JP3840429B2 - 位置制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位装置の指令に従って、駆動対象の位置を制御する位置制御装置に関し、特に制御対象の移動開始時における制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、駆動モータであるサーボモータ(図示しない)にカップリング等で結合されて移動可能に形成されたテーブル等の可動部材からなる対象システム112の位置を制御する従来のフルクローズド位置制御装置(以降単に位置制御装置と略す)の一例を示すブロック図である。以下、この位置制御装置の構成と動作について説明する。位置制御装置には、上位装置(図示しない)より位置指令値Xoが入力される。加減速処理100は、制御対象の実際の位置が追従可能となるように、位置指令値Xoの時間変化率を軽減させるための加減速処理を実行し、最終的な位置指令値Xを出力する。減算器101は、位置指令値Xから位置検出値xLを減算し位置偏差X−xLを算出する。位置検出値xLは、対象システム112の制御対象の位置をリニアスケール等(図示しない)により直接検出した位置検出信号である。
【0003】
一方で、位置指令値Xは微分器104と微分器109で時間微分され、それぞれの出力は速度指令値Vと加速度指令値Aとなり、加速度指令値Aは、増幅器110で加速トルク換算定数Ca倍に増幅されて、当該加速度を対象システム112に発生させるための加速トルク指令値τcaになる。速度指令値Vと加速トルク指令値τcaは、それぞれ速度指令とトルク指令に加算され、この一連の処理は定常的な位置偏差X−xLをゼロ化することを目的とした、良く知られたフィードフォワードブロックを構成している。
【0004】
増幅器102は位置偏差X−xLを位置ループゲインGpの増幅率で比例増幅するものであり、この増幅器102の出力は、加算器103で速度指令値Vと起動時摩擦補償値Vsfcとともに加算されて最終的な速度指令値Vcとなる。減算器105は、速度指令値Vcからモータ速度vmを減算し、速度偏差Vc−vmを算出する。モータ速度vmは、サーボモータに結合された位置検出器(図示しない)の回転角位置xmの微分器107による時間微分値、あるいはサーボモータに結合された速度検出器(図示しない)の出力である。増幅器106は速度偏差Vc−vmを速度ループゲインGvの増幅率で増幅する。
【0005】
増幅器106の出力は、加算器108で加速トルク指令値τcaと加算されてトルク指令値τcとなる。トルク指令値τcは、パワー増幅部111で電力増幅され、対象システム112に対する発生トルクτとなる。パワー増幅部111は、電力増幅器とサーボモータで構成されており、トルク指令値τcを増幅して発生トルクτを出力するもので、その増幅率はトルク変換定数Ctで表される。発生トルクτは対象システム112に供給され、これを駆動する。尚、図5中の微分器の符号Sは微分動作を示すラプラス変換の演算子である。
【0006】
以下に、従来の位置制御装置における起動時摩擦補償演算部の動作の一例を説明する。制御対象が停止状態から移動を開始する前後、すなわち起動時においては、摩擦力が不連続となる場合があり、このときの補償を行うために前記起動時摩擦補償演算部が設けられている。起動反転検出部113は速度指令値Vを入力として、パルス信号Fsfを出力する。FsfはONまたはOFFを示す2値信号であり、式(1)に基づいてパルス的にONが出力される。
【0007】
【数1】
【0008】
つまり、停止を挟んで、停止前の移動方向と起動後の移動方向が異なる場合に限って、起動時にFsf:ONがパルス的に出力される。
【0009】
摩擦補償量発生部114は、速度指令値VとFsfを入力として、Fsf:ONの時、起動時摩擦補償値Vsfcを式(2)及び式(3)に基づいてパターン出力する。ここで、sgn(V)は符号関数であり、V>0ならsgn(V)=+1,V<0ならsgn(V)=−1,V=0ならsgn(V)=0を示す。
【0010】
【数2】
Vsfc(0)=sgn(V)・Vsfco ・・・(2)
【0011】
但し、Vsfc(0)は、Vsfcの初期値を示し、Vsfcoは、予め摩擦補償量発生部114に設定されている起動時摩擦補償設定量を示す(但し、Vsfco>0で設定する)。
【0012】
【数3】
Vsfc=Vsfc(0)・exp(−t/Td) ・・・(3)
【0013】
