JP3877489B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータのデータ入力用として使用される入力装置に係り、特に操作性に優れた入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の入力装置の概略を示す斜視図、図8は図7の矢視6方向の断面図、図9は図7に示す入力装置の電気的な回路構成図である。
【0003】
図7に示す入力装置1は、例えばノート型パソコンなどの小型のコンピュータに組み込まれ、あるいは入力装置単体として使用されるものである。
【0004】
図7および図8に示すように、前記入力装置1は、主に基板2とこの基板2から所定の高さ位置で対向する可動電極4とから構成されている。前記可動電極4は人為的に操作可能な操作体5などに保持されており、前記基板2に沿う方向に基板2に対し平行に移動できるようになっている。
【0005】
前記基板2上には、扇形状の検出電極3a,3b,3cおよび3dと十字形状の接地電極3gからなる固定電極3が形成されている。図9に示すように、入力装置1では基板2上の接地電極3gと可動電極4との間に静電容量Cgが形成され、基板2上の検出電極3a,3b,3cおよび3dと可動電極4との間に静電容量Ca,Cb,CcおよびCdがそれぞれ形成される。
【0006】
上記入力装置1を搭載したコンピュータの内部には、接地電極3gと各検出電極3a,3b,3cおよび3dの間の各合成容量C1,C2,C3およびC4を検出する検出手段(図示せず)が設けられており、コンピュータの命令により前記各合成容量C1,C2,C3およびC4が検出可能となっている。
【0007】
入力装置1では、前記可動電極4を基板2に沿って任意の方向に移動させると、可動電極4と各検出電極3a,3b,3cおよび3dとの間の対向面積が変わるため、各静電容量Ca,Cb,CcおよびCdが変化し、よって各合成容量C1,C2,C3およびC4も変化する。前記コンピュータは、前記検出手段を介して各合成容量C1,C2,C3およびC4を検出することにより、操作体5(可動電極4)の基板2上の位置データを所定のサンプリングタイムで検出する。そして、その位置データに基づき所定の演算処理を行うことにより、コンピュータディスプレイ上のカーソルの位置を前記操作体5に合わせて移動するものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の入力装置では以下に示すような問題がある。
【0009】
図10は従来の入力装置における移動方向と移動量の関係を示す出力特性を示す図である。より詳しくは、基板2上の原点O(X軸とY軸との交点)からある一定の操作量Dを維持しつつ、前記可動電極4を原点Oの回りに1回転させたときの入力装置1の出力特性である。図10では、原点Oから出力特性を示す閉曲線7までの長さが可動電極4の検出移動量D′(原点Oからの距離)を示しており、検出移動量D′が可動電極4の移動方向αごとにプロットされている。なお、移動方向αは、Y1方向を0°(360°)、X1方向を90°、Y2方向を180°、X2方向を270°として示している。
【0010】
図10に示すように、接地電極3gが延びるX軸方向及びY軸方向に沿って可動電極4を移動させたときの検出移動量D′に比べ、X軸とY軸の間で可動電極4を移動させたときの検出移動量D′の方が小さく出力され、全体として略十字形状の閉曲線7であることが確認できる。
【0011】
すなわち、実際に原点Oから操作体5を移動させた操作量Dが同じであっても、入力装置1から出力される検出移動量D′は、その移動方向αにより異なっている。このため、上記従来の入力装置1ではユーザーが操作した操作体5の操作量Dと、実際にコンピュータのディスプレイ上で移動するカーソルの検出移動量D′との間にずれが生じ、ユーザーの意思通りにカーソルを操作しにくいという問題があった。
【0012】
また従来は上記問題に対処するため、コンピュータ内に格納されているソフトウエアによってカーソルの検出移動量D′を実際の操作体4の操作量Dに一致するように補正し、これにより入力装置1の操作性を向上させていた。
【0013】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ユーザーの意思通りに操作することができるようにした入力装置を提供することを目的としている。
