JP3875453B2 - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してファクシミリ通信を行うネットワークファクシミリ装置に関し、特に、パケット網に接続され、ITU−T勧告T.38に基づいた手順により前記パケット網を介して相手先装置との間でファクシミリメッセージのやりとりを行うネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ通信は、ITU−T勧告T.30に基づいたG3ファクシミリのように、電話網を介したものが一般的であったが、基本的に通信料金がかからない利点のある、インターネットに代表されるネットワークを介したパケット通信の急速な普及に伴い、ネットワーク経由のファクシミリ通信への要求が高まった。
【0003】
ネットワーク経由のファクシミリ通信の形態としては、ファクシミリ文書を電子メールに変換して、他のネットワーク端末が電子メールを送受信するのと同様のプロトコルにより送受信する形態があった。
【0004】
しかし、電子メールによるファクシミリ通信では、送信側端末から送信した電子メールが受信側のメールサーバに蓄積される一方、受信側端末が、そのメールサーバに定期的にアクセスして電子メールを受信する通信形態のため、送信側と受信側とが相互に能力交換を行えず、最適な形態でのファクシミリ文書の伝送が行えないばかりでなく、送信と受信が同時的には行われないために、送信文書が確実に受信されたかを送信側が確認できないという弊害があった。
【0005】
そこで、1999年4月にパケット網上でパケット化したT.30信号をやり取りするためのITU−T勧告T.38が制定された。このT.38通信技術を利用することで、パケット網を介した端末間の能力交換および通信のリアルタイム性の保証が可能となった。
【0006】
また、T.38端末の呼制御に関する規約を定めたITU−T勧告として、勧告H.225.0がある。この勧告H.225.0では呼制御メッセージをやり取りするためにwell-nknownポートとして割り当てられたTCPポート1720を使用して呼制御チャネルを開設し、通信開始時にお互いのベンダー情報を交換し、製品情報を表示することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ITU−T勧告T.38に準拠したT.38端末間通信ではデータ転送を行うために、呼双方向に一つずつのデータチャネルを開設しなければならない。
【0008】
また、T.38に基づく通信では、送受信端末間の能力交換(DIS/NSF/DCS/NSS)は、呼制御チャネルとは別に開設されたデータチャネルを利用してやり取りされるため、データチャネルの開設方法についてのネゴシエーションを送受信端末間で行うことはできない。
【0009】
しかしチャネルの開設にはメモリ等のリソースを消費する上に、well-knownポートを割り当てられている呼制御チャネルと異なり、データチャネルで使用するポート番号は呼制御手順で動的に決定されるために、ファイヤーウォールやNATの透過性の点で問題がある。
【0010】
また、G3ファクシミリ通信における圧縮符号化方式としては、伝送エラーを考慮したMH、MR方式等の他、伝送エラーなしを前提とした、MMR、JBIG方式等がある。
【0011】
伝送エラーを考慮したMH、MR方式では、伝送エラーの発生したラインを隣接ラインと置き換えることで対処できるが、伝送エラーなしを前提としたMMR、JBIG方式では、あるラインで発生した伝送エラーが次ライン以降に波及してしまうため、必然的にG3ファクシミリの拡張機能であるECM(ErrorCorrecting Mode)手順を用いた通信を行わなければならなかった。
【0012】
ITU−T勧告T.38に準拠したT.38端末間通信ではG3ファクシミリ通信と同じくECMを用いた通信が可能であが、トランスポートにTCPプロトコルを用いる場合、TCPにより伝送の信頼性の提供を受けるため、上位アプリケーションであるT.38プロトコルでECMをサポートすることは2重の伝送エラー対策を行うことになるために冗長となり伝送エラーチェックのための余分なオーバーヘッドが生じてしまうという問題点があった。
【0013】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、データチャネルを開設することなしにデータ転送を行え、また、冗長な伝送エラー訂正を省いた効率的なデータ転送を行えるネットワークファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置は、パケット網に接続され、ITU−T勧告T.38に基づいた手順により前記パケット網を介して相手先装置との間でファクシミリメッセージのやりとりを行うネットワークファクシミリ装置において、相手先装置との呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において自装置が前記呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨を前記相手先装置に通知する通知手段と、前記相手先装置との前記呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において前記呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨の前記相手先装置からの通知があるか否かを検出する検出手段と、その検出手段により前記相手先装置が呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨が検出された場合は、新たなデータチャネルの開設を行わず前記呼制御チャネルを使用して前記相手先装置との間でデータ転送を行う通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置は、パケット網に接続され、ITU−T勧告T.38に基づいた手順により前記パケット網を介して相手先装置との間でファクシミリメッセージのやりとりを行う一方、ECM手順に対応したネットワークファクシミリ装置において、相手先装置との呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において自装置がECM手順を省略したデータ転送に対応している旨を前記相手先装置に通知する通知手段と、前記相手先装置との前記呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換においてECM手順を省略したデータ転送に対応している旨の前記相手先装置からの通知があるか否かを検出する検出手段と、その検出手段により前記相手先装置がECM手順を省略したデータ転送に対応している旨が検出された場合において、前記相手先装置との間に確立されたデータ伝送用のチャネルとして伝送エラーなしが保証されているTCP等のトランスポートが選択されときは、符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき所定の符号化方式で符号化圧縮されたファクシミリメッセージを、ECM手順を省略して前記相手先装置との間でやりとりする通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載のネットワークファクシミリ装置は、請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置において、符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき前記所定の符号化方式は、MMR符号化方式であることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載のネットワークファクシミリ装置は、請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置において、符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき前記所定の符号化方式は、JBIG符号化方式であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
先ず、図1に、本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置1a、1bのパケット網を介した通信形態について示す。
【0020】
同図において、ネットワークファクシミリ装置1a及び1bは、インターネットなどのパケット網50を介してITU−T勧告T.38に基づいた手順によりパケット網直結型のファクシミリ通信を行う。なお、ネットワークファクシミリ装置1a及び1bは、パケット網直結型ではなく、ゲートウェイ装置30にPSTN60を介して接続して、ゲートウェイ装置30を介してパケット網に接続される、G3ファクシミリ装置40ともファクシミリ通信を行う場合もある。
【0021】
次に、図2に、ネットワークファクシミリ装置1a、1bとなる本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置1のブロック構成について示す。
【0022】
同図において、ネットワークファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、蓄積メモリ7、符号化復号化部8、操作表示部9、LAN通信制御部10、LANインターフェイス11、及び、システムバス12により構成されている。
【0023】
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
【0024】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0025】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0026】
蓄積メモリ7は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したり、通信管理レポート等の各種レポートの画情報やワンタッチダイヤル登録リストや短縮ダイヤル登録リストの画情報をフォント展開して作成するための一時的な記憶領域としても使用される。
【0027】
符号化復号化部8は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式、JBIG符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式、JBIG符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0028】
操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号やネットワークアドレスを指定するためのキー群や、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0029】
LAN通信制御部10は、パケット網50に接続されているLANに接続された、LANとの物理的なインターフェイスであるLANインターフェイス11を介して、LANプロトコル上でのTCP/IPのプロトコル等によるデータ伝送を制御するものである。LANインターフェイス11は、前述したように、LANとの物理的なインターフェイスである。システムバス12は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0030】
