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JP3918621B2 - キャップ供給装置 - Google Patents

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JP3918621B2
JP3918621B2 JP2002120750A JP2002120750A JP3918621B2 JP 3918621 B2 JP3918621 B2 JP 3918621B2 JP 2002120750 A JP2002120750 A JP 2002120750A JP 2002120750 A JP2002120750 A JP 2002120750A JP 3918621 B2 JP3918621 B2 JP 3918621B2
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はキャッパに設けられているキャップ供給装置に係り、特に、シュートから送り出されてきたキャップを一個ずつ受け取って、キャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャッパは、一般に、ホッパに投入された多数のキャップをキャップソータで天面が上を向くように整列させた後、キャップシュートを介して順次送り出し、その先頭のキャップをキャップシュートの出口からピッカーによって一個ずつ受け取ってキャッピングヘッドに供給する。キャッピングヘッドは、このキャップを保持し、下方に搬送されてきた容器に向かって下降して、打栓または巻き締め等によりその容器の口部に装着するようになっている。
【0003】
前記キャッパによって容器に装着されるキャップは、前述のようなホッパ、キャップソータ、キャップシュートおよびピッカー等によって順次受け渡して移送される間に、雑菌や塵、ゴミ等が付着することによって汚染される場合がある。このような場合には、容器へのキャッピングを行う前に、キャップ内面側の殺菌を行わないと、このキャップが装着される容器内に雑菌が混入して内容物が汚染されてしまう。
【0004】
そこで、通常は、キャッピングを行う前に、キャップ内面側の殺菌を行うようにしており、従来のキャッパでは、このようなキャップの殺菌を行う装置をキャップシュートの途中に設けるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、キャップを送り出すキャップシュートの途中に、殺菌を行う装置を設けた構成では、キャップ内部の殺菌を行った後、そのキャップが、シュートの下流部を通りさらにピッカー等によって搬送される間に、再び汚染されてしまうおそれがあった。
【0006】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、キャップ内面を確実に殺菌することができ、しかも、そのキャップが、キャッピングヘッドに供給される前に再び汚染されてしまうおそれのないキャップ供給装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明に係るキャップ供給装置は、キャップを移送するキャップシュートと、キャップを受け取るポケットを有するキャップピッカーと、このキャプピッカーを移動させる駆動手段とを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップピッカーのポケットで受け取ってキャッピングヘッドに供給するものであって、さらに、前記ポケットの底面にキャップの径よりも小さい開口部を形成するとともに、キャップピッカーによるキャップシュートからキャッピングヘッドへのキャップ搬送区間の下方に殺菌手段を配置し、キャップの搬送中に、前記ポケットの開口部を介してキャップ内面の殺菌を行うようにしたものである。
【0008】
この発明に係るキャップ供給装置では、キャップピッカーによるキャップの搬送中に、ポケットの底面に形成された開口部を介して殺菌手段によりキャップ内面の殺菌を行うので、確実に殺菌を行うことができ、しかも、その後、すぐにキャッピングヘッドにキャップを引き渡してキャッピングを行うようにしているので、殺菌後再度キャップが汚染されてしまうおそれがない。
【0009】
また、請求項2に記載された発明に係るキャップ供給装置は、キャップを移送するキャップシュートと、キャップ搬送面を有する固定ディスクと、この固定ディスクの上に設けられ、外周にキャップ支持部が形成された回転ディスクと、この回転ディスクを回転させる駆動手段と、前記キャップ支持部に収容されて搬送されるキャップの外周面を案内する側面ガイドとを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップ支持部が受け取り、前記固定ディスク上を滑らせてこのキャップをキャッピングヘッドに供給するものであって、さらに、前記固定ディスクの、キャップシュートからのキャップ受け取り位置からキャッピングヘッドへのキャップ受け渡し位置に至るキャップ搬送区間に、キャップが脱落しないサイズの開口部を形成するとともに、この開口部の下方に殺菌手段を配置し、キャップの搬送中に、前記開口部を介してキャップ内面の殺菌を行うようにしたものである。
