JP3844461B2 - 回線切替接続装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CTI(Computer Telephony Integration)システムで使用されるISDN回線の障害を検出して、障害回線を自動的に正常回線に切り替える回線切替接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
顧客からの電話を受けてデータベースから種々の情報を提供する、いわゆるテレホンコールセンターのシステム例に代表される如く、コンピュータと電話を連携させたCTI(Computer Telephony Integration)(以下、単に“CTI”と称する)システムが広く普及している。また、昨今のINS網の急速な拡張に伴って、前記CTIシステムにおいてもINS網を利用したシステムが増えつつある。このようなCTIシステムでは、CTI事業者のコンピュータ・テレフォニー・サーバー(以下、単に“CTS”と称する)がISDN回線(以下、単に“回線”と称する)を介してINS網と接続されることになる。
【0003】
このようなCTIシステムでは、顧客からの問い合わせを常時受け付ける必要がある。このため、一般に、CTI事業者は現用及び予備の2つのシステムを設けておき、現用回線に障害が発生した場合、使用する回線を予備回線に切替て予備のCTSをINS網に接続する構成を採用している。ここで、従来のCTIシステムにおける回線切り替えの様子を図1に基づいて説明する。
【0004】
図1において、(10)はINS網、(20)は回線切替接続装置、(30)は現用のCTS、(40)は予備のCTS、(50)は予備のターミナルアダプタ、(60)は複数の内線電話器を表している。同図に示す如く、回線切替接続装置(20)は、INS網(10)と現用CTS(30)及び予備CTS(40)との間に位置しており、通常は、INS網(10)をメインルート回線を介して現用CTS(30)に接続している。なお、各々のCTSの先には複数の内線電話器(60)が接続されており、多数のオペレータが各々の電話器を通じて顧客からの問い合わせに対応している。図1のシステムにおいてメインルート回線に何らかの障害が発生すると、システム管理者がこれを認識して手動操作により回線切替接続装置(20)を切り替え、INS網(10)を正常なサブルート回線を介して予備CTS(40)に接続するのである。
【0005】
しかしながら、従来の回線切替接続装置では、システム管理者が回線の障害発生を判断して手動により回線の切り替えを行うため、回線に障害が発生して現用から予備の回線に切り替わるまで多くの時間を必要とした。
一方、かかる回線の自動切替を実現するためには、次のような回線切替における判断上の問題を解決する必要があった。
(1)回線の障害判断
回線の障害は、INS網とCTSの双方からのデータ通信をモニターして判断しなければならない。また、回線切替接続装置自体の障害によってINS網とCTSとのデータ通信を妨げてはならない。さらに、回線切替接続装置は、INS網とCTSのデータ通信に影響を与えぬようにかかるデータ通信と同期をとらねばならない。従って、回線の自動切替を実現するには、データ通信に同期してINS網とCTSの双方からのメッセージを解釈して回線の障害を判断しなければならなかった。
(2)回線切替の判断
ISDN回線には、基本速度インタフェース(Basic Rate Interface)(以下、単に“BRI”と称する)回線と、一次群速度インタフェース(Primary Rate Interface)(以下、単に“PRI”と称する)回線があり、それぞれ1本の物理回線に複数の論理回線(チャネル)が収容されている。因みに、BRI回線にはBチャネル(64kbit/s)が2チャネルとDチャネル(16kbit/s)が1チャネルが収容されており、PRI回線には、例えばBチャネル(64kbit/s)が23チャネルとDチャネル(64kbit/s)が1チャネルが収容されている。従って、1つの論理回線で障害が発生した場合であっても、同一物理回線中の他のチャネルに影響を与えないように物理回線を切り替える判断をしなければならなかった。
(3)停電復旧時の処理判断
一般に、CTIシステムの回線切替接続装置(20)は、システムの停電時にサブルート回線を介して予備CTS(40)と強制的に接続される。これは、電池による動作が可能な予備ターミナルアダプタ(50)などによって電話のみの使用をバックアップするためである。従って、停電復旧時(以下、単に“復電時”と称する)に単純にメインルート回線に切り替えてしまうと、サブルート回線を介して行われている通話が切断されてしまうおそれがある。このため、復電時における回線切替は各々の回線の使用を判断して行わねばならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不具合を解決するものであり、回線障害を正確かつ迅速に検出して回線の切替を自動的に行い、CTIシステムの運用を阻害しない回線切替接続装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、現用端末に接続された現用回線と、予備端末に接続された予備回線とを選択的にINS網に接続する回線切替接続装置であって、
切替制御信号に応じて、前記現用回線とINS網との接続を切断して前記予備回線をINS網に接続する回線切替回路と、
INS網からの特定のメッセージに対して所定時間内に端末側からの応答メッセージが生じないことを検知して無応答検知信号を生成するメッセージモニター回路と、
