JP3916885B2 - シフトノブ装着構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のフロアシフトに用いられるシフトノブ装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車などの車両では、図9に示すようなシフトノブ装着構造が知られている。
【0003】
このようなものでは、車両1のフロアトンネル部2には、ATフィニシャ3が設けられている。このATフィニシャ3には、車両前後方向に沿って長手方向を沿わせるシフトレバー開口部3aが、略長方形形状を呈して形成されている。
【0004】
このフロアトンネル部2内には、図示省略のシフト装置が装着されると共に、このシフト装置から上方に向けて突設されるシフトレバー4が、先端4aを前記シフトレバー開口部3aに挿通させて車室内に臨ませている。
【0005】
この先端4aには、シフトノブ本体5が装着される。
【0006】
すなわち、シフトノブ本体5の下筒部5eに形成されるシフトレバー挿入孔5aには、シフトレバー4の先端4aが挿入される。
【0007】
また、このシフトノブ本体5の後側面5bには、略長方形形状のビス装着凹部5cが形成されると共に、このビス装着凹部5cに形成されたビス孔5d,5dに挿通されたビス6,6を前記先端4aの後側面4bに形成されたビス孔4c,4cに螺着させることによって、このシフトノブ本体5が、前記シフトレバー4の先端4aに固定される。
【0008】
そして、このビス装着凹部5cには、略長方形形状の蓋体7が嵌着されることにより、前記ビス6,6が覆われるように構成されている。
【0009】
また、前記シフトノブ本体5の下筒部5eには、キャップ部材8が下方から嵌着されるように構成されている。
【0010】
次に、この従来のシフトノブ装着構造の作用について説明する。
【0011】
このように構成された従来のシフトノブ装着構造では、前記シフトレバー4の先端4aを前記シフトレバー開口部3aに挿通させた状態で、前記ビス6,6が、ビス孔5d,5dに挿通されて、シフトレバー4のビス孔4c,4cに螺着されることにより、前記シフトノブ本体5が前記シフトレバー4の先端4aに締結されて、抜け止め及び廻り止めが行われる。
【0012】
このため、前記シフトレバー4は、シフトノブ本体5の動きに合わせて、前記シフトレバー開口部3a内を車両前後方向にスライド移動して、シフト装置のポジション切換が行えるようになる。
【0013】
そして、前記ビス装着凹部5cが、蓋体7によって覆われると共に、前記下筒部5eには、キャップ部材8が嵌着されて覆われるように構成されている。
【0014】
なお、他のこの種のシフトノブ装着構造としては、特開平9−6452号公報等に記載されているようなものが知られている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシフトノブ装着構造では、外観品質を向上させるため、前記シフトレバー開口3aが、前記シフトレバー4を挿通出来て、車両前後方向にスライド移動できる幅を設けて形成されて、このシフトレバー開口3aに前記シフトレバー4の先端4aを挿通してからシフトノブ本体5を後付けする様に構成されている。
【0016】
更に、外観品質を良好なものとする為、前記先端4aを細く設定すると、締結に用いるビス6,6の大きさも小さくなり、車両状態での組付けが困難なものとなってしまう虞があった。
【0017】
また、前記ビス装着凹部5cには、略長方形形状の蓋体7が嵌着されることにより、前記ビス6,6が覆われるように構成されているので、構成部品が増大して製造コストの上昇を抑制できないといった問題があると共に、メンテナンスによって前記シフトノブ本体5を取り外す作業を行う際には、前記蓋体7を取り外した後、前記ビス6,6をドライバ等を用いて外し、前記先端4aからこのシフトノブ本体5を取り外さなければならないといった問題があった。
【0018】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、組付け及びメンテナンスが容易で、しかも、製造コストの増大を抑制できるシフトノブ装着構造を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔に、シフトレバー先端を挿入してシフトノブ本体をシフトレバーに装着するシフトノブ装着構造であって、前記シフトレバーの外周に係止溝を形成すると共に、前記シフトノブ本体には、該係止溝に対向する位置に設けられて、前記シフトレバーの径方向に拡開弾性変形可能であるピン部材を設け、該ピン部材は、前記シフトレバー先端に前記シフトノブ本体を装着した状態で前記係止溝内に没入して係止されると共に、該シフトノブ本体に対して装脱着可能であるシフトノブ装着構造を特徴としている。
