JP3908182B2 - 実体顕微鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズと、前記対物レンズの後方に設けられた変倍光学系と、結像レンズ及び接眼レンズを有する観察光学系とを備えた鏡体部を有する変倍可能な実体顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
実体顕微鏡は、手術・検査等の医療用や研究用及び工業用等に広く使用されており、手術においてはその精密度と安全性の向上に役立っている。このような実体顕微鏡は、観察と同時に被検部位に対して作業を行なう目的で使用されるため、作業スペ―スを広くとる必要から顕微鏡の鏡体低面と被検部位との距離が長く、しかも、検者が接眼レンズを覗く眼の位置(以下、アイポイントという。)から被検部位までは検者の手が伸びきることなく作業しやすい距離であることが望まれる。さらに、肉眼で被検部位を観察する際に顕微鏡の鏡体部が邪魔にならないように鏡体部は小さいことが好ましい。
【0003】
また、神経等の非常に微細な部位を観察したい場合や、病変部の全体を広く観察したい場合など、使用状況によって観察に都合のよい倍率が異なるため、通常の実体顕微鏡は変倍光学系を有している。
【0004】
このような実体顕微鏡の一例を図16ないし図18に示す。図16に示すように実体顕微鏡は顕微鏡部1と、顕微鏡部1を保持するア―ム部2と、このア―ム部2を支える架台3とから構成されている。顕微鏡部1はその内部に図17に示すような光学系を備えている。この光学系は、被検部位Eからの光束をアフォ―カルな光束にする対物レンズ4を有している。対物レンズ4の後方には、それぞれ一対から成るアフォ―カルな変倍ズ―ムレンズ5,5′、結像レンズ6,6′、正立プリズム7,7′、接眼レンズ8,8′が順次に配列されて成る立体視観察光学系が設けられており、これら一対の立体視観察光学系によって検者眼Oが被検部位Eを立体視観察できるガリレオ式光学系が構成されている。なお、アフォ―カルな変倍ズ―ムレンズ5、結像レンズ6、正立プリズム7、接眼レンズ8は全て片眼のみの光学系であり、他眼の光学系5′,6′,7′,8′,は5,6,7,8と紙面上において重なる位置にあるため図示されていない。
【0005】
以下、片眼の光学系のみについて説明する。被検部位Eからの光束は対物レンズ4によってアフォ―カルな光束にされ、対物レンズ4を通過した平行光束は、アフォ―カル変倍ズ―ムレンズ5を介して結像レンズ6により接眼レンズ8の前側焦点面8fに結像され、正立プリズム7により正立されることによって検者眼Oに観察される。
【0006】
このような観察光学系内には、手術の記録や教育等の目的で、通常、記録装置9が挿入されている。すなわち、変倍ズ―ムレンズ5と結像レンズ6との間に光束分割手段10が配され、この光束分割手段10により分割された光束中に撮像レンズ11、ミラ―12、撮像面13が配され、撮像レンズ11からミラ―12を介して撮像面13上に被検部位Eの像が結像される。
【0007】
ところで、光束分割手段を利用することで助手用観察装置により助手が観察及び作業を行なうことができる構成が特公昭55−7565号公報の図1に開示されている。この構成では、左右一対の光束のうち片方の光束のみを分割して利用しているため、助手は立体的に被検部位を観察することができない。
【0008】
しかしながら、助手も作業を行なうことから立体的に観察できる方が好ましく、また、観察像の向きは実際の被検部位と一致している必要がある。そのため、特開昭60−91321号公報では助手の立体視を可能とした実体顕微鏡が開示されている。
【0009】
図18に前記公報と異なる方法によって助手の立体視を可能とした実体顕微鏡の光学配置図を示す。なお、図17と基本的に同一な光学系については同一符号を付してその説明を省略する。14は光束分割手段であり、この光束分割手段14は左右1対の変倍レンズ5,5′を通過する1対の光束の両方を分割する。15は光束の半分を透過して半分を反射する半透過半反射面である。6a,6a′は検者の観察光路中に配された一対の結像レンズであり、6b,6b′は助手の観察光路中に配された一対の結像レンズである。また、7a,7a′と8a,8a′はそれぞれ検者の観察光路中に配された一対の正立プリズムと一対の接眼レンズであり、7b,7b′と8b,8b′は助手の観察光路中に配された一対の正立プリズムと一対の接眼レンズである。なお、この場合も、図17と同様、アフォ―カルな変倍レンズ5、結像レンズ6a,6b、正立プリズム7a,7b、接眼レンズ8a,8bは全て片眼のみの光学系であり、他眼の光学系5′,6a′,6b′,7a′,7b′,8a′,8b′は5,6a,6b,7a,7b,8a,8bと紙面上において重なる位置に配されているため図示されていない。
