JP3887170B2 - 安全フロントを備えたボタンコネクタ - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は電気的コネクタセットに一般に関し、より詳細には、第1及び第2のコネクタであって、第1のコネクタと第2のコネクタとが係合していない場合に電気的接触を破壊する付勢部材を一方が有する第1及び第2のコネクタを有する電気的コネクタセットに関する。
【0002】
(発明の背景)
ラックやパネルに設置されるように構成された従来のピン及びソケット型のコネクタは、その機械的な使用及び安全性に影響する一定の制限を有する。大きな電力を用いる用途では、これらのコネクタは大径の接点を必要とし、適性な嵌め合いを得るために、径方向、深さ、及び軸方向の位置において正確に整列させなければならない。この接点の物理的な大きさのため、コネクタが嵌め合っていない状態で電力が与えられると、大きな帯電表面積が露出することになる。このような露出は帯電表面に誤って接触する機器や人間にとって大変危険である。大きく突出したオス側のピンは機械的に破損したり横方向の負荷によって折れ曲がったりする。更にこれらのピンはしばしば尖っており、人に刺さったりして安全面から見て危険である。
【0003】
したがって、当該技術分野にあっては、不注意による電気ショックや物理的な怪我の危険性、及び機械的な破損の可能性が低減した電気コネクタが求められていることは明らかである。
【0004】
(発明の概要)
本発明に基づけば、第1及び第2のコネクタを備えた大電力用コネクタが与えられる。第1及び第2のコネクタは互いに電気的に接続されるように構成される。第1のコネクタは比較的導電性の低い材料にて好ましくは形成される第1のハウジングを有する。第1のハウジングは第1及び第2の半分部分を有し、これらはネジなどの固定要素を対応する孔に挿通することにより互いに堅く取り付けられる。第1のコネクタは第1のハウジング以外に第1及び第2の接点を有する。第1及び第2の接点は少なくとも部分的に第1のハウジング内部に保持される。第1のハウジング内において第1の接点と第2の接点との間には弾性付勢部材が配され、通常時において第1の接点と第2の接点とを互いに間隔をおいた位置関係に保つ。
【0005】
好ましい実施形態においては、第1の接点は円形かつほぼ平面状をなす嵌合面を有する。この嵌合面は第1のハウジング内に陥入しているため、第1のコネクタはメス側コネクタとなっている。更に、第2の接点は導線に接続されるように構成された一体形成された端子部分を有する。付勢部材は環状の形状を有し、好ましくはエラストマーにて形成される。コネクタセットの第2のコネクタは、同じ形状に形成された第1及び第2の半分部分を含む第2のハウジングを有する。第1及び第2の半分部分は導電性の低い材料にて形成され、互いに堅く取り付けられる。第2のハウジングの第1及び第2の半分部分はまた、第1のハウジングの第1及び第2の半分部分と同じ形状に形成される。第2のコネクタは、第2のハウジング以外に、第2のハウジング内に少なくとも部分的に保持されるとともに一体形成された端子部分を備えた第3の接点を有する。第3の接点は更に、円形かつほぼ平面状をなす係合面を有する。この係合面は第2のハウジングから突出しているため、第2のコネクタはオス側コネクタとなる。第2のコネクタは更に、第3の接点と第2のハウジングとの間に延びる2個の弾性ブッシュ部材を有する。これらのブッシュ部材は互いに、また付勢部材と同じ形状に形成され、それぞれ好ましくはエラストマーにて形成される。
【0006】
本発明のコネクタセットにおいては、第1及び第2のコネクタの相互の電気的接続は、可動である第2のコネクタの第3の接点の係合面と、固定された第1のコネクタの第1の接点の係合面とを、初めに軸方向に一直線上に整列させて置くことにより容易となる。この後、第3の接点、特にその係合面が第1のハウジング内に受容され、第1の接点の係合面に対して当接するように第2のコネクタを第1のコネクタに向けて進める。第3の接点の係合面によって付勢部材を圧縮するうえで充分な大きさの圧力が第1の接点の係合面に作用するように第2のコネクタは第1のコネクタに向けて進められる。このように付勢部材が圧縮されることにより、第1の接点と第2の接点との導電可能な係合が与えられ、第3の接点は第1の接点を介して第2の接点に電気的に接続される。
