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JP3847564B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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JP3847564B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車用エンジン等に燃料を噴射するのに好適に用いられる燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば自動車用エンジン等に用いられる燃料噴射弁は、燃料通路が設けられた筒状の弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端側内周に設けられ噴射口を囲んで弁座が形成された弁座部材と、前記噴射口を外側から覆うように該弁座部材に設けられ前記弁ケーシング内の燃料を外部に噴出させる複数のノズル孔を有したノズルプレートと、前記弁ケーシング内に設けられ電磁アクチュエータの作動により前記弁座部材の弁座に離着座する弁体とにより構成されている(例えば、特開平7−127550号公報等)。
【0003】
この種の従来技術による燃料噴射弁は、金属板等をプレス加工することによりノズルプレートが形成され、このノズルプレートには、例えばパンチ等を用いた打抜き加工やドリル加工を施すことにより、複数のノズル孔が所定の孔径をもって穿設されている。
【0004】
そして、噴射弁の作動時には、弁体が電磁アクチュエータにより駆動されて開弁すると、弁ケーシング内に供給される燃料が弁部と弁座との間を介して噴射口に流入するようになり、この燃料はノズルプレートの各ノズル孔からエンジンの吸気側に向けて噴射されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、ノズルプレートの各ノズル孔から燃料が噴射されるときに、ノズル孔の孔径が小さいほど噴射燃料が微粒化し易くなり、その燃焼状態等が良好となるため、ノズルプレートの製造時には、ノズル孔の孔径を可能な限り小さく形成したいという要求がある。
【0006】
しかし、ノズル孔の最小孔径は、例えばパンチ、ドリルの外径寸法等に応じて0.1〜0.3mm程度の大きさに制限されるため、これよりも小径なノズル孔を安定した形状で穿設するのは難しい。また、ノズル孔を小さく形成し過ぎると、燃料中にダスト等の異物が僅かに混入しているだけでも、ノズル孔が目詰まりし易くなる。
【0007】
このため、従来技術では、単にノズル孔の孔径を小さくすることによって噴射燃料の微粒化を促進するには限界があり、噴射弁としての性能を向上させるのが難しいという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、簡単な構造でノズル孔の孔径を実質的に小さくすることができ、ノズルプレートによる燃料の微粒化を促進できると共に、噴射弁としての性能や信頼性を向上できるようにした燃料噴射弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、燃料通路が設けられた筒状の弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端側内周に設けられ噴射口を囲んで弁座が形成された弁座部材と、前記噴射口を外側から覆うように該弁座部材に設けられ前記弁ケーシング内の燃料を外部に噴出させる複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、前記弁ケーシング内に設けられアクチュエータの作動により前記弁座部材の弁座に離着座する弁体とからなる燃料噴射弁に適用される。
【0010】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記各ノズル孔は、前記ノズルプレートに予め決められた孔径をもって穿設することにより、その流入側開口が前記弁体に対向するノズルプレートの表面側に開口し、流出側開口は前記ノズルプレートの裏面側に開口する構成とし、前記ノズルプレートには、前記各ノズル孔の流入側開口の周囲に位置して該各流入側開口を外側から取囲む環状の段差部を形成し、該環状の段差部は、前記弁体の開弁時に前記ノズル孔の流入側開口の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れを形成し、この燃料の流れを前記ノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して径方向外側から衝突させる構成としたことにある。
