JP3900856B2 - 車両フロア構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車幅方向へ延びる前後のクロスメンバと、これら前後のクロスメンバに結合され、前後のクロスメンバ間に下方へ凸状に湾曲する曲面部が形成されたフロアパネルとを備える車両フロア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のフロアパネルは、その四方がサイドメンバ、クロスメンバ、リンフォース、ロッカ等といった骨格部材により囲まれた膜状構造を構成している。そのため、かかるフロアパネルの骨格部材で囲まれた部分は、振動の影響を受け易く、特定の振動周波数に対する固有の共振点をもっている(以下、このような共振点の周波数を「固有の共振周波数」という)。
【0003】
このため、例えばエンジンの駆動による振動や排気音、また走行中に路面から伝わる振動などが、フロアパネル固有の共振周波数に一致すると、フロアパネルが共振し、車室内の乗員に不快感を与えることが知られている。特にフロアパネル固有の共振周波数が低いほど、共振による音圧レベルが増大することから、このようなフロアパネルの共振が低周波領域における不快な音の原因になっていることも解明されている。
【0004】
このような技術的背景のなか、車両のフロアパネルにおいては、フロアパネルの剛性を高めることによって、フロアパネル固有の共振周波数が高くなり、これにより共振による音圧レベルを低下させ得ることが確認されている。
具体的には、フロアパネル固有の共振周波数を高める構成として、例えばフロアパネル自体に車両の前後方向あるいは車幅方向に複数のビードを入れる構成や1または2以上の曲面を設けた曲面パネルを構成するものがある。
【0005】
フロアパネル自体に車両の前後方向あるいは車幅方向に複数のビードを入れる構成は、ビードの延びる方向に対してフロアパネルの剛性を高めることができる。しかし、ビードの幅方向に対してはビードを形成するための曲げ部分の存在により却って剛性を低くする結果を招いている。そのため、このようなビードにより強化されたフロアパネルの剛性をその前後方向および車幅方向の双方について総合的に評価すると、ビードのないものに比べてある程度は剛性を高めることはできても、フロアパネル固有の共振周波数を十分に高める程度(例えば200Hz以上)の剛性を得ることは困難であることが本願発明者らによる実験や計算機シミュレーションなどにより確認されている。
【0006】
フロアパネルに2以上の曲面を設けた構成による曲面パネルでは、曲面同士の境界において、ビードの曲げ部分と同様の曲げ部分が存在するため、複数のビードを入れる構成によるものと同様、フロアパネル固有の共振周波数を十分に高める程度の剛性を得ることが困難であると考えられる。
【0007】
フロアパネルに1の曲面を設けたいわゆる1曲面パネルの構成は、以上の構成の中でフロアパネル固有の共振周波数を最も高めることができる構成である。この1曲面パネルは、図9(A)に示すように、クロスメンバ等の隣接する骨格部材103との結合のためにフロアパネル101の曲面部102の周囲に平坦部106が設けられている。
【0008】
ここで、生産技術上の問題から、この1曲面パネルは、曲面部102と平坦部106とを比較的大きなアールで連続させるようにしてプレス成形される。つまり、フロアパネル101の曲面部102と平坦部106とが大きなアールで連続しているため、平坦部106に結合される骨格部材103を曲面部102に隣接させることはできず、曲面部102の周囲に骨格部材103で拘束されない幅Lの平坦部(以下「自由平坦部」という)106Aが存在する。これにより、曲面部102を剛体として、骨格部材103に拘束されない自由平坦部106Aをバネとした振動が生じるため、この自由平坦部106Aによりフロアパネル固有の共振周波数が低下してしまうことが、図10(B)に示すようなモデルケースにおける計算機シミュレーションの結果から明らかになっている(図10(A)参照)。
【0009】
そこで、本願出願人は、特願2000−362129号明細書に記載されているように、この1曲面パネルの剛性を高めるため、フロアパネル101の曲面部102の周囲に曲面部102と平坦部106とを段差を有して連続させる段差部108を設ける構成(図9(B)参照)を提案している。これにより、自由平坦部106Aの幅Lを小さくして1曲面パネルの剛性を高めることにより、フロアパネル固有の共振周波数を高くできるので、フロアパネルの共振による低周波領域の不快音を十分に抑制することができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような段差部を設けた1曲面パネルによると、骨格部材で囲まれた部分の面積が小さいフロアパネルでは、フロアパネルの共振による不快音を抑制する効果を十分に発揮できても、骨格部材で囲まれた部分の面積が大きいフロアパネルでは、十分な効果を発揮できないことがその後の実験や計算機シミュレーションなどにより判明した。
