JP3919189B2 - 圧力調整器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス供給側からガス使用側へ供給されるガスの圧力を調整する圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型で圧力調整の自動切替が可能な圧力調整器の最近の製品は、低コスト化などの市場動向を踏まえて、製造メーカー間で低コスト化を図るため、中圧減圧部と低圧減圧部の大気への通気孔を一本化する傾向にある。このような構造を有する圧力調整器については、たとえば、特許第2971874号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
図7は、特許第2971874号公報に記載された従来の圧力調整器の断面図である。この圧力調整器は、LPガスボンベからガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給通路の途中に設けられるものである。ハウジング51は、ガス入口通路53を備えたボディ55の上下に、上カバー57および下カバー59がそれぞれ装着されている。この下カバー59によりガス出口通路65が構成されている。
【0004】
上記ガス入口通路53とガス出口通路65との間には、0.07〜1.56MPaの圧力で導入されるガスを、0.06MPa程度に減圧するガス導入用減圧手段としての中圧減圧部67と、それをさらに2.55〜3.3KPa程度に減圧する第1の減圧手段としての低圧減圧部69とが設けられている。
【0005】
中圧減圧部67は、大気圧室71側から中圧スプリング73にて中圧ダイヤフラム受板81を介して中圧用減圧室75側に押圧されるガス導入用ダイヤフラムとしての中圧ダイヤフラム77を備えている。中圧ダイヤフラム77は、周縁がボディ55と上カバー57との間に挟持固定され、大気圧室71と中圧用減圧室75とを気密に区画している。
【0006】
中圧ダイヤフラム77には、その中心に中圧連動子79が貫通して設けられ、中圧用減圧室75側に形成したフランジ79aと中圧ダイヤフラム受板81とで中圧ダイヤフラム77を挟持するようにナット83を締結することで中圧連動子79が中圧ダイヤフラム77に固定される。
【0007】
中圧連動子79には、弁棒85を介してその下端に、ガス導入用弁体としての中圧弁87が設けられている。中圧弁87は、中圧弁ケース89のガス導入用ノズル部としての中圧ノズル部91を開閉するもので、中圧弁押さえスプリング93によって中圧弁ケース89に向けて押圧されている。中圧弁ケース89は、中圧弁ケース押さえ95によってボディ55に固定されている。
【0008】
低圧減圧部69は、大気圧室97側から低圧スプリング99によりダイヤフラム受板100を介して低圧用減圧室101側に押圧される第1のダイヤフラムとしての低圧ダイヤフラム103を備えている。上記低圧用減圧室101は、ガス出口通路65に連通している。低圧ダイヤフラム103は、周縁がボディ55と上カバー57との間に挟持固定され、大気圧室97と低圧用減圧室101とを気密に区画している。大気圧室97は、中圧減圧部67の大気室71と連通路105により連通しており、連通路105は、貫通孔107により大気に連通している。
【0009】
低圧ダイヤフラム103の中心には、作動桿109が上下に貫通して設けられており、この作動桿109の下部にはレバー111の一端が摺動可能に交叉係合している。レバー111は、ピン113を中心としてボディ55に対し回動可能に軸支されており、その他端は第1の弁体としての低圧弁115に連結されている。
【0010】
ボディ55には、中圧用減圧室75とガス出口通路65とを連通するガス連通路117が形成されており、この連通路117のガス出口通路65側に低圧弁ケース119が固定されている。前記低圧弁115は、この低圧弁ケース119内に、図中で左右方向に移動可能に収容され、低圧弁ケース119に形成された第1のノズル部としての低圧ノズル部121を開閉し、これにより中圧用減圧室75とガス出口通路65とを連通遮断する。
【0011】
低圧弁ケース119のガス連通路117側の端部には、差圧発生手段としてのオリフィス120が形成されている。このオリフィス120と低圧ノズル部121との間で圧力損失が生じ、低圧ノズル部121側が圧力低下部となる。
【0012】
