JP3875059B2 - 体液吸収製品の個包装体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、膣内に挿入される吸収体を有する体液吸収製品が、袋で個別に包装された個包装体に係り、特に袋を開封した後に使用済みの吸収体を手を汚すことなく廃棄処理しやすくした体液吸収製品の個包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
体液吸収製品として、膣内に挿入される吸収体と前記吸収体の後端部から延びる紐とを有するいわゆる生理用タンポンが存在している。
【0003】
従来市販されている前記体液吸収製品としては、アプリケータ内に生理用タンポンが収納されているもので前記アプリケータを用いて吸収体を体内に挿入するもの、またはアプリケータを用いずに指で吸収体を体内に挿入するものがある。前記アプリケータを用いたものは、生理用タンポンとアプリケータとが組み合わされた状態で、個別に袋で包装されて個包装体とされ、前記アプリケータを用いないものは前記生理用タンポンが個別に袋で包装されて個包装体とされている。そして、複数の前記個包装体が箱に収納されたものが製品パッケージとして店頭に並べられている。
【0004】
前記体液吸収製品を新たなものに交換するときには、使用中の生理用タンポンを体内から取り出し、トイレットペーパやティッシュペーパを複数枚重ねたものを使用して使用済みの生理用タンポンを包んで廃棄していることが多い。そして、新たな体液吸収製品の個包装体の袋を開封して、袋から取り出した生理用タンポンを体内に装着している。
【0005】
また、実開昭61−115525号公報に記載の生理用タンポンの包装体は、未使用の生理用タンポンが封入されている第1の袋と、生理用タンポンが封入されていない第2の袋とがミシン目によって分離できるように連結されている。生理用タンポンの装着者は、まず使用済みの生理用タンポンを体内から取り出し、取り出した使用済みの生理用タンポンを前記第2の袋内に入れ、この第2の袋の口を粘着剤が設けられた蓋部分で閉じることで廃棄できる。そして前記第1の袋を開封して新たな生理用ナプキンを装着できるようにしている。
【0006】
また、特開平7−323045号公報には、生理用ナプキンを封入した袋の中に、ペーパが一緒に封入されたものが開示されている。新たな生理用ナプキンを使用するときに袋を開封して内部から前記ペーパを取り出し、このペーパで局部の汚れを拭き取ってから、新たな生理用ナプキンを装着するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記実開昭61−115525号公報に記載のものを使用すると、使用済みの生理用タンポンを第2の袋に入れて封をして廃棄できるため、その後は使用済みの生理用タンポンで手を汚すことがない。しかし、体内から取り出した生理用タンポンを前記第2の袋に入れるまでの間に、指で生理用タンポンを掴んだり、トイレットペーパやティッシュペーパを介して指で生理用タンポンを掴んで前記第2の袋に入れることが必要となり、その間に指を汚しやすい。
【0008】
また吸収体を体内から取り出すときに、トイレットペーパで紐を掴んで引き出すこともあるが、このとき紐に付着している経血が指に付着して指を汚しやすい。また、体外へ出ている紐をトイレットペーパを介して指で掴もうとするときに、紐を掴む感覚が指に伝わりにくいため、紐をすぐに探すことができないという問題も生じる。
【0009】
また、特開平7−323045号公報に記載のものは、袋の中にペーパが入っているが、袋を開封し生理用ナプキンを取り出したときに、ペーパが一緒に袋から出て脱落するおそれがあり使用しずらい。また前記ペーパが生理用ナプキンに連結されており、使用時にペーパをナプキンから切り離すものも開示されている。しかし前記ペーパをナプキンから切り離すのも煩雑である。またペーパが使用前のナプキンに連結されているという構造は不自然であり実用性に乏しい。
【0010】
またこの公報に開示されているのは袋に封入されているのがペーパであるため、このペーパで使用済みのナプキンや生理用タンポンなどの体液吸収製品を包んだとしても、ペーパから経血が滲み出やすい。
【0011】
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、体液吸収製品を交換する際に、袋を開封したときに、開封操作の直後に直ちに処理シートを用いて体液吸収製品を手を汚すことなく処理できるようにした体液吸収製品の個包装体を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、膣内に挿入される吸収体を有する体液吸収製品が、包装シートで形成された袋内に個別に包装されている個包装体において、
前記袋は縦長形状であり、前記袋には、袋の横方向に向く線に沿って包装シートを切断して第1の袋部分と第2の袋部分に分離する切り離し部が設けられており、
前記袋の内部に使用済みの前記吸収体を処理する際に用いられる処理シートが収納されており、
前記処理シートが前記第2の袋部分の内部に固定されているとともに、前記処理シートが前記第2の袋部分から外側へ突出していることを特徴とするものである。
【0013】
この個包装体では、前記切り離し部によって袋の一部を切り離したときに、分離した袋部分に処理シートが連結されているため、開封直後に処理シートを手にすることができる。よってこの処理シートを用いて、使用中の吸収体から延びる紐を掴んで引き出したり、体外へ出た吸収体を直ちに処理シートで包むことができる。
【0015】