【0010】
この発明に係るキャップ供給装置でも、キャップシュートからキャッピングヘッドへの搬送区間でキャップの殺菌を行い、直ちにキャッピングヘッドに引き渡してキャッピングを行うようにしているので、殺菌後再度キャップが汚染されてしまうおそれがない。
【0011】
さらに、請求項3に記載の発明に係るキャップ供給装置は、前記請求項1または請求項2に記載された構成において、前記殺菌手段が紫外線殺菌灯であることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項4に記載の発明に係るキャップ供給装置は、前記請求項1または請求項2に記載された構成において、前記殺菌手段が殺菌液噴霧手段であることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るキャッパのキャップ供給装置(全体として符号1で示す)の平面図であり、このキャップ供給装置1は、多数のキャップ2を順次送り出すキャップシュート4と、キャップ2を保持し、下方の容器(図示せず)に向かって下降してキャッピングを行うキャッピングヘッド6との間に設けられており、キャップシュート4の取り出し位置Aで取り出したキャップ2を、キャッピングヘッド6の下方の受け渡し位置Bまで移動させるようになっている。
【0014】
このキャップ供給装置1は、中央の垂直な軸8を中心に所定角度往復回動するキャップピッカー10と、このキャップピッカー10の外周部に形成されているキャップ支持部(ポケット)12内に収容されたキャップ2が、キャップシュート4の先端のキャップ取り出し位置Aから前記キャッピングヘッド6のキャップ受け渡し位置Bまで移送される間、ポケット12から抜け出さないようにガイドする外周ガイド部材(図示せず)と、同様に取り出し位置Aから受け渡し位置Bまでの移送中にキャップ2がポケット12から上方に飛び出さないようにその天面を案内する天面ガイド部材(図示せず)と、キャップピッカー10がキャップシュート4から1個のキャップ2を取り出した後、後続のキャップ2をキャップシュート4の出口部に停止させておくエアシリンダからなるキャップストッパ16とを備えている。
【0015】
なお、前記外周ガイド部材は、キャップシュート4に隣接する位置から始まり、キャッピングヘッド6が配置されている位置(受け渡し位置B)の手前まで設けられている。このガイド部材は、キャッピングヘッド6がキャップ2を掴む際に干渉することを避けるため、キャッピングヘッド6が設けられている位置には設置されていない。また、天面ガイド部材も、同様に、キャップシュート4に隣接する位置から始まり、キャッピングヘッド6が配置されている位置(受け渡し位置B)の手前まで設けられている。これら外周ガイド部材および天面ガイド部材の構成については限定しないが、例えば、特願2001−322240号に記載の構成等を適用することができる。
【0016】
キャップピッカー10は、前記図1および図2に示すように、扇状のプレート18と、この扇状プレート18の外周部の上面に重ねられた上部プレート20とを備えている。これら両プレート18、20の外周側に前記キャップ支持部(ポケット)12が形成されている。上部プレート20の外周部には、キャップ2の直径よりもやや径の大きい円弧状部を有するほぼU字状の切欠き20aが形成されており、このU字状の切欠き20aの周面が、収容したキャップ2を支持する側壁を構成している。この側壁の高さは、キャッピングヘッド6がキャップ2を掴む際に、干渉しない高さに設定されている。
【0017】
前記U字状の切欠き20aの入口12aは、キャップ2の直径よりも大きく、この入口12aからポケット12内にキャップ2を受け入れることができるようになっている。また、前記側壁(U字状の切欠き20aの周面)に囲まれた部分の底面(扇状のプレート18の上面)12bがキャップ2を乗せる載置部になっている。従って、シュートから送り出されてきたキャップ2は、U字状の切欠き20aの入口12aからポケット12内に入り、載置部12b上に載せられて安定した状態に支持されて搬送される。
【0018】
前記扇状プレート18の基部が取付け部材22を介して中央の垂直軸8に固定されており、キャップピッカー10は、キャップシュート4の前面のキャップ取り出し位置Aと、キャッピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Bとの間で往復回動できるようになっている。このキャップピッカー10を往復回動させる駆動機構は、各種構成の機構を用いることができる。例えば、特願2001−231843号の図3に示す構成により往復回動させることができる。
