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JP3840950B2 - 人体洗浄装置 - Google Patents

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JP3840950B2
JP3840950B2 JP2001321644A JP2001321644A JP3840950B2 JP 3840950 B2 JP3840950 B2 JP 3840950B2 JP 2001321644 A JP2001321644 A JP 2001321644A JP 2001321644 A JP2001321644 A JP 2001321644A JP 3840950 B2 JP3840950 B2 JP 3840950B2
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英樹 大野
朋秀 松本
統雄 垰
白井  滋
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシャワーや温水洗浄便座等の特に人体の洗浄を行う人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の人体洗浄装置は特開平7−189317号公報に記載されているようなものが一般的であった。この人体洗浄装置は図6に示すように、洗浄水の圧送手段として外歯歯車ポンプを採用し、一対のギア1、2のかみ合いと各々のギアとハウジング3の隙間によって洗浄水を加圧送出する。なおギア2は、図示されていないがモータの出力軸に固設され回動し、ギア1はギア2の従属歯車として回動する構成となっている。そして圧送された洗浄水は温水タンク4内に加熱貯留された温水を押出し、洗浄ノズル5からその押し出された温水が噴出するようになっていた。
【0003】
また、同様の人体洗浄装置に用いられる洗浄水の圧送手段として、特開2001−81837公報のようなポンプも用いられる。図7に示すこの手のポンプは、スプリング6で一方向に付勢されたプランジャ7を、コイル8にパルス的な通電を行うことで往復動させ、逆止弁9の作用によって一方向のみの通水を行う。そして、洗浄水の流入口10へと供給される洗浄水を吐出口11へと送り出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平7−189317号公報に記載されたような人体洗浄装置の圧送手段では、特に樹脂でギアを構成する際にギアの両端からの漏れを低減することが非常に難しく、一般的に低コストで吐出圧の高いものは構成できないという課題があった。
【0005】
また、特開2001−81837公報に記載されたような圧送手段は、コイルから発生する磁力でプランジャを往復動させる構成であるため、エネルギーのロスが大きく、高い圧力を得るためには非常に大きなコイルが必要となる。また、水道水中に含まれるスケール成分等により、プランジャが固着して動作しない等、信頼性の面でも不安が残るといった課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、給水管から供給される洗浄水を吸引送出する容積型の往復ポンプと、前記往復ポンプによって加圧供給される洗浄水を人体被洗浄部に向けて噴出する吐出手段を備え、前記往復ポンプは、前記洗浄水の水流路の一部にシリンダ部を設け、前記シリンダ部内の水流路の容積を変化させることで、前記洗浄水の流路容積を増減させて前記洗浄水の加圧供給を行うものである。そして、前記吐出手段への水路を開成した後、前記止水手段を開成し、その後前記加熱手段と前記往復ポンプを同期させて駆動開始するようにしたものである。
【0007】
上記発明によれば、容積型の往復ポンプは給水管から供給される洗浄水を非常に高い圧力で加圧送出できるので、吐出手段からも非常に高い圧力の洗浄水吐出が実現でき、少ない洗浄水流量でも優れた洗浄力と体感に優れた人体洗浄が実現できる。さらには容積型の往復ポンプで、洗浄水の水流路の一部にシリンダ部を設け、前記シリンダ部内の水流路の
