JP3918072B2 - ヘッドランプクリーナの取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両バンパーへのヘッドランプクリーナの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のバンパーの開口穴に取り付けられるヘッドランプクリーナは、図4に示したように、洗浄液を噴射するノズル1と、ノズル1に洗浄液を加圧して送り込むアクチュエータ2と、アクチュエータ2に固着されていて、ノズル1の軸心に対して180度対称位置にある一対の当接部3aを有するブラケット3からなっていた。そして、図5に示したように、バンパー4の開口穴4aにバンパー4の表側から4本の脚部5aを有する位置決め用グロメット5を嵌合した後、図6に示したように、バンパー4の裏側からこの裏側に突き出たグロメット5の脚部5aにブラケット3を嵌合しその一対の当接部3aがバンパー4の裏面に当接するまで押し込むことにより、このヘッドランプクリーナをそのノズル1の芯だし、即ち位置決めをしながらバンパー4の開口部4aに取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来例の場合、位置決め用グロメットを必要としていたため、部品点数が多くてコスト高になるという問題があった。また、ノズル1の芯だしに影響するのがブラケット3とグロメット5の2つの部品であるため、芯だし、即ち位置決め精度が出にくいという問題もあった。さらに、ヘッドランプクリーナのバンパー4への取付け作業をバンパー4の表と裏の両側から行わなければならないため、作業性も悪かった。
【0004】
そこで、本発明は、部品点数が削減されてコスト安になり、芯だし、即ち位置決め精度が向上し、取付け時の作業性が大幅に向上する、車両バンパーへのヘッドランプクリーナの取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかるヘッドランプクリーナの取付け構造は、洗浄液を噴射するノズルと、このノズルに洗浄液を加圧して送り込むアクチュエータと、このアクチュエータに固着されたブラケットとを有し、前記ブラケットが、前記ノズルの軸心に対して180度対称位置にある一対の爪片と、この爪片からノズルの軸心の周りに90度回転した位置でノズルの軸心に対して180度対称位置にある一対の当接片とを有し、前記一対の爪片及び前記一対の当接片が何れも内側に撓むよう可撓性を有し、前記爪片の先端には爪が形成され且つ前記当接片の先端部近傍には当接部が形成され、前記爪と前記当接部とのノズルの軸方向の間隔はバンパーの肉厚に等しいかあるいはわずかに小さくなっていて、前記一対の爪片の先端部近傍と前記一対の当接片の先端部とが前記バンパーの開口穴の内縁へ圧接すると共に、前記爪が前記バンパーの開口穴の内縁部に表面から係合し且つ前記当接部が前記バンパーの開口穴の内縁部に裏側から当接することで、前記ノズルが自動的に位置決めされるものである。
【0006】
上記構造によれば、位置決め用グロメットを必要としないため、部品点数が少なくなってコスト安になる。また、ノズルの芯だしに影響するのがブラケットだけであるので、芯だし、即ち位置決め精度が出易い。さらに、ヘッドランプクリーナのバンパーへの取付け作業をバンパーの裏側だけで行えるので、作業性も向上する。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ブラケットが、前記バンパーの矩形状開口穴にほぼ一致する矩形状断面を有していることを特徴とするものである。
【0008】
この構造によれば、ヘッドランプクリーナのノズル軸まわりの回転が確実に防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した一実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は本発明によるヘッドランプクリーナの取付け構造を示す斜視図である。本発明によるヘッドランプクリーナは、洗浄液を噴射するノズル11と、ノズル11に洗浄液を加圧して送り込むアクチュエータ12と、アクチュエータ2に固着されたブラケット13からなっている。
ブラケット13は、バンパー4の矩形状の開口穴4aにほぼ一致する矩形状断面を有していて、ノズル11の軸心に対して180度対称位置にある一対の可撓性を有する爪片13aと、この爪片13aからノズル11の軸心の周りに90度回転した位置でノズル11の軸心に対して180度対称位置にある一対の可撓性を有する当接片13bとを有している。爪片13aの先端には爪13a’が形成されており、また当接片13bの先端部近傍には当接部13b’が形成されている。なお、爪13a’と当接部13b’とのノズル11の軸方向の間隔はバンパー4の肉厚に等しいかあるいはわずかに小さいものとする。
