JP3840765B2 - 非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次給電線を介して電力を供給する非接触給電における1次給電側電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力を供給する側の1次給電線に高周波電流を流すと、電力を受ける受電装置内に設けられた2次巻線が1次給電線において発生する磁界と磁気的に結合され、電圧が誘導される。この原理を利用して、1次給電線から2次巻線に非接触で電力を供給することを非接触給電と呼ぶ。
図10は、非接触給電における1次給電側電源装置の一従来例を示した図である。この装置は、電源回路1と、位相ロック回路1を主な構成要素としている。
ここで、電源回路1は、高周波インバータ等により構成され、位相ロック回路3から送られる発振周波数fに関する入力信号に基づいて非接触給電のための1次給電線9に高周波電流を供給する。
また、位相ロック回路3は、1次給電線9における出力電流および共振電圧を入力信号とし、出力電流と共振電圧の位相が一致するように電源回路1に与える発振周波数fを決定する。ここで、入力される出力電流はカレント・トランスフォーマ等の電流検出部2により検出され、共振電圧はポテンシャル・トランスフォーマ8により検出される。このように位相ロック回路3で位相が一致するようにロックするのは、1次給電線と非接触給電により電力を受ける受電装置10a〜10n間で生じるインダクタンスL1〜LnおよびキャパシタCからなる負荷側のLC共振周波数である負荷共振fに同調して周波数制御を行うためであり、電力供給の効率を向上させるためである。なお、1次給電線9は分布定数回路であり、インダクタンスが分布しているが、これを図10において、線路の適当個所にインダクタンスL1〜Lnとして集中して表わしている。
ところで、電力の供給を受ける受電装置10a〜10nとしては、あらかじめ決められた軌道を移動する複数の搬送車等が考えられ、この場合、1次給電線9は、この軌道に沿って設置されることになる。なお、受電装置10a〜10n内に設ける2次巻線は、有効電力をあげるために共振回路となっている。また、共振回路の構成を簡単にするために、一般にその共振周波数は固定となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複数台の搬送車が存在する非接触給電を利用した搬送システムにおいては、搬送車(受電装置)は運行・停止を行ない、しかも、軌道上における搬送車の台数が変化する場合もある。このように搬送車の運行・停止、台数の変化により1次給電線側のインダクタンスLが変化する。すなわち、図10に示すインダクタンスL1〜Lnの値が変化し、その結果負荷共振fの値が変化することになる。そのため、搬送車の共振周波数f0と1次給電線9側の負荷共振fとがずれ、効率的な電力の供給ができなくなる。
すなわち、図11に示すように1次給電線側の負荷共振fが搬送車の共振周波数f0とずれればずれるほど、搬送車に供給される電力が少なくなる。そして、搬送車において必要となる必要電力を得るための負荷共振fの範囲f0±Δfから外れてしまうと、搬送車の運行に支障が生じてしまうという問題も生じる。
この問題を解決するために、搬送車側の共振周波数f0を負荷共振fにあわせるために、例えば搬送車側のキャパシタを微調整する機能を持たせてもよいが、搬送車ごとにこの機能が必要となり、コストが高くなってしままう。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、負荷共振fを追尾し、受電装置の共振周波数f0に近づくよう1次給電線の回路定数そのものを調整することで、受電装置における電力供給を効率的に行える非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数台の搬送車が軌道上に存在する非接触給電搬送システムにおいて、1次給電線に高周波電流を供給する電源回路と、前記1次給電線における出力電流および共振電圧を入力信号とし、該出力電流と共振電圧の位相が一致するように前記電源回路に発振周波数を供給し前記高周波電流の周波数を調整する位相ロック回路と、前記1次給電線に接続され給電線全体のインダクタンス値を調整するインダクタンス調整回路と、前記1次給電線から電力を供給される負荷としての前記搬送車の固定された共振周波数と前記位相ロック回路による発振周波数との差を求め、この差信号が所定範囲にあるように前記インダクタンス調整回路へ制御信号を供給する制御信号生成回路とを備えたことを特徴とする非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置において、前記インダクタンス調整回路が、前記1次給電線に対して直列に接続される可変リアクトルを備え、前記制御信号に応じて給電線全体のインダクタンス値を調整することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置において、前記インダクタンス調整回路が、前記1次給電線に対して直列に接続される1以上のリアクトルと、前記各リアクトルに対して並列に接続されたスイッチとを備え、前記制御信号に応じて前記スイッチのオン、オフを行うことにより給電線全体のインダクタンス値を調整することを特徴としている。
【0006】
次に、請求項4に記載の発明は、複数台の搬送車が軌道上に存在する非接触給電搬送システムにおいて、1次給電線に高周波電流を供給する電源回路と、前記1次給電線における出力電流および共振電圧を入力信号とし、該出力電流と共振電圧の位相が一致するように前記電源回路に発振周波数を供給し前記高周波電流の周波数を調整する位相ロック回路と、前記1次給電線に接続され給電線全体のキャパシタ値を調整するキャパシタ調整回路と、前記1次給電線から電力を供給される負荷としての前記搬送車の固定された共振周波数と前記位相ロック回路による発振周波数との差を求め、この差信号が所定範囲にあるように前記キャパシタ調整回路へ制御信号を供給する制御信号生成回路とを備えたことを特徴とする非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置において、前記キャパシタ調整回路が、前記1次給電線に並列に接続される可変コンデンサを備え、前記制御信号に応じて給電線全体のキャパシタ値を調整することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置において、前記キャパシタ調整回路が、前記1次給電線に対して並列に接続される1以上のコンデンサと、前記各コンデンサに対して直列に接続されたスイッチとを備え、前記制御信号に応じて前記スイッチのオン、オフを行うことにより給電線全体のキャパシタ値を調整することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による非接触給電における1次給電側電源装置を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の一実施形態による非接触給電における1次給電側電源装置のブロック図である。図1よりこの装置は、電源回路1と、位相ロック回路3と、制御信号生成回路5と、インダクタンス調整回路6とを主な構成要素としている。
ここで、電源回路1は、位相ロック回路3からの発振周波数fに関する入力信号に基づいて非接触給電のための1次給電線9(図において太い線で示す)に高周波電流を供給するもので、高周波インバータ等により構成される。
位相ロック回路3は、1次給電線9における出力電流および共振電圧を入力信号とし、この出力電流と共振電圧の位相が一致するように電源回路1に供給する発振周波数fを調整する。すなわち、1次給電線における負荷であるインダクタンスの変化によるLC共振周波数の変化に追従して電源回路1による電流周波数を変更する。ここで、入力される出力電流はカレント・トランスフォーマ等の電流検出部2により検出され、共振電圧はポテンシャル・トランスフォーマ8等により検出される。このように位相ロック回路3で位相が一致するようにロックするのは、1次給電線と非接触給電により電力を受ける受電装置10a〜10n間で生じるインダクタンスL1〜LnおよびキャパシタCからなる負荷側のLC共振周波数(以下「負荷共振」と呼ぶ)に同調して周波数制御を行うためである。すなわち、この回路により電源回路1における電流の発振周波数が負荷共振fと一致するように調整される。なお、1次給電線9は分布定数回路であり、インダクタンスが分布しているが、これを図1において、線路の適当個所にインダクタンスL1〜Lnとして集中して表わしている。
【0008】
また、インダクタンス調整回路6は、1次給電線9に接続され、制御信号生成回路5からの制御信号に基づき1次給電線9全体のインダクタンス値を調整する。
そして、制御信号生成回路5は、1次給電線9から電力を供給させる受電装置10a〜10n内に設けられた共振回路における共振周波数f0、すなわち1次給電線9から電力を供給させる負荷の共振周波数f0と、位相ロック回路3により決定された発振周波数fとの差を入力信号とし、この入力された差が所定範囲にあるように、インダクタンス調整回路6に供給する制御信号を生成する。なお、この差(f0−f)は、減算回路4において演算される。
すなわち、図1に示す非接触給電における1次給電側電源装置により、制御信号生成回路5からの制御信号に基づいて、インダクタンス調整回路6においてインダクタンスが調整され、受電装置10a〜10nにより生じるインダクタンスL1〜Ln、インダクタンス調整回路6でのインダクタンスおよび1次給電線側のキャパシタCから決定される負荷共振fが、受電装置10a〜10nの共振周波数f0を中心とした所定範囲内になるように調整される。