図3に、ROM3に格納される、本発明を実施するために必要なソフトウェア構成について示す。同図において、最上位には「オペポート(操作表示部)制御」、「プロッタ制御」、「スキャナ制御」が位置し、その下に「全体制御」が位置し、その下に「ファックスイメージ作成」が位置し、その下にITU−T勧告T.30に基づいたECM手順を含むファクシミリ通信手順を担う「T.30エンジン」が位置し、その下に、ITU−T勧告T.308に基づいた「T.38ファックスデータ処理」、及び、ITU−T勧告H.225.0に基づいた「H.225.0呼制御処理」が位置し、その下に、「TCP/IP」のプロトコル制御が位置し、最下層にLANプロトコルを制御する「LANコントローラ制御」がある。
【0031】
図4に、送信側及び受信側のT.38端末がパケット網を介して行うITU−T勧告準拠の通信シーケンスについて示す。また、図5に、送信側及び受信側のT.38端末がパケット網を介して行う第1実施形態に係る通信シーケンスについて示す。
【0032】
先ず、図4に示すITU−T勧告準拠の通信シーケンスにおいは、フェーズF1により呼制御用TCPチャネル確立後、その確立された呼制御チャネルにより呼制御メッセージSETUPおよびCONNECTメッセージでネゴシエートされた結果(フェーズF2、F3)、いずれか一方の端末が、データチャネルではなく呼制御チャネルを使用したデータ転送には対応していなことが確認されると、呼制御チャネルとは別のデータチャネルを新たに開設し(フェーズF4、F5)、そのデータチャネルを利用してT.38パケット(FAXプロトコルおよびデータ)の通信を行う(フェーズF6、F7)。
【0033】
それに対して、図5に示す第1実施形態に係る通信シーケンスでは、フェーズF10により呼制御用TCPチャネル確立後、その確立された呼制御チャネルにより呼制御メッセージSETUPおよびCONNECTメッセージでネゴシエートされた結果(フェーズF11、F12)、双方の端末が、データチャネルではなく、呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応していることが確認されると、データチャネルを開設することなく、呼制御チャネルをそのままT.38パケット(FAXプロトコルおよびデータ)の通信を行う(フェーズF13、F14)。
【0034】
呼制御メッセージSETUPおよびCONNECTメッセージによる、呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応しているか否かの通知のやりとりは、図6に示すように、ITU−T勧告H.225.0により定められている、SETUP/CONNECTメッセージ内のベンダー情報内におけるけるバージョン情報領域である「versionId」に、図7に示すようにに本発明に係る機能の有無を示す識別子を格納する。
【0035】
すなわち、図7において、「verdinId」の先頭オクテットの、第0ビットを、第1実施形態に係る呼制御チャネル使用データ転送対応可能の有無を示すために用い、第1ビットを、後述する第2実施形態に係るECM手順省略対応機能の有無を示すために用る。もっとも、本発明に係る機能の有無を示す識別情報は呼制御メッセージ内に格納されていればよく、必ずしも「versionId」の領域に限られるものではなく図6に示したベンダー情報内のその他の領域に格納するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0036】
次にネットワークファクシミリ装置1における第1実施形態に係る通信処理手順について図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は送信側の処理を示し、図9は、受信側の処理を示している。
【0037】
先ず、図8の送信側処理においては、先ず呼制御チャネルを確立する(処理101)。この処理101は、図4のフェーズF1及び図5のフェーズF10に対応する。
【0038】
そして、SETUPメッセージを送信する(処理102)。この処理102は、図5のフェーズF11に対応する。ただしその場合のSETUPメッセージのベンダー情報内におけるけるバージョン情報領域である「versionId」を「non_std」とする。つまり、「verdinId」の先頭オクテットの、第0ビットを、呼制御チャネル使用データ転送対応機能有りを示す、1にセットする。
【0039】
処理102で、SETUPメッセージを送信後、図5のフェーズF12または、図4のフェーズF3に対応して、CONNECTメッセージを受信する(処理103)。その処理103により受信されるCONNECTメッセージのベンダー情報内におけるけるバージョン情報領域である「versionId」は、受信側装置が、T.38準拠の標準的な装置である場合には図4のフェーズF3に示すように「std」であり、第1実施形態に係る装置である場合には図5のフェーズF12に示すように「non_std」である。
【0040】
そこで、ベンダー情報「VenderId」を調査して(判断104)、受信側装置が「non_std」か否(「std」)かを判断し(判断105)、「std」である場合には(判断105のNo)、勧告準拠の通信手順を行う。
【0041】