作動棹109の大気圧室97内に突出した先端には、ナット123が螺合しており、このナット123の下部のばね受け座125と低圧ダイヤフラム103の中心部との間には、安全弁調整スプリング127が介装されている。安全弁調整スプリング127は、作動桿109に一体に形成された安全弁の弁体125aを、低圧ダイヤフラム103の下部側に配置した弁体受け129に当接する方向に常時付勢している。
【0013】
低圧減圧部69の下方には、第2の減圧部として供給用低圧減圧部131が設けられている。供給用低圧減圧部131は、ボディ55と下カバー59との間に周縁が固定された第2のダイヤフラムとして供給用低圧ダイヤフラム133を備えている。供給用低圧ダイヤフラム133は、ボディ55側のスプリング室135と下カバー59側の供給用減圧室137とを気密に区画するもので、スプリング室135内に収容された供給用低圧スプリング139により供給用低圧減圧室137側に押圧されている。
【0014】
上記スプリング室135は、ボディ55および低圧弁ケース119に形成された小孔141により低圧ノズル部121に連通している。一方、供給用低圧減圧室137は、入口バイパス通路143により、中圧用減圧室75およびガス連通路117側に連通するとともに、出口バイパス通路145によりガス出口通路65に連通している。
【0015】
出口バイパス通路145のガス出口通路65側の端部には、第2のノズル部としてのバイパスノズル部147aを備えたバイパスノズル147が装着されている。このバイパスノズル部147aを開閉可能な第2の弁体としてのバイパス弁149が、出口バイパス通路145内にて左右方向に移動可能に収容されている。
【0016】
バイパス弁149には、レバー151の一端が連結ピン153を介して回動可能に連結され、このレバー151は、支持ピン155を介して下カバー59に対し回動可能に支持されている。レバー151の他端は、ダイヤフラム軸157の下端に摺動可能に交叉係合している。
【0017】
ダイヤフラム軸157は、供給用低圧ダイヤフラム133の中心を貫通しており、供給用低圧減圧室137側にて一体に形成されているフランジ157aを備えるとともに、スプリング室135側にてナット159が螺合結合されている。上記フランジ157aとナット159との間で、供給用低圧ダイヤフラム133を、ダイヤフラム受板161およびフランジ受け163を介して挟持固定することで、ダイヤフラム軸157が供給用低圧ダイヤフラム133に固定される。
【0018】
【特許文献1】
特許第2971874号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような構成を有する圧力調整器は、中圧減圧部67の大気室71と低圧減圧部69の大気室97は、連通路105で連通され、さらに貫通孔107により外気との接触を行う構造となっているため、ダイヤフラム大気室71,97の圧力変化への動作が過敏となり、その結果、大気室71および大気室97内に備えられている中圧スプリング73および低圧スプリング99や中圧ダイヤフラム77および低圧ダイヤフラム103等の振動体が振動を生じやすい傾向を持っている。そして、連通路105の穴径が小さすぎても大きすぎても、大気の通過時に、製品仕様の判定基準を越える上述の振動体の振動(異音)を生じる。
【0020】
図8は、連通路の穴径と振動体において生じる振動加速度との関係を示すグラフである。図に示されるように、振動加速度が製品仕様の判定基準以下となる適正な穴径の範囲が存在する。
【0021】
したがって、中圧減圧部の大気室と低圧減圧部の大気室が連通路で大気に連通している構成を有する圧力調整器においては、連通路の形成の際、小さすぎず大きすぎない適正な穴径に設定しなければならないという制約がある。
【0022】
一方、圧力調整器は、地面に対して水平方向にも垂直方向にも取り付け使用されるケースがあり、いずれも取り付け姿勢においても防水性や防虫性について耐えることができるものでなければならず、構造上複雑にならざるを得ない。
【0023】
