JP3872842B2 - 楽音再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、楽曲を再生する楽音再生装置であって、モニタにカラオケ用の背景映像および歌詞映像を表示してカラオケを行うカラオケ装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケの背景映像および歌詞映像をモニタ画面に表示し、カラオケ曲およびマイク音声をアンプおよびスピーカで再生するカラオケ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記カラオケ曲の中には、人の名前や地名などの固有名詞を含む歌が多く存在する。このような歌は、その固有名詞が、自分に関係の深いものである程、親しみが増し、歌っても楽しいものであるが、たとえば、歌に含まれている人の名前が、カラオケをする者に関係のある名前であったり、地名がカラオケ装置の設置してある地域と一致したり、カラオケをする者に関係のある地であったりすることは希である。
そこで、歌に含まれている固有名詞の部分を自分の好きな固有名詞に置き換えて歌うことが行われている。
しかし、固有名詞の部分を置き換えて歌うことができても、歌詞映像の固有名詞を示す部分は変更できないため、歌と歌詞映像とが一致しないという問題がある。
つまり、今一つ曲に対する親しみがわかず、場の雰囲気が盛り上がらないという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、歌詞映像情報に含まれる固有名詞映像を他の固有名詞映像に変更できる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、
請求項1に記載の発明では、記憶手段と、入力手段と、文字入力手段と、楽曲再生手段と、映像再生手段と、制御手段とを備えた楽音再生装置であって、
記憶手段は、楽曲に対応した楽曲情報と歌詞情報を記憶し、
歌詞情報は、歌詞に割り当てられた色変わリタイミングデータを含み、
入力手段は、利用者による楽曲の選択を受け付け可能とし、
文字入力手段は、利用者による入力に基づいて置換固有名詞情報を作成し、
楽曲再生手段は、制御手段の制御にしたがって楽音を再生出力し、
映像再生手段は、制御手段の制御にしたがって映像を再生出力し、
制御手段は、第1−4処理を行い、
第1処理は、入力手段で選択された楽曲の歌詞情報を読み出し、
第2処理は、第1処理で読み出した歌詞情報から固有名詞情報を検出し、
第3処理は、歌詞情報における固有名詞情報を作成された置換固有名詞情報に変更すると共に、固有名詞情報に割り当てられている色変わリタイミングデータを置換固有名詞情報に割り付けて置換歌詞情報を作成し、
第4処理は、第1処理で選択された楽曲の楽曲情報を楽曲再生手段に再生させて楽音を再生出力させると共に、第3処理で作成された置換歌詞情報に基づいて歌詞の色変えを行いながら映像再生手段に映像を再生出力させるという技術的手段を採用する。
【0006】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の楽音再生装置において、文字入力手段は、手書き入力手段と、文字識別手段と、変換手段とを備え、
手書き入力手段は、利用者による手書き文字を入力可能とし、
文字識別手段は、手書き文字の識別を行い、
変換手段は、識別された手書き文字を変換して置換固有名詞情報を作成するという技術的手段を採用する。
【0007】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の楽音再生装置において、歌詞情報には、固有名詞情報の箇所を示す識別情報が含まれ、
第2処理は、識別情報に基づいて固有名詞情報を検出するという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3に記載の楽音再生装置において、文字入力手段は、作成された置換固有名詞情報を映像再生手段に再生出力させるという技術的手段を採用する。
【0009】
請求項5に記載の発明では、請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生装置において、第2処理は、検出した固有名詞情報を、映像再生手段に再生出力させるという技術的手段を採用する。
【0014】
【作用】
請求項1ないし請求項5に記載の発明では、少なくとも上記楽曲情報に対応する歌詞に地名または名前からなる固有名詞が含まれている場合に、その固有名詞を他の固有名詞に変更するため、自分の好きな固有名詞に変更することができる。
したがって、後述する発明の実施の形態に記載するように、歌詞の中の人の名前や地名などを自分の好きな固有名詞に変更してモニタに表示することができるため、歌と歌詞とが一致し、より一層親しみを持って歌うことができるし、歌を聞く者にも共感を与えることができる。