【0010】
ここでアフォ―カルな変倍ズ―ムレンズ5,5′を通過した光束は光束分割手段14の半透過半反射面15によって2方向に分割され、分割されたそれぞれの光束のうち片方は結像レンズ6a,6a′に、他方は6b,6b′に入射する。したがって検者O及び助手Aは両者とも立体像を観察することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、変倍レンズは、2群以上のレンズによって構成され、各レンズ間の距離を変えることによって変倍が行えるようになっているため、光軸方向の長さは通常、レンズの外形に対してかなり大きい。したがって、上述したような構成の実体顕微鏡においては、変倍レンズが被検部位からの光軸と同軸上に配置されているために、変倍レンズの光軸方向の長さによってアイポイントが高くなってしまっている。また、光束分割手段10を光路中に設置するために光路中に要する距離をDとすると、記録装置9や助手用観察装置を付加しない場合でも高いアイポイントが更にDだけ高くなり、検者が被検部位Eに対して作業を行う際に楽な姿勢をとることができなくなる。したがって、このような付加装置がない場合のアイポイントをできるだけ低くするとともに、付加装置を設けた場合には付加装置によってアイポイントが高くなることを避けられることが望ましい。
【0012】
また、特開昭60−91321号公報に記載されている助手の立体観察を可能とした構成の場合に於いても、鏡体底面から被検部位までの距離を確保すると、対物レンズの下方に配置された光束分割手段のスペ―スによってアイポイントが高くなってしまい、検者の姿勢が苦しくなるという不具合が生じる。
【0013】
さらに、前述した光束分割手段14を用いる構成の場合も、光束分割手段14を光路中に設置するスペ―スによってアイポイントが高くなってしまい、検者の作業性を悪くするということがやはり問題となってくる。
【0014】
本発明の目的は、付加装置を設けてもアイポイントの位置を低い位置にすることができるようになる実体顕微鏡を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】
請求項1の発明は、被検部位からの光が入射する鏡体と、前記鏡体に入射する入射光を偏向して前記入射光の光軸と異なる方向に向けた光軸を生成する第1の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向手段で偏向された光軸を複数回折り曲げる複数の光軸偏向部を有する第2の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向手段で偏向された光軸上、または前記第2の光軸偏向手段のいずれかの光軸偏向部によって偏向された光軸を有する光束が入射可能で、少なくとも前記鏡体に入射する前記入射光の光軸と異なる位置に設けられた一対の変倍光学系と、前記鏡体に設けられて前記鏡体に入射する前記入射光の光軸の近傍位置で前記第2の光軸偏向手段で偏向された一対の光束が入射する接眼光学系と、前記変倍光学系と前記接眼光学系との間に形成される光路に設けられて、その光路上を通過する光束の少なくとも一部を分割する光分割手段と、を有し、さらに、前記第2の光軸偏向手段は、少なくとも前記鏡体に入射する前記入射光の光軸と平行で、前記入射光の光軸から離れた位置に配置された光軸を形成する光軸偏向部を有し、前記一対の変倍光学系は、前記入射光の光軸と平行で、前記入射光の光軸から離れた位置に配置された光軸上に設けられ、さらに、前記第2の光軸偏向手段は、前記一対の変倍光学系から射出された一対の光束の各々の光軸を前記一対の変倍光学系からの射出光の光軸と平行で、前記一対の変倍光学系から射出される射出光の射出方向と反対方向に屈折させる光軸偏向部を有することを特徴とする実体顕微鏡である。
この構成によって、第1の光軸偏向手段により偏向された光軸を有する光束が一対の変倍光学系に入射し、この一対の変倍光学系から射出された一対の光束の各々の光軸を第2の光軸偏向手段が偏向し、この第2の光軸偏向手段により偏向された一対の光束が接眼光学系に入射し、この接眼光学系を介して被検部位の光学像が術者により観察され、更に、変倍光学系と接眼光学系との間に形成される光路に設けられた光分割手段で分割された光束に基づく被検部位の光学像が、例えば、付加装置に導かれる。
【0016】