【0007】
第2のコネクタのブッシュ部材は、第2のハウジングに対する第3の接点の径方向及び/または軸方向の運動を許容するため、第2のコネクタが第1のコネクタに向けて進められて係合面同士が互いに当接、接触させられる際の係合面間のいかなる不整合をも補償することが可能である点は重要である。第2のコネクタでは、ブッシュ部材は第2のハウジングとフランジ部分との間において若干圧縮されるため、第3の接点に外向きの付勢力が作用する。したがって、不整合を補償すること以外にも、ブッシュ部材により、係合面が互いに当接する際に第3の接点の係合面によって第1の接点の係合面に一定した圧力が作用することになる。ブッシュ部材によって与えられる付勢力に基づく、第3の接点の係合面が第1の接点の係合面に作用させるこの更なる力すなわち圧力により、第1のコネクタの付勢部材は更に圧縮される。
【0008】
本発明は当該技術分野における1つの進歩であって従来のコネクタの構成に付随する制限を解消するものである。
従来のコネクタセットの構成ではコネクタセットが非係合状態にある場合に放電する可能性がある。本発明は、コネクタセットが非係合状態にある場合に第1のコネクタ(オス側)内の電気的接続が付勢部材によって途絶されるような安全手段を第1のコネクタ内に有するものである。更に、露出接点である第1及び第3の接点が好ましくは平らな面として形成されるので刺さることによる怪我の心配がない。
【0009】
従来のピンとソケット式の構成と比較した場合の利点として、露出する第1及び第3の接点が、平面状をなし、比較的高さの小さい形状のために比較的に大きな機械的強度を有する点がある。すなわち、本発明のコネクタセットによって機械的な破損の可能性が低減される。
【0010】
第1及び第2のコネクタは、コネクタを高い精度で整列させることなく電気的に嵌め合わせることが可能であるように構成されている点は重要である。これは、第2のハウジング内にブッシュ部材を用いて、係合面としての第1の接点と第3の接点との径方向及び/または軸方向の不整合を補償することによって容易となっている。
【0011】
構成要素の多くが同じであり互換可能である点は有利である。第1のハウジングと第2のハウジングとは同じ形状に形成されている。同様に、付勢部材及びブッシュ部材はすべて互換可能である。本発明のコネクタセットの全体的な構成は単純かつ簡単なものである。本発明のコネクタセットは標準的な工具を使用して組み立てることが可能であり、必要に応じて出張修理することが可能である。第2及び第3の接点の後部を単純に加工することにより特定の用途において望ましい導線接続を行うことが可能である。
【0012】
したがって本発明は当該技術分野における1つの進歩といえる。
(発明の詳細な説明)
あくまで本発明の好ましい一実施形態を説明することを目的とするものであって、発明を限定することを目的とするものではない図面をここで参照する。図1は従来技術に基づくピンとソケット式のコネクタセットを示したものであり、図2〜4は本発明に基づいて構成された電気コネクタを示したものである。
【0013】
図1を参照すると、従来技術において知られるような従来のピンとソケット式のコネクタセット10が示されている。通常、オス側コネクタ12とメス側コネクタ14が与えられる。オス側コネクタ12は複数の接触ピン16及び2本の整合ピン18を有する。メス側コネクタ14には、オス側コネクタ12の対応する接触ピン16を受容するように形成された複数のソケット20が設けられている。更に、オス側コネクタ12の対応する整合ピン18を受容するように形成された2個の整合孔22が設けられている。接触ピン16及び整合ピン18は、通常、各ソケット20及び整合孔22内への挿入を容易とするために尖鋭すなわち尖った端を有する。
【0014】
整合ピン18は、通常は接触ピン16よりも長い。整合ピン18がメス側コネクタ14の整合孔22に挿入される際、整合ピン18はこれに続く接触ピン16の対応するソケット20への挿入を案内する。