【0015】
特に、請求項2に記載の発明では、手書き入力手段により上記他の固有名詞を表す文字を入力することができる。そして、上記歌詞に含まれる固有名詞を、他の固有名詞に変換することができる。
【0016】
また、請求項2に記載の発明では、文字を手書きで入力する手書き入力手段が備えられているため、文字入力を容易に行うことができる。
【0018】
また、請求項3に記載の発明では、固有名詞であることを示す識別情報が含まれているため、その識別情報に基づいて固有名詞を検出することができる。
【0019】
さらに、請求項4に記載の発明では、入力した文字を確認することができ、文字の入力誤りを防止することができる。
【0020】
また、請求項5に記載の発明では、歌詞に含まれている固有名詞の種類および数を知ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の楽音再生装置の一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用して曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置を代表に説明する。
最初に、本発明第1実施形態のカラオケ装置の主要構成について、その外観を示す図1を参照して説明する。
【0023】
図1に示すように、カラオケ装置10には、カラオケ用の背景映像と、歌詞を示す歌詞映像とを表示するCRTモニタ(以下、CRTと略称する)12と、歌い手のモニタ用のCRT14とが備えられている。また、電話回線31を介しての楽曲情報たる曲データの蓄積、選曲、曲の予約などの制御、マイク91,92から入力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、音程の変更(キーチェンジ)などの音声制御、ならびに、CRT12,14に表示される映像の切替え、合成、分割などの映像制御などの各種制御を行う制御装置20が備えられている。
【0024】
さらに、制御装置20から出力される音声信号の増幅、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される音声信号を音として再生する1組のスピーカ93,93と、天井用の1組のスピーカ90,90と、制御装置20を遠隔操作する送信器60とが備えられている。
【0025】
次に、制御装置20の装備について図2を参照して説明する。
図2(a)は、カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明図、同図(b)は、制御装置の背面パネルの説明図である。
図2(a)に示すように、制御装置20の前面パネルには、マイク91,92から入力される音声とカラオケ曲との音量のバランス調整を行うためのバランス調整つまみ21と、エコーのかかり具合を調整するためのエコー調整つまみ22と、ディレイのかかり具合を調整するためのディレイ調整つまみ23とが設けられている。
【0026】
さらに、送信器60から送信される光信号を受光するための受光部24と、選曲された曲の曲番号を表示する曲番号表示体25と、変更されたキーの位置を表示するキー表示部26と、マイク91,92のジャックを差し込むマイク端子27,28とが設けられている。
【0027】
一方、図2(b)に示すように、制御装置20の背面パネルには、カラオケ用の音楽データおよび歌詞映像データから構成される楽曲情報たる曲データを受信するための電話回線31(図1、図5参照)を接続する電話回線接続端子32が設けられており、その右方には、CRT12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子34と、CRT14の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子35とが設けられている。また、背面パネルの左端には、アンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続される音声出力端子36が設けられている。
【0028】
次に、送信器60の構成について図3および図4を参照して説明する。
図3は、送信器60の外観説明図であり、図4は、送信器60の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、送信器60の右上には、送信器60の電源をON、OFFする電源ボタン61が設けられており、その下側には、選曲番号などを表示する液晶ディスプレイ62が設けられている。この液晶ディスプレイ62の下側には、文字を手書きで入力するための文字入力手段たるタブレット(ディジタイザ)74が設けられている。
【0029】
