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JP3882046B2 - スペーサ付きフープ筋およびこれを用いた法枠工法 - Google Patents

スペーサ付きフープ筋およびこれを用いた法枠工法 Download PDF

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本発明は、所定のかぶり厚さを保持するためのスペーサをフープ筋と一体に設けたスペーサ付きフープ筋、およびこのスペーサ付きフープ筋を用いて形成される鉄筋コンクリート骨組を法面に施工する法枠工法に関する。
法面を保護する方法としては、法面に鉄筋コンクリート骨組等を格子状に施工して土砂崩れを防止する法枠工法が従来から知られている。法枠工法の一例としては、鉄筋体の外周部に網体が巻き付けられた型体を法面に敷設し、敷設した型体内にコンクリートを打って法枠を形成する方法がある。この法枠工法に用いられる型体の配筋構造の一例を図7に示す(例えば、特許文献1参照)。
図7は、筒状に形成された型体の内部構造を示した横断面図である。図7に示す型体100は、横断面内に枠状に形成され、長手方向に所定間隔に配された配筋枠102と、長手方向に延出し、配筋枠102の外周縁に所定間隔に配された主筋104と、配筋枠102と主筋104とにより筒状に形成された鉄筋体106の外周部に巻き付けられた網体108とから構成されている。
配筋枠102は、帯状に形成された4枚の配筋枠帯材110を井桁状に連結して形成されている。配筋枠102の外周縁には、所定間隔おきに切り欠き111が設けられ、長手方向に延びる主筋104は切り欠き111により位置決めされて配筋されている。また、この配筋枠102の角部には、配筋枠102の外周部に巻きつける網体108と当接し、コンクリートのかぶり厚さを一定に保つためのスペーサ112が取り付けられている。
スペーサ112は、配筋枠102の角部の突出部114を覆う嵌合部116と、嵌合部116から外方へ突出する板体118と、板体118の外縁部に設けられ、網体108の角部が当接する当接部120とを合成樹脂により一体に形成したものである。この嵌合部116には、突出部114が嵌まり込むようにスリット122が形成され、また、配筋枠102の外周角部に主筋104が配されるように挿通孔124が形成されている。
特開平5−209412号公報(第2図)
図7に示す型体100にコンクリートを打つ際には、コンクリートを注入するためのホースを、筒状の型体100の頂部、または、網体108の一部を外した型体100の中途部から、配筋枠102の内側空間を通して中に押し入れてコンクリートを注入する。しかしながら、配筋枠102が帯状であるため、その分配筋枠102の内部空間が狭くなりホースの出し入れが好適に行えないという問題があった。
また、型体100に打設されるコンクリートは、主筋20と直交する方向に配筋された配筋枠102により、配筋枠102の裏面側にコンクリートが充填されない場合がある。そして、配筋枠102の幅が大きくなるほど、コンクリートの充填度が下がり、不規則な断面が形成され、外力に対応する応力集中が発生しやすく、鉄筋コンクリートの強度に影響するおそれがあった。
また、かぶり厚さを一定にするために取り付けられるスペーサ112の構造が複雑であるため、型体の製作が困難であるという問題もあった。
そこで、本発明においては、これらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、従来よりも信頼性の高い鉄筋コンクリート骨組を形成することができ、簡単な構造のスペーサをフープ筋と一体に設けたスペーサ付きフープ筋と、このスペーサ付きフープ筋を用いて形成された鉄筋コンクリート骨組を法面に施工する法枠工法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、両端部が屈曲して屈曲部が形成された、3以上のフープ線材が、隣接する前記フープ線材の屈曲部どうしを対向した状態で保持して枠状に形成し、主筋に直交して取り付けられるフープ筋と、該フープ筋の角部から外方に突出する前記屈曲部からなる突出部に取り付けられ、該突出部の外端部を覆いつつ外方へ突出するスペーサとを備えていることを特徴とする。