【0015】
実際の使用に際しては、メス側コネクタ14は可動電気パネルまたはディスプレイに取り付けられ、オス側コネクタ12は比較的大きな固定ラックまたはハウジングに取り付けられる。通常は、メス側コネクタ14が帯電させられる。嵌め合い状態にないメス側コネクタ14に電力が与えられる場合、大きな帯電表面積に触れる危険性が大きい。ソケット20の直径が、人の指先などの導電性表面が直接触れることが可能であるような大きさである場合にこの危険性は特に大きい。
【0016】
更に、接触ピン16及び整合ピン18は尖った先端を有するために、人に刺さったりして安全性の面から見て危険である。オス側ピン16は細長く突出した形状を有するために機械的な破損を生じたり横方向の負荷によって折れ曲がったりする。したがって、従来のピンとソケット式のコネクタセット10はその機械的使用や安全性に影響する多くの制限を有する。
【0017】
本発明に基づけば、図2〜4に示されるような第1及び第2のコネクタ26,28を有するコネクタセット24が提供される。第1及び第2のコネクタ26,28は互いに電気的に接続可能であるように構成されている。第1のコネクタ26は、例としてプラスチックや樹脂などの比較的低い導電性を有する材料にて好ましくは形成される第1のハウジングを有する。第1のハウジング30は、同じ形状を有する第1及び第2の半分部分32a,32bから構成される。第1及び第2の半分部分32a,32bは、これらに設けられる対応した孔を通じてネジなどの固定要素を進めることによって互いに堅く取り付けられる。第1のコネクタ26は、第1のハウジング30以外に第1及び第2の接点34,36を有する。第1及び第2の接点34,36は第1のハウジング30内に少なくとも部分的に保持される。第1のハウジング30内の第1及び第2の接点34,36の間には弾性付勢部材38が配される。弾性付勢部材38は、通常時において第1及び第2の接点34,36を互いに間隔をおいた位置関係に保つものである。
【0018】
図3に組立分解図にて示されるような本発明の好ましい実施形態においては、第1の接点34は、円形かつほぼ平面状をなす係合面40を有する。係合面40は第1のハウジング30内に陥入しているため、第1のコネクタ26はメス側コネクタとなる。更に、第2の接点36は、図に示されていない導線に接続することが可能な構成を有する一体形成された端子部分42を有する。付勢部材38は好ましくは環状の形状を有し、エラストマーから製造される。当業者であれば付勢部材38は、バネ形状などの他の形態をとることが可能であり、他の公知の材料にて形成することが可能である点は認識されよう。
【0019】
上記に述べたように第1のハウジングの第1及び第2の半分部分32a,32bは同じものであり、したがって互換可能である。第1及び第2の半分部分32a,32bは導電性が低い材料にて形成することが可能であり、互いに対して堅く取り付けられる。組み立て時には、第1及び第2の半分部分32a,32bは、互いに180°回転させられた鏡像関係となるような向きに向けられる。材料の選択及び第1及び第2の半分部分32a,32bの取り付け方法は当業者にはよく知られるものの中から選択することが可能である。
【0020】
第1及び第2の半分部分32a,32bのそれぞれには半円形の肩部56a,56bが設けられている。第1及び第2の半分部分32a,32bの組み立て時には半円形肩部56a,56bは共に第1のハウジング30の円筒状の内部空間を形成し、この中に第1の接点34、付勢部材38、及び第2の接点36が保持される。第1及び第2の接点34,36には同じ径方向の大きさを有する外周フランジ部分58,60がそれぞれ設けられる。付勢部材38には、第1及び第2の接点34,36のフランジ部分58,60と同じ径方向の大きさを有するような大きさ及び形状に構成された外側部分62が設けられている。第1及び第2の接点34,36のフランジ部分58,60と付勢部材38の外側部分62との同じ径方向の大きさは、第1の接点34、付勢部材38、及び第2の接点36が、組み立てられた第1及び第2の半分部分32a,32bの肩部56a,56bに当接するような大きさ及び形状に構成されている。したがってこのような外周における当接によって、肩部56a,56bは協働して第1の接点34、付勢部材38、及び第2の接点36の軸方向の整列を保つ。
