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JP3910696B2 - 油回収装置、および油回収船 - Google Patents

油回収装置、および油回収船 Download PDF

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    • Y02A20/204Keeping clear the surface of open water from oil spills

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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば水面に浮遊している油,油膜,あるいは含油塵埃などを、簡単な構成にして迅速に回収することのできる油回収装置、および油回収船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、船の老朽化による船体破断や、航行ミスによる衝突や座礁などにより、積荷油の流出事故が相次いで発生している。
かかる油流出事故は、海岸に漂着する油の量が多ければ多いほど、後処理に多大な費用,時間,手間がかかり、汚染前の環境状態に復元するまで極めて長い年月を要する。従って、油流出事故が発生すると、一刻も早く洋上で油回収することが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば波高1.5m以上の洋上で活動できる油回収船は国内において皆無に等しい。そのため、例えば日本海などの洋上で原油流出事故が発生した場合は、油回収用の船舶が到着したとしても洋上で油回収作業を行うことができず、波高の低い沿岸に流出油が近づくのを待たざるを得なかった。
【0004】
他方で、コンクリート用細骨材や埋立て用地盤改良材として用いられる砂に関し、西日本においてはそのほとんどを海砂に依存している。この海砂は主に瀬戸内海および九州の沿岸で浚渫船により海底からサンドポンプによって吸い上げられて採取される。
上記のような海砂採取用の浚渫船は大部分がポンプによる吸込採取方式を採用している。現在、これら浚渫船の稼動数は約500隻と推定されており日本全国に散らばって配置されている。但し、これらの浚渫船は、近年における景気低迷のあおりを受けて、国内で余剰となっている。
【0005】
ここで、汎用の浚渫船を図12に示す。
図に示した浚渫船1Aでは、採砂ホース9a,採砂管9b,採砂ホース9c,および採砂ホース9dが、水面Hに浮かぶ船体2から海底Bに向けて延ばされている。採砂ホース9aの先端は流体吸引装置8の吐出側に接続され、採砂ホース9dの後端は砂選別機10に接続されている。流体吸引装置8吸込側の船側接続管部30には吸口側接続管部66を介して採砂用吸口63が取り付けられている。
【0006】
また、流体吸引装置8を保持するポンプホルダ18,採砂管9b,採砂ホース9c,採砂ホース9dに結び付けられている索条21,25,27,29が、ウィンチ20,24,26,28でそれぞれ巻き取られることにより、採砂用吸口63,採砂管9b,採砂ホース9a,9c,9dの位置や姿勢が調整される。
そこで、流体吸引装置8が駆動することにより、海底Bの砂が海水もろとも採砂用吸口63から吸い取られて砂選別機10に送られる。砂選別機10で砂利や貝殻などを分別された砂と海水は、シュート11を経て貯槽12に投入される。そうして、貯槽12内の海水は排水ポンプなどで船外に排水されるようになっている。
【0007】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、油流出事故に際し、汎用の浚渫船が装備している現有設備に加え、比較的簡単なアタッチメントを迅速に装着したり、船体構成にわずかな変更・追加を行うことによって、緊急事態に即応可能で機動性の高い油回収装置、および油回収船の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る油回収装置は、筐状の吸口本体と、吸口本体の前面に設けられ、開口上縁が水面から浮上し、かつ、開口下縁は水没する位置に配置される取水開口部と、吸口本体の後部に設けられて外部の流体吸引装置の吸込側に着脱可能に接続される吸口側接続管部とを備えて油回収用吸口を構成し、更に、油回収用吸口の取水開口部を当該開口上縁が水面から浮上し、かつ、開口下縁は水没する位置に保持する吸口保持手段と、船外の流体を吸引する流体吸引装置と、流体吸引装置の吸込側に設けられて油回収用吸口の吸口側接続管部と接続される船側接続管部と、船体に搭載されて流体吸引装置の吐出側と連結される貯槽と、貯槽の下部に接続されて貯槽内の水を排水する排水ポンプとを備えた構成にしてある。
【0010】
