JP3881297B2 - 踏切制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電波の反射波によって踏切に接近する列車や踏切を通過する列車の存在有無を検知して踏切を制御する踏切制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の踏切制御システムは、列車を検知する踏切制御子が用いられている。例えば、開電路式踏切制御子(一般にOTと称される)が一般に知られており、開電路式踏切制御子は、送信回路及び受信回路が進行方向に間隔を置かずに設けられ、信号波を受信できるか否かで列車検知を行う。
また、閉電路式踏切制御子は、送信回路が軌道の一点から信号波を送信し、受信回路が軌道上の他点で信号波を受信できるか否かで列車検知を行う。以上のような踏切制御子を用いて列車検知を行う場合、閉電路式踏切制御子は踏切制御の始動点、開電路式踏切制御子は踏切制御の終了点に用いられる。
従来の踏切制御システムは、踏切制御子を用いて列車検知を行い、列車の検知結果に応じて踏切制御を行っている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
日本鉄道電気技術協会編「鉄道技術者のための電気概論 信号シリーズ8 踏切保安装置」、平成4年5月10日、p.120−125
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の踏切制御システムは以上のように、踏切制御子を利用して踏切を制御する場合、外的ノイズまたは雨、霧、雪等の天候の影響や、レール路面の錆が進行して車軸短絡電流が減少することにより、列車の検知特性が不安定となり、列車検知ができない場合があるという問題点があった。
また、複線区間のような列車の走行方向が予め決まっている場合と違い、単線区間の場合には上り下りと双方から列車が走行してくることから、列車有無の検知の他に、走行方向の検知も必要となるため、制御ロジックが複雑となり、制御ロジックの調整が難しく、保守に多大な労力を費やさなければならないという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、第1の目的は、外部ノイズや天候の影響が少なく、列車検知精度を向上させることのできる踏切制御システムを得るものである。
また、第2の目的は、単線区間の踏切制御をシンプルに、且つ、確実に行うことのできる踏切制御システムを得るものである。
また、第3の目的は、システムを構成する設備を削減し、シンプルなシステム構成の踏切制御システムを得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る踏切制御システムは、踏切に接近する列車と踏切を通過する列車を検知する列車検知装置と、踏切を制御する踏切制御装置とを備え、踏切に接近する列車を検知する列車検知装置および踏切を通過する列車を検知する列車検知装置は、搬送波を変調した送信波を生成する変調手段と、列車検知装置から検知距離までの検知範囲に送信波を発射し、電波を受信する送受信手段と、電波を復調し、電波が送信波に対する反射波であることを判定する復調手段と、電波が送信波に対する反射波であると判定され、且つ、反射波の受信レベルが所定値以上の場合、検知範囲内に列車あるいは障害物を検知したと判定する判定手段とを含み、踏切制御装置は、各列車検知装置からの検知結果に応じて踏切を制御するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は踏切制御システムの構成図である。
図1において、図面右方向から左方向を下り方向、右方向から左方向を上り方向とし、図1で示す区間は単線区間を示す。
【0008】
列車検知装置1は、下り方向から踏切装置2の踏切遮断機3、4に接近する下り列車(物体、ターゲット)5を検知する。また、もう一方の列車検知装置6は、上り方向から踏切装置2の踏切遮断機3、4に接近する上り列車(図示せず、上り下りに関わらず検知対象は列車5と記載)を検知する。また、踏切遮断機3、4の遮断かん7、8が降下した時に踏切を渡る人間や自動車などを検知する踏切障害物検知装置9は、さらに踏切を通過する列車を検知する。
各検知装置1、6、9は、所定距離範囲10、11、12に電波を発射しており、例えば列車検知装置1、6は、列車5が走行するレール13、踏切障害物検知装置9は、踏切遮断機3、4に向けて電波を発射し、列車5が通過したことによる列車5からの反射波を受信する。