【0021】
第1の接点34には、係合面40とは反対側に形成された内表面66が設けられ、これらの間にフランジ部分58が位置する。フランジ部分58と内表面66との間には円形の肩部68が形成される。同様に、第2の接点36には、端子部分42とは反対側に形成される内表面70が設けられ、これらの間にフランジ部分60が位置する。フランジ部分60と内表面66との間には円形肩部72が形成される。肩部68,72は同じ大きさに形成されている。付勢部材38には更に、第1の接点34の肩部68を径方向に受容するような大きさ及び形状に構成された内側部分64が設けられる。付勢部材38の内側部分64と第1の接点34の各肩部68との係合のため、第1の接点34は第2の接点36に対して径方向及び軸方向により整列しやすくなる。
【0022】
当業者であれば、構成部品の形状が互いに協働して係合するようなものとなっているために第1のコネクタ26は容易に組み立てることが可能であり、このことは、組み立てられた第1及び第2の半分部分32a,32bの肩部56a,56bと、第1及び第2の接点34,36の肩部68,72によって特に容易となっている点は直ちに認識されよう。
【0023】
次に図4を参照すると、コネクタセット10の第2のコネクタ28は、同じ形状を有する第1及び第2の半分部分44a,44bから構成される第2のハウジング46を有する。第2のハウジング46の第1及び第2の半分部分44a,44bは、第1のハウジング30の第1及び第2の半分部分32a,32bと同じ形状を有するため、これらの構成部品は互換可能である。
【0024】
第1のハウジング30の第1及び第2の半分部分32a,32bと同様、第2のハウジング46の第1及び第2の半分部分44a,44bは導電性の低い材料にて形成することが可能である。これらの互換可能な要素の材料の選択及び取り付け方法は当業者にはよく知られるものの中から選択することが可能である。
【0025】
第2のコネクタ28は、第2のハウジング46以外に、第2のハウジング46の内部に少なくとも部分的に保持されるとともに一体形成された端子部分50を含む第3の接点48を有する。第3の接点48は更に、円形かつほぼ平面状をなす係合面52を有する。係合面52は第2のハウジング46から突出しているため、第2のコネクタ28はオス側コネクタとなる。
【0026】
第2のコネクタ28は更に、第3の接点48と第2のハウジング46との間に延びる2個の弾性ブッシュ部材54a,54bを有する。本発明の好ましい実施形態においては、ブッシュ部材54a,54b及び付勢部材38は同じ形状を有するので、これらの構成部品は互換可能である。ブッシュ部材54a,54bはエラストマーにて形成されるが、当業者であれば当該技術分野において知られる他の適当な材料を使用することも可能であることは認識されるであろう。
【0027】
本発明のコネクタセット24においては、第1及び第2のコネクタ26,28の相互の電気的接続は、可動である第2のコネクタ28の第3の接点48の係合面52と、固定された第1のコネクタ26の第1の接点34の係合面40とを、初めに軸方向に一直線上に
整列させて置くことによって容易となる。この後、第3の接点48、特にその係合面52が第1のハウジング30内に受容され、第1の接点34の係合面40に対して当接するように第2のコネクタ28を第1のコネクタ26に向けて進める。第3の接点48の係合面52によって付勢部材38を圧縮するうえで充分な大きさの圧力が第1の接点34の係合面40に作用するように第2のコネクタ28は第1のコネクタ26に向けて進められる。このように付勢部材38が圧縮されることにより、第1の接点34と第2の接点36との導電可能な係合が与えられ、第3の接点48は第1の接点34を介して第2の接点36に電気的に接続される。
【0028】