この個包装体では、袋を2つに分離した後に、処理シートが第2の袋部分から突出している大きさであるため、この処理シートを簡単に広げて使用済みの吸収体などを処理できる。
【0016】
また、前記第2の袋部分の端部では、前記包装シートの間に前記処理シートの一部が挟まれた状態で、前記包装シートと前記処理シートとが一緒に融着されて閉じられているものが好ましい。
【0017】
前記処理シートが袋の端部のシール部で一緒に融着されていると、包装シートの内面に処理シートを固着する手段を別途設ける必要がなく、製造が容易である。
【0018】
また、前記体液吸収製品が、前記吸収体とこの吸収体の後端部から延びる紐とを有しているものである場合に、前記吸収体が前記第1の袋部分の中に納められているもの、または、前記体液吸収製品は、前記吸収体を収納した外筒と、前記紐が挿通され且つ前記吸収体を前記外筒から押し出す内筒を有するアプリケータが設けられたものであり、前記外筒が前記第1の袋部分の中に納められていることが好ましい。
【0019】
吸収体またはアプリケータの外筒が、前記第1の袋部分の中に納められていると、第2の袋部分に設けられた処理シートで使用済みの吸収体などを処理しているときに、第1の袋部分の中に納められている未使用の吸収体またはアプリケータの外筒を衛生な状態に保つことができる。
【0020】
前記において、前記処理シートは例えば筒体である。この場合に、前記筒体を広げたときの直径は、前記第2の袋部分の直径よりも大きく、前記筒体が折り畳まれた状態で前記袋の内部に収納されているものが好ましく、あるいは前記筒体は、前記第2の袋部分から突出している開口部の直径が、前記第2の袋部分の内部に位置する部分の直径よりも大きいものが好ましい。
【0021】
前記処理シートが筒体であると、使用済みの吸収体を前記筒体の内部に納めて廃棄できる。また前記のように筒体の開口部をその直径が大きくなるように広げるようにすると、使用済みの吸収体を前記筒体内に簡単に包みこむことができる。
【0022】
また、前記第2の袋部分から突出している前記筒体の開口部で、前記処理シートの一部が筒体の外側に曲げられて折り曲げシート部が形成されており、この折り曲げシート部とその内側に位置する筒体外面との間にポケット部が形成されているものが好ましい。
【0023】
この例では、前記ポケット部に指を入れて筒体の内面で、使用済みの生理用タンポンを保持できるようになり、手を汚しにくくなる。また筒体の内部に使用済みの生理用タンポンを入れた後に折り返し部を元の状態に戻せば、使用済みの生理用タンポンを筒体の内部に完全に納めることができる。
【0024】
あるいは、前記処理シートは、シートの任意の位置に設定される折り中心から放射状に延びる折り線で折り畳まれており、前記折り中心またはそのその近傍が前記包装シートの内面に固定されているものであってもよい。
【0025】
このように処理シートが畳まれて包装シートの内面に固定されていると、個包装体を開封した後に、処理シートを広く広げて使用することができる。
【0026】
あるいは、前記処理シートが筒状に丸められて、その一部が前記包装シートの内面に固定されているものであってもよい。
【0027】
また、前記袋は、前記体液吸収製品が収納される空間と、前記処理シートが収納される空間とに区分されているものであってもよい。
【0028】
さらに、前記処理シートは液遮断機能を有するものが好ましい。
処理シートが液遮断機能を有していると、処理シートで使用済みの吸収体や紐を掴んだときに指へ汚れが付着しにくい。
【0029】
また、前記処理シートは、一方の面が吸水機能を有する繊維構造物で形成されているものが好ましく、例えば、前記筒体の内面が吸水機能を有する繊維構造物で形成されているが好ましい。
【0030】
前記処理シートの吸水機能を有する面で使用済みの吸収体を包むようにすると、吸収体から滲み出る液が前記繊維構造物で吸収され、液が外部に洩れにくくなる。
【0031】
また、前記処理シートには、使用済みの前記吸収体を収納した後に処理シートを閉じた状態に支持する止着手段が設けられていることが好ましい。
【0032】
前記止着手段によって処理シートを閉じたままの状態で維持することにより、吸収体に吸収された液が処理シートの外部に洩れるのを防止できるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の体液吸収製品の個包装体を示す斜視図、図2(A)(B)は前記個包装体を開封した状態を示す斜視図である。
【0034】
図1および図2に示す個包装体1は、体液吸収製品10が1個ずつ個別に袋20で包装されているものである。
【0035】
この実施の形態の体液吸収製品10は、吸収体11と、前記吸収体11の後端部から延びる紐12とを有するいわゆる生理用タンポンが、アプリケータ13内に収納されているものである。
【0036】
前記吸収体11は、コットンやレーヨンなどの親水性繊維を圧縮して、表面を不織布などの透液性シートで包んだものである。生理中の女性の膣内に吸収体11が挿入されると、吸収体11が経血を吸収して膣内で膨張する。前記吸収体11を膣内に挿入しているときには前記紐12を膣口から体外へ出しておき、この紐12を引くことにより使用後の吸収体11を膣内から取り出すことができる。
【0037】
前記アプリケータ13は合成樹脂材料で形成されているものであり、前記吸収体11を収納している外筒14と、前記吸収体11の後端部に対向して前記外筒14に対して摺動自在に挿入された内筒16とを有している。外筒14の先端部には複数の開放爪15が互いに分割されて一体に形成されている。また、前記吸収体11の後端部から延びる前記紐12は、前記内筒16内に挿通されて内筒16の後端部から後方へ突出している。