【0011】
即ち、骨格部材で囲まれた部分の面積が大きいフロアパネルにおいて、1曲面パネルを使用する場合、この1曲面パネルは、曲面部102が広すぎるため、段差部108を設けて自由平坦部106Aの幅Lを小さくしても曲面部102周辺の支持剛性が依然として不足する。したがって、フロアパネル固有の共振周波数を十分に高める程度の剛性を得ることは難しいことから、段差部108を設けた1曲面パネルの構成であっても、骨格部材で囲まれた部分の面積が大きいフロアパネルの場合には、共振による不快音を抑制することが困難であることが判った。
【0012】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フロアパネルの共振による不快音を抑制し得る車両フロア構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段、および発明の作用・効果】
上記した目的を達成するため、請求項1の車両フロア構造では、車幅方向へ延びる前後のクロスメンバと、これら前後のクロスメンバに結合され、前後のクロスメンバ間に下方へ凸状に湾曲する曲面部が形成されたフロアパネルと、車両の前後方向に延びて前記前後のクロスメンバに接続されこれらのクロスメンバとともに前記フロアパネルの曲面部を囲む左右のサイドメンバと、を備える車両フロア構造であって、
前記フロアパネルの曲面部を車幅方向中央に形成するとともに、前記曲面部の左右両側に段差を有して一般部に連続する段差部を設け、該段差部の前端および後端をそれぞれ前記前後のクロスメンバに連結することで、前記段差部が前記前後のクロスメンバ間に架け渡された骨格を形成して、前記フロアパネルの固有の共振周波数を200 Hz よりも高い周波数にすることを技術的特徴とする。
【0014】
請求項1では、フロアパネルの曲面部を車幅方向中央に形成するとともに、この曲面部の左右両側に段差を有して一般部に連続する段差部を設け、この段差部の前端および後端をそれぞれ曲面部前後のクロスメンバに連結する。また、この段差部が前後のクロスメンバ間に架け渡された骨格を形成して、フロアパネルの固有の共振周波数を200 Hz よりも高い周波数にする。
つまり、曲面部の左右両側にある段差部の前端と曲面部の前方にあるクロスメンバとを結合し、当該段差部の後端と曲面部の後方にあるクロスメンバとを結合する。これにより、段差部が前後のクロスメンバ間に架け渡された骨格を形成し、フロアパネルの剛性が向上する。また、フロアパネルの固有の共振周波数を200 Hz よりも高い周波数にする。したがって、このフロアパネル固有の共振周波数を十分高める程度の剛性を得ることができるので、フロアパネルの共振による不快音を抑制し得る効果がある。
なお、「一般部」とは、曲面部を除く部分(平坦部)のことである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両フロア構造の実施形態を、図を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る車両フロア構造の構成について、図1〜図8を参照して説明する。
【0016】
図2および図3に示すように、フロアパネル20には、その下面左右両側に前後方向に延びるサイドメンバ40、40が設けられ、左右のサイドメンバ40、40間に車幅方向に延びるクロスメンバ30、31が前後方向に間隔をおいて設けられ、それぞれスポット溶接により固定されている。フロアパネル20の前記サイドメンバ40、40及びクロスメンバ30、31で囲まれた部分には、車幅方向中央に曲面部26が形成されている。また、曲面部26の後方には、一般部22より低い凹状に形成された後方凹部34が設けられている。
【0017】
この曲面部26は、下方へ凸状に湾曲しており、曲面部26の左右両側には、曲面部26と一般部22とを段差を有して連続させる段差部24が設けられている。この段差部24の前端24aは、前方のクロスメンバ30に、また、段差部24の後端24bは、後方のクロスメンバ31にそれぞれ連結されている。
【0018】
このため、図2に示すように、フロアパネル20の曲面部26の左右両側の段差部24が前後のクロスメンバ30、31間に架け渡された骨格を形成するようになる。これにより、フロアパネル20の剛性を高めることができる。本実施形態の車両フロア構造では、このようにフロアパネル20の剛性を高めることで、フロアパネル固有の共振周波数を高くして、フロアパネル20の共振による不快音を抑制する。
