JP3904888B2 - ディスプレイパネル駆動回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスプレイパネル駆動回路に関し、特に発光素子がマトリクス状に配列されてなるディスプレイパネルを駆動する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスプレイパネルは、エレクトロルミネッセンス素子(EL素子)等の発光素子をマトリクス状に配列し、この素子に電流を流すことによってパネル画面に画像を表示する装置である。ディスプレイパネルに用いる発光素子は、図5に示されているような等価回路で表わされ、ダイオード部に流れる電流に比例した強度で発光する。
【0003】
また、ディスプレイパネルドライバとはマトリクス状に配列した発光素子に電流を流すための回路であり、列側(カラム)のドライバで発光素子の+極(アノード端子)に電流を流し込み、行側(ロー)のドライバで発光素子の−極(カソード端子)を接地して電流を引く。画像データが発光制御回路に入力されると発光する発光素子の列と行の情報がドライブ回路に送信される。
従来のディスプレイ装置の概略構成が図6に示されている。同図に示されているディスプレイ装置は、ディスプレイパネル10と、このディスプレイパネル10を駆動するためのドライブ回路20及び30と、発光制御回路1とを含んで構成されている。同図を参照し、ディスプレイ装置内の各回路ブロックについて説明する。
【0004】
同図を参照すると、ディスプレイパネル10には、第1表示ライン〜第n表示ラインを担う陰極線(発光素子のダイオードのカソード端子につながる線)B1〜Bnと、これら陰極線B1〜Bnに交差して配列されたm個の陽極線(発光素子のダイオードのアノード端子につながる線)A1〜Amとが形成されている。これら陰極線B1〜Bnと陽極線A1〜Amとの交差部分に発光素子E11〜Enmが形成されており、それら発光素子それぞれがディスプレイパネル10の1画素を担っている。
【0005】
発光制御回路1は、図7に示されているように、入力された1画面分(n行、m列)の画像データを発光素子E11〜Enmのそれぞれに対応した画素データ群D11〜Dmnに変換し、これらを1行分毎に、陽極線ドライブ回路20に順次供給して行く。ここで、例えば、画素データD11〜D1mは、ディスプレイパネル10の第1表示ラインに属する発光素子E11〜E1mのそれぞれを発光するか否かを指定するm個のデータビット行であり、論理レベル"1”で発光、論理レベル"0”で非発光となる。同様に、画素データD21〜D2mは第2表示ラインに属する発光素子E21〜E2m、画素データD31〜D3mは第3表示ラインに属する発光素子E31〜E3m、画素データDn1〜Dnmは第n表示ラインに属する発光素子En1〜Enm、のそれぞれを発光するか否かを指定するm個のデータビット行である。
【0006】
また、発光制御回路1は、1行分毎の画素データの供給タイミングに同期して、第1表示ライン〜第n表示ラインを順次走査すべき陰極線選択制御信号を陰極線ドライブ回路30に供給する。
陽極線ドライブ回路20は、まず発光制御回路1から送られる画素データ群におけるm個のデータビットの中から、発光を指定するデータビットを抽出する。そしてこの抽出したデータビットそれぞれに対応した列に属する陽極線を陽極線A1〜Amの中から選択し、選択した陽極線に定電流源を接続し、所定の画素駆動電流を供給する。
【0007】
陰極線ドライブ回路は、陰極線B1〜Bnの中で発光制御回路の陰極線選択制御信号によって選択された表示ラインをアース電位に設定して、発光すべき素子の陽極線に接続された定電流源から電流を流す。このとき、発光素子のダイオードは順方向接続となる。その際、選択されていない陰極線は高電位に接続される。このとき、発光素子のダイオードは逆方向接続となる。
上記の陽極線ドライブ回路20によって定電流源に接続された列と陰極線ドライブ回路30によってアース電位に設定された表示ラインとの間には発光駆動電流が流れ、この列と表示ラインに交差している発光素子は上記の発光駆動電流量に比例した強度で発光する。一方、陰極線ドライブ回路30によって高電位に接続された表示ラインと定電流源に接続された列との間には電流が流れ込まないので、この列と表示ラインに交差している発光素子は非発光のままである。
【0008】