なお、以下では電力の供給を受ける受電装置10a〜10nとして、あらかじめ決められた軌道を移動する複数の搬送車を想定し、1次給電線9はこの軌道に沿って設置されているものとする。また、受電装置10a〜10n内に設ける2次巻線は、有効電力をあげるために共振回路となっており、その共振周波数f0は固定であるものとする。
【0009】
次に、この非接触給電における1次給電側電源装置を構成する各回路についてより詳細に説明する。
図2は、位相ロック回路3の構成の一例を示したものであり、位相比較器31、フィルタ32、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発信器)33により構成される。この回路はいわゆるフェーズ・ロック・ループ(Phase Lock Loop:PLL)になっており、出力電流と共振電圧の周波数の位相を一致させる、すなわち0度ロックのPLLである。以下に、位相ロック回路3を構成する位相比較器31、フィルタ32、VCO33について簡単に説明する。
図3は、位相ロック回路3における位相比較器31の動作を説明するための図である。なお、図3(a)(b)は、それぞれ電流検出回路2により検出された出力電流、および、ポテンシャル・トランスフォーマ8により検出された共振電圧の波形である。
図3(a)に示す出力電流の波形は、位相比較器31に入力され、基準レベルとレベルの比較が行われ図3(c)のような信号波形が選られる。図3(b)に示す共振電圧の波形も、同様に位相ロック回路3に入力され基準レベルとレベルの比較が行われ図3(d)のような信号波形が得られる。そして、位相比較器31において、図3(c)と(d)に示すような得られた信号の排他論理和がとられ、図3(e)に示すようなパルス信号を得る。そして、得られたパルス信号、すなわち2つの入力信号の位相差に対応するような電圧を発生し、フィルタ32に供給する。
フィルタ32では、低域通過フィルタ等にり構成され、位相比較器31からの信号の高周波成分を除去するとともに、フェーズ・ロック・ループにおける同期特性や応答特性を決定する。
VCO・33は発振器等により構成され、フィルタ32からの制御電圧によって発振周波数fを変化させる。
以上により位相ロック回路3では、1次給電線9における出力電流および共振電圧を入力信号とし、この出力電流と共振電圧の位相が一致するように電源回路1に発振周波数fを供給し高周波電流の周波数を調整する。
【0010】
次に電源回路3について説明する。図4は、電源回路3の構成を示した単線結線図である。図に示すように電源回路1は、制御回路11、サイリスタ12、ドライブ回路13、電流型インバータ14により構成される。
制御回路11は、位相ロック回路3からの発振周波数fを入力信号とし、この信号に基づいて、サイリスタ12のゲートへの信号および、電流型インバータ14をドライブするドライブ回路13への信号を生成する。なお、サイリスタ12への信号によりパワー制御を行い、ドライブ回路13への信号によりPLL制御を行うことになる。
サイリスタ12は3相の交流から、制御回路11からゲートに加えられる信号に応じたパワーの直流を出力する。
ドライブ回路13は、制御回路13からの信号に応じて電流型インバータ14をドライブするための信号を出力し、この信号により、電流型インバータ14は、周波数fの高周波電流を1次給電線9に対して出力する。
なお、ここでは、電源回路1として、電流型インバータを用いた例を示したが、電圧型インバータでも同様のことが可能である。
【0011】
制御信号生成回路5は、減算回路4において減算された受電装置10a〜10nにおける共振周波数f0と位相ロック回路3で決定された発振周波数fとの差を入力信号とし、この差が所定範囲となるように、インダクタンス調整回路6で調整されるインダクタンス値の決定を行う。
なお、ここでの所定範囲は、図11に示すように、受電装置10a〜10nで必要となる必要電力が得られる負荷共振fの範囲で、
−Δf<(f0−f)<Δf
の範囲もしくはこれよりも狭い範囲であるものとする。
なお、制御信号生成回路5は、差(f0−f)が上述の範囲外であって、その差がプライスの場合、すなわち共振周波数f0の方が大きい場合には、負荷共振fを上げるために1次給電線における負荷側のインダクタンスを下げる制御信号をインダクタンス調整回路6に対して出力する。一方、上述の範囲外であって、入力される差がマイナスの場合、すなわち共振周波数f0の方が小さい場合には、負荷共振fを下げるために負荷側のインダクタンスを上げる制御信号をインダクタンス調整回路6に対して出力する。
ところで、インダクタンスLとキャパシタCと共振周波数との関係は、
共振周波数=1/{2π(C・L)1/2} ・・・(1)
である。よって、この式を利用して、制御信号生成回路5は、インダクタンスの調整量を決定する。
【0012】
次に、インダクタンス調整回路6の構成図を図5、図6に示す。
