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JP3846811B2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用ピストンに係わり、特には、ディーゼルエンジンのピストンの表面に、窒化処理又は、軟窒化処理を施したピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用高出力のディーゼルエンジンで耐熱負荷性が要求されるピストンに、最近、ダクタイル鋳鉄から成る仕上げ加工後のピストン本体の外形形成面所要部にガス軟窒化処理を施した事例が実開平3−87848号公報で知られている。図6に基づき説明する。
図6に示すように、内部にアンモニアガス等22を導入したガス軟窒化炉、23は仕上げ加工が終了したダクタイル鋳鉄製のピストン本体、24、25、26はピストン本体23の外形形成面の所要箇所、すなわち、ピストン本体23の外周23aの表面、ピストンリング溝23bの表面、ピストンピン穴23cの内周面、燃焼室23dの内面等の各外形形成面28a、28b、28c、28d、を加熱するための高周波加熱コイル、27はピストン本体を載置するための架台である。
ピストン本体23に軟窒化処理を施す際には、先ずピストン本体23を軟窒化処理炉21の架台に載置し、続いて高周波加熱コイル24をピストン本体23の外周23a及びピストンリング溝23b近傍に設置し、高周波加熱コイル25をピストンピン孔28cの外形成面28c近傍に設置し、高周波加熱コイル26を燃焼室23dの外形成面28d近傍に設置する。
次に外部から炉21内へアンモニアガス等2を導入すと共に高周波加熱コイル24、25、26、に通電を行ってピストン本体23の外周23a、ピストンリング溝23b、ピストンピン孔23c、燃焼室23dの各外形形成面28a、28b、28c、28dを高周波により所定の温度(約550℃)に加熱する。このため、アンモニアガス等は加熱されて窒素ガスと水素ガスに分解され、窒素ガスがピストン本体23の外周23a、ピストンリング溝23b、ピストンピン穴23c、燃焼室23dの各外形形成面28a、28b、28c、28dに含侵されて、図6の斜線で示す部分にガス軟窒化処理が施される。
上述のように、ダクタイル鋳鉄製のピストン本体23の外周23a、ピストンリング溝23b、ピストンピン穴23c、燃焼室23dの各外形形成面28a、28b、28c、28dにガス軟窒化処理を施すと、これらの部分の疲労強度はガス軟窒化処理を施さない場合に比べて約1.5倍高くなり、耐焼つき性、耐摩耗性は、例えば硬質クロームメッキを行った場合よりもさらに向上する。
このため、ピストン本体23の各外形形成面28a、28b、28c、28d、による亀裂が入ることがなくなり、又、慴動部である外周23a、ピストンリング溝23b、ピストンピン孔23c、の耐焼つき性、耐摩耗性が向上する。
又、ピストン本体23全体を軟窒化処理する場合には、ピストン本体23を加熱せねばならず、従ってピストン本体23が変形する虞れがあるが、高周波加熱により、必要な箇所のみを部分的に加熱しているため、ピストン本体23が変形することがない。
さらに、ピストン本体23全体を加熱する必要がないため、ガス軟窒化処理炉21全体を加熱する必要がなく省エネルギー化を図ることができ、処理時間が短縮されて能率の良いガス軟窒化処理を行うことができる。
なお、本考案の実施例においては、ピストン本体のガス軟窒化処理を高周波加熱により行う場合について説明したが、所要部分の加熱をおこなうことができるなら高周波加熱に限らず、種々の加熱手段を採用することが可能なこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論であることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術は次のような問題点がある。
(1) 従来の技術の実開平3−87848号公報の事例ではピストンの燃焼室部にはガス軟窒化処理が施されているが、ピストン頂面部に、ガス軟窒化処理が施されていなく、長時間の稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊の虞があるという問題がある。