容積を変化させることで、前記洗浄水の流路容積を増減させて前記洗浄水の加圧供給を行うので、流量の制御が容易となる。そして、流路に大きな給水圧がかかることの回避が可能で、さらに洗浄水を温水として噴出可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、給水管と、止水手段と、前記給水管から供給される洗浄水を加熱する加熱手段と、前記給水管から供給される洗浄水を吸引送出する容積型の往復ポンプと、前記洗浄水を人体被洗浄部に向けて噴出する吐出手段を備え、前記往復ポンプは、前記洗浄水の水流路の一部にシリンダ部を設け、前記シリンダ部内の水流路の容積を変化させることで、前記洗浄水の流路容積を増減させて前記洗浄水の加圧供給を行うようにし、前記吐出手段への水路を開成した後、前記止水手段を開成し、その後前記加熱手段と前記往復ポンプを同期させて駆動開始するようにしたので、吐出手段から非常に高い圧力の洗浄水吐出が実現できる。さらには容積型の往復ポンプで、洗浄水の水流路の一部にシリンダ部を設け、前記シリンダ部内の水流路の容積を変化させることで、前記洗浄水の流路容積を増減させて前記洗浄水の加圧供給を行うので、流量の制御が容易となる。そして、流路に大きな給水圧がかかることの回避が可能で、さらに洗浄水を温水として噴出可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の往復ポンプを、ピストンを有し、シリンダ部もしくは前記ピストンのいずれかを往復駆動可能な駆動手段と、吸引口と、吐出口と、少なくとも前記吸引口側に設けた逆流防止手段を備え、前記ピストンが前記シリンダ部に対して相対的に往復動することで生じる前記シリンダ部内の水流路の容積変化を利用して洗浄水を吸引送出する容積型のポンプとしたので、往復ポンプが簡単な構成で実現でき、さらには高圧の洗浄水吐出の確実性が増す。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、シリンダ部とピストンの接触部には弾性部材で構成したシールラインを備えたので、前記シールラインは前記シリンダ部と前記ピストンを水密構成とするとともに、前記シリンダ部内の水流路の体積を増減可能な構成としたのでシリンダ部とピストンの隙間からの漏れが完全に防止でき、より高い圧力の洗浄水吐出が実現できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項3に記載のシールラインを、リップ部を有する弾性部材で構成し、前記リップ部は圧力上昇時に密着性を増す方向に取り付けたので、軽い駆動力でシリンダ部もしくはピストンの往復駆動が実現できるとともに、シールラインの信頼性を向上させることができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項2から4のいずれか1項に記載の駆動手段を、回転出力型の原動機と、前記原動機の回転出力を減速する少なくとも一対の減速手段と、前記減速手段の最終段に可動連結され、前記原動機の回転出力を直線運動に変換してシリンダ部もしくはピストンを往復駆動することが可能な変換手段から構成したので、汎用の小型モータでも駆動が可能となり、装置の低コスト化が実現できる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の構成に加え、往復ポンプの吸引口側および吐出口側に給水管から吐出手段へと流れる洗浄水の流れが逆流することを防止する逆流防止手段を備えたので、給水圧力に依存せずより高い圧力が得られるとともに、流量制御の精度が向上する。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の構成に加え、給水管から供給される洗浄水流量を一定に保つ定流量手段と、前記定流量手段の下流側かつ往復ポンプの上流側に設けられ給水管からの給水圧を大気解放する圧力解放手段を備えたので
、給水圧が変動した際の流量制御精度が大幅に向上する。また、往復ポンプ上流側に発生する水激作用の防止効果もある。
【0015】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項1から7のいずれか1項に記載の加熱手段を、給水管から供給される常温の洗浄水を人体洗浄に適した温度で連続的に加熱供給可能な瞬間型としたので、高圧の洗浄水吐出によって節水が実現でき、さらに待機電力をなくすことで温水加熱に要する電気エネルギーの大幅な削減が実現できる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0017】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における人体洗浄装置の構成を表すブロック図である。
【0018】
図1において、12は水道管(図示せず)に接続される給水管、13は下流への水の流れおよび圧力を遮断できる止水手段としての電磁弁であり、この電磁弁13の下流側には給水圧が一定以上になるとそこを流れる水流量が一定となるように作用する定流量手段としての定流量弁14と、給水圧を大気開放状態にする圧力開放手段としての逃がし水回路15が設けてある。