図5は、インダクタンス調整回路6において、可変リアクトルを使用した場合の構成を示す図である。図において、符号61が可変リアクトルである。このインダクタンス調整回路7において、制御回路62は制御信号生成回路5からの制御信号に基づき、可変リアクトル61のインダクタンス値の調整を行う。なお、可変リアクトル61は、1次給電線に対して直列に接続される。このように、可変リアクトル61を用いることで、1次給電線における負荷側の負荷共振fを細かく調整することが可能となる。
【0013】
図6は、インダクタンス調整回路6において、符号63a〜63nに示すようにリアクトルとスイッチとを組にしたもの複数直列に接続したものを使用した場合の構成を示す図である。このインダクタンス調整回路6において、制御回路64は制御信号生成回路5からの制御信号に基づき、各リアクトルに並列に接続されたスイッチのオン・オフを制御することによりインダクタンス値の調整を行う。なお、このような構成では、1次給電線における負荷側の負荷共振fを段階的にしか調整できないが、制御信号生成回路5における制御信号の発生パターンを限定でき、制御信号生成回路5における負荷を減らすことが可能になる。
なお、図1において、制御信号生成回路5には減算回路4が含まれ、1次給電線9から電力を供給される負荷の共振周波数f0と位相ロック回路3による発振周波数fとを入力信号とし、制御信号生成回路5において、この共振周波数f0と発振周波数fとの差を求め、この差信号が所定範囲にあるようにキャパシタ調整回路7への制御信号を供給するものとしてもよい。あるいは、制御信号生成回路5は減算回路4を含むとともに1次給電線9から電力を供給される負荷の共振周波数f0を記憶しており、位相ロック回路3による発振周波数fとを入力信号としてこの共振周波数f0と発振周波数fとの差を求め、この差信号が所定範囲にあるようにキャパシタ調整回路7への制御信号を供給するものとしてもよい。
【0014】
以上のように、非接触給電における1次給電側電源装置において、1次給電線9に対して直列に接続されるインダクタンス調整回路6と、受電装置10a〜10n内の共振回路における共振周波数f0と位相ロック回路3により決定された発振周波数fとの差が所定範囲になるように、インダクタンス調整回路に供給する制御信号を生成する制御信号生成回路5とをさらに設け、負荷共振追尾方式とする。これにより、受電装置(搬送車)の台数や走行・停止によりたとえ1次給電線における負荷側のインダクタンスが変ったとしても、負荷共振fを受電装置における共振周波数f0に近い値とすることができ、受電装置に対して電力供給を効率的に行える。
【0015】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、1次給電線における負荷側の回路定数としてインダクタンスを調整することにより、負荷共振fが搬送車の共振周波数f0に対して所定範囲内になるように調整していたが、本実施の形態では、回路定数としてキャパシタ値を調整することにより実現する。
図7は、本発明の第2の実施形態による非接触給電における1次給電側電源装置のブロック図である。図7よりこの装置は、電源回路1と、位相ロック回路3と、制御信号生成回路5と、キャパシタ調整回路7とを主な構成要素としている。なお、図7おいて図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。また、1次給電線9は分布定数回路であり、インダクタンスが分布しているが、これを図1と同様に図7においても、線路の適当個所にインダクタンスL1〜Lnとして集中して表わしている。
以下では、第1の実施の形態との相違点について説明する。
【0016】
キャパシタ調整回路7は、1次給電線9に接続され、制御信号生成回路5からの制御信号に基づき1次給電線9全体のキャパシタ値を調整する。
そして、制御信号生成回路5は、減算回路4において演算される受電装置10a〜10nにおける共振周波数f0と位相ロック回路3により決定された発振周波数fとの差を入力信号とし、この入力された差が所定範囲にあるように、キャパシタ調整回路7に供給する制御信号を生成する。
すなわち、図7の非接触給電における1次給電側電源装置により、キャパシタ調整回路7において1次給電線9における負荷側のキャパシタが調整され、受電装置10a〜10nにより生じるインダクタンスL1〜Ln、キャパシタ調整回路7でのキャパシタおよび1次給電線側の固定のキャパシタCから決定される負荷共振fが、受電装置10a〜10nの共振周波数f0を中心とした所定範囲内になるように調整される。
【0017】
次に、本実施例における制御信号生成回路5とキャパシタ調整回路7について詳細に説明する。
制御信号生成回路5は、受電装置10a〜10nにおける共振回路の共振周波数f0と位相ロック回路3で決定された発振周波数fとの差を入力信号とし、この差が所定範囲となるように、キャパシタ調整回路6で調整されるキャパシタ値の決定を行う。
なお、ここでの所定範囲は、第1の実施例と同様に、図11に示す受電装置10a〜10nで必要となる必要電力が得られる負荷共振fの範囲で、
−Δf<(f0−f)<Δf
の範囲もしくはこれよりも狭い範囲であるものとする。