【0009】
各検知装置1、6、9にて検知された列車の情報は、伝送装置14、15、16により踏切制御装置17に伝送され、踏切制御装置17は、各検知装置からの情報に基づいて、踏切装置2を制御する。
【0010】
次に、図1〜図3を参照しながら、踏切制御システムの動作について説明する。図2は、踏切制御システムの動作を示すタイムチャートである。図3は、列車検知装置1、6および踏切障害物検知装置9から出力される情報を示す説明図である。なお、図2において、(1)は下り列車5を検知する場合、(2)は上り列車を検知する場合のタイムチャートを示す。
【0011】
下り列車検知用の列車検知装置1は、レール13に向け、すなわち、下り方向から踏切に向かって走行してくる列車の方向のレール13に向け、送信範囲10に電波を送信し、送信した電波に対する反射波を受信することにより下り列車5の監視を行っている。列車検知装置1は、レール13で反射される反射波を受信しているが、下り列車5が送信範囲10に接近すると、レール13に向かって送信されている電波は、下り列車によって反射される。列車検知装置1は、レール13に向けて送信した電波が下り列車5によって反射され、その反射波を受信することにより下り列車5が踏切に向かって走行してきていることを検知する。
なお、列車検知装置1、6は、送信範囲10、12内の所定の検知範囲において物体の検知が可能となる。
【0012】
下り列車検知用の列車検知装置1は、下り列車5の監視を行っており、下り列車5が踏切遮断機3、4に接近し、送信範囲10内の検知範囲に入ると、列車検知装置1は下り列車5が踏切から所定の距離まで近付いたことを検知する。
伝送装置14は、列車検知装置1が検知した下り列車5の接近情報を踏切制御装置17に伝送する。踏切制御装置17は、伝送された接近情報により踏切装置2を制御して鳴動を開始させる(T1)。
列車検知装置1の伝送装置14は、接近情報を伝送し続け、列車検知装置1は、下り列車5の検知ができなくなると、伝送装置14による接近情報の伝送を終了させる(T2)。
【0013】
鳴動停止用の踏切障害物検知装置9は、踏切遮断機3、4に向け、送信範囲11に電波を送信しており、踏切遮断機3、4を通過する列車により電波が遮断され、列車からの反射波を受信することにより、踏切遮断機3、4を通過し、踏切遮断機3、4から遠ざかっていく列車を検知する。
下り列車5が、送信範囲11内の検知範囲に入ると、踏切障害物検知装置9は下り列車5が検知範囲に存在することを検知する。伝送装置15は、踏切障害物検知装置9が検知した離遠情報(下り列車5が踏切遮断機3、4を通過し、離れていることを示す情報)を、踏切制御装置17に伝送する(T3)。
【0014】
下り列車5が送信範囲11を通過し、踏切障害物検知装置9は下り列車5の検知ができなくなると、伝送装置15による離遠情報の伝送を終了させ、踏切制御装置17は、離遠情報の伝送が終了した時点で、踏切装置2を制御して鳴動を停止させる(T4)。
【0015】
また、上り列車検知用の列車検知装置6も、下り列車検知用の列車検知装置1と同様に、レール13に向け、所定の送信範囲12に電波を送信しており、電波が遮断されることにより上り列車の検知を行う。
上り列車が送信範囲12内の検知範囲に入ると、上り列車検知用の列車検知装置6は上り列車が検知範囲12に存在することを検知する。伝送装置16は、列車検知装置6が検知した接近情報を踏切制御装置17に伝送する。踏切制御装置17は、接近情報により踏切装置2を制御して鳴動を開始させる(T1)。
列車検知装置6の伝送装置16は、接近情報を伝送し続け、列車検知装置6は、上り列車の検知ができなくなった場合、伝送装置16による接近情報の伝送を終了させる(T2)。
【0016】
上り列車が、踏切遮断機3、4に接近し、踏切障害物検知装置9の送信する電波の送信範囲11内の検知範囲に入ると、踏切障害物検知装置9は上り列車が検知範囲に存在することを検知する。伝送装置15は、踏切障害物検知装置9が検知した離遠情報(上り列車が踏切遮断機3、4から離れていることを示す情報)を、踏切制御装置17に伝送する(T3)。
上り列車が送信範囲11を通過し、上り列車の検知ができなくなると、踏切障害物検知装置9は伝送装置15による離遠情報の伝送を終了させ、踏切制御装置17は、離遠情報の伝送が終了した時点で、踏切装置2を制御して鳴動を停止させる(T4)。
【0017】