そこで、本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、振動を抑制できると共に防水性および防虫性の良好な圧力調整器を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ガス入口通路およびガス出口通路を有するハウジングと、ガス出口通路に連通する第1の減圧室、ガス入口通路と第1の減圧室を連通する第1のノズル部を開閉可能にする第1の弁体、第1の通気孔を介して大気の流入出可能な第1の大気圧室、および第1の減圧室と第1の大気圧室を気密に画成し両室の圧力差に応じて変位する第1のダイヤフラムを有する第1の減圧手段とを備えた圧力調整器であって、前記ハウジングに装着され、前記ハウジングとの間で前記第1の減圧室および前記第1の大気圧室を形成すると共に、前記第1の通気孔が形成されたカバーと、前記第1の通気孔を覆うように前記カバーに嵌合される嵌合部および前記嵌合部と一体形成され前記第1の通気孔を大気に連通する連通部を有するキャップと、前記キャップの前記嵌合部と前記カバーの間に装着される第1のOリングとを含み、前記嵌合部は、前記カバーに嵌合される円筒部と、該円筒部の上底部の内側中心に形成された円柱部と、該円柱部から下方へ延出し、前記通気孔に挿入されて係合する係合部とを有し、前記円筒部の一部には、所定幅の切り欠き部が形成され、前記円柱部には、前記第1の通気孔と連通するようにその中心から外周に連通する溝部が形成されていることを特徴とする圧力調整器に存する。
【0025】
請求項1記載の発明によれば、ガス入口通路およびガス出口通路を有するハウジングと、ガス出口通路に連通する第1の減圧室、ガス入口通路と第1の減圧室を連通する第1のノズル部を開閉可能にする第1の弁体、第1の通気孔を介して大気の流入出可能な第1の大気圧室、および第1の減圧室と第1の大気圧室を気密に画成し両室の圧力差に応じて変位する第1のダイヤフラムを有する第1の減圧手段とを備えた圧力調整器であって、ハウジングに装着され、ハウジングとの間で第1の減圧室および第1の大気圧室を形成すると共に、第1の通気孔が形成されたカバーと、第1の通気孔を覆うようにカバーに嵌合される嵌合部および嵌合部と一体形成され第1の通気孔を大気に連通する連通部を有するキャップと、キャップの嵌合部とカバーの間に装着される第1のOリングとを含み、嵌合部は、カバーに嵌合される円筒部と、該円筒部の上底部の内側中心に形成された円柱部と、該円柱部から下方へ延出し、通気孔に挿入されて係合する係合部とを有し、円筒部の一部には、所定幅の切り欠き部が形成され、円柱部には、第1の通気孔と連通するようにその中心から外周に連通する溝部が形成されているので、振動を抑制できると共に防水性および防虫性が良好であり、キャップをより確実にカバーに固定することができる。また、円筒部と係合部によりカバーに着実に固定されると共に、第1の大気圧室を通気孔を介して大気へ連通させることができる。
【0028】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、前記嵌合部は、前記円柱部と前記円筒部の内周面の間に位置して下方へ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁をさらに有することを特徴とする請求項1記載の圧力調整器に存する。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、嵌合部は、円柱部と円筒部の内周面の間に位置して下方へ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁をさらに有するので、圧力調整器の水平または垂直取付時に水がキャップ内に溜まるのを防止することができる。
【0030】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、前記連通部は、嵌合部から延出して一体形成された上底部と、該上底部から下方へ前記嵌合部の前記円筒部よりも長く延出するU字状壁と、前記切り欠き部の両側に八の字状になるように下方へ前記円筒部よりも長くかつ前記U字状壁よりも短く延出する2個の防水壁と、前記切り欠き部と前記U字状壁との間で前記上底部から下方へ前記防水壁と同じ長さだけ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の圧力調整器に存する。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、連通部は、嵌合部から延出して一体形成された上底部と、該上底部から下方へ嵌合部の円筒部よりも長く延出するU字状壁と、切り欠き部の両側に八の字状になるように下方へ円筒部よりも長くかつU字状壁よりも短く延出する2個の防水壁と、切り欠き部とU字状壁との間で上底部から下方へ防水壁と同じ長さだけ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁とを有するので、防虫性および防水性が良くなり、圧力調整器の水平または垂直取付時に水がキャップ内に溜まるのを防止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は、それぞれ、本発明による圧力調整器の実施の形態を示す正面図、平面図および断面図である。