第1及び第2の半分部分44a,44bにはそれぞれ半円形の肩部74a,74bが設けられる。第1及び第2の半分部分44a,44bの組み立て時には、半円形肩部74a,74bは共に第2のハウジング46の円筒状の内部空間を形成し、この中に第3の接点48及びブッシュ部材54a,54bが保持される。第3の接点48には外周フランジ部分76が設けられる。ブッシュ部材54a,54bには、第3の接点48のフランジ部分76と同じ径方向の大きさを有するような大きさ及び形状に構成された外側部分78a,78bが設けられる。第3の接点48のフランジ部分76とブッシュ部材54a,54bの外側部分78a,78bとの同じ径方向の大きさは、第3の接点48、及びブッシュ部材54a,54bが、組み立てられた第1及び第2の半分部分44a,44bの肩部74a,74bに当接するような大きさ及び形状に構成されている。したがって、このような外周における当接によって、肩部74a,74bは協働して第3の接点48、及びブッシュ部材54a,54bの軸方向の整列を保つ。当業者であれば、構成部品の形状が互いに協働して係合するようなものとなっているために、第2のコネクタ28は、第1のコネクタ26と同様、容易に組み立てることが可能であり、このことは、組み立てられた第1及び第2の半分部分44a,44bの肩部74a,74bによって特に容易となっている点は直ちに認識されよう。
【0029】
第2のコネクタ28のブッシュ部材54a,54bは、第2のハウジング46に対する第3の接点48の径方向及び/または軸方向の運動を許容するため、第2のコネクタ28が第1のコネクタ26に向けて進められて係合面40,52が互いに当接、接触させられる際の係合面40,52間のいかなる不整合をも補償することが可能である点は重要である。第2のコネクタ28では、ブッシュ部材54a,54bは第3の接点48の第2のハウジング46とフランジ部分76との間において若干圧縮されるため、第3の接点48に係合面52の方向に外向きの付勢力が作用する。したがって、不整合を補償すること以外にも、ブッシュ部材54a,54bにより、係合面40,52が互いに当接する際に第3の接点48の係合面52によって第1の接点34の係合面40に一定した圧力が作用することになる。ブッシュ部材54a,54bによって与えられる付勢力に基づく、第3の接点48の係合面52が第1の接点34の係合面40に作用させるこの更なる力すなわち圧力により、第1のコネクタ26の付勢部材38は更に圧縮される。
【0030】
本発明の更なる改変及び改良も当業者には明らかであろう。すなわち、ここに記述、説明された部品の特定の組合わせはあくまで本発明の一実施形態を表すためのものに過ぎず、発明の精神及び範囲に包含される代替的な装置を限定することを企図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に基づくピンとソケット式のコネクタセットを示す斜視図。
【図2】本発明の第1及び第2のコネクタを示す斜視図。
【図3】第1のコネクタを示す分解図。
【図4】第2のコネクタを示す分解図。
Claims (12)
- 互いに取り付けられ、同じ形状に形成された第1及び第2の半分部分を有する第1のハウジングと;
該第1のハウジング内に少なくとも部分的に保持される第1及び第2の接点と;
第1のハウジング内に配され、通常時において前記第1の接点と第2の接点とを互いに間隔をおいた位置関係に保つ弾性付勢部材と;を有する第1のコネクタと、
互いに取り付けられ、同じ形状に形成された第1及び第2の半分部分を有する第2のハウジングであって、該第2のハウジングの前記第1及び第2の半分部分は前記第1のハウジングの前記第1及び第2の半分部分と同じ形状に形成される第2のハウジングと;
該第2のハウジング内に少なくとも部分的に保持される第3の接点と;を有する第2のコネクタとを備えたコネクタセットであって、
前記第3の接点が、前記付勢部材を圧縮するうえで充分な大きさの圧力を第1の接点に作用させることにより、第1の接点と第2の接点とが導電可能に係合して第3の接点と第2の接点との電気的接続が与えられ、第1の接点に作用する圧力を取り除くことにより前記付勢部材が非圧縮状態に弾性復帰して第1及び第2の接点を互いから隔離し、第3及び第2の接点間の電気的接続が途絶されるコネクタセット。 - 前記第1及び第3の接点はそれぞれほぼ平面状の係合面を有し、これらの係合面が互いに当接することにより第3の接点による第1の接点への圧力の作用が容易となる請求項1に記載のコネクタセット。