【0020】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔にシフトレバー先端を挿入すると、前記ピン部材が、前記シフトレバーの径方向に拡開弾性変形する。
【0021】
このため、シフトレバー先端が円滑に前記シフトレバー挿入孔に挿入される。
【0022】
前記ピン部材は、前記係止溝に対向する位置に到達すると、該係止溝内に没入して係止される。
【0023】
このため、前記シフトノブ本体の抜け止めが行われる。
【0024】
また、前記ピン部材を前記シフトノブ本体から外すと、前記係止溝に対する係止が外れて該シフトノブ本体を取り外すことができる。
【0025】
そして、請求項2に記載されたものでは、前記ピン部材の外側から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧する押さえ部を設けたカバー部材を有する請求項1記載のシフトノブ装着構造を特徴としている。
【0026】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記カバー部材が装着されると、前記押さえ部が、前記ピン部材の外側から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧する。
【0027】
このため、前記ピン部材の抜けが防止される。
【0028】
また、請求項1に記載されたものでは、前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔内壁に、シフトレバー挿入方向に沿って形成された廻り止め突起部と、前記シフトレバー先端に挿入方向に沿って切欠延設されて、該廻り止め突起部をスライドガイドするガイド溝部とを有することを特徴としている。
【0029】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔内壁に形成された廻り止め突起部が、前記シフトレバー先端に挿入方向に沿って切欠延設されたガイド溝部によってスライドガイドされて、挿入される。
【0030】
前記シフトノブ本体装着状態では、前記シフトノブ本体のシフトレバーに対する回動が阻止されて廻り止めがなされる。
【0031】
そして、請求項1に記載されたものでは、前記ガイド溝部の入口開口部左,右両側縁には、前記廻り止め突起部の該ガイド溝部内への挿入をガイドする面取り部が形成されると共に、前記廻り止め突起部には、該面取り部を前記シフトノブ本体装着状態で当接させて、食い込む位置に左,右両側へ拡幅形成された左,右テーパ部を有することを特徴としている。
【0032】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記面取り部が、前記廻り止め突起部の該ガイド溝部内への挿入をガイドする。
【0033】
そして、前記シフトノブ本体装着状態では、前記左,右テーパ部が、該面取り部に当接されて食い込み、前記シフトノブ本体のシフトレバーに対する回動が阻止されると共に、上下方向のガタ付きが防止される。
【0034】
更に、請求項3に記載されたものでは、前記ガイド溝部の一端縁部には、前記シフトノブ本体装着状態で、前記廻り止め突起部の先端部に形成された先端テーパ部を当接させると共に、前記シフトノブ本体装着状態で、該先端テーパ部に食い込む突当部が形成されている請求項1又は2記載のシフトノブ装着構造を特徴としている。
【0035】
このように構成された請求項3記載のものでは、前記ガイド溝部の一端縁部に形成された突当部が、前記シフトノブ本体装着状態で、該先端テーパ部に食い込む。
【0036】
このため、前記シフトノブ本体の上下方向のガタ付きが防止される。
【0037】
そして、請求項4に記載されたものでは、前記シフトノブ本体の前記シフトレバー先端が挿入されるシフトレバー挿入孔の内側壁からは、該シフトレバー先端外周面に当接するガタ付き防止突起部が突設されている請求項1乃至3のうち何れか一項記載のシフトノブ装着構造を特徴としている。
【0038】
このように構成された請求項4記載のものでは、前記シフトレバー挿入孔の内側壁に突設されたガタ付き防止突起部が、該シフトレバー先端外周面に当接して、前記シフトレバー挿入孔内でのシフトレバー位置を規制する。
【0039】
このため、シフトレバー挿入孔内での該シフトレバーの径方向へのガタ付きが防止される。
【0040】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0041】
図1乃至図8は、この発明の実施の形態1のシフトノブ装着構造を示すものである。
【0042】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1のシフトノブ装着構造では、車両11のフロアトンネル部2には、ATフィニシャ3が設けられている。このATフィニシャ3には、車両前後方向に沿って長手方向を沿わせるシフトレバー開口部3aが、略長方形形状を呈して形成されている。