【0035】
本発明の圧力調整器1は、ガス容器(たとえば、LPガスボンベ)からガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給通路の途中に設けられるものである。圧力調整器1は、それぞれ異なるガス容器に接続される2つのガス入口通路2とこのガス入口通路2に対して直交方向に形成された1つのガス出口通路3とを有するハウジング4と、ハウジング4に装着されたカバー5とを備えている。圧力調整器1は、一方のガス入口通路2に接続された一方のガス容器内のガスが消費された際に、他方のガス入口通路2に接続された他方のガス容器に切り替えると共に、ガス容器内のガスを所定の圧力まで減圧して燃焼器に供給する。
【0036】
ガス入口通路2とガス出口通路3の間には、0.07〜1.56MPaの圧力で導入されるガスを、0.06MPa程度に減圧する第2の減圧手段としての中圧減圧部10と、それをさらに2.55〜3.3KPa程度に減圧する第1の減圧手段としての低圧減圧部30とが設けられている。
【0037】
中圧減圧部10は、ハウジング4とカバー5との間に形成される第2の減圧室としての中圧減圧室11と、第2の大気圧室としての大気圧室12とを備えている。また、中圧減圧部10は、大気圧室12側から中圧スプリング13にて中圧ダイヤフラム受板14を介して中圧用減圧室11側に押圧される第2のダイヤフラムとしての中圧ダイヤフラム15を備えている。中圧ダイヤフラム15は、周縁がボディ4とカバー5との間に挟持固定され、大気圧室12と中圧減圧室11とを気密に区画している。
【0038】
中圧ダイヤフラム15の軸心部には、軸受部材17が軸線を一致させて固定されており、この軸受部材17には、切換軸16が回転自在に挿入されている。切換軸16は、軸受部材17に対して軸方向に固定された状態になっており、中圧減圧室11内のガス圧力の変動に伴って、中圧ダイヤフラム15と共に図中上下方向に移動するようになっている。切換軸16の下端部には、切換軸16の回転に基づき作用して2つのガス入口通路2から中圧減圧室11へのガスの流入を調整する第2の弁体としての中圧弁(図示しない)が配置されている。
【0039】
また、カバー5には、切換軸16の上部を囲むように、内筒部5aおよび外筒部5bが同軸状に一体形成されており、内筒部5aには、切換軸16の上部を回転自在に支持する上部軸受部材18が設けられている。上部軸受部材18は、その筒部18aが内筒部5aの内周面に嵌合され、この筒部18aの一端側に、内筒部5aの上端に当接する鍔部18bが形成され、筒部18aの他端側に、内筒部5aの下端に係止する爪部18cが形成され、鍔部18bの上方に延びるパイプ部18dが形成され、筒部18aとパイプ部18dには、大気圧室12側からパイプ部18dの上方へ貫通する貫通孔18eが形成されている。
【0040】
また、鍔部18bと内筒部5aの間にはシール部材20が設けられている。このシール部材20は、鍔部18bと内筒部5aの隙間から大気圧室12へ外部からの空気が出入りするのを防止している。また、切換軸16において外径が若干細く形成された中間部と上部軸受部材18との間には第2のOリングとしてのOリング21が設けられており、切換軸16と上部軸受部材18の隙間から大気圧室12へ外部からの空気が出入りするのを防止している。このとき、切換軸16の外径を太くするほど、上部軸受部材の内筒部5aの内径を小さくするほど、摺動抵抗が大きくなるため、振動が発生しにくくなる。ただし、摺動抵抗が大きくなると、圧力調整器1の閉塞性が悪くなるため、最適な寸法に設定する必要がある。
【0041】
このような構成により、上部軸受部材18は、切換軸16の上部を回転自在に支持すると共に、貫通孔18eによって大気圧室12を外部に通じさせるようになっている。
【0042】