また、前記スペーサは、該スペーサに設けられた嵌合穴と前記突出部とを嵌合させて前記フープ筋に取り付けられていることを特徴とする。これにより、重いスペーサを、フープ筋の設置後に取り付けることができることから、スペーサ付きフープ筋の取り付けを楽に行うことができる。
また、隣接する前記フープ線材の屈曲部どうしは、固定部材により固定されていることを特徴とする。これにより、長手方向に延びる主筋の先端側から通してフープ筋を取り付ける必要がなく、フープ筋の設置位置で組み立てて取り付けることができる。
また、長手方向に延出する複数の主筋と、長手方向に所定間隔に配される前記スペーサ付きフープ筋とから構成される鉄筋体に、網体及び押さえ筋を巻き付けて型体を形成し、法面に前記型体を連結して設置し、前記型体内にコンクリートを打設することを特徴とする。
また、隣接する前記主筋の間隔を、平面コ字状に形成されたかすがい筋を架け渡すことによって所定に保持することを特徴とする。
本発明による法枠によれば、上述したように、フープ筋がフープ線材により形成されているため、コンクリートを打つ際のホースの出し入れが好適に行える。また、このことによってコンクリートの充填度の高い鉄筋コンクリート骨組を成形でき、全体的に鉄筋コンクリート法枠の強度の信頼性を高めることができる。また、フープ筋に突出部を設け、この突出部に簡単な構造のスペーサを取り付けることから、スペーサ付きフープ筋を簡単に製造することができる。
そして、上記効果を奏するスペーサ付きフープ筋を用いることによって、強度が確実な鉄筋コンクリート骨組の法枠を施工することができる。
以下、本発明にかかる法枠の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施例の法枠の施工に用いる型体(a)と、型体の内部に設けられた鉄筋体(b)の構造を示す正面図である。
本実施例の法枠は、略T字状の型体10を法面に敷設し、型体10にコンクリートを打設して格子状に形成されている。型体10は、内部に鉄筋体16が配され、鉄筋体16の外周部に網体18が巻き付けられ、網体18の上から押さえ筋19がスパイラル状に巻かれて形成されている。
図1(a)に示すように、型体10は、法面の高さ方向に延びる柱部12と、この柱部12の略上端縁に水平に設けられた梁部14とにより略T字状に形成されている。この型体10の内部には、図1(b)に示すように、柱配筋16aと梁配筋16bが組み合わされた鉄筋体16が設けられている。
柱配筋16a及び梁配筋16bは、長手方向に延出する複数の主筋20,20・・と、横断面に枠状に形成され、長手方向に所定間隔に配設されるフープ筋22,22・・とにより形成されている。なお、この場合、柱配筋16aには略正方形状のフープ筋22aが用いられ、梁配筋16bには略長方形状のフープ筋22bが用いられている。
ここで、本発明においては、上記フープ筋22を、従来の配筋枠帯材110(図7参照)ではなく線材状のフープ線材により形成し、また、このフープ筋22の外周角部に、簡単な構造のスペーサをフープ筋と一体に設けたことを特徴とするものである。
図2(a)は、図1(b)に示す柱配筋16aの横断面図であり、本発明に係るスペーサ付きフープ筋の一実施例を示している。この図より本実施例の配筋構造について以下に詳しく説明する。
本実施例のフープ筋22aは、両端部が屈曲した4つのフープ線材26より成り、隣接するフープ線材26の屈曲部26a,26aを同一平面において隣接させ、溶接により屈曲部26a,26aどうしを接合して矩形の枠体状に設けたものである。
フープ線材26の屈曲部26aは、屈曲部26aと直線部26bとのなす角度が横断面の中心を通る対角線上の外方に向けて屈曲するように設けられ、隣接する2本のフープ線材26,26を接合した際の直線部26b,26bのなす角度が、この場合略直角となるように設けられている。
