JP3877254B2 - キーレスエントリ受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーレスエントリ受信機に関し、特に受信性能の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のドア等のロック/アンロック等は、イグニッションキーと共通の機械式のキーをドアのキーシリンダに挿入して行うようにしたものが一般的であるが、近年、ドアのロック/アンロック等に機械式のキーを用いない遠隔操作のキーレスエントリ制御システムが採用されるようになっている。このキーレスエントリ制御システムは、運転者の操作で送信機から車両ごとに割り振られたコードを車両側の受信機に送信し、これを復調して車両側に記憶したコードと照合して一致すると電磁アクチュエータ等の作動により車両のロックの解除等を行うもので、夜間等のドアのロック/アンロック等が楽になるという長所がある。
【0003】
図9はかかるキーレスエントリ制御システムの構成の一例を示すもので、送信機4bは運転者が所持するキー4の把手部分に内蔵され、スイッチ(ドアロック、ドアアンロック、トランクオープン、パニック)400と、スイッチ400に対応するIDコードを記憶する記憶部401と、スイッチ400に応じて記憶部401からIDコードを読み込む制御部402とを備えており、運転者がいずれかのスイッチ400を押すと、制御部402からスイッチ400に応じたコード信号が発振部403に出力される。発振部403は、キャリア信号をつくるための314.35MHz の水晶発振子4032を有し、コード信号を変調信号として周波数変調(FM)信号がつくられ、アンテナ404から送信される。送信機4bはこれら各部に給電するための電池405および電圧制御部406を備えており、スイッチ400操作により各部に給電し所定時間、電波が送信される。
【0004】
キーレスエントリ受信機5は、受信部5aと制御部5bとを有し、受信部5aは、アンテナ500で受信した電波を第1のバンドパスフィルタ(BPF)501、高周波(RF)アンプ502、ミキサ503、局部発振器504を備えたスーパーヘテロダイン方式のものである。局部発振器504は313.895MHz の水晶発振子5041を用いた発振周波数固定のもので、受信波信号は、ミキサ503により局部発振器504の発振信号との中間周波数信号に周波数変換され、中心周波数455kHz の第2のバンドパスフィルタ(BPF)505に入力し、中間周波数信号のうち455kHz の中間周波数(IF)の信号を通過せしめる。このIF信号は、IFアンプ506で増幅された後、検波回路507、移相器508およびローパスフィルタ(LPF)509、波形整形回路510によりデジタル化されたコード信号が復調される。
【0005】
制御部5bは、受信信号強度検出回路(RSSI回路)511より知られる受信信号強度が十分かどうかを判定し、十分であればコード信号をボデーコンピュータ6にそのまま出力し、ボデーコンピュータ6は、復調されたコードを判定してコードに対応した制御信号を上記電磁アクチュエータの駆動回路等に出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記キーレスエントリ受信機の安定性は、送受信周波数の安定性に依存し、特に送受信機で用いられる発振子の性能に強く依存する。したがって発振子に周波数偏差が少なく安定性のよいものを用いることが必要になり、コストが高くなる。一方、第2のBPFの帯域幅を広くすると、周波数の安定性が多少悪くとも送信機からの電波を拾うことができるが、ノイズが入り易くなるためS/Nが劣化し、結果的に感度が悪くなる。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、送信機の発振部や受信機の局部発振器に必ずしも性能の十分ではない発振子を用いても、高い感度で受信することができるキーレスエントリ受信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、キーレスエントリ受信機は、受信波信号と局部発振器の局部発振信号との中間周波数信号を中間周波数フィルタに入力するようになしたスーパーヘテロダイン方式の受信部を有し、送信機から送信された電波を受信してコード信号を復調し、コード信号に対応した制御信号を車両制御部に出力する。上記中間周波数信号を生成する混合器に入力する受信波信号の大きさを調整する信号強度調整手段と、局部発振器を制御して局部発振器の発振周波数を所定範囲内で掃引する掃引手段と、受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、信号強度調整手段および掃引手段を制御する掃引制御手段とを具備せしめる。上記掃引制御手段は、発振周波数を掃引し、受信信号強度検出手段により検出された受信信号強度に基づいて受信波信号を検索し、上記発振周波数の掃引を同調と判定された掃引点にて停止するように設定する。かつ、受信信号強度の飽和を上記発振周波数の変化に対する上記受信信号強度の減衰率を用いて検出し、上記混合器に入力する受信波信号の大きさを信号強度調整手段により低下せしめるように設定する。