このように、踏切障害物検知装置9は、踏切遮断機3、4の周辺に存在する障害物を検知し、障害物の検知情報により踏切装置2を制御させているが、さらに、障害物の検知と同様の方法で、鳴動停止のための列車検知も行っている。
【0018】
なお、各検知装置から出力される情報について説明する。
図3において、列車検知装置1、6からは、列車の接近情報が出力され、伝送装置14、16により踏切制御装置17に伝送される。伝送された接近情報により踏切制御装置17は踏切装置2を制御し、鳴動を開始させる。
障害物検知装置3からは、列車の接近/離遠情報が出力され、伝送装置15により、踏切制御装置17に伝送される。伝送された接近/離遠情報により踏切制御装置17は踏切装置2を制御し、鳴動を停止させる。
また、障害物検知装置3からは、踏切遮断機3、4に存在する障害物の検知情報が出力され、伝送装置15により、踏切制御装置17に伝送される。障害物検知情報により踏切制御装置17は、特殊信号発光器や警報灯等を制御する。
【0019】
次に、列車検知装置1、6および踏切障害物検知装置9について説明する。図4は、列車検知装置1、6および踏切障害物検知装置9の構成を示すブロック図である。
図4において、列車検知装置1、6、踏切障害物検知装置9は、送受信部21と、送受信部21を制御するアンテナ送受信部22と、反射波に基づいて、列車5までの距離および列車5の速度を算出する信号処理部23と、算出された距離および反射波の受信レベルに基づいて、列車5であるか否かを判定する論理処理部24とにより構成されている。
【0020】
送受信部21は、変調された電波を送信する送信アンテナ211と、列車5などからの反射波を受信する受信アンテナ212とを備えている。
信号処理部23は、スペクトラム拡散(SS:Spread Spectrum)変復調を行うSS変復調部231と、DSP(Digital Signal Processor)部232とを備えている。
また、論理処理部24は、CPU部241と、FSD(Fail Safe Drive)部242と、リレー部243とを備えている。
【0021】
図1とともに図4〜図9を用いて、列車検知装置1、6および踏切障害物検知装置9の動作説明を行う。
SS変復調部231のPN(疑似雑音)符号発生器はPN符号を発生させ、SS変復調部231は、PN符号により、電波をスペクトラム拡散変調する。スペクトラム拡散変調された電波は、アンテナ送受信部22を介して、送信アンテナ211から外部へ発射される。
【0022】
発射された電波は列車5によって反射され、受信アンテナ112は列車5からの反射波を受信する。SS変復調部231は反射波を復調(逆拡散)する。この時、自己相関を取ることにより、信号処理部23において、列車検知装置1、6から列車5までの距離および列車5の速度が算出される。
また、SS変復調部231は、反射波がPN符号による符号変調をかけられているかを判定し、SS変調復調部231で変調したPN符号以外の符号により変調された電波(符号変調以外の変調方式による変調はあるいは無変調を含む)は、復調時(逆拡散時)に除外され、無反射と同等に扱われる。
【0023】
なお、踏切障害物検知装置9は、距離および速度の他に、列車5との角度を算出し、角度に基づいて、地面と水平のXY平面における列車5の位置(座標)を算出する。
【0024】
論理処理部24は、距離および受信レベルにより列車の検知を行い、列車が検知できた場合、速度により列車の走行方向を判定する。
論理処理部24からの情報は、伝送装置14、15、16により踏切制御装置17に伝送される。
伝送装置3へは列車検知情報等を接点で渡すことも、距離情報、速度情報をシリアルで伝送することも可能である。
【0025】
なお、前述のように、列車検知装置1、6は、レール13に向けて電波を送信しており、レール13からの反射波を常時受信している。
列車検知装置1、6は、列車5が検知できない時、レール13により、常時、送信−既設設備の反射−受信のクローズドループが行われ、反射波に基づいて、レール13までの距離(監視情報)を定周期で算出している。算出された距離の値は、あらかじめ設定された値と比較され、列車検知装置1、6に異常があるか否かのチェック(健全性チェック)が行われている。
【0026】
したがって、列車検知装置1、6までの距離があらかじめ分かっているものであれば、電波はレール13に向けて発射する必要はなく、レール13以外の既設設備に向けて送信し、その反射波を受信しても良い。
