JP3900638B2 - Tractor steering device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタの操向装置に関し、ステアリングハンドルを操作して一定の基準値以上に操向すると操向旋回速度が増速して、操作性を向上させるものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
トラクタによる作業では、畦際での操向旋回を行うとき、ステアリングハンドルの操作切角を一定の基準値以上にすることによって、前車輪の切角を増速して、操作性を良くするパワステアリング形態があるが、圃場の乾湿や傾斜面、更には作業条件等によってその基準値が一定であると操作し難いことがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ステアリングSの切角αが一定の基準値Mに達することによって、このステアリング切角αに対する前車輪1の操向速度vを増速して操向連動し、ステアリングSの操向切角αに対する前車輪1の操向量βの比を切替変更して操向するパワステアリング37の操向速度制御を有するトラクタの操行装置において、該基準値Mを変更調節する設定器50を設け、前記操向速度制御の停止後は、一定時間tに亘って操向速度制御の停止を維持する構成にすると共に、通常の操向速度で操向する構成としたことを特徴とするトラクタの操向装置の構成とする。
【0004】
【発明の効果】
トラクタ走行の直進行程で、ステアリングハンドル7の切角αが予め設定器50により設定された基準値Mに達しない領域での操向では、パワステアリング37による前車輪1の操向速度vは、該ステアリングSの操向速度vに応じたものとなって操向連動される。直進行程の終りから操向旋回行程に入るときは、ステアリングSの切角αが設定器50による基準値Mに達することによってパワステアリング37による前車輪1の操向速度vが増速されて、速かに旋回される。
【0005】
作業条件や走行条件等が異なることによって、前記基準値Mを変更するときは、設定器50を操作して大小に調節する。この設定器50による基準値Mを大きくすると、ステアリングSの基準値Mに達する切角αは大きくなり、ステアリングSの切角度を大きく操作したとき通常の操向速度vから増速される。又、逆に設定器50により基準値Mを小さくするときは、このステアリングSの切角αは小さくても前車輪1の操向は増速されて、操向も敏感となる。
【0006】
このように設定器50によってステアリングSによる前車輪1の操向速度変速位置である基準値Mを変更調節できるものであるから、作業条件や走行条件等に応じて速やかに変更調節することができ、的確な操向操作で安全な旋回を行うことができる。
また、旋回操向が中立位置に戻るか、終了することによって、操向速度制御が一旦停止 すると、この操向速度制御の停止は、一定時間tに亘って継続維持される。従って、この一定時間t内に旋回操向が行われても操向速度の高速変更は行われず、通常の操向速度に戻った状態を維持される。これにより、急激な操向はなく、次の直進行程への折返走行、乃至条合せを円滑に行わせることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
トラクタ車体4は、前部にエンジンEを搭載し、この後側にクラッチハウジング5、ミッションケース6等を連結している。エンジンEの前部にはステアリングハンドル7によってパワステを介して操向自在の前車輪1を有し、ミッションケース6の後部にはリヤアクスル8に後車輪9を軸装して、エンジンEの駆動で各々伝動して走行しうる四WD形態の走行装置としている。
【0008】
車体4の後側には、リフトアーム10によって上下動される三点リンク機構11を介して、耕耘爪12を有するロータリ耕耘装置13が連結される。この耕耘爪12は車体4後部のPTO軸14の連動によって回転される。15はフェンダー、16は操縦席、17はポジションレバー、18はコントローラ19を収容するコントロールボックスである。
【0009】
なお、前記前車輪1、後車輪9、及びPTO軸14への伝動機構は、エンジンEのクランク軸20から主クラッチ21を経て前進切替クラッチ22、主変速装置23、副変速装置24、及びリヤデフ25等を連動し、この左右のデフ軸26からリヤアクスル27の後車輪9を伝動しうる。左右の各デフ軸26には操向ブレーキ28が設けられる。
【0010】
又、該副変速装置24からは、前車輪伝動軸29が連動されて、四WD変速装置30を経てフロントデフ31を連動し、このフロントデフ31の左右のデフ軸32から左右の前車輪1を連動する。該四WD変速装置30は、四WDクラッチ33を有して前車輪1への伝動を入り(四WD)、切り(二WD)しうる。又倍速クラッチ34を有して前車輪1の伝動を後車輪9のほぼ2倍の速度となるように変速(倍速四WD)できる。
【0011】
又、前記PTO軸14は、前後進切替装置22部からPTOクラッチ35、及びPTO変速装置36等を介して伝動される。
前記ステアリングハンドル7によるパワステアリング37を介する前車輪1の操向連動構成は、ステアリングハンドル7の回転により油圧力によるパワステアリング37によるパワステ油圧回路38の切替えによってステアリングシリンダ39のステアリングピストン40を左、右へ移動させてナックルアーム41を操向連動する構成である。
【0012】
前記パワステアリング37からなるパワステ油圧回路38は、この回路38への供給油量を切替変更しうる切替制御弁42を設けて、油圧ポンプPからのバイパス43を切替連通させる。44は絞りで、バイパス43からこの油圧回路38への供給油量を少く制限する絞りエリアAに設けられる。他方の全開エリアBは、油量を制限しないで全開で供給する。45はこの切替制御弁42を戻しばね46に抗して切替える電磁ソレノイドである。47はパワステアリング37への油圧回路、Rはリリーフバルブ、Tはタンクポートである。53は前車輪1の操向量(切角)βと操向速度vとを検出する前輪操向センサで、ナックルアーム41部に設けられている。