【0009】
局部発振器の発振周波数を掃引することで受信波信号を同調せしめるので、送信機の発振器や受信機の局部発振器の発振周波数の周波数偏差が大きく安定性がさ程よくなくとも、送信機からの電波を高感度で受信することができる。
【0010】
しかも、強電界地域等において、ノイズ電波の影響で送信機からの電波の受信波信号のレベルが上昇し、受信信号強度が飽和しても、混合器に入力する受信波信号の大きさを低下せしめることで、受信信号強度の飽和が回避される。しかして、受信信号強度のピークから受信波信号の同調点が知られる。よって、強電界地域等の劣悪な受信環境においても良好な受信が可能となる。
【0011】
ここで、上記掃引制御手段は、上記発振周波数の変化に対する上記受信信号強度の減衰率を検出し、減衰率が予め設定した基準減衰率以下でかつ受信信号強度が予め設定した基準強度以上のとき、受信信号強度を飽和と判定する。
【0012】
受信信号強度が飽和すると、受信信号強度が高いレベルで一定となる。これが、受信信号強度およびその減衰率に基づいて速やかに知られる。
【0013】
請求項2記載の発明では、上記掃引制御手段を、上記減衰率が上記基準減衰率以上でかつ上記受信信号強度が上記基準強度以上のとき受信波信号が検出されたものと判定する。
【0014】
受信信号強度およびその減衰率に基づいて、受信信号強度の飽和の検出に加え、受信波信号の検出を行うことができる。しかも、上記減衰率が低ければ受信波信号を検出したものとは判定しないから、ノイズ電波等により誤検出することが防止され、無駄な時間を費やすことなく短時間で同調を完了できる。
【0015】
請求項3記載の発明では、上記掃引制御手段を、受信信号強度の飽和を検出すると、上記基準強度を下げるように設定する。
【0016】
上記のごとく、ノイズ電波による受信信号強度の飽和は、上記混合器に入力する受信波信号を低下することにより回避される。しかし、ノイズ電波のレベルは依然として高いということがある。本発明のごとく受信波信号の有無を判定する上記基準強度も高くすることにより、受信信号強度がノイズ電波よりも突出する受信波信号を確実に検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明のキーレスエントリ受信機を適用したキーレスエントリ制御システムの構成を示す。イグニッションキー4に内蔵される送信機4aは基本的に図9の送信機と同じもので、発振部403の水晶発振子4032に代えて安定性がやや劣るSAW4031を用いたものである。
【0018】
受信機1は、受信部1aおよび制御部1bからなり、ボデーコンピュータ3とともに車両に搭載される。
【0019】
受信部1aはスーパーヘテロダイン方式の構成で、アンテナ100から入感した受信波信号が第1のBPF101およびRFアンプ102を介してミキサ103に入力している。BPF101の通過帯域は、送信機4aの送信周波数が発振部401のドリフト等でばらついても送信電波が入感し得るように設定する。RFアンプ102はトランジスタ等で構成され、その信号強度調整手段たるエミッタ抵抗1021は抵抗値を調整自在としてあり、RFアンプ102のゲインを変更できるようになっている。ミキサ103は、局部発振器たる電圧制御発振器(VCO)104と周波数変換回路を構成し、受信波信号とVCO104の発振信号との中間周波数信号を生成するようになっている。この中間周波数信号が中間周波数フィルタたる第2のBPF105に入力せしめてある。BPF105はセラミックフィルタ等で構成された中心周波数が455kHz のものである。
【0020】
BPF105を通過した中間周波数(IF)信号はIFアンプ106で増幅され、検波器107および移相器108に入力する。検波器107および移相器108は、周波数弁別器を構成し、周波数変化を振幅変化に変換する。検波出力は、さらに高周波成分を除去するLPF109および波形整形回路110を通過してコード信号が復調され、コード信号は制御部1bに入力する。
【0021】
また受信部1aは、受信信号強度検出手段たるRSSI回路111を備えており、RSSI電圧VRSSIを出力するようになっている。RSSI電圧VRSSIは、IFアンプ106への入力が大きいほど高くなり、受信信号強度を検出することができる。