【0014】
また本発明はソフトウエアによる補正を加えることく、操作性に優れた入力装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の検出電極および接地電極が形成された基板と、この基板との距離を一定に保ちつつ前記基板に沿う方向に移動可能な可動電極と、前記可動電極を移動させる操作体とを有し、前記可動電極と接地電極との間の静電容量および前記可動電極と個々の検出電極との間の各静電容量の合成容量の変位量から、前記操作体の操作量が検出される入力装置において、
前記基板には、円形の領域内に、導電層、および前記円形の中心から放射状に延びて前記導電層を分離する複数の絶縁層が形成されて、
前記導電層と前記絶縁層との境界線と、前記円形の周縁とで囲まれた扇形状の領域内に位置する前記導電層によって、前記検出電極および前記接地電極が形成されており、
前記検出電極と前記接地電極とが前記絶縁層を挟んで円周方向に交互に配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明における入力装置では、操作体の移動方向ごとに出力が異なることを防止することができる。すなわち、入力装置の出力が、操作体の移動方向に影響を受けずに中心(原点)からの操作量に比例したものとすることができる。
【0017】
よって、コンピュータのディスプレイ内のカーソルを前記入力装置で操作させたときに、例えば操作体を移動させたときの移動量をカーソルの移動距離に比例するようにしたり、あるいは操作体の移動量をカーソルの移動速度に比例するように設定することができる。そして、このように設定された入力装置では、ユーザーが違和感なくその意思通りにカーソルを操作することができる。
【0018】
また例えば接地電極の形成位置をXY平面上のX軸とY軸に沿うように設定すると、前記各接地電極をX軸とY軸との間の45°の方向に沿うようにそれぞれ設定され、操作体をXY平面座標軸に合わせて移動させることが可能となる。
【0019】
また、本発明は、前記複数の接地電極が互いに接続されて全ての接地電極が接地電位とされているものである。
【0020】
これにより、基板表面に分離形成された複数の接地電極をすべて同電位に設定することができ、接地電極と可動電極との間の静電容量を一定に維持することができる。したがって、操作体を移動させたときに変化する静電容量(可変容量)を、可動電極と各検出電極との間の各静電容量とすることができる。
【0021】
なお、この場合基板表面の接地電極を基板裏面方向に導くには、例えばスルーホールを利用することができる。
【0022】
上記において、ひとつの前記検出電極における前記導電層と前記絶縁層との境界線の開き角度を中心角θ、ひとつの接地電極における前記導電層と前記絶縁層との境界線の開き角度を中心角φとしたときに、θ+φ=90°の関係を有するものが好ましい。
【0023】
さらに、前記検出電極の中心角θが35°≦θ≦40°の範囲内にあり、接地電極の中心角φが50°≦φ≦55°の範囲内にあるものが好ましい。
【0024】
これにより、前記複数の検出電極と接地電極とにより形成される円盤の直径と可動電極の直径との関係を様々な態様とした場合であっても、操作体の移動方向ごとに出力が異なることを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は本発明における入力装置の外観を示す斜視図、図2は図1の入力装置を分解した状態を示す斜視図、図3は固定電極(接地電極と検出電極)と可動電極を示す斜視図、図4は固定電極(接地電極と検出電極)と可動電極の平面図である。
【0027】
本発明の入力装置10は、図1に示すように、外側は支持部11と操作部12とからなり、例えばノート型パソコンなどの小型のコンピュータに組み込まれ、あるいは入力装置単体として使用される。
【0028】
図1に示すように、支持部11の中央には、操作体13と入力部14からなる操作部12が設けられ、前記操作体13は、XY座標平面上でのスライド動作、Z軸を中心軸とする回転動作及びZ軸下方への押圧動作が可能に支持されている。また前記操作部12の操作体13と入力部14は、それぞれ独立して下方へ押し込むことが可能となっている。
【0029】
