving portion, and a back support shaft supporting shaft for connecting the back support arm and the back support in an integrated manner. The cross-sectional shape of the hole and the cross-sectional shape of the back support rod support shaft shall be such that the back support rod support shaft is inserted into the hole without idling.I try to do it.
[0006]
  Therefore, the seat receiving part and back support rodThrough the back support armSince they are coupled by the back support rod support shaft, the back support rods of various designs can be attached to the seat receiving portion by sharing the shape and dimensions of the back support rod support shaft. That is, the backrest and the back support rod of other designs are attached to the seat portion and the seat receiving portion of a certain design.
[0008]
  furtherWhen a person sitting in a chair applies a load to the backrest,And back support armTorque is generated between the hole and the back support rod support shaft.Is a holeThe back support rod and the seat receiving portion are supported between the inner surface of the back support rod and the outer surface of the back support rod support shaft.Back support arm provided inThe back support rod support shaft does not idle.
[0009]
  Also, Claims2In the back support rod mounting structure, the back support rod support shaft is one rod-like object longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and the seat receiving portion The back support rod support shaft is fixed in the axial direction in a state in which the tip portion of the back support rod support shaft protrudes from the left and right side portions. Therefore, since the back support rod support shaft does not fall off from the seat receiving portion, the connection with the back support rod is ensured.
[0010]
  Claims3The back support rod mounting structure of the back support rod is composed of one rod-like object whose shaft is longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and is attached to the seat receiving portion. Fixed to fix the back support rod support shaft in the axial direction when the tip of the back support rod support shaft protrudes from the left and right sides of the seat receiving portion and is inserted into the back support rod. Means are provided.
[0011]
Therefore, when assembling the back support rod to the seat receiving portion, the back support rod is positioned at the mounting position with respect to the seat receiving portion, and the back support rod support shaft is slid in the axial direction to And For this reason, it is not necessary to change the distance between the left and right back support rods before and after the assembly work. That is, the back support rod and the backrest are attached to the seat receiving portion as they are assembled. Moreover, since the fixing means is provided, the back support rod support shaft is prevented from falling off in the axial direction.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail based on an example of an embodiment shown in the drawings. 1st Embodiment has described the back support rod attachment structure of the chair with which a seat receiving part and a seat part interlock | cooperate. As shown in FIG. 1, in a back support rod mounting structure in which a back support rod 2 that supports a backrest 1 of a chair is attached to a seat receiving portion 3, a back support rod support shaft 4 with the left-right direction of the chair as an axial direction is seated. The back support rod 2 is fitted to both ends of the back support rod support shaft 4.
[0013]
As shown in FIG. 2 to FIG. 4, the seat receiving portion 3 includes a seat receiving bracket 8 that supports the seat portion 5, and a leg column 6 that supports the seat receiving bracket 8 and the back support rod 2 in a swingable manner. A leg-side fixing member (hereinafter referred to as a support bracket) 7 attached to the seat, a reaction force unit 9 for applying a reaction force for returning the seat portion 5 and the backrest 1 to the original position, a seat bracket 8 and the support bracket 7. It is mainly comprised from the link mechanism 33 which connects between. The seat bracket 8 and the support bracket 7 are coupled to each other by a pin joint so as to be swingable at the front, and are coupled by a link mechanism 33 at the rear.
[0014]
In the case of this embodiment, the link mechanism 33 is composed of first and second links 34 and 35 that are connected to each other by pin joints so as to be able to swing, and each link 34 and 35 extends in a straight line. It is attached to the seat bracket 8 and the support bracket 7 so as to be able to swing with each other by pin joints so as to be arranged vertically. Further, the link mechanism 33 is configured such that one of the constituent links, for example, the second link 35 and the back support rod 2 are connected to each other by a back support rod link 36 and a back support rod arm 37 so as to be swingable. 35 and the reaction force unit 9 are also connected, and the link mechanism 33 is bent in the same rotational direction as the back support rod 2. As a result, the link mechanism 33 forms a dead center when a load is not applied to the backrest 1 to support the load applied to the seat portion 5 and interlocks with the back support rod 2 when a load is applied to the backrest 1. The dead center is released and bent so that the seat 5 is tilted in conjunction with the tilt of the backrest 1. Here, the back support rod 2 is rotatably connected to the back support rod link 36 via a back support rod arm 37. Further, as the reaction force unit 9, one using a compression coil spring as a reaction force generation source is adopted, and an initial pressure adjusting mechanism 38 for moving the fixed position at the front end of the support fitting 7 by rotation is provided.