【0022】
VCO104は発振子としてSAW1041を用いて構成してあり、受信部1aはVCO104の周波数制御用の制御電圧を出力するスキャニング回路2が設けてある。VCO104はスキャニング回路2から入力する制御電圧が高いと発振周波数が高く、制御電圧が低いと発振周波数が低くなる構成としてある。
【0023】
スキャニング回路2は、掃引手段2bを構成するカウンタ202およびDA変換器203とを有し、カウンタ202には第1、第2のクロック208,209から切り替えスイッチ205を介してクロック周波数の異なるクロック1、クロック2が入力している。カウンタ202はいずれかのクロック208,209により、所定範囲内でカウントアップ/ダウンを繰り返す構成としてある。かかるカウントアップ/ダウンするカウンタ値が、DA変換器203においてアナログ信号に変換され、制御電圧としてVCO104の発振周波数を掃引(スキャニング)せしめるようになっている。この制御電圧は二等辺三角波となる。ここでDA変換器203の分解能すなわちビット数は、VCO104の発振周波数の可変範囲を、VCO104の発振周波数を合わせ込みたい周波数で除した値以上のものを用いる。なおVCO104を合わせ込みたい周波数は、発振周波数の最小変量である。これは、BPF105の帯域幅が狭いほど小さなものが必要で、帯域幅よりも小さく設定する。受信波信号に対して不感となる周波数域をつくらないようにするためである。
【0024】
またクロック208,209のクロック周波数は、クロック信号が第2のBPF105へ混入しないように、中間周波数である455kHz の整数倍ではない値に設定するのが望ましい。例えば455kHz を8.5倍して3.9675MHz というように設定する。
【0025】
ここでカウンタ208,209がカウントアップ/ダウンする範囲は、VCO104の発振周波数が、送信機4aの送信周波数のばらつき(ドリフト等)およびSAW1041の安定性に起因するVCO104の発振周波数のばらつき(ドリフト等)に追随可能な範囲とする。例えば、送信機4aの送信周波数とそのばらつきが、314.35MHz ±0.15MHz で、VCO104の発振周波数のばらつきが±0.15MHz のとき、ミキサ103において、455kHz の中間周波数信号を得るには、VCO104の発振周波数の範囲が313.895MHz ±0.3MHz であればよいことになる。しかしてかかる周波数範囲内で可変となるように、カウンタ202のカウントアップ/ダウン範囲を決定する。
【0026】
スキャニング回路2の、掃引制御手段2aを構成するコンパレータ200および制御ロジック201は、カウンタ202の作動を制御するもので、受信波信号が入感するとVCO104の発振周波数をロックする。コンパレータ200は、2つの比較信号の大小により「H」、「L」の2値出力をするもので、一方の比較信号としてRSSI回路111から出力されるRSSI電圧VRSSIが入力し、他方の比較信号として切り替えスイッチ204を介して第1、第2の基準電圧発生部206,207から基準電圧1とこれよりも高い基準電圧2とが入力している。
【0027】
制御ロジック201は、後述する制御フローを実行する論理演算回路等で構成されてカウンタ202を制御し、VCO104の発振周波数のスキャニングと停止、スキャニング速度等を制御するようになっている。また、制御ロジック201は、エミッタ抵抗1021を制御してRFアンプ102のゲインを調整するようになっている。
【0028】
制御ロジック201は、これにRSSI電圧VRSSIが入力するとともに、これを入力とするピークホールド回路を有し、コンパレータ200出力が「L」になるとピークホールド回路がリセットされてその後のピーク値をホールドするようになっている。
【0029】
制御部1bは、マイクロコンピュータ等で構成され、波形整形回路110から入力する復調されたコード信号を予め記憶したIDコードと照合し、合致すれば車両制御部たるボデーコンピュータ3に送信機4のスイッチ400操作に対応した制御信号を出力するようになっている。ボデーコンピュータ3は、制御信号にしたがって、例えばドア開閉用のアクチュエータを駆動してドアの開閉等を行う。
【0030】
また制御部1bは、タイマー制御にてスリープモードで作動し、作動期間とスリープ期間とを繰り返す間欠作動をするとともに、受信部1aが作動期間とスリープ期間とを交互に繰り返す間欠作動をするように制御し、暗電流の低減を図っている。なお、カウンタ202は、そのメモリの記憶をバックアップするため、スリープ期間であってもバックアップ用の通電がなされるようになっている。
【0031】