【0013】
前記ステアリングSの切角αを操向速度として変更しうる操向速度制御装置2を構成するコントローラ19は、入力側に、制御入切スイッチ49、ステアリング操作によって制御を開始させるための基準値Mを設定し変更調節する制御開始角度設定ダイヤルからなる設定器50、PTOクラッチ35によるPTO入切スイッチ51、主変速装置23や副変速装置24等による変速位置を選定操作する変速位置スイッチ52、ステアリングハンドル7等によりパワステアリング37を経て前車輪1の操向量(切角)と操向速度vとを検出する前輪操向センサ53、ポジションレバー17の操作角を検出してリフトアーム10を操作角対応位置に上下回動させるポジションレバーのポテンショメータ54、そのリフトアーム10の回動角を検出するリフトアーム角センサ55、左右の前車輪1の回転数を検出する前輪回転センサ56、及び、ステアリングハンドル7の切角αと切角速度とを検出するステアリングセンサ48等を有する。
【0014】
又、コントローラ19の出力側には、前記前輪切角増大用の切替制御弁42を作動する切角増大用のソレノイド45の他に、PTOクラッチ35入力用の切替制御弁のPTOソレノイド57、及び、リフトアーム10による作業機昇降用の比例圧力制御弁の昇降ソレノイド58等を設ける。
前記ステアリングハンドル7のハンドル切角α、又は前輪操向速度vを、ステアリングセンサ48等でコントローラ19に入力していて、この切角αが基準値M未満のときは、切角ソレノイド45がOFFで、切替制御弁42の絞りエリアAが油圧回路38に切替連通されて、ステアリングハンドル7の切角度αと前車輪1の操向量βとの関係である操向速度制御線を低操向速度線L1に従って作動させる。
【0015】
又、切角αが基準値M以上のときは、切角増大ソレノイド45がON出力されて、切替制御弁42は全開エリアBを油圧回路38に位置させて、高操向速度線L2に従って作動させる。このとき、前車輪1の操向量βは、前記低操向速度線L1の場合よりも大きくなり、ステアリングの感度は敏感域にある。即ち、小さなステアリング切角で前車輪1の操向量を大きくすることができる。
【0016】
前記の操向速度制御装置2は、ステアリングセンサ48により前輪切角αが設定の基準値M以上に達したことを検出し、制御入切スイッチ49がONのもとで、リフトアーム角センサ55が設定値以上の上昇角度を検出し、変速位置センサ52が低速位置を検出し、PTO入切スイッチ51によるPTOクラッチ35が入りになっていること、及び、前輪回転センサ56の検出により左右の前車輪1の回転差が一定以上ある等の旋回操向条件が揃うことによって(図1)、切替制御弁42の切角増大用のソレノイド45が出力されて、全開エリアBに切替えられ、操向速度が高速となる。
【0017】
操向速度制御牽制装置3は、上記のような旋回操向の終了行程において、前輪操向センサ53が中立位置に戻ったことを検出したり、ステアリングセンサ48の切角αが基準値M以下になる等、旋回操向条件が欠けたときに、前記切角増大用のソレノイド45への出力が停止されて、切替制御弁42は戻しばね46で絞りエリアAに戻される。このため操向操作は低速操向速度のもとに行われる。
【0018】
この切角増大用のソレノイド45への出力停止は、コントローラ19内臓のタイマーによって予め設定のt時間(例えば10秒間)継続維持される。このt時間内においては、前記旋回条件が全て揃っても、切角増大ソレノイド45の出力は行われない。低い操向速度を維持する。このため、旋回終了行程においては、旋回操向操作がt時間以上の長時間に亘って継続しない限り、旋回は行われないため、車体4の操向蛇行を少くすることができる。
【0019】
前記制御開始角度の基準値M設定の設定器50は、前記ステアリングハンドル7の切角αが基準値Mに達することによってパワステアリング3による前車輪1の切角度βを増す制御にあって、この基準値Mを変更調節する設定ダイヤルからなる。この設定ダイヤルによる調節量はポテンショメータ等でコントローラ19に入力されて更新され、基準値Mとなる。このため、基準値Mは設定器50で簡単に設定操作でき、作業条件や走行条件等に応じて的確、迅速な設定を行うことができる。
【0020】
又、この基準値Mはステアリングセンサ48によるステアリングハンドル7の切角を検出して比較演算されるものであるが、これに代えて前輪操向センサ53自体による前輪操向角度の検出による構成としてもよい。
又、前記左右の前車輪回転センサ56の検出により、これら左右両前車輪1の回転差が一定以下に少くなると切替制御弁42が全開エリアBから絞りエリアAに切替えられて、前記高操向速度制御が停止されて、通常のステアリングハンドル7操作による低操向速度に切替る。旋回行程を終って隣接地の耕耘に入るとき、高操向速度制御から低操向速度への切替を、該左右の前車輪1の回転差検出によって自動的に行わせることにより、走行条件によって異なるハンドリング状態に対応させて、操向性を向上できる。
【0021】
ステアリングSの操向切角αに対する前車輪1の操向量βの比を切替変更して操向できる操向速度制御装置2を有したトラクタにおいて、該操向速度制御の停止後は、一定時間tに亘ってこの操向速度制御の停止を維持する操向速度制御牽制装置3を設けてなるトラクタの旋回操向制御装置の構成とすると、トラクタ走行の旋回操向制御は、旋回操向が基準値M以上の切角になることによって行われるが、このとき操向速度制御装置2によって、操向切角αに対する前車輪1の操向量βの比が大きくなるように切替制御される。
【0022】