【0038】
この体液吸収製品10を使用するときには、前記アプリケータ10の外筒14を膣内に挿入し、内筒16を外筒14の内部に押し込む。このとき内筒16によって外筒14内の吸収体11が押し出され、外筒14の先端部分の前記開放爪15が開くように変形させられて、吸収体11が膣内に挿入される。
【0039】
前記袋20は、包装シート21で形成されている。この実施の形態での前記包装シート21は、ポリエチレンフィルムである。ただしポリエチレンフィルムの代わりに、ポリプロピレンフィルム、紙材、ポリエチレンフィルムと紙材とのラミネート材などを使用することも可能である。
【0040】
前記袋20はいわゆるピロー包装形態となっている。すなわち、帯状に連続した前記ポリエチレンフィルムが縦シール部22によってシールされて筒体が形成され、この筒体の内部に前記体液吸収製品10が挿入されて、前記体液吸収製品10の一方の端部に横シール部23が形成され、他方の端部に横シール部24が形成され、隣接する横シール部23と横シール部24との間で包装シート21が切断されて、1個ずつの個包装体1とされる。
【0041】
前記袋20の中央部分には、前記袋20を縦方向(Y方向)へ二分するための切り離し部25が設けられている。図1に示す例では、前記包装シート21が、縦方向(Y方向)と直交する横方向に延伸処理された樹脂フィルムで形成されているとともに、前記縦シール部22から側方へ突出している包装シート21の縁部に、切断線を形成するきっかけとなる切り込みが形成されており、この切り込みが前記切り離し部25となっている。前記切り込みをきっかけとして包装シートを破ると、袋20の横方向に向く矢印Xに沿って切断線が進行し、前記包装シート21を容易に切断することができる。
【0042】
あるいは、前記矢印Xに沿って開封用のテープを前記包装シート21の外面または内面に接着剤で接着し、あるいは熱シールにより固着する。このテープは横方向に向けられて袋20の全周に固定されていてもよいし、または前記周方向の一部に固定されていてもよい。そして前記テープの端部は袋20の外部に突出させられている。このテープを保持してX方向へ引き剥がすことにより、包装シート21にX方向に向く切断線を進行させることができ、包装シート21を容易に切断することができる。
【0043】
または、前記切り離し部25として、前記包装シート21に袋20を周方向に沿って連続して切断できるように形成されたミシン目を設けたものであってもよい。
【0044】
前記袋20が前記切り離し部25の部分で切断されることによって、前記袋20が、図2(A)に示す第1の袋部分20Aと、図2(B)に示す第2の袋部分20Bとに分離される。そして、前記体液吸収製品10の吸収体11およびこれが収納された外筒14が前記第1の袋部分20Aの内部に位置し、紐12およびこの紐12が挿通されている内筒16が前記第2の袋部分20Bの内部に位置している。
【0045】
前記第2の袋部分20Bの内部には、処理シート31で形成された筒体30が収納されている。
【0046】
図3(A)は、前記第2の袋部分20Bが分離された状態での前記第2の袋部分20Bおよび前記筒体30を示す斜視図であり、図3(B)は前記筒体30の構造を示す斜視図である。
【0047】
前記処理シート31は、筒体30の外面となる第1の表面31aと、筒体30の内面となる第2の表面31bを有している。処理シート31は液遮断機能を有しており、前記第1の表面31aはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの樹脂フィルムで形成され、または撥水処理された不織布などで形成されている。
【0048】
前記第2の表面31bは吸水機能を発揮できる繊維構造物で形成されている。前記繊維構造物は、熱融着が可能で且つ吸水機能を有しており、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの親水処理された繊維でスパンボンド法などで形成された不織布である。あるいはポリエチレンやポリプロピレンの単繊維、または鞘部がポリエチレンで芯部がポリプロピレンまたはポリエステルの芯鞘構造で且つ親水処理された複合合成繊維でエアースルー法やスパンレース法で形成された不織布で形成されている。あるいは前記スパンレース法などで形成された不織布にレーヨンやパルプなどの親水性繊維が含まれたものであってもよい。
【0049】
前記第1の表面31aに現れる樹脂フィルムと、第2の表面31bに現れる繊維構造物は、接着剤を用いた接着手段や熱融着手段などにより一体化されている。または、前記繊維構造物の片面に溶融樹脂を押し出して樹脂フィルムと繊維構造物とをラミネートしたものであってもよい。
【0050】
図3(B)に示すように、前記処理シート31の端縁部31cと端縁部31dが重ねられた状態で、重なり部が縦方向に延びるシール線32によって熱シールされて筒体30が形成されている。この筒体30を真円の筒となるように広げたときの直径は、前記第2の袋部分20Bを真円の筒となるように広げたときの直径よりも十分に大きい。筒体30を広げたときの直径は、使用済みの吸収体11を包みやすいように40mm以上であることが好ましく、さらに好ましくは60mm以上である。
【0051】
また、前記筒体30の縦方向の長さ寸法L1は、第2の袋部分20Bの縦方向の長さ寸法L2よりも十分に長いことが必要であり、図2(B)および図3(A)に示すように、第2の袋部分20Bが分離された状態で、前記筒体30が前記第2の袋部分20Bよりも突出していることが必要である。