本発明の受信機1の作動を説明する。図2は受信機1各部のタイミングチャートで、図3、図4、図5は制御ロジック201において実行される制御フローである。
【0032】
図2において、前半は送信機4aからの電波がない場合を示しており、後半は作動期間の途中で送信機4aのスイッチ400が操作されて送信機4aからの電波が入った場合を示している。
【0033】
先ず電波がないときについて説明する。図3、図4の制御フローは、制御部1bにより受信部1aがウェイクアップするとスタートする。制御フローは、ステップS10〜S33が受信波検索制御のステップで、受信波を高速検索し、ステップS40〜が同調制御のステップで、受信周波数を受信波信号の同調周波数に固定する。ステップS10では切替えスイッチ204,205を切替えて低圧の基準電圧1、速いクロック1に設定する。
【0034】
ステップS10ではカウンタ202に対しVCO104の発振周波数の掃引(スキャニング)を許可する。すなわちDA変換器203でアナログ化されたカウンタ202の出力はクロック1のクロック周波数に応じた速い速度でアップダウンし、図2のごとく二等辺三角波となる。これによりVCO104の発振周波数が上記所定範囲内で低側から高側へ変化し、反転して高側から低側へ変化し、これを繰り返す。VCO104の発振周波数の変化も二等辺三角波となる。
【0035】
そしてミキサ103において、RFアンプ102からの受信波信号とVCO104の発振信号とが混合されて、その中間周波数信号が第2のBPF105に入力し、VCO104の発振信号と455kHz の中間周波数信号をつくる受信波信号のみがBPF105を通過する。このように、VCO104の発振周波数が所定範囲内でスキャニングされ、受信波信号が検索される。
【0036】
続くステップS30では、受信波信号の入感があるか否かを判定する。図5はステップS30の詳細を示すもので、まず、ステップS300では、コンパレータ200の出力が「L」か否かを判定する。電波がなければRSSI電圧VRSSIは低く、コンパレータ200の出力は「H」のままであり、ステップS301に進む。
【0037】
ステップS301では、RFアンプ102のゲインが最大か否かを判定し、最大であればS31(図3)に進み、最大でなければRFアンプ102のゲインを上げ(ステップS302)、ステップS31に進む。これにより通常の受信環境すなわち受信しようとする送信機4aからの電波もノイズ電波もない状態では、常にRFアンプ102のゲインが最大に設定され、感度良好に受信波信号の検索をすることができる。
【0038】
ステップS31では、現在時刻Tがウェイクアップ時刻T0 から基準の作動時間TWを越えて経過していないかどうかを判定し、越えていなければステップS20に戻り、基準作動時間TWを経過するまでVCO104の発振周波数のスキャニングが続けられる。基準作動時間TWは、図例では、発振周波数のスキャニングが、途中でロックされなければ4回行われる長さに設定してある。基準作動時間TWを経過すると本制御ルーチンを終了し、制御部1bが制御ルーチン終了を受け受信部1aを再びスリープせしめる(ステップS32)。
【0039】
次に電波が入ったときの作動について説明する。最初に通常の状態における作動について説明し、後で、携帯電話等の不要電波が入感する強電界地域における作動について説明する。
【0040】
(通常の状態)
1回目のスキャニングの終了後に運転者が送信機4aのスイッチ400を操作し送信機4aから314.35MHz の電波が送信されたとして説明する。図例では2回目のスキャニング中である時刻T1 において、かかる送信機4aからの電波が入感しRSSI電圧VRSSIが基準電圧1を越えてコンパレータ200の出力が「L」になり(ステップS300)、ステップS303に進む。これにより、上記ピークホールド回路がリセットされ、以降、ピーク値がホールドされる。
【0041】
ステップS303では、スキャニングが所定周波数a(kHz )だけ進んだ時点において、ピークホールド回路のホールド値および現在のRSSI電圧VRSSIから、RSSI電圧VRSSIが減衰率たるb(V)以下の低下があるか否かを判定する。なお、上記所定周波数偏差aはカウンタ202のカウンタ値換算である。RSSI電圧VRSSIの低下量は、RSSI電圧VRSSIの周波数変化に対する減衰率を表している。したがって、ステップS303が肯定されれば、RSSI電圧VRSSIが図6(A)のように山形のプロファイルをなしているということであり、送信機4aから送信された電波の受信波信号である蓋然性が高いと判断できる。また、ステップS303が否定されれば、RSSI電圧VRSSIが図6(B)のように基準電圧1を越える高いレベルで平坦であるということであり、飽和している蓋然性が高いと判断できる。