なお、制御信号生成回路5は、入力される差(f0−f)が上述の範囲外であって、その差がプライスの場合、すなわち共振周波数f0の方が大きい場合には、負荷共振fを上げるために負荷側のキャパシタを下げる制御信号をキャパシタ調整回路7に対して出力する。一方、上述の範囲外であって、その差がマイナスの場合、すなわち共振周波数f0の方が小さい場合には、負荷共振fを下げるために負荷側のキャパシタを上げる制御信号をキャパシタ調整回路7に対して出力する。なお、キャパシタの調整量は、式(1)にもとずいて決定される。
【0018】
次に、キャパシタ調整回路7の構成図を図8、図9に示す。
図8は、キャパシタ調整回路7において、可変コンデンサを使用した場合の構成を示す図である。図において、符号71が可変コンデンサである。このキャパシタ調整回路7において、制御回路72は制御信号生成回路5からの制御信号に基づき、可変コンデンサ71のキャパシタ値の調整を行う。なお、可変コンデンサ71は、1次給電線に対して並列に接続される。このように、可変コンデンサ71を用いることで、1次給電線における負荷側の負荷共振を細かく調整することが可能になる。
【0019】
図9は、キャパシタ調整回路7において、符号73a〜73nに示すようにコンデンサとスイッチとを組にしたもの複数並列に接続したものを使用した場合の構成を示す図である。このキャパシタ調整回路7において、制御回路74は制御信号生成回路5からの制御信号に基づき、各コンデンサに直列に接続されたスイッチのオン・オフを制御することによりキャパシタ値の調整を行う。なお、このような構成では、1次給電線における負荷側の負荷共振fを段階的にしか調整できないが、制御信号生成回路5における制御信号の発生パターンを限定でき、制御信号生成回路5における負荷を減らすことが可能になる。
なお、図7において、制御信号生成回路5には減算回路4が含まれ、1次給電線9から電力を供給される負荷の共振周波数f0と位相ロック回路3による発振周波数fとを入力信号とし、制御信号生成回路5において、この共振周波数f0と発振周波数fとの差を求め、この差信号が所定範囲にあるようにキャパシタ調整回路7への制御信号を供給するものとしてもよい。あるいは、制御信号生成回路5は減算回路4を含むとともに1次給電線9から電力を供給される負荷の共振周波数f0を記憶しており、位相ロック回路3による発振周波数fとを入力信号としてこの共振周波数f0と発振周波数fとの差を求め、この差信号が所定範囲にあるようにキャパシタ調整回路7への制御信号を供給するものとしてもよい。
【0020】
以上のように、非接触給電における1次給電側電源装置において、1次給電線9に対して並列に接続されるキャパシタ調整回路7と、受電装置10a〜10nにおける共振周波数f0と位相ロック回路3により決定された発振周波数fとの差が所定範囲になるように、キャパシタ調整回路7に供給する制御信号を生成する制御信号生成回路5とをさらに設け、負荷共振追尾方式とする。これにより、受電装置(搬送車)の台数や走行・停止によりたとえ負荷側のインダクタンスが変ったとしても、負荷共振fを受電装置における共振周波数f0に近い値とすることができ、受電装置に対して電力供給を効率的に行えることができるようになる。
【0021】
なお、上記2つの実施例において、受電装置10a〜10nとして、あらかじめ決められた軌道を移動する複数の搬送車を想定して説明した。しかし、本発明の非接触給電における1次給電側電源装置は、受電装置が搬送車の場合において効果が得られるのみでなく、1次給電線における負荷共振がなんらかの理由で変化し、かつ、受電装置における共振周波数f0が固定の場合であれば、効率的に電力を供給することができるという効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源回路によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1から3に記載の発明によれば、本発明による非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源回路は、非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置において、1次給電線に対して接続されるインダクタンス調整回路と、受電装置における共振周波数と位相ロック回路により決定された発振周波数との差が所定範囲になるように、インダクタンス調整回路に供給する制御信号を生成する制御信号生成回路とをさらに設け、負荷共振追尾方式としている。これにより、受電装置(搬送車)の台数や走行・停止によりたとえ負荷側のインダクタンスが変ったとしても、負荷共振を受電装置における共振周波数に近い値とすることができ、受電装置に対して電力供給を効率的に行える。
【0023】