また、カバー5の外筒部5bの上部には、切替レバー50が設けられている。切替レバー50は、案内筒50aを有し、切換軸16に接続されている。案内筒50aは、その下方に形成された係合段部50a1によってカバー5の外筒部5bの上部に形成された段部5b1に回動自在に嵌合されている。また、切替レバー50には、案内筒50aの上底部の中央に、表示機構19の表示面19aを目視するためののぞき窓50bが形成されており、こののぞき窓50bには透明レンズ50cが設けられている。
【0043】
また、切換軸16の上端部は、カバー5の上側に突き出しており、この突き出した部分には、上部軸受部材18の鍔部18bに支えられて切換軸18に応じて移動することによりガス容器の切替状態を示す表示機構19が設けられている。表示機構19は、切換軸16が上方に位置している場合には、赤く着色された表示面19aが、実線で示す位置になり、切換軸16が下方に移動した場合には、表示面19aが仮想線で示す位置に移動して、切替レバー50ののぞき窓50aから見えるように構成されている。
【0044】
低圧減圧部30は、ハウジング4とカバー5との間に形成される第1の減圧室としての低圧減圧室31と、第1の大気圧室としての大気圧室32とを備えている。また、低圧減圧部30は、大気圧室32側から低圧スプリング33により低圧ダイヤフラム受板34を介して低圧減圧室31側に押圧される第1のダイヤフラムとしての低圧ダイヤフラム35を備えている。低圧減圧室31は、ガス出口通路3に連通している。低圧ダイヤフラム35は、周縁がボディ4とカバー5との間に挟持固定され、大気圧室32と低圧減圧室31とを気密に区画している。
【0045】
低圧ダイヤフラム35の中心には、作動桿36が上下に貫通して設けられており、この作動桿36の下部にはレバー39の一端が摺動可能に交叉係合している。レバー39は、ピン40を支点としてボディ4に対し回動可能に軸支されており、その他端は第1の弁体としての低圧弁41に連結されている。低圧弁41は、中圧減圧室11とガス出口通路3の間に設けられたノズル部42を開閉し、これにより、中圧用減圧室75とガス出口通路65との連通を遮断したり解放したりする。
【0046】
作動棹36の大気圧室32内に突出した先端には、スプリング受け座37が設けられており、このスプリング受け座37と低圧ダイヤフラム35の中心部との間には、安全弁調整スプリング38が介装されている。安全弁調整スプリング38は、作動桿36の下端に一体形成された安全弁の弁体36aを、低圧ダイヤフラム35の下部側に配置した弁体受け43に当接する方向に常時付勢している。
【0047】
また、カバー5における作動桿36の上方部分には、その外部側および大気圧室32側に、それぞれ、小径円筒部5cおよび5dが一体形成されている。小径円筒部5dの穴5fの径は、小径円筒部5cの穴5eの径よりやや大きめに形成され、穴5eと穴5fは連通して通気孔を構成している。通気孔の断面積は、小さいほど振動が発生しにくくなるが、中圧減圧部10と同様に閉塞性が悪くなるため、最適な寸法に選定する必要がある。この構成では、低圧減圧部30の大気圧室32は、図7に示す従来構成とは違って中圧減圧部10の大気圧室12とは連通されず、単独に設けられているので、通気孔の寸法は、中圧減圧部10に制約されることなく自由に最適な値に選定することができる。
【0048】
また、小径円筒部5cの回りには、中径円筒部5gが一体形成され、さらにその外側に、大径円筒部5hとこの大径円筒部5より径の大きい大径円筒部5iが一体形成されている。また、大径円筒部5hの一部と大径円筒部5iの間に段差を生じるように、段部5jが形成されている。
【0049】
そして、小径円筒部5c、中径円筒部5gおよび大径円筒部5hの上部には、キャップ51が設けられている。
【0050】
図4に示すように、キャップ51は、嵌合部511とこの嵌合部511に連結されて一体形成された連通部512を有している。嵌合部511は、カバー5の中径円筒部5gの外周面に嵌合する円筒部511aと、円筒部511aの上底部の内側中心に形成された円柱部511bと、円柱部511bから下方へ延出する係合部511cと、円柱部511bと円筒部511aの内周面との間に位置して下方へ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁511dとからなる。
【0051】
