JP3858342B2 - 塗布装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の製造方法において、金属等からなるペースト材料を短冊状の基体の端面に塗布し、端面電極を形成する塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗布装置としては、実願昭60−55004号(実開昭61−171205号)のマイクロフィルムに、電子部品の上面から環状に溝を有する塗布ローラで電極材料を塗布し、端面電極を形成する塗布装置が開示されている。
【0003】
以下、従来の塗布装置について図面を参照しながら説明する。
【0004】
図4(a)は従来の塗布装置の側面図、図4(b)は同塗布装置の要部である塗布ローラの拡大図である。
【0005】
図において、1は移送コンベヤ2の上面に設置され、コンベヤ2の進行方向と平行に形成された複数の細溝(図示せず)を有する支持台である。3は支持台1の細溝(図示せず)に嵌着するように設置されたセラミック等からなる短冊状の基体である。4は短冊状の基体3に接するように支持台1の上面に設置された塗布ローラである。5は塗布ローラ4の周方向の表面に複数設けられた溝である。6は塗布ローラ4に隣接し、塗布ローラ4にペースト材料を供給するように設置されたペーストタンクである。7は塗布ローラ4によって短冊状の基体3の端面に形成された端面電極である。
【0006】
以上のように構成された従来の塗布装置について、以下にその動作を説明する。
【0007】
塗布ローラ4が回転するとともにペーストタンク6内のペースト材料が塗布ローラ4の表面の溝5の内部に供給される。一方、コンベヤ2の進行方向と平行になるように塗布ローラ4に形成された複数の細溝(図示せず)に、被塗布体となる短冊状の基体3の長手方向の一端面が上になるように嵌着支持し、この端面が塗布ローラ4に設けられた溝5にゆるく嵌着されるように配設する。コンベヤ2を進行させ、塗布ローラ4を回転させると、塗布ローラ4の表面にペーストタンク6内のペースト材料が適宜供給され、溝5の内部にペースト材料が入り込むため、短冊状の基体3の端面に端面電極7を形成することができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、塗布ローラ4に設けられた溝5と短冊状の基体3との相対位置によってペースト材料の塗布量が変わることがあり、またペースト材料の粘度により短冊状の基体3が塗布ローラ4について持ち上げられることがあるため、ペースト材料を均一に塗布しにくいという課題を有していた。
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、短冊状の基体が塗布ローラに持ち上げられて巻き込まれることがなく、端面電極を均一に形成することのできる塗布装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ドクターから塗布ローラの表面にペースト材料を供給しながら塗布ローラを回転させるとともに塗布用治具をレールに沿って移動させ、塗布用治具に保持された短冊状の基体が塗布ローラに乗り上げるようにして塗布ローラの表面に供給されたペースト材料を短冊状の基体の端面に塗布し、端面電極を形成するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の溝に所定の間隔で横一列に短冊状の基体を並べ、かつレールの上面を移動する塗布用治具と、前記レールの下方に設けられ、かつ前記短冊状の基体の端面にペースト材料を塗布する塗布ローラと、前記塗布ローラに隣接して設けられたドクターとを備え、前記ドクターから前記塗布ローラの表面にペースト材料を供給しながら前記塗布用治具の移動速度と塗布ローラの回転速度とを等しくして前記塗布ローラを回転させるとともに前記塗布用治具をレールに沿って移動させ、前記塗布用治具に保持された前記短冊状の基体が前記塗布ローラに乗り上げるようにして前記塗布ローラの表面に供給された前記ペースト材料を前記短冊状の基体の端面に塗布し、端面電極を形成するようにしたものである。
【0012】
上記構成によれば、塗布ローラが被塗布体である短冊状の基体の下方にあるため、この短冊状の基体が塗布ローラに持ち上げられて巻き込まれるということはなく、端面電極を均一に形成することができるという作用を有するものである。
【0013】
以下、本発明の一実施の形態における塗布装置について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態における塗布装置の斜視図である。