【0052】
前記袋20の前記横シール部23と横シール部24との間の長さL0は、体液吸収製品10の全長寸法よりも20〜50mmの範囲で長いことが好ましく、体液吸収製品10がレギュラーサイズで全長が120mmの場合、前記L0は140から170mmであることが好ましい。
【0053】
また第1の袋部分20Aの縦方向の長さ寸法、すなわち横シール部23から切り離し部25までの長さ寸法L3は、アプリケータ13の外筒14の長さ寸法よりも大きいことが好ましい。またアプリケータ13を用いず、吸収体11と紐12がそのまま包装されるタイプでは、前記長さ寸法L3は吸収体11の全長よりも長いことが好ましい。
【0054】
レギュラーサイズの体液吸収製品10では、外筒14の全長が70mm程度であるため、前記第1の袋部分20Aの長さ寸法L3は70mm以上であることが好ましい。また吸収体11の長さ寸法は50mm程度であるため、吸収体11が直接に収納されるタイプでは、前記第1の袋部分20Aの長さ寸法L3が50mm以上であることが好ましい。第1の袋部分20Aの長さ寸法L3が前記範囲内であると、第1の袋部分20Aと第2の袋部分20Bとに分離されたときに、外筒14または吸収体11が第1の袋部分20Aの内部に納められた状態となり、外筒14または吸収体11を第1の袋部分20Aから取り出すまでの間、衛生的な状態を保つことができる。
【0055】
図3(B)に示すように、前記筒体30は、内側折込部30a,30b,30c,30dが形成されて折り畳まれ、前記袋20の内部に納められる寸法とされている。そして、筒体30の基端部33は、前記横シール部24の部分において、包装シート21に挟まれた状態で包装シート21と共に熱シールされて、第2の袋部分20Bの端部に固定されている。このように前記横シール部24は、袋20の端部を封止する機能と前記処理シート31を固定する機能の双方を発揮している。よって前記処理シート31を袋20の内部に固定するための固定手段を別個に設ける必要はない。
【0056】
図1に示すように、袋20の内部においては、前記筒体30の開口部34が第1の袋部分20A内にまで延びている。そして前記筒体30は折り畳まれた状態で、前記アプリケータ13の内筒16、および外筒14の一部に重ねられている。
【0057】
この個包装体1の前記袋20の外面には、イラストや文章により開封方法が直ぐに理解できるように記載され、使用者が利き腕側の手で第2の袋部分20Bを掴み、逆側の手で第1の袋部分20Aを掴むように示唆されている。
【0058】
通常は、第1の袋部分20Aが左手、第2の袋部分20Bが右手で保持されるようになり、この状態で、前記切り離し部25の切り込みをきっかけとして包装シート21を切断すれば、左手でアプリケータ13の外筒14が収納されている第1の袋部分20Aを保持でき、右手で分離された第2の袋部分20Bを保持できる。
【0059】
また、前記切り離し部25で袋20を切断すると、第2の袋部分20Bと一緒に筒体30が第1の袋部分20Aの内部から引き出されるため、袋20を開封した直後に、利き腕である右手で処理シート31を直ちに保持することができる。このとき、筒体30の開口部34は、第2の袋部分20Bから外部に突出しているため、この開口部34を手で開くことで、筒体30を広げることができる。よって、体外から取り出した使用済みの生理用タンポンを直ちに前記筒体30の内部に入れて包むことができる。なお、前記筒体30を形成している処理シート31を介して指で体外へ延びている紐12を掴み、この紐12を引いて吸収体11を体外へ取り出し、そのまま筒体30内に使用済みの吸収体11を包み込むようにしてもよい。
【0060】
前記処理シート31は、筒体30の内面に向く第2の表面31bが吸水機能を有し、筒体30の外面に向く第1の表面31aが樹脂フィルムで形成されている。そのため、吸収体11を筒体30で包んだときに吸収体11から滲み出た経血が前記第2の表面31bにより吸収され、経血が外部に滲み出ることを防止できる。また筒体30の外面が液遮断機能を有する樹脂フィルムで形成されているため、経血が指に付着するのを防止できる。
【0061】
なお、前記処理シート31を用いて使用済みの吸収体11など処理しているときに、未使用の体液吸収製品10の外筒14が、第1の袋部分20Aに覆われているため、未使用の外筒14が汚れるのを防止でき、アプリケータ13の外筒14を体内に挿入するときに清潔を保ったまま使用することができる。
【0062】
図4は、図1ないし図3に示した実施の形態の変形例を示しており、処理シートで形成された筒体のみを示す斜視図である。
【0063】
図4に示す筒体40は、処理シート41で形成されている。この処理シート41は前記実施の形態の処理シート31と同じ構造であり、筒体40の外面に現れる表面が樹脂フィルムで形成され、筒体40の内面に現れる表面が吸水機能を有する繊維構造物で形成されている。
【0064】
前記処理シート41は、端縁部41aと端縁部41bとが重ねられ、この重なり部に縦方向に延びるシール線42によって熱シールされて、筒体40が形成されている。この筒体40は、長方形の平坦な状態に折られた後に、折り部45,46,47を形成してW字状に折り畳まれている。そして一方の基端部43が、前記袋20の第2の袋部分20Bにおいて横シール部24でシールされて固定されている。そして開口部44側が前記第1の袋部分20A内に位置している。前記筒体40が袋20内に収納されている状態では、前記筒体40が折り畳まれた状態で、体液吸収製品10のアプリケータ13の前記内筒16の部分に重ねられている。
【0065】