すなわち、図4のフェーズF4に対応して順方向のデータチャネルを確立し(処理106)、図4のフェーズF5に対応して逆方向のデータチャネルを確立し(処理107)、以後、図4のフェーズF6、F7のT.38パケットのやりとりにより、発呼トーンCNGを送信し(処理108)、被呼局識別信号CEDの受信を待ち(処理109)、CEDが受信されると、、ディジタル識別信号DISの受信を待ち(処理110)、DISが受信されると、ファクス送信手順を行い(処理111)、切断命令信号DCNで呼を切断して(処理112)、RELEASE_COMPメッセージを送出して(処理113)、処理を終了する。なお、このときCNG/CEDのやり取りはオプションであるためり、CNGを送信することなく、DISの受信待機に以降するようにしてもよい。
【0042】
判断105において、受信側装置が「non_std」である場合には(判断105のYes)、新たなデータチャネルを確立することなく、処理101で確立した呼制御ポートをデータポートに切り替えて(処理114)、以後、データチャネルの代わりとして使用する。
【0043】
すなわち、呼制御チャネルを介して、以後、図5のフェーズF13、F14のT.38パケットのやりとりにより、発呼トーンCNGを送信し(処理115)、被呼局識別信号CEDの受信を待ち(処理116)、CEDが受信されると、、ディジタル識別信号DISの受信を待ち(処理117)、DISが受信されると、ファクス送信手順を行い(処理118)、切断命令信号DCNで呼を切断して(処理119)、処理を終了する。
【0044】
次に、図9の受信側処理においては、先ず呼制御チャネルを確立する(処理201)。この処理201は、図4のフェーズF1及び図5のフェーズF10に対応し、また、図8の処理101に対応する。
【0045】
そして、SETUPメッセージを受信する(処理202)。この処理202は、図4のフェーズF2または図5のフェーズF11に対応する。
【0046】
その受信したSETUPメッセージのベンダ識別情報「versionId」の国コード、ベンダコード、およびバージョン情報「versionId」を調査した結果(処理203)、「versionId」が「non_std」か、すなわち、「verdinId」の先頭オクテットの第0ビットが1か否(0:「std」)かを判断する(判断204)。
【0047】
その判断の結果、「std」である場合には(判断204のNo)、勧告準拠の通信手順を行う。
【0048】
すなわち、ベンダー情報内における「versionId」を「std」としたCONNECTメッセージを送信した上で(処理205)、図4のフェーズF4に対応して順方向のデータチャネルを確立し(処理206)、図4のフェーズF5に対応して逆方向のデータチャネルを確立し(処理207)、以後、図4のフェーズF6、F7のT.38パケットのやりとりにより、発呼トーンCNGの受信を待ち(処理208)、CNGが受信されると、被呼局識別信号CEDを送信し(処理209)、ディジタル識別信号DISを送信し(処理210)、ファクス送信手順を行い(処理211)、切断命令信号DCNで呼を切断して(処理212)、RELEASE_COMPメッセージを送出して(処理213)、処理を終了する。なお、このときCNG/CEDのやり取りはオプションであるため、CNGの受信を待つことなくDISを送信しても良い。
【0049】
判断204において、送信側装置が「non_std」である場合には(判断204のYes)、ベンダー情報内における「versionId」を「non_std」としたCONNECTメッセージを送信した上で(処理214)、新たなデータチャネルを確立することなく、処理201で確立した呼制御ポートをデータポートに切り替えて(処理215)、以後、データチャネルの代わりとして使用する。
【0050】
すなわち、呼制御チャネルを介して、以後、図5のフェーズF13、F14のT.38パケットのやりとりにより、発呼トーンCNGの受信を待ち(処理216)、CNGが受信されると被呼局識別信号CEDを送信し(処理217)、ディジタル識別信号DISを送信し(処理218)、ファクス送信手順を行い(処理219)、切断命令信号DCNで呼を切断して(処理220)、処理を終了する。
【0051】
なお、呼制御パケットデータおよびT.38パケットデータは、PER符号化方式(相手端末がそのデータ構造を知っていることを前提にした符号化方式)を用いて符号化されるため、同一チャネルにて呼制御パケットとT.38パケットを混在させた場合、その複合化は極めて困難となる。そのため、この第1実施形態ではCONNECTメッセージ送出後、同チャネルにてCNGを待機することと、RELEASE COMPLETEメッセージのやり取りを行わないことによりパケットの混在を回避するようにしている。
【0052】
このように第1実施形態によれば、送受信端末の双方が呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している場合には、新たなデータチャネルを確立することなく、呼制御チャネルを使用したデータ転送を行うことができる。また、通信相手先装置が、呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応していない場合にはT.38準拠の従来通りの通常の手順により対応することができる。
【0053】
次に、ネットワークファクシミリ装置1における第2実施形態に係る通信処理手順について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は送信側の処理を示し、図11は、受信側の処理を示している。また、この第2実施形態に係る通信処理手順は、符号化方式自体は伝送エラーの修復機能を持たない、MMR符号化方式や、JBIG符号化方式のファクシミリメッセージの伝送の際に適用されるものである。
【0054】
先ず、図10の送信側処理においては、先ず呼制御チャネルを確立する(処理301)。この処理301は、図4のフェーズF1に対応する。