又、旋回操向が中立位置に戻るか、終了することによって、操向速度制御が一旦停止すると、この操向速度制御の停止は、操向速度制御牽制装置3によって一定時間tに亘って継続維持される。従って、この一定時間t内に旋回操向が行われても操向速度制御装置2による操向速度の高速変更は行われず、通常の操向速度に戻った状態を維持するため、急激な操向はなく次の直進行程への折返走行、乃至条合せを円滑に行わせることができる。
【0023】
図7、図8において、上例と異なる点は、前記パワステアリング37のステアリングシリンダ39及びピストン40と直列に、操向速度制御装置2のコントローラ19からの出力で切替制御弁61で伸縮される制御シリンダ59及び制御ピストン60を連結して、この切替制御弁6による制御に故障を生じた場合でも、ステアリングシリンダ39の作動操作で操向しうる。この制御シリンダ59とピストン60との間には、ロックフック61が設けられ、制御ピストン6と共にナックルアーム41に連結するピン62回りに回動自在のロックフック61を制御シリンダ59のロックピン63に係合させて、制御シリンダ59のピストン60の伸縮を行わせないように固定できる。64は該制御シリンダ59と切替制御弁61との間の油圧回路間に連通する連通バルブで、制御シリンダ59をロックするときは、この連通バルブ64を開放状態とする。
【0024】
前記前輪操向センサ53が基準値Mの切角を検出すると、切替制御弁61を切替えて、パワステシリンダ39の伸縮による操向作動に制御シリンダ59の伸縮による操向作動が加えられて、前車輪1の操向速度を変速制御される。
図9を参照して、前記操向速度制御装置2とリフトアーム10の上昇角度との関係について、リフトアーム角度上昇率がある一定の比率を越えた時点で、操向角が増速されるように構成するもよい。ここに、(リフトアーム10角度上昇率)=(油圧レバーを上げに操作してからリフトアーム10が上昇する角度)/{(最上げ状態でのリフトアーム10角)−(現作業状態でのリフトアーム角)}で表わされる。
【0025】
耕深が深い場合は、前記操向角増速の開始基準値Mを一定高さに設定したままであると、作業機がロータリ耕耘装置の場合であると、土壌面から完全に上昇抜出さない間に急旋回が行われるために、耕耘爪の回転が横切状態となる。このような欠陥をなくするために、前記リフトアーム角度上昇率を加味することにより、作業機が地面から一定の高さに上昇した状態を検知することができる。
【0026】
リフトアーム10の上昇角を、リフトアーム軸65部に設けられるポテンショメータからなるリフトアーム角センサによって読み取りしながら最上げ位置までの角度を演算する。例えばリフトアーム角度上昇率を10%とすると、油圧レバーを操作後にリフトアーム10が5度上昇した時、操向旋回が増速される。ここで最上げ位置までの演算角度(変動値)は50度となる。
【0027】
又、前記コントローラ19には、該リフトアーム角上昇率を変更設定するスイッチダイヤルを設けて、作業機や作業条件等に適合できるように構成することができる。
図10を参照して、前記操向速度制御装置2において、リフトアーム10の上昇角度による操向旋回速度の増速切替の作動タイミングを補正するもので、耕耘装置の耕深が深い場合に、油圧レバーを操作後の作業機が地中により抜け出す時間が長くなり、その分だけ操向旋回速度の増速切替のタイミングを遅らせて、耕耘装置による耕耘終端の切上げを短い間隔で行い得る。このような作動タイミング補正の関係を示す特性グラフGは前記コントローラ19のソフトに設定登録して、出力制御できるように構成するとよい。
【0028】
図11において、上例と異なる点は、ステアリングハンドル7とパワステ37との間の、入力側と出力側とのステアリングシャフト66,67との間に遊星ギヤ機を用いて、標準操向速と増速操向速とに切替えて、パワステ操作性を向上するものである。この構成によるときは、圃場での操向旋回において、小さいハンドル7の回転で旋回でき、遊星ギヤ機構を用いて小形化できスペースを小さくできる。上下のステアリングシャフト66,67の軸芯合せが容易となる。
【0029】
前記遊星ギヤ機構は、上下ステアリングシャフト66と67との間に、切替レバー68で上下動して入り切りできる変速クラッチ69を設ける。変速クラッチ69には、出力側のステアリングシャフト67のクラッチ爪70と咬み合うクラッチ爪71を有すると共に、ギヤケース78に対して回転自在のディスクアーム72の内歯73と咬み合うクラッチ歯74を有する。このディスクアーム72には、ステアリングシャフト66,67の軸芯と平行なアーム軸75と配置して、遊星ギヤ76を回転自在に軸装し、この各遊星ギヤ76を、出力側のステアリング67に一体の太陽ギヤ77と、ステアリングポストに一体のギヤケース78に固定されたリングギヤ79との間に噛合させる。
【0030】
切替レバー68の操作で、変速クラッチ69を下動してクラッチ爪71を70に咬み合せると、遊星ギヤ機構は働かないで、ステアリングシャフト66は直結で67へ伝動される。通常時の操向伝動操作状態となる。増速時は、切替クラッチ69を上動させる。このときクラッチ爪71が70から外れ、クラッチ歯74がディスクアーム72の内歯73に歯合し、ステアリングシャフト66の回動で、これら変速クラッチ69やディスクアーム72、及びアーム軸75を回動して、遊星ギヤ76を回転させてステアリングシャフト67を増速伝動する。
【0031】
なお、前記切替レバー68に代えて、油圧シリンダや、電動シリンダ80等によって変速クラッチ69を切替えできる構成とするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 操向速度制御のフローチャート。
【図2】 操向速度制御装置、及び操向速度制御牽制装置のブロック図。
【図3】 操向速度特性を示すグラフ。
【図4】 パワステ油圧回路図。
【図5】 トラクタの伝動系路図。
【図6】 トラクタの側面図。
【図7】 一部別実施例を示す操向連動機構の平面図。
