JP3837736B2 - レジスト硬化装置のワークステージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レジストが塗布された半導体ウエハ等のワークをワークステージ上に保持し、加熱及び紫外線照射してその硬化処理を行うレジスト硬化装置のワークステージに関するものであり、更に詳しくは、半導体集積回路の製造工程において、シリコン等のウエハに塗布されたレジストを、加熱昇温しながら紫外線照射することにより硬化させるレジスト処理に使用される、レジスト硬化装置のワークステージに関するものである。
本発明のワークステージは、特に、ウエハの大きさが大口径化するのに対応した新しい高性能のワークステージとして好適に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体集積回路の製造工程において、半導体ウエハに塗布されたレジストの処理方法として、現像後のレジストに対し、加熱昇温しながら紫外線を照射し、レジストを硬化することにより、その耐熱性や耐プラズマ性などを向上させる方法が提供されている(例えば、特公平4−78982号公報)。上記処理では、例えば、ウエハ毎に、紫外線を照射しながら、ウエハ処理台(ワークステージ)の温度を制御して、次のような昇降温を繰り返すことが行われる。
すなわち、上記レジストの処理方法では、例えば、50〜100℃から処理を開始し、紫外線を照射して200〜250℃にまで上昇し、紫外線の照射を止め、再び50〜100℃にまで冷却して処理を終了する、という一連の処理が行われる。この場合、昇温速度は、プロセス上の理由により、1〜2℃/secが必要とされる。また、降温速度は、スループットを良くするために、より速いことが望まれているが、実際には3℃/sec程度である。
【0003】
上記のような急速な昇降温を、ウエハに確実に伝えるために、好適には、熱伝導性の良い金属製のワークステージ上に、真空吸着によりウエハを保持する方法が採用されている。具体的には、このワークステージとして、加熱手段と冷却手段からなる温度制御手段を備えたワークステージを用い、これを、ヒータにより加熱し、また、冷却水により冷却することにより、上記昇降温の制御を行なっている。
この種のワークステージに関する従来技術として、図1に、通常のワークステージの全体斜視図を示す。ワークステージWSの形状はウエハの形状に合わせて円形である。ワークステージWSの表面には、円環状の複数の真空吸着溝Aがあり、真空が供給され、載置されたウエハはワークステージWSの表面に真空吸着により保持される。また、ワークステージ内部にはカートリッジヒータBが挿入される。ワークステージの表面は、無電界ニッケルメッキ処理されている。
【0004】
図6に、ワークステージWSの側面図及びカートリッジヒータ(シースヒータ)Bの断面図を示す。ワークステージWSの側面には複数のヒータ挿入用貫通孔3が設けられ、貫通孔の長さに応じたカートリッジ7及びヒータ線8から構成される棒状のカートリッジヒータ(シースヒータ)Bが差し込まれる。カートリッジヒータBに通電し加熱すると、熱伝導によりワークステージWSが加熱される。
また、ヒータを差し込む貫通孔3と貫通孔3の間のワークステージ内部には、冷却水を流す冷却水用の流路用孔4、真空吸着溝5に真空を供給する真空供給路(図示せず)が形成されている。
冷却水を流す流路どうしは、ワークステージWS下面側でブリッジ配管6により接続されている。冷却水は、2ヶ所の導入口Eから導入され、2ヶ所の排水口Fから排水される。
【0005】
しかるに、近年、ウエハの大きさがφ200mmからφ300mmへと大口径化する傾向にある。これに応じてワークステージの径も大きくしなければならない状況となっている。
ワークステージの径を大きくする際に、特に、以下の点が問題となる。
従来、上記レジスト硬化装置のワークステージの材質としては、熱伝導性の良い無酸素銅が用いられていた。ところが、大口径のφ300mmウエハに対応するために、ステージの径を大きくしたところ、昇降温を繰り返す過程で、ステージに大きな反りが生じ、ウエハが真空吸着できなくなるという問題が起こった。
例えば、図2に示すように、直径320mm、厚さ17mmである無酸素銅製のワークステージWSにおいて、50℃から250℃の昇降温(昇温速度2.1℃/sec、降温速度3℃/sec)を約100回繰り返したところ、ワークステージの中央部に対して、周辺部では1.2mmの反りが生じるという問題が生起した。
本発明者らが実験したところによると、ワークステージの中央部に対する周辺部の反りは、0.5mm以下でなければウエハを確実に真空吸着することができないことがわかった。ウエハをワークステージに真空吸着できなければ、ステージの温度を正確にウエハに伝導することができず、レジストの硬化処理において不具合が生じる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況下にあって、本発明は、上記従来技術に鑑みて、ウエハの大きさが大口径化しても、ワークステージの反りが生じるという問題のない新しい高性能のワークステージを開発することを課題としてなされたものである。
すなわち、本発明は、大口径のφ300mmのウエハに塗布されたレジストを、加熱しながら紫外線照射して硬化処理する、レジスト硬化装置のワークステージにおいて、大口径のウエハに対応した直径320mmのワークステージを、50℃から250℃の昇降温を繰り返しても、ウエハを載置するステージの中央部に対する周辺部の反りが、0.5mm以下となるようにすることを可能とする、新しい高性能のレジスト硬化装置のワークステージを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)レジストが塗布されたワークを、ワークステージ上に真空吸着により保持して、昇温しつつ紫外線を照射し、紫外線照射後冷却することにより上記レジストの硬化処理を行うレジスト硬化装置における、加熱手段と冷却手段とを備えた、200℃〜250℃に加熱され、最大で120℃の温度差を生じる、直径300mmのウエハ用のワークステージであって、