また、踏切障害物検知装置9も同様に、踏切遮断機3、4に向けて電波を常時送信しており、その反射波を用いて健全性チェックが行われている。
【0027】
このように、健全性チェックが常時行われ、前述のように、列車検知装置1、6や踏切障害物検知装置9が発射した電波以外の電波を受信しても、列車検知装置1、6や踏切障害物検知装置9から送信された電波のみを対象にして列車検知することができるので、列車が存在しない場合と、送信アンテナ211の故障等により列車が検知できない場合とを区別することが可能となる。
【0028】
列車検知装置1、6の検知範囲について説明する。図5は、列車検知装置1、6の検知範囲を示す説明図である。
図5において、列車検知装置1、6は、送信アンテナ211および受信アンテナ212から40mの位置までの範囲に電波を送信している。この送信範囲において、5mの位置から40mの位置までの範囲が物体の検知範囲と設定されている。
【0029】
図6は、列車検知装置1、6における受信レベルおよび距離に関する検知範囲を示す説明図である。
図6において、縦軸は、受信アンテナ112で受信された電波の受信レベルを示し、横軸は、列車検知装置1、6から電波が反射された物体までの距離を示す。
また、(1)は、列車検知装置1、6が検知した物体が列車5であると判定する範囲(列車検知範囲)であり、(2)は、列車検知装置1、6が検知した物体が列車5ではないと判定する範囲(検知除外範囲1)であり、(3)および(4)は、検知対象外とする範囲(検知除外範囲2、検知距離外)である。
論理処理部24のCPU241は、信号処理部23から入力された物体までの距離および物体の速度に基づいて、列車の有無および列車の走行方向を検知する。検知範囲は、列車検知装置1、6、踏切障害物検知装置9の送信アンテナ211および受信アンテナ212から、5m〜40mの範囲とする。
【0030】
続いて、踏切障害物検知装置9の検知範囲について説明する。図7は、踏切障害物検知装置9の検知範囲を示す説明図である。
図7において、送信範囲11は、踏切障害物検知装置9から送信される電波の送信範囲であり、踏切障害物検知装置9から半径40mの範囲とする。なお、半径5〜40mの範囲内に存在する物体は、信号処理部23で算出された物体の座標により位置を検知することができる。(1)は、列車検知の対象範囲であり、(2)は、列車検知の対象外(除外)範囲である。
【0031】
図7において、(1)の検知範囲は、踏切遮断機3、4、遮断かん7、8で囲まれた四辺形の面となる。
踏切遮断機3、4は既設設備であり、踏切遮断機3、4からの反射波は、自己診断のための健全性チェックに用いられ、既設設備を常時監視するとともに、CPU部241は、踏切遮断機3、4の座標位置を対角線上の検知範囲の境界として算出し、あらかじめ内部に記憶しておく。
【0032】
もう一方の対角線上の点31、32の位置は、踏切障害物検知装置9を設置する時の初期状態において、電波を反射させるための反射板を点31、32の位置にそれぞれ仮設し、踏切障害物検知装置9から電波を送信させ、反射板によって電波を反射させることにより、それぞれの座標位置をCPU部241で算出し、内部に記憶しておく。
以上のように算出された踏切遮断機3、4の位置と、点31、32とで囲まれた範囲が検知範囲となり、CPU部241に記憶されている。
検知除外範囲は、CPU部24のソフトウェア処理により、検知範囲の座標情報に基づいて、電波の送信範囲11から検知範囲を除いた範囲が検知除外範囲と判定される。
【0033】
また、図8は、踏切障害物検知装置9における受信レベルおよび距離に関する検知範囲を示す説明図である。
図8において、縦軸は、受信アンテナ212で受信された電波の受信レベルを示し、横軸は、踏切障害物検知装置9から反射物体までの距離を示す。なお、横軸の距離は、図7のように2次元座標軸で示される検知範囲で判定される。
また、(1)は、踏切障害物検知装置9が検知した物体が列車5であると判定する範囲(列車検知範囲)であり、(2)は、検知対象外とする範囲(検知除外範囲)であり、(3)は、踏切障害物検知装置9が検知した物体が人間、自動車、自転車等の障害物であると判定する範囲(障害物検知範囲)である。
【0034】
縦軸に示される列車検知のためのしきい値と、踏切を渡る人間、自動車、自転車等の障害物を検知するための障害物しきい値とは、CPU部241にあらかじめ記憶されている。
