JP3899882B2 - 開閉蓋ロック機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器の機器ケースに設けられた電池などの収納部を覆う開閉蓋のロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気機器の機器ケースに設けられた電池などの収納部を覆う開閉蓋のロック機構は、開閉蓋を閉じれば機器ケースによりロックプレートがいったん押されて移動してから元の位置に戻ることにより、使用者はロックツマミを上下させなくても自動的に開閉蓋が閉まり、ロックがかかるようになっていた。
【0003】
以下、そのような従来の開閉蓋のロック機構について、図を用いて説明する。
【0004】
図4は従来の開閉蓋ロック機構の側面から見た断面図である。開閉蓋11の矩形状の開口部11aにロックツマミ12を挿入し、開閉蓋11の内側に押さえ板13を取り付け、この押さえ板13の上をスライドできるロックプレート14をネジ15にてロックツマミ12に固定する。ロックプレート14とロックツマミ12はトーションバネ(図示せず)により矢印A方向へ付勢されている。17は開閉蓋11が取り付けられる電気機器の機器ケースである。
【0005】
以上のように構成された従来の開閉蓋のロック機構において、開閉蓋11を閉じたとき、ロックプレート14の先端部14aが機器ケース17の壁17aに当たり、一旦矢印B方向に押され、その後壁17aを過ぎてから矢印A方向に戻り、先端部14aが壁17aに引っかかる。これにより、開閉蓋11が機器ケース17にロック固定される。
【0006】
開閉蓋11を開く場合は、ロックツマミ12を矢印B方向に押し、ロックプレート14の先端部14aが機器ケース17の壁17aから外れるようにスライドさせて、開閉蓋11を開ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、バネの力でロックプレート14の先端部14aを機器ケース17の壁17aに引っかかるように付勢しているので、電気機器を落下させたりしたときの衝撃でバネの付勢力が衝撃力に負け、ロックプレート14が矢印B方向に移動し、その先端部14aが機器ケース17の壁17aから外れ、開閉蓋11が開いてしまう。開閉蓋が電池蓋の場合であれば、収納部の中の電池が飛び出すなどのトラブルが起こるという課題があった。
【0008】
これを防止する方法として、ロック機構を2重にしたものもあるが、部品点数が多く、構造も複雑になっている。
【0009】
本発明は、きわめてシンプルな部品構成で、かつ操作も簡単で落下衝撃に耐えられる開閉蓋のロック機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ロックツマミが移動できる範囲をアルファベットのL字型にして、開閉蓋を閉じた後、ロックツマミを開閉時に移動する向きと直交する向きにスライドさせるように構成したものである。
【0011】
これにより、開閉蓋の開閉方向の落下衝撃では、ロックツマミの移動が制限され開閉方向へは移動できず、ロックプレートも移動しない。また、開閉方向と直交する方向の落下衝撃では、ロックツマミはその方向へ移動するが、この方向では機器ケースに対してロックプレートが引っかかったままで、開閉方向には移動しない。従っていずれの方向への落下衝撃でも開閉蓋が開くことはない。
【0012】
このように、開閉蓋を閉じて、ロックプレートが機器ケースに引っかかったあと、ロックツマミそのものを開閉方向と直交方向にスライドさせることで、複数のツマミを使うことなくシンプルな構成でしかも操作も簡単なロック機構を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、
電気機器の機器ケースに設けられた電池などの収納部を覆う蓋体単体が有するロック機構であって、
前記蓋体は少なくとも
L字形状の開口部であるガイド部を有する、機器ケースに開閉可能に取り付けられた開閉蓋と、
前記開閉蓋の閉状態を維持させるためのロックプレートと、
前記開閉蓋を挟んで前記ロックプレートと固定されたロックツマミと、
を一体に組み込んで構成され、
前記蓋体を開く場合には、
前記開閉蓋に形成された前記L字形状のガイド部に沿って、ロックツマミを前記ロックプレートがロック方向と直交する方向、および前記ロックプレートがロック解除する方向にスライドさせることで前記蓋体を開く構成としたことを特徴とする開閉蓋ロック機構であり、複数のツマミを使うことなくシンプルな部品構成で、しかもロックツマミをロック方向と直交する方向にスライドするだけという簡単な操作を行うことで、電気機器を落下させた時の衝撃で開閉蓋が開いてしまうのを防止するという作用を有する。
【0014】
請求項2に記載の発明は、
前記開閉蓋または前記開閉蓋に取り付けられる部品にL字形状のガイド部を設け、
前記L字形状のガイド部に沿ってロックツマミを前記ロックプレートがロック方向と直交する方向、および前記ロックプレートがロックまたはロック解除する方向スライドさせることで前記蓋体を開閉可能にしたことを特徴とする請求項1記載の開閉蓋ロック機構であり、移動方向の制限をガイド部形状のみのシンプルな構成で行うことができるという作用を有する。
【0015】
請求項3に記載の発明は、
前記開閉蓋と前記ロックプレートの間に防水パッキンおよび防水パッキン押え板、前記開閉蓋と前記ロックツマミの間に防水シートを設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉蓋ロック機構であり、落下衝撃だけでなく、防水効果も向上するという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態の開閉蓋ロック機構の側面から見た断面図で、図2は分解斜視図、図3はロックツマミの動作説明図である。図において、開閉蓋1の内側には、ロックツマミ2を矢印A方向へ付勢するためのトーションバネ3が組み込まれ、さらに防水ゴムパッキン4を置いた後、ゴムパッキン押え板5で防水ゴムパッキン4とトーションバネ3を押さえてネジ6で固定されている。開閉蓋1にはL字形状の開口部1aが設けられており、開口部1aにロックツマミ2のボス部2aを防水シート7および開閉蓋1を挟んで挿入しロックプレート8をネジ9で固定する。開口部1aのL字形状の幅は、ロックツマミ2のボス部2aがスライド可能な最小の寸法に設定されており、ロックツマミ2とロックプレート8は一体としてL字形状の開口部1aに沿ってスライドできる。10は開閉蓋1が取り付けられる電気機器の機器ケースである。