高出力のディーゼルエンジンのピストンにおいては、エンジン稼働時、燃焼室及びピストン頂面部が高温の燃焼ガスに曝される。このため、ピストンの燃焼室温度が上昇し、特に、燃焼改善したリエントラン形ピストンの燃焼室のリム部で、かつ、ピストン頂面部で排気弁が作動する付近の温度が特に高く、ダクタイル鋳鉄製の軟窒化処理が施されてないピストンで長時間の稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊するという問題がある。
ピストン頂面部で排気弁が作動する付近の温度が高くなる部分は軟窒化処理を施し、高温疲労強度を上げる必要がある。
すなわち、高温条件下で稼働する鋳鉄ピストンにおいて、燃焼室のリム部の材料強度はその高温疲労強度、及び稼働時に発生する鉄系酸化皮膜の強度により、ほぼ決定される。高温条件下で稼働する鋳鉄ピストンピストンのリム部の破損は、リム部表面に発生す鉄系酸化皮膜の微細亀裂を起点とする疲労破壊である。鉄系酸化皮膜は鉄母材に比較して一般に脆く、その強度は鉄母材よりも低い。鉄系酸化皮膜の強度はその厚さの増加と共に低下する。又、その厚さはエンジン稼働時間、あるいは、ピストンの上昇と共に増加する。
【0004】
(2) ディーゼルエンジン高出力化によりピストンスラップも大きくなり、ピストンのスカート部分に窒化処理を施し、耐焼つき性、耐摩耗性を向上することが望まれているが、ピストンのスカート部分を窒化処理することにより形状が変形し易いという問題がある。窒化処理時に形状が変形しにくい形状、ならびに、変形しにくい窒化処理方法が必要である。
【0005】
本発明は上記のような従来の問題点に着目し、内燃機関用ピストンにおいて、ピストンの表面に窒化処理又は、軟窒化処理し、かつ、窒化処理又は、軟窒化処理時に形状が変形しにくい形状、ならびに、変形しにくい窒化処理方法にして、燃焼室リム部の長時間稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊を防止し、高温酸化性、高温強度、耐摩耗性の優れたピストンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明の内燃機関用ピストンの第1発明では、内燃機関用の鋳鉄ピストンまたは鉄系ピストンにおいて、
ピストンのスカート部肉厚を全周に設けると共に、ピストンピン穴中心からピストン下端までの長さLに対するスカート中央部の肉厚t1の比と、前記長さLに対するスカート下端の肉厚t2との比の積が0.0125〜0.2500の範囲にあると共にピストン表面の少なくともスカート部表面に窒化処理又は軟窒化処理を施すことを特徴とする。
このようなピストンのスカート部の剛性と、窒化処理によるスカート部の窒化処理前と窒化処理後との寸法変化が小さい、窒化処理したピストンが得られる。
又、このように窒化処理をおこなうことにより、ピストンの燃焼室リム部の長時間稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊が防止することができ、かつ、高出力化によるピストンのスカート部分の耐焼つき性、耐摩耗性、及び、トップリング溝、及び、ピストンピン穴の耐摩耗性を向上することができる。
【0008】
第1発明において、ピストンの表面の窒化処理又は、軟窒化処理は、イオン窒化である。
このようなイオン窒化は、プラズマ中に発生する陰イオンを鋳鉄ピストン表面又は、鉄系ピストン表面に蒸着させる電気的窒化法である。窒化ポテンシャルが高く、ガス窒化方法に比べて処理時間が短い上、深い窒化層を得られる点が大きな特徴である。加えて、表面脆化層の生成を抑えるため後加工の必要がない。又、部分窒化が容易で、歪みが少なく、加工表面を清浄にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下に、第1実施例を図1及至図4を参照して、詳細に説明する。
第1実施例は鋳鉄ピストンの表面に窒化又は、軟窒化処理を施した例、及び、イオン窒化の例である。
先ず、図1の左側で表面に窒化又は、軟窒化処理を施した鋳鉄ピストン1の構成から説明する。図1の左側は鋳鉄ピストン1の半断面図を示している。材質はフェライト化焼鈍した球状黒鉛鋳鉄で、機械加工完了後、窒化又は、軟窒化処理を施す。図中の1点鎖線に示すように鋳鉄ピストン1の全部の表面に軟窒化処理2を施す。すなわち、ピストン頂部3、燃焼室4、リム部4a、トップリング溝5、セカンドリング溝6、オイルリング溝7、スカート8、およびピストンピン穴9部の表面に処理を施す。
