JP3914397B2 - 住宅 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅における換気構造の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の外壁部に換気窓やがらり等を設けて、自然な空気の循環により室内空間と屋外空間との空気の往来を可能としている。また、住宅の建築において、間取り等の住宅の内部構造を住人の要望によって決定されることがあるが、このような住宅の設計段階において、換気構造が考慮に入れられる。なかには、自然の状態において十分な換気機構を構成することが困難な部屋を構成することもあり、空気の自然な流れを形成することができないので、空気が淀みがちとなってしまう。そこで、室内用ファンを部屋の天井に取り付けたり、天窓を設けたりして、空気の流れを形成するよう対処された住宅が散見される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、上述の従来技術に鑑み、様々な形状の住宅に柔軟に対応することが可能な換気機構を備え、さらに、該換気機構を備えることにより、住宅の外観を損なわないように構成した住宅の換気構造を提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
住宅(1)の屋根を陸屋根(5)に形成し、該陸屋根(5)の一部で、室内空間(17)の部屋の上部に、半屋上小屋(3)を配置し、該半屋上小屋(3)は片流れ状の勾配屋根(12)に構成し、該勾配屋根(12)の勾配の上部に換気機構(14)を設け、該換気機構(14)は、該半屋上小屋(3)の天井から、勾配屋根(12)の上部にかけて換気ダクト(40)を配設し、該換気ダクト(40)の室内側換気口(40a)は、半屋上小屋(3)の天井板(21)から下方に向かって貫通突出し、該換気ダクト(40)の上 方は、半屋上小屋(3)の天井から上方に向かって延設され、該半屋上小屋(3)の屋根の位置で曲折し、屋根梁(23)に沿って延出し、半屋上小屋(3)の外壁(24)より外側へ延出し、更に、該換気ダクト(40)は、前記外壁(24)より外側では軒天井板(31)の上方を通り、屋根梁(23)の上部で上方へ向かう室外側換気口(40b)を形成し、該換気ダクト(40)は室内空間(17)側では天井板(21)、屋外空間(18)側では軒天井板(31)により隠蔽し、住宅(1)の外観から露出しない管路を構成し、該換気ダクト(40)の天井板(21)の直上方に、電動式ファン(41)を装備し、該電動式ファン(41)には、空気の流れを感知するセンサを設け、空気の流れが少ない時に自動的に作動し、室内空間(17)の空気を室内側換気口(40a)から換気ダクト(40)を経て室外側換気口(40b)へ排出すべく構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0007】
図1は本発明に係る換気構造を適応させた住宅の全体構成を示す側面図、図2は同じく側断面図である。図3は同じく平面図、図4は同じく本屋部の屋根の構造を示す側断面図、図5は同じく半屋上小屋の屋根の構造を示す側断面図である。
【0008】
図1は、一例として本発明に係る換気構造が適用された戸建て住宅1を示すものである。該住宅1は二階建ての本屋2及び別棟10と、該本屋2の上方に位置して内部に屋根裏部屋を有する半屋上小屋3とで構成されている。
【0009】
図2及び図3に示す如く、本屋2及び別棟10は夫々一階と二階を有する二階建て構造であって、本屋2に対しバルコニー4を介した位置に別棟10が構築されており、本屋2及び別棟10にわたる一枚の大きな陸屋根5が設けられている。本屋2の一階と二階は平面視において略等しい形状に設計されていて、一階と二階の間には屋根が設けられていない。但し、一部においては、例えば、二階の床部やバルコニー4等の構造物の突き出した空間を屋根として利用したり、庇を設けたりして、一階部分の雨除け及び日除けを確保している。