【0042】
送信機4aからの電波が入感していれば、上記のごとくステップS300およびステップS303が肯定され、VCO104の発振周波数をロックする(ステップS304)。
【0043】
ステップS305では、再びRSSI電圧VRSSIを基準電圧1と比較し、高ければ(コンパレータ200出力が「L」)、周波数ロックを保持し(ステップS304)、制御部1bによりコードの読み込みが行われる。
【0044】
続くステップS306では、現在時刻Tが受信波信号の検出時刻T1 から待機時間TH1 を越えて経過していないかどうかを判定し、越えていなければステップS305に戻り、受信波信号の検出状態が待機時間TH1 持続するかどうかが判定される。待機時間TH1 は例えば1msに設定する。待機時間TH1 経過前にコンパレータ200の出力が「H」に戻ってしまえば(ステップS305)、検出した受信波信号がノイズ電波であったと判断されるので上記ステップS31に進み、基準作動時間TWを越えていなければスキャニングを再開する(ステップS300)。
【0045】
(強電界地域の場合)
ステップS303において否定された場合、すなわちRSSI電圧VRSSIの低下がないのは、上記のごとく、図6(B)のようにRSSI電圧VRSSIが飽和している蓋然性が高いので、ステップS307に進み、RFアンプ102のゲインを下げ、ステップS31に進む。
【0046】
さて、近年、携帯電話の普及等により、携帯電話等に起因する強電界地域が多く存在し、強電界地域に車両を駐車することは十分に考えられる。車両の駐車場所が、かかる強電界地域の場合、送信機4aからの電波が入感しても、その受信波信号の大きさは、上記強電界により底上げされてしまい、RFアンプ102やミキサ103の入力許容値を越え、RSSI電圧VRSSIは飽和し、受信波信号のピークが潰れる(図6(B))。
【0047】
しかし、RFアンプ102のゲインを下げることで、図7に示すように、RSSI電圧VRSSIの飽和が回避され、受信波信号のピークが現れる。かくして強電界地域においても受信波信号を検出することができる。よって、受信環境の違いによらず受信波信号を捉えることができる。
【0048】
しかも、本実施形態では、RSSI電圧VRSSIおよびその減衰率を二値判定するステップS300,S303により、受信波信号が検出されたか否かの判定と、RSSI電圧VRSSIが飽和しているか否かの判定とを行っており、制御フローより知られるように、制御ロジックは極めて簡単な構成でよく、低コストにできる。なお、本実施形態では、ピークホールド回路等により構成しているが、RSSI電圧VRSSIを二値比較するしきい値が異なる1対のコンパレータにより構成することもできる。すなわち、ステップS300は、RSSI電圧VRSSIを高側のしきい値と比較することで判定し、ステップS303は、RSSI電圧VRSSIが高側のしきい値を越えスキャニングが所定周波数a(kHz )だけ進んだ時点において、RSSI電圧VRSSIを低側のしきい値と比較することで判定する。
【0049】
ここで、周波数の高いクロック1を用いることでVCO104の発振周波数のスキャニングを高速化し、短時間で受信波信号を検索することができる。
【0050】
また、受信波信号を高速検索しているため、RSSI回路111の応答遅れによりスキャニングがややオーバーシュートし、RSSI電圧VRSSIが基準電圧1を越えた時点では、やや同調ずれしている。
【0051】
かかる高速検索による同調ずれはステップS40以下の同調制御の手順が実行されることで、解消することができ、受信波信号の高速検索と同調の高精度化の両立を図っている。すなわちステップS305,S306により、受信波信号が送信機4aからの送信電波である蓋然性が高いことが認められると、まずステップS40において基準電圧1からこれよりも高い基準電圧2に切り替え、クロック1からこれよりも周波数の低いクロック2に切り替える。
【0052】
ステップS50〜S52は、VCO104の発振周波数を一定値戻す手順で、ステップS50では、受信波信号を検出した時刻T1 におけるスキャニング方向を、カウンタ202がアップ中であったかどうかで判定する。ダウン中であればステップS51に進み現在のカウンタCに一定値CBを加算して戻しカウンタC2 とする。またアップ中であればステップS52に進み、タイムチャートに示すように、現在のカウンタCに一定値CBを減算して戻しカウンタC2 とする。なおここで一定値CBは第2のBPF105の帯域幅BWの半分に相当するカウント値である。かくして受信波信号検出時刻T1 から待機時間TH1 経過後の時刻T2 においてVCO104の発振周波数はf1 からBW/2離れたf2 に戻る。図例ではf2 はf1 −BW/2である。