【0019】
ここで、本実施形態に係る車両フロア構造を模式的に表すと、図1に示すような構成になる。即ち、フロアパネル20のサイドメンバ40、40及びクロスメンバ30、31で囲まれた部分には、車幅方向中央に曲面部26が形成され、この曲面部26の車幅方向の両側に段差部24(図1で斜線部分)を形成する。そして、曲面部26の前方および後方に配設されているクロスメンバ30、31に、段差部24の前端24aおよび後端24bをそれぞれ連結させる。
【0020】
つまり、フロアパネル20の曲面部26の前方に配設されたクロスメンバ30に段差部24の前端24aを連結させ、後方のクロスメンバ31に段差部24の後端24bを連結させることにより、曲面部26の左右両側の段差部24が前後のクロスメンバ30、31間に架け渡された骨格を形成する。これにより、フロアパネル20の剛性を高めることができる。すなわち、曲面部26と、その左右両側の骨格を形成する段差部24とによる相乗効果によって、フロアパネル20の剛性が著しく向上する。
【0021】
具体的には、図3〜図6に示すように構成される。
図3には、曲面部26を中心としたフロアパネル20の斜視図が示されている。また、図5(A)には、図3の5A−5A断面図、図5(B)には、図3の5B−5B断面図がそれぞれ示されている。
【0022】
図3に示すように、フロアパネル20の曲面部26の左右両側に曲面部26と一般部22とを段差を有して連続させる段差部24が形成されている。そして、曲面部26の前方のクロスメンバ30に段差部24の前端24aが交差するような位置関係でフロアパネル20とクロスメンバ30とが連結されている。
【0023】
また、段差部24の後端24bも、段差部24の前端24aと同様に、後方のクロスメンバ31と交差するような位置関係でフロアパネル20とクロスメンバ31とが連結されている。
【0024】
図4には、曲面部26の前方に位置するクロスメンバ30と、後方に位置するクロスメンバ31の斜視図が示されている。クロスメンバ30、31は、その断面がハット形状に形成されており、これによりクロスメンバ30、31の長手方向の剛性が高まることから、車幅方向に対する剛性を高くすることができる。このクロスメンバ30、31には、フロアパネル20と溶接により連結するため、それぞれフランジ部30a、31aが設けられている。このフランジ部30a、31aにスポット溶接を行うことで、クロスメンバ30、31はフロアパネル20にそれぞれ固定される。
【0025】
ここで、クロスメンバ30に設けられた後方のフランジ部30aには、車幅方向ほぼ中央に凹状に窪んだ凹部30bが形成されている。また、クロスメンバ31にも、同様に、前方および後方のフランジ部32に凹部31bが形成されている。これらの凹部30b、31bは、フロアパネル20の形状に合わせてフランジ部30a、31aを窪ませているので、クロスメンバ30、31に段差部24の前端24a及び後端24bが交差するような位置関係でフロアパネル20とクロスメンバ30、31とを連結させることができる。
【0026】
図3および図5(B)に示すように、曲面部26の車幅方向の両側に形成された段差部24によって、段差部24の頂上部分に稜線44が形成される。これにより、稜線44が通る方向に沿って剛性が高められる。つまり、段差部24の稜線44は、曲面部26の前後方向に沿って形成されているため、前後方向に対するフロアパネル20の剛性を向上させることができる。
【0027】
上述したように、曲面部26の左右両側の段差部24の前端24a及び後端24bをそれぞれクロスメンバ30、31に連結することにより、段差部24が前後のクロスメンバ30、31間に架け渡された骨格を形成し、フロアパネル20を撓みにくくしている。したがって、このフロアパネル固有の共振周波数を十分高める程度の剛性を得ることができるので、フロアパネル20の共振による不快音を抑制することができる。
【0028】
なお、本実施形態では、フロアパネル20の下面にクロスメンバ30を設けているが、図6に示すように、フロアパネル20の上面にクロスメンバ50を配設してもよい。
【0029】
次に、このような構成による車両フロア構造について行った試験結果を図7および図8に基づいて説明する。
図7には、フロアパネル20の振動周波数に対するイナータンスの特性図が示されている。同図中、実線は、従来のビードによりフロアパネル20の剛性を高めたもの、破線は、従来の1曲面パネルにより剛性を高めたものを示す。また、一点鎖線は、本実施形態の車両フロア構造により剛性を高めたものである。
【0030】
この図7に示す特性図から、従来のビード構造によるものは200Hzよりも低い100Hz付近の周波数領域にピーク(共振点)が存在している。同様に、従来の1曲面パネルの構造によるものも200Hzよりも低い周波数領域にピークが存在している。