【0019】
また、ここには流路が負圧になったときに流路に外気を吸い込む構成のバキュームブレーカー16が備えてあり、さらにこの下流側には加熱手段としてのヒータ17を内蔵した熱交換器18が接続されている。なお、ここではヒータ17は昇温速度に優れるセラミックヒータを用いた構成としてある。
【0020】
この熱交換器18の下流側には、熱交換器18で加熱された温水の温度を検知する湯温サーミスタ19が備えられるとともに、比較的柔らかめのシリコーンチューブで構成される温水管20を介して、逆流防止手段21を備えた往復ポンプ22が接続される。
【0021】
また、この往復ポンプ22の下流には、弁モータ23によって駆動されるいわゆる4方弁の形態をなす水路切替弁24が接続されており、この水路切替弁24の3つの出口は各々吐出手段としてのおしりノズル25および女性の局部洗浄用のビデノズル26と、これらのノズルを洗浄するためのクリーニングノズル27に連通する構成となっている。なお、この水路切替弁24はこれら3つの出口を選択的に入り口と連通させることが可能な構成としてある。
【0022】
電磁弁13、ヒータ17、往復ポンプ22、弁モータ23等は図中に破線で示すとおり、制御部28と電気的に接続され、この制御部28によってその動作が制御される。
【0023】
次に図2を用いて往復ポンプ22の詳細について記述する。
【0024】
図2(a)は往復ポンプ22の構成の一例を示す側面図で、これを底面から見たものの一部を示したものが図2(b)であり、説明のため、一部断面表示してある。なお、吸引口30には往復ポンプ22の一部をなす逆流防止手段20が備えてあるが、ここでは各々詳細な説明をするため、別部品として記述する。
【0025】
図2(a)において29はシリンダ部であり、図2(a)に示す関係で吸引口30および吐出口31が設けてある。また、シリンダ部29は円筒状の空洞となっており、内部に同じく円筒状のピストン32を往復動可能に設けることで、このシリンダ部29とピストン32によって、水流路の一部であり、しかもピストン32が往復動することでその容積
が増減するポンプ室33が構成される。
【0026】
このピストン32は比較的柔らかい樹脂で成型されており、吸引口30および吐出口31側に臨む一端をコーン状に広げることでリップ部34を形成し、このリップ部34がシリンダ部29の円筒内周に密着することでシールライン35が構成してある。つまり厳密に言えばポンプ室33はシリンダ部29とこのシールライン35で形成されることになる。
【0027】
ピストン32にはピストンロッド36が固設してあり、このピストンロッド36にはピストン32と反対側の他端に図2(b)に示すような変換手段の一部をなす長穴形状のクランク軸ガイド37が備えてある。そして、このクランク軸ガイド37には減速手段であるギアA38に設けた変換手段の一部をなすクランク軸39が図2(b)で示すと上下方向に摺動自在に篏合構成してある。
【0028】
ギアA38は軸40で軸支されるとともに、原動機である小型のDCモータ41に固設されたギアB42と噛み合い、モータ41の回転出力を減速しながら動力を伝達する構成となっている。なお、ここでギアA38、ギアB42はねじり笠歯形状のものを用いているため、構成の簡素化と静音化が図られる結果となっている。
【0029】
次に図3を用いて往復ポンプ22の一部をなす逆流防止手段20について詳述する。
【0030】
図3(a)(b)は逆流防止手段20の構成の一例を示す断面図で、図3の(a)と(b)は水の流れの向きが異なる場合の動作の違いを示すものであるので、この詳細な説明は動作、作用にて後述するとして、ここでは図3(a)を用いてその構成について説明する。
【0031】
図3(a)において43はハウジングで、内部は円筒状の空洞であるとともに、その両端にはポートA44、ポートB45が設けてある。また、内部には樹脂製のボール46が図中左右方向に移動可能に封入されており、ポートB45側にはボール46が密着することで流路が遮断されるようにテーパ部47が構成してある。また、テーパ部47の反対側には内部壁48を設け、さらにこの内部壁48にはボール46が内部壁48の壁面に押しつけられることを防止する突起部49と、ボール46が突起部49に接触した状態でも閉塞されない位置にスリット部50が設けてある。
【0032】
次にこの実施例1における動作、作用について説明する。
【0033】
人体洗浄が開始される場合、制御器27はまず、弁モータ22に信号を送り、水路切替弁23のクリーニングノズル26に連通する水路を開成せしめた後、電磁弁13を同じく開成せしめる。この動作には水路切替弁23が閉止状態で電磁弁13が開成されると、電磁弁13下流かつ水路切替弁23上流に大きな給水圧がかかってしまい、機器が破損する恐れがあるため、これを回避し、機器の信頼性を向上させるという効果がある。