前記無応答検知信号に基づいて、回線の障害を判断して前記切替制御信号を生成する制御回路とを含むことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明にかかる回線切替接続装置の第1の実施例を表す構成図である。
同図において、回線切替接続装置(20)は、INS網(10)と現用CTS(30)及び予備CTS(40)との間に位置してており、通常はINS網(10)をメインルート回線を介して現用CTS(30)に接続している。
【0009】
回線切替接続装置(20)は、実際に回線の切替を行うスイッチ部(21)、回線上の通信データをモニターするモニター部(22)、及びモニター部(22)からの情報を基にスイッチ部(21)の切替処理を制御する制御部(23)から構成されている。
モニター部(22)は、INS網(10)及び現用CTS(30)の間で行われているデータ通信に同期してそのデータを解釈する。なお、図2におけるCTIシステム自体の構成は、図1に示した従来例と同じであるため、CTIシステムに含まれるCTS(30)及び(40)等の説明は省略する。
【0010】
続いて、本実施例の回線切替接続装置(20)における処理動作の詳細を以下に説明する。
先ず、INS網(10)と現用CTS(30)とのレイヤ2における障害検出処理のサブルーチンを図3に示すフローチャートに基づいて説明する。因みに、レイヤ2とは、OSI(Open Systems Interconnection)基本参照モデルの2層目におけるデータリンクプロトコルに準拠するものであり、INS網における端末間のメッセージを適切なデータ転送単位で誤り無く伝送する通信処理手順を定めるものである。
【0011】
図3に示すサブルーチンは、制御部(23)がモニター部(22)を介してINS網(10)からのメッセージとして、データリンクの設定に関する拡張非同期平衡モード設定(以下、単に“SABME”と称する)信号の受信を検知することによって起動される。これによって、制御部(23)は、回線の障害検出処理を開始すべく、所定の時間長を有するタイマーを起動させ(ステップ10)次のステップ11に移る。
【0012】
ステップ11において、制御部(23)は、モニター部(22)を介して現用CTS(30)からのメッセージを監視して、CTSから非番号制確認(Unnumbered Acknowledg)(以下、単に“UA”と称する)信号が発せられたか否かを判断する。レイヤ2の通信処理手順においてINS網に接続された端末は、INS網からのメッセージであるSABME信号に対して、必ずUA信号のメッセージを返さなければならないことになっている。従って、INS網からのSABME信号の検出から所定の時間内に現用CTS(30)からUA信号の応答があった場合、制御部(23)は、回線が正常であるものと判断してステツプ12に移り回線の障害検出処理を終了する。
【0013】
一方、ステップ11において、現用CTS(30)からのメッセージでUA信号が検出されなかったときは、制御部(23)はステップ13に移り、上記のステップ10で起動したタイマーが終了したか否かを判断する。そして、タイマーが終了していないと判断されたときは、未だCTSからの応答メッセージの検出の許容時間が経過していないことを意味するものであるので、制御部(23)はステップ15に移り、いわゆる“待ち状態”であるWAIT処理に入る。
【0014】
かかるWAIT処理において、制御部(23)は本サブルーチン以外の他の処理を行いつつ所定のタイミングでステップ11に戻り、前述した現用CTS(30)からのメッセージの監視及びその判断処理を繰り返す。
ステップ13において、ステップ10で起動したタイマーが終了したと判断されたときは、同タイマーに定められた所定時間内に現用CTS(30)からのUA信号の応答がなかったことになるので、制御部(23)は、メインルート回線に障害があったものと判断して(ステップ14)本サブルーチンを終了させる。
【0015】
次に、レイヤ3における障害検出処理のサブルーチンを図4に示すフローチャートに基づいて説明する。因みに、レイヤ3とは、OSI(Open Systems Interconnection)基本参照モデルの3層目におけるプロトコルに準拠するものであり、INS網の端末間における呼設定処理等の手順を定めるものである。
図4に示すサブルーチンは、制御部(23)がモニター部(22)を介してINS網(10)からのメッセージとして、呼設定(Set Up)(以下、単に“SETUP”と称する)信号を受信したことを検知することによって起動される。
【0016】
これによって、制御部(23)は、回線の障害検出処理を開始すべく、所定の時間長を有するタイマーを起動させ(ステップ20)次のステップに移る。
次のステップ21において、制御部(23)は、INS網(10)からのメッセージとして再度SETUP信号を受信したか否かを判断する。SETUP信号を受信した場合は、INS網(10)から呼設定処理がリトライされたことになるので、制御部(23)はステップ20に戻り改めてタイマーを起動し直す。
【0017】
一方、INS網(10)からのメッセージとしてSETUP信号を受信しなかったときは、ステップ22に進みINS網(10)からのメッセージとして、呼切断(Disconnected)(以下、単に“DISC”と称する)信号を受信したか否かを判断する。DISC信号を受信した場合は、INS網(10)と現用CTS(30)との通信リンクが解除されるのでもはや回線障害の検出を行う必要がない。よって、制御部(23)はステップ23へ進み回線は正常であるとして障害検出処理を終了させる。