4つのフープ線材26を接合して枠状に形成されたフープ筋22aには、屈曲部26aの接合により枠体の角部から外方に向けて突出する突出部28が設けられる。この突出部28にはスペーサ24が設けられる。このスペーサ24は、鉄筋体16の外周に巻かれる網体18がスペーサ24の外端に当接して取り付けられ、コンクリートのかぶり厚さを所定にすると共に押さえ筋19とあいまって型体の所定横断面を形成するために設けられている。本発明においてスペーサ24は、少なくとも突出部28の外端部を覆い、突出部28の外端部から外方に向けて突出する形状に設けられている。
本実施例のスペーサ24は、コンクリートにより成り、突出部28の中途から外方へ向かって突出し、同一平面において外端が略直角となるように角部24aが形成されている。
このスペーサ24は、スペーサ24の平面形状に合わせた別途の型枠によってスペーサ用型枠を4つ形成し、四隅に配設されたスペーサ用型枠に、突出部28がスペーサ用型枠の略中央に位置するようにフープ筋を置いた後、スペーサ用型枠にコンクリートを打ち養生することによりフープ筋と一体に形成されるものである。そして、図2(b)に示すように、スペーサ24の角部24aに合わせて網体18を巻き、コイル状筋を引き伸ばしながらスパイラル状に形成される押さえ筋19を配筋することによって型体10が形成される。
スペーサ24を上記のように形成することによって、フープ筋22aにスペーサ24を簡単に設けることができ、型体10の製造を容易に行うことができる。
なお、スペーサ24の大きさは適宜設定するものであるが、網体18の網目から突き抜けない程度の大きさに設け、軽量にすることが好ましい。
なお、本発明においては、スペーサ24をコンクリートにより形成することに限定するものではなくモルタルにより形成することでも良い。また、上記においては、略正方形状に形成された柱鉄筋のフープ筋22aについてのみ説明したが、略長方形状に形成された梁鉄筋22bのフープ筋22bにおいても同様に構成されており同様の効果を奏する。
また、本発明においては、スペーサ24を鉄筋コンクリートと同性質とみなせるコンクリートまたはモルタルにより形成することによって、コンクリートが打設された後の鉄筋体16の腐食を防止している。すなわち、コンクリート内に配された鉄筋体16は、外気または水と触れる可能性がある外端側の突出部28がスペーサ24により覆われていることによって腐食しないように設けられている。
図2(a)に示すように、フープ線材26と直交する方向には主筋20が配筋されている。主筋20は、枠状に形成されたフープ筋22の内周縁に所定間隔に設けられている。この主筋20は、かすがい筋30により所定間隔に保持されて配筋されている。
図3は、図1に示す柱配筋16aの部分斜視図である。図示するように、かすがい筋30は平面コ字状に形成されており、かすがい筋30の爪部30a,30aの先端が外側に向くようにして、隣接する主筋20,20に架設して取り付けられている。
かすがい筋30は、先ず、フープ筋22aの角部に位置する主筋20の角筋20aから隣接する主筋20bに架け渡して結束線材32により固定される。そして次に、主筋20bと隣りの主筋20cとの間に架設され、主筋20間に順に設置される。このようにして角筋20aから順に隣接する主筋20どうしを連結することによって、主筋20間の間隔を所定に保持している。
次に、上記型体10を用いて法面に法枠を構築する方法を図4により説明する。なお、本実施例の法枠の構築は、工場等において略T字状の型体10を形成し、それを構築する現場に持っていって施工する方法で行う。
先ず、法面34の基部に、所定間隔おきに接続筋群36が突出した鉄筋コンクリートの基礎38を構築する。この後、突出した接続筋群36と柱部12の主筋20とを結束筋(図示しない)により接続し、また隣接する梁部14の接続筋39どうしを結束筋により接続して水平方向に連結された1段目の型体群を構築する。そして、網体18の上から押さえ筋19(図1(a)参照)をスパイラル状に巻き付けた後、型体10内にコンクリートを打つ。
コンクリートは、柱部12の頂部または網体18を一部切り開いた部分からホースを入れて打つ。このとき、従来においては図7に示すように配筋枠102が帯状に設けられているためホースが入りにくい場合があったが、本発明においては、フープ筋22が線材により構成されているため、従来よりも好適にホースを入れることが可能となる。
