JP3838988B2 - 携帯電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はヘッドセット等の外部アダプタとの接続を無線通信で行う携帯電話装置における対ヘッドセットとの通信品質の変化に伴う制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話装置はその名の通り「携帯」に適した小型軽量の情報通信端末の一種である。近年は電子メールやWebブラウザの機能を取りこむことやデータ通信の普及により高度情報端末の中心たる地位を不動のものとしているが、その本質的機能たる音声通話の重要性は不変である。
【0003】
しかし、携帯電話装置の軽量小型化の進展で、通話時の操作性は年々低下している。即ち、携帯電話機本体の筐体の小型化に伴うホールディング性やマイクとスピーカの接近等はその最たるものである。また、カメラや背面液晶の追加はホールディング性の低下に拍車をかける。
【0004】
この解決策としては、マイク及びスピーカを一体としたヘッドセットを用いる方法が一般的である。携帯電話装置とは別に用意されたヘッドセットを携帯電話装置と有線で接続し、ヘッドセットのマイクとスピーカで通話することで携帯電話装置を手で持つ必要を無くし、またマイクとスピーカの距離をある程度保つことが出来る為である。
【0005】
ただ、この解決策にも新たな問題が起きた。即ち、「有線」であることにより、操作者の行動範囲が制限され、携帯電話装置のメリットがスポイルされてしまうことである。
【0006】
これを鑑み、有線で行っていたヘッドセット・携帯電話装置間の通信をBlueToothや無線LANといった近地無線通信の技術に起きかえることで上記問題解決を図ることが提案されている。部品価格が現時点では高価なものの、現時点では利用についての技術的な問題はほぼ解決されたと言って良い。
【0007】
しかし、新たなる問題も生じている。近地無線通信が、携帯電話本体の障害や近地通信回線の問題により携帯電話装置・ヘッドセット間の回線品質が低下し、結果、基地局との通話も困難になると言う問題である。掛かる場合には基地局側での回線切断処理等を期待することは出来ず、端末側で何らかの対応を取る必要がある。
【0008】
特開2002−033824号では、携帯電話装置本体のバッテリ残量を検知し、予め決められた閾値を下まわる場合には、データの安全な部分にて通信を終わらせる旨開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−033824号(段落(0043)―(0045))
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2002−033824号記載の発明では携帯電話装置本体の電源を参照しているのみに過ぎず、従って、ヘッドセット・携帯電話装置間の近地無線通信の回線品質低下に対応できるものではなかった。また、ヘッドセットも独自で電池を有して動作しているが、ヘッドセット側の電池残量が低下した際の取り扱いについても特開2002−033824号記載の発明では考慮されていなかった。
【0011】
本発明は、かかる近地無線通信における品質障害に対して、携帯電話装置と基地局間での回線切断を安全かつユーザーにストレスを感じない手段により提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯電話装置は外部アダプタとの間で近地無線通信を行い、無線基地局との間で遠距離無線通信を行い、前記携帯電話装置は携帯電話装置を制御する制御部と、前記遠距離無線通信に関する変復調処理及び前記基地局との物理的な通信を行う遠距離無線通信部と、前記近地無線通信に関する変復調処理及び前記外部アダプタとの物理的な通信を行う近地無線通信部を含み、前記遠距離無線通信中に前記制御部は前記近地無線通信の回線品質を監視することを特徴とする。
【0013】
また、前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると前記制御部は前記遠距離無線通信部を介して基地局に対しガイダンスデータを送信した後、前記制御部が基地局から送信されるデータの記録を開始することを特徴とする。
【0014】
前記基地局からの終了処理によって前記制御部が前記基地局から送信されるデータの記録を終了することを特徴とする。
【0015】
前記基地局から送信されるデータの記録を行うことが出来なくなるとデータの記録を終了することを特徴とする。
【0016】
前記データの記録の終了後、前記遠距離無線通信部を介して前記基地局に対して記録データの再生を基地局経由で通話先に促し、通話先が再生要求を希望すると制御部が判断すれば、制御部が再生を行うことを特徴とする。
