JP3899456B2 - 研磨用組成物およびそれを用いた研磨方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体の表面平坦化加工の研磨に使用される研磨用組成物に係り、さらに詳しくは、銅、タンタル含有化合物および低誘電率絶縁材料を含む半導体デバイスの表面の平坦化加工時の研磨において、優れた平坦化特性を有し、かつ優れた研磨表面の形成に適用可能な研磨用組成物、およびこの研磨用組成物を用いた研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピューター製品の進歩は目覚ましく、これに使用される部品、例えばULSIは、年々高集積化・高速化の一途をたどっている。これに伴い、半導体デバイスのデザインルールは年々微細化が進み、デバイス製造プロセスでの焦点深度は浅くなり、パターン形成面に要求される平坦性は厳しくなってきている。
【0003】
また、配線の微細化による配線抵抗および寄生容量の増大に対処するため、配線材料としてタングステンおよびアルミニウムに代わり銅の使用が検討されており、一方、絶縁材料として二酸化ケイ素、オキシフッ化ケイ素に代わり低誘電率絶縁材料(一般的には「Low−k材料」という)の使用が検討されている。
【0004】
銅を配線材料として用いた場合、銅は、その性質上異方性エッチングによる加工が難しく、そのため以下のようなプロセスが必要とされる。すなわち、絶縁膜上に配線溝および孔を形成した後、スパッタリング法またはメッキ法により配線用の銅を成膜し(いわゆるダマシン法)、ついで、絶縁膜上に堆積した不要な銅膜を機械的研磨と化学的研磨とを組み合わせたメカノケミカル研磨(Chemical Mechanical Polishing、以下「CMP」という)により除去する。
【0005】
しかしながら、前述のプロセスでは、銅原子が絶縁膜中へ拡散しデバイス特性を劣化させることがある。そこで、銅原子の拡散を防止する目的で、配線溝または孔を形成した絶縁膜上にバリアを成膜することが検討されている。このようなバリア膜の材料としては、金属タンタルまたは窒化タンタルをはじめとするタンタル含有化合物がデバイスの信頼性の観点から最も優れており、今後採用される可能性が最も高い。なお、本発明において「タンタル含有化合物」とは窒化タンタルなどの他、金属タンタルも包含するものとし、「銅」は銅とアルミニウムなどとの合金をも包含するものとする。
【0006】
絶縁材料として用いられる一般的なLow−k材料としては、CVD系の材料として、「Black Diamond」(商品名、Applied Materials社製)、「CORAL」(商品名、Novellus Systems社製)などがあり、塗布系の材料としては、「SiLK」(商品名、The Dow Chemical社製)、「FLARE」(商品名、Honeywall Electronic Materials社製)およびこれらの多孔質材料などが挙げられ、これらが今後使用されることが予想される。
【0007】
従って、このような銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスのCMP加工プロセスは、まず最表層にある銅(銅膜)、ついでバリア膜であるタンタル含有化合物(タンタル含有化合物膜)をそれぞれ研磨し、さらにLow−k材料(Low−k膜)に達した時点で研磨を終了することとなる。
【0008】
上記の銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスの形成のためのCMP加工プロセスは、一般的には2段研磨による方法によって実施される。すなわち、まず、銅膜のみを1段目の研磨工程(以下、1研という)にて研磨し、その後、タンタル含有化合物膜およびLow−k膜を同時に2段目の研磨工程(以下、2研という)にて研磨する方法である。この方法は、1研の終了方法により以下の2つのプロセスが考えられる。まず1研にて銅膜のみを研磨し、それを▲1▼1000〜2000Åの銅膜を残して研磨がバリア膜(タンタル含有化合物膜)に達する手前にて研磨を終える方法と、▲2▼除去すべき銅膜を全て研磨除去してバリア膜(タンタル含有化合物膜)に達した後研磨を終える方法の2つである。上記▲2▼の工程によって加工を行った場合、1研が終了した時点で銅配線部分にディッシングやエロージョンが生ずるおそれがある。そのため、それらが無い状態での研磨面を得るために、上記▲1▼の工程で1研を終え、その後、2研で残された銅膜をタンタル含有化合物膜およびLow−k膜と同時に同じ研磨速度にて研磨する工程を行うことがよい。
【0009】
なお、ここでディッシングとは、研磨後の銅配線がLow−k膜に比べて窪んだ状態が生じることを意味し、エロージョンとは、密に配線が形成される部分が他の部分に比べて窪んだ状態が生じることを意味する。
【0010】
上記の1研用の研磨用組成物に関しては、特開平7−233485号公報において、アミノ酢酸およびアミド硫酸から選ばれる少なくとも1種類の有機酸と酸化剤と水とを含有する銅系金属膜用研磨液およびこの研磨液を使用した半導体装置の製造方法が開示されている。