請求項2の発明は、所定の長さを有する変倍光学系と、接眼レンズを有する観察光学系とを備えた鏡体部を有する変倍観察が可能な実体顕微鏡であって、被検部位から前記鏡体部内に入射する入射光の光軸を90°の角度で偏向させる第1の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向手段によって偏向された光軸を90°の角度で偏向させて前記第1の光軸偏向手段によって偏向される前の前記被検部位からの光軸と平行にする第1の光軸偏向部と、この第1の光軸偏向部によって偏向された光軸を90°の角度で偏向させて前記第1の光軸偏向手段によって偏向された光軸と平行にする第2の光軸偏向部とを有する第2の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向部と前記第2の光軸偏向部とからなる前記第2の光軸偏向手段のうち前記第2の光軸偏向部によって偏向された光軸を偏向させるための第3の光軸偏向手段とを具備し、前記接眼レンズを前記第3の光軸偏向手段より後方の光軸上に配置し、前記第2の光軸偏向部を、前記第1の光軸偏向部に対して前記変倍光学系が有する所定の長さよりも短い距離だけ離間して配置するとともに、前記変倍光学系を、前記第1の光軸偏向手段によって偏向されて且つ前記第2の光軸偏向手段によって偏向される前の光軸上、又は前記第2の光軸偏向手段によって偏向されて前記第3の光軸偏向手段によって偏向される前の光軸上に配置し、かつ前記変倍光学系と前記接眼光学系との間に形成される光路に設けられて、その光路上を通過する光束の少なくとも一部を分割する光分割手段を有することを特徴とする実体顕微鏡である。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。なお、各図面において図17と同一の構成部材については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施例に係る実体顕微鏡の光学系を示すものである。この光学系は図16に示すうように顕微鏡部1内に配置されている。変倍レンズ及び結像レンズ等の光学部材は図17と同様に片眼の光学系のみを図示し、また、立体視観察光学系についての説明は省略するが、図17と同じガリレオ式光学系となっている。
【0019】
図中、16は被検部位Eからの観察光軸、17は観察光軸16を90°折り曲げるための半透過半反射部材からなる光軸偏向部(第1の光軸偏向手段)、18は光軸偏向部17によって折り曲げられた後の観察光軸であり、対物レンズ4及び変倍レンズ5はこの観察光軸18上に配置されている。そして、光軸偏向部17の後方には、以下に述べるように、光軸偏向部17によって折り曲げられた光軸を90°の角度で複数回折り曲げながら再び前記観察光軸16と同軸にする第2の光軸偏向手段としての複数の光軸偏向部19,21,23が配置されている。
【0020】
すなわち、19は観察光軸18を90°紙面上方に折り曲げるための光軸偏向部、20はこの光軸偏向部19によって折り曲げられた後の観察光軸、21は観察光軸20を90°折り曲げて観察光軸18と平行にするための半透過半反射部材からなる光軸偏向部である。22は観察光軸20が光軸偏向部21によって折り曲げられた後の観察光軸である。23は前記観察光軸22を再び前記観察光軸16と同軸になるように90°紙面上方に折り曲げるための光軸偏向部、24は前記光軸偏向部23によって観察光軸16と同軸となった観察光軸である。また、光軸偏向部23の後方には結像レンズ6、正立プリズム7、接眼レンズ8がそれぞれ配設されている。
【0021】
25は前記観察光軸22上に配置された光束分割部である。26は、この光束分割部25によって反射された後の光軸であり、紙面に対して垂直方向に進んでいる。この光軸26は、この後、図17における記録装置9の撮像レンズ11に入射するようになっている。
【0022】
27は光軸22の延長上に配置された視野内表示装置であり、28は表示板、29はこの表示板28から出射された光束をアフォ―カルな光束とするリレ―レンズである。また、ILは、照明光源であり、前述した半透過半反射部材からなる光軸偏向部17の後方で且つ前記観察光軸16の延長線上に配置されている。
【0023】
次に上記構成の光学系における光束の流れについて説明する。被検部位Eからの光束は、光軸偏向部17によって屈折させられた後、対物レンズ4を通過してアフォ―カルな光束となってアフォ―カル変倍レンズ5に入射した後、再び、アフォ―カルな光束として変倍レンズ5から出射される。この光束は、光軸偏向部19,21にてさらに折り曲げられた後、光束分割部25によって2分される。光束分割部25によって2分された一方の光束は、記録装置9(図17参照)の撮像面13上に結像され、他方光束は、光軸偏向部23にてさらに屈折させられた後、結像レンズ6によって結像光束となり、正立プリズム7にて像の正立化が行なわれる。したがって、被検部位Eは接眼レンズ8によって検者Oに観察される。