CPU部241は、遮断かん7、8が降下している時(踏切鳴動時)、物体までの距離が5m〜40mの範囲で、受信レベルが、障害物しきい値以上で列車しきい値よりも小さい場合には、物体は、障害物であると判定され、特殊信号発光機を点灯回転させるための障害物検知情報を踏切制御装置17に伝送させる。
【0035】
また、検知除外範囲の判定や、列車しきい値以上の列車検知範囲の判定については、距離と受信レベルに基づいて判定され、速度に基づいて列車の走行方向が判定される。判定結果に対応した列車検知情報、接近情報、離遠情報は、踏切制御装置17に伝送される。また、検知除外範囲と判定された入力データは、健全性チェックに用いられ、異常と判定された場合には、異常情報が踏切制御装置17に伝送される。
【0036】
図6および図8とともに、図9を参照しながら、CPU部241の動作について説明する。図9は、CPU部241の動作を示すフローチャートである。
図9において、CPU部241は、信号処理部23で算出された物体までの距離が5m〜40mの検知範囲内であるか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101において、物体までの距離が5m〜40mの検知範囲内である場合(すなわち、YES)、あらかじめ記憶されている既設設備の距離および受信レベルと、CPU部241に入力された距離および反射波の受信レベルとを比較し、両者が同一であるか否かを判定する(ステップS102)。
【0037】
ステップS102において、両者が同一である場合(すなわち、YES)、物体は既設設備であると判定し(ステップS103)、CPU部241の入力データは健全性チェックに用いられる(ステップS104)。
また、ステップS102において、両者が異なる場合(すなわち、NO)、受信レベルとしきい値とを比較する(ステップS105)。
ステップS105において、列車検知装置1、6の場合、受信レベルがしきい値以上であるか否かを判定し(図6参照)、受信レベルがしきい値以上である場合(すなわち、YES)、検知された物体は列車5であると判定する。
また、踏切障害物検知装置9の場合、受信レベルが、列車しきい値以上であるか否かを判定し(図8参照)、受信レベルが列車しきい値以上である場合(すなわち、YES)、検知された物体は列車5であると判定する。
【0038】
検知された物体が列車5であると判定された場合、リレー部243の検知リレーを落下させて、対応する伝送装置14、15、16へ列車検知情報を送信する(ステップS106)。
また、物体が列車5であると判定されると、列車5の速度に基づいて、列車検知装置1、6、踏切障害物検知装置9に接近しているか、遠ざかっているか否か(列車検知装置1、6は、上り方向、下り方向のどちらから列車検知装置1に近づいているのか)を判定する(ステップS107)。
【0039】
ステップS107において、下り方向から列車検知装置1に接近していると判定した場合(すなわち、YES)、リレー部243の接近リレーを落下させ、方向情報をリレーの接点として伝送装置14に出力し(ステップS108)、図9の処理ルーチンを終了する。また、上り方向から列車検知装置6に接近していると判定した場合(すなわち、YES)、リレー部243の接近リレーを落下させ、方向情報をリレーの接点として伝送装置16に出力し(ステップS108)、図9の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS107において、上り下り方向から走行してきた列車5が踏切障害物検知装置9から遠ざかっていると判定した場合(すなわち、NO)、リレー部243の遠リレーを落下させ、方向情報をリレーの接点として伝送装置15に出力し(ステップS109)、図9の処理ルーチンを終了する。
なお、上り方向から列車検知装置1に接近した場合や、下り方向から列車検知装置6に接近した場合には、方向情報を出力して踏切制御装置17で無視してもよいし、方向情報を出力しなくてもよい。
【0040】
ステップS101において、物体までの距離が5m〜40mの範囲外である場合(すなわち、NO)、物体までの距離が0m〜5mの範囲内であるか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110において、物体までの距離が0m〜5mの範囲内である場合(すなわち、YES)、検知範囲外であると判定し(ステップS111)、入力データは、健全性チェックに用いられる(ステップS104)。
【0041】