【0011】
このように構成することにより、弁体の開弁時には、ノズルプレートの表面側を流通する燃料のうち一部の燃料をノズル孔に流入させ、この燃料をノズル孔から外部に噴射できる。このとき、ノズルプレートの段差部は、ノズル孔の流入側開口を取囲む位置でノズル孔の流入側開口の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れを形成でき、この燃料の流れをノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して径方向外側から衝突させることができる。これにより、ノズル孔内を流通する燃料の流路面積を絞ることができ、ノズル孔の実質的な孔径を小さくすることができる。
【0012】
また、請求項2の発明によると、段差部は、前記ノズル孔の流入側開口を取囲む環状の凹溝により形成する構成としている。
【0013】
これにより、弁体の開弁時には、燃料が凹溝の内周側でノズル孔に流入するようになるから、凹溝の位置では、燃料を凹溝の周壁に沿ってノズル孔側へと径方向内向きに案内でき、ノズル孔の周囲から中心側に向けた燃料の流れを形成することができる。そして、この燃料は凹溝内に一旦流入してから径方向内向きに流通することにより、ノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突することができる。
【0014】
また、請求項3の発明によると、凹溝は円弧状または三角形状の断面形状を有する構成としている。
【0015】
これにより、凹溝の断面形状を径方向に対して滑らかに形成できるから、その内部に流入する燃料を凹溝の周壁に沿って径方向内側へと円滑に案内することができる。
【0016】
さらに、請求項4の発明によると、段差部は、前記弁体に対向するノズルプレートの表面側に突設され前記ノズル孔の流入側開口を取囲む環状の突起により形成する構成としている。
【0017】
これにより、弁体の開弁時には、燃料が突起の内周側でノズル孔に流入するようになるから、突起の位置では、燃料を突起の周壁に沿ってノズル孔側へと径方向内向きに案内でき、この燃料の流れをノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による燃料噴射弁を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
ここで、図1ないし図10は本発明による第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、燃料噴射弁を自動車用エンジンに適用した場合を例に挙げて述べる。
【0020】
1は燃料噴射弁の本体をなす筒状の弁ケーシングで、該弁ケーシング1は、例えば電磁ステンレス鋼等の磁性材料により段付き筒状に形成されている。そして、弁ケーシング1は、基端側に後述の樹脂カバー19が取付けられた大径筒部1Aと、該大径筒部1Aの先端側に一体形成された小径筒部1Bとからなり、その内部には後述の弁体8が挿通される燃料通路2が軸方向に設けられている。
【0021】
3は弁ケーシング1の基端側に固着された筒状の連結部材で、該連結部材3は非磁性材料によって形成され、弁ケーシング1と後述の燃料流入パイプ4との間に介在している。
【0022】
4は例えば電磁ステンレス鋼等の磁性材料によって形成された筒状の燃料流入パイプで、該燃料流入パイプ4は、連結部材3を用いて弁ケーシング1の基端側に固定され、その先端側は燃料通路2に連通している。また、燃料流入パイプ4の基端側内周には燃料フィルタ5が設けられている。
【0023】
ここで、燃料流入パイプ4と弁ケーシング1とは、これらの外周側に取付けられた磁性金属片等からなる連結コア6を介して磁気的に連結されている。そして、後述の電磁コイル12に通電したときには、弁ケーシング1、燃料流入パイプ4、連結コア6と、後述する弁体8の吸着部10との間に閉磁路が形成される。
【0024】
7は弁ケーシング1の小径筒部1B内に挿嵌して設けられた弁座部材で、該弁座部材7は、例えば金属材料、樹脂材料等からなり、図2、図3に示す如く略筒状に形成されると共に、その先端側は後述のノズルプレート15と押えプレート18とを介して小径筒部1Bの内周側に固着されている。