[0015]
The seat bracket 8 includes a rectangular mounting plate 8a and shaft support plates 8b and 8b in which the left and right side edges of the mounting plate 8a are bent at a right angle. On the upper side of the mounting plate 8a, the seat plate of the seat portion 2 is screwed with bolts 39, 39. Further, shaft support holes 8c and 8d are formed in the front and rear portions of the shaft support plates 8b and 8b. Here, the first link 34 is attached to the rear shaft support hole 8d. The first links 34 and 34 are positioned on the inner sides of the shaft support plates 8b and 8b, respectively, and are rotatably attached by a first link shaft 40 penetrating the shaft support plates 8b and 8b.
[0016]
The support fitting 7 has four vertical plates 7a, 7a, 7b, 7b whose longitudinal direction is the front and rear. Adjacent ones of the vertical plates 7a, 7a, 7b, 7b are connected by a connecting plate 7i. Further, the front end portions of the two central vertical plates 7a and 7a are connected by a substantially horizontal connecting plate 7c. The two vertical plates 7a and 7a at the center are formed with the rear part shorter than the two vertical plates 7b and 7b at both ends. A cylindrical portion 7d that accommodates the upper end portion of the pedestal 6 is formed behind the two central vertical plates 7a and 7a.
[0017]
Horizontal shaft support holes 7e and 7f that pass through the four vertical plates 7a, 7a, 7b, and 7b are formed in the front portion and the center portion of the support fitting 7. Here, the front portion of the support fitting 7 is accommodated between the shaft support plates 8 b and 8 b of the seat support fitting 8. A front fixed shaft 41 is attached to the front shaft support hole 8c of the seat bracket 8 and the front shaft support hole 7e of the support bracket 7 so as to penetrate therethrough. For this reason, the seat bracket 8 and the seat portion 5 can swing around the front fixed shaft 41.
[0018]
An elevating lever 42 is rotatably attached to the shaft support hole 7f at the center of the support fitting 7. A rear fixed shaft 43 is provided through the shaft support hole at the center of the lift lever 42 and the shaft support hole 7f at the center of the support fitting 7. The lift lever 42 is located between the central vertical plate 7a and the adjacent vertical plate 7b. Here, the rear end portion of the elevating lever 42 can be engaged with the gas spring at the upper end portion of the leg column 6 by swinging of the elevating lever 42. Further, one end portion of a wire 44 that pulls up the tip end portion is engaged with the front end portion of the elevating lever 42. For this reason, the gas spring of the pedestal 6 can be expanded and contracted by operating an operation lever (not shown) attached to the other end of the wire 44.
[0019]
Further, back support rod support holes 7g and 7g are formed in the rear end portions of the two vertical plates 7b and 7b at both ends of the support fitting 7. A rotating plate 45 having a hexagonal cross section through hole is rotatably fitted in each of the back support rod support holes 7g, 7g. A flange portion is formed on the outer side of each rotary plate 45, 45. The flange portion is in contact with the edges of the back support rod support holes 7g, 7g, and prevents the rotary plates 45, 45 from falling off to the inside. A back support arm 37 is in contact with the outside of each flange portion. Respective supporting arms 37 and 37 are formed with holding holes 37 a and 37 a made of hexagonal cross-sectional holes having the same size as the through holes of the rotating plate 45.
[0020]
Further, the link mechanism 33 is extended to the rear end portions of the vertical plates 7b and 7b of the support bracket 7 and abuts against the back support arm 37 when the link mechanism 33 is moved to the position constituting the dead point shown in FIG. There is provided a stopper 7j that restricts the back support arm 37 from moving backward (so as not to rotate counterclockwise in FIG. 2) and prevents the link mechanism 33 from bending into a dogleg shape. Yes. The back support arm 37 is pressed against the stopper 7j under the force of the reaction force unit 9. Therefore, since the backward movement of the back support arm 37 is restricted while the reaction force is applied, the back support arm 2 can be prevented from rattling.
[0021]
Further, the back support rod support shaft 4 having a hexagonal cross section is fitted through the holding holes 37a, 37a of the back support rod arms 37, 37 and the through holes of the rotary plates 45, 45. The back support rod support shaft 4 protrudes from the back support rod arms 37 and 37 to the left and right. The size of the cross section of the back support rod support shaft 4 is slightly smaller than the cross section of the holding hole 37 a of the back support rod arm 37 and the through hole of the rotating plate 45. Further, screw holes 37b and 37b penetrating from the outer peripheral surface to the inside of the holding holes 37a and 37a are formed in the back support bar arms 37 and 37, respectively. An embedded bolt 59 is screwed into each screw hole 37b, 37b. By tightening the implantation bolt 59, the back support rod support shaft 4 is pressed against the inner surface of the holding hole 37 a of the back support rod arm 37. Thereby, the fall of the back support rod support shaft 4 is prevented.