【0019】
前記キャップピッカー10に形成されたポケット10の底面(載置部)12bには、上下に貫通する円形の開口部24が設けられている。この開口部24は、ポケット12内に収容されるキャップ2の径よりも小さく、また、載置部12bのほぼ中央に形成されている。一方、前記キャップピッカー10によって搬送されるキャップ2の搬送経路の下方には、紫外線殺菌灯26(以下UV殺菌灯と呼ぶ)が設置されている。従って、キャップシュート4から送り出されたキャップ2が、このキャップピッカー10のポケット12内に収容されてキャッピングヘッド6に向かって搬送される際に、前記UV殺菌灯26の上方を通過すると、前記ポケット12の底面の開口部24から紫外線が照射されて、キャップ2の内面が殺菌される。
【0020】
以上の構成に係るキャップ供給装置1の作動について説明する。キャップシュート4内を連続的に落下してくるキャップ2は、キャップシュート4の出口に設けられているキャップストッパ16によってキャップシュート4内に停止している。キャップピッカー10が駆動手段(図示せず)の駆動により回転移動して、そのポケット12の入口12aがキャップシュート4に向かい合う位置(キャップ取り出し位置A)まで来ると、キャップストッパ16が後退して、先頭のキャップ2がポケット12内に送り出される。先頭のキャップ2が送り出された後、直ちにキャップストッパ16が突出して後続のキャップ2をキャップシュート4内に停止させる。
【0021】
キャップシュート4からキャップピッカー10のポケット12内に送り込まれたキャップ2は、ポケット12の側壁(ほぼU字状の切欠き20aの周面)に当たる位置まで入り込んだ後、載置部12b上に支持される。
【0022】
ポケット12内にキャップ2を支持したキャップピッカー10は、キャッピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Bに向かって回転移動する。キャップピッカー10に支持されて回転移動するキャップ2の、キャップシュート4からキャッピングヘッド6への移動経路内にUV殺菌灯26が設けられており、キャップピッカー10がこのUV殺菌灯26の上方を通過するときに、ポケット2の底面(載置部12b)に形成されている開口部24から紫外線が照射されてキャップ2の内面が殺菌される。
【0023】
キャップピッカー10が、キャップ受け渡し位置Bまで移動して停止すると、上方のキャッピングヘッド6が下降してポケット12内に収容されているキャップ2を保持する。キャップ2を保持したキャッピングヘッド6は上昇し、その後、キャップピッカー10がこのキャッピングヘッド6の下方から退避した後、再び下降して、下方に供給されている容器に打栓または巻き締め等によるキャッピングを行う。
【0024】
前記のように、ポケットピッカー10がキャップシュート4から取り出したキャップ2をキャッピングヘッド6に供給するキャップ受け渡し位置Bまで移送する途中で、ポケット12内に収容されているキャップ2は、その内面側が開口部24を通過した紫外線によって殺菌され、殺菌後直ちにキャッピングヘッド6への受け渡し位置Bに到達して、キャッピングヘッド6に保持され容器へのキャッピングが行われるので、殺菌後、キャップ2が再度雑菌等に汚染されることがなく、清潔な状態のキャップ2を容器に装着することができる。
【0025】
なお、前記実施の形態では、開口部24をキャップ2の径よりも小径の貫通穴としたが、単一の穴に限るものではなく、小さい円形の穴を複数形成しても良く、あるいは、非円形の穴を設けるようにしても良い。また、キャップピッカー10による搬送中にキャップ2を回転させるようにすれば、キャップ2の内面全体を均一に殺菌することができてより効果的である。さらに、滅菌手段は前記UV殺菌灯26に限るものではなく、殺菌液の噴霧手段等その他の装置を設けるようにしても良い。但し、UV殺菌灯26の場合には、紫外線を照射できればよいので、キャップピッカー10の下面とUV殺菌灯26との間に間隙を設けておいても良い。
【0026】
前記実施の形態では、キャップピッカー10に設けられたポケット12の底面12bの中央部に開口部24を形成している。そのため、傾斜したキャップシュート4から滑り落ちてくるキャップ2の前端側が、このポケット12の開口部24に引っ掛かってしまうおそれがある。そこで、第2の実施の形態では、キャップ2がキャップシュート4からポケット12内に投入される際に、ポケット12の開口部24に引っ掛かることがないように、キャップシュート4の前方のキャップ取り出し位置Aに投入ガイド部材30を設けている。なお、この投入ガイド部材30以外の部分の構成は、前記第1実施の形態と同一なので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】