【0018】
一方、ステップ22において、INS網(10)からのメッセージとしてDISC信号を受信しなかったと判断した場合、制御部(23)はステップ24へ進む。そして、今度は現用CTS(30)からのメッセージとして、呼設定処理中(Call Proceeding)(以下、単に“CALL PROC”と称する)信号、呼接続(Connect)(以下、単に“CONN”と称する)信号、接続解放完了(Release Complete)(以下、単に“REL COMP”と称する)信号、またはDISC信号の何れかを受信したか否かを判断する。
【0019】
レイヤ3において、INS網(10)からのメッセージとしてSETUP信号を受信した現用CTS(30)は、所定時間内に必ず上記何れかのメッセージをINS網(10)に返送しなければならない。従って、制御部(23)は、現用CTS(30)からのメッセージで上記何れかの信号を検出した場合は、回線が正常であるものと判断してステップ23に進み本サブルーチンを終了させる。
【0020】
一方、ステップ24において、現用CTS(30)からのメッセージとして上記何れの信号も検出されなかったときは、制御部(23)はステップ25に移り、ステップ20で起動したタイマーが終了したか否かを判断する。そして、未だタイマーが終了していないと判断されたときは、ステップ27に移り、いわゆる“待ち状態”であるWAIT処理に入る。
【0021】
かかるWAIT処理において、制御部(23)は本サブルーチン以外の他の処理を行いつつ、所定のタイミングで本サブルーチンのステップ21に戻り、前述した現用CTS(30)からのメッセージの監視及びその内容の判断を繰り返す。
ステップ25において、ステップ20で起動したタイマーが終了したと判断されたときは、同タイマーに定められた所定時間内に現用CTS(30)から所定信号の応答がなかったことになるので、制御部(23)は、回線に障害があったものと判断して(ステップ26)本サブルーチンを終了させる。
【0022】
以上説明したレイヤ2及びレイヤ3のサブルーチンにおいて、現用のメインルート回線に障害が発生しているものと判断された場合、制御部(23)は、スイッチ部(21)を制御して使用回線を現用のメインルート回線から予備のサブルート回線に切り替える。かかる処理によって、予備CTS(40)がサブルート回線を介してINS網(10)に接続されCTIの業務が遅滞なく継続されることになる。
【0023】
次に、本発明にかかる回線切替接続装置の第2の実施例について説明する。なお本実施例に基づく回線切替接続装置の構成は、前述した第1の実施例と同様であるためかかる装置の構成要素等についての説明は割愛する。
ところで、ISDN回線には、前述の如くBRI回線とPRI回線の2種類があり、それぞれ1本の物理回線中に複数の論理回線であるチャネルが収容されている。従って、回線切替接続装置は、1つのチャネルで障害が発生した場合、同一の物理回線に含まれる他のチャネルに影響を与えぬように物理回線の切り替え判断を行う必要がある。本実施例は、前記第1の実施例にかかる判断機能を追加したものと言える。
【0024】
第2の実施例において、先ず、BRI回線の切替を行う場合の動作サブルーチンを図5のフローチャートに基づいて説明する。
前述した第1の実施例に基づいて、BRI回線に含まれる2つの論理回線B1又はB2の内、例えばB1チャネルに障害が検出されると図5に示すサブルーチンが起動されるものとする。但し、本実施例はかかる構成に限定されるものではなく、例えばB2チャネルの障害検出により起動されるサブルーチンの構成としても良い。
【0025】
同サブルーチンが起動されると、制御部(23)は、先ず、ステップ30においてB2チャネルの状態を確認判断する。そして、同チャネルが通話中でなければステップ35に移り、スイッチ部(21)に回線切替の指示を出して本サブルーチンを終了させる。
一方、B2チャネルの状態が通話中であればステップ31に移り、いわゆるWAIT状態に入る。かかる状態において制御部(23)は、本サブルーチンの処理を一時中断させて他の処理を実行し、所定のタイミングで再度本サブルーチンに制御を復帰させるものとする。WAIT状態から本サブルーチンに戻ると、制御部(23)は、ステップ32において、再びB2チャネルの状態をチェックする。
【0026】
B2チャネルにおける通話が終了していれば、続くステップ34においてB1チャネルの障害が継続しているか否かを判断し、障害が未だ復旧していなければ、ステップ35に移り回線の切替を行って本サブルーチンを終了させる。
一方、ステップ32において、B2チャネルが未だ通話中であると判断された場合、制御部(23)はステップ33に移り、B1チャネルの障害が継続しているか否かを判断し、障害が未だ復旧していなければステップ31のWAIT状態に戻り再び上記の処理を繰り返す。
【0027】
一方、前記のステップ33及びステップ34において、B1チャネルの障害が復旧していると判断された場合は、制御部(23)はステップ36に移り、B1チャネルに関する障害情報を全てクリアし、回線は正常であるとして切替処理を行わずに本サブルーチンを終了させる。
以上説明した如く、本実施例によればBRI回線の1のチャネルにおける障害を検出した後に、同一回線に含まれる他方のチャネルの状態を確認した上で回線を切替るので、通話中チャネルでの通話断を引き起こさずに回線の切替を行うことが可能となる。また、通話中の回線切替待ち状態で障害が復旧した場合は回線の切替を行わない。これによって、CTIの運用を出来る限り中断しないようにすることができる。