【0025】
また、弁座部材7の内周側には、その先端側に開口した噴射口7Aと、該噴射口7Aを取囲む略円錐状に形成され、後述する弁体8の弁部11が離着座する環状の弁座7Bとが設けられている。
【0026】
8は弁ケーシング1の燃料通路2内に挿通して設けられた弁体で、該弁体8は、図1、図2に示す如く、金属板等を略筒状に折曲げることにより形成された弁軸9と、該弁軸9の基端側に固着された磁性材料等からなる筒状の吸着部10と、弁軸9の先端側に固着して設けられ、弁座部材7の弁座7Bに離着座する球状の弁部11とから構成されている。
【0027】
ここで、吸着部10の基端面は、燃料流入パイプ4と軸方向の隙間を挟んで対向し、この隙間の寸法は弁体8のリフト量として予め調整されている。また、弁部11の外周側には周方向の複数箇所に面取り部11Aが設けられ、該各面取り部11Aは弁座部材7と弁部11との間に燃料用の通路を形成している。
【0028】
そして、弁体8の閉弁時には、図3に示す如く、その弁部11が弁座部材7の弁座7Bに着座することにより、噴射口7Aが閉塞された状態となっている。また、弁体8の開弁時には、図6に示す如く弁体8が矢示A方向に変位し、弁部11が弁座7Bから離座すると、弁ケーシング1側の燃料が矢示Bの如く噴射口7A内の空間Sに流入するようになり、この燃料はノズルプレート15の各ノズル孔16から外部に噴射されるものである。
【0029】
12は弁ケーシング1の基端側で樹脂カバー19内に固着して設けられたアクチュエータとしての電磁コイルで、該電磁コイル12は、図1に示す如く、後述のコネクタ20を用いて通電されることにより弁体8の吸着部10を磁気的に吸引し、弁体8を弁ばね13に抗して矢示A方向に開弁させるものである。
【0030】
13は燃料流入パイプ4内に配置された圧縮ばねからなる弁ばねで、該弁ばね13は、燃料流入パイプ4の上流側に固着された筒体14と弁体8の基端側との間に設けられ、弁体8を弁座部材7に向けて閉弁方向に付勢している。
【0031】
15は例えば円形の金属薄板等をプレス加工することにより一体形成されたノズルプレートで、該ノズルプレート15は、図4、図5に示す如く、その表面15Aと裏面15Bとの間に位置して例えば0.08〜0.25mm、好ましくは0.09〜0.1mm程度の予め定められた板厚tを有している。そして、ノズルプレート15は、後述の押えプレート18と共に弁座部材7の先端側に固定され、この状態で表面15A側の中央部が弁座部材7の噴射口7Aを介して弁体8の弁部11と対面している。
【0032】
16,16,…はノズルプレート15の中央部に穿設された複数のノズル孔で、該各ノズル孔16は、例えば0.15〜0.3mm程度の予め定められた孔径d0をもって形成され、ノズルプレート15の表面15A側に開口した流入側開口16Aと裏面15B側に開口した流出側開口16Bとを有している。
【0033】
また、各ノズル孔16のうち、図4中の直径M−Mよりも左側に位置するノズル孔16は、ノズルプレート15の軸線O−O(図5参照)に対し一定の傾斜角だけ左方向に傾斜した軸線OA−OAに沿って形成されている。また、直径M−Mよりも右側に位置するノズル孔16は、軸線O−Oに対し右方向に傾斜した軸線OB−OBに沿って形成されている。
【0034】
そして、弁体8の開弁時には、図6に示す如く、弁ケーシング1内に供給される燃料がノズルプレート15の各ノズル孔16から左,右方向に分岐して噴射され(一方のみ図示)、このときに噴射燃料はノズル孔16によって微粒化されるものである。
【0035】
17,17,…は各ノズル孔16に対応してノズルプレート15の表面15A側に設けられた環状の段差部としての環状凹溝で、該各環状凹溝17は、図4、図5に示す如く、ノズル孔16の流入側開口16Aをそれぞれ取囲む環状の凹部として形成され、その断面形状は凹円弧状をなしている。
【0036】
ここで、環状凹溝17は、その径方向に対して予め定められた溝幅wを有し、この溝幅wとノズル孔16の孔径d0との寸法比率(w/d0)は、後述の図9等を用いて下記数1の式を満たすように設定されている。
【0037】
【数1】
0.3<w/d0<1
【0038】
また、環状凹溝17は、ノズルプレート15の板厚方向に対して予め定められた溝深さhを有し、この溝深さhとノズルプレート15の板厚tとの寸法比率(h/t)は、後述の図10等を用いて下記数2の式を満たすように設定されているものである。
【0039】
【数2】
0.1<h/t<0.5
【0040】