[0022]
Support holes 2 a at the front end of the back support rod 2 are fitted to both ends of the back support rod support shaft 4. The support hole 2a has a hexagonal cross section and is open on the center side of the chair with the left-right direction as the longitudinal direction. The bottom of the support hole 2a is closed without penetrating outside. Further, the size of the cross section of the support hole 2 a is equal to the size of the cross section of the holding hole 37 a of the back support arm 37 and the through hole of the rotating plate 45. As a result, the rotary plates 45, 45 and the back support rod arms 37, 37, the back support rod support shaft 4, and the back support rods 2, 2 are integrated with each other without causing any slip, and rotate with respect to the support bracket 7. Is done.
[0023]
Here, when attaching the back support rods 2 and 2 to the back support rod support shaft 4, the back support rod support shaft 4 is assembled to the seat receiving portion 3 and the backrest 1 is also assembled, and then the left and right back support rods 2 and 2 are assembled. The support holes 2a, 2a are fitted to both ends of the back support rod support shaft 4 by elastically deforming so as to widen the distance between the two. In addition to this mounting method, before assembling the backrest 1, the support holes 2a and 2a of the left and right back support rods 2 and 2 are separately fitted to both ends of the back support rod support shaft 4 and the backrest is mounted. 1 may be assembled.
[0024]
In the present embodiment, the contact surfaces of the holding holes 37a, 37a of the back support rod arms 37, 37 and the support holes 2a, 2a of the back support rods 2, 2 and the outer peripheral surface of the back support rod support shaft 4 are as follows. Since there are six surfaces, rotation can be transmitted with relatively many surfaces in contact. For this reason, the load per contact side is reduced, the reliability of integration of the back support rod arms 37, 37, the back support rod support shaft 4, and the back support rods 2, 2 is improved. It is possible to extend the life by suppressing the wear of the member.
[0025]
In the present embodiment, the holding holes 37a and 37a of the back support rod arms 37 and 37, the through holes of the rotary plates 45 and 45 and the cross-sectional shapes and backs of the support holes 2a and 2a of the back support rods 2 and 2 are used. Although the cross-sectional shape of the support shaft 4 is a hexagon, it is not particularly limited to this, and other polygons such as a quadrangle and an octagon, an ellipse, and a semicircle may be used. Further, although not provided in the present embodiment, a screw hole penetrating from the outer peripheral surface of the cylindrical portion where the support hole 2a at the front end portion of the back support rod 2 is formed to the support hole 2a is formed, and a bolt is formed in the screw hole. May be screwed to press the back support rod support shaft 4 against the inner surface of the support hole 2a. In this case, the transmittable torque is increased and sliding in the axial direction is prevented.
[0026]
Furthermore, in the present embodiment, the cross-sectional shape of the holding holes 37a, 37a of the back support rod arms 37, 37 and the support holes 2a, 2a of the back support rods 2, 2 and the cross-sectional shape of the back support rod support shaft 4 are true. The torque of swinging of the backrest 1 is transmitted to the seat receiving portion 3 by being not circular and screwing the non-rotating bolt 59, but not limited to this, the back support arm 37, 37 The retaining holes 37a, 37a and the support holes 2a, 2a of the back support rods 2, 2 and the cross-sectional shape of the back support rod support shaft 4 are made into a perfect circle shape, and a detent pin for the back support rod support shaft 4 is provided. From the outer peripheral surface of the holding holes 37a, 37a of the respective back support rod arms 37, 37 and the support holes 2a, 2a of the respective back support rods 2, 2 so as to penetrate the back support rod support shaft 4 and reach the outer peripheral surface on the opposite side. You may make it fit.
[0027]
A back support rod link 36 is rotatably attached to the distal end portion of the back support arm 37 by a pin 46 and an E ring 47.
[0028]
On the other hand, the second link 35 has a substantially triangular plate shape, shaft support holes 35a, 35b, and 35c are formed at the center and two corners, and a shaft stop pin 35d is provided at the remaining one corner. It has been. The second links 35 are respectively arranged outside the two vertical plates 7 b and 7 b at both ends of the support fitting 7. A shaft support hole 35 a at the center of each second link 35, 35 is attached to the rear fixed shaft 43. The second links 35 and 35 are located outside the first links 34 and 34. And the seat part support shaft 48 is attached through the shaft support hole 35b on the upper side of each second link 35, 35 and the shaft support hole on the lower side of each first link 34, 34. The seat support shaft 48 is movable above the support fitting 7.