【図8】 その一部の斜視図。
【図9】 一部別実施例を示すものでリフトアーム部の作用側面図。
【図10】 制御タイミングの補正特性グラフ。
【図11】 一部別実施例を示すステアリングの側面図と、その作動を示す側断面図。
【符号の説明】
1 前車輪
7 ステアリングハンドル
37 パワステアリング
48 ステアリングセンサ
50 制御開始角設定器
51 前輪切角センサ
M 基準値
S ステアリング
α ステアリング切角
β 操向量
t 一定時間
v 操向速度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering device for a tractor, and when a steering handle is operated to a certain reference value or more, a steering turning speed is increased and operability is improved.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
When working with a tractor, the steering angle of the steering wheel is set to a certain reference value or more when steering and turning at the shore, thereby increasing the angle of the front wheel and improving the operability. Although there is a steering form, it may be difficult to operate if the reference value is constant depending on the wet and dry conditions of the field, the inclined surface, and the work conditions.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, by the turning angle of the steering S alpha reaches a certain reference value M, in conjunction steering and accelerated the
[0004]
【The invention's effect】
In steering in a region where the turning angle α of the
[0005]
When the reference value M is changed due to different working conditions, traveling conditions, etc., the
[0006]
In this way, the
In addition, when the steering speed control is temporarily stopped by returning or ending the turning steering, the stop of the steering speed control is continuously maintained for a certain time t. Therefore, even if the turning steering is performed within the predetermined time t, the high speed change of the steering speed is not performed, and the state where the normal steering speed is restored is maintained. Thereby, there is no abrupt steering, and it is possible to smoothly perform the return traveling to the next straight traveling process or the matching.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The
[0008]
A rotary tiller 13 having a tillage claw 12 is connected to the rear side of the
[0009]
The transmission mechanism for the
[0010]
A front
[0011]
The
The steering interlocking structure of the
[0012]
The power steering hydraulic circuit 38 including the
[0013]
The
[0014]
Further, on the output side of the
When the steering angle α of the
[0015]
When the cutting angle α is equal to or greater than the reference value M, the cutting
[0016]
The steering
[0017]
The steering speed control check device 3 detects that the front
[0018]
The output stop to the
[0019]
The