【0017】
前記外部アダプタは、前記外部アダプタの制御を行うアダプタ制御部と近地無線通信に関する変復調及び前記携帯電話装置との物理的通信を行う近地無線通信部、及び操作者からの操作を受け付ける操作部を含み、
前記遠距離無線通信中に前記アダプタ制御部は前記近地無線通信の回線品質を監視することを特徴とする。
【0018】
前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると、操作部の動作に応じて、前記アダプタ制御部は前記近地無線通信の回線を切断し、新たに近地無線通信の回線を接続することを特徴とする。
【0019】
前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると、操作部の動作に応じて、前記アダプタ制御部は前記近地無線通信の回線を切断し、新たに近地無線通信の回線の接続を前記携帯電話装置に試行することを要求すること特徴とする。
【0020】
前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下した状態が一定期間継続すると、前記アダプタ制御部は前記近地無線通信の回線を切断し、新たに近地無線通信の回線の接続を試行することを特徴とする。
【0021】
前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下した状態が一定期間継続すると、前記アダプタ制御部は前記近地無線通信の回線を切断し、新たに近地無線通信の回線の接続を前記携帯電話装置に試行することを要求すること特徴とする。
【0022】
前記近地無線通信の回線品質とはBER(ビットエラーレート)を意味、もしくは、SIR(シグナル・インターフェアレンスレート)を意味する。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【0024】
携帯電話装置1は、基地局2との間で遠距離無線通信を行うと同時に近地無線通信によってヘッドセット3とも接続されている。なお本図においては、電源やオシレータ、携帯電話装置1側の表示部等の公知かつ不可欠な部品で、本発明には直接関係しないものは省略している。
【0025】
携帯電話装置1はアンテナ11、無線送受信部12、制御部13、外部インターフェイス部16、イヤフォンジャック17、近地通信部18、スピーカ19、マイク20、バス21及び操作部22から構成されている。更に、制御部13はCPU14、記憶部15を含む。
【0026】
遠距離無線通信部である無線送受信部12は、アンテナ11を介して基地局2との間で送受信を行う。また、送信するデータ(送信データ)の変調、受信したデータ(受信データ)の復調と言った送受信に前後する予備的な処理を行う部分も含むものとする。
【0027】
制御部13はCPU14、記憶部15を含むが、これだけには限定されない。また、記憶部15は複数の種類の記録素子(RAMやROM等)から構成されていても良い。無線部の処理とアプリケーションの処理を行う目的毎にCPU14等は複数内包しても良いが、本書においては一つで表現する。
【0028】
CPU14は制御部13の中核をなす部分であり、記憶部15をワークエリアとしてデータの処理等を行う。本発明における記憶部15は一般的なRAM(ランダムアクセスメモリ)及び不揮発メモリたるROM(リードオンリーメモリ)などからなり、動的な記憶及び静的な記憶双方をつかさどるものとする。なお、CPU14の代わりにDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等を用いても処理しても良い。
【0029】
外部インターフェイス部16はヘッドセット3や他の外部接続機器との間で行う通信についての論理的・物理的な処理を行う箇所である。OSIの7階層モデルで言えば、データリンク層・ネットワーク層の処理が主となるはずではあるが、これに制限されるものではない。
【0030】
イヤフォンジャック17は図示しないイヤフォンと有線通信を行う為の物理コネクタである。
【0031】
近地通信部18はヘッドセット3に内包される近地通信部32との間で通信を行う部分である。近地無線通信でも通信の為の変復調・情報保護の観点による暗号化を行う必要があり、かかる処理を近地通信部18が行う。
【0032】
スピーカ19は無線送受信部12が復調し制御部13によって出力可能となった音声データを出力する為のデバイスである。
【0033】
マイク20は操作者の声を集音し、CPU14に対してデータを送信する。
【0034】
バス21はCPU14他各回路がデータをやり取りするための伝送路である。