【0010】
そして、前記陸屋根5のバルコニー4上方では、吹き抜け9が構成されて、バルコニー4に面する開口部、及び該バルコニー4に通風と日射をもたらしている。陸屋根5は、バルコニー4の南方に位置する別棟10まで連続した屋根となっており、該別棟10に別個屋根を設けずとも済むので、住宅1の屋根の外観はすっきりとまとまった形状となって、施工が簡易となり、デザイン性に優れながらもコストを低く抑えることができる。
【0011】
図4に示す如く、前記陸屋根5を構成する本屋2のI型鋼からなる梁15の上部には、鼻母屋50と、屋根材6・6・・・の基礎となる軽量コンクリート素材で構成された屋根基盤51が固定されている。屋根基盤51は、半屋上小屋3を支持する梁52と、本屋2の周縁部に位置する梁15の間に略水平に架設され、一体的に構成された平板状のものであって、屋根材6・6・・・を支持する下地となっている。
【0012】
前記屋根基盤51上には、勾配の付けられた断熱材53が載置固定される。該断熱材53に形成された勾配は、陸屋根5の水垂勾配となるものであって、僅かに住宅1の外周に向かって下るようにしている。そして、前記断熱材53上には、不燃板54を介して屋根面材55が貼設される。従って、上から屋根面材55→不燃板54→断熱材53→屋根基盤51の順に層を成して屋根を構成している。
【0013】
一方、屋根の下部に、適宜間隔で固定された梁15の下方には、吊り部材58を介して天井板59が取り付けられている。
梁15下部から建物内側へ突出する形状に固定された固定片上に略水平に載置された天井下地60と、前記天井板59との間にはパーティクルボード61が介入され、さらに、天井下地60上にも断熱材62が載置されて、上から断熱材62→天井下地60→パーティクルボード61→天井板59の順に層を成して天井を構成して、断熱性を確保している。
【0014】
前述の如く、本屋2の周縁部に設けられた梁15の建物外側において、該梁15の上部には鼻母屋50が支持固定されている。該鼻母屋50には軒屋根63の上端部が支持されており、鼻母屋50には軒64の勾配に沿った小返りが形成されている。前記梁15の下端からは固定プレート65を介して軒梁66が支持されて、該軒梁66は建物外側へ向かって突出しておりその中途部で根太67を支持し、同じく最外部には鼻隠板68が固定されている。
【0015】
前記鼻母屋50、根太67及び鼻隠板68によって、陸屋根5から連続した形状に設けられた軒屋根63が支持されている。該軒屋根63の最下部では水切り69が付設されている。通常の陸屋根では屋根の周縁部にパラペットが形成されることが多いが、上述の如く、本発明に係る屋根では前記陸屋根5に軒64が形成されている。従って、陸屋根5でありながらも軒64を有することで、住宅1の壁70に直接風雨が当たることを防いだり、日光を遮蔽したりしている。さらに、軒屋根63に屋根とは異なる勾配を設けて、即ち、軒屋根63に陸屋根5よりも大きな勾配を設けて、側面視において軒先が細く見えるように構成しており、屋根にシャープで軽快な高級感を醸し出すようにしている。
【0016】
近年、住宅の高気密化に伴って、住宅内部と屋外空間18との換気が阻害される空間が形成されることがある。これらの空間では、空気の自然な流れを形成することが困難であるので空気が淀みがちとなってしまう。
【0017】
本実施例に係る住宅1は、換気を促すために本屋2の平面視略中央部において一階と二階の間に吹き抜け16を構成している。従って、一階の空気の流れは、一階の窓や玄関等の開口部から室内に入って、吹き抜け16を通って上方へ抜けるように、空気の流路が形成されている。上述の如く吹き抜け16を建物の略中央に設けて、一階の空気が一階に留まることなく上方へ抜けるように構成して、空気の流れが発生し易いようにしている。なお、吹き抜け16の位置は本屋2の平面視略中央に限定されるものでなく、住宅1の建築された土地の状況、例えば風向きや廻りの建築物の状況に応じて適宜変化させることが好ましい。