【0034】
電磁弁13が開成されると、バキュームブレーカー16は水圧で大気解放状態から閉塞状態となり、また逃がし水路15からはここの通水抵抗に応じていくらかの洗浄水が便器内(図示せず)へと放出される。このとき、定流量弁14の作用で、給水管12を流れる流量は所定の値に調節される。なお、定流量弁14は洗浄に使用する水量に多少の余裕をみた水量に調節可能なものが適切であるが、ここでは使用する水量は約450cc/minであるので、給水圧が50kPa以上でほぼ500cc/minの一定流量に調節可能なものを用いている。
【0035】
次に制御器28はヒータ17に通電を開始し、サーミスタ19によって検知される温水の温度信号を取り込みながら、その通電量を加減し、熱交換器18から供給される温水温度を人体洗浄に適した温度に調節する。なおここで用いた熱交換器18は、流れ込んできた常温の水が熱交換器18から流れ出るまでの間に適温加熱可能な、いわゆる瞬間型の熱交換器の構成としてある。そのため、沸かし上げの時間短縮や、冬季の沸かし上げ能力不足のことを考えると、ヒータ17はできるだけ大きな容量のものが望まれるが、一般家庭のコンセント容量の制限からここでは1200Wの入力が可能なものを選択してある。この瞬間型の熱交換器を用いれば、非使用時に温水を保温しておく必要性がないため、消費電力の大幅な削減が期待できるが、先述のとおり一般家庭のコンセント容量は15Aであるため、特に厳冬期、沸かし上げできる水量が不足気味になることは否めない。なお、消費電力を抑える必要性がなければ、熱交換器18を適切な大きさの温水タンクの構成とし、常時、適温で保温し、必要に応じて使用することも可能である。また、近年、家庭内には200V用の機器も導入され始めており、本発明の分野にも200Vが導入されれば、さらに大きな容量のヒータを備え、沸かし上げ時間の短縮や沸かし上げ能力の向上を図ることも容易に考えられる。
【0036】
ヒータ17に通電を始めるのに同期して、制御器28は往復ポンプ22を駆動せしめる。つまり、モータ41に通電を開始し、ピストン32を図2(a)に示す矢印方向に往復動せしめる。これは、モータ41によってギアB42が回転駆動されることでギアA38が減速されながらも従属して回転し、さらにギアA38に設けたクランク軸39がクランク軸ガイド37内を摺動しながらピストンロッド36を往復動させることでこのような動作となる。つまりモータ41の回転出力がここで往復動の直線出力に変換されることとなる。この動作により、ポンプ室33の容積つまり吸引口30から吐出口31に至る水路の容積は高速で増減を繰り返す。すると、給水圧の作用により、元々吸引口30から吐出口31に向かって水の流れが生じているため、ピストン32が図2(a)左向きに移動する際、ピストン32は吸引口30から洗浄水を吸引し、ポンプ室33を洗浄水で満たす。そしてピストン32が右向きに移動する際にはこのポンプ室33を満たしている洗浄水を一気に押し出すわけであるが、このときには往復ポンプ22の上流側に設けた逆流防止手段21が作用し、押し出される洗浄水は全て吐出口31から流出する。
【0037】
このときの逆流防止手段21の動作について説明する。この逆流防止手段21は、ポートA44側が往復ポンプ22に接続されており、まず、ピストン32が左向きに移動して洗浄水を吸引する際には、水の流れにより図3(a)の状態、つまり、ボール46は突起部49側に移動し、内部の洗浄水は図中矢印のような流れでポートB45からスリット部50を経てポートA44から流れ出る状態となる。次にピストン32が右向きに移動して洗浄水を押し出す際には、水の流れによって図3(b)の状態、つまり、ボール46がテーパ部47に押しつけられ、ポートA44から流れ込んだ水はそこで遮断される状態となる。このような動作をすることで、往復ポンプ22が上流から供給される洗浄水を吸引する際には開成し、逆に往復ポンプ22が洗浄水を押し出そうとするときには、上流側への逆流を防止し、ポンプ室33に吸引した全ての洗浄水を全て下流側に流出せしめる。
【0038】
次に、この往復ポンプ22で加圧された洗浄水は水路切替弁24に至り、ここで連通が確保されているクリーニングノズル27からおしりノズル25およびビデノズル26に向けて噴出される。この噴出される洗浄水によって人体洗浄用の2つのノズルは温水で、しかも高い圧力の噴流によってしっかりと洗浄される。なお、この洗浄開始時にクリーニングノズル27から洗浄水を噴出させることで、使用者に清潔という観点から大きな安心感を与えられることはもちろん、瞬間型の熱交換器18特有の欠点である加熱開始直後の沸かし上げ不十分な冷水、いわゆる死水をここで排出することができ、人体洗浄用のノズルつまりおしりノズル25またはビデノズル26は洗浄の開始直後から温水を噴出可能になるという効果が得られる。このことにより当然の事ながら使用者が洗浄開始直後に冷水感