【0011】
この研磨液を使用して銅膜を研磨すると、比較的高い研磨速度(一般的には5000Å/min程度)を得ることができる。これは銅膜表面の銅原子が酸化剤の作用により銅イオンとなり、この銅イオンをアミノ硫酸およびアミド硫酸から選ばれる少なくとも1種類の有機酸が取り込むことにより、高い研磨速度が得られるものと推察され、この研磨用組成物は、1研用の研磨用組成物、つまり銅膜を高い研磨速度で研磨することを目的とした研磨用組成物として有用である。
【0012】
一方、2研用の研磨用組成物に関しては、本発明者らは、既に研磨材、タンタルを酸化することができる酸化剤、酸化タンタルを還元することができる還元剤および水を含有させたことを特徴とした研磨用組成物およびそれを用いた研磨方法(特開2000−160139号公報)と、これをさらに改善した、研磨材、シュウ酸、エチレンジアミン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体および水を含有させた研磨用組成物、並びに、研磨材、シュウ酸、エチレンジアミン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、過酸化水素および水を含有させた研磨用組成物(特開2001−89747号公報)とを提案している。これらの発明は、絶縁材料として、二酸化ケイ素またはオキシフッ化ケイ素を用いた場合に有用な研磨用組成物に関するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の2研用の研磨用組成物を用いてLow−k材料の研磨加工を行った場合、Low−k材料を十分な研磨速度で研磨することは非常に困難であった。そのため、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を同程度でかつ高い研磨速度で研磨することができず、よってこれらのプロセスに合致した研磨用組成物の開発が望まれていた。
【0014】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスの製造におけるCMP加工プロセスにおいて、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を、ほぼ同程度でかつ高い研磨速度で研磨することのできる研磨用組成物およびそれを用いた研磨方法を提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る研磨用組成物は、(a)組成物全体に対して30〜450g/Lの、表面がアルミナ又はジルコニアで表面処理された、表面が正に帯電したコロイダルシリカと、(b)組成物全体に対して5〜250g/Lの、表面が負に帯電したコロイダルシリカと、(c)組成物全体に対して0.5〜30g/Lの、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸と、(d)組成物全体に対して0.02〜2g/Lの、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤と、(e)水とを含んでなることを特徴とするものである。
【0016】
さらに、前記(a)の表面が正に帯電したコロイダルシリカと、(b)の表面が負に帯電したコロイダルシリカとを共存させるために、pHを1.5〜4の範囲内にしたものである。
【0017】
本発明に係る研磨用組成物は、さらに、(f)ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含んでなることを特徴とするものである。
【0018】
本発明に係る研磨方法は、前記研磨用組成物を用いて、基材上に少なくとも銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスを研磨することを特徴とする方法である。
【0019】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0020】
<表面が正に帯電したコロイダルシリカ>
本発明に係る研磨用組成物は、2種のコロイダルシリカを含んでなる。その1つ目は、表面が正に帯電したコロイダルシリカである。表面が正に帯電したコロイダルシリカは、Low−k膜に対して研磨を促進する働きを有する。従って、表面が正に帯電したコロイダルシリカの含有量が増せば、Low−k膜に対する研磨速度は高くなり、一方、その量を減少させれば、Low−k膜に対する研磨速度は低くなる。一方、銅膜に対しては、ある程度の研磨を促進させる効果はあるが、顕著ではない。また、タンタル含有化合物膜に対しては、ほとんど研磨速度に影響を与えない。
【0021】