円筒部511aの下端付近の内周面には、段部511a1が形成され、円筒部511aの連通部512側の一部には、所定幅の切り欠き部511a2が形成されている。また、円柱部511bには、その中心から外周に連通する溝部511b1が形成されている。
【0052】
連通部512は、嵌合部511から延出して一体形成された上底部512aと、上底部512aから下方へ嵌合部511の円筒部511aよりも長く延出するU字状壁512bと、切り欠き部511a2の両側に八の字状になるように下方へ円筒部511aよりも長くかつU字状壁512bよりも短く延出する2個の防水壁512cと、切り欠き部511a2とU字状壁512bとの間で上底部512aから下方へ防水壁512cと同じ長さだけ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁512dとからなる。U字状壁512bは、カバー5の大径円筒部5iの外周面に隣接する下端512b1と、下端512b1と連続しかつそれよりも上方にあって、大径円筒部5iの上面と接する下端512b2とを有する。
【0053】
また、キャップ51の円筒部511aの段部511a1と、カバー5の中径円筒部5gの外周面の間には第1のOリングとしてのOリング52が設けられている。
【0054】
キャップ51は、円筒部511aがカバー5の中径円筒部5gの外周面に嵌合すると共に、係合部511cがカバー5の小径円筒部5cの穴5eに挿入されて、係合部511cの先端に形成された係合ツメ部511c1が穴5eと穴5fの間に形成される段部に係合されることにより、通気孔を構成する穴5eを覆うようにカバー5に確実に固定される。Oリング52は、キャップ51の円筒部511aがカバー5の中径円筒部5gの外周面に嵌合されたとき、円筒部511aの内周面と中径円筒部5gの外周面の隙間から水や虫がキャップ51内に入り込むのを防ぐと共に、キャップ51のカバー5への固定を確実にするのに役立つ。
【0055】
次に、上述の構成を有する圧力調整器1の動作について説明する。中圧減圧部10では、燃焼器側でガスが使用されることで、中圧減圧室11の圧力が低下し、中圧スプリング13により押圧されて中圧ダイヤフラム15が下方に変位すると、これに伴い、一方のガス入口通路2に連通している図示しない中圧弁が作用して、一方のガス容器が接続されている一方のガス入口通路2から導入されたガスが中圧減圧室11側に流れる。中圧減圧室11の圧力が上昇し、この圧力が、中圧スプリング13の弾性力に打ち勝つと、中圧ダイヤフラム15が上方に変位し、それにより中圧弁が作用して、中圧減圧室11側へのガスの流入を制限する。このようにして、中圧弁は、中圧減圧室11へ流入するガスの圧力を制御する。
【0056】
そして、一方のガスガス容器内のガスがなくなってくると、中圧減圧室の圧力が上昇しなくなり、中圧ダイヤフラム15が徐々に下方へ移動して、他方のガス入口通路2に連通している図示しない中圧弁が作用して、他方のガス容器が接続されている他方のガス入口通路2から導入されたガスが中圧減圧室11側に流入し、中圧減圧室31内の圧力が一定に保たれるようになる。
【0057】
このようにして、一方のガス容器内のガスがほぼ空になると、他方のガス容器に自動的に切り替えられることになる。また、中圧ダイヤフラム15は、上述のように中圧減圧室11の圧力を一定に保つために、微妙に振動変位している。このため、大気圧室12内の空気は、貫通孔18e、鍔部18bと案内筒50aの内周面の隙間、および外筒部5bと案内筒50aの隙間を通って、大気側へ出たり、大気側から入ってきたりする。
【0058】
一方、低圧減圧部30においては、燃焼器側でガスが使用されることで、手夏減圧室31の圧力が低下し、低圧スプリング33により押圧されて低圧ダイヤフラム35が下方に変位すると、これに伴いレバー39がピン40を支点として反時計方向に回動すると共に、低圧弁41が右方向に移動して、低圧ノズル部42を開放する。それにより、中圧減圧室11側のガスが、ガス出口通路3側に流れる。低圧減圧室31の圧力が上昇し、この圧力が低圧スプリング33の弾性力に打ち勝つと、低圧ダイヤフラム35が上方へ変位し、低圧弁41が左方向へ移動して低圧ノズル部42の流路を狭め、低圧減圧室31へのガスの流入を制御する。
【0059】
なお、低圧減圧室31の圧力が所定の圧力を越えて異常に高くなった場合には、低圧ダイヤフラム35の上方へのそれ以上の移動が安全弁調整スプリング38によって阻止され、安全弁の弁体36aが開き、低圧減圧室31内のガスを大気圧室32、通気孔を介して外部に逃がす。このとき、カバー5とキャップ51間の隙間は、安全弁作動時にガス放出路として必要な断面を確保している。