但し、tはFsf:ON以後の時間経過を示す。Tdは時定数を示し、予め摩擦補償量発生部114に設定されている。式(3)は起動時摩擦補償値Vsfcの時間特性を表現するためのもので、本例では漸次減衰特性をとっている。
【0014】
図6は、対象システム112の構成を位置動作の観点から等価表現したブロック図である。発生トルクτより負荷トルクτLを減算されたトルクがサーボモータの加減速トルクτmaとなり、サーボモータの回転角位置xmを決定する(Imはサーボモータの慣性モーメントを示す)。位置検出値xLは、テーブル等の可動部材の位置を示し、サーボモータと可動部材はカップリング等で結合されているため両者の位置関係には駆動系の総合剛性Kが介在する。つまり、負荷トルクτLは、位置偏差xm−xLの剛性K倍で表現される。負荷側に作用する重力等の外部トルクτexと摩擦トルクτfの加算値として表現される負荷側に働く外乱トルクτLdと、負荷トルクτLは、加算されて負荷側加減速トルクτLaになり、負荷側の位置検出値xLを決定する(ILは負荷側の慣性モーメントを示す)。
【0015】
以上で、対象システム112の位置動作を説明したが、摩擦トルクτfの性質上、図6で説明できるのは、負荷が移動中の場合に限られ、この時は動摩擦トルクτkfを用いて、τf=τkfになる。負荷の停止中は、静摩擦トルクをτsfとすると、τf=τsfを用いて、負荷が移動開始、すなわち起動するための条件は、式(4)で示される。
【0016】
【数4】
【0017】
つまり、発生トルクτが式(5)の範囲では依然として負荷は停止のままである。
【0018】
【数5】
(−|τsf|−τex)≦τ≦(|τsf|−τex) ・・・(5)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べた図5の従来の位置制御装置の動作の一例を図7のタイムチャートを用いて説明する。ここで、最上段から4段目までは、起動時摩擦補償値が加算されない場合の位置制御装置各部の動作を示しており、5段目以降は、この時の従来の起動時摩擦補償演算部の動作を示している。但し、本例ではτex=0とし、|τsf|>|τkf|とする。横軸は時間tの経過を示しており、最上段に速度指令値Vを記している。本例における速度指令値Vは、P方向移動(V>0)後停止を2サイクル繰り返した後、N方向移動(V<0)後停止を2サイクル繰り返し、最後に再度P方向移動(V>0)する場合を表している。
【0020】
次段は、この時のサーボモータの発生トルクτを表している。次に3段目は、負荷側外乱トルクτLdを示している。本例ではτex=0だから、図6より、負荷側外乱トルクτLdは次式(6)となる。
【0021】
【数6】
【0022】
特に停止中は、式(5)から次式の範囲で不定となる。
【0023】
【数7】
−|τsf|≦−τLd≦|τsf| ・・・(7)
【0024】
図7は、この停止中の負荷側外乱トルクτLdが、常時、0<−τLd<|τsf|である場合を示している。
【0025】
4段目は、起動時摩擦補償が加算されない場合における、起動時の摩擦トルクの影響により発生する位置制御装置の追従偏差X−xLを示している。P方向起動タイミングである時刻t1と時刻t4では、停止中の発生トルクτがP方向動作開始条件であるτ>|τsf|(式(4))と近いためにP方向への追従遅れ(+になる)は小さいが、N方向起動タイミングである時刻t2と時刻t3では、停止中の発生トルクτがN方向動作開始条件であるτ<−|τsf|(式(4)より)とかけ離れているためにN方向への追従遅れ(−になる)は大きくなっている。また、各タイミングで最初の追従偏差方向と逆方向に発生している2つ目の追従偏差は、静摩擦τsfと動摩擦τkfの大きさの差に起因して発生するもので、両者の差異が大きいほど、追従偏差も大きくなる。
【0026】
5段目以降のパルス信号Fsfと符号関数sgn(V)及び起動時摩擦補償値Vsfcは、この様な動作条件下における、図5の従来の位置制御装置の起動時摩擦補償演算部の動作を説明している。パルス信号Fsfは起動反転時しかONしないため、時刻t2と時刻t4では起動時摩擦補償値Vsfcが発生するが、時刻t1と時刻t3では発生しない。また、補償値が発生する時刻t2と時刻t4においても、各々で停止中の発生トルクと動作開始条件の発生トルクの差が大きく異なるのに補償絶対量は等しく発生する。
【0027】