以上の動作が、画素データ群D11〜D1m、D 21 〜D2m、…、Dn1〜Dnm各々について実施されると、ディスプレイパネルの画面上には、入力された画像データに応じた1フィールド分の発光パターン、つまり画像が送られる。
ところで、近年、ディスプレイパネルの大画面化を実現するにあたり、陰極線Bi(i=1〜n)及び陽極線Aj(j=1〜m)の本数を増加して画面の高詳細化が行われている。したがって、陰極線Bi及び陽極線Ajの本数の増加に従い、陰極線ドライブ回路30及び陽極線ドライブ回路20の回路規模も増大する。このとき、これらドライブ回路20及び30をIC化するに当たり、チップ面積の増大に伴う歩留まりの悪化が予想された。そこで、これらの陰極線ドライブ回路30及び陽極線ドライブ回路20それぞれを複数のチップで構成する手法を用いるのが一般的である。
【0009】
ところが、陽極線ドライブ回路20を複数のチップで構成すると製造上のトランジスタ特性のばらつきにより、各ICチップ間で上記の陽極線に供給すべき発光駆動電流の電流量に差が出てしまうため、ディスプレイパネル上に輝度が異なる領域ができてしまうと問題がある。
これを解決するための技術が特開2001−42827号公報に記載されている。同公報に記載されている技術について図8〜図10を参照して説明する。
【0010】
図8において、ディスプレイパネル10には、第1表示ライン〜第n表示ライン各々を担う陰極線(金属電極)B1〜Bnと、これら陰極線B1〜Bn各々に交叉して配列された2m個の陽極線(透明電極)A1〜A2mが形成されている。これら陰極線B1〜Bn及び陽極線A1〜A2m各々の交叉部に、図5に示されているような構造を有する発光素子E1,1〜En,2mが形成されている。尚、これら発光素子E1,1〜En,2m各々は、ディスプレイパネル10としての1画素を担うものである。
【0011】
発光制御回路1は、図9に示されているように、上記ディスプレイパネル10の第1表示ライン〜第n表示ライン各々を順次走査すべき走査線選択制御信号を陰極線ドライブ回路30に供給する。陰極線ドライブ回路30は、上記走査線選択制御信号で示される表示ラインに対応した陰極線を上記ディスプレイパネル10の陰極線B1〜Bnの内から択一的に選択してこれをアース電位に接地すると共に、その他の陰極線各々に所定の高電位Vccを夫々印加する。
【0012】
また、発光制御回路1は、入力された1画面分(n行、2m列)の画像データをディスプレイパネル10の各画素、すなわち上記発光素子E1,1〜En,2m各々に対応した画素データD1,1〜Dn,2mに変換し、これを第1列〜第m列に属するものと、第m+1列〜第2m列に属するものとに分割する。この際、上記第1列〜第m列に属する画素データを1表示ライン毎にグループ化した画素データD1,1〜D1,m、D2,1〜D2,m、D3,1〜D3,m、…、及びDn,1〜Dn,m各々を、図9に示されているように、第1駆動データGA1-mとして、順次、第1陽極線ドライブ回路21に供給する。これと同時に、発光制御回路1’は、上記第m+1列〜第2m列に属する画素データを1表示ライン毎にグループ化した画素データD1,m+1〜D1,2m、D2,m+1〜D2,2m、D3,m+1〜D3,2m、…、及びDn,m+1〜Dn,2m各々を、図9に示されているように、第2駆動データGB1-mとして、順次、第2陽極線ドライブ回路22に供給する。
【0013】
なお、これら第1駆動データGA1-m及び第2駆動データGB1-mの各々は、図9に示されているように、上記走査線選択制御信号に同期して順次、第1陽極線ドライブ回路21及び第2陽極線ドライブ回路22の各々に供給される。この際、上記第1駆動データ群GA1-mとは、ディスプレイパネル10の各表示ラインの第1列〜第m列各々に属するm個の発光素子の各々に対して、発光を実施させるか否かを指定するm個のデータビットである。また、上記第2駆動データ群GB1-mとは、ディスプレイパネル10の各表示ラインの第m+1列〜第2m列各々に属するm個の発光素子の各々に対して、発光を実施させるか否かを指定するm個のデータビットである。例えば、かかるデータビットが論理レベル“1”である場合には発光を実施させる一方、“0”である場合には発光を実施させない。
【0014】
要するに、上記公報においては、マスターチップである第1陽極線ドライブ回路21及びスレーブチップである第2陽極線ドライブ回路22の複数チップで陽極線ドライブ回路を構成する。そして、第1陽極線ドライブ回路21を駆動するバイアス電流を、電流ミラー回路を用いて第2陽極線ドライブ回路22のバイアス回路に渡し、この電流によって第2陽極線ドライブ回路22を駆動する。このように構成すれば、ほとんど同じバイアス電流で両方のドライブ回路21及び22を駆動することになるため、第1陽極線ドライブ回路のICチップと、第2陽極線ドライブ回路のICチップとの間で陽極線Ajに供給すべき発光駆動電流の差を軽減することができる。