【0018】
そして、本屋2の二階の開口部から、または、一階の吹き抜け16を通って、二階へ侵入した空気は、さらに上方へ流れて、本屋2の上部に位置する半屋上小屋3まで達する。住宅1の開口部には大型の窓を備えて空気の往来を十分に考慮した構造とされているが、建物の内部に向かうほど空気の流れは淀みがちとなってしまいがちであるので、本屋2の略中央部に吹き抜け16を設け、さらに、吹き抜け16の上方において、本屋2の二階と半屋上小屋3との間に空気の流通が可能な開口部を形成して、なるべく自然な上方へ向かう空気の緩やかな流れを構成している。
【0019】
半屋上小屋3に達した空気は、半屋上小屋3に構成された勾配屋根12の傾斜の上方に設けられた換気機構14によって屋外空間18へ排出される。従って、住宅1の空気は一貫して上方へ流れて抜けるように構成されていて、なるべく自然な空気の流れが絶えず形成されるようにしている。
【0020】
前記本屋2の上部に構成された半屋上小屋3は、住宅1の空調機械室として設けられたものであるが、物置倉庫や趣味の部屋として利用されることもある。前記半屋上小屋3には片流れ状の勾配屋根12が構成されている。そして、勾配屋根12の勾配の上部には後述する換気機構14が設けられて、本屋2の換気を促す構造としている。なお、本実施例においては、半屋上小屋3の屋根の形状を片流れ状の勾配屋根としているが、屋根の形状は本実施例に拘らず、陸屋根であったり切妻屋根等であったりしても構わない。
【0021】
そして、平面視略方形状に構成された半屋上小屋3の壁24は、図4及び図5に示す如く、前記陸屋根5の屋根基盤51上に略垂直に立設支持されて、陸屋根5と壁24の接合部71では図示せぬ水仕舞が施されている。陸屋根5を支持する梁52の上部に柱72を介して勾配屋根12を支持する梁19が位置している。そして、これらの梁19の上部には勾配屋根12の屋根梁23が架設されている。該屋根梁23は半屋上小屋3の屋根に形成される勾配の基礎となるため、略南下がりの勾配を有している。屋根梁23の勾配の上方、即ち、屋根梁23の南北両端部は壁24よりも大きく建物外側へ突出している。
【0022】
図5に示す如く、前記換気機構14は前記半屋上小屋3の勾配屋根12の上方、即ち、北側端部に設けられている。前記半屋上小屋3では、本屋2の二階天井部に位置する梁52に柱72を介して載置された梁19に、吊り部材20を介して支持された天井板21と、同じく梁19の上部に固着された固定片に支持された傾斜梁22との間に断熱材を介して、半屋上小屋3の室内空間17側の天井を構成している。
【0023】
そして、前記傾斜梁22の上方には屋根梁23が支持されている。該屋根梁23は傾斜梁22と同様の勾配をもって配置されており、勾配屋根12の基礎を形成している。屋根梁23の上方は半屋上小屋3の外壁24よりも側方へ突出して軒25を形成している。屋根梁23の上端には鼻板26が固定されて、さらに、軒化粧板支持片27を介して軒先に沿って軒化粧板28が付設されており、半屋上小屋3の軒先の美観の向上に寄与している。前記軒化粧板28を支持する軒化粧板支持片27の下方では軒天井板支持片29が延出していて、半屋上小屋3の外壁24に固定された軒裏見切30との間に軒天井板31を架設している。該軒天井板31はアルミ複合部材等の軽量金属素材で構成された板状のものであって、耐食性に優れ、屋根梁23及び外壁24に負担を掛けないようにしている。
【0024】
前記屋根梁23上には該屋根梁23と直交する方向に母屋32が適宜配置されている。母屋32は断面方形の中空鋼で構成されて、山形鋼によって屋根梁23に支持固定されている。そして、母屋32上には屋根材33が貼設固定される。
【0025】