【0060】
このようにして、低圧弁41は、低圧ノズル部42の流路を開閉制御して低圧減圧室31に流入するガスの圧力を制御する。また、低圧ダイヤフラム35は、上述のように低圧減圧室31の圧力を一定に保つために、微妙に振動変位している。このため、大気圧室32内の空気は、図3および図5に矢印で示すように、通気孔として働くカバー5の小径円筒部5cおよび5dの穴5eおよび5f、キャップ51の円柱部511bの溝部511b1、キャップ51における嵌合部511の円筒部511aの切り欠き部511a2、および連通部512のU字状壁512bの下端512b1とカバー5の大径円筒部5iの外周面との隙間を通って、大気側へ出たり、大気側から入ってきたりする。
【0061】
この際、キャップ5において嵌合部511における円柱部511bの溝部511b1の幅と、円筒部511aの切り欠き部511a2の所定幅と、連通部512のU字状壁512bの下端512b1およびカバー5の大径円筒部5iの外周面の隙間は、それぞれ、狭く絞られているので、虫がキャップ51内や低圧減圧部30の大気圧室31内に入ることはない。
【0062】
さらに、圧力調整器1がガス入口通路2およびガス出口通路3が地面に対して水平になるように取り付けられた場合、雨が大量に降っているために、空気と共に雨水が上述の隙間からキャップ51内に入ったとしても、キャップ51内が広く形成されているので、雨水がキャップ51内を上方へ吸い上げられることはない。また、防水壁512cおよび512dがあり、円柱部511bがU字状壁512bの下端512b2からかなり上方に位置しており、U字状壁512bの下端512b1から低圧減圧部30の大気圧室32への入口となる円柱部511bまでかなりの距離と凹凸があるため、雨水が大気圧室32へ侵入することもない。
【0063】
したがって、圧力調整器1が水平に取り付けられた場合、雨水や虫が低圧減圧部30の大気圧室32に侵入するのを防止することができる。
【0064】
一方、圧力調整器1が、地面に対してガス入口通路2がガス出口通路3より上方に位置するように垂直に取り付けられた場合も、上述と同様に雨水や虫が低圧減圧部30の大気圧室32に侵入するのを防止することができる。この場合、一の字状の防水壁511dの中央が上方に湾曲した状態となり、防水壁512cが斜めになっており、かつ防水壁512dの中央が上方に湾曲した状態となっているので、万一雨水が嵌合部511や連通部512内に侵入しても、内部に溜まることなくU字状壁512bの下端から外部へ流出する。
【0065】
したがって、圧力調整器1が垂直に取り付けられた場合も、雨水や虫が低圧減圧部30の大気圧室32に侵入するのを防止することができる。
【0066】
このように、本発明によれば、低圧減圧部30、キャップ51およびOリング52の構成が、
(1)安全弁作動時に必要なガス放出ができるだけの断面を確保していること、
(2)防水性と防虫性の確保ができること、
(3)振動(異音)を発生しないこと、
等の構造上必要な条件を備えたものとなっている。
【0067】
また、本発明によれば、防水、防虫のための構造上の工夫として、キャップ51に設けられた3種類の壁、すなわち、U字状壁512b、防水壁512cおよび防水壁512dの存在により、圧力調整器1は、水平取り付け、垂直取り付けのいずれのケースでも有効に機能する構造を有している。
【0068】
以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、振動を抑制できると共に防水性および防虫性が良好であり、キャップをより確実にカバーに固定することができる。
【0070】
また、円筒部と係合部によりカバーに着実に固定されると共に、第1の大気圧室を通気孔を介して大気へ連通させることができる。
【0071】
請求項2記載の発明によれば、圧力調整器の水平または垂直取付時に水がキャップ内に溜まるのを防止することができる。
【0072】