前記入力装置10は、操作部12(操作体13,入力部14)、ハウジング部材11A、支持体としてのスライド部材16、検出基板17及び基板15が、図2に示すように積層される。また、ハウジング部材11Aと基板15との間には空間確保のための円筒状のスペーサ18,18,18,18が設けられている。なお、図1に示すねじ8とナット9を用いてねじ止めする際には、スペーサ18に形成されている穴を介してねじ止めされる。
【0030】
前記操作体13は、樹脂製の円盤状部材などから形成され、また前記入力部14は、樹脂製のリング状部材などから形成されている。前記操作体13は、前記入力部14に挿入可能な径で形成され、前記入力部14には、内面下部に中心方向へ延出するフランジ14cが全周に設けられる。また前記フランジ14cは、4個の爪部14dが90度毎に切り欠かれており、これら爪部14dは上下方向に弾性可能に支持されている。
【0031】
前記ハウジング部材11Aは、方形の板状部材からなり、各縁部が下方へ折り曲げられ、各角部にはねじ止め用の取付穴11bが穿設されている。
【0032】
図3に示すように、前記基板(固定側)15は、金属板の表面に絶縁体が積層されたものであり、さらにこの基板15の表面(絶縁層の表面)には導電層からなる複数の検出電極20(個別に21,22,23,24で示す)と複数の接地電極30(個別に31,32,33,34で示す)とからなる固定電極が交互にプリントされている。なお、基板15の各角部には、ねじ穴15a,15a,15a,15aが穿設されている。
【0033】
前記各検出電極20および各接地電極30は、円盤形状の導電層の中心(原点O)から放射状に延びる8本の筋状の絶縁層15bによって8つに分離され、個々の検出電極20と個々の接地電極30は扇型形状に形成されている。前記検出電極20と接地電極30とは交互に配置されており、例えば検出電極21と検出電極22の間に接地電極31が位置するように配置されている。個々の検出電極20の中心角θはすべて同じ角度で形成され、同様に個々の接地電極30の中心角φはすべて同じ角度で形成されている。そして、隣り合う検出電極20の中心角θと接地電極30の中心角φの和が90°の関係となるように設定されている(θ+φ=90°)。
【0034】
なお、前記接地電極31,32,33,34の領域内には、スルーホール(図示せず)が穿設されており、基板15内部に設けられた金属板に接続されている。あるいは基板15の背面(裏面)に配線され、互いに接続されている。よって、すべての接地電極31,32,33,34が同電位に設定されている。なお、扇型形状の接地電極31,32,33,34の各外周部より配線パターンを延ばし、これらを接続することにより同電位に設定するものであってもよい。
【0035】
前記検出基板(可動側)17は、円盤状のPCB(プリント配線基板)などからなり、その下面には前記検出電極20と接地電極30に対向する円盤形状の可動電極40が導電層により形成されている。なお、図3および図4には検出電極20と接地電極30と対向する上部位置に可動電極40のみが示されている。
【0036】
前記スライド部材16は、周縁が略円形の部材からなり、中央部に円形の開口部16aが形成され、前記開口部16aの縁部から上方へ向けてリング状の段差部16bが一体に形成される。
【0037】
前記スライド部材16の周囲には、復帰手段としての4本の線ばね19,19,19,19が組み合わされて設けられている。前記線ばね19,19,19,19は井桁状に配置され、その内側に前記スライド部材16が配置される。また線ばね19,19,19,19は、1辺の一部が前記スライド部材16の周縁に当接している。
【0038】
前記線ばね19,19,19,19は、図2に示すように、各角部においてハウジング部材11Aと基板15との間に設けられた円筒状のスペーサ18に掛け止めされ、それぞれ均等にスライド部材16を付勢する付勢力を有している。
【0039】
上述したスライド部材16は、前記検出基板17と重ね合わされ、且つ前記スライド部材16の周囲に線ばね19,19,19,19が設けられた状態で、ハウジング部材11Aと基板15との間に組み込まれる。これによりハウジング部材11Aに形成された貫通孔11aから前記段差部16bが露出し、この露出した段差部16bに操作体13が取り付けられている。
【0040】
図5は図1に示す入力装置の電気的な回路構成図である。なお、前記接地電極31,32,33および34は互いに接続されているため、回路構成は上記従来の回路構成と同様となる(図9参照)。
【0041】