[0029]
Stoppers 7h and 7h projecting upward are formed on a part of the support fitting 7 located at the rear end of the movable range. Therefore, when the second link 35 swings around the rear fixed shaft 43 in the clockwise direction in FIG. 2, the seat support shaft 48 contacts the stopper 7h. As a result, the second link 35 cannot rotate any further. In other words, the second link 35 of the link mechanism 33 is provided so as to prevent the reaction force unit 9 from being subjected to a load by restricting the second link 35 from falling further backward. However, depending on the case, it is also possible to provide the second link 35 so that the end members 49 and 50 of the reaction force unit 9 do not further rotate when they abut against each other. In the present embodiment, the ratio of the inclination angles of the seat 5 and the backrest 1 is, for example, about 1: 2.5. The maximum inclination angle of the seat 5 is, for example, 6 degrees, and the maximum inclination angle of the backrest 1 is, for example, 15 degrees.
[0030]
Further, in a stationary state where the seat portion 5 and the backrest 1 are in their original positions, three shafts or first shafts that connect the first links 34 and 34 and the second links 35 and 35 to each other so as to be swingable. The one link shaft 40, the seat support shaft 48, and the rear fixed shaft 43 are arranged on one vertical line. At this time, the link mechanism 33 constitutes a dead center. For this reason, the link mechanism 33 can support a vertical load acting on the seat portion 5 as a result of being seated as a support rod that is also arranged vertically. At this time, the seat portion 5 can smoothly follow the movement of the backrest 1 without delay.
[0031]
The reaction force unit 9 includes a proximal end member 49 and a distal end member 50 that are guided by the sliding shaft 51 and can change the interval, and a compression coil spring 52 interposed between the end members 49 and 50. ing. The proximal end member 49 and the distal end member 50 have a function of holding the compression coil spring 52 so as not to buckle when compressed, and restricting the tilt of the backrest 1 so as not to be compressed more than a certain amount. For this reason, if the force which makes each end member 49 and 50 adjoin is added, the compression coil spring 52 will be compressed. The reaction force unit 9 is located between the two vertical plates 7 a and 7 a in the center of the support metal 7. The base end member 49 of the reaction force unit 9 is attached to a shaft support hole 35 c below each second link 35 by a support shaft 53.
[0032]
In the present embodiment, the backrest 1 and the seat portion 5 are raised only by the reaction force unit 9, but the present invention is not limited to this, and an auxiliary spring for returning may be provided. For example, as shown by an imaginary line in FIG. 2, an auxiliary spring 9 ′ composed of a compression coil spring can be provided vertically between the support bracket 7 and the seat bracket 8. In this case, since the load of the seat portion 5 is supported by the auxiliary spring 9 ′ in addition to the reaction force unit 9, the backrest 1 and the seat portion 2 can be easily recovered even if the seat portion load is large. .
[0033]
On the other hand, the initial pressure adjusting mechanism 38 includes a spring support link 54 to which the tip member 50 of the reaction force unit 9 is attached, a press pin 55 that engages with the spring support link 54, and an operation knob that adjusts the position of the press pin 55. 56. Horizontal shaft support holes 54 a and 54 b are formed in the upper and lower portions of the spring support link 54. At the front part of the spring support link 54, an engagement recess 54c whose upper side is opened is formed. The shaft support hole 54 a at the top of the spring support link 54 is rotatably attached to the central portion of the front fixed shaft 41. A tip member 50 of the reaction force unit 9 is rotatably attached to a shaft support hole 54 b below the spring support link 54 by a pin 57. Therefore, the spring support link 54 is urged by the reaction force unit 9 about the front fixed shaft 41 in the clockwise direction in the figure.
[0034]
Further, both end portions of the pressing pin 55 are engaged with the engaging recess 54 c of the spring support link 54. A screw hole 55a is formed in the center portion of the pressing pin 55 so as to penetrate perpendicularly to the axial direction. On the other hand, the operation knob 56 is rotatably attached to a through-hole formed in the connecting plate 7 c at the front end of the support fitting 7, and is secured by a resin thrust washer 58 so as not to drop off. For this reason, since the thrust washer 58 functions as a bearing, the torque required for the rotation of the operation knob 56 can be reduced. Further, a threaded portion 56 a is formed at the distal end portion of the operation knob 56. The screw portion 56 a is screwed into the screw hole 55 a of the pressing pin 55.