【0015】
図10には、第1陽極線ドライブ回路21及び第2陽極線ドライブ回路22の内部構成例が示されている。同図において、第1陽極線ドライブ回路21は、内部基準電流バイアス回路211と、電流ミラー回路212と、電流DAC回路210とを含んで構成されている。
内部基準電流バイアス回路211は、基準電圧Vrefが正入力に印加されたオペアンプOP1と、その出力がゲートに印加されたPMOSトランジスタMPr及びMP0とを含んで構成されている。PMOSトランジスタMPrのソースには接地との間に基準抵抗Rrefが接続されており、この基準抵抗Rrefの両端の電圧がオペアンプOP1の負入力に印加されている。
【0016】
一方、PMOSトランジスタMP0のソースには接地との間に電流ミラー回路212が接続されている。この電流ミラー回路212には、基準抵抗Rrefを流れる電流に対応した電流I0が流れ込む。
電流ミラー回路212は、ミラー元のNMOSトランジスタMN0と、ミラーされるNMOSトランジスタMN1とから構成されており、前者に電流I0、後者に電流I1が流れる。電流出力端子Ioutと第2陽極線ドライブ回路22の電流入力端子Iinとが接続されているので、この電流I1は第2陽極線ドライブ回路22に渡されることになる。
【0017】
電流DAC回路210は、バイアス電圧Vbias1及び外部から与えられる発光制御信号に応じて動作し、発光素子駆動電流を出力するディジタルアナログコンバータである。
第2陽極線ドライブ回路22は、電流ミラー回路221及び222と、電流DAC回路220とを含んで構成されている。電流ミラー回路221は、ミラー元のPMOSトランジスタMP1と、ミラーされるPMOSトランジスタMP2とから構成されている。PMOSトランジスタMP1には上述した電流I1が流れるので、これに対応する電流I2がPMOSトランジスタMP2に流れる。
【0018】
電流ミラー回路222は、ミラー元のNMOSトランジスタMN2と、ミラーされるNMOSトランジスタMN3とから構成されている。NMOSトランジスタMN2には上述した電流I2が流れるので、これに対応する電流がNMOSトランジスタMN3に流れる。
電流DAC回路220は、バイアス電圧Vbias2及び外部から与えられる発光制御信号に応じて動作し、発光素子駆動電流を出力するディジタルアナログコンバータである。
【0019】
なお、第1陽極線ドライブ回路21及び第2陽極線ドライブ回路22内のトランジスタサイズは、MN0=MN1=MN2、MP0=MP1=MP2である。
第1陽極線ドライブ回路21内の電流DAC回路210、第2陽極線ドライブ回路22内の電流DAC回路220にはそれぞれ、ミラー元のNMOSトランジスタMN0、MN2で決まるバイアス電圧Vbias1、Vbias2が入力され、それら電圧を電流DAC回路内部のNMOSトランジスタ(図示せず)のゲートで受ける。
【0020】
このように構成すれば、陽極線ドライブ回路を複数のICチップで構成した場合でも、ディスプレイパネル上での発光輝度を均一にすることができると考えられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術においては、電流ミラー回路を用いてバイアス電流を渡している。この電流ミラー回路では、ミラー元のトランジスタとミラーされるトランジスタとのドレイン電圧がずれてしまうことによるシステマティックな電流値のずれと、トランジスタサイズ及びVonによって決まるランダムな電流値ばらつきとが発生する。
【0022】
図11には、ドレイン電圧に対するドレイン電流の特性が示されている。トランジスタにおいて、ドレイン電圧Vdsの上昇に伴い、ドレイン電流Idsが飽和すると、ドレイン電流Idsはドレイン電圧Vdsに依存しなくなるはずである。すなわち、ドレイン電流Ids−ドレイン電圧Vds特性は、本来同図中に実線で示されている理想特性S1のようになるはずである。
ところが、実際には平坦にはならず、同図中に破線で示されている実特性S2のように傾きλのドレイン電圧依存性を持つ。よって、ミラー元のトランジスタのドレイン電圧Vds1とミラーされるトランジスタのドレイン電圧Vds2とがこの傾きλの効果によって異なり、その結果ドレイン電流が若干ずれる。このドレイン電流差ΔIdsが生じるため、電流ミラー回路でのシステマティックな電流値のずれが発生する。
