JP3857640B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体記憶装置に関し、詳しくは多値情報を書き込み可能なナンド型フラッシュメモリの書き込み動作時において、高電圧が印加される部分と低電圧が印加される部分とが隣接するロウデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
不揮発性半導体記憶装置の1つとして、ナンド(NAND)型フラッシュEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が知られている。図18は、ナンド型フラッシュEEPROM(半導体記憶装置)の一般的な構造を概略的に示す機能ブロック図である。図18に示すように、メモリセルアレイMCA、ロウデコーダRDが設けられる。ロウデコーダRDは、メモリセルMCのワード線に電圧を印加するためのトランスファー(転送)ゲート部TGとトランスファーゲート制御部TCa、TCbを有する。
【0003】
図19は、図18のメモリセルアレイMCAを概略的に示している。図19に示すように、メモリセルアレイMCAの第1セルブロックCB1は、m本のナンド列を有する。各ナンド列は、図20に示すように、直列接続されたメモリトランジスタMT1〜MT2n、選択トランジスタST1、ST2を有する。各メモリトランジスタは、フラッシュメモリに用いられる公知のトランジスタ構造、およびMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)トランジスタ等が用いられる。書き込みの際、電荷は電荷蓄積膜(浮遊ゲート電極)に注入される。各ナンド列内の同じ行に属するトランジスタのゲートはコントロールゲートCGa1〜CGa2n、SGa1、SGa2により相互に接続されている。第2セルブロックCB2も同様の構成である。各ナンド列の各選択トランジスタの一方はビット線BL1〜BLmとそれぞれ接続され、他方はソース線SLと接続される。
【0004】
図21は、図18のトランスファーゲート部TGを概略的に示している。図21に示すように、トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRa2nと、トランスファーゲートトランジスタTRb1〜TRb2nと、はそれぞれの第1端同士が接続部N1〜N2nで接続されている。トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRa2n、TRb1〜TRb2nのそれぞれの第2端はコントロールゲートCGa1〜CGa2n、CGb1〜CGb2nとそれぞれ接続されている。a1〜a2n、b1〜b2nは、ロウアドレスに対応する。
【0005】
上記構成の半導体記憶装置において、コントロールゲートCGa4とビット線BL2とが交わる位置のメモリセルMC1に情報を書き込む場合、まずビット線BL2にローレベルが印加され、その他のビット線にハイレベルが印加される。
【0006】
2値情報を記録する際に一般に用いられるSB(Self Boost)方式では、次に、コントロールゲートCG4aにプログラム電圧Vpg(例えば約18V)が印加され、その他のコントロールゲートにパス電圧Vps(例えば約10V)が印加される。この結果、メモリセルMC1に情報が書き込まれる。
【0007】
各コントロールゲートに上記電圧を印加するために、接続部N4にプログラム電圧Vpgが印加され、その他の接続部にパス電圧Vpsが印加される。次に、ゲート配線Ga1にオン電圧Vpgh(=Vpg+トランジスタの閾値電圧)が印加される。この結果、トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRa2nがオンし、各接続部N1〜Nnの電圧がコントロールゲートCGa1〜CGanに転送される。このとき、ゲート配線Gb1には0Vが印加されており、接続部N1〜Nnの電圧はコントロールゲートCGb1〜CGbnに転送されない。
【0008】
各接続部およびワード配線に電圧を印加することにより、トランスファーゲートトランジスタTRa4とTRa3(またはTRa5)との間で、ソース、ドレイン、ゲートにそれぞれパス電圧Vps、プログラム電圧Vpg、オン電圧Vpghを印加される寄生トランジスタが形成される。しかしながら、このような電圧の組み合わせでは、いわゆるバックバイアス効果により、寄生トランジスタ内を流れるリーク電流は抑えられている。
【0009】
近時、メモリセルに多値情報を記録させることが行われている。この際、LSB(Local Self Boost)方式を用いて書き込みが行われる。LSB方式では、コントロールゲートCGa4にプログラム電圧Vpg、CGa3およびCGa5に0V、それ以外のコントロールゲートにパス電圧Vpsが印加される。このような電圧を印加する際に、トランスファーゲートトランジスタTRa4とTRa3(またはTRa5)との間で、ソースに0V、ドレインにプログラム電圧Vpg、ゲートにオン電圧Vpghが印加されるこの寄生トランジスタが形成される。すると、この寄生トランジスタ内で大きなリーク電流が流れる。このため、隣接するトランスファーゲートトランジスタが、このような組み合わせを有しないように、トランスファーゲート部において各トランスファーゲートトランジスタの並べ方が適切に決定される。
【0010】