【0055】
そして、SETUPメッセージを送信する(処理302)。ただしその場合のSETUPメッセージのベンダー情報内におけるけるバージョン情報領域である「versionId」を「non_std」とする。
【0056】
つまり、「verdinId」の先頭オクテットの、第1ビットを、不要ECM手順省略対応機能を備えていることを示す、1にセットする。
【0057】
処理302で、SETUPメッセージを送信後、図4のフェーズF3に対応して、CONNECTメッセージを受信する(処理303)。その処理303により受信されるCONNECTメッセージのベンダー情報内におけるけるバージョン情報領域である「versionId」は、受信側装置が、T.38準拠の標準的な装置である場合には「std」であり、第2実施形態に係る装置である場合には「non_std」である。
【0058】
そこで、ベンダー情報「VenderId」を調査して(判断304)、受信側装置が「non_std」か否(「std」)かを判断し(判断305)、「std」である場合には(判断305のNo)、勧告準拠の通信を行う(処理307)。
【0059】
判断305において、受信側装置が「non_std」である場合には(判断305のYes)、更に、データチャネルに伝送エラーの訂正が保証されたTCP等の信頼性のあるTCPのトランスポートが選択されか否かを判断し(判断306)、UDPなど、データの配送が保証されない信頼性のないポートが選択された場合には(判断306のNo)、勧告準拠の通信手順を行う(処理307)。TCP等の信頼性のあるポートが選択された場合には(判断306のYes)、以降、ECMのサポートの有無にかかわらず、非ECM手順にて通信を行う(処理308)。
【0060】
次に、図11の受信側処理においては、先ず呼制御チャネルを確立する(処理401)。そして、SETUPメッセージを受信する(処理402)。
【0061】
その受信したSETUPメッセージのベンダ識別情報「versionId」の国コード、ベンダコード、およびバージョン情報「versionId」を調査した結果(処理403)、「versionId」が「non_std」か、すなわち、「verdinId」の先頭オクテットの第1ビットが1か否(0:「std」)かを判断する(判断404)。
【0062】
その判断の結果、「std」である場合には(判断404のNo)、ベンダー情報内における「versionId」を「std」としたCONNECTメッセージを送信した上で(処理405)、勧告準拠の通信を行う(処理406)。
【0063】
判断404において、送信側装置が「non_std」である場合には(判断404のYes)、ベンダー情報内における「versionId」を「non_std」としたCONNECTメッセージを送信した上で(処理407)、更に、データチャネルに伝送エラーの訂正が保証されたTCP等の信頼性のあるのトランスポートが選択されか否かを判断し(判断408)、UDPなど、データの配送が保証されない信頼性のないポートが選択された場合には(判断408のNo)、勧告準拠の通信手順を行う(処理406)。
【0064】
TCP等の信頼性のあるポートが選択された場合には(判断408のYes)、以降、ECMのサポートの有無にかかわらず、非ECM手順にて通信を行う(処理409)。
【0065】
このように第2実施形態によれば、伝送エラーの発生が許されない、MMR符号化方式や、JBIG符号化方式のファクシミリメッセージの伝送の際に、データチャネルとしてTCP等の信頼性のあるトランスポートが選択された場合には、トランスポートにおける伝送エラー訂正機能と重複する不要なECM手順を省略することができる。また、通信相手先装置が、不要なECM手順の省略に対応していない場合や、対応していても選択されたデータチャネルの信頼性が保証されない場合には、T.38準拠の従来通りの通常の手順により対応することができる。
【0066】
第2実施形態は第1実施形態と組合せることも可能で、その場合、呼制御チャネルでのデータ転送と、その呼制御チャネルを介したデータ転送における不要ECM手順の省略が可能となる。
【0067】
なお、以上説明した実施形態においては、本発明を、単体のネットワークファクシミリ装置に適用したが本発明は、それに限らず、例えばLANインターフェイス回路を備えたパーソナルコンピュータが、そのLANインターフェイス回路を介してパケット網に接続されて、T.38に基づいたネットワークファクシミリ通信を行うような、ネットワークファクシミリ装置がシステムとして構成されるような場合にも同様に適用可能なものであることはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、送受信端末の双方が呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している場合には、新たなデータチャネルを確立することなく、呼制御チャネルを使用したデータ転送を行うことができるため、データチャネルを開設することなしにデータ転送を行うことでき、リソースの節約が可能となる効果が得られる。また、またファイヤーウォールなど中継装置ではwell-knownポートのみを開放すればよく、透過性が向上する利点がある。
【0069】
請求項2に係る発明によれば、符号方式自体が伝送エラー修復機能をもたずに、エラー訂正機能を備えたECM手順で伝送すべき前記所定の符号化方式で符号化圧縮されたファクシミリメッセージを伝送する場合でも、前記パケット網におけるデータ伝送用のチャネルとして、伝送エラーなしが保証されているTCP等のトランスポートが選択されときは、ECM手順が省略されるため、冗長な伝送エラー訂正を省いた効率的なデータ転送を行え、データ転送効率を高めることが可能となる効果が得られる。