このため、従来の起動時摩擦補償を加算した時、起動時追従偏差X−xLは、時刻t1と時刻t3では変化がない。また、補償動作が発生する時刻t2と時刻t4においても、時刻t2での追従偏差が好適に縮小するように、起動時摩擦補償設定量Vsfcoを設定すると、時刻t4での補償は過補償になり逆向きの追従偏差が発生する。逆に、時刻t4での追従偏差が好適に縮小するようにVsfcoを設定すると、時刻t2での補償は未補償になり追従偏差があまり縮小しないことになる。更に、各タイミングの2つ目の追従偏差は、何ら改善されない。
【0028】
以上説明してきたように、従来の位置制御装置の起動時摩擦補償機能では、軸停止前後の移動方向が異なる場合は、起動方向に摩擦補償動作が発生し、軸停止前後の移動方向が一致する場合は、摩擦補償動作が発生しないため、実際に静摩擦に起因した軸の動作遅れが発生するタイミングと、摩擦補償動作が発生するタイミングが一致しないという問題があった。加えて、摩擦補償動作が発生するタイミングでも、停止時のサーボモータ発生トルクτの値に関わらず、起動時摩擦補償値を決定するため、補償が過補償あるいは未補償になりやすいといった問題があった。更に、静摩擦と動摩擦の大きさの差に起因して発生する追従偏差には適応できないという問題もあった。このように、従来の位置制御装置の起動時摩擦補償機能では、起動時の摩擦に起因した動作遅れが発生するタイミングで、的確な方向と大きさを持つ摩擦補償値を発生させることで動作遅れを減少化させ、結果的に起動時の位置偏差X−xLの発生を抑制するといった本来の起動時摩擦補償機能の目的が満たせていなかった。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の位置制御装置は、上位装置からの位置指令値に従って、制御対象システムの駆動モータに対し指令を行い、制御対象の位置を制御する位置制御装置であって、前記位置指令値を用いて制御対象の速度に関する指令である速度指令値を算出する手段と、前記速度指令値を用いて前記駆動装置の発生トルクに関する指令であるトルク指令値を算出する手段と、を有し、前記トルク指令値を算出する手段は、前記トルク指令値を算出する際に用いる、制御対象の移動開始時の摩擦に関するトルク補償値を算出する手段を含む。そして、前記トルク補償値を算出する手段は、停止中の発生トルクの臨界値(τsfp,τsfn)と前記トルク指令値(τc)との差に基づき、停止中に発生しているトルクと制御対象が移動開始するために必要なトルクとの差に対応した第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)と、運動中の摩擦トルク(τkf)と停止中の摩擦トルク(τsf)との差に基づき、移動開始前後の静摩擦から動摩擦への変化量に対応した第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)を算出する。
【0030】
前記トルク指令値を算出する手段は、前記第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)に基づき、前記速度指令値に加算される第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)を算出する第1の摩擦補償量発生部と、前記第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)に基づき、前記速度指令値に加算される第2の起動時摩擦補償値(Vsfc2)を算出する第2の摩擦補償量発生部を、含む。第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)は、その時間に関する積分値が、第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)に相当するトルクが制御対象に伝達するために必要な駆動系の撓み量に相当ものである。第2の起動時摩擦補償値(Vsfc2)は、第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)の後に続けて発生され、その時間に関する積分値が、第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)に相当するトルクが制御対象に伝達するために必要な駆動系の撓み量に相当ものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る位置制御装置の第1の構成例を示すブロック図である。位置制御装置は、前述した図5と同一の部分については同一の名称及び番号を付し、その部分についての説明を省略する。本発明の起動時摩擦補償演算部について以下に説明する。起動検出部1は、速度指令値Vを入力として、起動検出信号Fstを出力する。Fstは、ONまたはOFFを示す2値信号であり、式(8)に基づいてパルス的にONが出力される。