【0024】
一方、表示板28から出射された光束はリレ―レンズ29を介してアフォ―カルな光束となり、半透過半反射部材からなる光軸偏向部21を光束結合手段として観察光軸22と重なった後、光束分割部25によって2分されて、記録装置9の撮像面13上と検者眼Oとに種々の情報を投影するようになっている。また、照明光源ILから発せられた照明光は、前述した半透過半反射部材からなる光軸偏向部17を介して、前記観察光軸16と同軸方向から被検部位Eを照明する。
【0025】
以上説明したように、本実施例の実体顕微鏡は、変倍レンズ5が被検部位Eと検者眼Oとを結ぶ直線に対してほぼ直角の光軸上に配置されているため、変倍レンズ5の光軸方向の長さに関係なくアイポイントが低くなるという作業上大きな利点を有する。また、TV記録装置等に光束を取り込むための光束分割部25もアイポイントを高くしない位置、すなわち、観察光軸16とほぼ直角をなす観察光軸22上に配置されているため、TV記録装置等の付加装置を設けた場合でもアイポイントが高くならないといった利点を有する。さらに、近年手術の効率化等の目的で種々の情報を顕微鏡の視野内に表示することが試みられているが、その一手段としての視野内表示装置27をアイポイントを高くせず且つ作業性を低下させることなく容易に設けることが可能となる。
【0026】
なお、本実施例では、対物レンズ4を観察光軸18上に配置し、結像レンズ6を観察光軸24上に配置したが、対物レンズ4を観察光軸16上に配置し、また結像レンズ6を観察光軸22上に配置した場合でもアイポイントの低下に支承を来すことはない。
【0027】
図2及び図3は、本発明の第1の参考例を示すものであり、助手も立体観察できるようにした実体顕微鏡である。図2は本参考例の光学系を図1と同じ方向から見た図であり、図3は本参考例の光学系における助手用光路のみを示したものである。なお、第1の実施例と同様、片眼の光学系のみを図示している。
【0028】
図2中、30は、半透過半反射部材からなる光束分割部であり、観察光軸18上で且つ対物レンズ4と変倍レンズ5との間に配置されている。31は光束分割部30によって光軸18が90°折り曲げられた後の光軸であり、図3中、32は光軸31を折り曲げるための光軸偏向部である。33は光軸偏向部32によって光軸31が折り曲げられた後の光軸である。また、光軸偏向部32の後方には結像レンズ34,34′正立プリズム35,35′、接眼レンズ36,36′が順次に配列されている。なお、37は、光軸31上に配されたド―ブプリズムであり、観察像を回転させて実際の観察方向と観察像の向きを合わせる働きをする。また、ド―ブプリズム37は、左右1対の結像レンズ34,34′に入射する左右1対の光束の両方が通過する大きさを有している。
【0029】
上記構成によれば、被検部位Eからの光束は対物レンズ4を通過してアフォ―カルな光束となる。そして、光束分割部30を反射した光束は、図3に示す助手用観察光学系に導かれてド―ブプリズム37を通過し、光軸偏向部32にて折り曲げられた後、左右1対の結像レンズ34,34′に入射して、正立プリズム35,35′によって像の正立化が行われる。したがって、被検部位Eは接眼レンズ36,36′にて助手Aに立体的に観察される。一方、光束分割部30を透過した光束は、変倍レンズ5に入射し、第1の実施例と同様の光路を辿って、接眼レンズ8に至る。
【0030】
このように、本参考例によれば、立体観察が可能な助手用光学系を有しているにも拘らず、検者Oのアイポイントが高くならないといった実用上優れた効果を奏する。
【0031】
図4は、本発明の第2の参考例を示すものであり、第1の参考例と同様、助手の立体観察を可能とする手術用顕微鏡である。本参考例の構成は、第1実施例の構成において、半透過半反射部材からなる光軸偏向部21の後方に検者O側と同じ観察光学系を助手用として追加したものである。
【0032】
すなわち、光軸偏向部23の後方には一対の結像レンズ3a,3a′、一対の正立プリズム4a,4a′、一対の接眼レンズ5a,5a′が順次配置されており、また、光軸偏向部21の後方には一対の結像レンズ3b、3b′、一対の正立プリズム4a,4a′、一対の接眼レンズ5a,5a′が順次配置されている。ただし、図は片眼の光学系のみを示しており、他眼の光学系3a′,3b′,4a′,4b′,5a′,5b′は省略している。