【0010】
次に、作動を説明する。鋳鉄ピストン1の全部の表面に軟窒化処理2を施すことにより、歪みが発生する。この歪みは鋳鉄ピストン1のスカート8部分が大きい。軟窒化処理した場合の歪みの変形を図1の右側により説明をする。
図1の右側は縦軸に鋳鉄ピストン1の高さを示し、図1の左側のピストン1の各部と対応している。横軸は鋳鉄ピストン1のピストンピン穴9と直角方向のスラスト側のピストン外径寸法mmを示している。図中のプロフィールA、すなわち、a、b、c、dは機械加工完了後で、軟窒化処理前の形状を示し、プロフィールB、すなわち、e、f、g、hは軟窒化処理後の形状を示している。軟窒化処理によりプロフィールAからプロフィールBに変形する。スカート8の下端d及びh部では軟窒化処理による歪みの変形はないが、ピストンピン穴9部中心付近c〜g及びb〜fで、歪み量ΔDが最大になる。この歪み量はスカート15下面の剛性で決まる。剛性と歪み量との関係を図2により説明をする。
図2は縦軸にスカート変形比、ピストンの外径Dに対する歪み量ΔDとの比(ΔD/D )を示し、横軸はピストンピン穴16中心からピストン下端までの長さLに対するスカート中央部の肉厚t1の比(t1/L)と、長さLに対するスカート下端の肉厚t2との比(t2/L)の積(t1/L×t2/L)との関係を示している。各種の実験結果より求めた値で、剛性が大きいと歪み量は小さく、剛性が小さいと歪み量は大きくなる。t1/L×t2/Lの値が0.0125以下になるとΔD/D の歪み量が急激に大きくなることを示している。
図3はピストンピン穴中心Qからピストン下端までの長さLに対するスカート中央部の肉厚t1の比と、長さLに対するスカート下端の肉厚t2との比の積が0.0125〜0.2500の範囲(ハッチングの範囲)であることを示している。縦軸にスカート縦横比、長さLに対するスカート下端の肉厚t2(t2/L)とを示し、横軸は、スカート縦横比、長さLに対するスカート下端の肉厚t1(t1/L)を示している。下限値Eはt1/L×t2/L≧0.0125、上限値Fはt1/L×t2/L≦0.2500、を示している。下限値Eの0.0125は軟窒化処理による歪み量から見た許容限界の値で、又、上限値Fの0.2500はピストンの重量増加から見た許容限界の値である。
次に、ピストンの材質をフェライト化焼鈍した球状黒鉛鋳鉄で、軟窒化処理した場合の効果を図4で説明する。図4は縦軸に酸化膜厚さを、横軸はエンジン耐久の運転時間を示している。縦軸の酸化膜厚さはピストンの劣化を表す特性で、厚みが大きい程劣化が大きい、従来の経験から、許容限度は70μmを基準とし、この値以上は危険域、この値以下を安全域としている。測定箇所はピストンに亀裂の入り易い燃焼室のリム部としている。図中の実線Gは軟窒化処理なしの劣化特性で、m点で耐久運転時間950hで許容限度に達する。又、図中の点線Hは軟窒化処理ありの劣化特性で、耐久運転時間1000hで余裕のある安全域にある。軟窒化処理の有り、無しを、耐久運転時間500hで比較すると、酸化膜厚さはj点からk点(太い点線の矢印)に下がり、約1/5に低減される。
【0011】
次に、イオン窒化について説明する。イオン窒化は1〜10mmHgの低圧ガス雰囲気中で炉体を陽極+、被処理物を陰極−とし、通常350〜1000Vの直流電圧を印加し、グロー放電を発生させ窒化を行わせる。グロー放電により窒化用ガスはイオン化し、電場によつて加速され、被処理物に衝突する。このエネルギーは熱エネルギーに変換され被処理物を加熱するとともに、カソード・スパッタリングを起こし、その表面から鉄等(Fe,C,O)の原子及び電子を叩きだす。飛び出した鉄原子はグロープラズマ中の原子状窒素と結合して窒化鉄FeNを形成し、被処理物表面状に蒸着する。そして低位の窒化物に分解過程で放出される窒素Nが鋼内部に拡散する。窒素を放出した鉄原子はグロープラズマ中に戻って再びFeNを形成、先述した反応を繰返し行い窒化を促進する。
このようなイオン窒化は、従来のガス窒化方法に比べて処理時間が短い上、歪みが少なく、加工表面を清浄にすることができる点が大きな特徴である。又、表面脆化層の生成を抑えるため後加工の必要がない。
【0012】
次に、第2実施例を図5を参照して説明する。第2実施例はピストン頂面部に、窒化又は、軟窒化処理を施した例である。なお、図5は鋳鉄ピストン1の半断面図を示しており、第1実施例と同じ部品には同一符号を付けて説明は以下では省略する。