タブレット74の下側には、スピーカ93,93、スピーカ90,90から出る音量を調整する音量調整ボタン63が設けられており、その下側には、曲の演奏を開始させる演奏ボタン64と、その演奏を停止させる停止ボタン65が設けられている。それらボタンの下側には、選曲の開始、選曲の確定を行う選曲ボタン66と、選曲の取消しを行う取消ボタン67とが設けられている。
【0030】
それらボタンの下側には、選曲する曲の番号を入力するA、B、および0〜9のテンキー68と、キーチェンジを行うキーチェンジボタン69と、エコーのかかり具合を調整するエコー調整ボタン70とが設けられている。このエコー調整ボタン70の下側には、歌詞に含まれている人の名前や地名などの固有名詞の変更を開始するための変更ボタン75と、その変更の取消しをするための取消ボタン76とが設けられている。また、それらボタンの下側には、タブレット74に入力して文字認識された文字が思っていた文字と異なる場合に次の候補の文字を表示させるための次候補ボタン77と、固有名詞の変更操作が終了したときに押す終了ボタン78とが設けられている。
なお、上記各ボタンを押すと、各ボタンそれぞれの機能に対応する光信号が、発信窓73に内蔵されたLEDから発せられ、その光信号は、制御装置20の受光部24により受光される。
【0031】
次に、送信器60の制御系の構成について図4を参照して説明する。
図4に示すように、送信器60には、上記各ボタンの有する機能に対応する信号を送信するための各種制御を行うCPU79が内蔵されている。このCPU79には、タブレット74に手書き入力された文字と比較するための比較用文字データが記憶されたROM81と、タブレット74に手書き入力された文字をCPU79により処理できる文字データに変換するとともに、その文字データに対応する文字をROM81に記憶された比較用文字データから検索することにより文字を認識(特定)する文字認識回路83とが接続されている。
【0032】
また、CPU79には、文字認識回路83による文字認識の結果、ROM81から読出された文字データを一時保存するRAM80と、上記文字認識を行うための文字認識プログラムや上記各種ボタンが有する機能に対応するコマンドデータなどが記憶されたROM82が接続されている。さらに、CPU79には、上記ROM81から読出された文字データやテンキー68に対応する符号を示すデータなどを入力して液晶ディスプレイ62に表示するための表示信号に変換する表示回路84と、ROM82に記憶されたコマンドデータに対応する波形を有する送信信号を生成する波形生成回路85とが接続されている。
【0033】
次に、上記制御装置20の制御系の構成について図5を参照して説明する。
制御装置20には、歌詞映像情報に含まれている固有名詞映像の検索や固有名詞映像の変更などの制御や、上記音声制御、映像制御、曲の演奏順序の予約および演奏順序の変更などをプログラムにしたがって行うCPU37が備えられている。このCPU37には、送信器60から送信される送信データ、予約された曲の番号および曲名データなどを一時保存するRAM38と、この制御装置20に接続された電話回線31を利用するための電話番号や、送信器60から送信されるコマンドに対応する制御コマンドなどが記憶されたROM39が接続されている。
【0034】
また、CPU37には、文字フォントデータが記憶されたフォントROM41と、このフォントRAM41から読出された文字データを一時保存する、他の固有名詞映像記憶手段たるRAM51と、歌詞映像にテロップをかけるためのテロップデータや、各種メッセージを示すデータなどが記憶されたビデオRAM52とが接続されている。
さらに、CPU37には、ホストコンピュータ94から電話回線31および通信端子32を介して受信され、通信用モデム42によりデジタル信号に変換された曲データを蓄積するハードディスクメモり43が接続されている。このハードディスクメモリ43には、上記各プログラムが記録されている。
【0035】
さらに、CPU37には、ハードディスクメモリ43に蓄積された曲データ中のMIDIデータを入力するとともに、そのMIDIデータに対応する音源データをMIDI音源441から抽出し、その抽出された音源データをアンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号に変換したり、マイク91,92から入力された音声信号にエコーやディレイをかけたりする音声制御回路44が接続されている。
【0036】
また、CPU37には、カラオケの背景映像データが記録された光ディスクを再生するLD再生装置40から出力される背景映像データと、ハードディスクメモリ43に記憶された曲データ中の歌詞映像データとを入力し、CRT12、14に表示される映像として、背景映像中に歌詞映像や曲番号および曲目の映像がスーパーインポーズされた映像(図10参照)を作成したり、それら各映像の切替え、合成および分割などの制御を行う映像制御回路45が接続されている。