【0023】
また、マスターチップ側から出力されるバイアス電流とスレーブチップ側で受けるバイアス電流とのずれは、電流ミラーの数に応じて大きくなる。すなわち、図12に示されているように、陽極線チャネル方向位置に対し、電流DAC回路を通過して出力されるマスターチップとスレーブチップとの発光素子駆動電流には、電流差dが現れてしまう。この電流差dは、電流ミラー伝搬ずれによる電流差である。
【0024】
実際の回路では、チップ内部でのしきい値電圧Vthの傾向や長いゲート配線によるゲート電圧ドロップによって、マスターチップ及びスレーブチップの発光素子駆動電流には、図13のような傾きがそれぞれ発生する。すなわち、同図に示されているように、同図中の実線Jmで示されているマスターチップ出力と実線Jsで示されているスレーブチップ出力との間には、図12中の電流差dの他に、出力電流の傾きによる電流差d1及びd2が生じる。すなわち、電流ミラーによるシステマティックな電流のずれの他に、この出力電流の傾きによるシステマティックな電流のずれが更に発生することになる。したがって、その結果隣接ICチップ間での発光輝度が均一にならないという欠点がある。
【0025】
本発明は上述した従来技術の欠点を解決するためになされたものであり、その目的はマスターチップの発光駆動電流レベルをスレーブチップの発光駆動電流出力レベルで高精度に再現し、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることのできるディスプレイパネル駆動回路を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明による請求項1のディスプレイパネル駆動回路は、第1及び第2のICチップを含みこれら第1及び第2のICチップの駆動出力群を、ディスプレイパネルを構成する複数の画素素子を駆動するための第1及び第2の駆動ライン群に与えるディスプレイパネル駆動回路であって、前記第1のICチップ及び前記第2のICチップは、前記第1の駆動ライン群及び前記第2の駆動ライン群を構成する駆動ラインの中央にあるダミーの駆動出力をそれぞれ有し、前記第1のICチップのダミーの駆動出力が前記第2のICチップに入力され、前記第2のICチップのダミーの駆動出力が前記第1のICチップのダミーの駆動出力と同一になるように制御する制御手段を含むことを特徴とする。こうすることにより、マスターチップの発光駆動電流レベルをスレーブチップの発光駆動電流出力レベルで高精度に再現することができ、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることができる。
【0027】
本発明による請求項2のディスプレイパネル駆動回路は、請求項1において、前記制御手段は、前記ダミーの駆動出力同士を比較してその差を出力する比較回路を含み、この比較回路の出力に応じて前記第2のICチップのダミーの駆動出力を制御することを特徴とする。こうすることにより、フィードバック回路を形成してダミーの駆動出力同士を同一にし、その結果隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることができる。
【0030】
要するに本発明では、システマティックな電流値のずれとランダムな電流値ばらつきとのうち、電流ミラーのシステマティックな電流値のずれとチップ内部のゲート電圧の傾きによるシステマティックな電流値のずれをなくすために、ダミーの駆動出力同士の比較結果に応じてバイアス電流レベルを制御している。これにより、マスターチップの発光駆動電流レベルをスレーブチップの発光駆動電流出力レベルで高精度に再現することができる。よって、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることができ、ディスプレイパネルの画質を向上することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
(実施例1)
図1は本発明によるディスプレイパネル駆動回路の第1の実施例を示すブロック図である。同図に示されているように、本実施例によるディスプレイパネル駆動回路は、一方から他方に基準出力であるレファレンス電流を与えることによってそれぞれ動作する第1及び第2のICチップである第1陽極線ドライブ回路21及び第2陽極線ドライブ回路22を含んで構成されている。そして、これらドライブ回路21及び22の駆動出力群を、ディスプレイパネルを構成する複数の画素素子を駆動するための第1及び第2の駆動ライン群に与える。