また、LSB方式に代え、EASB(Erased Area Self Boost)方式も用いられる。EASB方式では、コントロールゲートCG4のソース線に近い側で隣接するコントロールゲートCG5に0Vが印加され、その以外のコントロールゲートには、パス電圧Vpsが印加される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、LSB方式またはEASB方式の場合、配置を工夫することにより、それぞれ0Vおよびプログラム電圧Vpgが印加されるトラスファーゲートトランジスタが隣接することが回避される。しかしながら、この場合も、0Vとパス電圧Vpsが印加されるトランスファーゲートトランジスタが隣接することを回避することはできない。このため、これらトランジスタの間に、ソースに0V、ドレインにパス電圧Vps、ゲートにオン電圧Vpghが印加される寄生トランジスタが形成される。この結果、この部分の素子分離絶縁膜の導電性が反転し、大きなリーク電流が流れる。
【0012】
寄生トランジスタを流れるリーク電流を抑制するため(反転耐圧を上げるため)に、トランスファーゲートトランジスタ相互間の素子分離絶縁膜下の領域の不純物濃度を上げることが考えられる。しかしながら、この領域の不純物濃度を上げると、トランスファーゲートトランジスタの接合耐圧が低下する。
【0013】
一方、トランジスタ相互間の素子分離絶縁膜を大きくすることにより、リーク電流を低下させることが可能である。しかしながら、素子分離絶縁膜を大きくした結果、トランスファーゲート部の面積が増大し、LSB方式またはEASB方式を用いた半導体記憶装置の微細化が阻害される。
【0014】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、LSB方式またはEASB方式を用いた場合に、トランスファーゲートトランジスタ相互間のリーク電流を抑制するとともに小型化が可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下に示す手段を用いている。
【0016】
本発明の第1の視点による半導体記憶装置は、それぞれが電気的に情報の書き換えが可能で、且つロウ方向のアドレスが連続する、第1、第2、第3メモリセルトランジスタと、電流通路の一端が前記第1メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に書き込み電圧を印加される、第1転送トランジスタと、電流通路の一端が前記第2メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に前記書き込み電圧より低いパス電圧を印加される、第2転送トランジスタと、電流通路の一端が前記第3メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に前記パス電圧より低い第1電圧を印加される、第3転送トランジスタと、第1転送トランジスタを導通させるための第1オン電圧を前記第1転送トランジスタのゲートに印加する第1制御部と、前記第2、第3転送トランジスタを導通させるための、前記第1オン電圧と異なる第2オン電圧を前記第2、第3転送トランジスタのゲートに印加する第2制御部と、を具備する。
【0017】
更に、本発明に係る実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0019】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す機能ブロック図である。図1に示すように、半導体記憶装置Mは、情報を記録する複数のメモリセルMCが形成されたメモリセルアレイMCAを含む。メモリセルアレイMCAは、ロウデコーダRD、カラムデコーダCDと接続される。ロウデコーダRDおよびカラムデコーダCDは制御部Cと接続される。制御部Cは、供給されるアドレス信号に応じて、ロウデコーダRDおよびカラムデコーダCDを制御して、所定のアドレスのメモリセルMCに情報を書き込み、またはメモリセルMCから情報を読み出す。
【0020】
ロウデコーダRDは、メモリセルMCに所定の電圧を印加するためのトランスファーゲート部TG1と、トランスファーゲート部TG1を制御するトランスファーゲート制御部TCa1、TCa2、TCb1、TCb2を有する。
【0021】
メモリセルアレイMCAの構造は、図19に示したものと同じである。図2は、図1のトランスファーゲート部TG1を概略的に示している。図2に示すように、トランスファーゲート部TG1は、第1群GP1と第2群GP2とを有する。第1群GP1は、トランスファーゲートトランジスタTRa1とTRb1とを有する。トランスファーゲートトランジスタTRa1とTRb1のそれぞれ電流通路の第1端(トランジスタの第1端)同士は接続部N1で接続されている。接続部Nには、図示せぬコンタクトにより電圧が印加される。以下、このような構成の2つのトランジスタを1番目のトランジスタの組と呼ぶ。第1群GP1は、第1番目のトランジスタの組と同様の構成の、第3、第5、・・・、第2n−3、第2n−1のトランジスタの組を有する。
【0022】
トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRa2n−1、TRb1〜TRb2n−1、のそれぞれの電流通路の第2端(トランジスタの第2端)は図19の各コントロールゲートと接続されている。すなわち、トランジスタTRa1とコントロールゲートCGa1、トランジスタTRa3とコントロールゲートCGa3・・・トランジスタTRa2n−1とコントロールゲートCGa2n−1とが接続される。同様に、トランジスタTRb1とコントロールゲートCGb1、トランジスタTRb3とコントロールゲートCGb3・・・トランジスタTRb2n−1とコントロールゲートCGb2n−1とが接続される。
