JP3909923B2 - カードコネクタ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等の電子機器にPCカードを電気的および機械的に接続するためのカードコネクタに関し、特に、エジェクト機構付きPCカード用カードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
PCカードを装着した状態でも、PCカード抜去用のプッシュボタンを非装着状態と同じ位置に保持し、PCカードを抜去するときにのみプッシュボタンを突出させることのできるエジェクト機構を備えたカードコネクタの例が特開平8−96891号、米国特許第5,558,527号および第5,575,669号に記載されている。
【0003】
これらのエジェクト機構は、基本的には、外端部にプッシュボタンを有し且つばねによって外方に向けて付勢される操作ロッドと、レバーを介してPCカード抜去用プレートを駆動する駆動ロッドと、カム駆動されて外側の操作ロッドと内側の駆動ロッドとを連結および分離する中間部材と、これらの操作ロッドと駆動ロッドとを摺動自在に案内するケースとを備えている。前記ケースの底壁には、その凸設端側が外側に配置され且つ凹設端側が内側に配置された大略ハート型状のカム溝が形成されている。操作ロッドから突出する従動ピンが前記カム溝と係合しており、操作ロッドが移動される時に、従動ピンがカム溝内を一定方向に沿って移動することができる。通常の状態では、従動ピンが大略ハート型状のカム溝の凹設端側の係止部内に配置されており、操作ロッドはばねの付勢力に抗して保持されている。したがって、プッシュボタンは電子機器の外側に大きく突出しない。そのため、プッシュボタンの誤操作が防止されるとともに、プッシュボタンと他の装置等との干渉も防止される。
【0004】
PCカードを抜去するためにプッシュボタンを軽く押圧すると、従動ピンが大略ハート型状のカム溝の前記係止部から押出され、この後、従動ピンはばねの付勢力によりカム溝内を凸設端側に移動され、プッシュボタンが電子機器の外側に大きく突出される。この時、中間部材もカム駆動されて、操作ロッドから駆動ロッドに力伝達可能な状態に配置される。そして、外側に大きく突出したプッシュボタンを押圧すると、中間部材を介して、プッシュボタンに作用する押圧力が操作ロッドから駆動ロッドに伝達され、レバーおよびPCカード抜去用プレートが駆動される。したがって、PCカード抜去用プレートの移動に伴って、PCカードが移動されてカードコネクタから抜去される。PCカードが抜去された後、プッシュボタンに作用する押圧力が解除されると、操作ロッドの従動ピンがハート型状のカム溝の係止部内に再度保持される。この時、中間部材、駆動ロッドおよびPCカード抜去プレートは、操作ロッドと干渉することなく、自由に移動できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プッシュボタンに作用する押圧力が中間部材を介して操作ロッドから駆動ロッドに伝達され、レバーおよびPCカード抜去用プレートが駆動される場合、操作ロッドと駆動ロッドとがケースの内面に沿って案内されるため、中間部材との当接部で中折れ状態とはならない。しかし、当接部に作用する力をケースの内面で受けるため、ケースに無理な力が偏って作用する。また、従来のエジェクト機構は、いずれも操作ロッドおよび駆動ロッドを中間部材とともにケース内に収容し、このケースの内面に沿って案内するため、多くの部品を必要としている。このため、近年における電子機器の小形化および高機能化の要請に応えることのできるカードコネクタが必要とされている。
【0006】
本発明は、これらの事情に基づいてなされたもので、構造が簡単で安価に製造することができ、しかも、構成部材に無理な力を作用させることのないエジェクト機構付きカードコネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、本発明のエジェクト機構付きPCカード用カードコネクタは、PCカードに接続される複数の端子ピンが配列されたヘッダ部と、このヘッダ部の両側端部から延びPCカードの側縁部をPCカードの挿抜方向に沿って案内する一対の対向した腕部とを有するコネクタフレームと、PCカードに係合する係合部を有し、PCカードの挿抜方向に沿って案内されるエジェクト板と、エジェクト板と回動自在に連結される連結部と、この連結部から離隔した位置で前記ヘッダ部に回動可能に支えられる支持部と、この支持部から連結部の反対側に延びてコネクタフレームの側方に突出する突出部とを有するリンク部材と、コネクタフレームの側方でヘッダ部に近接して配置される内端部と、ヘッダ部から離隔配置され且つ押圧力を受ける外端部とを有し、ヘッダ部から離隔する外方に繰出される繰出し位置とヘッダ部に近接する内方に押込まれる押込み位置との間で移動されるプッシュロッドと、繰出し位置に向けてプッシュロッドを付勢する付勢手段と、外端部から受ける押圧力によりプッシュロッドが繰出し位置から押込み位置に向けて移動される時に、リンク部材を介してエジェクト板をPCカードの抜去方向に移動し、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、押込み位置よりも僅かに側方に配置される保持位置にプッシュロッドを係止し、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、プッシュロッドの係止を解除してプッシュロッドを繰出し位置に復帰させる作動装置とを具備し、前記作動装置は、リンク部材の突出部と当接可能にプッシュロッドの内端部に配置され且つプッシュロッドの移動方向に沿って内端部と一体で移動するとともにプッシュロッドの移動方向と略直角な方向に沿って内端部に対してリニアに移動可能なアクチュエータ部材と、アクチュエータ部材を移動させるカムとを備え、前記カムは、プッシュロッドが繰出し位置から押し込み位置に移動される時に、アクチュエータ部材がプッシュロッドの移動方向で内端部により少なくとも2点で支持され且つプッシュロッドの移動方向でリンク部材の突出部と当接するようにアクチュエータ部材を移動させる駆動部と、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、アクチュエータ部材をリンク部材の突出部と当接不能な位置に係止して、プッシュロッドを保持位置に係止するとともにプッシュロッドが繰出し位置に復帰するのを阻止する係止部と、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、アクチュエータ部材の係止を解除してこれを前記駆動部に向けて案内するとともに、プッシュロッドを繰出し位置に復帰させる復帰部とを有する。