【0032】
本回路においては、第1及び第2の駆動ライン群を構成する駆動ラインに対応しないダミーチャネルdchの駆動出力であるレファレンス電流Irefを、第1及び第2のICチップからそれぞれ導出し、これらダミーの駆動出力同士の比較結果に応じてレファレンス電流のレベルを制御する。つまり、本実施例では、マスターチップ内部のダミーチャネルの発光駆動電流について、スレーブチップ内部のダミーチャネルの発光駆動電流出力を高精度に再現する回路構成である。
【0033】
図1に示されているように、陽極線ドライブ回路(カラムドライバ)を複数のICチップで構成した際、隣接しているマスターチップ及びスレーブチップの内部にダミー出力チャネルをそれぞれ設置する。
ここでいう出力チャネルとは、図8において陽極線がA1〜Amまであったとするとm本の陽極線をドライブするための縦長の回路列があるわけで、それぞれの回路列をチャネルと呼んでいる。ダミーチャネルとは、規定の陽極線以外の陽極線をドライブするためのドライブ回路列のことである。ただし、実際にはレファレンスのために電流を出力するだけで陽極線はドライブしない。
【0034】
本例では、マスターチップのダミー出力チャネルの発光駆動電流をスレーブチップ内のフィードバック回路に渡し、レファレンス電流とする。スレーブチップのダミー出力チャネルの発光駆動電流をスレーブチップ内のフィードバック回路に戻すことで、レファレンス電流と同じになるように調整される。したがって、マスターチップの発光駆動電流をスレーブチップの発光駆動電流出力で高精度に再現することができる。上記の方式によって、隣接チップ間での発光輝度を均一にする(ディスプレイパネルの画質を向上する)ディスプレイドライバ回路を実現できる。
【0035】
具体的な回路構成が図1に示されている。同図において、第1陽極線ドライブ回路21は、内部基準電流バイアス回路211と、NMOSトランジスタMN0とを含んで構成されている。内部基準電流バイアス回路211内のPMOSトランジスタMP0を流れる電流はNMOSトランジスタMN0に与えられ、バイアス電圧Vbias1が電流DAC回路210に入力される。
電流出力端子Ioutと第2陽極線ドライブ回路22の電流入力端子Iinとが接続されているので、電流DAC回路210のダミーチャネルdchの駆動出力であるレファレンス電流Irefが第2陽極線ドライブ回路22に渡される。
【0036】
第2陽極線ドライブ回路22には、オペアンプOP2が設けられている。このオペアンプOP2は、第1陽極線ドライブ回路21からのレファレンス電流Irefと同じ電流I1が抵抗R1を流れることによって生じる電圧V1を正入力とし、電流DAC回路210のダミーチャネルdchの駆動出力であるレファレンス電流Irefと同じ電流I2が抵抗R2を流れることによって生じる電圧V2を負入力としている。このため、オペアンプOP2においては電圧V1と電圧V2とが比較され、両者の差に応じた電圧が出力される。このオペアンプOP2から出力される差電圧がPMOSトランジスタMP3に与えられる。このPMOSトランジスタMP3を流れる電流I3はNMOSトランジスタMN4に与えられ、バイアス電圧Vbias2が電流DAC回路220に入力される。したがって、電流DAC回路220とオペアンプOP2、更にはトランジスタMP3及びMN4によって矢印Yのようなフィードバック回路が構成され、ダミーチャネルdchの駆動出力同士が同一レベルになるように制御される。なお、トランジスタサイズは、MN0=MN4、MP0=MP3である。また、抵抗値は、R1=R2である。
【0037】
フィードバック回路では、比較用抵抗R1、R2の幅は大きく、抵抗値の相対ばらつきは非常に小さい。また、増幅演算器OP2の入力換算オフセットのばらつきも非常に小さいものを使用している。したがって、以下ではフィードバック回路の抵抗素子と演算器の入力換算オフセットによるランダムな電流ばらつきはないものとして、システマティックな電流値のずれを考えるとフィードバック回路によってV1=V2になり、抵抗値R1=R2であるのでI1=I2になる。フィードバック回路により、電流I1と電流I2とが等しくなるように制御されるので、第1陽極線ドライブ回路21からのレファレンス電流Irefと同じ電流が電流DAC回路220のダミーチャネルdchから導出され、第1陽極線ドライブ回路21と第2陽極線ドライブ回路22とは、ダミーチャネルdchの出力同士が等しくなる。