【0023】
トランジスタTRa1〜TRa2n−1の各ゲートは、ゲート配線Ga1と接続され、トランジスタTRb1〜TRb2n−1の各ゲートは、ゲート配線Gb1と接続されている。ゲート配線Ga1、Gb1は、それぞれ図1のトランスファーゲート制御部TCa1、TCb1と接続されている。
【0024】
第2群GP2は、2番目、4番目、6番目、8番目、・・・、2n−2番目、2n番目のトランジスタの組を有する。トランスファーゲートトランジスタTRa2〜TRa2n、TRb2〜TRb2n、のそれぞれの電流通路の第2端は図19の各コントロールゲートと、第1群GP1と同様に接続されている。
【0025】
トランジスタTRa2〜TRa2nの各ゲートは、ゲート配線Ga2と接続され、トランジスタTRb2〜TRb2nの各ゲートは、ゲート配線Gb2と接続されている。ゲート配線Ga2、Gb2は、それぞれ図1のトランスファーゲート制御部TCa2、TCb2と接続されている。
【0026】
トランジスタSGa1とSGb1、トランジスタSGa2とSGb2、はそれぞれの電流通路の第1端同士で接続され、それぞれの第2端は、図19の対応する選択トランジスタと接続される。なお、これらトランジスタSGA1、SGA2、SGB1、SGB2は、第1群、第2群のいずれに設けられても構わない。
【0027】
次に、上記構成の半導体記憶装置の動作について、LSB方式を例に以下に説明する。例えばコントロールゲートCGa4とビット線BL2とが交わる位置のメモリセルMC1に情報を書き込む場合を考える。まず、ビット線BL2にローレベルが印加され、それ以外のビット線にハイレベルが印加される。
【0028】
次に、コントロールゲートCGa4にプログラム電圧Vpg、コントロールゲートCGa3、CGa5に0V、それ以外のコントロールゲートにパス電圧Vpsが印加されるように、対応するトランスファーゲートトランジスタの第1端(接続部)およびゲートに所定の電圧が与えられる。すなわち、第1群では、トランジスタTRa3、TRa5に0Vが印加され、その他のトランジスタにVpsが印加される。次に、ゲート配線Ga1に第2オン電圧Vpsh(=Vps+トランジスタの閾値電圧)が印加され、ゲート配線Gb1には0Vが印加される。
【0029】
一方、第2群GP2では、トランジスタTRa4にプログラム電圧Vpgが印加され、それ以外のトランジスタにVpsが印加される。次に、ゲート配線Ga2に第1オン電圧Vpghが印加され、ゲート配線Gb2には0Vが印加される。以上の動作により、メモリセルMC1に情報が書き込まれる。
【0030】
次に、上記構成の半導体記憶装置の効果について以下に説明する。まず、トランスファーゲート部の第2群GP2で形成される寄生トランジスタについて見てみる。トランジスタTRa4と、これに隣接するトランジスタTRa6またはTRa8により形成された寄生トランジスタの場合、ソース、ドレイン、ゲートにそれぞれパス電圧Vps、プログラム電圧Vpg、オン電圧Vpghを印加される。この組み合わせは、SB方式における組み合わせと同じとなり、したがって、バックバイアス効果によってリーク電流は低く抑えられている。
【0031】
一方、第1群GP1で形成される寄生トランジスタの中には、ソース、ドレインにそれぞれ、Vps、0V(または0V、Vps)が印加される組み合わせが生じる。しかしながら、パス電圧Vpsを転送するために必要なゲートの電圧は、上記したように第2オン電圧Vpshでよい。第2オン電圧Vpshは、第1オン電圧Vpghに比べて小さいため、ゲートに第1オン電圧Vpghを印加する場合に比べ、必要な耐圧は小さい。このため、この領域の素子分離絶縁膜下の基板の不純物濃度を高くする必要は生じない。EASB方式の場合も、0Vが印加されるトランスファーゲートトランジスタがLSB方式の場合より1つ少なくなるため、同様の結果を得られる。
【0032】
次に、トランスファーゲートトランジスタを第1群および第2群に分ける方法を一般化した例を以下に説明する。図3は、トランスファーゲートトランジスタと、トランスファーゲートトランジスタに印加される電圧と、を示している。図3中の各数字は、トランスファーゲートTRa1〜TRa2nのうち、TRa1から数えて何番目のトランスファーゲートトランジスタであるかを示している。また、mは、プログラム電圧Vpgを印加するトランスファーゲートトランジスタから数えて何番目のトランスファーゲートトランジスタに0Vを印加するかを示している。これは、メモリセルの特性により、プログラム電圧Vpgが印加されるトランスファーゲートから所定個数離間したものに0Vを印加する方が、隣接したものに印加するより好ましい場合があるからである。なお、LSB方式、EASB方式では、一般にm=1である。また、図に示された番号以外の以外のトランスファーゲートトランジスタにはパス電圧Vsが印加される。
【0033】
一行目を例に取ると、トランスファーゲートトランジスタTRa1にプログラム電圧Vpgを印加した場合、トランスファーゲートトランジスタTRa1+mに0Vを印加することを示している。
【0034】
図3を用いて、隣接する2つのトランスファーゲートトランジスタのそれぞれの接続部にパス電圧Vps、0Vが印加され、ゲートに第1オン電圧Vpghが印加される組み合わせが形成されないようにトランスファーゲートTRa1〜TRanが第1群GP1、第2群GP2へと分けられる。図4(a)は、mが奇数の場合のトランスファーゲートトランジスタの分け方を例示しており、図4(b)は、mが偶数の場合のトランスファーゲートトランジスタの分け方を例示している。