表面が正に帯電したコロイダルシリカとしては、例えばその表面をアルミナまたはジルコニアで処理したものを用いるのが好ましい。アルミナおよびジルコニアは、pHが低い状態においては正に帯電する。従って、コロイダルシリカの表面をアルミナまたはジルコニアで処理することにより、コロイダルシリカ表面を正に帯電させることができる。コロイダルシリカの表面をアルミナまたはジルコニアで処理する方法としては、例えば有機アルミニウム化合物または有機ジルコニウム化合物とコロイダルシリカとを溶媒中で反応させる方法があるが、前記方法に限定されず、その他の任意の処理によるものであってもよい。
【0022】
なお、コロイダルシリカの表面が正に帯電しているかどうかについては、ゼータ電位計を用いてコロイダルシリカの表面電位を測定することで確認することができる。一般的には、ゼータ電位計による表面電位が5mV以上であれば、コロイダルシリカは正で帯電していると言える。本発明に係る研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカとしては、表面電位が10mV〜40mVのものが好ましく、15mV〜30mVのものがより好ましい。また、表面がアルミナまたはジルコニアで処理されているかどうかについては、例えばエネルギー分散型X線分析装置を用いて測定することで確認することができる。
【0023】
表面が正に帯電したコロイダルシリカの含有量は、組成物全体に対して50〜400g/Lが好ましく、100〜300g/Lがより好ましい。含有量が少なすぎると、Low−k膜に対する研磨速度が低くなりすぎるため好ましくない。一方、含有量が多すぎると、Low−k膜に対する研磨速度は高くなるが、コロイダルシリカの粒子同志が凝集し易くなり、その結果、研磨傷を誘発したり研磨用組成物がゲル化し易くなって好ましくない。
【0024】
表面が正に帯電したコロイダルシリカの粒子径は、5〜100nmが好ましく、10〜50nmの範囲内がより好ましい。粒子径が小さすぎると、Low−k膜に対する研磨速度が低くなりすぎるため好ましくない。一方、粒子径が大きすぎると、Low−k膜に対する研磨速度は高くなるが、研磨用組成物が沈殿し易くなり、また研磨傷を誘発し易くなるため好ましくない。なお、ここでいう粒子径は、窒素吸着法(BET法)によって測定される比表面積から算出される粒子径を指すが、粒子径はその他電子顕微鏡観察(SEMまたはTEM)により計測された粒子径であってもよく、その場合であってもほぼ同等の粒子径を持つことが好ましい。
【0025】
<表面が負に帯電したコロイダルシリカ>
本発明に係る研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカの2つ目は、表面が負に帯電したコロイダルシリカである。一般的に、コロイダルシリカは全てのpH領域で負に帯電しているため、通常のコロイダルシリカをそのまま用いればよく、負に帯電させるための特別な処理を施す必要はない。一般的なコロイダルシリカは、表面電位が−40mV〜−5mV程度であることが知られており、その値から大きくはずれていない限り、本発明に係る研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカとして使用するのに差し支えない。
【0026】
この表面が負に帯電したコロイダルシリカは、後述の酸と働き合い、タンタル含有化合物膜に対する研磨を促進する。なお、銅膜に対しては、ある程度の研磨を促進させる効果はあるが顕著ではない。一方、Low−k膜に対しては、研磨速度に与える影響はほとんどない。
【0027】
表面が負に帯電したコロイダルシリカの含有量は、組成物全体に対して10〜200g/Lが好ましく、20〜100g/Lがより好ましい。含有量が少なすぎると、タンタル含有化合物膜に対する研磨速度が低くなりすぎるため好ましくない。一方、含有量が多すぎると、タンタル含有化合物膜に対する研磨速度は高くなるが、コロイダルシリカの粒子同志が凝集し易くなり、その結果、研磨傷を誘発したり研磨用組成物がゲル化し易くなって好ましくない。
【0028】
表面が負に帯電したコロイダルシリカの粒子径は、2〜50nmが好ましく、5〜40nmの範囲内がより好ましい。2nm以下の小さなコロイダルシリカを製造することは、粒子が不安定であるため困難であり、粒子径が大きすぎると、研磨用組成物が沈殿し易くなり、また研磨傷を誘発し易くなるため好ましくない。
【0029】
<酸>
本発明に係る研磨用組成物は、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸を含んでなる。本発明に係る研磨用組成物に含まれる酸は、タンタル含有化合物膜に対する研磨速度を促進する作用を担う。これらのうち、タンタル含有化合物膜の研磨促進および銅膜に対する腐食の観点から考えると、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸が好ましく、硝酸または乳酸を用いるのがより好ましい。
【0030】
酸の含有量は、組成物全体に対して1〜20g/Lが好ましく、3〜10g/Lの範囲内がより好ましい。酸の含有量が少なすぎると、タンタル含有化合物膜に対する研磨速度が低すぎるため好ましくない。一方、酸の含有量が多すぎると、タンタル含有化合物膜に対する研磨速度は高くなるが、Low−k膜に対する研磨速度が低くなる傾向にあり、また、pHが低くなりすぎるため、使用上廃水処理する場合に輸送上の問題が発生することがある。