【0070】
請求項3に係る発明によれば、MMR符号化方式で符号化圧縮されたファクシミリメッセージに対して請求項2に係る発明を適用することが可能となる効果が得られる。
【0071】
請求項4に係る発明によれば、JBIG符号化方式で符号化圧縮されたファクシミリメッセージに対して請求項2に係る発明を適用することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケット網を介した通信形態について示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置におけるソフトウェア構成について示す図である。
【図4】ITU−T勧告T.38準拠の通信シーケンスについて示す図である。
【図5】第1実施形態に係る通信シーケンスについて示す図である。
【図6】ITU−T勧告H.225.0により定められているベンダ識別情報について示す図である。
【図7】ベンダ識別情報におけるversionIdの先頭オクテットの定義について示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における第1実施形態に係る送信側処理手順について示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における第1実施形態に係る受信側処理手順について示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における第2実施形態に係る送信側処理手順について示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における第2実施形態に係る受信側処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b ネットワークファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
4 RAM
5 スキャナ
6 プロッタ
7 蓄積メモリ
8 符号化復号化部
9 操作表示部
10 LAN通信制御部
11 LANインターフェイス
12 システムバス
30 ゲートウェイ装置
40 G3ファクシミリ装置
50 パケット網
60 PSTN
Claims (4)
- パケット網に接続され、ITU−T勧告T.38に基づいた手順により前記パケット網を介して相手先装置との間でファクシミリメッセージのやりとりを行うネットワークファクシミリ装置において、
相手先装置との呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において自装置が前記呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨を前記相手先装置に通知する通知手段と、前記相手先装置との前記呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において前記呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨の前記相手先装置からの通知があるか否かを検出する検出手段と、その検出手段により前記相手先装置が呼制御チャネルを使用したデータ転送に対応している旨が検出された場合は、新たなデータチャネルの開設を行わず前記呼制御チャネルを使用して前記相手先装置との間でデータ転送を行う通信制御手段とを備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - パケット網に接続され、ITU−T勧告T.38に基づいた手順により前記パケット網を介して相手先装置との間でファクシミリメッセージのやりとりを行う一方、ECM手順に対応したネットワークファクシミリ装置において、
相手先装置との呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換において自装置がECM手順を省略したデータ転送に対応している旨を前記相手先装置に通知する通知手段と、前記相手先装置との前記呼制御チャネルを介した呼制御メッセージによる能力交換においてECM手順を省略したデータ転送に対応している旨の前記相手先装置からの通知があるか否かを検出する検出手段と、その検出手段により前記相手先装置がECM手順を省略したデータ転送に対応している旨が検出された場合において、前記相手先装置との間に確立されたデータ伝送用のチャネルとして伝送エラーなしが保証されているTCP等のトランスポートが選択されときは、符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき所定の符号化方式で符号化圧縮されたファクシミリメッセージを、ECM手順を省略して前記相手先装置との間でやりとりする通信制御手段とを備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - 符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき前記所定の符号化方式は、MMR符号化方式であることを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 符号化方式自体が伝送エラー修復機能をもたず、ECM手順で伝送すべき前記所定の符号化方式は、JBIG符号化方式であることを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
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