そして、噴射弁の作動中には、後述の図7に示す如く弁体8が開弁してノズル孔16内に燃料が流入するときに、環状凹溝17は、ノズル孔16内に流入する燃料の流れC1を取囲む位置でノズル孔16の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れC2を形成し、この燃料の流れC2は、ノズル孔16内に向けた燃料の流れC1に対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突するようになる。
【0041】
これにより、環状凹溝17は、ノズル孔16内を流通する燃料の噴流f(流路面積)に絞り作用を与え、この噴流fの断面積(外径寸法d1)をノズル孔16の開口面積(孔径d0)よりも小さくするものである(d1<d0)。
【0042】
一方、18は略環状の金属板等によって形成された押えプレートで、該押えプレート18は、図2に示す如く、外周側が溶接部18Aによって弁ケーシング1の小径筒部1B内に溶接され、内周側が他の溶接部18Bによってノズルプレート15と一緒に弁座部材7の先端側に溶接されると共に、これによりノズルプレート15と弁座部材7とを弁ケーシング1内に固定している。
【0043】
また、19は弁ケーシング1の大径筒部1A等を覆うように取付けられた樹脂カバーで、該樹脂カバー19には、図1に示す如くコネクタ20が設けられている。さらに、21は弁ケーシング1の小径筒部1Bに取付けられたプロテクタで、該プロテクタ21はノズルプレート15等を保護するものである。
【0044】
本実施の形態による燃料噴射弁は上述の如き構成を有するもので、次にノズルプレート15の製造方法について説明する。
【0045】
まず、ノズルプレート15の製造時には、図8に示す如く、例えば精密打抜き加工等の手段を用いる。そして、各ノズル孔16を打抜き加工するときには、精密打抜き加工用の加工機等に設けられた一側ダイ23と他側ダイ24との間にノズルプレート15となる金属板22を配置し、この金属板22をダイ23,24間で加圧することにより、例えば一側ダイ23に設けられた環状の凸部23Aによって金属板22の表面側に環状凹溝17をプレス加工する。
【0046】
さらに、金属板22をダイ23,24により加圧状態に保持しつつ、一側ダイ23に摺動可能に設けられたパンチ25を他側ダイ24に向けて矢示P方向に押動する。これにより、金属板22から穿孔部位22Aが打抜かれてノズル孔16が形成されるので、精密打抜き加工等の手段によってノズルプレート15を高い寸法精度で製造することができる。
【0047】
次に、このノズルプレート15を用いた燃料噴射弁の作動について説明すると、まず噴射弁の作動時には、燃料流入パイプ4の基端側から弁ケーシング1内の燃料通路2に燃料が供給される。そして、電磁コイル12がコネクタ20を介して通電されると、弁体8は、その吸着部10が電磁コイル12により弁ケーシング1、燃料流入パイプ4および連結コア6を介して磁気的に吸引され、弁ばね13に抗して図1中の矢示A方向に開弁する。
【0048】
これにより、燃料通路2内の燃料は、図6中の矢示Bに示す如く、弁座部材7の弁座7Bと弁体8の弁部11との間を介して噴射口7A内の空間Sに流入するようになり、ノズルプレート15の各ノズル孔16からエンジンの吸気側に向けて噴射される。
【0049】
ここで、図7を参照しつつ噴射口7A内の空間Sに流入した燃料の流れについて述べると、まず空間S内に流入した燃料のうち一部の燃料は、ノズル孔16の流入側開口16Aに向けて流入し、燃料の流れC1を形成するようになる。
【0050】
また、空間S内の燃料は環状凹溝17にも流入し、この燃料は、環状凹溝17の内周側に燃料の流れC1が形成されているため、環状凹溝17の周壁に沿ってノズル孔16側へと径方向内向きに案内されるようになり、ノズル孔16を取囲む燃料の流れC2を形成する。そして、この燃料の流れC2は、ノズル孔16内に直接流入する燃料の流れC1に対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突し、流れC1の流路面積を絞るように作用する。
【0051】
このため、ノズル孔16内を流れる燃料の大部分は、例えば図7中に二点鎖線で示す如くジェット収縮と呼ばれる現象が生じることにより、ノズル孔16の周壁から離れてノズル孔16の中心側を整流状態で流通する噴流fとなる。これにより、ノズル孔16から噴出する噴流fは、その外径寸法d1がノズル孔16の孔径d0よりも小さくなり、外径寸法d1を孔径とするノズル孔から噴射された場合とほぼ同様の噴射状態となる。