請求項3記載の発明によれば、連通部は、嵌合部から延出して一体形成された上底部と、該上底部から下方へ嵌合部の円筒部よりも長く延出するU字状壁と、切り欠き部の両側に八の字状になるように下方へ円筒部よりも長くかつU字状壁よりも短く延出する2個の防水壁と、切り欠き部とU字状壁との間で上底部から下方へ防水壁と同じ長さだけ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁とを有するので、防虫性および防水性が良くなり、圧力調整器の水平または垂直取付時に水がキャップ内に溜まるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力調整器の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の圧力調整器の平面図である。
【図3】図1の圧力調整器の断面図である。
【図4】図1の圧力調整器におけるキャップの構成を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は(C)におけるA−A線断面図、(Eは(C)におけるB−B線断面図である。
【図5】図1の圧力調整器におけるキャップ内の空気の流れを説明する図である。
【図6】図1の圧力調整器におけるキャップ内に侵入した水の流れを説明する図である。
【図7】従来の圧力調整器の構成例を示す断面図である。
【図8】図8の圧力調整器における連通路の穴径と振動体において生じる振動加速度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 圧力調整器
2 ガス入口通路
3 ガス出口通路
4 ハウジング
5 カバー
5e 穴(通気孔の一部)
5f 穴(通気孔の一部)
10 中圧減圧部(第2の減圧手段)
11 中圧減圧室(第2の減圧室)
12 大気圧室(第2の大気圧室)
13 中圧スプリング
14 中圧ダイヤフラム受板
15 中圧ダイヤフラム(第2のダイヤフラム)
30 低圧減圧部(第1の減圧手段)
31 低圧減圧室(第1の減圧室)
32 大気圧室(第1の大気圧室)
35 低圧ダイヤフラム(第1のダイヤフラム)
41 低圧弁(第1の弁体)
42 低圧ノズル部(第1のノズル部)
51 キャップ
511 嵌合部
511a 円筒部
511b 円柱部
511b1 溝部
512 連通部
512a 上底部
512b U字状壁
512c 防水壁
512d 防水壁
52 Oリング
Claims (3)
- ガス入口通路およびガス出口通路を有するハウジングと、ガス出口通路に連通する第1の減圧室、ガス入口通路と第1の減圧室を連通する第1のノズル部を開閉可能にする第1の弁体、第1の通気孔を介して大気の流入出可能な第1の大気圧室、および第1の減圧室と第1の大気圧室を気密に画成し両室の圧力差に応じて変位する第1のダイヤフラムを有する第1の減圧手段とを備えた圧力調整器であって、
前記ハウジングに装着され、前記ハウジングとの間で前記第1の減圧室および前記第1の大気圧室を形成すると共に、前記第1の通気孔が形成されたカバーと、
前記第1の通気孔を覆うように前記カバーに嵌合される嵌合部および前記嵌合部と一体形成され前記第1の通気孔を大気に連通する連通部を有するキャップと、
前記キャップの前記嵌合部と前記カバーの間に装着される第1のOリングとを含み、 前記嵌合部は、前記カバーに嵌合される円筒部と、該円筒部の上底部の内側中心に形成された円柱部と、該円柱部から下方へ延出し、前記通気孔に挿入されて係合する係合部とを有し、
前記円筒部の一部には、所定幅の切り欠き部が形成され、
前記円柱部には、前記第1の通気孔と連通するようにその中心から外周に連通する溝部が形成されている
ことを特徴とする圧力調整器。 - 前記嵌合部は、前記円柱部と前記円筒部の内周面の間に位置して下方へ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁をさらに有する
ことを特徴とする請求項1記載の圧力調整器。 - 前記連通部は、嵌合部から延出して一体形成された上底部と、該上底部から下方へ前記嵌合部の前記円筒部よりも長く延出するU字状壁と、前記切り欠き部の両側に八の字状になるように下方へ前記円筒部よりも長くかつ前記U字状壁よりも短く延出する2個の防水壁と、前記切り欠き部と前記U字状壁との間で前記上底部から下方へ前記防水壁と同じ長さだけ突出して湾曲した一の字状に形成された防水壁とを有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧力調整器。
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