投入ガイド部材30は、固定ガイド32と揺動ガイド34とを備えている。固定ガイド32は、キャップ取り出し位置Aの、キャップピッカー10が移動する方向(図3および図4の下方側)の背後に、L字状に折り曲げた形状で配置されている。この固定ガイド32のキャップ2に接する内面側は、キャップ2の外径にほぼ一致する円弧状部を有している。一方、揺動ガイド34は、キャップシュート4の先端のキャップピッカー10が移動する方向側に設けられている。この揺動ガイド34は、ガイド用シリンダ36によってキャップシュート4の先端側を中心に揺動できるようになっており、図3に示す開放状態では、キャップピッカー10によって搬送されるキャップ2の搬送経路から退避し、図4に示す閉鎖状態では、キャップシュート4から送り出されてキャップピッカー10のポケット12内に収容されるキャップ2を両側からガイドするようになっている。
【0028】
この実施の形態の構成では、キャップシュート4からキャップピッカー10にキャップ2を投入する際には、ガイド用シリンダ36によって揺動ガイド34を固定ガイド32に接近する方向に揺動させておく。キャップシュート4の出口に設けられたシリンダによってストッパ16を開放してキャップ2を送り出すと、このキャップ2は両側の固定ガイド32および揺動ガイド34に案内されて、ポケット12の底面12bに形成された開口部24に引っ掛かることなくスムーズにポケット12内に入ることができる。
【0029】
そして、キャップシュート4からキャップ2を取り出したキャップピッカー10が、キャッピングヘッド6に向かって移動を開始するときには、前記ガイド用シリンダ36が収縮してキャップ2の移動経路を開放するので(図4参照)、移動するキャップピッカー10およびキャップ2が干渉することはない。
【0030】
図5および図6は、第3の実施の形態に係るキャップ供給装置のキャップピッカー10を示す図であり、図5は平面図、図6は縦断面図である。なお、キャップピッカー10以外の部分には、第1の実施の形態と同一の符号を付して説明する。この実施の形態でも、キャップピッカー10のポケット12の底面12bに開口部40が設けられており、キャップシュート4からキャップピッカー10のポケット12に滑り込むキャップ2が、前記開口部40に引っ掛からないように構成されている。
【0031】
この実施の形態では、開口部40は、扇状のプレート18に形成された長方形の穴(穴全体を符号42で示す)から成っている。つまり、扇状のプレート18の長方形の穴42と、扇状プレート18上に重ねられた上部プレート20に形成されているU字状の切欠き20aとが重なり合った部分が前記開口部40を構成している。そして、扇状プレート18の下面に固定された開口部開閉用シリンダ44の作動ロッド46に移動プレート48が取付けられ、前記長方形の穴42内に嵌合している。
【0032】
この移動プレート48は、前記長方形の穴42の幅とほぼ一致する幅を有するとともに、その上面が、扇状プレート18の上面の高さとほぼ一致している。開口部開閉用シリンダ44によって移動プレート48を前進(図4および図5の右側に移動)させると、ポケット12の底面12bに形成されている開口部40がほぼ塞がれ、逆に移動プレート48を後退させると、ポケット12の底面12bにキャップ2のサイズよりもやや小さい開口部40が現れ、前記第1の実施の形態と同様のUV殺菌灯26等の殺菌手段によってポケット12内のキャップ2の殺菌ができるようになっている。
【0033】
前記構成のキャップピッカー10では、キャップシュート4から送り出されるキャップ2を受け取る際には、図5および図6に示すように移動プレート48を前進させて、ポケット12の底面12bの開口部40をほぼ塞いだ状態にすることにより、キャップシュート4から投入されるキャップ2をスムーズに受け取ることができ、また、キャップ2をポケット12内に受け取ってキャッピングヘッド6に向かって移動するときには、移動プレート48を後退させてポケット12の底面12bの開口部40を開放しておくことにより、UV殺菌灯26の上方を通過する際に、キャップ2の内面がそのUV殺菌灯26によって殺菌されるようにする。
【0034】
図7ないし図9は、第4の実施の形態を示すもので、図7はこの実施の形態に係るキャップ供給装置101を備えたキャッパの全体の構成を簡略化して示す平面図、図8は、キャップ供給装置101の縦断面図、図9はキャップ搬送手段110を示す平面図である。
【0035】