【0043】
このフロアトンネル部2内には、図示省略のシフト装置が装着されると共に、このシフト装置から上方に向けて突設されるシフトレバー13が、先端13aを前記シフトレバー開口部3aに挿通させて車室内に臨ませている。
【0044】
この先端13aには、シフトノブ本体14が装着される。このシフトノブ本体14は、芯材14b及びこの芯材14bを覆う外表皮14cと、シフトボタン14d等とから主に構成されている。
【0045】
このうち、芯材14bの下部を構成する筒状の下筒部14eにはシフトレバー挿入孔14aが下向きに開口して形成されている。このシフトレバー挿入孔14aには、シフトレバー13の先端13aが挿入されて、この先端13aに、シフトノブ本体14が装着されるように構成されている。
【0046】
また、このシフトレバー13には、外周に、左右一対の係止溝15,15が形成されている。
【0047】
そして、図1に示すように前記シフトノブ本体14の下筒部14eには、この係止溝15,15に対向する位置に、左右一対のピン嵌着溝16,16が設けられていると共に、左右一対の係止孔14f,14fが設けられている。
【0048】
このピン嵌着溝16,16には、リング状のピン部材17がこのシフトノブ本体14の下筒部14eに対して装脱着可能となるように設けられている。
【0049】
このピン部材17には、半環状の弾性変形可能な弾性変形部17aが設けられている。
【0050】
また、このピン部材17には、この弾性変形部17aの両側に、この弾性変形部17aの弾性変形によって、前記シフトレバー13の径方向に拡開弾性変形可能である係止湾曲部17b,17bが内側に凸状となるように、対向して設けられている。
【0051】
このピン部材17の係止湾曲部17b,17bには、各々左,右先端縁部17c,17cが、近接、離反自在に連設されていて、全体で上面視略Ω字状を呈している。
【0052】
そして、前記シフトレバー先端13aに前記シフトノブ本体14を装着した状態では、図4に示すように、前記係止溝15,15内に、前記係止湾曲部17b,17bが各々没入されて係止されるように構成されている。
【0053】
また、このシフトノブ装着構造では、前記シフトレバー13に挿通されて、前記下筒部14eに装着される筒状のカバー部材18が設けられている。
【0054】
このカバー部材18の内側面には、前記ピン部材17へ外側から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧する押さえ部18a,18aが、中空部18b,18bを形成することによって内側に突設されて対向位置に設けられている。
【0055】
また、このカバー部材18の内側面には、前記係止孔14f,14fに各々係止される係止突起部18c,18cが一体に形成されている。
【0056】
更に、この実施の形態1では、前記シフトノブ本体14のシフトレバー挿入孔14a内壁には、シフトレバー挿入方向に沿って、廻り止め突起部21,21が一体に形成されている。
【0057】
また、前記シフトレバー13の先端13aは、略円錐形形状を呈すると共に、挿入方向に沿って切欠延設されて、これらの廻り止め突起部21,21を各々スライドガイドするガイド溝部22,22が形成されている。
【0058】
このガイド溝部22の入口開口部22aの左,右両側縁には、前記廻り止め突起部21のこのガイド溝部22内への挿入をガイドする面取り部22b,22bが形成されている。
【0059】
また、前記廻り止め突起部21には、図7に示すように、この面取り部22b,22bを前記シフトノブ本体14の装着状態で当接させて、前記シフトノブ本体14装着状態で食い込む位置に左,右両側へ拡幅形成された左,右テーパ部21a,21aが設けられている。
【0060】
この廻り止め突起部21の上端であるシフトレバー挿入孔14aの上端から前記ピン嵌着溝16までの寸法h1を、前記シフトレバー13の入口開口部22a上端から前記係止溝15,15までの寸法h2に対して、やや短くなるように設定されている。
【0061】
そして、前記ガイド溝部22の一端縁部22cには、突当部22dが形成されている。この突当部22dは、図8に示すように前記シフトノブ本体14装着状態で、前記廻り止め突起部21の先端部21bに形成された先端テーパ部21cを当接させて、前記シフトノブ本体14装着状態で、この先端テーパ部21cに食い込むように構成されている。
【0062】
更に、図2に示すように、前記シフトノブ本体14の前記シフトレバー13の先端13aが挿入されるシフトレバー挿入孔14aの内側壁からは、シフトレバー先端13aの外周面に当接する複数のガタ付き防止突起部23,24…が突設されている。
【0063】