を感じるといった不具合を解消することができる。
【0039】
制御器28は所定の時間、もしくはサーミスタ19で検知される温度信号が所定の値となるまで、このクリーニングノズル27から洗浄水を噴出せしめるが、これらの条件が満足されると、弁モータ23を駆動し、水路切替弁24のおしりノズル25またはビデノズル26のいずれか一方つまり使用者が要求したノズル側に連通する水路を開成せしめる。この動作により、選択されたノズルから洗浄水が噴出し、人体の被洗浄部が洗浄される。
【0040】
このときに噴出される噴流は、往復ポンプ22が一度の水路容積増減により所定の体積の洗浄水を確実に送り出すため、その圧力は非常に高く、非常に優れた洗浄力を有することはもちろんのこと、体感的にもむしろ強すぎて痛いほどの噴流圧が得られる。そのため、流量を少なくしても、これまでのこの種の人体洗浄装置に劣らない洗浄力、体感強さが得られるといった効果が得られる。
【0041】
また、水路容積を高速で増減させて洗浄水を圧送するため、噴流は所定の周期で断続的に噴出される。この断続的に人体にあたる水噴流には人体皮膚のマッサージ効果があることはもちろん、体感的に連続流よりも強く感じられるという性質を持っている。このことは我々の身の回りの現象から明らかであるが、この性質からも洗浄に用いる水の量を低減する節水効果が得られ、また併せて温水を沸かし上げるのに必要な電気エネルギーの節約にも効果がある。
【0042】
さらに、このように少ない洗浄水の量で洗浄力、体感強さに優れた噴流が得られることから、厳冬期にコンセント容量の制限から沸かし上げ能力の不足しがちな瞬間型の熱交換器でも十分に沸かし上げが可能で、この組み合わせとすることで温水の保温に要する待機電力をなくすことができ、大幅な節電も実現できる。
【0043】
また、往復ポンプ22は一回の往復動作で送り出せる流量が非常に正確であるため、その往復動作の回数を制御することで、流量の調節が確実に行え、使い勝手の良い人体洗浄装置を実現することも可能である。
【0044】
また、ここで挙げた往復ポンプ22の構成であれば、ピストン32の直径、ギアA38とギアB44の減速比、ピストン32の往復ストローク等を変えてもそれに応じて駆動手段の効率が大幅に低減し、装置が大型化するなどの欠点もない。つまり大きな設計変更なしに圧送圧力、周期、流量等を多様に変化させることが出来る。なお、モータ41の駆動力を減速変換して直接的にピストン32を駆動する構成であるので、非常に信頼性が高く、しかも小型で高い能力の洗浄水圧送装置が構築できる。
【0045】
また、ピストン32が洗浄水を押し出すときには、その上流側の洗浄水の流れが瞬間的に遮断されるため、水撃作用が生じ、機器の破損等が懸念されるが、逃がし水路15を往復ポンプ22の上流側に設けてあるので、この水撃がここから逃げ、機器の信頼性向上に寄与する。さらに、温水管20を比較的柔らかめのシリコーンチューブで構成してあるので、ここでもこの水撃作用を吸収する効果が得られ、さらに機器の信頼性が向上する。ただし、シリコーンチューブは振動して騒音の原因となる可能性があるので、適切な場所に固定した方がよいことは述べるまでもない。
【0046】
また、バキュームブレーカー16は水道管が負圧になった時に汚水が上水道に逆流しないように作用することはもちろん、給水管から給水がなされないのに往復ポンプ22が吸引動作を行った際に生じる不具合を防止する効果を有する。
【0047】
また、熱交換器18は温水を保温貯留するタイプはもちろん、ここで説明した瞬間型で
も他の部品と比較するとその受圧面積が大きく、耐圧構成に配慮する必要があるが、本実施例の構成では熱交換器18の下流側に往復ポンプ22を設けてあるので、高い圧力が熱交換器18に及ぶことが回避でき、信頼性が向上するとともに熱交換器18の耐圧構成にさほど気を配る必要性がなく、機器の小型化、低コスト化が計れるという効果も有する。
【0048】
なお、ここでは定流量弁14と逃がし水回路15を構成することで、往復ポンプ22の流量調節の精度向上や、機器の信頼性向上を図っているが、代わりに定圧手段としてダイヤフラムを利用した一般的な減圧弁を備えることでも同様の作用、効果が得られる。
【0049】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の逆流防止手段21を備えた往復ポンプ22を示す構成図で、説明のため一部断面表示してある。