【0038】
この回路方式を用いることで、隣接チップ間の出力電流差がどのように改善されるか説明する。従来技術の問題点でとりあげたミラー電流のシステマティックな伝播ずれとチップ内部の出力電流の傾きがあったとすると、隣接チップ間の出力電流差は図2中のd1のようになる。
これに対し、マスターチップの中央にあるダミーチャネルのレファレンス電流をスレーブチップのフィードバック回路に入力し、スレーブチップの中央にあるダミーチャネルの出力電流をレファレンス電流に合わせにいくことによって、実線Jmで示されているマスターチップ特性の中央の出力電流レベルと破線Js1で示されているスレーブチップ特性の中央の出力電流レベルとが一致し、隣接チップ間の出力電流差は図2中のd2のようになる。したがって、大幅な改善が見込まれる。
【0039】
(参考例)
本参考例は、マスターチップの隣接ダミーチャネルの発光駆動電流をスレーブチップの隣接ダミーチャネルの発光駆動電流出力を高精度に再現する回路構成を採用する。すなわち、陽極線ドライブ回路(カラムドライバ)を複数のICチップで構成する際、隣接しているマスターチップ及びスレーブチップのそれぞれの端部にダミー出力チャネルを設置する。つまり、図3に示されているように、ダミーの駆動出力をそれぞれ出力するためのチャネル同士を、隣接させて設ける。
【0040】
上述した図1に示されている回路構成においては、ダミーの駆動出力を導出するための出力チャネルがICチップそれぞれの中央に配置されている。これに対し、本参考例においては、ICチップ間が向かい合うチップの端にダミー出力チャネルを配置する点が異なっている。
本参考例においても、マスターチップのダミー出力チャネルの発光駆動電流をスレーブチップ内のフィードバック回路に渡し、レファレンス電流とする。スレーブチップのダミー出力チャネルの発光駆動電流をスレーブチップ内のフィードバック回路に戻すことで、レファレンス電流と同じになるように調整される。したがって、隣接チップ間同士のマスターチップ端の発光駆動電流とスレーブチップ端の発光駆動電流出力の差はなくなる。上記の方式によって、隣接チップ間での発光輝度を更に均一にする(ディスプレイパネルの画質を向上する)ディスプレイドライバ回路を実現できる。
【0041】
図3において、図1の場合と同様に、トランジスタサイズは、MN0=MN4、MP0=MP3であり、抵抗値は、R1=R2である。また、フィードバック回路を用いることで、I1=I2になる特徴も図1の場合と同様である。
この回路構成を用いることで、隣接チップ間の出力電流差がどのように改善されるか図4を参照して説明する。同図において、従来技術での隣接チップ間の出力電流差は、図2の場合と同様に、d1で示されている。本実施例では、スレーブチップに隣接しているマスターチップ端にあるダミーチャネルのレファレンス電流をスレーブチップのフィードバック回路に入力し、マスターチップに隣接しているスレーブチップ端にあるダミーチャネルの出力電流をレファレンス電流に合わせるように動作する。このように動作するため、図4中の破線Js2で示されているように、スレーブチップ特性が改善される。よって、同図に示されているように、隣接しているマスターチップ端の出力電流レベルとスレーブチップ端の出力電流レベルとが一致し、隣接チップ間の出力電流差を無くすことができる。
【0042】
この場合、チップ内で出力電流が一様に変化して行くが、隣接チップ間での急激な出力電流差が無いため、発光輝度の差によって、ディスプレイパネル上に輝度が異なる領域ができてしまうという問題は発生しない。つまり、本実施例においては、発光駆動電流がチャネル方向に対して傾きを持っていた場合であっても、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることができる。以上説明したように、第1の実施例による回路構成を用いることによって、複数のICチップに設置されたマスターチップのダミーチャネルの出力電流に対して、スレーブチップのダミーチャネルの出力電流を等しくすることできる。このため、隣接チップ間での発光素子の駆動電流量の差が従来手法より大幅に軽減されるため、ディスプレイパネル上の発光輝度の均一化が図られる。
【0043】