【0052】
この結果、燃料の噴射時には、環状凹溝17によってノズル孔16の実質的な噴射孔径(外径寸法d1)を実際の孔径d0よりも小さくすることができ、この外径寸法d1に応じて噴射燃料を容易に微粒化することができる。しかも、このときノズル孔16内には、燃料の噴流fを取囲む環状の乱流領域rが形成されるため、この乱流領域rによって燃料の微粒化を促進することができる。
【0053】
そして、このように微粒化される噴射燃料の粒子径(粒径)は、例えば図9に示す如く、環状凹溝17の溝幅wとノズル孔16の孔径d0との寸法比率(w/d0)に応じて変化する。この場合、例えば寸法比率(w/d0)が0.3以下の大きさに設定されているときには、噴射燃料の粒径が大きくなる。これに対し、寸法比率(w/d0)を0.3よりも大きな値として設定することにより、噴射燃料の粒径を十分に微小化することができる。
【0054】
しかし、各ノズル孔16の間隔は、環状凹溝17の溝幅wに応じて大きくする必要があるため、噴射弁の設計時には、例えば寸法比率(w/d0)を1.0以上の大きさに設定すると、多数のノズル孔16を一定の面積範囲内に適切な間隔で配置するのが難しくなる。
【0055】
従って、環状凹溝17の溝幅wがノズル孔16の孔径d0に対して前記数1の式を満たすように形成することにより、噴射燃料を十分に微粒化しつつ、ノズルプレート15の設計自由度を確保することができる。
【0056】
また、噴射燃料の粒径は、環状凹溝17の溝深さhによっても変化する。この場合、図10に示すように、例えば環状凹溝17の溝深さhとノズルプレート15の板厚tとの寸法比率(h/t)が0.1以下の大きさに設定されているときには、噴射燃料の粒径が大きくなる。これに対し、寸法比率(h/t)を0.1よりも大きな値として設定することにより、燃料の微粒化を促進することができる。しかし、例えば寸法比率(h/t)を0.5以上の大きさに設定すると、環状凹溝17の位置でノズルプレート15の剛性低下を招く虞れがある。
【0057】
従って、環状凹溝17の溝深さhがノズルプレート15の板厚tに対して前記数2の式を満たすように形成することにより、環状凹溝17の機能を十分に発揮できると共に、ノズルプレート15の強度を確保することができる。
【0058】
かくして、本実施の形態によれば、ノズルプレート15の表面15A側には、各ノズル孔16を取囲む環状凹溝17を設ける構成としたので、弁体8の開弁時には、環状凹溝17によりノズル孔16の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れC2を形成でき、この燃料の流れC2をノズル孔16に直接流入する燃料の流れC1に対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突させることができる。
【0059】
これにより、燃料の噴射時には、ノズル孔16内を流通する噴流fの外径寸法d1を安定的に絞ることができ、この外径寸法d1に対応するノズル孔16の実質的な孔径を実際の孔径d0よりも小さくすることができる。
【0060】
従って、例えば特別なパンチ、ドリル等を用いてノズル孔16の孔径d0を無理に微小化する必要がなくなり、環状凹溝17を用いた簡単な構造によって噴射燃料を効率よく微粒化でき、エンジンの燃焼状態を良好に保持できると共に、燃料噴射弁としての性能や信頼性を向上させることができる。
【0061】
この場合、環状凹溝17の断面形状を凹円弧状に形成したので、その周壁を径方向に対して滑らかに形成でき、環状凹溝17内に流入する燃料をノズル孔16に向けて径方向内側へと円滑に案内できると共に、この燃料の流れC2を安定的に保つことができる。
【0062】
次に、図11は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、環状凹溝の断面形状を三角形状に形成する構成としたことにある。
【0063】
31は本実施の形態に適用される燃料噴射弁のノズルプレートで、該ノズルプレート31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、表面31Aと裏面31Bとを有する金属板等により形成され、複数のノズル孔32(1個のみ図示)が穿設されると共に、該各ノズル孔32には流入側開口32Aと流出側開口32Bとが設けられている。
【0064】