【0008】
【実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図8は本発明の一実施形態に係るカードコネクタ10を示している。図1に示すように、本実施形態のカードコネクタ10は、PCカードCに接続する複数の端子ピン12が幅方向に沿って配列されたヘッダ部14と、このヘッダ部14の両側端部から外方に延びる一対の対向した腕部16,16とを有するコネクタフレーム18を備えている。
【0009】
ヘッダ部14は、絶縁材により互いに同一構造に形成され且つPCカードCの厚さ方向に重ねて配置された2つのヘッダボディ14a,14aを有している (図4参照)。各ヘッダボディ14aは、その先端側が小プリント基板20のスルーホール28(図4参照)に挿通されて半田付けされる前記複数の端子ピン12を保持している。また、各ヘッダボディ14aの後端側は、腕部16により両側端部で一体的に連結されている。すなわち、2つのヘッダボディ14a,14aは、小プリント基板20と一対の腕部16,16とにより、強固な一体構造に形成されている。
【0010】
なお、小プリント基板20の両側端部から突出する突片21(図4参照)は、ヘッダボディ14aに設けられた突条15(図1参照)に沿って案内されるガイドとして作用するとともに、互いに重ねられたヘッダボディ14a,14aを所定間隔に保持する作用をなす。また、小プリント基板20がヘッダボディ14aに完全に装着された状態では、この突片21が突条15に設けられた小突起(図示しない)により係止され、所定位置に保持される。また、腕部16の先端部からは略平行な2本の金属板製の結合腕(図示せず)が突出されており、これらの結合腕が各ヘッダボディ14aの端部で開口する結合孔96(図4参照)内に挿入されることにより、互いに重ねられた2つのヘッダボディ14a,14aが小プリント基板20の反対側で結合される。
【0011】
各腕部16は、互いに同一構造に形成され、それぞれのガイド溝22(図4参照)を互いに対向させて配置されている。したがって、各種の厚さのPCカードCは、その側縁部をこれらのガイド溝22で案内され、挿抜方向Eに沿って移動することができる。
【0012】
なお、図中24はシールドプレート、26はPCカードCの表面に接触するカードバスシールドであり、いずれも所定間隔で突出する接地ピンが小プリント基板20のスルーホールに挿通されて半田付けされる。
【0013】
ヘッダ部14からPCカードCを抜去するためのエジェクト機構30は、薄い金属板で形成されたエジェクト板32とリンク部材40とを備えている。
エジェクト板32は、ヘッダボディ14aの両側縁部に摺動自在に装着されている。特に本実施形態において、エジェクト板32は、その両側縁部に形成されたフック状の爪部がヘッダボディ14aの側縁部に形成されたガイド溝内に嵌合され、PCカードCの挿抜方向Eに沿って案内される。
【0014】
図4に示すように、エジェクト板32はその全体が段付き構造に形成されている。図1および図5にも示すように、エジェクト板32の段部32aの両側の板部からはそれぞれ、PCカードCの端面と係合する一対の係合部36がヘッダボディ14a側に向かって突出している。これらの係合部36は、エジェクト板32の両側縁部の近部でエジェクト板32の板材から切り起こして形成され、エジェクト板32をヘッダボディ14aに装着した時にヘッダボディ14aに形成された収容溝38内に収容される。また、エジェクト板32の段部32aの近部には、リンク部材40との干渉を防止する凹部32bが形成されている。エジェクト板32の略中央部には、リンク部材40を回動自在に連結するための略矩形状の開口39が形成されている。
【0015】
一方、リンク部材40は、薄い金属板により、エジェクト板32とは逆向きの段付き構造に形成されている。リンク部材40の段部40aの近部には、エジェクト板32の段部32aと噛合い且つエジェクト板32との干渉を防止する凹部40bが形成されている。なお、本実施形態では、それぞれの凹部32b,40b内に相手方の段部40b,32bが収容されると、これらの段部40b,32bの両側の板部が互いにほぼ平行な状態に重なる。
【0016】
エジェクト板32とヘッダボディ14aとの間に配置されるリンク部材40の板部は、エジェクト板32側に突出する突部42を有し、また、ヘッダボディ14a側に突出する係合部44(図4参照)を先端部に有している。突部42は、エジェクト板32の開口39内に収容されて、エジェクト板32と回動自在に連結される連結部を形成している。また、エジェクト板32とリンク部材40との間で滑らかに力が伝達されるように、突部42は、開口39の内縁部に当接するその外周面が湾曲されて形成されている。また、係合部44は、エジェクト板32が前記連結部を介してPCカードCの抜去方向に移動された時に、エジェクト板32の係合部36よりもさらに外方に移動し、PCカードCをより大きく抜去する。
【0017】
リンク部材40の段部40aの近部には、ヘッダボディ14aから突出する支持軸部47が貫通する開口(支持部)46が形成されている。支持軸部47が開口46を貫通することにより、リンク部材40は、ヘッダボディ14aに対して回転可能に支持される。なお、開口46をリンク部材40に形成することに代え、リンク部材40の先端側の縁部に湾曲凸部を形成し、ヘッダボディ14aから直立させた壁部でこの湾曲凸部を回転自在に支えるようにしても良い。この場合には支持軸部47が不要となる。
【0018】
リンク部材40の端部には突出部が設けられている。この突出部は、ヘッダボディ14aの側方に突出する突片部48と、突片部48に係着され且つ腕部16に沿って延びる第1のプッシュロッド100とからなる。具体的に説明すると、図4および図6に示すように、突片部48の端部にはフック状に折り曲げられたフック部48aが形成され、このフック部48aが第1のプッシュロッド100の端部に形成された長穴102に係合されている。
【0019】
また、エジェクト機構30は、リンク部材40に係着された第1のプッシュロッド100を作動させる第2のプッシュロッド50を有している。この第2のプッシュロッド50は、図1に示すように、第1のプッシュロッド100の端部と当接可能なアクチュエータ部材74を有する内端部52と、この内端部52から外方に延びる作動アーム54と、第2のプッシュロッド50を外方に付勢するコイルばね56とを有する。また、作動アーム54の外端部にはプッシュボタン58が取付けられている。
【0020】
PCカードCをコネクタ10に装着した状態でも、PCカードCの非装着時と同じ位置にプッシュボタン58を配置し、PCカードCを抜去するときにのみプッシュボタン58を外方に突出させるために、作動装置がエジェクト機構30に設けられる。