[0035]
Here, since the spring support link 54 is urged by the reaction force unit 9, the engagement recess 54 c urges the presser pin 55 to push up the operation knob 56. On the other hand, since the operation knob 56 is engaged with the connecting plate 7c, it cannot move upward. For this reason, the pressing pin 55 does not move, and the rotation of the spring support link 54 is restricted. Further, when the operation knob 56 is rotated, the pressing pin 55 that is screwed into the screw portion 56a moves up and down. Thereby, since the space | interval of the connection board 7c and the pressing pin 55 changes, the installation angle of the spring support link 54 changes. For this reason, since the length of the reaction force unit 9 is adjusted, the spring force required for compression changes. Thereby, the magnitude | size of a load required in order to incline the backrest 1 can be adjusted.
[0036]
  In the present embodiment, the seat receiving portion 3 is structured such that the backrest 1 and the seat portion 5 are tilted in conjunction with each other. However, the present invention is not limited thereto, and only the backrest 1 may be tilted..
[0037]
As shown in FIG. 1, a support plate 14 is attached to the rear end portion of the back support rod 2 substantially vertically by welding. The support plates 14 and 14 of the left and right back support rods 2 and 2 are screwed so that the whole is overlapped with each other. Here, the front support plate 14 is notched so that the front support plate 14 does not interfere with the back support rod 2 of the rear support plate 14. Since the support plates 14 and 14 are screwed to each other, the distance between the left and right support holes 2a and 2a is not widened, so that the back support rods 2 and 2 are detached from the back support rod support shaft 4. It is prevented from falling.
[0038]
The backrest 1 includes an inner shell 10, an outer shell 11 that covers the rear side of the inner shell 10, a front cover 12 that covers the lower part of the front surface of the outer shell 11, and a backrest raising / lowering mechanism 13. I have. A cushion made of sponge, urethane, or the like is attached to the front side of the inner shell 10. And on the front side of the cushion, an overlying fabric made of cloth or the like is stretched so as to cover the cushion. The inner shell 10 and the outer shell 11 are assembled by latching the engagement hole 10a of the inner shell 10 and the engagement claw 11a of the outer shell 11. However, the present invention is not limited to this, and may be assembled with screws such as bolts.
[0039]
Further, a backrest raising / lowering mechanism 13 for the backrest 1 is attached to each of the support plates 14 and 14. The support plates 14 and 14 and the backrest raising / lowering mechanism 13 are covered with a front cover 12. In the lower part of the front cover 12, vertically long cutouts 12a and 12a are formed. And the back support rods 2 and 2 are projected forward from the front surface of the backrest 1 through the notches 12a and 12a.
[0040]
As shown in FIGS. 1 and 5, the backrest raising / lowering mechanism 13 includes a slide plate 15 that can be raised and lowered relative to the support plates 14 and 14, an operation lever 16 that can slide relative to the outer shell 11, and an engagement. A pin 17, a return spring 18, a left lock arm 22 and a right lock arm 21, and lock pins 28 and 28 are provided. The left and right edge portions of the slide plate 15 are bent inward to constitute guide portions 15a and 15a. Guide rails 19 and 19 are attached to the respective guide portions 15a and 15a. The left and right edges of the support plates 14 are supported by the guide rails 19, 19. Thereby, the slide plate 15 is guided in the vertical direction along the support plates 14 and 14. The slide plate 15 is screwed to the lower part of the outer shell 11 with four bolts 20.
[0041]
The operation lever 16 includes a central through hole 16a, an upper end stopper 16b, a lower end knob mounting portion 16c, and an engagement side 16d having a chamfered side end between the stopper 16b and the knob mounting portion 16c. It has. On the other hand, two pairs of support protrusions 11 b and 11 b are formed integrally with the outer shell 11 at the lower part of the front surface of the outer shell 11. A guide groove having a longitudinal direction as a longitudinal direction is formed on the opposed surfaces of the pair of support protrusions 11b and 11b. Engagement sides 16d and 16d on the side of the operation lever 16 are held in the guide groove. Accordingly, the operation lever 16 is supported so as to be slidable in the vertical direction with respect to the outer shell 11. An operation knob 25 is attached to the knob attaching portion 16c by fitting.
[0042]
An engagement pin 17 is engaged with the through hole 16 a of the operation lever 16. The engagement pin 17 is integrated with the proximal end portion of the right lock arm 21. A through hole at the base end portion of the left lock arm 22 is rotatably fitted to the engagement pin 17. Also, lock pins 28 and 28 are formed at the distal ends of the left lock arm 22 and the right lock arm 21. The lock arms 21 and 22 are biased by the return spring 18 so that the lock pins 28 and 28 are separated from each other.
[0043]
The front portions of the lock pins 28 and 28 are inserted into the lock grooves 23 a or the communication grooves 23 b of the support plate 14 of the back support rod 2 through the through holes 15 b and 15 b of the slide plate 15. The through holes 15b and 15b of the slide plate 15 are horizontally long. The lock grooves 23a,..., 23a are laterally long grooves, and a plurality of lock grooves 23a,. Each communication groove 23b, 23b has a shape that allows the inside of each pair of lock grooves 23a, 23a to communicate in the vertical direction.