【0037】
さらに、CPU37には、受光部24により受光された光信号をデジタルデータに変換する受光回路46と、曲番号表示体25に曲番号を表示するための表示信号と、キー表示体26にキーの位置を表示するための表示信号とを作成する表示回路47が接続されている。また、CPU37には、つまみ21ないし23の調整により変化した信号の入力を行う入力回路48が接続されている。
【0038】
次に、カラオケ装置10の一連の動作について図を参照して説明する。
まず、送信器60の電源ボタンを押すと、電池86の電力が供給されて送信器60が起動する。そして、選曲ボタン66を押すと、選曲を指示するコマンドデータを含む送信信号が送信器60から発信され、制御装置20に設けられた受光部24により受光される。続いて、CPU37は、その送信信号に含まれるコマンドデータを検出して、映像制御回路45により、CRT12,14に「1.選曲番号000000」というメッセージを表示し、選曲準備ができたことを表示する。
【0039】
続いて、送信器60のテンキー68を操作して歌いたい曲の選曲番号を入力する。このとき、テンキー68を押す毎に、そのテンキーの示す符号のコマンドデータが制御装置20へ送信され、CRT12,14に符号が表示される。たとえば、「2」を押すと、CRT12,14に「1.選曲番号000002」と表示され、次に「1」を押すと、「1.選曲番号000021」と表示される。このようにして、順次テンキー68を押して選曲番号の入力を行うと、その選曲番号がCRT12,14に表示されるとともに、その選曲番号を示す選曲番号データは、RAM38に一時保存される。
【0040】
そして、選曲番号の入力が終了したときに演奏ボタン64を押すと選曲が確定され、RAM38に記憶されている選曲番号データが読み出され、曲データの送信を要求するコマンドと共に、通信用モデム42、通信端子32および電話回線31を介してホストコンピュータ94へ送信される。
すると、ホストコンピュータ94は、ROM39に記憶されている電話番号を読み出して、その電話番号が契約された正規のものであるかを確認する作業を行い、その確認後に上記選曲番号に対応する曲データが、ホストコンピュータ94から電話回線31を介して受信され、受信された曲データは、ハードディスクメモリ43に蓄積される。
【0041】
ここで、上記曲データの構成についてそれを示す図9を参照して説明する。
曲データ100は、MIDIデータD1、タイトル画および歌詞を含む歌詞映像データD2、固有名詞映像の位置を示すアドレスデータD3、歌詞映像にかかるテロップの色変わりのタイミングを示す色変わりタイミングデータD4、バックコーラスデータD5および曲のジャンルを特定するためのジャンルデータD6などのデータから構成される。
【0042】
次に、曲データ100に含まれる固有名詞映像を変更するために行われる制御装置20のCPU37および送信器60のCPU79による制御について図6および図7を参照して説明する。
図6は、CPU37の制御内容を示すフローチャートであり、図7は、CPU79の制御内容を示すフローチャートである。
なお、ここでは、上記選曲操作の後に固有名詞映像を変更するための変更ボタン75が押されているものとする。また、歌詞映像には、「純子」という人の名前を示す固有名詞映像が含まれており、その「純子」という固有名詞映像を「直美」という固有名詞映像に変更するものとする。
【0043】
まず、CPU37は、変更ボタン75が押されていると判定すると(ステップ100)、ハードディスクメモリ43に格納されている歌詞データの中から固有名詞映像をアドレスデータD3に基づいて検索する(ステップ200)。続いて、検索した固有名詞映像と、固有名詞映像を変更するための操作手順を説明するテロップをビデオRAM52から読み出してCRT12,14に表示する。その表示は、たとえば、図12に示すように、CRT12の画面の1行目に「次の名前をお好きな名前に変更できます。」と表示し、2行目に検索した固有名詞映像である「→純子」を表示し、3行目以降に「変更する場合は、送信器の変更ボタンを押し、タブレットに文字を書いてください。変更しない場合は、送信器の取消ボタンを押してください。」という内容の変更手順が表示される。
【0044】
そして、送信器60のCPU79は、固有名詞映像の変更を取り消すための取消ボタン76が押されているかを判定し(ステップ302)、取消ボタン76が押されている場合には、取消信号を制御装置20へ送信してCPU37に変更の制御を中止させる(ステップ304)。
つまり、CRT12,14に表示された固有名詞映像を見て変更を中止したい場合には、取消ボタン76を押すことにより、変更を中止することができる。