図4に示す筒体40が収納された袋20も、開封時に切り離し部25によって袋20を前後に分離したときに、第2の袋部分20Bから筒体40が突出した状態になる。この筒体40の開口部44を広げることにより、広い開口面積となり、使用済みの吸収体11を筒体40で包んで廃棄することができる。
【0066】
図5は、図1ないし図3に示す実施の形態のさらに他の例を示している。
図5に示す実施の形態では、筒体30Aが基本的に図3(A)(B)に示すものと同じであり、内側への折込み構造も同じである。ただし、図5に示すものでは、第2の袋部分20Bから突出している筒体30Aの開口部において処理シート31が外向きに折り返されて折り返し部37が形成されている。そして、筒体30Aは、前記折り返し部37が形成されたままの状態で内側折込部30a,30b,30c,30dが形成されている。
【0067】
図6は前記筒体30Aを収納した袋20を切り離し部25で切り離し、さらに第2の袋部分20Bから突出している筒体30Aを広げた状態を示している。図6の状態では、筒体30Aの開口部34Aが大きく開口するとともに、開口部34Aの周囲で折り返された折り返し部37と筒体30Aの外面との間にポケット部38が形成されている。
【0068】
この筒体30Aの処理シート31を使用することにより、装着中の吸収体11から体外へ出ている紐12を掴むことが容易になる。すなわち図6の状態で、前記ポケット部38に指を入れて開口部34Aで紐12を掴んで吸収体11を体外へ引き出すことができる。紐12を掴むときに紐12に付着した経血で指を汚すことがなく前記紐12を引くことができ、さらに体外へ出た吸収体11および紐12を筒体30Aの中に容易に収納することができる。また使用済みの生理用タンポンを筒体30A内に収納した状態で、前記折り返し部37を前方へ折り戻して伸ばすと、筒体30Aの実質的な長さ寸法が大きくなって、使用済みの生理用タンポンを筒体30A内に確実に包み込むことができる。
【0069】
図7と図8は、本発明の他の実施の形態の処理シートおよびこの処理シートで形成される筒体を示している。
【0070】
図7に示すように、この筒体50は、第1の処理シート51と第2の処理シート52とから形成されている。第1の処理シート51と第2の処理シート52は形状が同じである。第1の処理シート51は第1の表面51aが樹脂フィルムで形成されて液遮断機能を発揮でき、第2の表面51bが吸水機能を有する繊維構造物で形成されている。一方、第2の処理シート52も、第1の表面52aが樹脂フィルムで形成されて液遮断機能を発揮でき、第2の表面52bが吸水機能を発揮する繊維構造物で形成されている。
【0071】
図7(A)に示すように、第1の処理シート51と第2の処理シート52は、第2の表面51bと第2の表面52bとが対面した状態で、第1の処理シート51の先部の折り返し部51cが、折り線51dにより折られて、第1の処理シート51の第1の表面51aに重ねられ、第2の処理シート52の先部の折り返し部52cが折り線51dにより外側に折り返されて、第2の処理シート52の第1の表面52aに重ねられる。
【0072】
そして、図7(B)に示すように、前記第1の処理シート51と第2の処理シート52の両縁部がシール部53と54によって熱シールされて、筒体50が形成される。このとき、前記折り返し部51cが第1の表面51aに折り重ねられ、前記折り返し部52cが第1の表面52aに折り重ねられたまま、前記折り返し部51cの両縁部と、前記折り返し部52cの両縁部も一緒に前記シール部53と54によって熱シールされる。
【0073】
この筒体50は基部55の外形が小さく、図7(C)に示すように、この基部55が第2の袋部分20Bの内部に位置し、その基端部分が包装シート21と横シール部24で一緒にシールされて固定されている。前記筒体50は前記基部55から先の部分が徐々に広がっている。したがって、図7(C)に示すように、前記筒体50は、幅寸法が広がっている部分が折り畳まれて、体液吸収製品10と重ねられた状態で、袋20内に収納されている。
【0074】
前記筒体50は、開口部56の部分で幅広になっているため、包装シート21を前記切断部25において切断し第2の袋部分20Bを分離した状態で、図8(A)に示すように筒体50の開口部56を広く開けて使用することができる。このとき、外側へ折られている折り返し部51c,52cと筒体50の外面との間にポケット部57が形成されるため、このポケット部57に指を入れて、装着中の吸収体11から体外へ延び出ている紐12を掴んで吸収体11を体内から取り出すことができる。図8(A)に示すように、前記紐12を引いて使用済みの吸収体11を取り出した後に、そのまま紐12および吸収体11を直ちに筒体50の内部に収納することができる。
【0075】
または、前記ポケット部57に一方の手の指を入れ、他方の手の指で前記紐12を掴んで吸収体11を体内から取り出し、前記筒体50の開口部56によって、取り出された後の吸収体11を直接掴み、そのまま吸収体11を筒体50内に収納してもよい。この場合、吸収体11は、図8(A)(C)の向きと逆向きで、すなわち吸収体11が先行して筒体50内に収納される。
【0076】
このように、吸収体11と紐12が筒体50の内部に収納された後に、図8(A)において矢印(i)で示すように、一方の折り返し部51cを前方へ捲って、さらにこの折り返し部51bを、第2の処理シート52の第1の表面52aの外側へ重ねるように折り返す。これにより、図8(B)および図8(C)(図8(B)のC−C線の断面図)に示すように、2枚の折り返し部51cと52cを第2の処理シート52の第1の表面52aへ折り返すことができ、吸収体11と紐12を収納した前記筒体50の開口部56を密閉することができる。この状態では、経血が筒体50の外部に滲み出るのを防止できる。