ステップS105において、反射波の受信レベルがしきい値(列車しきい値)よりも小さい場合(すなわち、NO)、検知された物体は、動物、自動車、人等の列車以外(小物体)であると判定し(ステップS112)、入力データは健全性チェックに用いられる(ステップS104)。
なお、踏切障害物検知装置9においては、遮断かん7、8が降下中で、受信レベルが、障害物しきい値以上、且つ列車しきい値よりも小さい場合、検知された物体は障害物であると判定し、伝送装置15へ障害物検知情報を送信する。
受信レベルが障害物しきい値よりも小さい場合には、検知除外範囲と見なして、入力データを健全性チェックに用いる。
【0042】
ステップS110において、物体までの距離が40mよりも大きい場合(すなわち、NO)、検知距離外であると判定し、入力データは無視して(ステップS113)、図9の処理ルーチンを終了する。
ステップS104の健全性チェックにおいて、正常と判定された場合には、図9の処理ルーチンを終了し、異常と判定された場合には、リレー部24の異常リレーを落下させて、異常情報を伝送装置14、15、16に出力する。
【0043】
このように、既設設備や列車に電波を反射させ、その反射波を用いて列車の検知を行うので、外部ノイズや天候の影響が少なく、検知範囲内における列車検知精度を向上させることができる。したがって、踏切制御子による制御時に用いていたリレーが不要となり保守は不要となる。
また、送信アンテナ211から符号変調された電波を発射し、受信アンテナ212で受信された電波を復調して変調符号を抽出し、この抽出された変調符号と送信アンテナ211から発射された電波の変調符号とを比較し、受信アンテナ212で受信された電波が送信アンテナ211から発射された電波の反射波であるか否かを判定するので、送信アンテナ211から発射された電波以外の電波を受信しても、受信した電波を除外することができ、確実に列車を検知することができる。
【0044】
また、列車からの反射波を利用して列車の走行方向が検知できるため、単線区間にも適用することができる。
また、踏切の障害物を検知するための踏切障害物検知装置9に、列車検知装置1、6と同等の機能を持たせて、踏切装置2の鳴動停止制御のための列車検知を行わせたので、シンプルなロジックで踏切の鳴動を制御でき、新たに鳴動停止用の列車検知装置を設置する必要がないので、設備を削減することができる。
列車検知には、あらかじめ設定された物体の距離および受信レベルを用いるため、確実に列車を検知することができる。また、踏切障害物検知装置9には、踏切遮断機3、4に存在する障害物を検知するためのしきい値が設定されているので、列車以外の障害物も確実に検知することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、踏切に接近する列車と踏切を通過する列車を検知する列車検知装置と、踏切を制御する踏切制御装置とを備え、踏切に接近する列車を検知する列車検知装置および踏切を通過する列車を検知する列車検知装置は、搬送波を変調した送信波を生成する変調手段と、列車検知装置から検知距離までの検知範囲に送信波を発射し、電波を受信する送受信手段と、電波を復調し、電波が送信波に対する反射波であることを判定する復調手段と、電波が送信波に対する反射波であると判定され、且つ、反射波の受信レベルが所定値以上の場合、検知範囲内に列車あるいは障害物を検知したと判定する判定手段とを含み、踏切制御装置は、各列車検知装置からの検知結果に応じて踏切を制御するので、外部ノイズや天候の影響が少なく、検知範囲内における列車検知精度を向上させることのできる踏切制御システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 踏切制御システムの構成図である。
【図2】 踏切制御システムの動作を示すタイムチャートである。
【図3】 列車検知装置および踏切障害物検知装置から出力される情報を示す説明図である。
【図4】 列車検知装置および踏切障害物検知装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 列車検知装置の検知範囲を示す説明図である。
【図6】 列車検知装置における受信レベルおよび距離に関する検知範囲を示す説明図である。
【図7】 踏切障害物検知装置の検知範囲を示す説明図である。
【図8】 踏切障害物検知装置における受信レベルおよび距離に関する検知範囲を示す説明図である。