【0031】
<防食剤>
本発明に係る研磨用組成物は、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤を含んでなる。ここで言う誘導体とは、例えばベンゾトリアゾールの誘導体として、ベンゾトリアゾールのベンゼン環の水素原子をアルキル基で置換したものや、これらを含む混合物等が挙げられる。これら防食剤は、銅膜の研磨速度を所望の値まで減ずるためと、研磨後の銅膜表面の腐蝕を防止するために含有される。なお、タンタル含有化合物膜およびLow−k膜に対する研磨速度に対してはほとんど影響を与えない。
【0032】
防食剤の含有量は、組成物全体に対して0.05〜1g/Lが好ましく、0.1〜0.5g/Lの範囲内がより好ましい。防食剤の含有量が少なすぎると、銅膜に対する研磨速度が高くなりすぎる傾向があり好ましくない。一方、防食剤の含有量が多すぎると、銅膜に対する研磨を抑制するために、銅膜に対する研磨速度が低くなりすぎる。また、防食剤自体が水に溶けにくい性質があるため、製造時に防食剤の溶解が困難であったり、貯蔵または輸送時に低温下で析出するおそれがあり好ましくない。
【0033】
<水>
本発明に係る研磨用組成物は、水を含んでなる。水は、上記の各成分が正確にその役割を果たせるように、不純分を極力減らしたものを使用することが好ましい。すなわち、イオン交換樹脂にて不純物イオンを除去し、フィルターを通して異物を除去したものまたは蒸留水を使用することが好ましい。
【0034】
<有機化合物>
本発明に係る研磨用組成物は、必要に応じてさらにポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含んでなる。これらの有機化合物の一般式を表1に示す。これらの有機化合物は、表面が正に帯電したコロイダルシリカと表面が負に帯電したコロイダルシリカとの間の凝集を防ぎ、コロイダルシリカの凝集による研磨傷を抑制する働きがある。また、これら有機化合物のうち、安価で取り扱いが容易なポリエチレンオキサイドを用いることが好ましい。
【0035】
【表1】
【0036】
有機化合物の含有量は、組成物全体に対して100g/L以下が好ましく、1〜20g/Lの範囲内がより好ましい。有機化合物を含有しなかった場合、表面が正に帯電したコロイダルシリカと表面が負に帯電したコロイダルシリカとの間に凝集が生ずることがあり、これが原因で研磨面に研磨傷が発生し易くなるおそれがある。一方、有機化合物の含有量が多すぎると、タンタル含有化合物膜やLow−k膜についての研磨速度が低くなるため好ましくない。
【0037】
<研磨用組成物>
本発明に係る研磨用組成物は、上記各成分、すなわち、表面が正に帯電したコロイダルシリカと、表面が負に帯電したコロイダルシリカと、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸と、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤とを水に混合し、溶解または分散させることによって調製する。さらに、場合によってはポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を混合して調製する。コロイダルシリカは、この組成物中に均一に分散して懸濁液となり、他の成分は水に溶解する。この各成分の混合、溶解または分散の順序と方法は任意であり、例えば翼式攪拌機による攪拌または超音波分散を用いてもよい。
【0038】
本発明に係る研磨用組成物のpHに関しては、1.5〜4が好ましく、2〜3の範囲内がより好ましい。pHをこれらの範囲内とすることによって、表面が正に帯電したコロイダルシリカと表面が負に帯電したコロイダルシリカとは共存し得る。上記各成分の含有量を調整することで、研磨用組成物のpHを前記範囲内に調整することが可能であり、また、それが好ましい。但し、輸送上の問題、環境への配慮、研磨速度の微調整のため、さらにpH調整剤を含有させることができる。pH調整剤としては、酸側に変化させたい場合、上述した酸の他に、例えば炭酸、燐酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、安息香酸、サリチル酸、フタル酸などを用いればよい。一方、アルカリ側に変化させたい場合は、例えば水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、ヒドロキシルアミン、水酸化トリメチルアミン、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどを添加することが可能である。
【0039】
また、本発明に係る研磨用組成物は、比較的高濃度の原液として調製して貯蔵または輸送などをし、実際の研磨加工時に希釈して使用することもできる。上述の好ましい含有量の範囲は、実際の研磨加工時のものとして記述したものであり、使用時に希釈して使用する方法をとる場合は、貯蔵または輸送などの状態においてはより高濃度の溶液となることは言うまでもない。