【0021】
作動装置は、第2のプッシュロッド50の内端部52と、腕部16の側方で延在する側部突出部60とによって構成されている。側部突出部60は、案内レールとして腕部16側に形成されたガイド溝62と、このガイド溝62と反対側の側縁部64とを有し、これらの平行な案内レール62,64に沿って第1のプッシュロッド50の内端部52を案内する。また、図3に明確に示すように、側部突出部60の上面には、内端部52のアクチュエータ部材74を案内するカム溝66が形成されている。さらに、側部突出部60の内端側には、第1のプッシュロッド100を下側から支持してガイドする断面が凹状のガイド部材110が設けられている。
【0022】
図7に詳細に示すように、プッシュロッド50の内端部52は、案内レール62,64に沿って摺動する断面が凹状のスライダ部70と、このスライダ部70内に装着されたアクチュエータ部材74とから成る。したがって、プッシュボタン58が内方に押圧されると、作動アーム54を介して、スライダ部70が側部突出部60上を案内レール62,64に沿って摺動する。すなわち、プッシュロッド50が腕部16に沿って摺動する。なお、図1〜図3に示すように、腕部16の外端部には、コイルばね56を支え且つ内端部52(スライダ部70)をコイルばね56の付勢力に抗して係止するストッパ68が設けられている。また、プッシュロッド50の移動限度を規定し、内端部52のアクチュエータ部材74等に無理な力が作用するのを防止するストッパを設けることが望ましい。
【0023】
特に図6および図7に示すように、スライダ部70の底壁部70aには、スライダ部70の幅方向に沿って延びる開口112が形成されている。この開口112内には、カム溝66に係合する従動ピン76を有するアクチュエータ部材74が、スライド可能に収容されている。すなわち、アクチュエータ部材74は、開口112内をスライダ部70の幅方向に沿ってスライドすることができる。また、開口112の両側に位置するスライダ部70の側壁部70b,70cには、アクチュエータ部材74の側方への突出を可能にする開口115,116が形成されている。また、アクチュエータ部材74は、例えばアクチュエータ部材74の上側を覆う天板114に固定されたばね71により、側部突出部60に向けて付勢されている。したがって、スライダ部70が移動する時に、従動ピン76はカム溝66の底壁に沿って摺動する。なお、スライダ部70は、金属板から折曲げ形成するのが好ましく、ヘッダボディ14a側の案内レールすなわちガイド溝62内に緩く嵌合する摺動縁部82と、反対側の案内レールすなわち側縁部64を底壁部70aとの間で緩く挟持する摺動縁部84とを有している。また、図1〜図3に示すように、腕部16には、開口116を通じたアクチュエータ部材74の腕部16側への突出を許容し且つアクチュエータ部材74を第1のプッシュロッド100の移動経路から逃がすための溝120が設けられている。
【0024】
図3に詳細に示すように、カム溝66は、側部突出部60の長手方向に沿って直線状に延びる駆動部66aと、小プリント基板20側に配置された係止部66bと、この係止部66bから小プリント基板20の反対側に向けて延びる湾曲した復帰部66cとから連続した溝状に形成されている。アクチュエータ部材74の従動ピン76は、プッシュロッド50の移動とともにこのカム溝66内を矢印方向に沿って移動する。駆動部66aから係止部66bに移行する遷移部および復帰部66cから駆動部66aに移行する遷移部にはそれぞれ、従動ピン76が矢印の反対方向に移動するのを防止する傾斜部69が設けられている。このため、従動ピン76は、駆動部66aから復帰部66cへの移動および係止部66bから駆動部66aへの移動が完全に阻止される。
【0025】
次に、図8を参照しながら、上記構成のカードコネクタ10の動作について説明する。
図8の(a)に示すように、アクチュエータ部材74の従動ピン76は通常はカム溝66の係止部66b内に配置されており、アクチュエータ部材74はその一部がスライダ部70の開口116から溝120内に突出している。また、この状態では、第2のプッシュロッド50が保持位置に配置され、プッシュロッド50の外端部に取付けられたプッシュボタン58が内方に押込められた状態を維持している。さらに、この状態では、リンク部材40に係着された第1のプシュロッド100がアクチュエータ部材74と干渉することなくスライダ部70内を長手方向に自由に移動することができる。すなわち、リンク部材40およびエジェクト板32は自由に移動することができる。このため、PCカードCをこのカードコネクタ10に挿入すると、PCカードCは、エジェクト板32の係合部36を押圧しつつリンク部材40を回動させ(第1のプッシュロッド100を外方に移動させ)、端子ピン12と嵌合することができる。
【0026】
カードコネクタ10からPCカードCを抜去するために、プッシュボタン58を軽く押圧すると、アクチュエータ部材74の従動ピン76は、係止部66bから押出され、プッシュロッド50に作用するコイルばね56の付勢力により、復帰部66c内を外方に向けて移動する(図8の(b)参照)。その後、従動ピン76は、復帰部66cを通じて駆動部66a内に導入され、スライダ部70がストッパ68に係止した時点で駆動部66aの最外端部に位置する。この状態が図8の(c)に示されている。この時、プッシュボタン58はヘッダ部14から離隔する方向に大きく外方に突出した繰出し位置に配置される。また、アクチュエータ部材74はスライダ部70内に完全に収容される。
【0027】
この図8の(c)の状態からプッシュボタン58を押圧すると、従動ピン76がカム溝66の駆動部66aに沿って案内され、アクチュエータ部材74が第1のプッシュロッド100を内方へと移動させる。この時、アクチュエータ部材74は、その後端側が開口112によって形成されるスライダ部70の端面すなわち底壁部70aの端面97および側壁部70b,70cの端面98,99によって支持された状態(従動ピン76の高さによっては側壁部70b,70cの端面98,99によって2点支持された状態)で、プッシュロッド100を押し込むため、第1のプッシュロッド100からの抗力はこれら端面によって正面から直接に受けられ、カム溝66や従動ピン76等に無理な力が作用することが防止される。
【0028】