【0035】
図5(a)は、mが奇数の場合の具体例を示しており、各ナンド列のメモリセルの数が32、すなわち2n=32、且つm=5の場合である。図5(b)は、図5(a)を用いて、トランスファーゲートトランジスタを第1群GP1、第2群GP2に分けた例を示している。同様に、図6(a)、(b)は、mが偶数の場合の具体例を示しており、2n=32、m=2の場合である。
【0036】
本発明の第1実施形態によれば、ロウデコーダが有する複数のトランスファーゲートトランジスタを2つの群に分ける、ロウアドレスが連続するメモリセルトランジスタと接続されたトランスファーゲートトランジスタは、相互に異なる群へと分けられる。このため、隣接するトランスファーゲートトランジスタにより形成される寄生トランジスタのソースに0V、ドレインにパス電圧Vps、ゲートに第1オン電圧Vpghが印加されることを回避できる。したがって、寄生トランジスタを流れるリーク電流を低減するために、寄生トランジスタが形成される領域の素子分離絶縁膜の下の基板の不純物濃度を高くする必要性は生じない。このため、トランスファーゲートの接合耐圧が低下することを防止できる。
【0037】
また、リーク電流を低減するために、トランスファーゲートトランジスタ相互間の距離を大きくする必要がない。このため、LSB方式およびEASB方式を用いた場合でも半導体記憶装置の小型化が可能となる。
【0038】
なお、各群GP1、GP2における各トランスファーゲートトランジスタの並び順は、上記例に限定されない。
【0039】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ロウデコーダRDがメモリセルアレイMCAの左右いずれか一方に設けられる。これに対し、第2実施形態では、メモリセルアレイMCAの左右両方にロウデコーダが設けられ、トランスファーゲートトランジスタが交互に左右へと配置される。
【0040】
図7は、本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示すブロック図であり、mが奇数の場合を例示している。なお、図7に示すように、メモリセルアレイMCAの例えば左側にロウデコーダRD1が設けられ、例えば右側にロウデコーダRD2が設けられる。もちろん、ロウデコーダRD1、RD2の位置は、図8に示す構成に限定されず、左右が逆転した構成でも構わない。ロウデコーダRD1は、トランスファーゲート部TG1、トランスファーゲート制御部TCa1、TCa2を有する。ロウデコーダRD2は、トランスファーゲート部TG2、トランスファーゲート制御部TCa2、TCb2を有する。
【0041】
図8、図9は図7のトランスファーゲート部TG1、TG2をそれぞれ概略的に示している。図8に示すように、トランスファーゲート部TG1は、奇数番目のトランスファーゲートの組を有し、図2に示すトランスファーゲートの第1群GP1と同じ構成である。一方、図9に示すように、トランスファーゲート部TG2は、偶数番目のトランスファーゲートの組を有し、図2に示すトランスファーゲートの第2群GP2と同じ構成である。このような構成の半導体記憶装置の動作については、第1実施形態と同様であるため省略する。
【0042】
次に、mが偶数の場合を示す。図10は本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置Mを概略的に示すブロック図であり、mが偶数の場合を示している。図7と異なるのは、ロウデコーダRD1、RD2がトランスファーゲート制御部TCa1、TCa2、TCb1、TCb2を有することである。
【0043】
図11、12は、図10のトランスファーゲート部TG1、TG2をそれぞれ概略的に示している。図11、図12に示すように、奇数番目のトランスファーゲートトランジスタの組はトランスファーゲート部TG1へ、偶数番目のトランスファーゲートトランジスタの組はトランスファーゲート部TG2へ、と配置される。しかしながら、mが偶数の場合、寄生トランジスタのソースに0V、ドレインにパス電圧Vps、ゲートに第1オン電圧Vpghが印加される組み合わせが形成されないように、図4(b)を参照して、トランスファーゲート部TG1、TG2は、さらに第1群GP1、第2群GP2へと分類される。
【0044】
具体的には、図11に示すように、トランスファーゲート部TG1の第1群GP1は、1、5、・・・、2n−1番目のトランジスタの組を有する。トランスファーゲートトランジスタTRa1、TRa5、・・・、TRa2n−1のゲートは、ゲート配線Ga1により接続される。また、トランスファーゲートトランジスタTRb1、TRb5、・・・、TRb2n−1のゲートは、ゲート配線Gb1により接続される。ゲート配線Ga1、Gb1は、トランスファーゲート制御部TCa1、TCb1にそれぞれ接続される。
【0045】
一方、第2群GP2は、3、7、・・・、2n−3番目のトランジスタの組を有する。トランスファーゲートトランジスタTRa3、TRa7、・・・、TRa2n−3のゲートは、ゲート配線Ga2により接続される。また、トランスファーゲートトランジスタTRb3、TRb7、・・・、TRb2n−3のゲートは、ゲート配線Gb2により接続される。ゲート配線Ga2、Gb2はトランスファーゲート制御部TCa2、TCb2にそれぞれ接続される。