【0040】
<研磨方法>
本発明に係る研磨方法は、上記各成分、すなわち、表面が正に帯電したコロイダルシリカと、表面が負に帯電したコロイダルシリカと、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸と、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤と、水と、さらに場合によってはポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物とを含有してなる研磨用組成物を用いて、基板上に少なくとも銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスを研磨することを含んでなる。
【0041】
そして、この研磨方法は、銅膜、タンタル含有化合物膜(バリア膜)およびLow−k膜(絶縁膜)をほぼ同程度の研磨速度で研磨することができる。具体的には、それぞれの膜に対して500〜1500Å/minの研磨速度で研磨することができる。従って、研磨後の半導体デバイスに対する優れた平坦性と、研磨傷の少ない優れた研磨表面を実現することができる。
なお、この研磨速度の調整は、研磨機自体の設定によって自由に制御できる。すなわち、研磨圧力と、プレートおよびキャリアの回転数に伴う線速度との設定によって制御される。一般的に研磨速度は、研磨速度∝研磨圧力×線速度の関係式により一義的に決定される。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用いて具体的に説明する。なお、本発明はその要旨を越えない限り、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
【0043】
【実施例】
実験1:実施例1〜34および比較例1〜2
<研磨用組成物の内容および調製>
粒子径が35nmで、ゼータ電位が+25mVであり、有機アルミニウム化合物を用いて表面処理を施した表面が正に帯電したコロイダルシリカと、粒子径が30nmで、ゼータ電位が−5mVの表面が負に帯電したコロイダルシリカと、酸として硝酸と、防食剤としてベンゾトリアゾールと、有機化合物としてポリエチレンオキサイドとを、表2に示す割合で配合されるように水に混合し、実施例1〜34および比較例1〜2の各研磨用組成物を調製した。
【0044】
実施例26は有機化合物のポリエチレンオキサイドを含有しないものである。実施例33は、有機ジルコニア化合物を用いて表面処理を施した表面が正に帯電したコロイダルシリカを用いたものであり、そのゼータ電位は+17mVである。実施例34は、酸として乳酸を用いたものである。
【0045】
比較例1は、表面が正に帯電したコロイダルシリカを含有しないものであり、比較例2は表面が負に帯電したコロイダルシリカを含有しないものである。
【0046】
【表2】
【0047】
<研磨試験>
被研磨物として、電解メッキ法で銅を10000Å成膜したウェーハー、スパッタリング法で窒化タンタルを2000Å成膜したウェーハーおよびCVD法でLow−k材料「CORAL」(商品名、Novellus Systems社製)を5000Å成膜したウェーハーを、それぞれ3cm角の板状に切り出して加工し、実施例1〜34および比較例1〜2の各研磨用組成物を用いて、それぞれの成膜面を下記の条件で研磨した。
研磨条件
研磨機 Table Top Polisher(Engis社製)
研磨パッド IC−1000(ロデール・ニッタ(株)製)
研磨時間 1分間
定盤回転数 50rpm
キャリア回転数 50rpm
研磨加工圧力 2.6psi(約18kPa)
研磨用組成物供給速度 50ml/分
【0048】
研磨後、ウェーハーを順次洗浄して乾燥し、以下に示す装置および方法で、銅膜、窒化タンタル膜およびLow−k膜の各研磨速度を求めた。得られた結果を表2に示す。
銅膜および窒化タンタル膜の研磨速度:
シート抵抗器 VR−120 (国際電気システムサービス社製)
Low−k膜の研磨速度:
光学式膜圧測定器 VM−2030(大日本スクリーン製造社製)
測定方法:
ウェーハー内の膜厚を5点測定し、研磨前後の膜厚差から研磨速度を計算。
【0049】
表2から明らかなように、比較例1の表面が正に帯電したコロイダルシリカを含有しない研磨用組成物は、銅膜およびLow−k膜をほとんど研磨することができなかった。また、比較例2の表面が負に帯電したコロイダルシリカを含有しない研磨用組成物は、Low−k膜には十分な研磨速度が得られたものの、窒化タンタル膜には十分な研磨速度は得られなかった。これに対して、実施例1〜34の各研磨用組成物は、銅膜、窒化タンタル膜およびLow−k膜に対して十分な研磨速度が得られた。よって、実施例1〜34の各研磨用組成物を2研用として使用した場合、銅膜、タンタル含有化合物膜およびLow−k膜をほぼ同程度で高い研磨速度で研磨加工することができ、研磨後の優れた平坦性と、研磨傷の少ない優れた研磨表面とが得られることがわかる。