【0053】
続くステップS60では上記クロック2に対応したスキャニング速度および基準電圧2に対応する受信波信号の同調判定レベルにて、第2BPF105の帯域幅端に対応する、戻した発振周波数f2 からスキャニングする。
【0054】
ステップS70〜S73は、実質的にステップS30〜S33と同じ手順で、RSSI電圧VRSSIと基準電圧2の比較出力であるコンパレータ200の出力が「L」かどうかを判定し、「L」でなければスキャニング(ステップS60)が続けられ、スキャニング開始時刻(時刻T2 )からの経過時間が基準作動時間TWを越えると本制御ルーチンを終了し再びスリープ期間に入る(ステップS72)。
【0055】
ステップS70においてコンパレータ200の出力が「L」であればステップS73に進み現在時刻Tが受信波信号の同調時刻T3 から待機時間TH2 を越えて経過していないかどうかを判定する。待機時間TH2 を設定しているのは、待機時間TH1 を設定したのと同趣旨であり、長さは例えば2msとする。ステップS73において検出時刻T3 からの経過時間が待機時間TH2 を越えていなければステップS74に進み、現在のカウンタCがスキャニング開始時のカウンタC2 からBPF105の帯域幅BW相当のカウンタ値2CBを越えているかどうかを判定し、越えていなければステップS70に戻る。ステップS74において、スキャニング開始時のカウンタC2 からのカウント変化が2CBを越えていれば、もはや時刻T1 において検出した受信波信号とは認められない(例えば突発的なノイズ電波)のでステップS10に戻り、基準電圧1、クロック1の設定で受信波信号の検索をやり直す。
【0056】
ステップS73において検出時刻T3 からの経過時間が待機時間TH2 を越えると、ステップS80に進み制御部1bにコード読み込みの許可が与えられ、制御部1bは、波形整形回路110から出力される復調信号に基づいてコードを読み込み、予め記憶したIDコードと照合して合っていればボデーコンピュータ3に、ドアオープン等の対応する制御信号を出力する。
【0057】
ステップS90では、RSSI電圧VRSSIを基準電圧VS と比較し基準電圧VS よりも高いかどうかをチェックする。これはVCO104の発振周波数や送信周波数がドリフトすること等によりRSSI電圧VRSSIが低下していないかどうかを判定するもので、コード読み込みの信頼性を高める手順である。ステップS90においてRSSI電圧VRSSIが基準電圧VS よりも高ければ、制御部1bによるコード読み込みを容認し(ステップS80)、基準電圧VS よりも低ければIDコードの正確な読み込みが困難と判断してステップS100に進む。なお基準電圧VS は基準電圧2と同じであり、このRSSI電圧VRSSIのチェックはコンパレータ200の出力に基づいて判断される。
【0058】
ステップS100以降の手順は、上記ドリフト等により同調ずれした受信周波数を同調し直す手順である。図例ではVCO104の発振周波数がf3 からf5'に変化した例を示している。ステップS100〜S102では、VCO104の発振周波数を一定値戻す。ステップS100では、同調完了時刻(時刻T3 )におけるスキャニング方向を、カウンタがアップ中であったかどうかで判定する。ダウン中であればステップS101に進み同調時のカウンタC3 に一定値CB’を加算して戻しカウンタC5 とする。またアップ中であればステップS102に進み、タイムチャートに示すように、現在のカウンタCに一定値CB’を減算して戻しカウンタC5 とする。図例は減算の場合を示し、VCO104の発振周波数がf5'からf5 に低下している。なお、ここで一定値CB’は、VCO104の発振周波数や送信機4aの送信周波数のドリフトの大きさを予め把握しておき、これに基づいて設定する。大きすぎると同調し直しに時間がかかり、小さいと、上記ドリフト等の大きさによっては完全に受信波信号を喪失してしまうおそれがあるからである。
【0059】
同調のし直しを実行するステップS110〜S124は上記ステップS70〜S74と同様の手順で行われる。すなわちステップS110では、カウンタ202が一定値CB’戻したカウンタC5 から同調完了時刻(時刻T3 )におけるカウント方向にカウントを開始する。
【0060】
ステップS120では、RSSI電圧VRSSIと基準電圧2の比較出力であるコンパレータ200の出力が「L」かどうかを判定し、「L」でなければスキャニング(ステップS110)が続けられ、スキャニング開始時刻(時刻T5 )からの経過時間が基準作動時間TWを越えると本制御ルーチンを終了し(ステップS122)再びスリープ期間に入る。
【0061】