【0046】
同様に、図12に示すように、トランスファーゲート部TG2の第1群GP1は、4、8、・・・、2n−2番目のトランジスタの組を有する。トランスファーゲートトランジスタTRa4、TRa8、・・・、TRa2n−2のゲートは、ゲート配線Ga1により接続される。また、トランスファーゲートトランジスタTRb4、TRb8、・・・、TRb2n−2のゲートは、ゲート配線Gb1により接続される。ゲート配線Gb1、Gb2は、トランスファーゲート制御部TCa1、TCb1にそれぞれ接続される。
【0047】
一方、第2群GP2は、2、6、・・・、2n番目のトランジスタの組を有する。トランスファーゲートトランジスタTRa2、TRa6、・・・、TRa2nのゲートは、ゲート配線Ga2により接続される。また、トランスファーゲートトランジスタTRb2、TRb6、・・・、TRb2nのゲートは、ゲート配線Gb2により接続される。ゲート配線Ga2、Gb2はトランスファーゲート制御部TCa2、TCb2にそれぞれ接続される。
【0048】
mが偶数の場合の動作も、mが奇数の場合と同様である。すなわち、隣接するトランスファーゲートトランジスタにより形成される寄生トランジスタのソースに0V、ドレインにパス電圧Vps、ゲートに第1オン電圧Vpghが印加される組み合わせは形成されない。
【0049】
本発明の第2実施形態によれば、第1実施形態の構成に加え、メモリセルアレイMCAの左右にロウデコーダRD1、RD2が設けられ、トランスファーゲートの組は、ロウデコーダRD1、RD2に順に振り分けられている。第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得られる。
【0050】
なお、mが偶数の場合、トランスファーゲートトランジスタTG1、TG2のそれぞれの第1群GP1を1つのロウデコーダ内に設け、第2群GP2をもう1つのロウデコーダ内に設ける構成とすることもできる。こうすることにより、トランスファーゲート制御部を、奇数番目のトランスファーゲートトランジスタの組と、偶数番目のトランスファーゲートトランジスタの組と、の間で共有することができる。したがって、トランスファーゲート制御部の個数を減少させることができる。
【0051】
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図である。全体の機能ブロック図は、図18と同様である。図13において、トランスファーゲートトランジスタの組は、例えば第1実施形態と同様に第1群GP1と第2群GP2とに分けられる。異なるのは、ゲート配線Ga1、Gb2が共通のトランスファーゲート制御部TCbと接続されることと、ゲート配線Gb1、Ga2が共通のトランスファーゲート制御部TCaと接続されることである。
【0052】
上記構成の半導体記憶装置において、例えば第1実施形態と同じ位置のメモリセルMC1に情報を書き込む場合を考える。なお、以下、LSB方式について記載するが、第1実施形態中において記載したようにEASB方式の場合もほぼ同じ動作により、同一の効果を得られる。
【0053】
まず、第1群においては、接続部N3、N5に0Vが印加され、それ以外の接続部にはパス電圧Vpsが印加される。一方、第2群においては、接続部N4にプログラム電圧Vpgが印加され、それ以外の接続部にはパス電圧Vpsが印加される。この状態で、トランスファーゲート制御部TCaによりワード配線Gb1およびGa2に第1オン電圧Vpghが印加され、トランスファーゲート制御部TCbによりワード配線Ga1およびGb2に第2オン電圧Vpshが印加される。
【0054】
第2群GP2においては、ワード配線Ga2に第1オン電圧Vpghが印加されるため、トランスファーゲートトランジスタTRa4がオンし、プログラム電圧Vpgが転送される。また、トランスファーゲートトランジスタTRa4以外のトランジスタではVpsが転送される。一方、ワード配線Gb2にパス電圧Vpshが印加されるが、この電圧では、トランスファーゲートトランジスタTRa4はオンせず、プログラム電圧Vpgは転送されない。すわわち、半導体記憶装置の動作に支障は生じない。また、トランスファーゲートトランジスタTRa4以外のトランジスタではVpsh程度の電圧が転送されるが、これによって情報の誤書き込みは発生しない。
【0055】
第1群GP1においては、ワード配線Ga1、Gb1に、それぞれパス電圧Vps、第1オン電圧Vpghが印加される。したがって、各接続部N1、N3、・・・、N2n−1の電圧が転送される。
【0056】
本発明の第3実施形態によれば、0V、パス電圧Vpsを印加されるトランスファーゲートが隣接しないように、トランスファーゲートを2つの群に分けている。このため、第1実施形態と同様の効果を得られる。
【0057】
また、ゲート配線Ga1、Gb1(またはGa2、Gb2)にそれぞれ印加される電圧を第1オン電圧Vpgh、第2オン電圧Vpshの2つとしている。このため、トランスファーゲートを2つの群に分け、ゲート配線に第1オン電圧Vpgh、第2オン電圧Vpsh、0Vを印加する構成と比べて、トランスファーゲート制御部の数を減少させることができる。
【0058】
(第4実施形態)
第4実施形態は、全てのメモリセルMCにLSB方式またはEASB方式が用いられるのではなく、LSB方式またはEASB方式とSB(Self Boost)方式とが併用される場合に適用される。以下、LSB方式を例に説明し、単にLSA方式と記載するが、この場合、EASB方式も含まれるものとする。
【0059】