図5に示すように、基板15上の接地電極30(31,32,33および34)と可動電極40との間に静電容量Cgが形成され、可動電極40と基板15上の各検出電極21,22,23および24との間は、それぞれ静電容量Ca,Cb,Cc,Cdが形成される。そして、前記静電容量Cgと各静電容量Ca,Cb,Cc,Cdとが直列に接続された関係となっている。
【0042】
したがって、検出電極21と接地電極30との間の合成容量をC1、検出電極22と接地電極30との間の合成容量をC2、検出電極23と接地電極30との間の合成容量をC3、検出電極24と接地電極30との間の合成容量をC4とすると、各合成容量C1,C2,C3およびC4は、次の数1で表わすことができる。
【0043】
【数1】
【0044】
なお、入力装置10を搭載するコンピュータには、各検出電極20と接地電極30との間の各合成容量C1,C2,C3およびC4を検出する検出手段(図示せず)が設けられ、所定のサンプリング時間で検出されている。またコンピュータ内には、各合成容量C1,C2,C3およびC4から、操作体13の位置データを求める演算処理手段(図示せず)が搭載されている。
【0045】
原点Oに対する可動電極40の中心40aの座標(x,y)(可動電極40の位置)は、前記演算処理手段により次の数2の式で求めるられる。
【0046】
【数2】
【0047】
前記演算処理手段では、あらかじめ可動電極40の中心40aが原点Oに一致する場合の各合成容量C1,C2,C3およびC4の各値を検出し、これらの値をオフセット量として演算処理手段内部のメモリに記憶している。
【0048】
なお、可動電極40の中心40aが原点Oに一致すると、理想的には可動電極40と検出電極21,22,23および24との各対向面積が一致し、各合成容量C1,C2,C3およびC4は同じ値となる(C1=C2=C3=C4)。よって、上記数2の式から求められる可動電極40の中心40aの座標(x,y)は、x=0,y=0となり、これは原点O(座標(0,0))を示すこととなる。
【0049】
次に、上記可動電極40の中心40aを原点Oから任意の方向(X1−X2方向および/またはY1−Y2方向)に移動させると、可動電極40と各検出電極20との間の対向面積が変化する。このため、前記各静電容量Ca,Cb,CcおよびCdが変化し、上記数1で示される各合成容量がC1′,C2′,C3′およびC4′に変化する。なお、このとき同時に可動電極40と各接地電極30との間の対向面積も変化するが、各接地電極31,32,33および34は同電位に設定されているため、この間の静電容量Cgには大きな変動は生じない。
【0050】
前記検出手段では、変化後の各合成容量C1′,C2′,C3′およびC4′の各データ値を検出する。演算処理手段では、これらのデータ値からあらかじめ求められている前記オフセット量(合成容量C1,C2,C3およびC4)をそれぞれ差し引いた後、上記数2の式に基づき移動後の可動電極40の座標(x1,y1)が求められる。
【0051】
そして、次の数3により可動電極40の検出移動量D′とその移動方向αが求められ、これらの位置データが演算処理手段よりコンピュータの制御部に随時送出され、ディスプレイ上のカーソルを移動させるためのデータとして使用される。
【0052】
【数3】
【0053】
【実施例】
図6は、入力装置の好ましい実施例における出力特性を示す図である。
この実施例では、上記図3及び図4に示した各検出電極20と各接地電極30により形成される円盤の直径を13.6mmとし、可動電極40の円盤の直径を7.4mmに設定してある。また検出電極20の中心角θがθ=37.3°に設定され、接地電極30の中心角φがφ=52.7°に設定されている。
【0054】
このような入力装置10において、前記可動電極40を原点Oからある一定の操作量Dを維持しつつ、原点Oの回りに1回転させたときに、入力装置10の検出移動量D′と移動方向αを上記図10と同様に取得した。なお、移動方向αは、Y1方向を0°(360°)、X1方向を90°、Y2方向を180°、X2方向を270°として示している。
【0055】
図6に示すように、この実施例に示される入力装置10は円形状の出力線27を示し、操作体13の移動方向αの影響を受けることなく、いずれの方向でも均一な出力を得ることができることを確認することができる。すなわち、上記図10に示す閉曲線7に比べると、従来の問題点が解消されていることを分かる。