なお、以上は2つのICチップを用いた場合について説明したが、それに限定されず、より多くのICチップを用いた場合について本発明が適用できることは明らかである。この場合においても、ICチップに対応する各駆動ラインに対応しないダミーの駆動出力を設けておき、ダミーの駆動出力同士の比較結果に応じてバイアス電圧レベルを制御することにより、マスターチップの発光駆動電流レベルをスレーブチップの発光駆動電流出力レベルで高精度に再現することができる。よって、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にすることができ、ディスプレイパネルの画質を向上することができる。
【0044】
また、以上はディスプレイパネルを構成する画素素子がEL素子である場合について説明したが、それ以外の素子である場合についても本発明が適用できることは明らかである。
さらにまた、以上の実施例においてはダミーの駆動出力同士を比較するための制御回路をスレーブチップ側に設けているが、マスターチップ側に設けても良い。いずれかのチップ内に設ければ、それらICチップ以外に特別な回路を設ける必要がなく、実装スペースを増加させずにディスプレイパネルの画質を向上することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、ICチップに設けられたダミーの駆動出力同士の比較結果に応じてバイアス電圧レベルを制御することにより、一方のICチップの発光駆動電流レベルを他方のICチップの発光駆動電流出力レベルで高精度に再現することができ、隣接ICチップ間での発光輝度を均一にし、ディスプレイパネルの画質を向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるディスプレイパネル駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディスプレイパネル駆動回路の動作を示す図である。
【図3】 参考例によるディスプレイパネル駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図3のディスプレイパネル駆動回路の動作を示す図である。
【図5】ディスプレイパネルに用いる発光素子の等価回路を示す図である。
【図6】一般的なディスプレイ装置の概略構成図である。
【図7】図6のディスプレイ装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のディスプレイパネル駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のディスプレイパネル駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来のディスプレイパネル駆動回路における陽極線ドライブ回路の内部構成を示すブロック図である。
【図11】ドレイン電圧依存性を持つドレイン電流を示す図である。
【図12】従来のディスプレイパネル駆動回路における電流ミラー伝搬ずれを示す図である。
【図13】従来のディスプレイパネル駆動回路におけるICチップ内部での出力電流の傾きを示す図である。
【符号の説明】
10 ディスプレイパネル
20 陽極線ドライブ回路
21 第1陽極線ドライブ回路
22 第2陽極線ドライブ回路
30 陰極線ドライブ回路
210、220 電流DAC回路
dch ダミーチャネル
OP1、OP2 オペアンプ
Claims (2)
- 第1及び第2のICチップを含みこれら第1及び第2のICチップの駆動出力群を、ディスプレイパネルを構成する複数の画素素子を駆動するための第1及び第2の駆動ライン群に与えるディスプレイパネル駆動回路であって、前記第1のICチップ及び前記第2のICチップは、前記第1の駆動ライン群及び前記第2の駆動ライン群を構成する駆動ラインの中央にあるダミーの駆動出力をそれぞれ有し、前記第1のICチップのダミーの駆動出力が前記第2のICチップに入力され、前記第2のICチップのダミーの駆動出力が前記第1のICチップのダミーの駆動出力と同一になるように制御する制御手段を含むことを特徴とするディスプレイパネル駆動回路。
- 前記制御手段は、前記ダミーの駆動出力同士を比較してその差を出力する比較回路を含み、この比較回路の出力に応じて前記第2のICチップのダミーの駆動出力を制御することを特徴とする請求項1記載のディスプレイパネル駆動回路。
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