【0033】
この構成によれば、検者Oは結像レンズ3aと3a′によって結像された像を接眼レンズ5a,5a′によって立体観察することができ、助手Aは結像レンズ3b,3b′によって結像された像を一対の接眼レンズ5b,5b′によって立体観察することができる。そして、助手Aも検者Oと同様に被検部位Eを立体的に観察できるにもかかわらず、検者Oのアイポイントが高くなることがなく、また、助手Aのアイポイントも検者Oのそれと同じ高さにできるため、非常に操作性が良くなる。
【0034】
図5ないし図10は本発明の第2の実施例を示すものである。従来、顕微鏡部1を移動あるいは傾斜させることのできる機能を有したアームを用いて被検部位を移動させていたのに対して、本実施例は、顕微鏡部1の光学的構成によってそれを行なえるようにしたものである。
【0035】
すなわち、本実施例の変倍光学系38は、第1実施例ないし第1、2の参考例のように検者Oの左右眼に対応するべく左右1対から構成されているのではなく、特開平4−156412号公報に記載される実体顕微鏡の変倍光学系の如く、1本のレンズ系からなっている。
【0036】
図5中、光軸偏向部39は、図1における光軸偏向部17と同じ位置に配設されており、観察光軸16と観察光軸18の交点Bを不動点として傾斜可能となっている。図8及び図9に示すように、光軸偏向部39は、交点Bでその中心線の延長が直角に交わる回転軸40,41によって支持されている。なお、42は回転軸40と一体であり且つ回転軸41を回転可能に支持している連結部である。また、回転軸40には回転軸40を回転させるためのモ―タ―43と回転軸40の回転角度を検出するための検出手段44(例えばエンコ―ダ―)とが取り付けられている。一方、回転軸41には回転軸41を回転させるためのモ―タ―45と回転軸41の回転角度を検出するための検出手段46(例えばエンコ―ダ―)とが取り付けられている。
【0037】
図5中、47は、ド―ブプリズムであり、観察光軸22を中心に回転することによって観察像が回転するべくイメ―ジロ―テ―タ―を構成している。図6中、48は、顕微鏡部であり、その内部に図5に示された光学系が配置されている。49は、例えば特公平3−21887号公報に記載されるような鏡体移動装置であり、顕微鏡部48を保持すると同時に、顕微鏡部48を水平面内のあらゆる方向に移動させることができる。
【0038】
この構成では、回転軸41が図8及び図9に示されるように紙面に対して垂直であるときに、回転軸41をモ―タ―45の駆動により回転させて、対物レンズ4の前方に配設された光軸偏向部39を39′に示すように傾けると、被検部位EがE′に変更される(図6参照)。また、図示しないが、回転軸40が前記光軸18と同軸であるときに、モ―タ―43の駆動により回転軸40を回転させれば、被検部位Eは紙面に対して垂直方向に移動する。さらに、2つの回転軸40、41を任意の回転方向かつ回転角度で組み合わせれば、観察視野を自在に移動させることができる。また、回転軸40の回転によって生じる観察像の倒れはド―ブプリズム42を回転させることによって実際の観察方向に合わせることができる。
【0039】
また、本構成によれば観察視野を移動させるだけでなく、観察視野を固定したまま観察角度を変更することもできる。図10は、これを電動で実現するための電気ブロック図の一例である。50は上述した検出手段44,46′の検出値によって前記鏡体移動装置49の移動方向と移動量を演算する演算部である。51は演算手段50の演算結果によって前記鏡体移動装置49を制御する制御回路である。52は制御回路51によって制御される前記鏡体移動装置49の駆動回路である。また、前記演算手段50の演算する移動量及び移動方向は、各回転軸40,41の回転角度から求められるものであり、光軸偏向部39の傾きによって生じる被検部位Eの移動量(L)に等しく、移動方向は反対方向である。また、回転軸40,41を回転させるモ―タ―43,45は図示しない外部スイッチからの信号によって電気的に駆動される。したがって、被検部位Eが固定されたまま観察する角度が変わることになる(図7)。
【0040】
通常、顕微鏡部を保持するア―ム部は、術部が広範囲にわたる場合等、被検部位を変更する必要がある場合に、顕微鏡部の位置を変えたりまたは傾けたりできるように構成されている。しかし、当然のことながら、機能が増せばそれだけア―ム部の構成は複雑になり装置全体が大型化する。手術室は手術用顕微鏡以外にもベッドや麻酔装置を始めとして様々な装置が置かれているため、室内空間が狭くなりがちであり、手術用顕微鏡が大型化することは、ただでさえ狭い作業空間がさらに狭められることになり、手術作業をする上で好ましくない。また、手によってア―ム部を動かして顕微鏡部を移動させる場合、術者は手術作業を中断せざるを得ないため、ア―ム部は電動で動かせることが好ましい。