SB方式の場合、隣接するトランスファーゲートトランジスタにより形成される寄生トランジスタのソース、ドレイン、ゲートにはパス電圧Vps、プログラム電圧Vpg、第1オン電圧Vpghがそれぞれ印加される。このような組み合わせの場合、上記したバックバイアス効果により、リーク電流は低く抑えられている。そこで、第4実施形態では、LSB方式のメモリセルと接続されたトランスファーゲートトランジスタ相互間の素子分離絶縁膜のみを、SB方式のそれより大きく形成する。
【0060】
図14は、本発明の第4実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示している。全体の機能ブロック図は、図18と同様である。図14に示すように、第1群GP1は、例えば第1〜第n−3番目のトランスファーゲートの組を有する。これらトランスファーゲートの組の相互間の距離は、SB方式のそれと同じW1である。このW1は、ソース、ドレイン、ゲートにパス電圧Vps、プログラム電圧Vpg、第1オン電圧Vpgh、がそれぞれ印加される寄生トランジスタのリーク電流が十分低く抑えられるような幅に設定される。
【0061】
第2群GP2は、例えば第nー2、第nー1、・・・、第n番目のトランスファーゲートトランジスタの組を有する。これらトランスファーゲートトランジスタの組の相互間の距離は、W1より大きいW2である。W2は、ソース、ドレイン、ゲートに0V、パス電圧Vps、第1オン電圧Vpgh、がそれぞれ印加される寄生トランジスタのリーク電流が十分低く抑えれるような幅に設定される。
【0062】
上記構成の半導体記憶装置において、第1群GP1のトランスファーゲートトランジスタは、SB方式のメモリセルトランジスタのゲートと接続される。一方、第2群GP2のトランスファーゲートトランジスタは、LSB方式のメモリセルトランジスタのゲートと接続される。図14において、第n−3番目のトランスファーゲートトランジスタの組が、第1群GP1、第2群GP2の境界となっているが、これに限られない。
【0063】
図15は、本発明の第4実施形態の変形例を概略的に示している。図15に示すように、トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRa2nは、例えばトランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRan−1を有する列と、トランスファーゲートトランジスタTRan〜Tra2nを有する列と、に分けられる。同様に、トランスファーゲートトランジスタTRb1〜TRb2nは、例えばトランスファーゲートトランジスタTRb1〜TRbn−1を有する列と、トランスファーゲートトランジスタTRbn〜Trb2nを有する列と、に分けられる。そして、例えばTRa1〜TRan−1と、TRb1〜TRbn−1と、がそれぞれ接続される。
【0064】
トランスファーゲートトランジスタTRa1〜TRan−1は、トランスファーゲートトランジスタTRa2n〜TRanと、それぞれ上下方向で対応する位置に設けられる。トランスファーゲートトランジスタTRab1〜TRb2nも同様である。
【0065】
このようにして、縦4列に形成されたトランジスタ列を、適当な位置で第1群GP1と第2群GP2とに分ける。図15では、例えば、トランスファーゲートトランジスタTRan−2、TRbn−2の位置に境界が形成されている。また、もちろん、縦方向の列を5列以上にすることももちろん可能である。
【0066】
本発明の第4実施形態によれば、複数のトランスファーゲートトランジスタを第1群GP1と第2群GP2とに分け、トランスファーゲートトランジスタ相互間の距離が第1群GP1と第2群GP2とで異なる。このため、一方の群のトランスファーゲートトランジスタ相互間の距離を小さくし、他方の群のそれを大きくし、それぞれの群のトランスファーゲートトランジスタは書き込み方式の異なるメモリセルトランジスタに接続して使用される。この結果、トランスファーゲートトランジスタ相互間の距離を大きくすべき領域を最小限に抑えることができる。よって、LSB方式またはEASB方式を用いた場合でも、面積が増大する割合を最小としつつ、十分な反転耐圧を得られる半導体記憶装置を実現できる。
【0067】
(第5実施形態)
近時、不揮発性半導体記憶装置は、例えばメモリカード等のICカードの主記憶部に使用されるようになってきている。典型的なメモリカードには、主記憶部と、この主記憶部を制御する制御部とが含まれている。第5実施形態は、本発明をこの種のICカードに適用した例である。
【0068】
図16、図17は、本発明の第5実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す機能ブロック図である。図16に示すように、ICチップ1は、主記憶部である記憶部2と、この記憶部2を制御するとともに記憶部2とICチップ外部との間での情報の授受を仲介する制御部3と、を有する。記憶部2として機能するメモリ4として、上記第1〜第4実施形態に係る半導体記憶装置Mが用いられる。この図において、制御部3に含まれるいくつかの回路ブロックのうち、特に主記憶部に関係する回路ブロックのみを説明する。
【0069】
主記憶部に関係する回路ブロックとして、ICチップ1は、例えばシリアル/パラレル・パラレル/シリアルインターフェース5、ページバッファ6、メモリインターフェ−ス7を有する。
【0070】