更に、前記構成において、少なくとも船体,吸口保持手段,流体吸引装置,船側接続管部,貯槽,および排水ポンプとして、浚渫船の、船体,吸口保持手段,流体吸引装置,船側接続管部,貯槽,および排水ポンプを用いた、油回収船が採用される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る油回収船を説明するための概念図、図2は油回収船を示す側面図、図3は油回収船を示す平面図、図4は油回収用吸口を装着した流体吸引装置近傍の構成を示す要部側面図である。
各図において、油回収船1は、容量や大きさに関して限定されるものではないが、ここでは例えば総トン数500トン程度、積トン数1500m3程度の船が適用される。
【0012】
油回収船1は、船体2と油回収装置Eとから主に構成されている。前記の油回収装置Eは、カーゴホールドに代表される貯槽12、砂および海水を貝殻や砂利から選別する塵埃補足装置としての砂選別機10、砂や海水を貯槽12へ案内するシュート11、貯槽12の下部に接続されて貯槽12内の海水Wを排水する排水ポンプ13、採砂ホース9a,採砂管9b,採砂ホース9c,および採砂ホース9dから構成される接続管9、流体吸引装置8近傍に取り付けられる索条21を巻き取るウィンチ20、採砂管9bの先端近傍に取り付けられる索条23を巻き取るウィンチ22、採砂管9bの後端近傍に取り付けられる索条25を巻き取るウィンチ24、および、不使用時の採砂管9bを載置格納する採砂管ホルダ31,32,33により構成されている。
【0013】
すなわち、この油回収船1は、構成されるほとんどの主要部品、例えば船体2,ウィンチ20,索条21,流体吸引装置8,船側接続管部30,接続管9,砂選別機10,貯槽12,排水ポンプ13,および排水管14として、汎用の浚渫船1A(図12参照)に備わっている構成部品がそのまま用いられる。
【0014】
上記の接続管9は流体吸引装置8と砂選別機10とを連結している。そして、砂選別機10手前の採砂ホース9dには、貯槽12の上面開口に連結されるバイパス配管15が分岐接続されている。また、当該分岐位置下流側の採砂ホース9dには切換弁16が設けられ、バイパス配管15に切換弁17が設けられている。貯槽12の容量は、ここでは1000〜3000m3程度である。
【0015】
流体吸引装置8は例えば300〜500m3/時程度の強い吸い上げ能力を有する電動式の水中サンドポンプが用いられ、例えば海水,油,砂,泥などの流体を吸引できる。
この流体吸引装置8は、図4に示すように、ポンプホルダ18に固定されており、その吸込側にはフランジなどからなる船側接続管部30が設けられている。流体吸引装置8の吐出側には採砂ホース9a,ユニバーサル継手19,鋼管製の採砂管9bが順次連結されている。
ポンプホルダ18は上部の滑車35に掛け回された索条21を介してウィンチ20により吊り上げられる。また、ユニバーサル継手19近傍の採砂管9bは上部の滑車36に掛け回された索条23を介してウィンチ22により吊り上げられる。
【0016】
油回収用吸口3は、図5、図6に示すように、前面に取水開口部5を有する扇形筐状の吸口本体4から主に構成されている。吸口本体4の後下部には、集水孔38が穿設されている。集水孔38は連結管37を介して吸口側接続管部6と接続されている。吸口側接続管部6はボルト止め可能なフランジなどで構成されており、流体吸引装置8吸込側の船側接続管部30に着脱可能に接続されるようになっている。
【0017】
また、砂選別機10は、図7に示すように、ガラ捨て用樋34に向け下降傾斜しているケーシング54と、ケーシング54内でゴミやオイルボールなどを係留する簀の子体55と、ケーシング54をガラ捨て用樋34の手前で封止する蓋板56と、簀の子体55下方のケーシング54に連結され簀の子体55を通過した油Cおよび海水Wを貯槽12へ投入するためのシュート口部11aとからなっている。また、ガラ捨て用樋34とは反対側のケーシング54の下面に採砂ホース9dが接続されている。尚、シュート口部11aは、シュート11の入側へ連結してもよいし、あるいは貯槽12の上部開口へ直接連結しても構わない。
この砂選別機10では、油回収に際して、砂利選別用の金網(図示省略)が取り外されるとともに、ガラ捨て用樋34への通路が蓋板56で遮断される。また、油回収作業中に、簀の子体55上にオイルボールが係留された場合、オイルボールはハンマーなどで細かく叩き潰されて貯槽12へ投入される。
【0018】
引続き、この油回収船1による油回収動作について説明する。
まず、切換弁17を閉にし切換弁16を開にしてバイパス配管15を使用できるように、配管ラインアップを完了しておく。また、ウインチ20,22の駆動によって流体吸引装置8を水面H近くに保持する(図4参照)。このとき、油回収用吸口3は、取水開口部5の開口上縁5aが水面から浮上するとともに開口下縁5bが水没する位置となるように配置される。すなわち、ウィンチ20,22および索条21,23が、本発明の吸口保持手段の一例である。
【0019】