上述の如く構成された半屋上小屋3の天井から勾配屋根12の上部にかけて、換気ダクト40が配設され、換気機構14が構成されている。該換気ダクト40の室内側換気口40aは、半屋上小屋3の天井板21から下方に向かって突出した形状となっており、換気ダクト40は天井板21を貫通している。
【0026】
そして、換気ダクト40は半屋上小屋3の天井から上方に向かって延設され、さらに、屋根に達したところで曲折して屋根梁23に沿って外壁24より外側へ延出している。換気ダクト40は、外壁24より外側では前記軒天井板31の上方を通り、屋根梁23の上部で上方へ向かう室外側換気口40bを形成している。このようにして、換気ダクト40は室内空間17側では天井板21、屋外空間18側では軒天井板31に隠蔽されて、住宅1の外観から露出しないようにその管路が設けられている。
【0027】
上述の如く構成された換気機構14では、室内空間17にある空気が室内側換気口40aから換気ダクト40内へ流入して、室外側換気口40bから屋外空間18へ排出される(45a・45b)。このとき、空気の流れは上方へ向かうように構成されているので、自然と空気の流れが生じやすい構造となっている。
【0028】
また、前記換気ダクト40において、天井板21の直ぐ上方では電動式のファン41が装備されている。ファン41は常時作動しているのではなく、空気の流れを感知するセンサが設けられていて、空気の流れが非常に少ないときには自動的に作動して室内空間17の換気を促すようにしている。従って、雨天時等においても快適な室内環境を保持することができる。
【0029】
上述の如く構成した半屋上小屋3は、本屋2上部において比較的自由にその配設位置を決定することができる。前述の如く本屋3には陸屋根5が形成されているが、陸屋根5は設けられた勾配が僅かであるので、設計時において、半屋上小屋3の配設位置を個々の住宅1毎に変更しても、或いは、設計後に急に変更が生じて配設位置を変更しても、屋根全体の構成(例えば、梁や屋根材等の設計上)に大きな変化はないので比較的容易に変更をすることができる。また、半屋上小屋3の配設場所を変更したとしても、屋根の住宅の美観を損ねることはない。
【0030】
例えば、本屋2の屋根が切妻屋根等の勾配を有する屋根の構造であれば、半屋上小屋3の配設位置に応じて屋根の設計が為されるため、半屋上小屋3の配設位置に制限があったり、屋根の外観を著しく損なうことがあったりすることも予想され、また、半屋上小屋3の配設位置を変更するために屋根を構成する部材等にも大きく変化が生じる。
【0031】
本発明に係る換気構造を採用する住宅1では、基盤となる本屋2に設けられた屋根は陸屋根5であるので、住人の要望によって住宅内部の部屋の配置を変更しても、変更に応じて半屋上小屋3の配設位置を変更することが容易に可能である。従って、同一部材を使用して多くのパターンに応じた住宅1を構築することができるので、汎用性に富み、即ち住宅の建築コストの削減に寄与している。そして、住宅の外観形状が複雑であっても、確実な換気経路を設けることができて、快適な生活空間を構築することができるのである。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0033】
住宅(1)の屋根を陸屋根(5)に形成し、該陸屋根(5)の一部で、室内空間(17)の部屋の上部に、半屋上小屋(3)を配置し、該半屋上小屋(3)は片流れ状の勾配屋根(12)に構成し、該勾配屋根(12)の勾配の上部に換気機構(14)を設け、該換気機構(14)は、該半屋上小屋(3)の天井から、勾配屋根(12)の上部にかけて換気ダクト(40)を配設し、該換気ダクト(40)の室内側換気口(40a)は、半屋上小屋(3)の天井板(21)から下方に向かって貫通突出し、該換気ダクト(40)の上方は、半屋上小屋(3)の天井から上方に向かって延設され、該半屋上小屋(3)の屋根の位置で曲折し、屋根梁(23)に沿って延出し、半屋上小屋(3)の外壁(24)より外側へ延出し、更に、該換気ダクト(40)は、前記