[0020]
The reference value M is calculated by detecting the turning angle of the
When the rotational difference between the left and right
[0021]
In the tractor having the steering
[0022]
Further, when the steering speed control is temporarily stopped by returning to the neutral position or ending, the steering speed control is stopped by the steering speed control check device 3 for a certain time t. Maintained. Therefore, even if the turning operation is performed within the predetermined time t, the operation
[0023]
7 and 8, the difference from the above example is that the switching
[0024]
When the front
Referring to FIG. 9, regarding the relationship between the steering
[0025]
When the tilling depth is deep, if the starting reference value M of the steering angle acceleration is set at a constant height, if the working machine is a rotary tiller, it is completely lifted from the soil surface. Since the sudden turn is performed during the absence of the rotation, the rotation of the tillage claw is in a transverse state. In order to eliminate such a defect, it is possible to detect a state where the work machine has been raised to a certain height from the ground by taking into account the lift arm angle increase rate.
[0026]
While the lift angle of the
[0027]
Further, the
Referring to FIG. 10, in the steering
[0028]
In FIG. 11, the difference from the above example is that a planetary gear machine is used between the
[0029]
The planetary gear mechanism is provided with a
[0030]
When the
[0031]
Instead of the switching
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart of steering speed control.
FIG. 2 is a block diagram of a steering speed control device and a steering speed control restraint device.
FIG. 3 is a graph showing steering speed characteristics.
FIG. 4 is a power steering hydraulic circuit diagram.
FIG. 5 is a transmission system diagram of a tractor.
FIG. 6 is a side view of the tractor.
FIG. 7 is a plan view of a steering interlocking mechanism showing a part of another embodiment.
FIG. 8 is a perspective view of a part thereof.
FIG. 9 is a side view of the operation of the lift arm portion, showing another embodiment.
FIG. 10 is a control characteristic correction characteristic graph.
FIG. 11 is a side view of a steering system showing a partially different embodiment and a side sectional view showing the operation thereof.
[Explanation of symbols]
1
M reference value S Steering α Steering angle
β steering amount
t Fixed time v Steering speed
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