【0032】
【数8】
【0033】
摩擦補償トルク算出部2は、起動検出信号Fst:ONを受けて、速度指令値Vの符号とトルク指令値τcから、式(9)及び式(10)で決定される、2つの摩擦トルク補償値τsfc1とτsfc2を出力する。
【0034】
【数9】
τsfc1=−τc+τsfp (V>0の場合) ・・・(9)
τsfc1=−τc+τsfn (V<0の場合) ・・・(9)
τsfc2=τkfp−τsfp (V>0の場合) ・・・(10)
τsfc2=τkfn−τsfn (V<0の場合) ・・・(10)
【0035】
ここで、τsfp,τsfn,τkfp,τkfnは、共に予め摩擦補償トルク算出部2に設定されており、式(11)で決定される。
【0036】
【数10】
τsfp=(|τsf|−τex)/Ct ・・・(11)
τsfn=(−|τsf|−τex)/Ct ・・・(11)
τkfp=(|τkf|−τex)/Ct ・・・(11)
τkfn=(−|τkf|−τex)/Ct ・・・(11)
【0037】
摩擦トルク補償値τsfc1をτcに加算すると、式(9)と式(11)より、次式(12)を得る。
【0038】
【数11】
【0039】
そして、この式と式(4)から、摩擦トルク補償値τsfc1は、停止中の発生トルクと動作開始条件の発生トルクの差に等しいものであることがわかる。また、式(10)と式(11)より、次式(13)を得る。
【0040】
【数12】
【0041】
これより、摩擦トルク補償値τsfc2は、起動直後の摩擦トルク変化量(静摩擦⇒動摩擦)に等しいものであることがわかる。
【0042】
第1の摩擦補償量発生部3は、摩擦トルク補償値τsfc1を入力として、第1の起動時摩擦補償値Vsfc1を式(14)及び式(15)に基づいてパターン出力する。
【0043】
【数13】
【0044】
但し、tはτsfc1の入力以後の時間経過を、Td1は時定数を、tcは継続時間を示す。Td1とtcは、予め第1の摩擦補償量発生部3に設定されており、Td1は、速度ループ系の応答性能に配慮しながらできるだけ短く設定し、tcはTd1の数倍を目安に設定する。
【0045】
式(14)で示した定数Cは、予め第1の摩擦補償量発生部3に設定された定数で式(16)で決定される。
【0046】
【数14】
【0047】
ここで、式(15)で示した第1の起動時摩擦補償値Vsfc1を、0〜tcの範囲で時間積分すると、式(14),(15)を使って、次式(17)を得る。
【0048】
【数15】
∫Vsfc1・dt=(τsfc1・Ct)/K ・・・(17)
【0049】
これは、摩擦トルク補償値τsfc1を負荷側に伝達するために必要なモータ側の撓み量(xm−xL)に相当する。
【0050】
第2の摩擦補償量発生部4は、摩擦トルク補償値τsfc2を入力として、第2の起動時摩擦補償値Vsfc2を式(18)及び式(19)に基づいてパターン出力する。
【0051】
【数16】
【0052】
但し、tはτsfc2の入力以後の時間経過を示すが、τsfc1とτsfc2は同時に発生するため、式(15)のtと同一の時間軸になる。ここで既出のTd1とtcは、予め第2の摩擦補償量発生部4にも設定されている。
【0053】
式(18)で示した定数C2は、予め第2の摩擦補償量発生部4に設定された定数で式(20)で決定される。
【0054】
【数17】
C2=Ct/(K・Td1) ・・・(20)
【0055】
ここで、式(19)で示した第2の起動時摩擦補償値Vsfc2を、0〜∞の範囲で時間積分すると、Vsfc1同様に、摩擦トルク補償値τsfc2を負荷側に伝達するために必要なモータ側の撓み量(xm−xL)に相当する。
【0056】
加算器5は、第1の起動時摩擦補償値Vsfc1と、第2の起動時摩擦補償値Vsfc2を加算し、起動時摩擦補償値Vsfcを出力する。Vsfcは、加算器103で増幅器102の出力と速度指令値Vとともに加算されて最終的な速度指令値Vcとなる。
【0057】
以上述べた図1に示す位置制御装置の動作の一例を図2のタイムチャートを用いて説明する。但し、本例における対象システム112に関する特性条件及び起動時摩擦補償演算部を除いた位置制御装置の条件は、従来例と同様とする。よって、起動時摩擦補償が加算されない場合の、最上段から4段目までのタイムチャートは、図7と全く同じである。5段目以降のパルス信号Fstと摩擦トルク補償値τsfc1,τsfc2及び起動時摩擦補償値Vsfcは、この時の、図1に示す位置制御装置の起動時摩擦補償演算部の動作を示している。