【0041】
しかしながら、こうした要求は、以上説明した本実施例によって十分に満たされる。従来、被検部位を変更するためにア―ム部を複雑且つ大型に構成せざるを得なかったのに対して、本実施例では、外部スイッチの操作によって光軸偏向部39を傾けるだけで容易に被検部位を変更することができる。また、観察光軸18を中心に光軸偏向部39を回したときの像の倒れはド―ブプリズム47を回すことによって簡単に補正することができる。さらに、鏡体移動装置49との組み合わせによって、被検部位を固定した状態で観察角度を容易に変えることができるので、手術を行なう上でより便利となる。
【0042】
図11は本発明の第3の実施例を示すものである。第1、2の参考例および第1、2の実施例においては被検部位から正立プリズムに至るまでの間に観察光軸が4回屈折されたのに対して、本参考例は6回屈折されるようにしたものである。
【0043】
すなわち、53は観察光軸20が光軸偏向部21によって偏向させられた後の観察光軸であり、54は観察光軸53を再び前記観察光軸20と平行になるべく紙面下方に屈折させるための光軸偏向部である。55は前記光軸偏向部54によって屈折させられた後の観察光軸であり、56は観察光軸55を紙面左側に90°折り曲げて観察光軸18と平行にする役目を持つ光軸偏向部である。57は前記観察光軸55が光軸偏向部56によって折り曲げられた観察光軸である。58は観察光軸57を観察光軸16の延長線と重なるべく屈折させるための光軸偏向部である。59は、光軸偏向部58によって屈折された観察光軸であり、結像レンズ6によって結像光束とされて、正立プリズム7によって像の正立化が行われる。そして、正立プリズム7による正立化の後、接眼レンズ8によって検者Oに観察される。また、本実施例では変倍レンズ5を観察光軸20上に配置している。
【0044】
本実施例の構成によれば、被検部位Eからの光束は、光軸偏向部17により検者Oからみて後方に折り曲げられた後、対物レンズ4でアフォ―カルな光束とされる。その後、この光束は、さらに光軸偏向部19によって紙面上方に折り曲げられた後、アフォ―カルな変倍ズ―ムレンズ5を通過して、光軸偏向部21により検者O側に折り曲げられる。検者O側に折り曲げられた光束は、さらに光軸偏向部54によって紙面下方に折り曲げられた後、光軸偏向部56によって再び検者O側に折り曲げられて、光軸偏向部58によって被検部位Eからの光束と同軸になる。
【0045】
以上説明したように、本実施例によれば、検者Oからみて奥行き方向の長さ(図中Fで示す。)が短くなるため、顕微鏡部の後方に障害物(例えば鉗子等)をのせるテ―ブルが配置される場合に干渉上有利となる。また、光軸偏向部21,54の何れを半透過半反射部材にて形成しても記録装置を取り付けることが可能となるので、設計上の自由度が増すという利点もある。さらに、反射の回数を増せば設計上の自由度が増すことは言うまでもない。
【0046】
図12及び図13は本発明の第4の実施例を示すものである。前述した如く、通常、手術用顕微鏡は、図16に示すように、顕微鏡部1と、顕微鏡部1を移動可能に支持するアーム部2と、アーム部2を支える架台3とから構成されているが、本参考例では観察光学系の一部をアーム部2の中に配置したものである。
【0047】
すなわち、図12の光学系は、図1の構成から視野内表示装置9を除いたものであり、図13の光学系は、図11の構成と同一のものである。図中、60,61はそれぞれ顕微鏡部の外形を示し、62,63はそれぞれア―ム部の外形を示す。図12において顕微鏡部60とア―ム部62は観察光軸18,22上で接続されている。また、図13においては、顕微鏡部61とア―ム部63とが観察光軸18,57上にて接続されている。
【0048】
この構成によれば、光学系の全てを顕微鏡部60,61に内蔵させるのではなく、前記引き回しにより光学系の一部を従来からあるア―ム部62,63の内部に配置させたことになる。したがって、光軸偏向部によって変倍光学系を被検部位からの光軸に対して傾けたりまたは平行移動させたことによって生じる顕微鏡部の大型化を防ぐことができる。
【0049】
図14及び図15は本発明の第3の参考例を示すものである。図14中、64は検者にて観察される患者の眼であり、図15中、65は患者の喉である。66は観察光軸67を90°偏向させる光軸偏向部であり、68は光軸偏向部66によって偏向された光軸である。69と70はそれぞれ、光軸68上の入射光束をアフォーカル光束にする対物レンズと光軸偏向部であり、ともにハウジング71内に配置されている。また、72は光軸偏向部70によって偏向された光軸である。