シリアル/パラレル・パラレルシリアルインターフェース5は、データをメモリ4に書き込む際、例えばシリアルな入力データDATAをパラレルな内部データに変換する。変換された内部データは、ページバッファ6に入力され、ここに蓄積される。蓄積された内部データは、メモリインターフェース7を介してメモリ4に書き込まれる。
【0071】
また、データをICチップ1から読み出す際は、メモリ4から読み出されたデータは、メモリインターフェース7を介してページバッファ6に入力され、ここに蓄積される。蓄積された内部データは、シリアル/パラレル・パラレル/シリアルインターフェース5に入力され、ここでシリアルな出力データに変換される。変換された出力データDATAは、チップの外に出力される。
【0072】
このようなICチップ1が、図17に示すように、カード型パッケージ8と一体化するように形成されることにより、例えばメモリカード等のICカードとして機能する。具体的には、ICチップ1が、カード型パッケージ8に、収容、あるいは搭載、あるいは貼り付けられることにより、これらが一体化される。
【0073】
本発明の第5実施形態によれば、例えば制御部とメモリとを1チップ化したICチップ1において、第1〜第4実施形態に係る半導体記憶装置Mがメモリ4として用いられる。したがって、近時多く使用されているICチップ、ICカード等においても、第1〜第4実施形態で示した効果と同様の効果を得られる。
【0074】
また、第1〜第5実施形態において、多値情報の書き込みに対応した半導体記憶装置について説明したが、これら実施形態を2値情報に対応する半導体記憶装置に適用することも可能である。この場合も同様の効果を得られる。
【0075】
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
【0076】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、LSB方式またはEASB方式を用いた場合に、トランスファーゲートトランジスタ相互間のリーク電流を抑制するとともに小型化が可能な半導体記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図2】図1のトランスファーゲート部TG1を概略的に示す図。
【図3】トランスファーゲートトランジスタと、印加される電圧と、を示す図。
【図4】トランスファーゲートトランジスタ分け方の例を示す図。
【図5】図4の具体例を示す図。
【図6】図4の具体例を示す図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図8】図7のトランスファーゲート部TG1を概略的に示す図。
【図9】図7のトランスファーゲート部TG2を概略的に示す図。
【図10】本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図11】図10のトランスファーゲート部TG1を概略的に示す図。
【図12】図10のトランスファーゲート部TG2を概略的に示す図。
【図13】本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図14】本発明の第4実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図15】第4実施形態の変形例に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図16】本発明の第5実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図17】本発明の第5実施形態に係る半導体記憶装置を概略的に示す図。
【図18】半導体記憶装置の一般的な構造を概略的に示す図。
【図19】図18のメモリセルアレイMCAを概略的に示す図。
【図20】ナンド列を概略的に示す回路図
【図21】図18のトランスファーゲート部TGを概略的に示す図。
【符号の説明】
TG1…トランスファーゲートトランジスタ部、
TRa1〜TRa2n、TRb1〜TRb2n…トランスファーゲートトランジスタ、
Ga1、Ga2、Gb1、Gb2…ゲート配線、
GP1、GP2…第1群、第2群、
N1〜N2n…接続部、
TCa1、TCa2、TCb1、TCb2…トランスファーゲート制御部。
Claims (13)
- それぞれが電気的に情報の書き換えが可能で、且つロウ方向のアドレスが連続する、第1、第2、第3メモリセルトランジスタと、
電流通路の一端が前記第1メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に書き込み電圧を印加される、第1転送トランジスタと、
電流通路の一端が前記第2メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に前記書き込み電圧より低いパス電圧を印加される、第2転送トランジスタと、
電流通路の一端が前記第3メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端に前記パス電圧より低い第1電圧を印加される、第3転送トランジスタと、
第1転送トランジスタを導通させるための第1オン電圧を前記第1転送トランジスタのゲートに印加する第1制御部と、
前記第2、第3転送トランジスタを導通させるための、前記第1オン電圧と異なる第2オン電圧を前記第2、第3転送トランジスタのゲートに印加する第2制御部と、