[0044]
On the other hand, the rear portions of the lock pins 28 and 28 are inserted into horizontally long through holes 11 c and 11 c formed in the outer shell 11. Further, on the rear side of the outer shell 11, small covers 24 and 24 are attached to cover the front ends of the bolts 20 to which the through holes 11 c and 11 c and the slide plate 15 are fixed.
[0045]
When the operation lever 16 is not pushed in, the lock arms 21 and 22 are opened, so that the lock pins 28 and 28 are separated from each other and engage with any one of the lock grooves 23a,. In this state, the backrest 1 is fixed to the back support 2. When the operation knob 25 at the lower end of the operation lever 16 is pushed up, the engagement pin 17 is pushed up. As a result, the lock pins 28 and 28 are guided to the through holes 15 b and 15 b of the slide plate 15 and the through holes 11 c and 11 c of the outer shell 11 to move inward. As a result, the lock pins 28 and 28 are moved from the lock grooves 23a and 23a to the communication grooves 23b and 23b to be slidable in the vertical direction. Thereby, since the slide plate 15 can be moved up and down with respect to the support plate 14, the position of the backrest 1 in the vertical direction can be adjusted. Then, the user slides the backrest 1 with the operation lever 16 pushed in. Then, by releasing the operating lever 16, the lock pins 28, 28 are moved away from each other by the action of the return spring 18, and engage with one of the lock grooves 23a,. Thereby, the position of the backrest 1 is set.
[0046]
Therefore, in this embodiment, since the backrest raising / lowering mechanism 13 is provided in the backrest 1, the position of the backrest 1 with respect to the seat receiving part 3 can be adjusted. However, the present invention is not limited thereto, and the backrest 1 and the back support 2 may be directly coupled without providing the backrest lifting mechanism 13. In this case, the structure of the backrest 1 can be simplified.
[0047]
When assembling the above-described chair, the back support rod support shaft 4 is inserted into the holding holes 37a, 37a of the back support arm 37, 37 while assembling the seat receiving portion 3. Then, the embedded bolts 59, 59 are tightened so that the back support rod support shaft 4 does not fall out in a state of protruding to the left and right of the seat receiving portion 3. On the other hand, the backrest 1 is assembled so that the back supports 2 and 2 protrude in front of the backrest 1. Then, the space between the back supports 2 and 2 is forcibly widened and elastically deformed, and the support holes 2 a and 2 a at the front ends of the back supports 2 and 2 are fitted to both ends of the back support rod support shaft 4. Let Thereby, the seat receiving part 3 and the backrest 1 are couple | bonded.
[0048]
In addition to this assembling method, for example, the back support rod support shaft 4 is screwed with embedded bolts 59 and 59 in a state where the back support rod support shaft 4 protrudes to the left and right of the seat receiving portion 3, and each back support rod 2 before the backrest 1 is assembled. , 2 may be separately fitted to the back support rod support shaft 4 and then the backrest 1 may be assembled.
[0049]
In the present embodiment, the back support rod support shaft 4 is a single rod-like object having a length projecting to the left and right of the seat receiving portion 3, but the present invention is not limited to this. I do not care. In this case, when assembling the seat receiving portion 3, the respective back support rod support shafts are inserted into the respective back support arm 37 and 37 so as to protrude to the left and right of the seat receiving portion 3, and fixed by the embedded bolts 59 and 59. Thereby, the back support rods 2 and 2 can be fitted and attached to the part protruded right and left of the back support rod support shaft by the same method as the case where there is one back support rod support shaft 4.
[0050]
Further, when the back support rod support shaft is composed of two rods, as described above, the back support rod support shafts are embedded with bolts before the back support rods 2 and 2 are fitted to the respective back support rod support shafts. However, the present invention is not limited to this, and the back support rod support shafts need not be fixed before the back support rods 2 and 2 are fitted to the back support rod support shafts.