【0035】
操作部22は発呼時のダイヤルやメール送信時の編集に用いられるユーザとのインターフェイスを取る為のデバイス群であり、キーやタッチパッド、ポインターなどから構成される。
【0036】
ヘッドセット3は、制御部31、近地通信部32、スピーカ33、マイク34、内部バス35より構成されている。
【0037】
制御部(アダプタ制御部)31は携帯電話装置1のそれと異なり、備えるべき機能は極めて限定されている。従って、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)のような比較的単機能な処理手段のみで対応することが望ましい。
【0038】
近地通信部32は携帯電話装置1の近地通信部18との間で通信を行う回路である。送受信やそれに伴う変復調や暗号化が主な処理となる。
【0039】
スピーカ33及びマイク34は従来の携帯電話装置及び携帯電話装置1と同様のものである。
【0040】
操作部36はヘッドセット3に対していくつかの動作を行う為の複数のボタン等から構成されている。通常、操作部36は操作部22よりも構成される部品点数は少ない。操作者は音量の上下等に操作部36を用いるが、本発明では近地無線通信の回復にも操作部36を用いる。
【0041】
なお、携帯電話装置1とヘッドセット3の近地無線通信においては非同期接続と同期接続の双方を使うことが望ましい。また、同期接続として回線交換、パケット交換のいずれを用いるかは設計者の任意である。
【0042】
更に、図1では携帯電話装置とヘッドセットとで近地通信を行う構成を示したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ヘッドセットに代わる外部アダプタの1つとして外部の風景若しくは撮影者自身を撮影するカメラアダプタを利用することも考えられる。その際には外部アダプタたるカメラモジュールで撮像した画像データ及び音声が近地無線通信を用いて携帯電話装置更には基地局に送信される。
【0043】
図2は本発明に係る携帯情報端末の通信中に近地無線通信で障害が起きた際における携帯電話装置の動作の一例を表すフローチャートである。
【0044】
基地局との間の遠距離無線通信を開始すると同時に近地無線通信も開始される(ステップS1)。近地無線通信が開始されると携帯電話装置1の制御部13は近地無線通信の通信品質を測定し(ステップS2)、その測定値が閾値を越えているか否かを判定する。閾値以上であれば(ステップS3:Yes)、再度、制御部13は近地無線通信の通信品質を測定する。なお、「近地無線通信品質の測定」には、BER(ビットエラーレート)やSIR(シグナル・インターフェアレンスレート)の識別、音声データに挿入されたパイロット信号の解析率による判別などを用いることが出来るが、本発明においては、特に方式を特定するものではない。また近地無線通信の品質測定周期はどのように設定しても構わない。
【0045】
一方、閾値以下であれば(ステップS3:No)、制御部13は基地局2を介して通話先に対してガイダンスデータ(音声データ)を発生し、無線送受信部12を介して送信し(ステップS4)、通話先から送られてくるデータ(音声データでも他のデータでも良い)を記憶部15に対して記録する制御を実行する(ステップS5)。記録終了処理(ステップS6)もしくは記憶部15内の記録用エリアを使いきり、記録用容量が終了するまでは(ステップS7)、制御部13は録音を継続する。記録終了処理(ステップS6:Yes)、記憶部15の記録用容量が0(ステップS6:Yes)のいずれかとなると、制御部13が記録したデータの再生の有無を通知する音声データ(再生ガイダンスデータ)を発生し無線送受信部12から基地局2経由で通話先に送信する(ステップS8)。これに対し図示しない相手側の端末のキー入力等によって通話先が再生を選択したら(ステップS9:Yes)、記憶部15に記憶した記録データを無線送受信部12が変調した後、基地局2を介して通話先に送信する(ステップS10)。通話先が再生を選択しない場合(ステップS9:No)若しくは再生処理の終了によって基地局との間の通信を終了する。
【0046】
なお、記憶部15へのデータの格納方法は一般的な技術であり、本発明の要部ではないので説明は省略する。また、閾値を切った際に直ぐにガイダンスデータの送信を行わず、一定期間の品質のチェックを行った後に所定の回数以上品質の低下が見うけられた際に、初めてガイダンスデータを送信するようにしても良い。
【0047】
なお、近地無線通信の回線切断処理はステップS8のガイダンスデータの送信後はいつ行っても良いが、処理の付加を考慮すれば可能な限り早めに切断すべきである。
【0048】