ステップS120においてコンパレータ200の出力が「L」であればステップS123に進み現在時刻Tが受信波信号の同調時刻T6 から待機時間TH2 を越えて経過していないかどうかを判定する。ステップS123において同調時刻T6 からの経過時間が待機時間TH2 を越えていなければステップS124に進み、現在のカウンタCがスキャニング開始時のカウンタC2 からBPF105の帯域幅BW相当のカウンタ値2CBを越えているかどうかを判定し、越えていなければステップS120に戻る。ステップS124において、スキャニング開始時のカウンタC5 からのカウント変化が2CBを越えていれば、もはや同調し直そうとした受信波信号とは認められないのでステップS10に戻り、基準電圧1、クロック1の設定で受信波信号の検索をやり直す。
【0062】
ステップS123において検出時刻T6 からの経過時間が待機時間TH2 を越えると、ステップS80に進み、検出時刻T6 から待機時間TH2 後の時刻T7 から再びコードが読み込まれる。
【0063】
このように、本実施形態では、送信機の発振部や受信機の局部発振器に必ずしも性能の十分ではないSAW等の発振子を用いても、良好に受信することができる。
【0064】
なお、ロックする発振周波数すなわちカウンタ202のカウンタ値は、コンパレータ200が「L」になった時点のカウンタ値とするのが、最も簡単である。しかし、RSSI電圧VRSSIが基準電圧1を越える周波数と受信波信号の中心周波数の間にはずれが生じるから、高精度な同調が要求されるときには、少なくとも同調制御において次のようにしてもよい。すなわち、図6(A)、図7より知られるように、中心周波数をはさんでその上下2つの周波数において、コンパレータ200の出力が変わることを利用して、この上下2つの周波数の中間値にてロックしてもよい。あるいはコンパレータ200が「L」になった時点のカウント方向にオフセット補正をするのもよい。
【0065】
なお、本実施形態では、発振周波数ロック後に待機時間を設定しているが、ノイズ電波等の影響が小さい場合等には、VCO104の発振周波数のロック後の待機時間は設ける必要がなく、省略してもよい。
【0066】
また、VCO104の発振周波数を合わせ込む同調制御の前に、基準電圧およびクロック1により高速で受信波信号を検索する受信波検索制御を行っているが、高速検索の要請が高くない場合、例えば、送信機4aの発振子4031やVCO104のSAW1041に比較的精度のよいものを用いてVCO104の発振周波数を変化させる範囲が狭い場合等には、スキャニング回路2は、切り替えスイッチのない、単一の基準電圧発生部、クロックのみを備えた構成とし、同調制御のみを行う構成でもよい。
【0067】
またVCO104の制御電圧は二等辺三角波としているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、鋸波等、所定範囲内で発振周波数を変化させられるものであればよい。
【0068】
また、本実施形態では、スキャニング中にRFアンプ102のゲインを調整しているが、RSSI電圧VRSSIが飽和しているか否かの判定(ステップS300,S303)のみをスキャニング中に行い、RFアンプ102のゲイン調整は、所定範囲のスキャニングが1回終了した時点ごとに行うようにしてもよい。
【0069】
また、強電界地域においては、RFアンプ102のゲインを下げても尚、受信波信号は大きいことがある。この場合、RSSI電圧VRSSIの飽和が回避されても、ノイズ電波のレベルが基準電圧よりも高ければ受信波信号を検出することはできない。そこで、RFアンプ102のゲイン調整前後において、コンパレータ200はRSSI電圧VRSSIを同じ基準電圧1,2と比較するのではなく、基準電圧1,2をそれぞれ高低2種類の電圧値に切り替え自在に構成し、制御ロジックを次のように設定する。すなわち、RFアンプのゲインを下げた後の発振周波数のスキャニングでは、図8に示すように、基準電圧1,2をそれぞれ高側の電圧値に切り替え、受信波信号の検出を、RSSI電圧VRSSIと高圧側の基準電圧との比較により行うように設定する。これにより、受信波信号を確実に検出することができる。
【0070】
また、電界強度は電波発生源との距離等より異なるから、電界強度によっては、RSSI電圧VRSSIは高いものの完全に飽和しておらず、必ずしもRFアンプのゲインを下げなくとも基準電圧値によっては受信波信号を検出できる。そこで、基準電圧を切り替え自在に構成した場合には、制御ロジックを、次のように設定するのもよい。すなわち、受信波検索制御において、RSSI電圧VRSSIが低側の基準電圧よりも高く、かつ所定周波数偏差離れた周波数における減衰量が認められないとき(図5のステップS300,S301参照)には、直ぐにRFアンプ102のゲインを下げるのではなく、RSSI電圧VRSSIが高側の基準電圧よりも高いか否かを判定し、RSSI電圧VRSSIが高側の基準電圧よりも高く、かつ、所定周波数偏差離れた周波数における減衰量が所定値以上認められるときには、受信波信号と判定し、発振周波数をロックする。