【0058】
パルス信号Fstは、起動時に必ずONを出力する。摩擦トルク補償値τsfc1は、前述のことから、停止中の発生トルクと動作開始条件の発生トルクの差に等しいものになる。同様に、摩擦トルク補償値τsfc2は、起動直後の摩擦トルク変化量(静摩擦⇒動摩擦)に等しいものになる。起動時摩擦補償値Vsfcは、その積分値がτsfc1を負荷側に伝達するために必要なモータ側の撓み量に相当する起動時摩擦補償値Vsfc1と、その積分値がτsfc2を負荷側に伝達するために必要なモータ側の撓み量に相当する起動時摩擦補償値Vsfc2が時間軸上で連続して発生するものになる。
【0059】
以上説明してきたように、図1の位置制御装置の起動時摩擦補償機能では、起動タイミングごとに、起動方向と起動時のモータ発生トルク、及び起動直後の摩擦トルク変化量(静摩擦⇒動摩擦)に応じて、的確な方向と大きさを持った起動時摩擦補償値を発生するため、全ての起動タイミングで起動時摩擦に起因した追従遅れを好適に減少化することができる。
【0060】
次に、本実施の形態における起動時摩擦補償が動作しない場合に、起動時摩擦に起因した追従偏差が位置軌跡に与える影響について説明する。今、可動テーブルは、X軸方向の位置を制御する位置制御装置と、Y軸方向の位置を制御する位置制御装置により、X−Y座標上を自由に移動できる構成をとっているものとする。図3は、可動テーブルを座標上A点からB点に向かって速度Fで移動する時の位置軌跡を示している。Y軸については、静摩擦,動摩擦ともに小さく起動時摩擦に起因した追従偏差は殆ど発生しないものとすると、X軸の起動時の静摩擦に起因した追従偏差は、Y軸P方向の、起動直後の摩擦トルク変化(静摩擦⇒動摩擦)に起因した追従偏差はY軸N方向の位置軌跡誤差となり、通常、速度Fが大きい方が位置軌跡誤差は大きくなる傾向を持つ。
【0061】
図4は、本発明に係る位置制御装置の第2の構成例のブロック図である。ここで、この説明に先立って加減速処理100の動作について説明する。加減速処理は、通常、位置指令値Xoの時間微分値である速度指令値Voを直線加減速するブロックを、複数段直列動作させることで高次関数型加減速を実現している。以下、2次関数型加減速を例にとって、加減速処理100の動作について説明する。ここで、1段目直線加減速ブロックの加減速時間をT1,2段目直線加減速ブロックの加減速時間をT2(但し、T1>T2)とする。今、初期位置Xo=0で、速度Vo,移動距離Dの位置動作指令が上位装置で発生すると、この時の位置指令値Xoは、次式となる。
【0062】
【数18】
Xo=0 (t<0,t>D/Vo) ・・・(21)
Xo=Vo・t (0≦t≦D/Vo) ・・・(21)
【0063】
この時の1段目直線加減速ブロックの入力は、dXo/dtとなり、出力V1は、次式で示される。
【0064】
【数19】
【0065】
そして、2段目直線加減速ブロックの入力は、V1となり、出力V2は、次式となる。ここで、「^2」は2乗を示す。
【0066】
【数20】
【0067】
よって、起動時(0≦t≦T2)の加減速処理100の出力である位置指令値Xは、式(23)を積分範囲0〜tで時間積分して、次式のように得られる。
【0068】
【数21】
【0069】
なお、この場合、起動時の微分器104の出力である速度指令値Vは、前記V2に一致する。
【0070】
以上のことから、2次関数型加減速の起動時の加々速度(以降Bと称す)は、式(23)のV2(=V)を2階時間微分して、次式で示される。
【0071】
【数22】
B=Vo/(T1・T2) ・・・(25)
【0072】
起動時においては、加々速度Bは速度指令値Voに比例した一定値となることがわかる。これは、2次関数型加減速を適用した場合についてであり、n次関数型加減速の場合は、同様に、速度指令値Vをn階時間微分することで速度指令値Voに比例した一定値を得ることができる。
【0073】
次に、微小移動距離ΔDの位置動作指令が上位装置で発生する場合について説明する。上位装置から、位置制御装置に入力される位置指令値Xoは、実際には、単位時間ΔTごとに発生する。このため、ΔDが微小であると、この時の速度指令値Voは、ΔD/ΔTより大きくなりえない。つまり微小移動時は、速度指令値Voも微小になる。一方で、微小移動時は起動時摩擦補償を有効に動作させると、僅かな摩擦トルクの時間変動などで、飛び越し現象が容易に発生しやすい。
【0074】