加えて、操作者に対しても現在通話相手先のデータの記録状態になっていることを報知する為に、制御部13は図示しない表示部の表示や同じく図示しないLEDの発光、スピーカ19の鳴動による報知を行うべきである。
【0049】
図2の処理の間、ヘッドセット3は携帯電話装置1と通信できない。制御部(アダプタ制御部)31が近地無線通信の品質低下を認識する、若しくは、図2には図示しない録音開始に関する信号を携帯電話装置の近地通信部18から近地通信部32に発することによって、制御部(アダプタ制御部)31がスピーカ33から対処方法についてのガイダンスを流し、操作者に通話先との間で録音処理を行っていることを通知するようにしても良い。なお、「録音開始に関する信号」はステップ4と同時に送信することを前提としているが、近地無線通信の通信状況が改善した後に発しても良い。
【0050】
なお、ヘッドセット3側の「近地無線通信品質の測定」にはBER(ビットエラーレート)やSIR(シグナル・インターフェアレンスレート)の識別、音声データに挿入されたパイロット信号の解析率による判別などを用いることが出来ることは携帯電話装置1側と同様である。
【0051】
また上記ではデータとは何であるか記載していないが、一般的な音声には拘らない。例えば、テレビ電話機能を有する携帯電話であって、画像を取り込むカメラが外部アダプタとして携帯電話との間で通信する場合には音声だけでなく動画画像もデータの対象となる。この際、ステップS5では録音だけでなく録画も行うこととなるため、記憶部15の容量は音声のみの録音の場合よりも大きく取る必要があるが、設計事項であるのでここでは省略する。
【0052】
図3はヘッドセット側から携帯電話装置との間の近地通信回線を復旧する際のフローの一例を記載したシーケンス図である。図2では、一旦録音状態に入ると、再度の近地無線通信回線接続の復旧を図ることを考慮していないが、実際には回線接続を維持し通話を継続することが望ましい。また、携帯電話装置1よりヘッドセット3側の方が早期に品質の低下を感知した場合も考えられる。図3のシーケンス図はこの機能についての処理を表すものである。
【0053】
近地無線通信回線の接続が維持することが出来なくなり、制御部31が通話の継続が困難と判断した際には、操作者に対して何がしかの方法(例えばスピーカ33に警報音を発生させる、図示せぬLEDをヘッドセットに設け発光させる等)で報知する(ステップS301)。報知を受け取ると操作者は操作部36に対し所定の操作をすることで音声回線の接続の回復を図る(ステップS302)。制御部31が操作部36の操作を検出すると、まず現在接続されている音声回線を自端末で強制的に放棄する処理を取る(ステップS303)。現在の音声回線の放棄処理が終わると、制御部31は放棄した回線を携帯電話装置1側でも破棄し、再度回線の確立を行うよう近地通信部32を介して制御部13に対して既存回線接続切断要求を送る。既存回線接続切断要求を受けると携帯電話装置1側の制御部13も現在接続している音声回線(ヘッドセット側では既に強制的に破棄した回線)を破棄する処理を行う(ステップS304)。破棄後、携帯電話端末側の制御部13が再度音声回線を接続するよう処理を行い、制御部13がヘッドセット3側に改めて回線接続要求を行う。この際、先ほど破棄した回線と異なる周波数帯やチャンネルで近地無線通信回線接続を行うことで品質の改善が期待できる。
【0054】
回線接続要求を受け取ると、外部アダプタの制御部31はヘッドセット側の処理を行い、音声回線接続処理が完了すれば(ステップS305)、音声回線接続要求応答を行い、音声回線が確立される。
【0055】
掛かる処理フローにすることでヘッドセット側からの回線接続要求を行わせないようにする。このことにより音声回線要求は携帯電話装置側から常に行い、ヘッドセット側では音声回線要求への応答及び強制的な音声回線の破棄機能のみを作りこむことが可能になり、機能の簡略化、内蔵電池の持ち時間の延長、開発期間の短縮が期待できる。
【0056】
一方ヘッドセット側からの回線接続要求を行えるようにすることで、全体の処理工数を減らし、高速化することも可能である。
【0057】
なお近地無線通信回線の接続を復旧する際のトリガを、上記実施例では操作者の操作(ステップS301)としているが、必ずしもこれには拘らない。例えば、一定期間BERやSIRの値が閾値を下回っていることを制御部31が識別すれば、制御部31がステップS302以下の処理を行うようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】
上記の構成を取ることにより、以下の効果を発揮する。
【0059】