【0028】
続いて、本発明による第2の実施例において、PRI回線の切替を行う場合の処理を説明する。
前述の如く、PRI回線では1つの物理回線中に、例えば23の論理回線(チャネル)が含まれている。従って、全てのチャネルの障害を検知して回線を切り替える切替制御方法を採用すると、CTIの機能が低下した状態での運用となってしまう。例えば、PRI回線に含まれる23チャネルの内20チャネルに障害が発生しているものと仮定すると、かかる状態でも回線の切替は行われず、メインルート回線の残りの3チャネルのみで運用が継続されることになる。そして、4チャネル以降がサービスを受けられない状態となってしまう。
【0029】
そこで、PRI回線の切替を行う場合は、図6のフローチャートに示すサブルーチンに基づいて処理を行うものとする。
前述した第1の実施例に基づいてPRI回線に含まれるB1〜B23の論理回線(チャネル)の内、何れかのチャネルBxに障害が検出されると図6(A)に示すサブルーチンが起動される。
【0030】
同サブルーチンにおいて制御部(23)は、先ず、ステップ40においてBxチャネルの障害レジスタをセットする。ここで障害レジスタとは、PRIに含まれる各々のチャネル毎に具備された記憶手段であり、該当チャネルの障害が検出された場合に“1”にセットされる。
制御部(23)は、次のステップ41で障害カウンタの値nをイクリメント、即ち(n+1)→(n)としてステップ42に移る。ここで障害カウンタとは、何れかのチャネルの障害レジスタがセットされる毎にカウントアップされるカウンタを表すものである。
【0031】
続くステップ42において、制御部(23)は、前記障害カウンタのカウント値nと所定の閾値Nとを比較する。ここで閾値Nは、PRI回線に含まれるチャネルでN回以上の障害が検出された場合に回線を予備回線であるサブルートに切り替えるべく、CTIのシステム設計時において予め定められた値と仮定する。
ステップ42で、nがNに達していた場合、制御部(23)はステップ43に移り、現用のメインルート回線に障害が発生しているものと判断して、スイッチ部(21)に回線切替の指示を出して本サブルーチンを終了させる。
【0032】
一方、ステップ42でnが未だNに達していない場合、制御部(23)は、ステップ44に移りWAIT状態に入る。WAIT状態から所定のタイミングで本サブルーチンに戻ると、制御部(23)は、ステップ45において、PRI回線に含まれる全てのチャネルの障害レジスタの状態をチェックする。そして、全てのチャネルの障害レジスタがリセットされていれば、回線は正常であると判断して切替処理を行わずに本サブルーチンを終了させる(ステップ47)。
【0033】
一方、セットされた障害レジスタが残っている場合、制御部(23)はステップ44に戻り前述の処理を繰り返す。
なお、PRI回線の切替を行う場合は、図6(A)の障害発生時のサブルーチンと共に、図6(B)のフローチャートに示す障害復旧時のサブルーチンも並行して稼動される。
【0034】
図6(B)に示すサブルーチンは、PRI回線に含まれるBxチャネルの障害復旧の検出によって起動されるものである。
同サブルーチンにおいて、制御部(23)は、先ず、ステップ50で障害が復旧したBxチャネルに該当する障害レジスタを“0”にリセットする。そして、続くステップ51において、前述した障害カウンタnの値をクリア、即ち(n=0)として本サブルーチンを終了させる。
【0035】
以上説明したように、本実施例に基づくPRI回線の切替処理によれば、所定の回数以上連続して論理回線(チャネル)の障害を検出した場合に回線を切り替えるため、CTIのサービス機能の低下を極力防止してシステムの運用を行うことができる。
次に、本発明にかかる回線切替接続装置の第3の実施例について説明する。図7は、本実施例に基づく回線切替接続装置の構成を示すブロック図である。
【0036】
同図に示す回線切替接続装置(20)の内部において条件設定部(24)は、復電時における切替のルートを予め設定するための、例えばキーボードやスイッチパネルからなるデータ入力部である。
前述したように、一般のCTIシステムの回線切替接続装置(20)では、システムの停電時にサブルート回線を介して予備CTS(40)がINS網に接続される。このため、復電時における回線の切替は予備のサブルートを維持するのか、或いは現用のメインルートに切り替えるのか判断が必要であった。
【0037】
そこで、図7に示す実施例では、条件設定部(24)を用いて予め、復電時における切替のルートを設定しておくものとする。また、かかる条件設定は、例えばシステムの運用時間帯に応じて可変し得るものとしても良い。
このような構成を採ることによって、復電時におけるトラブルを防止することができる。例えば、現用システムにおいて夜間無人サービスを実施している場合、復電後もかかるサービスを継続して実施する必要がある。この場合は、条件設定部(24)を用いて復電時にメインルートの現用回線側に切り替わるように設定しておけば良い。また、昼間に停電が発生した場合、予備システムに駐在するオペレータが電話にてサービスを行っている可能性が高い。従って、この場合は、復電時にサブルートの予備回線を維持するように設定しておけば、復電後におけるオペレータの通話切断を防ぐことができる。
【0038】
なお、図7に示す実施例においてシステム内の他の構成要素は、全て前述の第1及び第2の実施例と同様であるためその説明は割愛する。