【0050】
ここで、ハウジング71はこれと一体の摘み部73によって光軸72を中心に回転される。光軸偏向部74,75は、光軸72を90°偏向させて光軸68と平行にする。また、光軸偏向部74は奇数、光軸偏向部75は偶数の反射面を有している。さらに、光軸偏向部74,75はともにハウジング76内に配置されれておりハウジング76と一体の摘み部77の回転(図中Jで示す。)によって選択されて光軸72上に配置される。78は光軸偏向部74あるいは75によって光軸68と平行にされた光軸である。5は光軸78上に配された変倍レンズであり、79は光軸78を90°偏向させて前記光軸67の延長線上に一致させる光軸偏向部である。80は光軸偏向部79によって偏向された光軸である。また、光軸偏向部75の後方には結像レンズ6、正立プリズム7、接眼レンズ8が順次配されている。
【0051】
本参考例の構成では、被検部位が光軸67上にある第1の状態の場合、図14に示す如く、対物レンズ69を光軸偏向部66と光軸偏向部70との間に位置するようにハウジング71を配置させる。また、光軸72上には光軸偏向部74が配されるべくハウジング76を配置する。これによれば、患者の眼64からの観察光束は光軸偏向部66によって90°偏向されて対物レンズ69に入射し、アフォーカル光束として出射された後、光軸偏向部70によって90°紙面上方に偏向され、さらに、光軸偏向部74によって前記対物レンズ69の光軸68と平行になった後、変倍レンズ5に入射する。変倍レンズ5を通過した光束は、光軸偏向部79にて光軸67と同軸となり、結像レンズ6に入射した後、正立プリズムによって像の正立化が行われる。したがって、検者Oは、接眼レンズ8によって患者の眼64を観察することができる。
【0052】
図15に示すように、被検部位が光軸68上にある第2の状態の場合は、摘み部73を180°回して、対物レンズ69が光軸偏向部70に対して光軸偏向部66と反対側に配されるべくハウジング71を配置する。また、摘み部77も180°回して、光軸72上に光軸偏向部75が配されるようにハウジング76を配置する。これによれば、患者の喉65からの観察光軸は、対物レンズ69によってアフォ―カルな光束とされた後、光軸偏向部70によって90°紙面上方に偏向され、さらに、光軸偏向部75によって2回反射された後、対物レンズ69の光軸68と平行になって変倍レンズ5に入射する。したがって、検者Oは、接眼レンズ8によって患者の喉65を観察することができる。なお、ハウジング76の配置を変えて光軸偏向部材74と光軸偏向部材75との位置を変えるのは、図14における観察光学系の反射回数と図15における観察光学系の反射回数とを等しくして、正しい観察像を得るためである。
【0053】
ところで、眼科や耳鼻科等の科の違いによって手術中における患者の体位は異なる。患者の体位が異なると、手術用顕微鏡の観察光軸の角度も必然的に異なってくる。したがって、通常は、科別に複数の手術用顕微鏡を用意するかまたは顕微鏡部を保持するア―ム部に回転部を設けて他科の手術を行う際には顕微鏡部の角度を傾けて使用している。しかし、複数の手術用顕微鏡を用意することは経済的に好ましくなく、また、回転部を有するア―ム部を用いる場合には、手術用顕微鏡が複雑且つ大型になるばかりでなく、手術の際にいちいち顕微鏡部の角度を変更するといった煩わしい作業を行なわなくてならず、セッティングに時間を費やしているのが現状である。
【0054】
しかし、本参考例における手術用顕微鏡によれば、顕微鏡部に設けられた2つの摘み部73,77を回すだけで、容易に観察光軸を90°傾けることができるため、セッティングに時間をかけること無く、異なる科に対応することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上によれば、本発明の実体顕微鏡は、付加装置を設けてもアイポイントの位置を低い位置にすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る実体顕微鏡の光学系の構成図。
【図2】 本発明の第1の参考例に係る実体顕微鏡の光学系の検者側の構成図。
【図3】 本発明の第1の参考例に係る実体顕微鏡の光学系の助手側の構成図。
【図4】 本発明の第2の参考例に係る実体顕微鏡の光学系の構成図。
【図5】 本発明の第2の実施例に係る実体顕微鏡の光学系の構成図。