そこで、流体吸引装置8の電源を入れて駆動させると、水面H上の油Cが海水Wとともに流体吸引装置8により吸引され、採砂ホース9a,9c,9d,採砂管9b,およびバイパス配管15などを経て貯槽12内に投入される。
貯槽12内において、油Cと海水Wは比重の違いにより上下に分離する。そうして、海水Wは貯槽12底部の砂S(図2参照)で漉されたのち、浚渫船1Aのときと同様に排水ポンプ13により抜き出され排水管14を経て船外に排水される。
【0020】
尚、貯槽12には、前記の砂Sによるフィルタ方式に代えて、軽質油対応の簡易形カスケードタンク方式を採用することも可能である。この簡易形カスケードタンク方式は、貯槽12内に中空配置された仕切板により、上部の油層を留めておく一方、下部の海水は仕切板下方を通過させたのち後続の堰き止め板から溢れさせるようにしたものである。
また、貯槽12内に溜まった油Cに対し、回収油移送用として陸上側のポンプを使用できない場合のために、船側に油専用の移送ポンプを配備しておくのもよい。
更に、浚渫船1Aは荷卸し用としてグラブバケットクレーン(図示省略)を備えているので、特に高粘度でゴミ混じりの油Cを処理する場合は、オイルフェンス内などの油Cを直接グラブで掴み取って貯槽12へ回収することもできる。
【0021】
すなわち、この実施形態による油回収用吸口3を用いれば、ほとんど改造することなく汎用の浚渫船1Aを油回収船1として転用することができる。因みに、日本各地には浚渫船が多数存在しているので、全国津々浦々にわたり油回収用吸口3を常備しておくことにより、国内のどこで油流出事故が発生したとしても迅速に対応できる。例えば、近くを航行中の浚渫船1Aに出動を呼び掛けて、最寄りの常備地で採砂用吸口63(図12参照)を油回収用吸口3に付け替えるだけで、即座に油回収船1として多数隻が出動できる。従って、極めて機動性よく油回収を行うことができるのである。
【0022】
ところで、海面に浮遊している油Cの吸い込みを効率よく行うためには、油回収用吸口の部分をできるだけ波浪の上下動に追従させる必要がある。そのための構造として、図8および図9の油回収用吸口を例示する。
まず、図8に示すように、油回収用吸口3aをフレキシブル継手7で可動式とし、連結管37上面に固設された支柱42とスプリングシリンダ43によって、油回収用吸口3aを上下揺動可能に支持する方式が挙げられる。すなわち、ウィンチ20,22および索条21,23に加えて、フレキシブル継手7,支柱42,およびスプリングシリンダ43を備えた構成が、本発明にいう吸口保持手段の別例である。
【0023】
一方、図9に示すように、波浪に対する追従性を更に向上させるため、双胴型のフロート39と、波浪補償装置44とを用いることにより、油回収用吸口3bをスムースに追従させるものが挙げられる。
【0024】
前記した波浪補償装置44は、油回収用吸口3bに締結される索条46と、索条46を船外上方に保持するダビット45と、索条46を円滑に案内する滑車47,50,51と、シリンダ体48内で摺動して索条46を上下させるピストン体49と、当初の油回収用吸口3bの高さ位置を決めるために索条46を巻き取る巻取り機52と、シリンダ体48内と連通し窒素ガスが充填されているアキュムレータ53とから構成されている。この波浪補償装置44によれば、窒素ガスを充填したアキュムレータ53と連通するシリンダ体48およびピストン体49が波浪による上下動を吸収することによって、油回収用吸口3bをうまく波浪に合わせられるようになっている。
【0025】
ここで、図9の油回収船に好適な油回収用吸口を図10、図11に示す。
図10に示す油回収用吸口3bは、吸口本体4a内の後部に2口の集水孔38,38を有するもので、吸口本体4aの両側面には双胴型のフロート39,39が取り付けられている。フロート39,39はそれぞれの後部が支持杆40で連結され固定されている。吸口本体4aはスイベル継手41の介在により連結管37,37に対し上下揺動可能に構成されている。
【0026】
このように、フロート39,39により油回収用吸口3bに浮力を与えつつ、波浪補償装置44によって油回収用吸口3bを吊り下げ保持することにより、油回収用吸口3bを波浪に対し、より一層スムースに追従させることができるのである。
但し、図11に示すように、集水孔38が1口だけの吸口本体4bを有する油回収用吸口3cを用いることもできる。
すなわち、ウィンチ20,22および索条21,23に加えて、フロート39,波浪補償装置44,およびスイベル継手41を備えた構成が、本発明にいう吸口保持手段の更に別の例となる。
【0027】
因みに、従来は波高1.5m以上の洋上で油回収を行える油回収装置は無かったが、本発明の油回収装置は波浪に追従させるようにしてあるので、波高5m程度までであれば十分に油回収を行うことができ、荒天対応型油回収装置ということができる。また、この油回収装置は砂などを吸い上げるほど吸引力の強い流体吸引装置を用いており高粘度油でも吸い上げられるので、高粘度油対応型油回収装置ともいうことができる。