【0010】
次に、このヘッドランプクリーナのバンパーへの取付け手順について以下に説明する。
まず、図2(A)及び(B)に示したように、手指でブラケット13の一対の爪片13aを内側に撓ませてバンパー4の裏側から開口穴4aに挿入し、その後手指を離すことにより爪片13aの元に戻ろうとする力、即ち反力により、爪片13aの先端部近傍が開口穴4aの内縁に圧接し且つ爪13a’が開口穴4aの内縁部に表側から係合する。
【0011】
次に、図3(A)及び(B)に示したように、手指でブラケット13の一対の当接片13bを内側に撓ませると、当接片13bの先端部がバンパー4の裏面上をすべって開口穴4aに入り込む。その後手指を離すと、当接片13の元に戻ろうとする力、即ち反力によって当接片13aの先端部が開口穴4aの内縁に圧接し且つ当接部13b’が開口穴4aの内縁部に裏側から当接する。かくして、一対の爪片13の先端部近傍と一対の当接片13bの先端部が開口穴4aの内縁へ圧接することと、爪13a’が開口穴4aの内縁部に表側から係合し且つ当接部13b’が開口穴4aの内縁部に裏側から当接することにより、ノズル11の芯だし、即ち位置決めが自動的に行われつつヘッドランプクリーナがバンパー4へガタなく取り付けられる。
【0012】
この構造によれば、位置決め用グロメットを必要としないため、部品点数が少なくなってコスト安になる。また、ノズル1の芯だしに影響するのがブラケット13だけであるので、芯だし、即ち位置決め精度が出易い。さらに、ヘッドランプクリーナのバンパー4への取付け作業をバンパー4の裏側だけで行えるので、作業性も向上する。また、ブラケット13が、バンパー4の矩形状開口穴4aにほぼ一致する矩形状断面を有しているので、ヘッドランプクリーナのノズル軸まわりの回転が確実に防止される。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明による車両バンパーへのヘッドランプクリーナの取付け構造によれば、部品点数が削減されてコスト安になり、芯だし、即ち位置決め精度が向上し、取付け時の作業性が大幅に向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両バンパーへのヘッドランプクリーナの取付構造を示す斜視図である。
【図2】ヘッドランプクリーナのブラケットの爪片のバンパーの開口穴への取付け手順を示す図である。
【図3】ヘッドランプクリーナのブラケットの当接片のバンパーの開口穴への取付け手順を示す図である。
【図4】従来のヘッドランプクリーナの斜視図である。
【図5】従来のヘッドランプクリーナを車両バンパーへ取り付ける状態をを示す斜視図である。
【図6】従来のヘッドランプクリーナを車両バンパーへ取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
4 バンパー
4a 開口穴
11 ノズル
12 アクチュエータ
13 ブラケット
13a 爪片
13a’ 爪
13b 当接片
13b’ 当接部
Claims (2)
- 洗浄液を噴射するノズルと、このノズルに洗浄液を加圧して送り込むアクチュエータと、このアクチュエータに固着されたブラケットとを有し、
前記ブラケットが、前記ノズルの軸心に対して180度対称位置にある一対の爪片と、該爪片からノズルの軸心の周りに90度回転した位置で前記ノズルの軸心に対して180度対称位置にある一対の当接片とを有し、
前記一対の爪片及び前記一対の当接片が何れも内側に撓むよう可撓性を有し、
前記爪片の先端には爪が形成され且つ前記当接片の先端部近傍には当接部が形成され、 前記爪と前記当接部との前記ノズルの軸方向の間隔はバンパーの肉厚に等しいかあるいはわずかに小さくなっていて、
前記一対の爪片の先端部近傍と前記一対の当接片の先端部とが前記バンパーの開口穴の内縁へ圧接すると共に、前記爪が前記バンパーの開口穴の内縁部に表面から係合し且つ前記当接部が前記バンパーの開口穴の内縁部に裏側から当接することで、前記ノズルが自動的に位置決めされるようにした、ヘッドランプクリーナの取付け構造。 - 前記ブラケットが、前記バンパーの矩形状開口穴にほぼ一致する矩形状断面を有していることを特徴とする、請求項1に記載のヘッドランプクリーナの取付け構造。
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