即ち、近地無線通信の品質を監視し、基準値より良好であればヘッドセットによる音声通話を継続し、基準値より悪化すれば通話先にその旨通知しメッセージの録音を促し、通話先のコメントを録音することで通話中断後にお互いが掛けなおすことを回避することができる。
【0060】
また、携帯電話装置との間では回線が確立されているため、通話先はその沈黙が回線切断によるものなのか、それとも操作者が単に黙っているだけなのかを切り分ける手段が無く、したがって、通話先を不用意に長時間拘束することにもなり兼ねなかった。しかし、本発明によって、近地無線通信側の障害が発生した際には、その旨通話先に通知し、希望すればデータを記録する為かかる長時間の拘束は生じ得ない。
【0061】
また、携帯電話機やヘッドセットを原因としない近地無線通信の障害が生じた際には、その復旧方法を提供することで、近地無線通信の回線接続を可能な限り維持し、同じく操作者の掛け直しを回避する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1中の携帯電話装置の通話中に近地無線通信で障害が起きたとき、携帯電話装置が基地局との間でどのような動作を行うかの一例を表すフローチャートである。
【図3】図1中の携帯電話装置の通話中に近地無線通信で障害が起きたとき、携帯電話装置とヘッドセットとの間のやり取りを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 携帯電話装置
2 基地局
3 ヘッドセット
11 アンテナ
12 無線送受信部
13 制御部
14 CPU
15 記憶部
16 外部インターフェイス部
17 イヤフォンジャック
18 近地通信部
19 スピーカ
20 マイク
21 バス
22 操作部
31 制御部
32 近地通信部
33 スピーカ
34 マイク
35 バス
36 操作部
Claims (9)
- 外部アダプタとの間で近地無線通信を行い、無線基地局との間で遠距離無線通信を行う携帯電話装置であって、
前記基地局との遠距離無線通信を行う遠距離無線通信部と、前記外部アダプタとの近地無線通信を行う近地無線通信部と、
制御部を含み、
前記遠距離無線通信中に前記制御部は前記近地無線通信の回線品質を監視し、
前記制御部は前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると前記遠距離無線通信部を介して前記基地局に対しガイダンスデータを送信することを特徴とする携帯電話装置。 - 外部アダプタとの間で近地無線通信を行い、無線基地局との間で遠距離無線通信を行う携帯電話装置であって、
前記基地局との遠距離無線通信を行う遠距離無線通信部と、前記外部アダプタとの近地無線通信を行う近地無線通信部と、
制御部を含み、
前記遠距離無線通信中に前記制御部は前記近地無線通信の回線品質を監視し、
前記制御部は前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると前記基地局から送信されるデータを記録することを特徴とする携帯電話装置。 - 外部アダプタとの間で近地無線通信を行い、無線基地局との間で遠距離無線通信を行う携帯電話装置であって、
前記基地局との遠距離無線通信を行う遠距離無線通信部と、前記外部アダプタとの近地無線通信を行う近地無線通信部と、
制御部を含み、
前記遠距離無線通信中に前記制御部は前記近地無線通信の回線品質を監視し、
前記制御部は前記近地無線通信の回線品質が一定の基準以下に低下すると前記遠距離無線通信部を介して前記基地局に対しガイダンスデータを送信し、前記基地局から送信されるデータを記録することを特徴とする携帯電話装置。 - 前記基地局からの終了処理によって前記制御部が前記基地局から送信されるデータの記録を終了することを特徴とする請求項2または3記載の携帯電話装置。
- 前記基地局から送信されるデータの記録を行うことが出来なくなると前記制御部はデータの記録を終了することを特徴とする請求項2または3記載の携帯電話装置。
- 前記データの記録の終了後、前記遠距離無線通信部を介して前記基地局に対して記録データの再生を基地局経由で通話先に促すことを特徴とする請求項4又は5記載の携帯電話装置。
- 前記データの記録の終了後、通話先が再生要求を希望すると制御部が判断すれば、前記遠距離無線通信部が前記記録したデータを前記通話先に送信することを特徴とする請求項4又は5記載の携帯電話装置。
- 前記近地無線通信の回線品質とはBERを意味する請求項1乃至7のいずれか一に記載の携帯電話装置。
- 前記近地無線通信の回線品質とはSIRを意味する請求項1乃至7のいずれか一に記載の携帯電話装置。
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