先ず、図7によりキャッパ全体の構成について簡単に説明する。容器搬送コンベヤ106によって連続的に搬送されてきた容器108は、インフィードスクリュー114によって所定の間隔に切り離されて、入口スターホイール116に引き渡され、キャッパ118内に順次導入される。キャッパ118には、円周方向等間隔で容器支持台(図示せず)が設けられており、各容器支持台上に供給された容器108は、グリッパ等の保持手段に保持されて回転搬送される。
【0036】
各容器支持台の上方には、それぞれキャッピングヘッド(図示せず)が設けられており、このキャッピングヘッドがキャップ供給装置101から供給されたキャップ102を保持し、前記容器108とともに回転移動しつつ容器108に向かって下降してキャッピングを行う。キャッピングが行われた容器108は、出口スターホイール122を介して容器搬送コンベヤ128上に排出されて次の工程に送られる。
【0037】
キャップ供給装置101は、キャップシュート104と、キャップシュート104によって移送されてきたキャップ102を一個づつ取り出して回転搬送し、キャッピングヘッドに供給するキャップ搬送手段110とを備えている。図8および図9により詳細に説明すると、固定筒体150の上端に円形の固定ディスク152が設けられている。一方、固定筒体150の内部に、上下のブッシュ154、156を介して中心軸158が回転自在に支持され、この中心軸158の上端にキー160を介して回転ディスク162が連結されており、この回転ディスク162は、回転軸158の回転によって、前記固定ディスク152上を摺動回転する。前記キャップ搬送手段110は、これら固定ディスク152と回転ディスク162とから成っている。
【0038】
前記回転ディスク162は固定ディスク152よりやや小径であり、その外周部に、円周方向等間隔で複数のキャップ支持部(ポケット)112が設けられている。図9中に符号Aで示す位置が、前記キャップシュート104からキャップ102を取り出すキャップ取り出し位置、符号Bで示す位置がキャッピングヘッドにキャップ102を供給するキャップ受け渡し位置であり、取り出し位置Aでキャップシュート104からポケット112内に受け取ったキャップ102を矢印R方向に回転搬送し、受け渡し位置Bでキャッピングヘッドに引き渡すようになっている。
【0039】
前記固定ディスク152のキャップ搬送面には、回転ディスク162のポケット112内に支持されたキャップ102が回転移動していくキャップ搬送経路、つまり、キャップ取り出し位置Aからキャップ受け渡し位置Bの間のキャップ搬送区間に、キャップ102の径よりも幅の細い円弧状の長溝(開口部)124が形成されている。そして、この開口部124の下方に、殺菌手段(UV殺菌灯)126が設置されている。
【0040】
さらに、前記キャップ取り出し位置Aからキャップ受け渡し位置Bに至るキャップ搬送区間には、回転ディスク162のポケット112内に収容されて搬送されるキャップ102の外周側を案内する側面ガイド164と、キャップ102の天面を案内する天面ガイド166が設けられている。
【0041】
前記構成のキャップ供給装置101の作動について説明する。キャップシュート104から送り出されてきたキャップ102は、キャップ取り出し位置Aで、キャップ搬送手段110の回転ディスク162に設けられているポケット112内に収容される。回転ディスク162の回転によって、ポケット112内に支持されているキャップ102は、側面ガイド164と天面ガイド166によって外周側と天面とをガイドされて回転搬送される。
【0042】
ポケット112に支持されているキャップ102は、固定ディスク152のキャップ搬送面に形成されている開口部124上を通過する際に、その下方に設置されているUV殺菌灯126から紫外線を照射されて内面側が殺菌される。UV殺菌灯126の上方を通過して殺菌が終了したキャップ102は、キャップ受け渡し位置Bに到達すると、上方のキャッピングヘッド(図示せず)によって取り上げられ、キャッパ118内を回転搬送される間に容器108の口部に装着される。このようにキャップ102の内面を殺菌した後、直ちにキャッピングヘッドに供給されてキャッピングが行われるので、殺菌後のキャップ102がキャッピング前に再度汚染されてしまうおそれがない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した発明によれば、キャップを移送するキャップシュートと、キャップを受け取るポケットを有するキャップピッカーと、このキャプピッカーを移動させる駆動手段とを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップピッカーのポケットで受け取ってキャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置において、前記ポケットの底面にキャップの径よりも小さい開口部を形成するとともに、キャップピッカーによるキャップシュートからキャッピングヘッドへのキャップ搬送区間の下方に殺菌手段を配置し、キャップの搬送中に、前記ポケットの開口部を介してキャップ内面の殺菌を行うようにしたので、確実にキャップ内面の殺菌を行うことができ、しかも、その後、すぐにキャッピングヘッドにキャップを引き渡してキャッピングを行うようにしているので、殺菌後再度キャップが汚染されてしまうおそれがない。