【図9】 CPU部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、列車検知装置、2 踏切装置、3、4 踏切遮断機、5 物体(ターゲット、列車)、6 列車検知装置、7、8 遮断かん、9 踏切障害物検知装置、10、11、12 送信範囲、13 レール、14、15、16 伝送装置、21 送受信部、22 アンテナ送受信部、23 信号処理部、24 論理処理部、31、32 反射板の設置点、211 送信アンテナ、212 受信アンテナ、231 SS変復調部、232 DSP部、241 CPU部、242 FSD部、243 リレー部。
Claims (3)
- 踏切に接近する接近列車を検知するために前記踏切から前記接近列車側に所定距離だけ離れた位置に設置された接近列車検知装置と、
前記踏切を通過中の通過列車を検知するために前記踏切の近傍に設置された通過列車検知装置と、
前記接近列車検知装置および前記通過列車検知装置からのそれぞれの検知結果に応じて前記踏切を制御する踏切制御装置とを備え、
前記接近列車検知装置は、
第1の搬送波を変調した第1の送信波を生成する第1の変調手段と、
前記接近列車の走行軌道に向けて、前記接近列車検知装置の設置位置から所定検知距離までの接近検知範囲に前記第1の送信波を発射するとともに、前記接近列車の方向からの第1の電波を受信する第1の送受信手段と、
前記第1の電波を復調し、前記第1の電波が前記第1の送信波に対する第1の反射波であることを判定する第1の復調手段と、
前記第1の電波が前記第1の送信波に対する第1の反射波であると判定され、且つ、前記第1の反射波の受信レベルが第1の所定値以上の場合、前記接近検知範囲内に前記接近列車を検知したと判定する第1の判定手段とを含み、
前記通過列車検知装置は、
第2の搬送波を変調した第2の送信波を生成する第2の変調手段と、
前記通過列車の走行軌道に向けて、前記通過列車検知装置の設置位置から所定検知距離までの通過検知範囲に前記第2の送信波を発射するとともに、前記踏切の方向からの第2の電波を受信する第2の送受信手段と、
前記第2の電波を復調し、前記第2の電波が前記第2の送信波に対する第2の反射波であることを判定する第2の復調手段と、
前記第2の電波が前記第2の送信波に対する第2の反射波であると判定され、且つ、前記第2の反射波の受信レベルが第2の所定値以上の場合、前記通過検知範囲内に前記通過列車を検知したと判定する第2の判定手段とを含み、
前記第2の判定手段は、前記第2の電波が前記第2の送信波に対する第2の反射波であると判定され、且つ、前記第2の反射波の受信レベルが前記第2の所定値よりも小さく、前記第2の所定値よりも小さい第3の所定値以上の場合、前記通過検知範囲内に障害物を検知したと判定することを特徴とする踏切制御システム。 - 前記第1の変調手段は、前記第1の搬送波を第1の擬似雑音符号によりスペクトラム拡散変調して前記第1の送信波を生成し、
前記第1の復調手段は、前記第1の擬似雑音符号と、前記第1の反射波から抽出された擬似雑音符号とが一致した場合に、前記第1の電波が前記第1の送信波に対する第1の反射波であると判定し、
前記第2の変調手段は、前記第2の搬送波を第2の擬似雑音符号によりスペクトラム拡散変調して前記第2の送信波を生成し、
前記第2の復調手段は、前記第2の擬似雑音符号と、前記第2の反射波から抽出された擬似雑音符号とが一致した場合に、前記第2の電波が前記第2の送信波に対する第2の反射波であると判定することを特徴とする請求項1に記載の踏切制御システム。 - 前記接近列車検知装置は、単線区間に設置された踏切に対して、上り方向の位置および下り方向の位置にそれぞれ設置され、前記上り方向および前記下り方向からの前記接近列車を検知し、
前記第1の復調手段は、前記第1の反射波に基づいて前記第1の電波を反射させた第1の物体の速度を算出し、
前記第1の判定手段は、前記第1の電波が前記第1の送信波に対する第1の反射波であると判定された場合、前記第1の物体の速度に基づいて前記第1の物体の移動方向を判定し、
前記第2の復調手段は、前記第2の反射波に基づいて前記第2の電波を反射させた第2の物体の速度を算出し、
前記第2の判定手段は、前記第2の電波が前記第2の送信波に対する第2の反射波であると判定された場合、前記第2の物体の速度に基づいて前記第2の物体の移動方向を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の踏切制御システム。
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