このようにしてプッシュロッド100が内方へと移動されると、すなわち、リンク部材40の突片部48がアクチュエータ部材74によって移動されると、リンク部材40が支持軸部47を中心として回動し、エジェクト板32が外方に向けて移動される。したがって、PCカードCは、エジェクト板32の係合部36で内端部が係止されてこのエジェクト板32とともに外方へと押出される。そして、プッシュロッド50が押込み位置まで完全に押圧されると、PCカードCが端子ピン12から抜去された後、リンク部材40の先端部に設けられた係合部44がさらにPCカードCを外方に押出す。
【0029】
プッシュロッド50が押込み位置まで完全に押圧された状態でプッシュボタン58の押圧力が解除されると、コイルばね56の付勢力により従動ピン76が係止部66bに配置される。したがって、アクチュエータ部材74は、その一部がスライダ部70の開口116から溝120内に突出されて、第1のプッシュロッド100の移動経路から逃がされる。また、プッシュロッド50は再度保持位置に配置される。また、この保持位置では、プッシュボタン58は完全に押込まれた押込み位置よりも僅かに外方に配置される。
【0030】
以上説明したように、本実施形態のカードコネクタ10では、スライダ部70の開口112内をスライダ部70の幅方向に沿ってリニアに移動するアクチュエータ部材74が設けられ、このアクチュエータ部材74がスライダ部70のスライド方向に沿う端面で少なくとも2点支持されつつ、アクチュエータ部材74によってプッシュロッド100が押し込められてエジェクト機構30が動作される。すなわち、第1のプッシュロッド100からの抗力がスライダ部70の端面にそのスライド方向で作用する。したがって、PCカード抜去時に構成部材に無理な力が偏って作用せず、力の伝達が良好となる。
【0031】
また、本実施形態では、PCカードCを抜去するために、プッシュロッド50内のアクチュエータ部材74がカム溝66に沿って案内されつつリニアに動作し、アクチュエータ部材74によって押し込められる第1のプッシュロッド100によってリンク部材40が作動されてエジェクト板32が作動される。したがって、PCカードCを抜去する時にのみプッシュボタン58を突出可能なエジェクト機構付カードコネクタを、極めて作動信頼性の高い簡単な構造で安価に製造することが可能となる。
【0032】
なお、本実施形態では、第2のプッシュロッド50によって第1のプッショロッド100が移動されてエジェクト機構30が動作されるが、第2のプッシュロッド50の押圧力がリンク部材40に作用する構成であれば、どのような構成であっても良い。すなわち、リンク部材40の端部に設けられる突出部は、突片部48と突片部48に係着されるプッシュロッド100とに限らず、例えば、第2のプッシュロッド50と当接するようにリンク部材40から一体で延出する延出部であっても良い。また、第2のプッシュロッド50からの力をリンク部材40に作用させる何等かの力伝達機構を設けても良い。
【0033】
また、本実施形態では、側部突出部60の上面にカム溝66が形成され、側部突出部60の上面に沿ってスライダ部70が摺動するが、これに限らず、例えば、側部突出部60の側面にカム溝66が形成され、側部突出部60の側面に沿って垂直方向にスライダ部70が摺動して第1のプッショロッド100を移動させるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明のカードコネクタは、構造が簡単で安価に製造することができ、しかも、構成部材に無理な力を作用させないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカードコネクタの平面図である。
【図2】第2のプッシュロッドが一部断面で示された図1のカードコネクタの平面図である。
【図3】第2のプッシュロッドが取り外された状態の図1のカードコネクタの平面図である。
【図4】図1のカードコネクタをプリント基板に取付ける状態の説明図である。
【図5】図1のカードコネクタのヘッダ部に取り付けられるエジェクト機構のリンク部材およびエジェクト板の平面図である。
【図6】図1のA方向から見たエジェクト機構の側面図である。
【図7】第2のプッシュロッドの要部を示す斜視図である。
【図8】第2のプッシュロッドの動作を段階的に示した断面図である。
【符号の説明】
10…カードコネクタ、12…端子ピン、14…ヘッダ部、14a…ヘッダボディ、16…腕部、18…コネクタフレーム、20…小プリント基板、22…ガイド溝、30…エジェクト機構、32…エジェクト板、40…リンク部材、48…突片部、50…第2のプッシュロッド、52…内端部、60…側部突出部、66…カム溝、66a…駆動部、66b…係止部、66c…復帰部、70…スライダ部、74…アクチュエータ部材、76…従動ピン、100…第1のプッシュロッド、C…PCカード。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等の電子機器にPCカードを電気的および機械的に接続するためのカードコネクタに関し、特に、エジェクト機構付きPCカード用カードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
PCカードを装着した状態でも、PCカード抜去用のプッシュボタンを非装着状態と同じ位置に保持し、PCカードを抜去するときにのみプッシュボタンを突出させることのできるエジェクト機構を備えたカードコネクタの例が特開平8−96891号、米国特許第5,558,527号および第5,575,669号に記載されている。
【0003】
これらのエジェクト機構は、基本的には、外端部にプッシュボタンを有し且つばねによって外方に向けて付勢される操作ロッドと、レバーを介してPCカード抜去用プレートを駆動する駆動ロッドと、カム駆動されて外側の操作ロッドと内側の駆動ロッドとを連結および分離する中間部材と、これらの操作ロッドと駆動ロッドとを摺動自在に案内するケースとを備えている。前記ケースの底壁には、その凸設端側が外側に配置され且つ凹設端側が内側に配置された大略ハート型状のカム溝が形成されている。操作ロッドから突出する従動ピンが前記カム溝と係合しており、操作ロッドが移動される時に、従動ピンがカム溝内を一定方向に沿って移動することができる。通常の状態では、従動ピンが大略ハート型状のカム溝の凹設端側の係止部内に配置されており、操作ロッドはばねの付勢力に抗して保持されている。したがって、プッシュボタンは電子機器の外側に大きく突出しない。そのため、プッシュボタンの誤操作が防止されるとともに、プッシュボタンと他の装置等との干渉も防止される。
【0004】