以上詳述した第1から第3の各実施例では、予備回線であるサブルートの先に予備システムのCTSが接続されている場合を例にとって説明を行ったが、本発明はかかる事例に限定されるものではない。例えば、サブルートの先に予備システムを接続せず、予め代表加入などのサービスを登録しておく構成としても良い。この場合、現用のメインルートに障害が発生して、サブルートに回線が切り替わると、INS網がサブルートからの無応答を検出して、顧客化の発呼を自動的に代表加入で定めた他の回線へ接続するため、CTIシステムにおけるサービスを維持することができる。
【0039】
次に、本発明による回線切替接続装置の第4の実施例について説明する。因みに、本実施例は、回線の切替接続処理を行った後の動作に関するものである。
現用CTS(30)或いは現用回線において障害が発生し、回線切替接続装置(20)がINS網(10)を予備CTS側に切り替えた場合、例えば、図8のシーケンスチャートに示すようなメッセージの遣り取りが行われる場合がある。
【0040】
すなわち、回線接続の切替が生じるとINS網(10)は、同期信号の瞬断などの不具合により、それまでINS網(10)の端末となっていた現用CTS(30)を見失ってしまう。それ故、INS網(10)は、RR(Receive Ready)信号を所定の回数送出して網に接続されている端末からの応答を促す(シーケンスS81)。
現用CTS(30)の端末認識番号(TEI)を“11”と仮定すると、INS網(10)は、回線接続の切替直後の時点で現用CTS(30)をINS網に接続された端末として認識しているため、上記RR信号に含まれる端末認識番号はTEI=11となる。つまり、この時点では予備CTS(40)とINS網(10)との同期は確立されておらず、予備CTS(40)の端末認識番号(TEI=55)はINS網(10)に認識されていない。なお、シーケンスS81においてINS網(10)よりRR信号が4回送出されているが、RR信号の再送回数はかかる事例に限定されるものでない。
【0041】
次に、INS網(10)は、シーケンスS82において現用CTS(30)へSABME信号(TEI=11)を送出してその初期化を促すが、既に回線接続が切り替わっているので現用CTS(30)からの応答はない。そして、回線切替接続装置(20)内のモニター部22は、INS網(10)からのSABME信号(TEI=11)を受信するため、前述の図3に示したレイヤ2における障害検出処理のサブルーチンが起動される。
【0042】
一方、シーケンスS82を経過した時点であれば、回線接続の切替から既に或る程度の時間が経過しているためINS網(10)は、網に接続された予備CTS(40)を発見しており、これに初期化を促すSABME信号(TEI=55)を送出する(シーケンスS83)。
かかるSABME信号(TEI=55)の受信によって、回線切替接続装置(20)において、再び図3の障害検出処理のサブルーチンが起動される。しかしながら、この信号を受信した予備CTS(40)が直ぐにUA信号(TEI=55)をINS網(10)に返送するため(シーケンスS84)、図3のフローチャートに示される如く障害検出処理サブルーチンはクリアされる。その後、INS網(10)と予備CTS(40)との間では、RR信号(TEI=55)等のメッセージを用いた遣り取りが開始される(シーケンスS85)。
【0043】
一方、INS網(10)は、現用CTS(30)とのリンク形成を諦めるまでの間の所定時間、現用CTS(30)に対しSABME信号(TEI=11)を出し続け(シーケンスS82及びシーケンスS86)、これによって図3の障害検出処理サブルーチンが起動され続ける。しかしながら、現用CTS(30)との接続は既に切断されているので、上記信号に対する応答メッセージであるUA信号(TEI=11)が検出されることはない。それ故、図3の障害検出処理サブルーチンは回線の障害を検出してしまう(シーケンスS87)。
【0044】
以上述べた不具合を防止すべく、本実施例においては図9のシーケンスチャートに示す如く、回線切替接続装置(20)が回線の切替接続を行った直後から予め定めた時間T1の間、図3に示す障害検出処理サブルーチンの起動を停止する。因みに、時間T1は、INS網(10)が網に接続されていると仮想する端末へのアクセスを諦めるまでの時間である。
【0045】
なお、障害検出処理サブルーチンの起動を停止する方法としては、例えば、回線切替接続装置(20)内のモニター部(22)が、時間T1の間SABME信号を受信しても制御部(23)への割込信号を生成しない構成としても良い。或いは、障害検出処理サブルーチンの動作はそのままとして、制御部(23)が回線の障害を検出しても時間T1の間は、スイッチ部(21)に対する回線切替制御動作をホールドする構成としても良い。さらに、これらの処理を組み合わせた構成としても良い。
【0046】
本実施例は以上説明したような構成となるので、例えば、ポイント−マルチポイント接続において障害発生による回線接続切替後、INS網(10)は現用CTS(30)の端末認識番号でメッセージを送出するが、サブルートで接続された予備CTS(40)は新たな端末認識番号でメッセージを送出することによる回線障害誤検出の問題を防止することができる。
【0047】
なお、本実施例におけるハードウェア構成は、前述した第1乃至第3の実施例と同様の構成であるためその説明は省略する。
次に、本発明による回線切替接続装置の第5の実施例について説明する。因みに、本実施例も前述の第4の実施例と同じく、回線の切替接続処理を行った後の動作に関するものである。
【0048】
現用CTS(30)或いは現用回線において障害が発生し、回線切替接続装置(20)がINS網(10)を予備CTS側に切り替えた場合に前述の図8とは異なり、例えば、図(10)のシーケンスチャートに示すようなメッセージの遣り取りが行われる場合がある。
