JP3838461B2 - 監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器(トランス、開閉器、端子盤等)の配線ショートや漏電、火災等による発熱、ケーブルの焼損事故等に伴って発生する匂いを検知して警報を発する監視システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、配線ショートや漏電、電気機器の焼損等が発生した場合は、予め設置されている熱感知器、煙感知器、漏電遮断器等により検知されて、警報が出力されている。しかしながら、これらの監視システムでは、火災、漏電、電気機器の焼損等の異変が発生し、その規模がある程度拡大してからでないと、それぞれのセンサに検知されないのが一般的である。このように従来は、これらの異変が大きな事故になる前に、つまり、異変の発生のきわめて初期段階に検出して警報を発するシステムが確立されていなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するために、請求項1の発明は、筐体内に設置され、電気機器および配電線が加熱されて発生する臭気により作動して検出信号を出力する匂いセンサ、検出信号を増幅する増幅器およびこの検出信号を無線送信用の発信信号に変換して出力する無線送信機とを有する検出ユニットと、
この筐体内の検出ユニットからの発信信号を受けて筐体の外部と通信する送受信機と、
送受信機と通信して警報を出力する発報装置と、
を備え、
筐体内に複数の検出ユニットが配置され、検出ユニットごとにそれぞれ異なる周波数の送信電波を割り当てておき、送受信機は筐体内のある検出ユニットから無線送信された発信信号をアンテナにより受信してこの送信電波の周波数を弁別して発信信号を送信した検出ユニットを特定するとともに発生源情報を付加した信号として筐体の外部へ無線送信し、発報装置は無線送信を受信して発生源情報により検出ユニットを特定するとともに検出ユニットの設置場所と対応させたランプを点灯させ、危険度に応じて音の種類や音量を段階的に変化させてブザーを鳴動させて発報することを特徴とする。
【0004】
請求項2の発明は、筐体内に設置され、電気機器および配電線が加熱されて発生する臭気により作動して検出信号を出力する匂いセンサ、検出信号を増幅する増幅器およびこの検出信号を無線送信用の発信信号に変換して出力する無線送信機とを有する検出ユニットと、
この筐体内の検出ユニットからの発信信号を受けて筐体の外部と通信する送受信機と、
送受信機と通信して警報を出力する発報装置と、
を備え、
筐体内に複数の検出ユニットが配置され、検出ユニットごとにそれぞれ異なる周波数の送信電波を割り当てておき、送受信機は筐体内のある検出ユニットから無線送信された発信信号をアンテナにより受信してそのまま筐体の外部へ無線送信し、発報装置は無線送信を受信してこの送信電波の周波数を弁別して発信信号を送信した検出ユニットを特定するとともに検出ユニットの設置場所と対応させたランプを点灯させ、危険度に応じて音の種類や音量を段階的に変化させてブザーを鳴動させて発報することを特徴とする。
【0005】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、筐体が強制換気されている場合に気流の風下側に検出ユニットを位置させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態の全体構成を示す図である。図において、1は通信用シェルタ、分電盤、キュービクル等の筐体であり、その内部に電気機器(トランス)2および電気機器(開閉器)3設置されている。電気機器2,3の上面には、検出ユニット4,5がそれぞれ設置されている。この検出ユニット4,5は、異臭を検知すると検出信号を出力する匂いセンサとその検出信号を増幅する増幅器および検出信号を無線送信する送信機等が内蔵されており、電気機器2,3の発熱、焼損等により異臭を発生すると、それぞれの匂いセンサが、それを検知して検出信号を出力する。
【0007】
なお、検出ユニット4,5は、匂いセンサの予熱用、増幅器および送信機を駆動する電源として、内蔵電池または商用電源を用いる。
匂いセンサが出力した検出信号は増幅器により増幅されて、送信機に入力されアンテナ6,7から発信される。ここでは、検出ユニット4,5にそれぞれ送信電波として周波数f1,f2が割り当てられている。また、筐体1の天井部分には、送受信機8が設置されており、検出ユニット4,5からの発信信号をアンテナ9により受信すると、送受信機8はそれを仲介して、筐体1の外部に設置されている発報装置11へ送信する。
【0008】
ここで、送受信機8は、受信信号の周波数f1,f2を弁別する機能を備えており、受信信号の周波数を弁別した結果から作動した検出ユニット4,5を特定すると、その発生源情報を付加した信号を、無線信号により発報装置11へ送信する。
発報装置11は、送受信機8から検出ユニット4,5の動作信号がアンテナ12を介して受信されると、ブザー13を鳴動させるとともに、発生位置に対応して設けられているランプ14を点灯させる。このブザー13は、危険度に応じて、音の種類や音量を段階的に変化させて鳴動する。
【0009】
本発明の実施形態では、このように構成されたことで、電気機器2,3が異常発熱して異臭が発生した時点で、検出ユニット4,5がそれを検出して、発報装置11を作動させることが可能となる。それにより、従来の煙感知器、熱感知器を用いた火災警報システムに比べて、きわめて初期の段階での検知が可能となり、従来の火災警報システムに比べて検出精度および信頼性が格段に向上する。