PCカードを抜去するためにプッシュボタンを軽く押圧すると、従動ピンが大略ハート型状のカム溝の前記係止部から押出され、この後、従動ピンはばねの付勢力によりカム溝内を凸設端側に移動され、プッシュボタンが電子機器の外側に大きく突出される。この時、中間部材もカム駆動されて、操作ロッドから駆動ロッドに力伝達可能な状態に配置される。そして、外側に大きく突出したプッシュボタンを押圧すると、中間部材を介して、プッシュボタンに作用する押圧力が操作ロッドから駆動ロッドに伝達され、レバーおよびPCカード抜去用プレートが駆動される。したがって、PCカード抜去用プレートの移動に伴って、PCカードが移動されてカードコネクタから抜去される。PCカードが抜去された後、プッシュボタンに作用する押圧力が解除されると、操作ロッドの従動ピンがハート型状のカム溝の係止部内に再度保持される。この時、中間部材、駆動ロッドおよびPCカード抜去プレートは、操作ロッドと干渉することなく、自由に移動できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プッシュボタンに作用する押圧力が中間部材を介して操作ロッドから駆動ロッドに伝達され、レバーおよびPCカード抜去用プレートが駆動される場合、操作ロッドと駆動ロッドとがケースの内面に沿って案内されるため、中間部材との当接部で中折れ状態とはならない。しかし、当接部に作用する力をケースの内面で受けるため、ケースに無理な力が偏って作用する。また、従来のエジェクト機構は、いずれも操作ロッドおよび駆動ロッドを中間部材とともにケース内に収容し、このケースの内面に沿って案内するため、多くの部品を必要としている。このため、近年における電子機器の小形化および高機能化の要請に応えることのできるカードコネクタが必要とされている。
【0006】
本発明は、これらの事情に基づいてなされたもので、構造が簡単で安価に製造することができ、しかも、構成部材に無理な力を作用させることのないエジェクト機構付きカードコネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、本発明のエジェクト機構付きPCカード用カードコネクタは、PCカードに接続される複数の端子ピンが配列されたヘッダ部と、このヘッダ部の両側端部から延びPCカードの側縁部をPCカードの挿抜方向に沿って案内する一対の対向した腕部とを有するコネクタフレームと、PCカードに係合する係合部を有し、PCカードの挿抜方向に沿って案内されるエジェクト板と、エジェクト板と回動自在に連結される連結部と、この連結部から離隔した位置で前記ヘッダ部に回動可能に支えられる支持部と、この支持部から連結部の反対側に延びてコネクタフレームの側方に突出する突出部とを有するリンク部材と、コネクタフレームの側方でヘッダ部に近接して配置される内端部と、ヘッダ部から離隔配置され且つ押圧力を受ける外端部とを有し、ヘッダ部から離隔する外方に繰出される繰出し位置とヘッダ部に近接する内方に押込まれる押込み位置との間で移動されるプッシュロッドと、繰出し位置に向けてプッシュロッドを付勢する付勢手段と、外端部から受ける押圧力によりプッシュロッドが繰出し位置から押込み位置に向けて移動される時に、リンク部材を介してエジェクト板をPCカードの抜去方向に移動し、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、押込み位置よりも僅かに側方に配置される保持位置にプッシュロッドを係止し、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、プッシュロッドの係止を解除してプッシュロッドを繰出し位置に復帰させる作動装置とを具備し、前記作動装置は、リンク部材の突出部と当接可能にプッシュロッドの内端部に配置され且つプッシュロッドの移動方向に沿って内端部と一体で移動するとともにプッシュロッドの移動方向と略直角な方向に沿って内端部に対してリニアに移動可能なアクチュエータ部材と、アクチュエータ部材を移動させるカムとを備え、前記カムは、プッシュロッドが繰出し位置から押し込み位置に移動される時に、アクチュエータ部材がプッシュロッドの移動方向で内端部により少なくとも2点で支持され且つプッシュロッドの移動方向でリンク部材の突出部と当接するようにアクチュエータ部材を移動させる駆動部と、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、アクチュエータ部材をリンク部材の突出部と当接不能な位置に係止して、プッシュロッドを保持位置に係止するとともにプッシュロッドが繰出し位置に復帰するのを阻止する係止部と、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、アクチュエータ部材の係止を解除してこれを前記駆動部に向けて案内するとともに、プッシュロッドを繰出し位置に復帰させる復帰部とを有する。
【0008】
【実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図8は本発明の一実施形態に係るカードコネクタ10を示している。図1に示すように、本実施形態のカードコネクタ10は、PCカードCに接続する複数の端子ピン12が幅方向に沿って配列されたヘッダ部14と、このヘッダ部14の両側端部から外方に延びる一対の対向した腕部16,16とを有するコネクタフレーム18を備えている。
【0009】
ヘッダ部14は、絶縁材により互いに同一構造に形成され且つPCカードCの厚さ方向に重ねて配置された2つのヘッダボディ14a,14aを有している (図4参照)。各ヘッダボディ14aは、その先端側が小プリント基板20のスルーホール28(図4参照)に挿通されて半田付けされる前記複数の端子ピン12を保持している。また、各ヘッダボディ14aの後端側は、腕部16により両側端部で一体的に連結されている。すなわち、2つのヘッダボディ14a,14aは、小プリント基板20と一対の腕部16,16とにより、強固な一体構造に形成されている。
【0010】
なお、小プリント基板20の両側端部から突出する突片21(図4参照)は、ヘッダボディ14aに設けられた突条15(図1参照)に沿って案内されるガイドとして作用するとともに、互いに重ねられたヘッダボディ14a,14aを所定間隔に保持する作用をなす。また、小プリント基板20がヘッダボディ14aに完全に装着された状態では、この突片21が突条15に設けられた小突起(図示しない)により係止され、所定位置に保持される。また、腕部16の先端部からは略平行な2本の金属板製の結合腕(図示せず)が突出されており、これらの結合腕が各ヘッダボディ14aの端部で開口する結合孔96(図4参照)内に挿入されることにより、互いに重ねられた2つのヘッダボディ14a,14aが小プリント基板20の反対側で結合される。
【0011】
各腕部16は、互いに同一構造に形成され、それぞれのガイド溝22(図4参照)を互いに対向させて配置されている。したがって、各種の厚さのPCカードCは、その側縁部をこれらのガイド溝22で案内され、挿抜方向Eに沿って移動することができる。