外壁(24)より外側では軒天井板(31)の上方を通り、屋根梁(23)の上部で上方へ向かう室外側換気口(40b)を形成し、該換気ダクト(40)は室内空間(17)側では天井板(21)、屋外空間(18)側では軒天井板(31)により隠蔽し、住宅(1)の外観から露出しない管路を構成し、該換気ダクト(40)の天井板(21)の直上方に、電動式ファン(41)を装備し、該電動式ファン(41)には、空気の流れを感知するセンサを設け、空気の流れが少ない時に自動的に作動し、室内空間(17)の空気を室内側換気口(40a)から換気ダクト(40)を経て室外側換気口(40b)へ排出すべく構成したので、室内空間17にある空気が室内側換気口40aから換気ダクト40内へ流入して、室外側換気口40bから屋外空間18へ排出される(45a・45b)。
このとき、空気の流れは上方へ向かうように構成されているので、自然と空気の流れが生じやすい構造となっている。
【0034】
また、前記換気ダクト40において、天井板21の直ぐ上方では電動式のファン41が装備されている。ファン41は常時作動しているのではなく、空気の流れを感知するセンサが設けられていて、空気の流れが非常に少ないときには自動的に作動して室内空間17の換気を促すようにしている。従って、雨天時等においても快適な室内環境を保持することができる。
【0035】
住宅の間取りを設計するときに、内部の部屋の配置に合わせて、半屋上小屋の配設位置を変更することが容易に可能となり、同一部材を使用して多くのパターンに応じた住宅に対応することができ、また、住宅の外観形状が複雑であっても、確実な換気経路を設けることができる。
また、前記半屋上小屋を、部屋の上部に配置したので、喚起し難い部屋を容易に喚起することができ、通風性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る換気構造を適応させた住宅の全体構成を示す側面図。
【図2】 同じく側断面図。
【図3】 同じく平面図。
【図4】 同じく本屋部の屋根の構造を示す側断面図。
【図5】 同じく半屋上小屋の屋根の構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1 住宅
2 本屋
3 半屋上小屋
5 陸屋根
12 勾配屋根
14 換気機構
Claims (1)
- 住宅(1)の屋根を陸屋根(5)に形成し、該陸屋根(5)の一部で、室内空間(17)の部屋の上部に、半屋上小屋(3)を配置し、該半屋上小屋(3)は片流れ状の勾配屋根(12)に構成し、該勾配屋根(12)の勾配の上部に換気機構(14)を設け、該換気機構(14)は、該半屋上小屋(3)の天井から、勾配屋根(12)の上部にかけて換気ダクト(40)を配設し、該換気ダクト(40)の室内側換気口(40a)は、半屋上小屋(3)の天井板(21)から下方に向かって貫通突出し、該換気ダクト(40)の上方は、半屋上小屋(3)の天井から上方に向かって延設され、該半屋上小屋(3)の屋根の位置で曲折し、屋根梁(23)に沿って延出し、半屋上小屋(3)の外壁(24)より外側へ延出し、更に、該換気ダクト(40)は、前記外壁(24)より外側では軒天井板(31)の上方を通り、屋根梁(23)の上部で上方へ向かう室外側換気口(40b)を形成し、該換気ダクト(40)は室内空間(17)側では天井板(21)、屋外空間(18)側では軒天井板(31)により隠蔽し、住宅(1)の外観から露出しない管路を構成し、該換気ダクト(40)の天井板(21)の直上方に、電動式ファン(41)を装備し、該電動式ファン(41)には、空気の流れを感知するセンサを設け、空気の流れが少ない時に自動的に作動し、室内空間(17)の空気を室内側換気口(40a)から換気ダクト(40)を経て室外側換気口(40b)へ排出すべく構成したことを特徴とする住宅。
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