【0050】
本実施例2において、実施例1と異なるのはピストン32を往復動せしめる駆動手段にモータ41ではなくソレノイドコイル51を用いた点である。そのため、ピストンロッド36の代わりにピストン32にはプランジャ52を固設し、ソレノイドコイル51から発生される磁力と、その反対方向にプランジャ52を付勢する付勢バネ53でもってピストン32の往復動を可能にする。
【0051】
また、吸引口30の上流側および吐出口31の下流側各々に、逆流防止手段21が一体に構成してある(但し、説明の都合上、分離できる構成として図面には記述する)。そしてさらに、吸引口30側に設けた逆流防止手段21のポートB45を分岐する形で、圧力緩衝手段としての空気室54を設けてある。
【0052】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0053】
次に動作、作用を説明すると、制御器28が往復ポンプ22を稼働せしめると、ソレノイドコイル51にはパルス的な所定電圧が印可され、プランジャ52およびピストン32が図中矢印方向に往復動する。ここでの洗浄水の挙動についても実施例1同様であるが、吐出口31側にも逆流防止手段21が設けてあるので、往復ポンプ22に自吸性の性質が加わり、給水圧が低い場合や、外部にためてある水を洗浄水として利用する場合にも有効である。また、吐出口31側からの戻りも完全になくすことができるので、さらに高い圧力が得られる。また、ピストン32が一往復する際に送り出す水の量に、さらにばらつきがなくなり、流量の調節精度も向上する。
【0054】
また、モータ41を使用して回転出力を往復運動に変換すると、エネルギーのロスが生じてそれが騒音の原因ともなるが、このソレノイドコイル51を用いた場合には可動部も少なく構成でき、静音化に効果がある。なお、ここではピストン32を用いた構成としてあるが、ここにゴム製のダイヤフラム等を用いるとさらに外部漏れ等の心配がなく機器の信頼性を向上させることが出来るとともにこの駆動に要する力も小さくてすみ、特にソレノイドコイル51の小型化に効果がある。
【0055】
また、ピストン32がポンプ室33に吸引した洗浄水を一気に押し出す際、吸引口30側の逆流防止手段21は瞬間的に閉止状態となるため、その上流側に水撃作用が発生して機器が破壊されたり、この水撃作用が軽微であったとしても温水管20が振動し、騒音が発生することも懸念される。この対策として逃がし水回路15を設けたり、温水管20を比較的柔らかな弾性部材で構成したりしているが、流れる水には慣性力が働いているため、低減は出来ても消し去ることはなかなか困難である。そこで、この水撃作用は水が非圧縮流体であるがゆえに生じる現象であるため、圧縮性の気体を封入した空気室53を設けることで、この水撃はこの空気室53に吸収され、上記のような課題解決に大きく寄与で
きるといった効果が得られる。
【0056】
(実施例3)
図5は本発明の実施例3の往復ポンプ22におけるシリンダ部とピストンの構成を示す構成図で、説明のため一部断面してある。
【0057】
本実施例3において、実施例1と異なる点は、ピストン55にリング状溝56を設け、ここにニトリルゴムを材料とするVパッキン57(もしくはロッドシール)と呼ばれる特殊パッキンを装着した点である。このVパッキン57は一般的にOリングと呼ばれるものと同様にリング状のシール部材であり、そのカット断面が図5に示すとおり、略V字形状もしくは略Y字形状となっている。そして、そのコーン状に広がったリップ部58によって内周、外周ともにシールラインが形成される。なお、シリンダ部29とVパッキン57のシールラインによって容積が増減するポンプ室33が形成されるが、Vパッキン57は、図5に示すようにポンプ室33側にVパッキン57のリップ部58が向くように取り付けてある。
【0058】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0059】
次に動作、作用を説明すると、まず、このVパッキン57は先述のOリング等と比較して摺動面に対する接触面積が小さいため、軽い力で摺動させることができる。そのため、駆動手段の省力化が図れ、結果として小型化、低コスト化できるなどの効果が得られる。
【0060】