【0012】
なお、図中24はシールドプレート、26はPCカードCの表面に接触するカードバスシールドであり、いずれも所定間隔で突出する接地ピンが小プリント基板20のスルーホールに挿通されて半田付けされる。
【0013】
ヘッダ部14からPCカードCを抜去するためのエジェクト機構30は、薄い金属板で形成されたエジェクト板32とリンク部材40とを備えている。
エジェクト板32は、ヘッダボディ14aの両側縁部に摺動自在に装着されている。特に本実施形態において、エジェクト板32は、その両側縁部に形成されたフック状の爪部がヘッダボディ14aの側縁部に形成されたガイド溝内に嵌合され、PCカードCの挿抜方向Eに沿って案内される。
【0014】
図4に示すように、エジェクト板32はその全体が段付き構造に形成されている。図1および図5にも示すように、エジェクト板32の段部32aの両側の板部からはそれぞれ、PCカードCの端面と係合する一対の係合部36がヘッダボディ14a側に向かって突出している。これらの係合部36は、エジェクト板32の両側縁部の近部でエジェクト板32の板材から切り起こして形成され、エジェクト板32をヘッダボディ14aに装着した時にヘッダボディ14aに形成された収容溝38内に収容される。また、エジェクト板32の段部32aの近部には、リンク部材40との干渉を防止する凹部32bが形成されている。エジェクト板32の略中央部には、リンク部材40を回動自在に連結するための略矩形状の開口39が形成されている。
【0015】
一方、リンク部材40は、薄い金属板により、エジェクト板32とは逆向きの段付き構造に形成されている。リンク部材40の段部40aの近部には、エジェクト板32の段部32aと噛合い且つエジェクト板32との干渉を防止する凹部40bが形成されている。なお、本実施形態では、それぞれの凹部32b,40b内に相手方の段部40b,32bが収容されると、これらの段部40b,32bの両側の板部が互いにほぼ平行な状態に重なる。
【0016】
エジェクト板32とヘッダボディ14aとの間に配置されるリンク部材40の板部は、エジェクト板32側に突出する突部42を有し、また、ヘッダボディ14a側に突出する係合部44(図4参照)を先端部に有している。突部42は、エジェクト板32の開口39内に収容されて、エジェクト板32と回動自在に連結される連結部を形成している。また、エジェクト板32とリンク部材40との間で滑らかに力が伝達されるように、突部42は、開口39の内縁部に当接するその外周面が湾曲されて形成されている。また、係合部44は、エジェクト板32が前記連結部を介してPCカードCの抜去方向に移動された時に、エジェクト板32の係合部36よりもさらに外方に移動し、PCカードCをより大きく抜去する。
【0017】
リンク部材40の段部40aの近部には、ヘッダボディ14aから突出する支持軸部47が貫通する開口(支持部)46が形成されている。支持軸部47が開口46を貫通することにより、リンク部材40は、ヘッダボディ14aに対して回転可能に支持される。なお、開口46をリンク部材40に形成することに代え、リンク部材40の先端側の縁部に湾曲凸部を形成し、ヘッダボディ14aから直立させた壁部でこの湾曲凸部を回転自在に支えるようにしても良い。この場合には支持軸部47が不要となる。
【0018】
リンク部材40の端部には突出部が設けられている。この突出部は、ヘッダボディ14aの側方に突出する突片部48と、突片部48に係着され且つ腕部16に沿って延びる第1のプッシュロッド100とからなる。具体的に説明すると、図4および図6に示すように、突片部48の端部にはフック状に折り曲げられたフック部48aが形成され、このフック部48aが第1のプッシュロッド100の端部に形成された長穴102に係合されている。
【0019】
また、エジェクト機構30は、リンク部材40に係着された第1のプッシュロッド100を作動させる第2のプッシュロッド50を有している。この第2のプッシュロッド50は、図1に示すように、第1のプッシュロッド100の端部と当接可能なアクチュエータ部材74を有する内端部52と、この内端部52から外方に延びる作動アーム54と、第2のプッシュロッド50を外方に付勢するコイルばね56とを有する。また、作動アーム54の外端部にはプッシュボタン58が取付けられている。
【0020】
PCカードCをコネクタ10に装着した状態でも、PCカードCの非装着時と同じ位置にプッシュボタン58を配置し、PCカードCを抜去するときにのみプッシュボタン58を外方に突出させるために、作動装置がエジェクト機構30に設けられる。
【0021】
作動装置は、第2のプッシュロッド50の内端部52と、腕部16の側方で延在する側部突出部60とによって構成されている。側部突出部60は、案内レールとして腕部16側に形成されたガイド溝62と、このガイド溝62と反対側の側縁部64とを有し、これらの平行な案内レール62,64に沿って第1のプッシュロッド50の内端部52を案内する。また、図3に明確に示すように、側部突出部60の上面には、内端部52のアクチュエータ部材74を案内するカム溝66が形成されている。さらに、側部突出部60の内端側には、第1のプッシュロッド100を下側から支持してガイドする断面が凹状のガイド部材110が設けられている。
【0022】
図7に詳細に示すように、プッシュロッド50の内端部52は、案内レール62,64に沿って摺動する断面が凹状のスライダ部70と、このスライダ部70内に装着されたアクチュエータ部材74とから成る。したがって、プッシュボタン58が内方に押圧されると、作動アーム54を介して、スライダ部70が側部突出部60上を案内レール62,64に沿って摺動する。すなわち、プッシュロッド50が腕部16に沿って摺動する。なお、図1〜図3に示すように、腕部16の外端部には、コイルばね56を支え且つ内端部52(スライダ部70)をコイルばね56の付勢力に抗して係止するストッパ68が設けられている。また、プッシュロッド50の移動限度を規定し、内端部52のアクチュエータ部材74等に無理な力が作用するのを防止するストッパを設けることが望ましい。
【0023】