【0077】
また、図7と図8に示す実施の形態において、一方の処理シート、例えば第1の処理シート51にのみ折り返し部51cを設け、他方の処理シート、例えば第2の処理シート52に折り返し部52cを有しない形状にしてもよい。この構造であっても、筒体内に使用済みの吸収体11と紐12を収納した後に、前記折り返し部51cを第2の処理シート52の第1の面52aに向けて折り返すことにより、図8(B)とほぼ同一の状態で開口部56を閉じたままの状態にできる。
【0078】
また、前記図2(B)と図3(A)(B)に示す筒体30、図4に示す筒体40、図5と図6に示す筒体30A、図7と図8に示す筒体50のそれぞれにおいて、吸収体11と紐12を収納したときに開口部を閉じたままの状態で維持する止着手段を設けることができる。
【0079】
この止着手段として、例えば図6に示す筒体30Aでは、折り返し部37の外側に向く表面の1箇所または複数箇所に、感圧接着剤層39aが設けられて、この感圧接着剤層39aが離型シート39bで覆われて保護されている。吸収体11と紐12を筒体30Aの内部に収納した後に、前記離型シート39bを剥離して感圧接着剤層39aを露出させ、この感圧接着剤層39aを筒体30Aを形成するシートに接着することにより、筒体の開口部を閉じたままの状態で止めることができる。
【0080】
また、前記止着手段として、図8に示す筒体50では、一方の折り返し部51cの内側の面、すなわち第1の表面51aに向く面に、止着テープ59が設けられている。この止着テープ59は、固定部59aが前記折り返し部51cの前記内側の面に固着されており、引き出し粘着部59bに感圧接着剤層が設けられて、折り畳まれた状態となっている。
【0081】
吸収体11と紐12を筒体50の内部に収納し、前記折り返し部51cを折り返した後に、図8(B)に示すように前記止着テープ59の引き出し粘着部59bの感圧接着剤層を第2の処理シート52の第1の表面52aに粘着することにより、開口部56を閉じることができる。
【0082】
なお、前記感圧接着剤層39aによる止着手段および前記止着テープ59による止着手段は、前記筒体30、30A、40、50のそれぞれに対して、選択して適用することができる。
【0083】
図9と図10は本発明の他の実施の形態を示すものであり、図9は処理シートの折り畳み工程を示し、図10(A)は折り畳まれた処理シートが第2の袋部分に保持された状態、図10(B)は処理シートを展開した状態を示す。
【0084】
図9(A)に示す処理シート61は正方形であり、その一辺は50mm以上、さらに好ましくは80mm以上である。処理シート61の図の姿勢での下面は液遮断性機能を有するために樹脂フィルムで形成された第1の表面61aである。そして図9(A)で上を向いている面が吸水機能を有する繊維構造物で形成された第2の表面61bである。
【0085】
図9(A)に示す処理シート61の幾何学的な中心を折り中心62として、この折り中心62で交叉する第1の折り線63と第2の折り線64を設定する。そして前記吸水機能を有する第2の表面61bが内側へ向くように、まず第1の折り線63で処理シート61を折り、その後に第2の折り線64で折って、図9(B)に示すように処理シート61を4枚重ねに折る。
【0086】
さらに図9(B)に示す折り畳み体を、前記折り中心62とその対角を結ぶ第3の折り線65で折って、図9(C)に示すように全体が3角形のシート折り体60が形成される。
【0087】
図10(A)に示すように、前記シート折り体60はさらに細く曲げられて、袋20内に収納される。そして前記処理シート61の前記折り中心62またはその近傍が、横シール部24において包装シート21と共にシールされて固定される。そして、個包装体1の袋20の内部では、図10(A)に示すように折られた処理シート61が、アプリケータ13の内筒16と包装シート21との間のスペース内に納められている。
【0088】
この個包装体を開封する際には、前記切り離し部25によって第1の袋部分20Aと第2の袋部分20Bに分離するが、このとき図10(A)に示すように、処理シート61は、第2の袋部分20Bから外部へ突出した状態となる。この処理シート61を図10(B)に示す状態に広げるときには、第2の袋部分20Bを構成する包装シート21を横シール部24に向けて手繰り寄せることにより、処理シート61を平面に近い状態に展開することができる。
【0089】
処理シート61の樹脂フィルムで形成された第1の表面61aに指を当てて、吸水機能を有する第2の表面61bで体外へ出ている紐12を掴んで吸収体11を体内から引き出すことができる。また体内から引き出した吸収体11を前記第2の表面61bを内側として包んで廃棄することができる。
【0090】
なお、図2(B)、図5、図6、図7(C)に示す実施の形態においても、袋20を切断した後に、第2の袋部分20Bを形成する包装シート21を横シール部24に向けて手繰り寄せることによって、筒体状の処理シート31,51,52を大きく広げることが可能である。
【0091】
図11は本発明のさらに他の実施の形態を示している。
図11に示す処理シート71は、前記と同様に第1の表面71aが樹脂フィルムで形成され、第2の表面71bが吸水機能を有する繊維構造物で形成されている。この処理シート71は展開した状態が正方形または長方形であり、図11に示すように前記第2の表面71bが内側になるように丸められた巻き体70が形成されている。この巻き体70が図1に示す袋20の内部に収納され、巻き体70の基端部72が横シール部24において包装シート21と一緒に溶着されて固定される。