この実施の形態1のガタ付き防止突起部23,23は、前記廻り止め突起部21と略90度異なる位置から対向して形成されると共に、これらの廻り止め突起部21,21と前記ガタ付き防止突起部23,23との間に、前記ガタ付き防止突起部24,24が4個形成されて、合計6個のガタ付き防止突起部23,24によって、前記シフトレバー13の外周に6方向から当接して、位置を規制するように構成されている。
【0064】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0065】
この実施の形態1では、まず、前記シフトノブ本体14の下筒部14eに形成されたピン嵌着溝16,16に図1に示すように、前記ピン部材17を下筒部14e側方から装着する。
【0066】
次に、先行して前記カバー部材18を前記シフトレバー13に挿通してから、シフトレバー挿入孔14aにシフトレバー先端13aを挿入すると、前記ピン部材17が図3に示すように、シフトレバー13の外周面に押圧されて、このシフトレバー13の径方向に拡開弾性変形する。
【0067】
このため、シフトレバー13の先端13aが円滑に前記シフトレバー挿入孔14aに挿入される。
【0068】
前記ピン部材17の係止湾曲部17b,17bは、前記係止溝15,15に対向する位置に到達すると、図4に示すように元の状態に戻り、この係止溝15,15内に各々没入されて係止される。
【0069】
この実施の形態1では、廻り止め突起部21の上端であるシフトレバー挿入孔14aの上端から前記ピン嵌着溝16までの寸法h1が、前記シフトレバー13の入口開口部22a上端から前記係止溝15,15までの寸法h2に対して、やや短くなるように設定されているので、ピン部材17の係止により、シフトレバー挿入孔14aの上端面に、前記シフトレバー13の上端が押しつけられた反力で、前記ピン部材17の係止湾曲部17b,17bは、ピン嵌着溝16の上面に押圧される。
【0070】
このため、前記シフトノブ本体14の抜け止めが行われる。
【0071】
このピン部材17を前記シフトノブ本体14のピン嵌着溝16,16から外すと、前記係止溝15,15に対する係止が外れて、このシフトノブ本体14を取り外すことができる。従って、分解及び再組付け等のメンテナンスが容易に行える。
【0072】
そして、先行して前記シフトレバー13に挿通されていた前記カバー部材18が、前記係止突起部18c,18cを前記係止孔14f,14fに係止させて前記下筒部14eに装着される。
【0073】
このように、前記カバー部材18が、下筒部14eに装着されると、前記ピン部材17が拡径しようとする際には、前記押さえ部18a,18aが、外側から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧する。このため、前記ピン部材17の抜けが防止される。
【0074】
また、前記先端13aをシフトレバー挿入孔14aに挿入する際、前記シフトノブ本体14のシフトレバー挿入孔14a内壁に形成された廻り止め突起部21,21が、まず、前記入口開口部22aの面取り部22b,22bによって、周方向の位置を規制されて挿入がガイドされる。
【0075】
次に、前記シフトレバー13の先端13aに挿入方向に沿って切欠延設されたガイド溝部22,22によって、これらの廻り止め突起部21,21がスライドガイドされて、挿入される。
【0076】
前記シフトノブ本体14装着状態では、図2に示すように、これらの廻り止め突起部21,21が、前記ガイド溝部22内に位置して前記シフトノブ本体14のシフトレバー13に対する回動が阻止されて廻り止めがなされる。
【0077】
このシフトノブ本体14が装着された状態では、前記左,右テーパ部21a,21aが、図7に示すように、前記面取り部22b,22bに当接されて食い込み、前記シフトノブ本体14のシフトレバー13に対する回動が阻止されると共に、上下方向のガタ付きが防止される。
【0078】
更に、前記ガイド溝部22の一端縁部22c,22cに形成された突当部22d,22dが、図8に示すように、前記シフトノブ本体14装着状態で、この先端テーパ部21c,21cに食い込む。
【0079】
このため、前記シフトノブ本体14の上下方向のガタ付きが防止される。
【0080】
そして、前記シフトレバー挿入孔14aの内側壁に突設されたガタ付き防止突起部23,24…が、図2に示すように、このシフトレバー13の先端13a外周面に6方向から当接して、前記シフトレバー挿入孔14内でのシフトレバー13位置を規制する。
【0081】
このため、シフトレバー挿入孔14内でのシフトレバー13の径方向へのガタ付きが防止される。
【0082】
以上上述してきたように、この実施の形態1のシフトノブ装着構造では、前記シフトレバー13の先端13aに、前記シフトノブ本体14を軽圧入させるだけで、シフトノブ本体14の装着が略完了するので、従来のように、ビス6,6等を用いる必要がなく、組付け及びメンテナンスが容易で、しかも、製造コストの増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、全体の構成を説明する分解斜視図である。