【0010】
なお、上述した実施形態では、検出ユニット4,5を電気機器2,3の上面に設置したが、検出ユニット4,5の設置位置は、電気機器2,3から発生する異臭を最も検知しやすい位置である必要があり、通常は上面で最適であるが、筐体1内が強制換気されているような場合は、気流の風下の位置となる。また、個々の電気機器2,3に検出ユニットを設置する以外に、筐体1の内部天井部分に全体の匂いを監視するための検出ユニットを設置することも可能である。また、図示しないが、筐体1内に敷設される配線ダクト内にも、配電線のショート、漏電により発生する異臭を検出するための検出ユニットを設置することも可能である。
【0011】
また、上述した実施形態では、筐体1の内部に電気機器2,3が設置された場合であったが、通常の電気室等の室内に電気機器が設置される場合でも同様に、監視対象機器の近傍に検出ユニットを設置したシステムを構成することも可能である。さらに、上述した実施形態では、検出ユニット4,5が発信した信号電波の周波数f1,f2を送受信機8において弁別して、作動した検出ユニット4,5を特定しているが、他の構成として、送受信機8では単に受信した信号をそのまま増幅して同一の周波数で送信し、発報装置11側で周波数f1,f2を弁別して、検出ユニット4,5を特定することも可能である。
【0012】
また、上述した実施形態において、発報装置11の設置位置が、筐体1に比較的近い場合や、筐体1の内部である場合は、送受信機8と発報装置11との間は有線により接続することも、あるいは、送受信機8と発報装置11を一体の構造にすることも可能である。またさらには、検出ユニット4,5と送受信機8との間の無線通信手段として、遠赤外線や超音波等を用いることも可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、異臭を検出する検出ユニットに匂いセンサを用いるとともに、検出ユニットから警報を発する発報装置側へ無線により異臭検出の信号を送信することで、電気機器の焼損等の異常が発生する前もしくはその初期段階で検出可能になるとともに、検出ユニット設置時の配線工事が不要になり検出ユニットの設置位置が自由になる。さらに、検出ユニットの匂いセンサを、異臭発生源のより近くに設置することで、匂いの濃度の高い位置で検知することが可能となり、迅速かつ確実に異臭が検知されて、システムの検知精度および信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 電気機器(トランス)
3 電気機器(開閉器)
4,5 検出ユニット
6,7 アンテナ
8 送受信機
9 アンテナ
11 発報装置
12 アンテナ
13 ブザー
14 ランプ
Claims (3)
- 筐体内に設置され、電気機器および配電線が加熱されて発生する臭気により作動して検出信号を出力する匂いセンサ、検出信号を増幅する増幅器およびこの検出信号を無線送信用の発信信号に変換して出力する無線送信機とを有する検出ユニットと、
この筐体内の検出ユニットからの発信信号を受けて筐体の外部と通信する送受信機と、
送受信機と通信して警報を出力する発報装置と、
を備え、
筐体内に複数の検出ユニットが配置され、検出ユニットごとにそれぞれ異なる周波数の送信電波を割り当てておき、送受信機は筐体内のある検出ユニットから無線送信された発信信号をアンテナにより受信してこの送信電波の周波数を弁別して発信信号を送信した検出ユニットを特定するとともに発生源情報を付加した信号として筐体の外部へ無線送信し、発報装置は無線送信を受信して発生源情報により検出ユニットを特定するとともに検出ユニットの設置場所と対応させたランプを点灯させ、危険度に応じて音の種類や音量を段階的に変化させてブザーを鳴動させて発報することを特徴とする監視システム。 - 筐体内に設置され、電気機器および配電線が加熱されて発生する臭気により作動して検出信号を出力する匂いセンサ、検出信号を増幅する増幅器およびこの検出信号を無線送信用の発信信号に変換して出力する無線送信機とを有する検出ユニットと、
この筐体内の検出ユニットからの発信信号を受けて筐体の外部と通信する送受信機と、
送受信機と通信して警報を出力する発報装置と、
を備え、
筐体内に複数の検出ユニットが配置され、検出ユニットごとにそれぞれ異なる周波数の送信電波を割り当てておき、送受信機は筐体内のある検出ユニットから無線送信された発信信号をアンテナにより受信してそのまま筐体の外部へ無線送信し、発報装置は無線送信を受信してこの送信電波の周波数を弁別して発信信号を送信した検出ユニットを特定するとともに検出ユニットの設置場所と対応させたランプを点灯させ、危険度に応じて音の種類や音量を段階的に変化させてブザーを鳴動させて発報することを特徴とする監視システム。 - 請求項1または請求項2記載の監視システムにおいて、
筐体が強制換気されている場合に気流の風下側に検出ユニットを位置させることを特徴とする監視システム。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24800997A Expired - Fee Related JP3838461B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 監視システム |
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