を具備することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記第1、第2、第3メモリセルトランジスタは、電流通路と、前記電流通路の上方に絶縁膜を介して配設された電荷蓄積膜と、前記電荷蓄積膜の上方に絶縁膜を介して配設された前記制御電極と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記書き込み電圧が、前記電荷蓄積膜に電荷を注入させるための電圧であり、
前記パス電圧が、前記第1、第2、第3メモリセルトランジスタを導通させるための電圧であり、
前記第1電圧が、実質的に0Vである、
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体記憶装置が、
前記第1転送トランジスタを含む複数の転送トランジスタを有する第1群と、
前記第2、第3転送トランジスタを含む複数の転送トランジスタを有する第2群と、
を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体記憶装置が、前記第1、第2、第3メモリセルトランジスタを含む複数のメモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイ部を具備し、
前記第1群と前記第2群とが前記メモリセルアレイ部の同一の辺に面することを特徴とする、請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体記憶装置が、前記第1、第2、第3メモリセルトランジスタを含む複数のメモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイ部を具備し、
前記第1群と前記第2群とが、前記メモリセルアレイ部を挟んで対向することを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。 - それぞれが電気的に情報の書き換えが可能な第4、第5、第6メモリセルトランジスタと、
電流通路の一端が前記第4メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端が前記第1転送トランジスタの前記他端と接続された、第4転送トランジスタと、
電流通路の一端が前記第5メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端が前記第2転送トランジスタの前記他端と接続された、第5転送トランジスタと、
電流通路の一端が前記第6メモリセルトランジスタの制御電極と接続され、且つ他端が前記第3転送トランジスタの前記他端と接続された、第6転送トランジスタと、
をさらに具備し、
前記第1制御部が、前記第1オン電圧を前記第1、第5、第6転送トランジスタのゲートに印加し、
前記第2制御部が、前記第2オン電圧を前記第2、第3、第4転送トランジスタのゲートに印加する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。 - それぞれが電気的に情報の書き換えが可能な複数のメモリセルトランジスタの1つの制御電極に電圧を印加するための複数の転送トランジスタを有する半導体記憶装置であって、
電流通路の一端が前記複数のメモリセルトランジスタの1つの制御電極と接続され、且つ隣接する転送トランジスタと第1幅離間して配設された、第1転送トランジスタと、
電流通路の一端が前記複数のメモリセルトランジスタの1つの制御電極と接続され、且つ隣接する転送トランジスタと、前記第1幅と異なる第2幅離間して配設された、第2転送トランジスタと、
前記第1、第2転送トランジスタを導通させるためのオン電圧を前記第1、第2転送トランジスタのゲートに印加する制御部と、
を具備することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記第1転送トランジスタと接続された前記メモリセルトランジスタは、このメモリセルトランジスタに実質的に2つの異なる電圧を用いて情報を書き込む第1書き込み方式に対応し、
前記第2転送トランジスタと接続された前記メモリセルトランジスタは、このメモリセルトランジスタに実質的に3つの異なる電圧を用いて情報を書き込む第2書き込み方式に対応する、
ことを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。 - 前記第2幅が前記第1幅より大きいことを特徴とする請求項8または9に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1書き込み方式は、SB方式であって、
前記第2書き込み方式は、LSB方式およびEASB方式からなる郡から選択された方式である、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の半導体記憶装置。 - 前記第1オン電圧が、前記第2オン電圧より大きいことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
- 支持部材と、
前記支持部材と一体化して形成された、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体記憶装置と、
前記半導体記憶装置と接続され、且つ前記半導体記憶装置と前記支持部材外部との間で情報の授受を仲介する、制御部と、
を具備することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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