【0045】
続いて、取消ボタン76が押されていない場合には、タブレット74にペンなどで手書き入力された「直美」という文字の認識処理を行い(ステップ306)、認識した文字を液晶ディスプレイ62に「直美」と表示する(ステップ308)。続いて、表示された次の文字を表示する次候補ボタン77が押されている場合、つまり、手書き入力された文字が判読し難く、文字認識を誤っている場合には(ステップ310)、次の候補の文字を表示する(ステップ312)。
【0046】
続いて、次のステップ414において文字の確定をするための終了ボタン78が押されたと判定されるまで、上記ステップ310およびステップ312を繰り返し、終了ボタン78が押されると、つまり、希望していた文字の「直美」が表示された場合には(ステップ314)、その文字を示す文字データをRAM80に格納する(ステップ316)。続いて、変更ボタン75が押されたか、つまり、まだ変更したい文字があるかを判定し(ステップ318)、変更したい文字がある場合には、ステップ306へ戻り、文字の変更処理を行う。
【0047】
一方、変更ボタン75が押されない場合には(ステップ318)、終了ボタン78が押されたか、つまり、変更する文字の入力が終了したかが判定され(ステップ320)、終了ボタン78が押されている場合には、RAM80に記憶されている「直美」を示す文字データを送信コマンドと共に変更信号として制御装置20へ送信する(ステップ322)。
【0048】
続いて、受信側である制御装置20のCPU37は、上記変更信号を受信すると(ステップ400)、その変更信号に含まれる文字データに基づいて、フォントROM41から対応する文字データを読み出して新しい固有名詞映像としてCRT12,14に「直美」と表示し(ステップ500)、歌詞データの中の固有名詞映像の「純子」を上記新しい固有名詞映像の「直美」に書き換える(ステップ600)。
なお、新しい固有名詞映像が、所定の文字数を超える場合には、「文字数が多すぎます。入力をし直してください。」と表示するステップを設けることもできる。
【0049】
また、タブレット74に入力された文字をそのままデジタルデータ化して変更信号に含めて制御装置20へ送信し、元の固有名詞映像と変更することもできる。
つまり、手書きの書体をそのまま固有名詞映像として用いる。これによれば、手書き文字の味を出すことができるため、より一層おもむきのあるカラオケをすることができる。
【0050】
そして、固有名詞映像の書換えが終了すると、CPU37は、ハードディスクメモリ43から曲データを読出し、この曲データに含まれるジャンルデータD6に対応する背景映像データがLD再生装置40によって再生され、CRT12,14に表示される。
一方、曲データに含まれるMIDIデータD1は、音声制御回路44に入力されるとともに、そのMIDIデータに対応するMIDI音源441に書き込まれ、MIDI音源441から出力された音源データは、アンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号に変換される。この音楽信号は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ93,93、スピーカ90,90へ出力され、両スピーカによって再生される。
【0051】
また、マイク91、または、マイク92から入力された音声は、音声信号となって音声制御回路44に入力され、上記音楽信号とミキシングされる。このミキシングされたミキシング信号は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ93,93、スピーカ90,90へ出力され、両スピーカによって音楽信号および音声信号が再生される。
つまり、利用者は、自分の選んだ曲をCRT12、14の画面に映し出された背景映像および歌詞映像を見ながらマイク91、または、マイク92を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0052】
ここで、CRT12,14の表示内容について図10を参照して説明する。
図10(A)は、歌詞映像中の「純子」という固有名詞映像を変更する前の歌詞映像の説明図である、同図(B)は、「純子」という固有名詞映像を「直美」という固有名詞映像に変更した後の歌詞映像の説明図である。
図10(A)に示すように、背景映像200の中に歌詞映像202がスーパーインポーズされており、歌詞映像202の中には、「純子」という固有名詞映像204が含まれている。そして、上記変更処理により、同図(B)に示すように、歌詞映像202の中の「純子」という固有名詞映像が、「直美」という固有名詞映像に変更されている。
【0053】