【0050】
実験2:実施例35〜45
<研磨用組成物の内容および調整>
表面が正に帯電したコロイダルシリカおよび表面が負に帯電したコロイダルシリカの粒子径を、表3に示す各種のものとし、これらのコロイダルシリカと、酸として硝酸と、防食剤としてベンゾトリアゾールと、有機化合物としてポリエチレンオキサイドとを、表2の実施例4に示す割合で配合されるように水に混合し、実施例35〜45の各研磨用組成物を調製した。なお、表面が正に帯電したコロイダルシリカのゼータ電位は+25mVであり、表面が負に帯電したコロイダルシリカのゼータ電位は−5mVであった。そして、調製された各研磨用組成物を用いて、実験1と同様に研磨試験を行い、銅膜、窒化タンタル膜およびLow−k膜の各研磨速度を求めた。得られた結果を表3に示す。
【0051】
【表3】
【0052】
表3から明らかなように、実施例35〜45の各研磨用組成物は、いずれも銅膜、窒化タンタル膜およびLow−k膜に対して十分な研磨速度が得られた。よって、実施例35〜45の各研磨用組成物を2研用として使用した場合、銅膜、タンタル含有化合物膜およびLow−k膜をほぼ同程度で高い研磨速度で研磨加工することができ、研磨後の優れた平坦性と、研磨傷の少ない優れた研磨表面とが得られることがわかる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る研磨用組成物は、(a)表面が正に帯電したコロイダルシリカと、(b)表面が負に帯電したコロイダルシリカと、(c)硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸と、(d)ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤と、(e)水とを含んでなるものである。
【0054】
これにより、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスの製造におけるCMP加工プロセスにおいて、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料に対してほぼ同程度で高い研磨速度で研磨加工することができ、研磨後の半導体デバイスの優れた平坦性と、研磨傷の少ない優れた研磨表面を実現することができる。
【0055】
本発明に係る研磨用組成物は、(a)の表面が正に帯電したコロイダルシリカは、その表面がアルミナまたはジルコニアで表面処理されているので、コロイダルシリカの表面を正に帯電させることができる。
【0056】
本発明に係る研磨用組成物は、さらに、(f)ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含んでなるので、表面が正に帯電したコロイダルシリカと表面が負に帯電したコロイダルシリカとの間の凝集を防ぐことができ、コロイダルシリカの凝集による研磨傷を抑制することができる。
【0057】
本発明に係る研磨方法は、前記研磨用組成物を用いて、基材上に少なくとも銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料を含む半導体デバイスを研磨する方法であるので、銅、タンタル含有化合物およびLow−k材料に対してほぼ同程度で高い研磨速度の研磨加工を行うことができ、研磨後の半導体デバイスの優れた平坦性と、研磨傷の少ない優れた研磨表面を実現することができる。
Claims (3)
- (a)組成物全体に対して30〜450g/Lの、表面がアルミナ又はジルコニアで表面処理されてた、表面が正に帯電したコロイダルシリカと、
(b)組成物全体に対して5〜250g/Lの、表面が負に帯電したコロイダルシリカと、
(c)組成物全体に対して0.5〜30g/Lの、硝酸、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酪酸およびマロン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の酸と、
(d)組成物全体に対して0.02〜2g/Lの、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、イミダゾール、トリルトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種類の防食剤と、
(e)水とを含んでなり、
さらにpHが1.5〜4であることを特徴とする研磨用組成物。 - さらに、(f)ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含んでなることを特徴とする請求項1に記載の研磨用組成物。
- 請求項1又は2に記載の研磨用組成物を用いて、基材上に少なくとも銅、タンタル含有化合物および低誘電率絶縁材料を含む半導体デバイスを研磨することを特徴とする研磨方法。
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