33は各ノズル孔32を取囲んでノズルプレート31の表面31A側に形成された段差部としての環状凹溝で、該環状凹溝33は、所定の溝幅と溝深さとを有する環状の凹部として形成され、三角形の断面形状を有している。
【0065】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0066】
次に、図12は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ノズルプレートの表面側に段差部として環状の突起を設ける構成としたことにある。
【0067】
41は本実施の形態に適用される燃料噴射弁のノズルプレートで、該ノズルプレート41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、表面41Aと裏面41Bとを有する金属板等により形成され、複数のノズル孔42(1個のみ図示)が穿設されると共に、該各ノズル孔42には流入側開口42Aと流出側開口42Bとが設けられている。
【0068】
43は各ノズル孔42に対応してノズルプレート41の表面41A側に形成された段差部としての環状突起で、該環状突起43は、各ノズル孔42を取囲む環状の凸部として形成され、例えば0.01〜0.05mm程度の突出寸法をもってノズルプレート41の表面41Aから突出している。
【0069】
また、環状突起43の外周側には、略円錐状に傾斜した傾斜面部43Aが設けられ、環状突起43の突出端側には、ノズル孔42の流入側開口42Aが開口している。
【0070】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、弁体8の開弁時には、環状突起43の傾斜面部43Aに沿ってノズル孔42の周囲から中心側へと径方向に流通する燃料の流れC2′を形成することができる。
【0071】
なお、前記第1,第2の実施の形態では、環状凹溝17,33の断面形状を円弧状または三角形状に形成する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば四角形等の断面形状に形成する構成としてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、各ノズル孔は、ノズルプレートに予め決められた孔径をもって穿設することにより、その流入側開口が弁体に対向する前記ノズルプレートの表面側に開口し、流出側開口は前記ノズルプレートの裏面側に開口する構成とし、前記ノズルプレートには、前記各ノズル孔の流入側開口の周囲に位置して該各流入側開口外側から取囲む環状の段差部を設け、該環状の段差部は、前記弁体の開弁時に前記ノズル孔の流入側開口の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れを形成し、この燃料の流れを前記ノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して径方向外側から衝突させる構成としたので、弁体の開弁時には、環状の段差部によりノズル孔の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れを形成でき、この燃料の流れをノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して径方向外側から衝突させることができる。これにより、燃料の噴射時には、ノズル孔内を流通する噴流の外径寸法を絞ることができ、ノズル孔による実質的な噴射孔径を実際の孔径よりも小さくすることができる。従って、例えば特別なパンチ、ドリル等を用いてノズル孔の孔径を無理に微小化する必要がなくなり、簡単な構造によって噴射燃料を効率よく微粒化できると共に、燃料噴射弁としての性能や信頼性を向上させることができる。
【0073】
また、請求項2の発明によれば、段差部は、ノズル孔の流入側開口を取囲む環状の凹溝により形成する構成したので、弁体の開弁時には、燃料の一部が凹溝内に一旦流入してから径方向内向きに流通することにより、この燃料をノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突させることができる。これにより、ノズル孔に直接流入する燃料の流れを安定的に絞ることができる。
【0074】
また、請求項3の発明によれば、凹溝は円弧状または三角形状の断面形状を有する構成としたので、凹溝の断面形状を径方向に対して滑らかに形成でき、凹溝内に流入する燃料をノズル孔に向けて径方向内側へと円滑に案内できると共に、この燃料の流れを安定的に保つことができる。