また、ピストン55が洗浄水を一気に押し出す際には、ポンプ室33の内部圧力は非常に高いものとなるが、その際Vパッキン57のリップ部58はその圧力を受けて広がる方向へと変形する。つまり、圧力が高いほどシリンダ部29とリップ部58で形成されるシールラインの密着性が上がり、漏れにくくなるのである。そのため、実施例1の構成のような樹脂の一体成型品でピストンを構成するのと比較して、高い圧力の洗浄水吐出が可能になるばかりでなく、シリンダ部29との接触面積が小さくても水密性に優れるため、駆動力も大幅に小さくてすむといった効果も得られる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から8に記載の発明によれば、往復ポンプが確実に、しかも非常に高い圧力で洗浄水を送出できるので、少ない水量でも洗浄力に優れ、しかも体感的にも使用者を満足させることの出来る人体洗浄装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における人体洗浄装置の構成を表すブロック図
【図2】 同実施例における往復ポンプの構成図
【図3】 同実施例における逆流防止手段の構成図
【図4】 本発明の実施例2における往復ポンプおよび逆流防止手段の構成図
【図5】 本発明の実施例3における往復ポンプのシリンダ部の構成図
【図6】 従来の人体洗浄装置の構成を表すブロック図
【図7】 同従来の人体洗浄装置に用いられた水ポンプの構成図
【符号の説明】
12 給水管
13 電磁弁(止水手段)
14 定流量弁(定流量手段)
15 逃がし水回路(圧力解放手段)
17 ヒータ(加熱手段)
21 逆流防止手段
22 往復ポンプ
25 おしりノズル(吐出手段)
26 ビデノズル(吐出手段)
29 シリンダ部
30 吸引口
31 吐出口
32 ピストン
34 リップ部
35 シールライン
36 ピストンロッド(駆動手段)
37 クランク軸ガイド(駆動手段、変換手段)
38 ギアA(駆動手段、減速手段)
39 クランク軸(駆動手段、変換手段)
40 軸(駆動手段)
41 モータ(駆動手段、原動機)
42 ギアB(駆動手段、減速手段)
48 内部壁
51 ソレノイドコイル(駆動手段)
52 プランジャ(駆動手段)
53 付勢バネ(駆動手段)
57 Vパッキン
58 リップ部

Claims (8)

  1. 給水管と、止水手段と、前記給水管から供給される洗浄水を加熱する加熱手段と、前記給水管から供給される洗浄水を吸引送出する容積型の往復ポンプと、前記洗浄水を人体被洗浄部に向けて噴出する吐出手段とを備え、前記往復ポンプは、前記洗浄水の水流路の一部にシリンダ部を設け、前記シリンダ部内の水流路の容積を変化させることで、前記洗浄水の流路容積を増減させて前記洗浄水の加圧供給を行うようにし、前記吐出手段への水路を開成した後、前記止水手段を開成し、その後前記加熱手段と前記往復ポンプを同期させて駆動開始するようにした人体洗浄装置。
  2. 往復ポンプは、ピストンを有し、シリンダ部もしくは前記ピストンのいずれかを往復駆動可能な駆動手段と、吸引口と、吐出口と、少なくとも前記吸引口側に設けた逆流防止手段を備え、前記ピストンが前記シリンダ部に対して相対的に往復動することで生じる前記シリンダ部内の水流路の容積変化を利用して洗浄水を吸引送出する容積型のポンプとした請求項1記載の人体洗浄装置。
  3. シリンダ部とピストンの接触部には弾性部材で構成したシールラインを備え、
    前記シールラインは前記シリンダ部と前記ピストンを水密構成とするとともに、前記シリンダ部内の水流路の容積を増減可能な構成とした請求項2記載の人体洗浄装置。
  4. シールラインはリップ部を有する弾性部材で構成され、前記リップ部は圧力上昇時に密着性を増す方向に取り付けた請求項3記載の人体洗浄装置。
  5. 駆動手段は、回転出力型の原動機と、前記原動機の回転出力を減速する少なくとも一対の減速手段と、前記減速手段の最終段に可動連結され、前記原動機の回転出力を直線運動に変換してシリンダ部もしくはピストンを往復駆動することが可能な変換手段から構成される請求項2から4のいずれか1項に記載の人体洗浄装置。
  6. 往復ポンプは吸引口側および吐出口側に給水管から吐出手段へと流れる洗浄水の流れが逆流することを防止する逆流防止手段を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の人体洗浄装置。
  7. 給水管から供給される洗浄水流量を一定に保つ定流量手段と、前記定流量手段の下流側かつ往復ポンプの上流側に設けられ給水管からの給水圧を大気解放する圧力解放手段をさらに備えた請求項1から6のいずれか1項に記載の人体洗浄装置。
  8. 加熱手段は、給水管から供給される常温の洗浄水を人体洗浄に適した温度で連続的に加熱供給可能な瞬間型とした請求項1から7のいずれか1項に記載の人体洗浄装置。
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