以上のことをまとめると、図3より、速度指令値Voが小さい(Fが小さいとVoも小さい)場合は、起動時摩擦に起因した位置軌跡誤差の発生が元々小さくなる傾向がある。微小移動時は、速度指令値Voも微小になり、且つ、起動時摩擦補償を有効に動作させることで飛び越し現象が発生しやすいことから、速度指令値Voに応じて起動時摩擦補償の補償効果を増減させる有効性が想像できる。
【0075】
以下は、図4の本発明に係る位置制御装置の第2の構成例のブロック図について説明する。なお、前述した図1と同一の部分については同一の名称及び番号を付し、その部分についての説明を省略する。補償量低減部6は、前述の速度指令値Voに応じて起動時摩擦補償の補償効果を増減させる有効性に注目して、摩擦トルク補償値を速度指令値Voが小さい場合に低減させる機能を持つ。式(25)以下より、加減速処理100がn次関数型加減速を実行する場合、起動時の速度指令値Vをn階時間微分することで速度指令値Voに比例した一定値を得ることができる。
【0076】
以下は、加減速処理100が2次関数型加減速を実行する場合における補償量低減部6の動作について説明する。補償量低減部6は、式(9)及び式(10)に基づいて決定される摩擦補償トルク算出部2の出力τsfc1’とτsfc2’を入力とする。ここで、「’」は便宜上つけたもので、式(9)及び式(10)のτsfc1とτsfc2と何ら異なるものではない。一方で、補償量低減部6は、起動時に速度指令値Vを2階時間微分し、式(25)で示した加々速度Bを算出する。加々速度Bの絶対値|B|に対して、例えば次式で低減率αを決定する。
【0077】
【数23】
α=|B|/|B0| (0≦|B|≦|B0|) ・・・(26)
α=1 (|B|>|B0|) ・・・(26)
【0078】
但し、|B0|は、低減開始点を決める加々速度絶対値で、予め補償量低減部6に設定されている。
【0079】
次に、補償量低減部6の出力である摩擦トルク補償値τsfc1とτsfc2は、次式により決定される。
【0080】
【数24】
τsfc1=α・τsfc1’ ・・・(27)
τsfc2=α・τsfc2’ ・・・(27)
【0081】
ここで、補償量低減部6の動作で必要となる関数型加減速の次数nも、予め補償量低減部6に設定されている。摩擦トルク補償値τsfc1とτsfc2を入力とする、第1の摩擦補償量発生部3及び第2の摩擦補償量発生部4の動作は図1と全く同じである。なお、補償量低減部6の低減率αの決定は、何も式(26)に限定されるものではなく、|B|が速度指令値Voの絶対値|Vo|と比例関係にあることから、|B|とαの間に負の相関があれば、速度指令値Voが小さい場合に、摩擦トルク補償値を低減させる特性を与えることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、起動タイミングごとに、起動方向と起動時のモータ発生トルク、及び起動直後の摩擦トルク変化量(静摩擦⇒動摩擦)に応じて、的確な方向と大きさを持った起動時摩擦補償値を発生するため、全ての起動タイミングで起動時摩擦に起因した追従偏差を好適に減少化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の位置制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の位置制御装置の動作例を説明するタイムチャートである。
【図3】 起動時摩擦に起因した追従偏差が位置軌跡に与える影響について説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態の位置制御装置の他の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の位置制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 対象システム112の構成を等価表現したブロック図である。
【図7】 図5の位置制御装置の動作例を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 起動検出部、2 摩擦補償トルク算出部、3 第1の摩擦補償量発生部、4 第2の摩擦補償量発生部、5 加算器、 6 補償量低減部、7 加算器、100 加減速処理、101,105 減算器、102,106,110 増幅器、103,108 加算器、104,107,109 微分器、111 パワー増幅部、112 対象システム、113 起動反転検出部、114 摩擦補償量発生部。
Claims (4)