また、帯状の配筋枠102が設けられている場合には、コンクリートを打った際、配筋枠帯材110の裏面側へコンクリートが確実に充填されず間隙が生じてしまう可能性があったが、本発明においてはこのような問題がなく、型体10内に確実に充填される。
さらに、本発明のようにフープ筋22を線材により形成することによって、強固な鉄筋コンクリートを形成することが可能となる。すなわち、フープ筋の幅を必要最小限にすることにより、コンクリートの充填度が高まるため、鉄筋コンクリートの強度を確実にすることができる。
そして、打設されたコンクリートは網体18のメッシュから部分的に膨出して凹凸状態に固化し、第1段目の法枠40が形成される。このように法枠表面を凹凸形状に設けることによって表面が自然石のような形状となるため、自然と調和した法枠を施工することができる。なお、網体18及び押さえ筋19はコンクリートを打設したままの状態で放置される。
次に、1段目の柱部12の頂部から突出した接続筋群36と2段目に配設する型体10の主筋20の下端とを結束筋により接続し、また、隣接する梁部14の接続筋39を接続して2段目の型体群を構築する。この後、上記と同様にコンクリートを打ち、第2段目の法枠42を形成する。そして、法面34の下端から上方に向かって順に略T字状の鉄筋コンクリート骨組を構築していくことによって法枠43が完成する。
なお、図5に示すように、法枠43を設ける法面34に凹部44がある場合には、予め凹部44に配設される型体の位置を測定し、型体の一部分の網体を網目の粗い粗網体18aに変えておく。こうすることによって、この型体に打たれたコンクリートは、粗網体18aから洩出し凹部44に充填される。また、凹部44に打たれたコンクリートは法枠43に接着するため、法枠43を法面34に固定することができる。
なお、本発明に係る法面の保護構造は、本実施例に限定されるものではない。
例えば、フープ筋22の突出部に設けられるスペーサ24が突出部全体を覆うように一体的に設けることでも良い。また、スペーサ24の形成も上記方法に限定するものではない。さらに、本実施例では、フープ線材の屈曲部どうしを並べて接合しているが、重ねて接合することであっても良い。
なお、本実施例では、4つのフープ線材26を用いてフープ筋22を形成しているが、本発明においては、これに限定するものではなく、3以上のフープ線材を用いて多角形のフープ筋を形成し、断面多角形の鉄筋体に設けることでも良い。
さらに、鉄筋体に取り付ける型枠も網体18に限定するものではなく通常の型枠などであっても良い。ただし、通常の型枠と異なり変形しやすい網体については、スペーサの外端で折り曲げ、曲げ巻きし、押さえ筋19を結束することによって、設定した横断面形状に形成することができ、この横断面形状を保持することができることから、スペーサ付きフープ筋を有効に用いることができる。
次に、本発明に係るスペーサ付きフープ筋の第2の実施例について説明する。この実施例2のスペーサ付きフープ筋も、実施例1と同様、枠体状に形成され、長手方向に延びる主筋62と直交して配筋されるものである。
図6は、本発明に係るスペーサ付きフープ筋の第2の実施例の構成を示す横断面図および部分斜視図である。図示するように、本実施例のスペーサ付きフープ筋50は、直線部56aの両端が所定角度屈曲した屈曲部56bが設けられたフープ線材56と、隣り合うフープ線材56の屈曲部56bを重ね合わせて固定する固定部材58と、固定部材58により屈曲部56bを固定して形成された突出部60に、着脱可能に取り付けられるスペーサ54とを備えているものである。
図6(a)に示すように、実施例2のフープ筋51は、4つのフープ線材56の屈曲部56bを外方に向け、屈曲部56bを、主筋62が延出する長手方向に重ね合わせ、固定部材58により固定して矩形の枠体に形成したものである。
屈曲部56bを固定する固定部材58は、鉄によりリング状に形成され、図6(b)に示すように、屈曲部56bを重ねた状態で、屈曲部56bの先端側から嵌め込んで、屈曲部56bの根元位置に取り付けられる。