すなわち、回線接続の切替が生じるとINS網(10)は、同期信号の瞬断などの不具合により、それまでINS網(10)の端末となっていた現用CTS(30)を見失ってしまう。それ故、INS網(10)は、RR(Receive Ready)信号を所定の回数送出して網に接続されている端末からの応答を促す(シーケンスS101)。なお、シーケンスS101においてINS網(10)よりRR信号が4回送出されているが、RR信号の再送回数はかかる事例に限定されるものでない。
【0049】
次に、INS網(10)は、シーケンスS102において現用CTS(30)へSABME信号を送出してその初期化を促すが、既に回線の接続が切り替わっているので現用CTS(30)からの応答はない。そして、回線切替接続装置(20)内のモニター部22は、INS網(10)からのSABME信号を受信するため、図3に示したレイヤ2における障害検出処理のサブルーチンが起動される。
【0050】
一方、回線接続の切替から或る程度の時間が経過すると、INS網(10)と予備CTS(40)との間で同期が確立されるので、予備CTS(40)はINS網(10)にSABME信号を送出する(シーケンスS103)。その後、シーケンスS104に示すようにINS網(10)と予備CTS(40)は、お互いにSABME信号を送出し続け、回線切替接続装置(20)ではINS網(10)からのSABME信号を検出する毎に障害検出処理のサブルーチンが起動される。
【0051】
さらに、所定の時間が経過してINS網(10)がSABME信号の送出を諦め、予備CTS(40)のみがSABME信号を出し続けると(シーケンスS105)、障害検出処理サブルーチンでは、SABME信号の応答メッセージであるUA信号を検出できないため回線障害が発生したものと判断してしまう(シーケンスS106)。
【0052】
以上述べた不具合を防止すべく、本実施例において回線切替接続装置(20)は、図11のシーケンスチャートに示すような処理を為す。すなわち、回線の切替接続を行った直後から予め定めた時間T1の間、回線切替接続装置(20)は、INS網(10)及び予備CTS(40)双方のSABME信号を検出して障害検出処理のサブルーチンを起動する。
【0053】
かかる構成を採ることにより、シーケンスS105でINS網(10)がSABME信号の送出を諦めた後においても、予備CTS(40)からのSABME信号によって障害検出処理サブルーチンがリトリガーされる。それ故、図3に示す障害検出処理サブルーチンがタイムアップすることはなく、回線の障害が検出されることはない。そして、所定時間の経過後に、図11のシーケンスS107に示す如く、INS網(10)が予備CTS(40)からのSABME信号に応答するUA信号を送出することにより、回線が正常である判断されINS網(10)と予備CTS(40)間のメッセージの遣り取りが開始される。因みに、時間T1は、少なくともINS網(10)が予備CTS(40)からのSABME信号に応答してUA信号を送出するまでの時間であれば良い。
【0054】
本実施例は以上説明したような構成となるので、例えば、ポイント−ポイント接続の場合に障害発生による回線接続切替後、INS網(10)及び予備CTS(40)が共にSABME信号を送出し続け、その後、INS網(10)からのSABME信号送出停止により回線障害の誤検出が為されてしまうと言う問題を防止することができる。
【0055】
なお、本実施例におけるハードウェア構成は、前述した第1乃至第3の実施例と同様の構成を採り得るためその説明は省略する。
次に、本発明による回線切替接続装置の第6の実施例について説明する。
因みに、以上説明した各々の実施例においては、INS網(10)と現用CTS(30)又は予備CTS(40)との切替接続のみを取り扱っていた。しかしながら、本実施例では、現用CTS(30)又は予備CTS(40)と、例えば、電話器等の内線端末機器との切替接続をも含めた回線切替接続システムについて言及する。
【0056】
先ず、電話器等の内線端末機器と、現用CTS(30)又は予備CTS(40)との切替接続をも含めた従来の回線切替接続システムの構成を図12のブロック図に示す。
同図において、通常は、INS網(10)→回線切替接続装置(20)→現用CTS(30)→内線切替接続装置(70)→内線電話器(60)のいわゆるメインルートでシステムが運用されている。そして、現用CTS(30)或いは現用回線において障害が検出されたとき、INS網(10)→回線切替接続装置(20)→予備CTS(40)→内線切替接続装置(70)→内線電話器(60)のいわゆるサブルートによりシステム運用が継続される。因みに、内線切替接続装置(70)は、回線切替接続装置(20)から供給される切替連携制御信号によって、同装置に接続されている、内線電話器(60)等の内線端末機器を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続するものである。
【0057】
なお、以降の記述においては、回線切替接続装置(20)の側を“外線側”と称し、外線側で行われる回線の切替接続処理を“外線切替”と称する。また、内線切替接続装置(70)の側を“内線側”と称し、内線側で行われる内線端末機器の切替接続処理を“内線切替”と称する。