また、請求項4から5に記載の発明によれば、本発明による非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源回路は、1次給電線に対して接続されるキャパシタ調整回路と、受電装置における共振周波数f0と位相ロック回路により決定された発振周波数との差が所定範囲になるように、キャパシタ調整回路に供給する制御信号を生成する制御信号生成回路とをさらに設け、負荷共振追尾方式としている。これにより、受電装置(搬送車)の台数や走行・停止によりたとえ負荷側のインダクタンスが変ったとしても、負荷共振を受電装置における共振周波数に近い値とすることができ、受電装置に対して電力供給を効率的に行えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による非接触給電における1次給電側電源装置のブロック図である。
【図2】 位相ロック回路の構成図である。
【図3】 位相ロック回路における位相比較器の動作を説明するための図である。
【図4】 電源回路の構成を示した単線結線図である。
【図5】 インダクタンス調整回路の構成例を示した図である。
【図6】 インダクタンス調整回路の他の構成例を示した図である。
【図7】 本発明の他の実施形態による非接触給電における1次給電側電源装置のブロック図である。
【図8】 キャパシタ調整回路の構成例を示した図である。
【図9】 キャパシタ調整回路の他の構成例を示した図である。
【図10】 非接触給電における1次給電側電源装置の一従来例のブロック図である。
【図11】 負荷共振と電力との関係を示した図である。
【符号の説明】
1 電源回路 2 電流検出回路
3 位相ロック回路 4 減算回路
5 制御信号生成回路 6 インダクタンス調整回路
7 キャパシタ調整回路 8 ポテンシャル・トランスフォーマ
9 1次給電線 10a〜10n 受電装置
Claims (6)
- 複数台の搬送車が軌道上に存在する非接触給電搬送システムにおいて、
1次給電線に高周波電流を供給する電源回路と、
前記1次給電線における出力電流および共振電圧を入力信号とし、該出力電流と共振電圧の位相が一致するように前記電源回路に発振周波数を供給し前記高周波電流の周波数を調整する位相ロック回路と、
前記1次給電線に接続され給電線全体のインダクタンス値を調整するインダクタンス調整回路と、
前記1次給電線から電力を供給される負荷としての前記搬送車の固定された共振周波数と前記位相ロック回路による発振周波数との差を求め、この差信号が所定範囲にあるように前記インダクタンス調整回路へ制御信号を供給する制御信号生成回路と
を備えたことを特徴とする非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。 - 前記インダクタンス調整回路は、前記1次給電線に対して直列に接続される可変リアクトルを備え、前記制御信号に応じて給電線全体のインダクタンス値を調整することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。
- 前記インダクタンス調整回路は、前記1次給電線に対して直列に接続される1以上のリアクトルと、前記各リアクトルに対して並列に接続されたスイッチと
を備え、
前記制御信号に応じて前記スイッチのオン、オフを行うことにより給電線全体のインダクタンス値を調整することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。 - 複数台の搬送車が軌道上に存在する非接触給電搬送システムにおいて、
1次給電線に高周波電流を供給する電源回路と、
前記1次給電線における出力電流および共振電圧を入力信号とし、該出力電流と共振電圧の位相が一致するように前記電源回路に発振周波数を供給し前記高周波電流の周波数を調整する位相ロック回路と、
前記1次給電線に接続され給電線全体のキャパシタ値を調整するキャパシタ調整回路と、
前記1次給電線から電力を供給される負荷としての前記搬送車の固定された共振周波数と前記位相ロック回路による発振周波数との差を求め、この差信号が所定範囲にあるように前記キャパシタ調整回路へ制御信号を供給する制御信号生成回路とを備えたことを特徴とする非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。 - 前記キャパシタ調整回路は、前記1次給電線に並列に接続される可変コンデンサを備え、前記制御信号に応じて給電線全体のキャパシタ値を調整することを特徴とする請求項4に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。
- 前記キャパシタ調整回路は、前記1次給電線に対して並列に接続される1以上のコンデンサと、前記各コンデンサに対して直列に接続されたスイッチとを備え、前記制御信号に応じて前記スイッチのオン、オフを行うことにより給電線全体のキャパシタ値を調整することを特徴とする請求項4に記載の非接触給電搬送システムにおける1次給電側電源装置。
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