【0018】
以上のように構成された本実施の形態の開閉蓋のロック機構において、開閉蓋1を閉じたとき、ロックプレート8の先端部8aが機器ケース10の壁10aに当たり、一旦矢印B方向に押され、その後壁10aを過ぎてから矢印A方向に戻り、先端部8aが壁10aに引っかかる。これにより、開閉蓋1が機器ケース10にロック固定される(図3(a))。そしてさらに、ロックツマミ2を矢印C方向に動かす(図3(b))。
【0019】
開閉蓋1を開く場合は、ロックツマミ2を矢印D方向に押し、さらに矢印B方向にスライドさせる(図3(c))ことにより、ロックプレート8の先端部8aが機器ケース10の壁10aから外れ、開閉蓋1を開けることができる。
【0020】
電気機器を落下させたりしたとき、その衝撃でトーションバネ3の付勢力が衝撃力に負けても、ロックツマミ2のボス部2aが開閉蓋1のL字形状の開口部1aの壁に当接するため、矢印B方向には動くことができない。従って、ロックプレート8も移動せず、その先端部8aが機器ケース10の壁10aから外れることがないため開閉蓋1が開く恐れはない。
【0021】
また、開閉蓋1には防水ゴムパッキン4および防水シート7が組み込まれているため、落下衝撃だけでなく、防水効果も向上するため、郊外などで使用される電気機器に適した開閉蓋のロック機構となっている。
【0022】
なお、本実施の形態ではロックツマミがガイドされるL字形状を開口部としたが、凸部、あるいは凹部によるガイドであってもよい。
【0023】
また、ロックツマミがガイドされるL字形状は両方どちらにも移動できるT字形状としてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、同一ロックツマミをロック方向と直交する方向にスライドさせる事で、複数のツマミを使うことなくシンプルな部品構成で、しかも横方向にスライドするだけという簡単な操作を行うことで、電気機器を落下させた時の衝撃で開閉蓋が開いてしまうのを防止するという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による開閉蓋ロック機構の側面から見た断面図
【図2】本発明の一実施の形態による開閉蓋ロック機構の分解斜視図
【図3】本発明の一実施の形態による開閉蓋ロック機構のロックツマミの動作説明図
【図4】従来の開閉蓋ロック機構の側面から見た断面図
【符号の説明】
1 開閉蓋
1a 開口部
2 ロックツマミ
2a ボス部
3 トーションバネ
4 防水ゴムパッキン
5 ゴムパッキン押え板
7 防水シート
8 ロックプレート
8a 先端部
10 機器ケース
Claims (3)
- 電気機器の機器ケースに設けられた電池などの収納部を覆う蓋体単体が有するロック機構であって、
前記蓋体は少なくとも
L字形状の開口部であるガイド部を有する、機器ケースに開閉可能に取り付けられた開閉蓋と、
前記開閉蓋の閉状態を維持させるためのロックプレートと、
前記開閉蓋を挟んで前記ロックプレートと固定されたロックツマミと、
を一体に組み込んで構成され、
前記蓋体を開く場合には、
前記開閉蓋に形成された前記L字形状のガイド部に沿って、ロックツマミを前記ロックプレートがロック方向と直交する方向、および前記ロックプレートがロック解除する方向にスライドさせることで前記蓋体を開く構成としたことを特徴とする開閉蓋ロック機構。 - 前記蓋体は、前記ロックツマミを前記ロックプレートがロック方向に付勢するトーションバネを有し、
前記蓋体を閉じる場合には、
前記ロックプレートの先端部が前記機器ケースの壁に当たり、前記トーションバネの付勢する方向とは逆に押し戻され、
さらに前記ロックプレートの先端部が前記機器ケースの壁を過ぎると前記トーションバネの付勢する方向に戻され前記機器ケースの壁に引っかかり、前記開閉蓋が前記機器ケースにロックされることを特徴とする請求項1記載の開閉蓋ロック機構。 - 前記開閉蓋と前記ロックプレートの間に防水パッキンおよび防水パッキン押え板、前記開閉蓋と前記ロックツマミの間に防水シートを設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉蓋ロック機構。
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JP2001307252A JP3899882B2 (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | 開閉蓋ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001307252A JP3899882B2 (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | 開閉蓋ロック機構 |
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JP2003115674A JP2003115674A (ja) | 2003-04-18 |
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ID=19126747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001307252A Expired - Lifetime JP3899882B2 (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | 開閉蓋ロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2001
- 2001-10-03 JP JP2001307252A patent/JP3899882B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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