図5に示すように材質はフェライト化焼鈍した球状黒鉛鋳鉄で、機械加工完了後、窒化又は、軟窒化処理を施す。図中の1点鎖線2に示すように、少なくともピストン頂面部3および燃焼室4に、窒化又は、軟窒化の部分処理10を施す。すなわち、ピストン頂面部3および燃焼室4の間のリム部4aにも窒化又は、軟窒化の部分処理10を施す。トップリング溝5、セカンドリング溝6、オイルリング溝6、スカート8、およびピストンピン穴9部は窒化又は、軟窒化をしないための防窒化処理を施す。
このようにピストンのピストン頂面部および燃焼室に窒化処理を行うことにより、燃焼室リム部の長時間稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊が防止することができる。又、ピストンのスカート部の窒化処理による寸法形状の変化がないので、所定寸法に精度良く加工することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ピストンピン穴中心Qからピストン端までの長さLに対するスカート中央部の肉厚t1の比と、
長さLに対するスカート下端の肉厚t2との比の積が0.0125〜0.2500の範囲にあり、
かつ、ピストンの表面に、窒化又は、軟窒化処理を施こしたのでピストンのスカート部の剛性と、窒化処理によるスカート部の窒化処理前と窒化処理後との、寸法変化の小さいピストンが得られる。
又、このように窒化処理をおこなうことにより、ピストンの燃焼室リム部の長時間稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊が防止することが可能となり、かつ、高出力化によるピストンのスカート部分の耐焼つき性、耐摩耗性、及び、トップリング溝、及び、ピストンピン穴の耐摩耗性を向上することができる。
又、ピストンのピストン頂面部および燃焼室に、窒化又は、軟窒化処理を施すことにより、燃焼室リム部の長時間稼働で微細亀裂を起点とする疲労破壊が防止することができた。又、ピストンのスカート部の窒化処理による寸法形状の変形がないので、所定寸法に精度良く加工することができる。
又、鋳鉄ピストンにおいて、ピストンの表面に、窒化又は、軟窒化処理として、イオン窒化を施すことにより、従来のガス窒化方法に比べて処理時間が短い上、歪みによる変形が少なく、加工表面を清浄にすることができ、かつ、表面脆化層の生成を抑えるため後加工の必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の鋳鉄ピストンを表わす半断面図及び軟窒化処理前後のピストン外径の変化を示す図である。
【図2】縦軸のピストンの外径に対する歪み量との比と、横軸のピストンピン穴中心からピストン下端までの長さに対するスカート中央部の肉厚の比、および、長さに対するスカート下端の肉厚との比の積と、の関係を示す図である。
【図3】縦軸の長さに対するスカート下端の肉厚との比と、および横軸のピストンピン穴中心からピストン下端までの長さに対するスカート中央部の肉厚の比と、の関係を示す図である。
【図4】縦軸の酸化膜厚さと、および横軸のエンジン耐久の運転時間と、の関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の鋳鉄ピストンを表わす半断面図を示す。
【図6】従来技術の鋳鉄ピストンの窒化処理を説明する図を示す。
【符号の説明】
1…鋳鉄ピストン、3…ピストン頂面部、4…燃焼室、8…スカート、9…ピストンピン穴。

Claims (2)

  1. 内燃機関用の鋳鉄ピストンまたは鉄系ピストンにおいて、
    ピストンのスカート部肉厚を全周に設けると共に、ピストンピン穴中心からピストン下端までの長さLに対するスカート中央部の肉厚t1の比と、前記長さLに対するスカート下端の肉厚t2との比の積が0.0125〜0.2500の範囲にあると共にピストン表面の少なくともスカート部表面に窒化処理又は軟窒化処理を施すことを特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. ピストンの表面の窒化処理又は、軟窒化処理は、イオン窒化である請求項1に記載の内燃機関用ピストン。
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