ところで、図12に示す従来の回線切替接続システムにおいては、メインルート側の障害を検出してサブルート側に切り替える際に、CTSの有する交換機能によって外線側と内線側の接続が恒常的に変化する。それ故、外線側の通話保護(接続リンクの担保)は可能であるが、内線側の通話保護が困難であると言う問題があった。これを、図13に示す外線及び内線の切替接続図に基づいて具体的に説明する。
【0058】
すなわち、従来の回線切替システムでは、外線側で障害を検出すると以下に示すような動作処理となる。
(1) 例えば、図13に示す外線3で障害が発生すると、それを検知した外線側の回線切替接続装置(20)は、内線側の内線切替接続装置(70)へ切替連携制御信号を送出して内線側の切替を指令する。
(2) その後、外線側では現在通話中以外の回線、即ち外線3,4,5を閉塞して現在通話中の外線1,2の通話終了を待つ。
(3) 一方、内線側では、上記の切替連携制御信号を受けて全ての内線を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続する。このとき、内線側で現在通話中の内線1,2,4,5の通話が強制的に切断されてしまう。
(4) 上記(3)のステップにおいて内線側の通話が全て強制的に終了されるためこれに追従して外線側でも外線1,2の通話が終了する。そして、これを待っていた回線切替接続装置(20)が全ての外線を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続する。
【0059】
つまり、従来の回線切替接続システムにおいては、現用及び予備のCTSが外線と内線とをどのように接続したかを互いに検知することができない。それ故、以上説明した動作処理となってしまい現在通話中の内線が切断されてしまう。
かかる不具合を防止すべく、本実施例は、図14に示すような回線切替接続システムの構成を採っている。
【0060】
同図において、内線切替接続装置(70)は、電話器等の複数の内線端末機器を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続するものであり、内線端末機器同士の相互接続を行う内線交換機の機能も有している。また、内線通話監視部(71)は、内線切替接続装置(70)における内線端末機器の通話状態を監視して、その通話状態に応じて内線切替接続装置(70)における内線側の切替接続の手順を制御する機能を有する。なお、本実施例における他の構成要素については、図2に示す第1の実施例と同じであるためその説明は省略する。
【0061】
次に、本実施例における切替接続処理の動作を以下に示すステップ(10)〜(60)において説明する。なお、動作説明は、前述の図13に示す外線及び内線の切替接続図に基づいて行うものとする。
(10) 例えば、図13に示す外線3で障害が発生すると、外線側の回線切替接続装置(20)は、内線側へ切替連携制御信号を送出して内線側での接続切替を指令する。
(20) その後、外線側では現在通話中以外の回線、即ち外線3,4,5を閉塞して現在通話中の外線1,2の通話終了を待つ。
(30) 一方、上記の切替連携制御信号を受けた内線側では、内線通話監視部(71)が現在通話中の内線を検知して、その情報を内線切替接続装置(70)に通知する。内線切替接続装置(70)は通話中以外の内線、即ち内線3を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続する。そして、現在通話中の内線1,2,4,5の通話終了を待つ。
(40) その後、内線通話監視部(71)は、定常的に内線の通話状態を監視して各々の内線の通話が終了する毎にこれを内線切替接続装置(70)に通知する。内線切替接続装置(70)は、その都度、当該内線を現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続して行く。
(50) 内線側の通話が終了すると、当然それに接続されている外線側の通話も終了する。それ故、外線側では回線切替接続装置(20)内のモニター部(22)が各々の外線における通話の終了を検知してこれを制御部(23)に通知する。制御部(23)では、かかる通知に基づいてスイッチ部(21)を制御し、通話が終了した外線を順次、現用CTS(30)から予備CTS(40)へ切替接続して行く。
(60) 上記ステップ(50)の進行によって、終話した全ての内線及び外線の接続切替が終了すると、外線切替側の回線切替接続装置(20)は、閉塞状態とした全ての外線を予備CTS(40)へ切替接続して処理を終了する。
【0062】
以上説明した如く本実施例によれば、内線切替接続装置(70)内において内線側の通話監視を行い、通話が終了した内線から逐次切替接続を実施して行く。それ故、現用及び予備のCTSが外線と内線との相互接続の関係を了知せずとも、内線及び外線側共に通話の保護を図ることが可能となる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明によればCTIシステムにおける運用を阻害することなく、回線障害時に回線の切替を自動的に行う回線切替接続装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のCTIシステムにおける回線切替の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施例に基づく回線切替接続装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、図2の実施例におけるレイヤ2の障害検出処理のフローチャートを示す図である。