【0028】
尚、これまで述べた油回収用吸口3,3a,3b,3cにおける取水開口部5の両側端にオイルフェンスの後端部をそれぞれ装着し、更にこれらのオイルフェンスを前方に向かって扇型に拡げて配置させるように、船体から横出しした支持アームに各オイルフェンスの前端部を係止しておけば、より広範囲の水面から油を集めて回収することができる。
また、油回収船に別の貯油用バージを曳航させ、油回収船の貯槽に溜まった油を油移送ポンプなどで適時貯油用バージに移送することにより、油回収船を油回収作業に長時間従事させることができる。
そして、本発明に用いられる流体吸引装置としては、上記した電動駆動式のものに限らず、例えば油圧駆動式その他のものを採用することもできる。また、流体吸引装置は既存のものの容量が大きすぎる場合、容量が例えば50m3/時程度の比較的小型のものを船体に別途搭載しておき、これを用いて油回収してもよい。
無論、本発明の油回収船は浚渫船を転用したものに限らず、船全体を油回収専用に新造したものであってもよい。その場合は、油回収用吸口を流体吸引装置の吸込側に一体に設けても構わない。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る油回収装置によれば、油回収用吸口が外部の流体吸引装置吸込側に着脱可能に接続される吸口側接続管部を備えているから、水,油,砂,泥などの流体を吸引できる流体吸引装置、および吸引した流体を貯留する貯槽を有する船であれば、元来の流体採取用吸口に代えアタッチメントとして、簡単に装着されて油回収に供することができる。
【0030】
また、本発明の油回収装置によれば、油回収用吸口が流体吸引装置の吸込側に接続されており、吸口保持手段は、油回収用吸口の取水開口部を当該開口上縁が水面から浮上し、かつ、開口下縁は水没する位置に保持するようになっているから、水面に漂流している油を確実に船体へ回収することができる。
【0031】
そして、吸口以外の大部分の構成部品として浚渫船のものを転用するようにしたので、油流出事故などが発生した場合、採砂用吸口を油回収用吸口に付け替えるだけで、即座に油回収船として出動できる。従って、極めて機動性よく油回収を行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油回収船を説明するための概念図である。
【図2】油回収船を示す側面図である。
【図3】油回収船を示す平面図である。
【図4】この実施形態による油回収用吸口を装着した流体吸引装置近傍の構成を示す要部側面図である。
【図5】油回収用吸口を示す外観図である。
【図6】油回収用吸口を示す部分平面図である。
【図7】砂選別機を示す外観図である。
【図8】別の実施形態による油回収用吸口を装着した流体吸引装置近傍の構成を示す要部側面図である。
【図9】更に別の実施形態による油回収用吸口を装着した流体吸引装置近傍の構成を示す要部側面図である。
【図10】前記油回収用吸口の別例を示す部分平面図である。
【図11】前記油回収用吸口の更なる別例を示す部分平面図である。
【図12】汎用の浚渫船を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 油回収船
1A 浚渫船
2 船体
3,3a,3b,3c 油回収用吸口
4,4a,4b 吸口本体
5 取水開口部
5a 開口上縁
5b 開口下縁
6 吸口側接続管部
7 フレキシブル継手
8 流体吸引装置
9 接続管
12 貯槽
13 排水ポンプ
14 排水管
20,22 ウィンチ
21,23 索条
30 船側接続管部
39 フロート
41 スイベル継手
42 支柱
43 スプリングシリンダ
44 波浪補償装置
C 油
E 油回収装置
W 海水
H 水面

Claims (2)

  1. 筐状の吸口本体と、吸口本体の前面に設けられ、開口上縁が水面から浮上し、かつ、開口下縁は水没する位置に配置される取水開口部と、吸口本体の後部に設けられて外部の流体吸引装置の吸込側に着脱可能に接続される吸口側接続管部とを備えて油回収用吸口を構成し、更に、油回収用吸口の取水開口部を当該開口上縁が水面から浮上し、かつ、開口下縁は水没する位置に保持する吸口保持手段と、船外の流体を吸引する流体吸引装置と、流体吸引装置の吸込側に設けられて油回収用吸口の吸口側接続管部と接続される船側接続管部と、船体に搭載されて流体吸引装置の吐出側と連結される貯槽と、貯槽の下部に接続されて貯槽内の水を排水する排水ポンプとを備えてなることを特徴とする油回収装置
  2. 請求項に記載の、少なくとも船体,吸口保持手段,流体吸引装置,船側接続管部,貯槽,および排水ポンプとして、浚渫船の、船体,吸口保持手段,流体吸引装置,船側接続管部,貯槽,および排水ポンプを用いたことを特徴とする油回収船。
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