【0071】
そして、RSSI電圧VRSSIが高側の基準電圧よりも高く、かつ、所定周波数偏差離れた周波数における減衰量が所定値以上ない場合には、RSSI電圧VRSSIが飽和と判定してRFアンプのゲインを下げる。
【0072】
なお、本実施形態では、送信機と受信機間をFM波により交信しているが、本発明は、他の形式の電波、例えば振幅変調(AM)による電波で交信するキーレスエントリ制御システムにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態になるキーレスエントリ受信機を適用したキーレスエントリ制御システムの全体構成図である。
【図2】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明するタイムチャートである。
【図3】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第1のフローチャートである。
【図4】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第2のフローチャートである。
【図5】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第3のフローチャートである。
【図6】(A),(B)は上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第1、第2のグラフである。
【図7】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第3のグラフである。
【図8】上記キーレスエントリ受信機の作動を説明する第4のグラフである。
【図9】従来のキーレスエントリ受信機を有するキーレスエントリ制御システムの全体構成図である。
【符号の説明】
1 キーレスエントリ受信機
1a 受信部
102 RFアンプ
1021 エミッタ抵抗(信号強度調整手段)
103 ミキサ(混合器)
104 VCO(局部発振器)
105 第2のバンドパスフィルタ(中間周波数フィルタ)
111 RSSI回路(受信信号強度検出手段)
1b 制御部
2 スキャニング回路
2a 掃引制御手段
200 コンパレータ
201 制御ロジック
2b 掃引手段
202 カウンタ
203 DA変換器
3 ボデーコンピュータ(車両制御部)
4 キー
4a 送信機
400 スイッチ
Claims (3)
- 受信波信号と局部発振器の局部発振信号との中間周波数信号を中間周波数フィルタに入力するようになしたスーパーヘテロダイン方式の受信部を有し、送信機から送信された電波を受信してコード信号を復調し、コード信号に対応した制御信号を車両制御部に出力するようになしたキーレスエントリ受信機において、上記中間周波数信号を生成する混合器に入力する受信波信号の大きさを調整する信号強度調整手段と、局部発振器を制御して局部発振器の発振周波数を所定範囲内で掃引する掃引手段と、受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、信号強度調整手段および掃引手段を制御する掃引制御手段とを具備せしめ、上記掃引制御手段は、発振周波数を掃引し、受信信号強度検出手段により検出された受信信号強度に基づいて受信波信号を検索し、上記発振周波数の掃引を同調と判定された掃引点にて停止するように設定し、かつ、上記発振周波数の変化に対する上記受信信号強度の減衰率を検出し、減衰率が予め設定した基準減衰率以下でかつ受信信号強度が予め設定した基準強度以上のとき受信信号強度を飽和と判定して、上記混合器に入力する受信波信号の大きさを信号強度調整手段により低下せしめるように設定したことを特徴とするキーレスエントリ受信機。
- 請求項1記載のキーレスエントリ受信機において、上記掃引制御手段を、上記減衰率が上記基準減衰率以上でかつ上記受信信号強度が上記基準強度以上のとき受信波信号が検出されたものと判定するように設定したキーレスエントリ受信機。
- 請求項2記載のキーレスエントリ受信機において、上記掃引制御手段を、受信信号強度の飽和を検出すると、上記基準強度を下げるように設定したキーレスエントリ受信機。
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