特に図6および図7に示すように、スライダ部70の底壁部70aには、スライダ部70の幅方向に沿って延びる開口112が形成されている。この開口112内には、カム溝66に係合する従動ピン76を有するアクチュエータ部材74が、スライド可能に収容されている。すなわち、アクチュエータ部材74は、開口112内をスライダ部70の幅方向に沿ってスライドすることができる。また、開口112の両側に位置するスライダ部70の側壁部70b,70cには、アクチュエータ部材74の側方への突出を可能にする開口115,116が形成されている。また、アクチュエータ部材74は、例えばアクチュエータ部材74の上側を覆う天板114に固定されたばね71により、側部突出部60に向けて付勢されている。したがって、スライダ部70が移動する時に、従動ピン76はカム溝66の底壁に沿って摺動する。なお、スライダ部70は、金属板から折曲げ形成するのが好ましく、ヘッダボディ14a側の案内レールすなわちガイド溝62内に緩く嵌合する摺動縁部82と、反対側の案内レールすなわち側縁部64を底壁部70aとの間で緩く挟持する摺動縁部84とを有している。また、図1〜図3に示すように、腕部16には、開口116を通じたアクチュエータ部材74の腕部16側への突出を許容し且つアクチュエータ部材74を第1のプッシュロッド100の移動経路から逃がすための溝120が設けられている。
【0024】
図3に詳細に示すように、カム溝66は、側部突出部60の長手方向に沿って直線状に延びる駆動部66aと、小プリント基板20側に配置された係止部66bと、この係止部66bから小プリント基板20の反対側に向けて延びる湾曲した復帰部66cとから連続した溝状に形成されている。アクチュエータ部材74の従動ピン76は、プッシュロッド50の移動とともにこのカム溝66内を矢印方向に沿って移動する。駆動部66aから係止部66bに移行する遷移部および復帰部66cから駆動部66aに移行する遷移部にはそれぞれ、従動ピン76が矢印の反対方向に移動するのを防止する傾斜部69が設けられている。このため、従動ピン76は、駆動部66aから復帰部66cへの移動および係止部66bから駆動部66aへの移動が完全に阻止される。
【0025】
次に、図8を参照しながら、上記構成のカードコネクタ10の動作について説明する。
図8の(a)に示すように、アクチュエータ部材74の従動ピン76は通常はカム溝66の係止部66b内に配置されており、アクチュエータ部材74はその一部がスライダ部70の開口116から溝120内に突出している。また、この状態では、第2のプッシュロッド50が保持位置に配置され、プッシュロッド50の外端部に取付けられたプッシュボタン58が内方に押込められた状態を維持している。さらに、この状態では、リンク部材40に係着された第1のプシュロッド100がアクチュエータ部材74と干渉することなくスライダ部70内を長手方向に自由に移動することができる。すなわち、リンク部材40およびエジェクト板32は自由に移動することができる。このため、PCカードCをこのカードコネクタ10に挿入すると、PCカードCは、エジェクト板32の係合部36を押圧しつつリンク部材40を回動させ(第1のプッシュロッド100を外方に移動させ)、端子ピン12と嵌合することができる。
【0026】
カードコネクタ10からPCカードCを抜去するために、プッシュボタン58を軽く押圧すると、アクチュエータ部材74の従動ピン76は、係止部66bから押出され、プッシュロッド50に作用するコイルばね56の付勢力により、復帰部66c内を外方に向けて移動する(図8の(b)参照)。その後、従動ピン76は、復帰部66cを通じて駆動部66a内に導入され、スライダ部70がストッパ68に係止した時点で駆動部66aの最外端部に位置する。この状態が図8の(c)に示されている。この時、プッシュボタン58はヘッダ部14から離隔する方向に大きく外方に突出した繰出し位置に配置される。また、アクチュエータ部材74はスライダ部70内に完全に収容される。
【0027】
この図8の(c)の状態からプッシュボタン58を押圧すると、従動ピン76がカム溝66の駆動部66aに沿って案内され、アクチュエータ部材74が第1のプッシュロッド100を内方へと移動させる。この時、アクチュエータ部材74は、その後端側が開口112によって形成されるスライダ部70の端面すなわち底壁部70aの端面97および側壁部70b,70cの端面98,99によって支持された状態(従動ピン76の高さによっては側壁部70b,70cの端面98,99によって2点支持された状態)で、プッシュロッド100を押し込むため、第1のプッシュロッド100からの抗力はこれら端面によって正面から直接に受けられ、カム溝66や従動ピン76等に無理な力が作用することが防止される。
【0028】
このようにしてプッシュロッド100が内方へと移動されると、すなわち、リンク部材40の突片部48がアクチュエータ部材74によって移動されると、リンク部材40が支持軸部47を中心として回動し、エジェクト板32が外方に向けて移動される。したがって、PCカードCは、エジェクト板32の係合部36で内端部が係止されてこのエジェクト板32とともに外方へと押出される。そして、プッシュロッド50が押込み位置まで完全に押圧されると、PCカードCが端子ピン12から抜去された後、リンク部材40の先端部に設けられた係合部44がさらにPCカードCを外方に押出す。
【0029】
プッシュロッド50が押込み位置まで完全に押圧された状態でプッシュボタン58の押圧力が解除されると、コイルばね56の付勢力により従動ピン76が係止部66bに配置される。したがって、アクチュエータ部材74は、その一部がスライダ部70の開口116から溝120内に突出されて、第1のプッシュロッド100の移動経路から逃がされる。また、プッシュロッド50は再度保持位置に配置される。また、この保持位置では、プッシュボタン58は完全に押込まれた押込み位置よりも僅かに外方に配置される。
【0030】
以上説明したように、本実施形態のカードコネクタ10では、スライダ部70の開口112内をスライダ部70の幅方向に沿ってリニアに移動するアクチュエータ部材74が設けられ、このアクチュエータ部材74がスライダ部70のスライド方向に沿う端面で少なくとも2点支持されつつ、アクチュエータ部材74によってプッシュロッド100が押し込められてエジェクト機構30が動作される。すなわち、第1のプッシュロッド100からの抗力がスライダ部70の端面にそのスライド方向で作用する。したがって、PCカード抜去時に構成部材に無理な力が偏って作用せず、力の伝達が良好となる。
【0031】
また、本実施形態では、PCカードCを抜去するために、プッシュロッド50内のアクチュエータ部材74がカム溝66に沿って案内されつつリニアに動作し、アクチュエータ部材74によって押し込められる第1のプッシュロッド100によってリンク部材40が作動されてエジェクト板32が作動される。したがって、PCカードCを抜去する時にのみプッシュボタン58を突出可能なエジェクト機構付カードコネクタを、極めて作動信頼性の高い簡単な構造で安価に製造することが可能となる。
【0032】