このように、本実施形態のカラオケ装置によれば、歌詞映像に含まれている固有名詞映像を自分の好みの固有名詞を示す固有名詞映像に変更することができるため、歌と歌詞とが一致し、より一層親しみを持って歌うことができるし、場の雰囲気を盛り上げることができる。
【0054】
ところで、曲データ100には、色変わりタイミングデータD4が含まれており、この色変わりタイミングデータD4を検出したタイミングで歌詞映像にかけられたテロップの色が変わり、歌い手に歌の進行状態を知らせている。
ここで、原曲に含まれている固有名詞を変更した結果、固有名詞を構成する文字数が増減した場合には、固有名詞とその前後の歌詞データとの間隔を詰めたり、広げたりすることにより対応できるが、歌詞とテロップ表示とが同期しないという問題が生じる。
しかし、色変わりタイミングデータD4には、どこまで色を変えるかを示すデータが数値化されて含まれているため、その数値化されたデータを圧縮、または、拡張することにより、歌詞とテロップ表示とを同期させることができる(テロップの色変わりタイミング調整手段)。
【0055】
歌詞とテロップ表示とを同期させる様子を図11に示す。同図(A)は、2文字で構成されていた固有名詞映像を1文字の固有名詞映像に変更した場合を示し、同図(B)は、1文字の固有名詞映像を3文字の固有名詞映像に変更した場合を示す。
同図(A)に示すように、「純子」という2文字の固有名詞映像204を「愛」という1文字の固有名詞映像208に変更した場合は、「純子」にかけられたテロップの色を変える範囲を示すデータnおよび(n+1)を1/2に圧縮することにより、タイミングをずらすことなくテロップの色を変えることができる。
【0056】
また、同図(B)に示すように、「愛」という固有名詞映像208を「美奈子」という3文字の固有名詞映像の変更した場合は、「愛」の上ににかけられたテロップの色を変える範囲を示すデータnおよび(n+1)を3倍に拡張することにより、タイミングをずらすことなくテロップの色を変えることができる。
【0057】
次に、図8のフローチャートに示すように、ステップ200において、歌詞データから固有名詞を検索した結果、固有名詞が存在するか否かをCRT12,14に表示するように構成することもできる(ステップ210)。
つまり、選曲される毎に、その曲に変更できる固有名詞が含まれているか否かを一律に検索して検索結果を表示する。
そして、固有名詞が存在する場合に、送信器60の変更ボタン75を押すことにより(ステップ220)、固有名詞および変更の手順をCRT12,14に表示する(ステップ300)。また、終了ボタン78を押した場合には(ステップ230)、変更処理を終了する。
この構成によれば、選曲された曲に固有名詞映像が含まれていることを一律に検索してその結果を表示することができる。
【0058】
また、上記ステップ300において表示された固有名詞が複数ある場合には、ステップ302として、変更を希望する固有名詞を選択するステップを設けることもできる。この場合、上記選択は、たとえば、音量調整ボタン63を操作して変更したい固有名詞上にテロップ(カーソル)を移動させ、選曲ボタン66を押すことにより、選択を確定する構成を採ることができる。また、固有名詞のそれぞれに番号を付しておき、その番号をテンキー68で選択するようにしてもよい。
【0059】
さらに、曲データ100によっては、バックコーラスデータD5が含まれており(図9参照)、その曲データ100を再生すると、演奏のバックで小さい音量で主旋律を歌う声が聞こえるようになっているものがある。これは、主として歌いやすくするためのものであるが、固有名詞を含む曲の場合に、その固有名詞の部分を他の固有名詞に置き換えて歌っても、不自然である。
そこで、上記固有名詞映像を変更した場合の構成を用い、固有名詞を示すバックコーラスデータD5を他のバックコーラスデータに変更することにより、歌詞映像および演奏を共に一致させることができるため、曲に対する親しみもより一層深いものとなり、カラオケの楽しみも倍増する。
【0060】
なお、上記発明の実施形態では、固有名詞として人の名前を例に挙げて説明したが、たとえば、「横浜」を「名古屋」に変更するように、地名を変更できることは勿論である。また、文字の入力は、キーボードやタッチパネルを用いて行うこともできる。さらに、上記実施形態では、楽音再生装置として、通信カラオケ装置を代表に説明したが、曲データおよび背景映像が記録された光ディスクを再生するカラオケ装置にも本発明を好適に適用することができる。
【0061】
ところで、上記タブレット74と、CPU37により実行されるステップ100ないしステップ600と、CPU79により実行されるステップ302ないしステップ322とが、本発明の固有名詞映像変更手段として機能する。また、CPU79により実行されるステップ306ないしステップ316が、本発明の固有名詞映像作成手段として機能する。さらに、CPU37により実行されるステップ200ないしステップ600が、本発明の映像変換手段として機能する。