屈曲部56bが固定されて設けられた突出部60には、コンクリートのかぶり厚さを保持するスペーサ54が取り付けられる。本実施例のスペーサ54は、図6(c)に示すように、コンクリートにより、平面形状において外縁54aが略直角に形成されたブロック状に形成され、内側面54bには突出部60が嵌め込まれる嵌合穴54cが設けられている。嵌合穴54cは、重ね合わせた屈曲部56bが嵌まり込む大きさに開口し、フープ線材56により形成される平面に対して直交する方向に延びて形成されている。
このように、本実施例ではフープ線材56の屈曲部56bを重ねた状態で枠体状に形成していることから、屈曲部56bを覆うスペーサ54の横断面の面積が、実施例1のスペーサ24に比べて狭くすることができる。これにより、コンクリートを打った際にスペーサ54の裏側面までコンクリートが充填されやすくなる。
上記のように構成されているスペーサ付きフープ筋50は、施工現場において簡単に組み立てることができる。すなわち、実施例1のスペーサ付きフープ筋においては、フープ線材26の屈曲部26aを溶接し、コンクリートのスペーサ24を突出部28に固着しているものであるが、実施例2のスペーサ付きフープ筋50は、屈曲部56bを固定部材58により固定し、工場等で予め作っておいたスペーサ54を、スペーサ54の嵌合穴54cと突出部60とを嵌合させて取り付けているものであるため、現場においても簡単に組み立てることができる。
これにより、長手方向に延出した主筋62の外周側から、取り付け位置でフープ線材56を組み立てて枠体状に形成して結束線材等で主筋62に固定し、突出部60にスペーサを取り付けることで、簡単に型体にスペーサ付きフープ筋50を取り付けることができる。
なお、本実施例においては、スペーサをコンクリートにより形成しているものであるが、モルタルや合成樹脂等であっても良い。また、本実施例では、屈曲部を重ねて固定部材により固定しているが、屈曲部を同一平面状に隣接させた状態で固定部材により固定することであってもよい。
本発明に係る法面の保護構造の一実施形態である法枠の施工に用いる型体と、型体の内部に設けられた鉄筋の構造を示す正面図である。 図1に示す鉄筋及び型体の配筋構造を示す横断面図である。 図1の配筋構造を示す部分斜視図である。 本実施形態の法枠の施工状態を示す正面図である。 本実施形態の法枠の施工状態を示す側面図である。 本発明に係るスペーサ付きフープ筋の第2の実施例の構成を示す横断面図、および部分斜視図である。 従来の法枠を施工する際に用いる型体の配筋構成を示す断面図である。
符号の説明
10 型体
12 柱部
14 梁部
16 鉄筋体
18 網体
20 主筋
22 フープ筋
24 スペーサ
26 フープ線材
28 突出部
30 かすがい筋
50 スペーサ付きフープ筋
52 フープ筋
54 スペーサ
56 フープ線材
58 固定部材

Claims (5)

  1. 両端部が屈曲して屈曲部が形成された、3以上のフープ線材が、隣接する前記フープ線材の屈曲部どうしを対向した状態で保持して枠状に形成し、主筋に直交して取り付けられるフープ筋と、
    該フープ筋の角部から外方に突出する前記屈曲部からなる突出部に取り付けられ、該突出部の外端部を覆いつつ外方へ突出するスペーサとを備えていることを特徴とするスペーサ付きフープ筋。
  2. 前記スペーサは、該スペーサに設けられた嵌合穴と前記突出部とを嵌合させて前記フープ筋に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のスペーサ付きフープ筋。
  3. 隣接する前記フープ線材の屈曲部どうしは、固定部材により固定されていることを特徴とする請求項2記載のスペーサ付きフープ筋。
  4. 長手方向に延出する複数の主筋と、長手方向に所定間隔に配される請求項1〜3のいずれか一項記載のスペーサ付きフープ筋とから構成される鉄筋体に、網体及び押さえ筋を巻き付けて型体を形成し、
    法面に前記型体を連結して設置し、前記型体内にコンクリートを打設することを特徴とする法枠工法。
  5. 隣接する前記主筋の間隔を、平面コ字状に形成されたかすがい筋を架け渡すことによって所定に保持することを特徴とする請求項4記載の法枠工法。
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