【0092】
この処理シート71が収納された袋20は、切り離し部25により分離されるが、分離された第2の袋部分20Bから前記巻き体70が突出した状態となる。図10(B)に示したのと同様に、第2の袋部分20Bを構成する包装シート21が横シール部24に向けて手繰り寄せられ、処理シート71がほぼ平面シートに近い状態に広げられて使用済みの吸収体11が処理される。
【0093】
また、前記図9と図10に示す処理シート61と図11に示す処理シート11に、図6に示す前記感圧接着剤層39aによる止着手段、または図8に示す前記止着テープ59による止着手段を設けてもよい。
【0094】
図12と図13は個包装体の基本的な構造が図1に示すものと相違する実施の形態が示されている。
【0095】
図12に示す個包装体101の袋20は、包装シート21で縦長に形成されたものであり、切り離し部25によって第1の袋部分20Aと第2の袋部分20Bとに分離される。第2の袋部分20Bの内部には処理シート82が収納されている。この処理シート82は図1ないし図11のいずれかに示すものから選択される。
【0096】
図12に示す実施の形態では、袋20の第2の袋部分20Bの端部に、横シール部24で接合された引張りタブ81が連結されている。開封前は、この引張りタブ81が個包装体101を形成する包装シート21の外面に折り曲げられ且つ包装シート21の外面から簡単に剥がすことができるように接着されている。開封時には、前記引張りタブ81を包装シート21の外面から剥がし、これを保持して引っ張ることで、切り離し部25の部分で第2の袋部分20Bを簡単に分離することができる。
【0097】
図13に示す実施の形態では、個包装体110を形成する袋120が前記と同様の包装シート21で形成されて、縦シール部(図示せず)と横シール部123,124を有して縦長に形成されている。この袋120の内部は、長手方向の途中部分に形成されたシール部126によりシールされて、第1の収納空間127と第2の収納空間128に分離されている。第1の収納空間127内に前記体液吸収製品10が収納され、第2の収納空間128内に前記処理シート82が収納され、この処理シート82が横シール部124において包装シートの内面に固定されている。
【0098】
前記第1の収納空間127には、前後に分離できるようにミシン目が形成された第1の切り離し部129が形成され、第2の収納空間128には、同じく前後に分離できるようにミシン目が形成された第2の切り離し部125が形成されている。
【0099】
この実施の形態では、袋120の横シール部123が形成されている端部から前記第2の切り離し部125までが第1の袋部分120Aで、前記第2の切り離し部125から横シール部124が形成された端部までが第2の袋部分120Bである。
【0100】
この実施の形態では、最初に第2の切り離し部125で袋120を切断し、第2の袋部分120Bを分離する。このとき第2の袋部分120Bから前記処理シート82が突出した状態である。この処理シート82は、図1ないし図11に示すいずれかの形態であり、この処理シート82を使用して体内からの吸収体11の取り出し、および取り出し後の吸収体11を包んで捨てる処理が行われる。このとき、第1の収納空間129は未開封であるため、体液吸収製品10を外部の汚れから守ることができる。
【0101】
前記処理シート82で使用済みの吸収体11を処理した後に、第1の切り離し部129で包装シートを破って第1の収納空間を開封し、内部の未使用の体液吸収製品10を取り出して使用する。
【0102】
この実施の形態では、処理シート82で使用済みの吸収体11を処理しているときに、未使用の体液吸収製品10が第1の収納空間127に密封された状態であるので、未使用の体液吸収製品10を清潔な状態に保つことができる。
【0103】
また前記各個包装体に、アプリケータを用いない、いわゆるフィンガー挿入タイプの吸収体11および紐12が封入されているものであってもよい。
【0104】
【発明の効果】
本発明では、個包装体の包装シートを切断して開封したときに、開封された袋部分に処理シートが固定されているため、開封直後に処理シートを手にすることができる。よってこの処理シートを用いて、使用済みの吸収体の処理が可能である。また、分離された袋部分から処理シートが突出しているため、この処理シートを広く広げて吸収体を処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体液吸収製品の個包装体を示す斜視図、
【図2】(A)は分離後の第1の袋部分を示す斜視図、(B)は第2の袋部分を示す斜視図、
【図3】(A)は第2の袋部分と処理シートの筒体を示す斜視図、(B)は筒体を示す斜視図、
【図4】前記筒体の折り畳み方の変形例を示す斜視図、
【図5】前記筒体にポケット部を形成した例を示す斜視図、
【図6】図5に示した筒体を広げた状態を示す斜視図、
【図7】(A)(B)(C)は他の構造の筒体を形成する工程を示す斜視図、
【図8】(A)は図7に示す筒体に吸収体を収納する状態を示す斜視図、(B)は筒体の開口部を閉じた状態を示す斜視図、(C)は(B)のC−C線の断面図、
【図9】(A)(B)(C)は処理シートを折り畳む工程の他の例を工程別に示す斜視図、
【図10】(A)は図9(C)に示す処理シートの折り畳み体が第2の袋部分の内部に接合された状態を示す斜視図、(B)は処理シートを広げた状態を示す斜視図、
【図11】処理シートを丸めた状態を示す斜視図、
【図12】他の個包装体の構造を示す斜視図、