【0062】
また、CPU79により実行されるステップ306が、本発明の文字識別手段として機能し、ステップ308ないしステップ316が本発明の映像作成手段として機能する。さらに、CPU37により実行されるステップ200が本発明の識別情報検出手段として機能し、CPU79により実行されるステップ308が本発明の文字表示手段として機能し、CPU37により実行されるステップ210が本発明の表示手段として機能する。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、歌詞映像情報に含まれる固有名詞映像を他の固有名詞映像に変更できる楽音再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図である。
【図2】 (a)は、カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明図であり、(b)は、制御装置の背面パネルの説明図である。
【図3】 カラオケ装置に備えられた送信器の説明図である。
【図4】 送信器の制御系を示すブロック図である。
【図5】 制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】 CPU37の制御内容を示すフローチャートである。
【図7】 CPU79の制御内容を示すフローチャートである。
【図8】 CPU37の制御内容を示すフローチャートである。
【図9】 曲データの構成を示す説明図である。
【図10】 (A)は、固有名詞映像を変更する前のCRT12の表示内容を示す説明図であり、(B)は、固有名詞映像を変更した後のCRT12の表示内容を示す説明図である。
【図11】 (A)は、2文字の固有名詞映像を1文字の固有名詞映像に変更する場合のテロップの色変わりの範囲を示す説明図であり、(B)は、1文字の固有名詞映像を3文字の固有名詞映像に変更する場合のテロップの色変わりの範囲を示す説明図である。
【図12】 CRT12の表示内容示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置
12、14 CRT
16 アンプ
20 制御装置
31 電話回線
37、79 CPU
40 LD再生装置
43 ハードディスクメモリ
44 音声制御回路
45 映像制御回路
60 送信器
74 タブレット
94 ホストコンピュータ
Claims (5)
- 記憶手段と、入力手段と、文字入力手段と、楽曲再生手段と、映像再生手段と、制御手段とを備えた楽音再生装置であって、
記憶手段は、楽曲に対応した楽曲情報と歌詞情報を記憶し、
歌詞情報は、歌詞に割り当てられた色変わリタイミングデータを含み、
入力手段は、利用者による楽曲の選択を受け付け可能とし、
文字入力手段は、利用者による入力に基づいて置換固有名詞情報を作成し、
楽曲再生手段は、制御手段の制御にしたがって楽音を再生出力し、
映像再生手段は、制御手段の制御にしたがって映像を再生出力し、
制御手段は、第1−4処理を行い、
第1処理は、入力手段で選択された楽曲の歌詞情報を読み出し、
第2処理は、第1処理で読み出した歌詞情報から固有名詞情報を検出し、
第3処理は、歌詞情報における固有名詞情報を作成された置換固有名詞情報に変更すると共に、固有名詞情報に割り当てられている色変わリタイミングデータを置換固有名詞情報に割り付けて置換歌詞情報を作成し、
第4処理は、第1処理で選択された楽曲の楽曲情報を楽曲再生手段に再生させて楽音を再生出力させると共に、第3処理で作成された置換歌詞情報に基づいて歌詞の色変えを行いながら映像再生手段に映像を再生出力させる楽音再生装置。 - 文字入力手段は、手書き入力手段と、文字識別手段と、変換手段とを備え、
手書き入力手段は、利用者による手書き文字を入力可能とし、
文字識別手段は、手書き文字の識別を行い、
変換手段は、識別された手書き文字を変換して置換固有名詞情報を作成する請求項1に記載の楽音再生装置。 - 歌詞情報には、固有名詞情報の箇所を示す識別情報が含まれ、
第2処理は、識別情報に基づいて固有名詞情報を検出する
請求項1または2に記載の楽音再生装置。 - 文字入力手段は、作成された置換固有名詞情報を映像再生手段に再生出力させる請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
- 第2処理は、検出した固有名詞情報を、映像再生手段に再生出力させる請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
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