【0075】
さらに、請求項4の発明によれば、段差部を環状の突起により構成したので、弁体の開弁時には、燃料の一部を突起の周壁に沿ってノズル孔側へと径方向内向きに案内でき、このときの燃料の流れがノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して、やや逆流するように径方向外側から斜めに衝突することにより、ノズル孔に直接流入する燃料の流れを安定的に絞ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料噴射弁を示す縦断面図である。
【図2】弁ケーシングの先端側を示す拡大断面図である。
【図3】弁体、弁座部材、ノズルプレート等を示す図2中の要部拡大断面図である。
【図4】ノズルプレートを示す平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみたノズルプレートの部分断面図である。
【図6】弁体が開弁した状態を示す弁ケーシング先端側の要部拡大断面図である。
【図7】図6中のa部を示すノズルプレートの要部拡大断面図である。
【図8】精密打抜き加工によりノズル孔を穿設する状態を示すノズルプレートの要部拡大断面図である。
【図9】環状凹溝の溝幅とノズル孔の孔径との関係を示す特性線図である。
【図10】環状凹溝の溝深さとノズルプレートの板厚との関係を示す特性線図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による燃料噴射弁のノズルプレートを示す部分断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態による燃料噴射弁のノズルプレートを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 弁ケーシング
2 燃料通路
3 連結部材
4 燃料流入パイプ
5 燃料フィルタ
6 連結コア
7 弁座部材
7A 噴射口
7B 弁座
8 弁体
9 弁軸
10 吸着部
11 弁部
11A 面取り部
12 電磁コイル(アクチュエータ)
13 弁ばね
15,31,41 ノズルプレート
15A,31A,41A 表面
15B,31B,41B 裏面
16,32,42 ノズル孔
16A,32A,42A 流入側開口
16B,32B,42B 流出側開口
17,33 環状凹溝(段差部)
18 押えプレート
43 環状突起(段差部)

Claims (4)

  1. 燃料通路が設けられた筒状の弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端側内周に設けられ噴射口を囲んで弁座が形成された弁座部材と、前記噴射口を外側から覆うように該弁座部材に設けられ前記弁ケーシング内の燃料を外部に噴出させる複数のノズル孔を有したノズルプレートと、前記弁ケーシング内に設けられアクチュエータの作動により前記弁座部材の弁座に離着座する弁体とからなる燃料噴射弁において、
    前記各ノズル孔は、前記ノズルプレートに予め決められた孔径をもって穿設することにより、その流入側開口が前記弁体に対向するノズルプレートの表面側に開口し、流出側開口は前記ノズルプレートの裏面側に開口する構成とし、
    前記ノズルプレートには、前記各ノズル孔の流入側開口の周囲に位置して該各流入側開口を外側から取囲む環状の段差部を形成し
    該環状の段差部は、前記弁体の開弁時に前記ノズル孔の流入側開口の周囲から中心側に向けて径方向内向きに流通する燃料の流れを形成し、この燃料の流れを前記ノズル孔に直接流入する燃料の流れに対して径方向外側から衝突させる構成としたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記段差部は、前記ノズル孔の流入側開口を取囲む環状の凹溝により構成してなる請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記凹溝は円弧状または三角形状の断面形状を有する構成としてなる請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記段差部は、前記弁体に対向するノズルプレートの表面側に突設され前記ノズル孔の流入側開口を取囲む環状の突起により構成してなる請求項1に記載の燃料噴射弁。
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