【0015】
図1において、11は短冊状の基体を保持しながらレール12の上面を移動する塗布用治具である。13は塗布用治具11に設けられた溝14に、所定の間隔で横一列に平行に並べられたセラミック等からなる短冊状の基体である。15はレール12の下方に設けられ、かつ短冊状の基体13の端面にペースト材料を塗布する塗布ローラである。16は塗布ローラ15に隣接して設けられ、塗布ローラ15にペースト材料を供給するドクターである。
【0016】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における塗布装置について、以下にその動作を説明する。
【0017】
図2(a)は本発明の一実施の形態における塗布装置の断面図、図2(b)は同要部である塗布ローラの動作を示す断面図である。図3は同塗布装置による端面電極の形状を示す断面図である。
【0018】
まず、塗布用治具21に設けられた複数の溝22に被塗布体である短冊状の基体23を並べ、塗布用治具21を塗布ローラ24の上方に保持する。
【0019】
次に、塗布ローラ24を回転させるとともにドクター25からペースト材料26を供給し、塗布ローラ24の表面に均一なペースト膜27を形成する。
【0020】
次に、塗布ローラ24を速度VRで回転させながら塗布用治具21をレール(図示せず)に沿って速度VPで水平に移動させる。このとき、短冊状の基体23が塗布ローラ24に乗り上げるようにしてペースト膜27に接するように移動させ、短冊状の基体23の端面に端面電極28を形成する。
【0021】
このように、塗布用治具21の下方に塗布ローラ24が設けられているため、短冊状の基体23にかかる重力およびペースト材料26の粘度により塗布ローラ24側に引きつけられる力が下方に作用し、短冊状の基体23は塗布ローラ24に巻き込まれることなく、塗布ローラ24の上方にほぼ一定の位置関係を保って移動することができるものである。
【0022】
また、塗布用治具21の移動速度VPと塗布ローラ24の回転速度VRとを等しくすると、より均一な端面電極を塗布することができる。塗布用治具21の移動速度VPと塗布ローラ24の回転速度VRとがほぼ等しいときは、図3(a)に示すように、短冊状の基体31の端面にはほぼ均一な大きさの端面電極32が形成される。しかし、移動速度VPが回転速度VRより小さいときは図3(b)のように端面電極33の片面が多く塗布され、一方、移動速度VPが回転速度VRより大きいときは図3(c)のように端面電極34の片面が多く塗布されるものである。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、短冊状の基体が塗布ローラに持ち上げられて巻き込まれることがなく、端面電極を均一に形成することのできる塗布装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における塗布装置の斜視図
【図2】 (a)同塗布装置の断面図
(b)同要部である塗布ローラの動作を示す断面図
【図3】 同塗布装置による端面電極の形状を示す断面図
【図4】 (a)従来の塗布装置の側面図
(b)同塗布装置の要部である塗布ローラの拡大図
【符号の説明】
11 塗布用治具
12 レール
13 短冊状の基体
14 溝
15 塗布ローラ
16 ドクター
Claims (1)
- 複数の溝に所定の間隔で横一列に短冊状の基体を並べ、かつレールの上面を移動する塗布用治具と、前記レールの下方に設けられ、かつ前記短冊状の基体の端面にペースト材料を塗布する塗布ローラと、前記塗布ローラに隣接して設けられたドクターとを備え、前記ドクターから前記塗布ローラの表面にペースト材料を供給しながら前記塗布用治具の移動速度と塗布ローラの回転速度とを等しくして前記塗布ローラを回転させるとともに前記塗布用治具をレールに沿って移動させ、前記塗布用治具に保持された前記短冊状の基体が前記塗布ローラに乗り上げるようにして前記塗布ローラの表面に供給された前記ペースト材料を前記短冊状の基体の端面に塗布し、端面電極を形成するようにした塗布装置。
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- 1997-05-20 JP JP12925797A patent/JP3858342B2/ja not_active Expired - Fee Related
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