- 第1の接点の前記係合面は前記第1のハウジング内に陥入しており、第3の接点の前記係合面は前記第2のハウジングから突出しており、第3の接点が第1のハウジング内に部分的に受容されることにより前記係合面同士の当接が容易となる請求項2に記載のコネクタセット。
- 前記係合面はほぼ円形の形状を有し、前記第2のコネクタは更に、
第3の接点と第2のハウジングとの間に延びる少なくとも1個の弾性ブッシュ部材を有し、
該ブッシュ部材は、第2のハウジングに対する第3の接点の径方向及び軸方向の運動を許容することにより前記係合面間のいかなる不整合も補償することが可能であり、係合面同士が互いに当接する際に、第3の接点の係合面によって第1の接点の係合面に一定の圧力が作用させられる請求項3に記載のコネクタセット。 - 第2のコネクタは第3の接点と第2のハウジングとの間に延びる2個のブッシュ部材を有する請求項4に記載のコネクタセット。
- 前記ブッシュ部材及び前記付勢部材は同じ形状に形成され、それぞれエラストマーから形成される請求項5に記載のコネクタセット。
- 第2及び第3の接点はそれぞれ端子部分を有する請求項1に記載のコネクタセット。
- 第1のハウジングと、該第1のハウジング内において少なくとも部分的に保持される第1及び第2の接点と、第1のハウジング内に配され、通常時において前記第1の接点と第2の接点とを互いに間隔をおいた位置関係に保つとともに、第1の接点と第2の接点とを径方向及び軸方向に整列させる弾性付勢部材とを備えた第1のコネクタであって、第1の接点は第1のハウジング内に陥入するほぼ平面状かつほぼ円形の係合面を有する第1のコネクタと、
第2のハウジングと、該第2のハウジング内に少なくとも部分的に保持される第3の接点と、該第3の接点と第2のハウジングとの間に延びる少なくとも1個の弾性ブッシュ部材とを有する第2のコネクタであって、第3の接点は第2のハウジングから突出するほぼ平面状かつほぼ円形の係合面を有し、第3の接点が部分的に第1のハウジング内に受容されることにより第1及び第3の接点の係合面の互いに対する当接が容易となる第2のコネクタとを備えたコネクタセットであって、
前記第3の接点が、前記付勢部材を圧縮するうえで充分な大きさの圧力を第1の接点に作用させることにより、第1の接点と第2の接点とが導電可能に係合して第3の接点と第2の接点との電気的接続が与えられ、第3の接点による第1の接点への圧力の作用は、前記係合面同士の互いに対する当接によって容易となり、第1の接点に作用する圧力を取り除くことにより前記付勢部材が非圧縮状態に弾性復帰して第1及び第2の接点を互いから隔離し、第3及び第2の接点間の電気的接続が途絶され、前記ブッシュ部材は、第2のハウジングに対する第3の接点の径方向及び軸方向の運動を許容することにより前記係合面間のいかなる不整合も補償することが可能であり、係合面同士が互いに当接する際に、第3の接点の係合面によって第1の接点の係合面に一定の圧力が作用させられるコネクタセット。 - 第2のコネクタは第3の接点と第2のハウジングとの間に延びる2個のブッシュ部材を有する請求項8に記載のコネクタセット。
- 前記ブッシュ部材及び前記付勢部材は同じ形状に形成され、それぞれエラストマーにて形成される請求項9に記載のコネクタセット。
- 第1のハウジングは、互いに取り付けられる、同じ形状に形成された第1及び第2の半分部分を有し、
第2のハウジングは、互いに取り付けられる、同じ形状に形成された第1及び第2の半分部分を有し、
第1のハウジングの前記第1及び第2の半分部分は、第2のハウジングの前記第1及び第2の半分部分と同じ形状に形成される請求項8に記載のコネクタセット。 - 第2及び第3の接点はそれぞれ端子部分を有する請求項8に記載のコネクタセット。
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