[0051]
For example, when the seat support 3 is assembled, the back support rod support shafts are temporarily fixed by the embedded bolts 59 and 59 so as not to protrude outward from the back support rod arms 37 and 37, while the backrest 1 Assemble. Then, the back support rods 2 and 2 are positioned on both sides outside the back support rod arms 37 and 37, and the support holes 2a and 2a of the back support rods 2 and 2 and the holding holes 37a of the back support rod arms 37 and 37, respectively. , 37a are made continuous. In this state, the back support rod support shafts are slid outward and inserted into the support holes 2a and 2a. Here, the means for sliding the back support rod support shaft preferably has a structure in which the back support rod support shaft is pulled and slid from the outside of the back support rods 2 and 2. Specifically, through holes are formed at the bottoms of the support holes 2a and 2a and penetrated to the outside along the depth direction of the support holes 2a and 2a. A screw hole is formed in the end surface of the back support rod support shaft. Then, pull bolts are inserted into the support holes 2a, 2a from the through holes at the bottoms of the support holes 2a, 2a, and penetrate the support holes 2a, 2a and screw into the screw holes on the end surface of the back support rod support shaft. . In this state, the pull bolt is pulled outward from the through hole to slide the back support rod support shaft. Thereby, the back support rod support shaft is inserted into the support holes 2a and 2a. Then, the pull bolt is removed from the back support rod support shaft. Further, by tightening the embedded bolts 59 and 59 of the back support rod arms 37 and 37, the back support rod support shaft is fixed to prevent the fall off. Thereby, the back support rods 2 and 2 and the backrest 1 are connected by the back support rod support shaft. The through holes formed in the support holes 2a and 2a of the back support rod support shaft are preferably closed from the outside with a cap.
[0052]
Further, even when the back support rod support shaft is composed of a single rod-like object having a length protruding to the left and right of the seat receiving portion 3, before the back support rods 2 and 2 are fitted to the back support rod support shaft. The back support rod support shaft is not limited to being fixed by the embedded bolts 59, 59, and the back support rod support shaft may not be fixed before the back support rods 2, 2 are fitted to the back support rod support shaft. Absent.
[0053]
For example, the support holes 2a and 2a of the back support rods 2 and 2 are used as through holes, and the back support rods 2 and 2 are positioned outside both the back support rod arms 37 and 37, and the outside of the one support hole 2a. The back support rod support shaft is inserted from the opening of the seat, and the seat receiving portion 3 is penetrated to reach the support hole 2a on the opposite side. If the back support rod support shaft is fixed in the axial direction by the embedded bolts 59 and 59, the back support rods 2 and 2 and the backrest 1 are connected. In addition, it is preferable to close the opening outside the support holes 2a, 2a of the back support rod support shaft with a cap.
[0054]
Next, a second embodiment of the chair back support attachment structure will be described. As shown in FIG. 6, the backrest 1 of the second embodiment includes an inner shell 10, an outer shell 11, a rear cover, and a backrest lifting mechanism 13. And the seat part 3 of this embodiment and the inner shell 10, the outer shell 11, and the backrest raising / lowering mechanism 13 among the components of the backrest 1 are the structures similar to the above-mentioned 1st Embodiment. The same reference numerals are used in the drawings to omit the description.
[0055]
The back support rods 2 and 2 of this embodiment are integrally formed by injection molding using plastic. The front portions of the back support rods 2 and 2 are bent inward. A support hole 2a having a depth direction in the left-right direction is formed at the distal end surface of the bent portion. A support plate 14 that protrudes inward is integrally formed on the upper portion of the back support rod 2. In the present embodiment, the back support bar 2 and the support plate 14 are integrally formed. However, the present invention is not limited to this, and the separate support plate 14 is integrated with the back support bar 2 by bonding, press-fitting, or the like. It does not matter.
[0056]
The support plate 14 is screwed to the front surface of the rear cover 26. On the left and right sides of the front surface of the rear cover 26, vertically long guide grooves 26a are formed. A slider 27 is screwed to the rear surface of the outer shell 11. The slider 27 passes through the vertically long through hole 14 a of the support plate 14 and is fitted into the guide groove 26 a of the rear cover 26. For this reason, the outer shell 11 and the slider 27 can slide in the vertical direction with respect to the rear cover 26 and the back support rod 2.
[0057]
Further, a lock groove 23 a and a communication groove 23 b are formed in the center portion of the rear cover 26. The lock groove 23a and the communication groove 23b have the same shape as that of the first embodiment. Further, the rear portions of the lock pins 28, 28 pass through the horizontally long through holes 11 c of the outer shell 11 and are engaged with the lock grooves 23 a of the rear cover 26. For this reason, when the operation lever 16 is pushed up, the lock pin 28 is guided by the through hole 11c of the outer shell 11 and moves inward.
[0058]
Also in the present embodiment, the back support rods 2 and 2 can be attached to the seat receiving portion 3 by the back support rod support shaft 4 by the same method as in the first embodiment.