- 上位装置からの位置指令値に従って、制御対象システムの駆動モータに対し指令を行い、駆動系を介して制御対象の位置を制御する位置制御装置であって、
前記位置指令値を用いて制御対象の速度に関する指令である速度指令値を算出する手段と、
前記速度指令値を用いて前記駆動装置の発生トルクに関する指令であるトルク指令値(τc)を算出する手段と、
を有し、
前記トルク指令値を算出する手段は、前記トルク指令値を算出する際に用いる、制御対象の移動開始時の摩擦に関するトルク補償値を算出する手段を含み、
前記トルク補償値を算出する手段は、
前記速度指令値(V)の正負それぞれに対応して定められている停止中の発生トルクの限界値に対応したトルク指令値(τsfp(V>0),τsfn(V<0))と前記トルク指令値(τc)との差に基づき、停止中に発生しているトルクと制御対象が移動開始するために必要なトルクとの差に対応した第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)を算出し、
また、前記速度指令値(V)の正負それぞれに対応して定められている運動中の摩擦トルクに対応したトルク指令値(τkfp(V>0),τkfn(V<0))と前記停止中の発生トルクの限界値に対応したトルク指令値(τsfp,τsfn)との差に基づき、移動開始前後の静摩擦から動摩擦への変化に対応した第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)を算出し、
前記トルク指令値を算出する手段は、
前記第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)に基づき、前記速度指令値に加算される第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)を算出する第1の摩擦補償量発生部と、
前記第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)に基づき、前記速度指令値に加算される第2の起動時摩擦補償値(Vsfc2)を算出する第2の摩擦補償量発生部を、
含み、
第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)は、その時間に関する積分値が、第1の摩擦トルク補償値(τsfc1)に相当するトルクが制御対象に伝達するために必要な駆動系の撓み量に相当するものであり、
第2の起動時摩擦補償値(Vsfc2)は、第1の起動時摩擦補償値(Vsfc1)の後に続けて発生され、その時間に関する積分値が、第2の摩擦トルク補償値(τsfc2)に相当するトルクが制御対象に伝達するために必要な駆動系の撓み量に相当するものである、
位置制御装置。 - 請求項1に記載の位置制御装置であって、
前記第1の摩擦補償量発生部は、第1の起動時発生摩擦補償値(Vsfc1)を、
Vsfc1(0)=C・τsfc1
Vsfc1=Vsfc1(0)・exp(−t/Td1) (0≦t<tc)
Vsfc1=0 (t≧tc)
C=Ct/[K・Td1・{1−exp(−tc/Td1)}]
ただし、tはτsfc1の入力以後の時間経過、Td1はあらかじめ設定された時定 数、tcはあらかじめ設定された継続時間であり、Ctはトルク変換係数、Kは制御 対象の駆動系の剛性、
により算出し、
前記第2の摩擦補償量発生部は、第2の起動時発生摩擦補償値(Vsfc2)を、
Vsfc2(0)=C2・τsfc2
Vsfc2=0 (0≦t<tc)
Vsfc2=Vsfc2(0)・exp{−(t−tc)/Td1} (t≧tc)
C2=Ct/(K・Td1)
により算出する、
位置制御装置。 - 請求項2に記載の位置制御装置であって、前記制御対象には、正または負の一方向に外部トルク(τex)が作用し、
前記トルク指令値(τsfp,τsfn,τkfp,τkfn)は、
τsfp=(|τsf|−τex)/Ct
τsfn=(−|τsf|−τex)/Ct
τkfp=(|τkf|−τex)/Ct
τkfn=(−|τkf|−τex)/Ct
ただし、τsfは静摩擦トルク、τkfは動摩擦トルク
である、位置制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置制御装置であって、前記トルク補償値を算出する手段は、加々速度が所定値より小さい場合、第1および第2の摩擦トルク補償値(τsfc1,τsfc2)を、加々速度に応じて比例して減少させる、位置制御装置。
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