【図2】実施の形態1のシフトノブ装着構造で、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図3】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シフトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入している様子を説明する図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図4】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シフトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入した様子を説明する図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シフトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入して、カバー部材を装着した様子を説明する図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、図1中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、要部の構成を説明するシフトレバー先端近傍の拡大断面図である。
【図8】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、要部の構成を説明するガイド溝部の一端縁部傍の拡大断面図である。
【図9】従来例のシフトノブ装着構造を示し、全体の構成を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
13 シフトレバー
13a 先端
14 シフトノブ本体
14a シフトレバー挿入孔
15 係止溝
17 ピン部材
18 カバー部材
21 廻り止め突起部
21a 左,右テーパ部
21b 先端部
21c 先端テーパ部
22 ガイド溝部
22a 入口開口部
22b 面取り部
22c 一端縁部
22d 突当部
23,24 ガタ付き防止突起部
Claims (4)
- シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔に、シフトレバー先端を挿入してシフトノブ本体をシフトレバーに装着するシフトノブ装着構造であって、
前記シフトレバーの外周に係止溝を形成すると共に、前記シフトノブ本体には、該係止溝に対向する位置に設けられて、前記シフトレバーの径方向に拡開弾性変形可能であるピン部材を設け、
該ピン部材は、前記シフトレバー先端に前記シフトノブ本体を装着した状態で前記係止溝内に没入して係止されると共に、該シフトノブ本体に対して装脱着可能であり、
前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔内壁にシフトレバー挿入方向に沿って形成された廻り止め突起部と、前記シフトレバー先端に挿入方向に沿って切欠延設されて、該廻り止め突起部をスライドガイドするガイド溝部とを有し、
前記ガイド溝部の入口開口部左,右両側縁には、前記廻り止め突起部の該ガイド溝部内への挿入をガイドする面取り部が形成されると共に、前記廻り止め突起部には、該面取り部を前記シフトノブ本体装着状態で当接させて食い込む位置に左,右両側へ拡幅形成された左,右テーパ部を有することを特徴とするシフトノブ装着構造。 - 前記ピン部材の外側から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧する押さえ部を設けたカバー部材を有することを特徴とする請求項1記載のシフトノブ装着構造。
- 前記ガイド溝部の一端縁部には、前記シフトノブ本体装着状態で、前記廻り止め突起部の先端部に形成された先端テーパ部を当接させると共に、前記シフトノブ本体装着状態で、該先端テーパ部に食い込む突当部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシフトノブ装着構造。
- 前記シフトノブ本体の前記シフトレバー先端が挿入されるシフトレバー挿入孔の内側壁からは、該シフトレバー先端外周面に当接するガタ付き防止突起部が突設されていることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載のシフトノブ装着構造。
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