[0059]
Therefore, according to each of the first and second embodiments, it is possible to attach the backrest 1 having a completely different design while sharing the seat receiving portion 3. That is, in the chair shown in these embodiments, the backrest 1 and the back support rod 2 having a plurality of different designs are attached to the seat receiving portion 3 while sharing the leg portion 6, the seat receiving portion 3, and the seat portion 5. be able to. For this reason, when manufacturing the chair of a some design, the kind of design of the seat receiving part 3 can be reduced, and it can aim at reduction of component cost while improving production efficiency.
[0061]
【The invention's effect】
  As apparent from the above description, the invention of claim 1A back support arm provided in a swingable manner at the seat receiving portion, and a back support shaft supporting shaft for connecting the back support arm and the back support in an integrated manner. The cross-sectional shape of the hole and the cross-sectional shape of the back support rod support shaft shall be such that the back support rod support shaft is inserted into the hole without idling.Therefore, it is possible to share the shape and size of the back support rod support shaft and the portion of the back support rod that are fitted to the back support rod support shaft. It can be attached. That is, the seat receiving portion, the seat portion, and the leg portion can be shared, and the backrest and the back support rod of various designs can be attached to these shared components. For this reason, the production efficiency can be improved and the production cost of the chair can be reduced.
[0062]
  Also, ChairWhen a person sitting on the child applies a load to the backrest,Back support arm and back support armTorque generated between hole and back support rod support shaftThe holeIt can support between the inner surface of the back and the outer surface of the back support rod support shaft. For this reason, without providing a separate anti-spinning member such as a screw or a pin, the back support rod and the seat receiving portionBack support arm provided inThe back support rod support shaft does not idle. Thereby, the assembly process of a chair can be simplified and the assembly time can be shortened.
[0063]
  And claims2In the back support rod mounting structure, the back support rod support shaft is one rod-like object longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and the seat receiving portion Since the back support rod support shaft is fixed in the axial direction with the tip portion of the back support rod support shaft protruding from the left and right sides of the back support rod, the back support rod support shaft does not fall out of the seat receiving portion. The connection with the bag can be ensured.
[0064]
  Claims3The back support rod mounting structure of the back support rod is composed of one rod-like object whose shaft is longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and is attached to the seat receiving portion. As the back support rod is assembled to the seat receiving portion, the back support rod is positioned at the mounting position with respect to the seat receiving portion, and the back support rod support shaft is slid in the axial direction. Move the seat receiving part and the back support rod to connect. For this reason, it is not necessary to change the distance between the left and right back support rods before and after the assembly work. That is, the back support rod and the backrest can be directly attached to the seat receiving portion without being deformed in the assembled state.
[0065]
In addition, there is provided a fixing means for fixing the back support rod support shaft in the axial direction when the tip portion of the back support rod support shaft protrudes from the left and right sides of the seat receiving portion and is fitted to the back support rod. It is possible to prevent the support shaft from falling off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a backrest and a back support rod showing a first embodiment of a back support rod mounting structure of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a seat receiving portion and a seat portion.
FIG. 3 is a bottom view showing a seat receiving portion.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a seat receiving portion.
FIG. 5 is a side view showing a backrest raising / lowering mechanism.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a backrest and a back support rod showing a second embodiment of the back support rod mounting structure of the present invention.
[Explanation of symbols]
  1 Backrest
  2 Back support
  2a Support hole
  3 seat receiving part
  4 Back support rod support shaft
29 Back support
29a Support hole
30 Back support rod support shaft
31 Seat receiving part
32 articulated chairs
37a Holding hole
59 Embedded bolt (fixing means)

Claims

In the back支桿mounting structure for mounting the back支桿for supporting the backrest of the chair swingably seat receiving portion, a back支桿arm which is swingably provided on said seat receiving portion, the back支桿arm And a back support rod support shaft that integrally connects the back support rod, and the back support rod support shaft is fitted into a hole formed in the back support rod and the back support rod arm, A back support rod mounting structure for a chair, characterized in that the cross-sectional shape of the hole and the cross-sectional shape of the back support rod support shaft are formed so that the back support rod support shaft is inserted into the hole without idling .

The back support rod support shaft is one rod-like object longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and the left and right side portions of the seat receiving portion back支桿mounting structure of claim 1 Symbol mounting of the chair the back支桿support shaft so as to protrude the tip of the back支桿support shaft, characterized in that it is fixed axially from.

The back support rod support shaft is composed of one rod-like object longer than the width of the seat receiving portion or two coaxial rod-like objects shorter than the width of the seat receiving portion, and is axial with respect to the seat receiving portion. And fixed to fix the back support rod support shaft in the axial direction when the tip portion of the back support rod support shaft protrudes from the left and right side portions of the seat receiving portion and is inserted into the back support rod. back支桿mounting structure of claim 1 Symbol mounting of the chair, characterized in that a means.