【0056】
これにより、操作体13の操作量Dとコンピュータのディスプレイ上で移動するカーソルの検出移動量D′との間にずれが生じることがなくなり、ユーザーは違和感なくその意思通りにカーソルを操作することができるようになる。
【0057】
また、この様に操作性に優れているため、ソフトウエアによる補正を行う必要がなく、コンピュータ本体側の負担を軽減することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、操作体の操作量に応じてカーソルを移動させることができるようになるため、ユーザーの意思通りにカーソルを操作することが可能な入力装置を提供できる。
【0059】
またソフトウエアによる補正を受けなくとも操作性の高い入力装置を提供することができ、コンピュータ本体側の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における入力装置の外観を示す斜視図、
【図2】図1の入力装置を分解した状態を示す斜視図、
【図3】固定電極(接地電極と検出電極)と可動電極を示す斜視図、
【図4】固定電極(接地電極と検出電極)と可動電極の平面図、
【図5】図1に示す入力装置の電気的な回路構成図、
【図6】入力装置の好ましい実施例における出力特性を示す図、
【図7】従来の入力装置の概略を示す斜視図、
【図8】図7の矢視6方向の断面図、
【図9】図7に示す入力装置の電気的な回路構成図、
【図10】従来の入力装置における移動方向と移動量の関係を示す出力特性を示す図、
【符号の説明】
10 入力装置
13 操作体
15 基板
15b 絶縁層
20,21,22,23,24 検出電極
30,31,32,33,34 接地電極
40 可動電極
40a 可動電極の中心
Ca,Cb,Cc,Cd 各検出電極と可動電極の間の静電容量
Cg 可動電極と接地電極の間の静電容量
C1,C2,C3,C4 各検出電極と接地電極の間の合成容量
D 操作体の操作量
D′ 検出移動量
α 移動方向
θ 検出電極の中心角
φ 接地電極の中心角
O 原点
Claims (5)
- 複数の検出電極および接地電極が形成された基板と、この基板との距離を一定に保ちつつ前記基板に沿う方向に移動可能な可動電極と、前記可動電極を移動させる操作体とを有し、前記可動電極と接地電極との間の静電容量および前記可動電極と個々の検出電極との間の各静電容量の合成容量の変位量から、前記操作体の操作量が検出される入力装置において、
前記基板には、円形の領域内に、導電層、および前記円形の中心から放射状に延びて前記導電層を分離する複数の絶縁層が形成されて、
前記導電層と前記絶縁層との境界線と、前記円形の周縁とで囲まれた扇形状の領域内に位置する前記導電層によって、前記検出電極および前記接地電極が形成されており、
前記検出電極と前記接地電極とが前記絶縁層を挟んで円周方向に交互に配置されていることを特徴とする入力装置。 - 前記複数の接地電極が互いに接続されて全ての接地電極が接地電位とされている請求項1記載の入力装置。
- ひとつの前記検出電極における前記導電層と前記絶縁層との境界線の開き角度を中心角θ、ひとつの接地電極における前記導電層と前記絶縁層との境界線の開き角度を中心角φとしたときに、θ+φ=90°の関係を有する請求項1または2記載の入力装置。
- 前記検出電極の中心角θが35°≦θ≦40°の範囲内にあり、接地電極の中心角φが50°≦φ≦55°の範囲内にある請求項3記載の入力装置。
- 前記円形の中心を通り且つ前記接地電位を円周方向に二分する中心線に一致する直交座標軸をX軸およびY軸としたときに、前記X軸を挟んで一方に位置する2つの前記検出電極に関する前記合成容量をそれぞれC1とC2、前記X軸を挟んで他方に位置する2つの前記検出電極に関する前記合成容量をそれぞれC3とC4とし、前記Y軸を挟んで一方に位置する2つの前記検出電極に関する前記合成容量をそれぞれC1とC3、前記Y軸を挟んで他方に位置する2つの前記検出電極に関する前記合成容量をそれぞれC2とC4としたときに、
(C1+C3)−(C2+C4)の演算処理と、(C1+C2)−(C3+C4)の演算処理とから、前記可動電極の中心位置のX−Y座標上の位置を求める制御部が設けられている請求項3または4記載の入力装置。
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