【図6】 図5の光学系を有する顕微鏡部と、この顕微鏡部を保持するアーム部を示しており、鏡体移動装置を駆動させていない状態を示す状態図。
【図7】 図5の光学系を有する顕微鏡部と、この顕微鏡部を保持するアーム部を示しており、鏡体移動装置を駆動させた状態を示す状態図
【図8】 図5の光学系の第1の光軸偏向手段とこれを駆動させる駆動部の構成を示す側面図。
【図9】 図8の平面図。
【図10】 図5の光学系の第1の光軸偏向手段を電気的に駆動させる制御方法を示すブロック図。
【図11】 本発明の第3の実施例に係る実体顕微鏡の光学系の構成図。
【図12】 本発明の第4の実施例を示し、図1の光学系を適用した場合の光学系配置図。
【図13】 本発明の第4の実施例を示し、図11の光学系を適用した場合の光学系配置図。
【図14】 本発明の第3の参考例に係る実体顕微鏡の光学系の第1の状態を示す構成図。
【図15】 本発明の第3の参考例に係る実体顕微鏡の光学系の第2の状態を示す構成図。
【図16】 実体顕微鏡の全体構成図。
【図17】 従来の実体顕微鏡における光学系の構成図。
【図18】 従来の実体顕微鏡における光学系の他の構成図。
【符号の説明】
1…顕微鏡部(鏡体部)、4…対物レンズ、5…変倍レンズ、6…結像レンズ、8…接眼レンズ、16,18,20,22,24…観察光軸、17…光軸偏向部(第1の光軸偏向手段)、 19,21,23…光軸偏向部(第2の光軸偏向手段)。
Claims (2)
- 被検部位からの光が入射する鏡体と、
前記鏡体に入射する入射光を偏向して前記入射光の光軸と異なる方向に向けた光軸を生成する第1の光軸偏向手段と、
前記第1の光軸偏向手段で偏向された光軸を複数回折り曲げる複数の光軸偏向部を有する第2の光軸偏向手段と、
前記第1の光軸偏向手段で偏向された光軸上、または前記第2の光軸偏向手段のいずれかの光軸偏向部によって偏向された光軸を有する光束が入射可能で、少なくとも前記鏡体に入射する前記入射光の光軸と異なる位置に設けられた一対の変倍光学系と、
前記鏡体に設けられて前記鏡体に入射する前記入射光の光軸の近傍位置で前記第2の光軸偏向手段で偏向された一対の光束が入射する接眼光学系と、
前記変倍光学系と前記接眼光学系との間に形成される光路に設けられて、その光路上を通過する光束の少なくとも一部を分割する光分割手段と、
を有し、
さらに、前記第2の光軸偏向手段は、少なくとも前記鏡体に入射する前記入射光の光軸と平行で、前記入射光の光軸から離れた位置に配置された光軸を形成する光軸偏向部を有し、
前記一対の変倍光学系は、前記入射光の光軸と平行で、前記入射光の光軸から離れた位置に配置された光軸上に設けられ、
さらに、前記第2の光軸偏向手段は、前記一対の変倍光学系から射出された一対の光束の各々の光軸を前記一対の変倍光学系からの射出光の光軸と平行で、前記一対の変倍光学系から射出される射出光の射出方向と反対方向に屈折させる光軸偏向部を有することを特徴とする実体顕微鏡。 - 所定の長さを有する変倍光学系と、接眼レンズを有する観察光学系とを備えた鏡体部を有する変倍観察が可能な実体顕微鏡であって、
被検部位から前記鏡体部内に入射する入射光の光軸を90°の角度で偏向させる第1の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向手段によって偏向された光軸を90°の角度で偏向させて前記第1の光軸偏向手段によって偏向される前の前記被検部位からの光軸と平行にする第1の光軸偏向部と、この第1の光軸偏向部によって偏向された光軸を90°の角度で偏向させて前記第1の光軸偏向手段によって偏向された光軸と平行にする第2の光軸偏向部とを有する第2の光軸偏向手段と、前記第1の光軸偏向部と前記第2の光軸偏向部とからなる前記第2の光軸偏向手段のうち前記第2の光軸偏向部によって偏向された光軸を偏向させるための第3の光軸偏向手段とを具備し、前記接眼レンズを前記第3の光軸偏向手段より後方の光軸上に配置し、前記第2の光軸偏向部を、前記第1の光軸偏向部に対して前記変倍光学系が有する所定の長さよりも短い距離だけ離間して配置するとともに、前記変倍光学系を、前記第1の光軸偏向手段によって偏向されて且つ前記第2の光軸偏向手段によって偏向される前の光軸上、又は前記第2の光軸偏向手段によって偏向されて前記第3の光軸偏向手段によって偏向される前の光軸上に配置し、かつ前記変倍光学系と前記接眼光学系との間に形成される光路に設けられて、その光路上を通過する光束の少なくとも一部を分割する光分割手段を有することを特徴とする実体顕微鏡。
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