【図13】他の実施の形態の個包装体を示す斜視図、
【符号の説明】
1,101,110 個包装体
10 体液吸収製品
11 吸収体
12 紐
13 アプリケータ
14 外筒
16 内筒
20 袋
20A,120A 第1の袋部分
20B,120B 第2の袋部分
25 切り離し部
30,30A, 筒体
31 処理シート
37 折り返し部
38 ポケット部
40 筒体
41 処理シート
50 筒体
51,52 処理シート
61 処理シート
62 折り中心
63,64,65 折り線
71 処理シート
81 引張りタブ
82 処理シート
127 第1の収納空間
128 第2の収納空間
Claims (15)
- 膣内に挿入される吸収体(11)を有する体液吸収製品(10)が、包装シート(21)で形成された袋(20)内に個別に包装されている個包装体において、
前記袋(20)は縦長形状であり、前記袋(20)には、袋の横方向に向く線に沿って包装シート(21)を切断して第1の袋部分(20A)と第2の袋部分(20B)に分離する切り離し部(25)が設けられており、
前記袋(20)の内部に使用済みの前記吸収体(11)を処理する際に用いられる処理シート(31)が収納されており、
前記処理シート(31)が前記第2の袋部分(20B)の内部に固定されているとともに、前記処理シート(31)が前記第2の袋部分(20B)から外側へ突出していることを特徴とする体液吸収製品の個包装体。 - 前記第2の袋部分(20B)の端部では、前記包装シート(21)の間に前記処理シート(31)の一部が挟まれた状態で、前記包装シート(21)と前記処理シート(31)とが一緒に融着されて閉じられている請求項1記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記体液吸収製品(10)は、前記吸収体(11)とこの吸収体(11)の後端部から延びる紐(12)とを有しており、前記吸収体(11)が前記第1の袋部分(20A)の中に納められている請求項1または2記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記体液吸収製品(10)は、前記吸収体(11)を収納した外筒(14)と、前記紐(12)が挿通され且つ前記吸収体(11)を前記外筒(14)から押し出す内筒(16)を有するアプリケータ(13)が設けられたものであり、前記外筒(14)が前記第1の袋部分(20A)の中に納められている請求項1または2記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(31)は筒体(30)である請求項1ないし4のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記筒体(30)を広げたときの直径は、前記第2の袋部分(20B)の直径よりも大きく、前記筒体(30)が折り畳まれた状態で前記袋(20)の内部に収納されている請求項5記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記筒体(30)は、前記第2の袋部分(20B)から突出している開口部(34)の直径が、前記第2の袋部分(20B)の内部に位置する部分の直径よりも大きい請求項5記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記第2の袋部分(20B)から突出している前記筒体(30)の開口部(34)で、前記処理シート(31)の一部が筒体(30)の外側に曲げられて折り曲げシート部(37)が形成されており、この折り曲げシート部(37)とその内側に位置する筒体(30)外面との間にポケット部(38)が形成されている請求項5ないし7のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(61)は、任意の位置に設定される折り中心(62)から放射状に延びる折り線(63,64,65)で折り畳まれており、前記折り中心(62)またはその近傍が前記包装シート(21)の内面に固定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(71)が丸められて、その一部が前記包装シート(21)の内面に固定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記袋(20)は、前記体液吸収製品(10)が収納される空間と、前記処理シート(31)が収納される空間とに区分されている1ないし10のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(31)は液遮断機能を有する請求項1ないし11のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(31)は、一方の面が吸水機能を有する繊維構造物で形成されている請求項12記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(31)は液遮断機能を有するとともに、前記筒体(30)の内面が吸水機能を有する繊維構造物で形成されている請求項5ないし8のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
- 前記処理シート(31)には、使用済みの前記吸収体(11)を収納した後に処理シートを閉じた状態に支持する止着手段(39a,59)が設けられている請求項1ないし14のいずれかに記載の体液吸収製品の個包装体。
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