【0031】
これに対して、本実施形態に係るものは、200Hzよりも高い周波数領域にピークが存在していることが分かる。また、ピークにおけるイナータンスを比較してみると、本実施形態に係るもののイナータンスは、従来のビード構造、1曲面パネル構造のものより低いことが同図から明らかである。
【0032】
したがって、本実施形態による車両フロア構造によると、従来の車両フロア構造と比較して、フロアパネル固有の共振周波数を高くすることができ、更に、イナータンスを低減させ得る効果があることが本特性図から確認できる。
【0033】
図8には、フロアパネル20加振時の振動周波数に対する音圧感度の特性図が示されている。同図中、実線は、従来のビード構造によりフロアパネル20の剛性を高めたもの、また、破線は本実施形態の車両フロア構造により剛性を高めたものである。
【0034】
低周波領域の車両の振動において、30Hz〜50Hzの周波数領域では、車室全床全域における膜共振が発生する。図8に示す特性図から、この領域において、本実施形態に係るものの音圧感度は、従来のものより低いことがわかる。また、50Hz〜100Hzの周波数領域では、クロスメンバ30等の骨格を含めたフロアパネル20の局部振動が発生し、100Hz〜200Hzの周波数領域では、フロアパネル20の共振が発生する。これらの領域においても、上述した30Hz〜50Hzの周波数領域と同様に、本実施形態に係るものの音圧感度は、従来のものより低い。つまり、200Hz以下の低周波領域において、本実施形態に係るものの方が従来のものよりも音圧感度の低いことがわかる。したがって、本実施形態による車両フロア構造によると、200Hz以下の周波数領域における音圧感度を低減することができる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態に係る車両フロア構造によると、曲面部26の左右両側にある段差部24の前端24aと曲面部26の前方にあるクロスメンバ30とを結合し、当該段差部24の後端24bと曲面部26の後方にあるクロスメンバ31とを結合する。これにより、段差部24が前後のクロスメンバ30、31間に架け渡された骨格を形成し、フロアパネル20の剛性が向上する。したがって、このフロアパネル20の固有の共振周波数を十分高める程度の剛性を得ることができるので、フロアパネル20の共振による不快音を抑制し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両フロア構造を模式的に表した説明図である。
【図2】本実施形態に係る車両フロア構造を適用した車両フロア構造を示す斜視図である。
【図3】図2に示すIII 線内の拡大図である。
【図4】本実施形態の車両フロア構造に用いられるクロスメンバの斜視図である。
【図5】図5(A)は、図3の5A−5A線断面図であり、図5(B)は、図3の5B−5B線断面図である。
【図6】本実施形態に係る車両フロア構造の変形例を示す説明図である。
【図7】振動周波数に対するイナータンスの特性図である。
【図8】振動周波数に対する音圧感度の特性図である。
【図9】図9(A)は、従来の段差部のない1の曲面を設けた曲面パネルの構成を示す説明図であり、図9(B)は、従来の段差部のある1の曲面を設けた曲面パネルの構成を示す説明図である。
【図10】図10(A)は、図10(B)に示すモデルケースに対して行った計算機シミュレーションの結果を示す特性図であり、図10(B)は、そのモデルケースを示す説明図である。
【符号の説明】
20 フロアパネル
22 一般部
24 段差部
24a 段差部の前端
24b 段差部の後端
26 曲面部
30 前方のクロスメンバ
31 後方のクロスメンバ
32 フランジ部
40 サイドメンバ
44 稜線
Claims (1)
- 車幅方向へ延びる前後のクロスメンバと、これら前後のクロスメンバに結合され、前後のクロスメンバ間に下方へ凸状に湾曲する曲面部が形成されたフロアパネルと、車両の前後方向に延びて前記前後のクロスメンバに接続されこれらのクロスメンバとともに前記フロアパネルの曲面部を囲む左右のサイドメンバと、を備える車両フロア構造であって、
前記フロアパネルの曲面部を車幅方向中央に形成するとともに、前記曲面部の左右両側に段差を有して一般部に連続する段差部を設け、該段差部の前端および後端をそれぞれ前記前後のクロスメンバに連結することで、前記段差部が前記前後のクロスメンバ間に架け渡された骨格を形成して、前記フロアパネルの固有の共振周波数を200 Hz よりも高い周波数にすることを特徴とする車両フロア構造。
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