【0044】
また、請求項2に記載の発明によれば、キャップを移送するキャップシュートと、キャップ搬送面を有する固定ディスクと、この固定ディスクの上に設けられ、外周にキャップ支持部が形成された回転ディスクと、この回転ディスクを回転させる駆動手段と、前記キャップ支持部に収容されて搬送されるキャップの外周面を案内する側面ガイドとを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップ支持部が受け取り、前記固定ディスク上を滑らせてこのキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置において、前記固定ディスクの、キャップシュートからのキャップ受け取り位置からキャッピングヘッドへのキャップ受け渡し位置に至るキャップ搬送区間に、キャップが脱落しないサイズの開口部を形成するとともに、この開口部の下方に殺菌手段を行うようにしたので、前記請求項1に記載の発明と同様に、確実にキャップ内面の殺菌を行うことができ、しかも、殺菌後再度キャップが汚染されてしまうおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るキャップ供給装置の全体の構成を簡略化して示す平面図である。
【図2】前記キャップ供給装置のキャップピッカーを示す斜視図である。
【図3】第2の実施の形態に係るキャップ供給装置の平面図である。
【図4】図3に示すキャップ供給装置の異なる作動状態を示す図である。
【図5】第3の実施の形態に係るキャップ供給装置のキャップピッカーを示す平面図である。
【図6】図5に示すキャップピッカーの縦断面図である。
【図7】第4の実施の形態に係るキャップ供給装置を備えたキャッパの全体の構成を示す平面図である。
【図8】前記キャップ供給装置の縦断面図である。
【図9】前記キャップ供給装置のキャップ搬送手段を示す平面図である。
【符号の説明】
1 キャップ供給装置
2 キャップ
4 キャップシュート
6 キャッピングヘッド
10 キャップピッカー
12 ポケット
12b ポケットの底面
24 開口部
26 殺菌手段

Claims (4)

  1. キャップを移送するキャップシュートと、キャップを受け取るポケットを有するキャップピッカーと、このキャプピッカーを移動させる駆動手段とを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップピッカーのポケットで受け取ってキャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置において、
    前記ポケットの底面にキャップの径よりも小さい開口部を形成するとともに、キャップピッカーによるキャップシュートからキャッピングヘッドへのキャップ搬送区間の下方に殺菌手段を配置し、キャップの搬送中に、前記ポケットの開口部を介してキャップ内面の殺菌を行うことを特徴とするキャップ供給装置。
  2. キャップを移送するキャップシュートと、キャップ搬送面を有する固定ディスクと、この固定ディスクの上に設けられ、外周にキャップ支持部が形成された回転ディスクと、この回転ディスクを回転させる駆動手段と、前記キャップ支持部に収容されて搬送されるキャップの外周面を案内する側面ガイドとを備え、前記キャップシュートから送り出されたキャップをキャップ支持部が受け取り、前記固定ディスク上を滑らせてこのキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置において
    前記固定ディスクの、キャップシュートからのキャップ受け取り位置からキャッピングヘッドへのキャップ受け渡し位置に至るキャップ搬送区間に、キャップが脱落しないサイズの開口部を形成するとともに、この開口部の下方に殺菌手段を配置し、キャップの搬送中に、前記開口部を介してキャップ内面の殺菌を行うことを特徴とするキャップ供給装置。
  3. 前記殺菌手段が紫外線殺菌灯であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャップ供給装置。
  4. 前記殺菌手段が殺菌液噴霧手段であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャップ供給装置。
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