なお、本実施形態では、第2のプッシュロッド50によって第1のプッショロッド100が移動されてエジェクト機構30が動作されるが、第2のプッシュロッド50の押圧力がリンク部材40に作用する構成であれば、どのような構成であっても良い。すなわち、リンク部材40の端部に設けられる突出部は、突片部48と突片部48に係着されるプッシュロッド100とに限らず、例えば、第2のプッシュロッド50と当接するようにリンク部材40から一体で延出する延出部であっても良い。また、第2のプッシュロッド50からの力をリンク部材40に作用させる何等かの力伝達機構を設けても良い。
【0033】
また、本実施形態では、側部突出部60の上面にカム溝66が形成され、側部突出部60の上面に沿ってスライダ部70が摺動するが、これに限らず、例えば、側部突出部60の側面にカム溝66が形成され、側部突出部60の側面に沿って垂直方向にスライダ部70が摺動して第1のプッショロッド100を移動させるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明のカードコネクタは、構造が簡単で安価に製造することができ、しかも、構成部材に無理な力を作用させないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカードコネクタの平面図である。
【図2】第2のプッシュロッドが一部断面で示された図1のカードコネクタの平面図である。
【図3】第2のプッシュロッドが取り外された状態の図1のカードコネクタの平面図である。
【図4】図1のカードコネクタをプリント基板に取付ける状態の説明図である。
【図5】図1のカードコネクタのヘッダ部に取り付けられるエジェクト機構のリンク部材およびエジェクト板の平面図である。
【図6】図1のA方向から見たエジェクト機構の側面図である。
【図7】第2のプッシュロッドの要部を示す斜視図である。
【図8】第2のプッシュロッドの動作を段階的に示した断面図である。
【符号の説明】
10…カードコネクタ、12…端子ピン、14…ヘッダ部、14a…ヘッダボディ、16…腕部、18…コネクタフレーム、20…小プリント基板、22…ガイド溝、30…エジェクト機構、32…エジェクト板、40…リンク部材、48…突片部、50…第2のプッシュロッド、52…内端部、60…側部突出部、66…カム溝、66a…駆動部、66b…係止部、66c…復帰部、70…スライダ部、74…アクチュエータ部材、76…従動ピン、100…第1のプッシュロッド、C…PCカード。
Claims (5)
- エジェクト機構付きPCカード用カードコネクタであって、PCカードに接続される複数の端子ピンが配列されたヘッダ部と、このヘッダ部の両側端部から延びPCカードの側縁部をPCカードの挿抜方向に沿って案内する一対の対向した腕部とを有するコネクタフレームと、
PCカードに係合する係合部を有し、PCカードの挿抜方向に沿って案内されるエジェクト板と、
エジェクト板と回動自在に連結される連結部と、この連結部から離隔した位置で前記ヘッダ部に回動可能に支えられる支持部と、この支持部から連結部の反対側に延びてコネクタフレームの側方に突出する突出部とを有するリンク部材と、コネクタフレームの側方でヘッダ部に近接して配置される内端部と、ヘッダ部から離隔配置され且つ押圧力を受ける外端部とを有し、ヘッダ部から離隔する外方に繰出される繰出し位置とヘッダ部に近接する内方に押込まれる押込み位置との間で移動されるプッシュロッドと、
繰出し位置に向けてプッシュロッドを付勢する付勢手段と、
外端部から受ける押圧力によりプッシュロッドが繰出し位置から押込み位置に向けて移動される時に、リンク部材を介してエジェクト板をPCカードの抜去方向に移動し、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、押込み位置よりも僅かに側方に配置される保持位置にプッシュロッドを係止し、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、プッシュロッドの係止を解除してプッシュロッドを繰出し位置に復帰させる作動装置と、
を具備し、
前記作動装置は、リンク部材の突出部と当接可能にプッシュロッドの内端部に配置され且つプッシュロッドの移動方向に沿って内端部と一体で移動するとともにプッシュロッドの移動方向と略直角な方向に沿って内端部に対してリニアに移動可能なアクチュエータ部材と、アクチュエータ部材を移動させるカムとを備え、
前記カムは、プッシュロッドが繰出し位置から押し込み位置に移動される時に、アクチュエータ部材がプッシュロッドの移動方向で内端部により少なくとも2点で支持され且つプッシュロッドの移動方向でリンク部材の突出部と当接するようにアクチュエータ部材を移動させる駆動部と、プッシュロッドが押込み位置に配置され且つ押圧力を解除された時に、アクチュエータ部材をリンク部材の突出部と当接不能な位置に係止して、プッシュロッドを保持位置に係止するとともにプッシュロッドが繰出し位置に復帰するのを阻止する係止部と、保持位置のプッシュロッドが外端部を介して押圧力を受けた時に、アクチュエータ部材の係止を解除してこれを前記駆動部に向けて案内するとともに、プッシュロッドを繰出し位置に復帰させる復帰部とを有する、
ことを特徴とするカードコネクタ。 - 前記リンク部材の突出部は、ヘッダ部の側方に突出する突片部と、突片部に係着され且つコネクタフレームの腕部に沿ってアクチュエータ部材と当接可能な位置まで延びるロッドとからなることを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
- 前記コネクタフレームは、前記リンク部材の突片部が突出する側に配置されて前記カムを形成した側部突出部と、この側部突出部に形成されて前記プッシュロッドの内端部をPCカードの挿抜方向に沿って案内する案内レールとを有し、前記プッシュロッドの内端部は、この案内レールに沿って摺動する断面が凹状のスライダ部を有し、前記アクチュエータ部材は、このスライダ部の底面に形成された開口内に装着され且つカムに重なるように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカードコネクタ。
- 前記プッシュロッドは、前記スライダ部の一端に連結されて前記付勢手段による付勢力を受ける作動アームを有し、この作動アームの外端部が押圧力を受けることを特徴とする請求項3に記載のカードコネクタ。
- 前記カムは、側部突出部に設けた溝を有し、前記アクチュエータ部材は、この溝に沿って案内される従動ピンを有し且つ側部突出部に向けてばね付勢され、この従動ピンが溝の底壁に接触することを特徴とする請求項3に記載のカードコネクタ。
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