【図4】図4は、図2の実施例におけるレイヤ3の障害検出処理のフローチャートを示す図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施例に基づく回線切替接続装置において、BRI回線の障害判断処理のフローチャートを示す図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施例に基づく回線切替接続装置において、PRI回線の障害判断処理のフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の第3の実施例に基づく回線切替接続装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、本発明の第1乃至第3の実施例において回線切替後のメッセージの遣り取りの一例を表すシーケンスチャートである。
【図9】図9は、本発明による第4の実施例における回線切替後のメッセージの遣り取りを表すシーケンスチャートである。
【図10】図10は、本発明の第1乃至第3の実施例において回線切替後のメッセージの遣り取りの他の一例を表すシーケンスチャートである。
【図11】図11は、本発明による第5の実施例における回線切替後のメッセージの遣り取りを表すシーケンスチャートである。
【図12】図12は、従来のCTIシステムにおける内線側の切替も含めた回線切替の様子を示すブロック図である。
【図13】図13は、CTIシステムにおける外線及び内線の切替接続図である。
【図14】図14は、本発明の第6の実施例によるのCTIシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 INS網
20 回線切替接続装置
21 スイッチ部
22 モニター部
23 制御部
24 条件設定部
30 現用コンピュータ・テレフォニー・サーバー
40 予備コンピュータ・テレフォニー・サーバー
50 予備ターミナルアダプタ
60 内線電話器
70 内線切替接続装置
71 内線通話監視部
Claims (8)
- 現用端末に接続された現用回線と、予備端末に接続された予備回線とを選択的にINS網に接続する回線切替接続装置であって、
切替制御信号に応じて、前記現用回線とINS網との接続を切断して前記予備回線をINS網に接続する回線切替回路と、
INS網からの特定のメッセージに対して所定時間内に端末側からの応答メッセージが生じないことを検知して無応答検知信号を生成するメッセージモニター回路と、
前記無応答検知信号に基づいて、回線の障害を判断して前記切替制御信号を生成する制御回路とを含むことを特徴とする回線切替接続装置。 - 前記現用回線及び予備回線は、1つの物理回線中に少なくとも2つの論理回線を含み、
前記制御回路は、前記論理回線の1つに障害を検出した場合、同一の物理回線中に含まれる他の論理回線の使用状態を検知して、前記他の論理回線が通信中のときはその終了を待って前記切替制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。 - 前記現用回線及び予備回線は、1つの物理回線中に複数の論理回線を含み、
前記論理回線の各々は、自回線の障害状況を記憶するレジスタを有し、
前記制御回路は、各々の論理回線毎にその障害を判断して、障害の検出を以て該論理回線のレジスタをセットし、又は障害の復旧を以て該論理回線のレジスタをリセットし、セットされた前記レジスタの数が所定の閾値を越えた場合に前記切替制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。 - 所定の回線切替接続条件を設定し得る切替接続条件設定回路をさらに含み、
前記制御回路は、予備回線から現用回線への接続の切替を行う際に、前記切替接続条件設定回路に設定された条件に基づいて、前記切替制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。 - 前記メッセージモニター回路は、回線切替接続処理を行った後一定の時間内に限り前記無応答信号を生成しないことを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。
- 前記制御回路は、回線切替接続処理を行った後一定の時間内に限り前記切替制御信号を生成しないことを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。
- 前記メッセージモニター回路は、回線切替接続処理を行った後一定の時間内に限り、前記予備端末及びINS網からの特定のメッセージに対して所定時間内に応答メッセージが生じないことを検知して前記無応答検知信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。
- 複数の内線端末機器を前記現用端末若しくは前記予備端末の各々に切り替えて接続する第2の切替接続回路と、
第2の切替制御信号に応じて前記内線端末機器の各々と前記現用端末との接続を切断して前記内線端末機器の各々と前記予備端末を接続する第2の切替接続回路と、
前記第2の切替接続回路を経由する前記内線端末機器の各々の通話状態を監視して前記通話状態を表す通話状態監視信号を生成する監視回路と、
前記現用回線又は予備回線とINS網との切替接続処理が行われるとき、前記通話状態監視信号に基づいて通話が終了した内線端末機器毎に前記第2の切替制御信号を生成する第2の制御回路と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の回線切替接続装置。
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