ワークステージの中央部に対する周辺部の反りが0.5mm以下になるように、上記のステージは、σ/σy ≦3.1
(ここで、σは熱応力であり、以下の式:
σ=EαΔT
E;200℃におけるヤング率(N/mm2 )
α;200℃における線膨張係数(1/℃)
ΔT;温度差(℃)=120℃
から求められ、また、σy は200℃における降伏点である。)
を満たす材質のアルミ合金ないし銅合金により構成されていることを特徴とする、レジスト硬化装置のワークステージ。
(2)ワークステージの材質が、アルミ合金A6061P又はA5052Pにより構成されている、前記(1)に記載のレジスト硬化装置のワークステージ。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明者らは、レジスト硬化装置のワークステージにおける、ステージの中央部に対する周辺部の反りの原因を以下のように考え、反りが生じない条件を種々検討した。
本発明者らは、実験を進める中で、ワークステージが反るのは、昇降温時、ステージに温度差が生じ、これにより局部熱応力が発生し、この局部熱応力がステージの金属の降伏点(弾性限界)を越えると、局部永久歪が生じ、この局部永久歪がステージの反りとなると考えた。
特に、降温時、全体が200〜250℃である直径320mm、厚さ17mmステージに、市水相当の冷却水を流して冷却するが、図6に示すように、冷却水を2ヶ所から供給しても、供給直後は、冷却水供給口付近と、冷却水供給口から離れた部分とでは、大きな温度差が生じる。したがって、ワークステージには大きな温度勾配が生じる。
【0009】
そこで、ワークステージにおける温度勾配を調べるために、250℃に加熱したステージに約20℃の冷却水を流して、ステージの各部分の温度を測定した。その結果を図3に示す。図中、縦軸が表面温度、横軸が冷却開始からの時間である。温度測定点は図1の矢印1〜9の部分である。同図に示すように、最大で約120℃の温度差ΔTが生じていることがわかった。
上記の結果に基き、ステージに生じる応力σを計算した。応力σは以下の式により求められる。
σ=Eε=EαΔT σ;応力(N/mm2 ) E;ヤング率(N/mm2 ) ε;歪 α;線膨張係数(1/℃) ΔT;温度差(℃)
上式より求めた応力σが、降伏点σy に対してどの程度の大きさであるかにより、ステージの歪み易さがわかる。ここでは、高温状態での歪み易さを評価すべきであるので、上式に代入するヤング率E、線膨張係数αは、200℃での値を、温度差ΔTは、図3の実測値120℃を採用した。
表1に、上記に基き、各種材質の金属について行なった計算結果を示す。σ/σy は、ステージに生じる応力σが、200℃における降伏点(弾性限界)σyの何倍になるかを示すものである。
【0010】
【表1】
【0011】
上記したように、線膨張係数α、ヤング率E、降伏点σy は、200℃での物性値であり、応力σは、その線膨張係数α、ヤング率Eと温度差ΔT=120℃から計算した。
表1に示されるように、従来、使用されていた無酸素銅(C1020P)の場合は、発生する熱応力が、降伏点に対し7倍以上大きい。したがって、ステージは、反り量1.2mmという大きな永久歪みを生じたものと考えられる。
従来の装置においても、反りは生じていたが、従来はφ200mm以下のウエハに対応する装置であり、ステージの径もφ220mmと小さいものであった。そのために、ステージ中央部に対する周辺部の反りも小さく、0.5mm以下であったので、問題にはならないレベルのものであった。
【0012】
上記に基き、σ/σy の値が、できるだけ小さくなるように材質を選択すれば、ステージに生じる歪みが小さくなると考えられる。
そこで、本発明者らは、アルミ合金A6061P(σ/σy =2.2)と、アルミ合金A5052P(σ/σy =3.1)によるステージを製作し、上記と同様に、50℃→250℃→50℃の昇降温を繰り返し、ステージ中央部に対する周辺部の反り量を測定した。
図4に、昇降温の繰り返し回数に対するステージの反り量を示す。図中、縦軸がステージの反り量(mm)、横軸が昇降温の繰り返し回数である。
図4において、●は、材質として無酸素銅(C1020P)を用いた従来のステージの場合である。反り量の増加は、昇降温を約100回繰り返した付近で約1.2mmになり、その後、微増している。
【0013】
また、同図において、○は、材質としてA6061Pを用いたステージの場合、△は、材質としてA5052Pを用いたステージの場合である。
A6061Pのステージの場合、100回及び200回の昇降温の繰り返しにおいて、ステージの反り量は0.1mm以下であり、ウエハが吸着できないような、大きな反りは生じないことがわかった。
A5052Pのステージの場合も、45回及び100回の昇降温の繰り返しにおいて、ステージの反り量は0.1mm以下であり、ウエハが吸着できないような、大きな反りは生じないことがわかった。
熱応力の場合、σ/σy が2以下であれば大きな歪みが生じないという、経験則があるが、この結果は、この経験則に矛盾しないものである。
【0014】
図4に示されるように、無酸素銅(C1020P)のワークステージの場合、反り量の増加は、昇降温を約100回繰り返した付近でほぼ飽和している。したがって、100回の昇降温を繰り返して大きな反りが生じなければ、それ以上の反りは発生せず、問題はないと判定した。
図5に、昇降温の100回繰り返し時における、σ/σy に対する(φ300mmウエハ用)ワークステージの反り量を示す。これは、上記した無酸素銅(C1020P)製ワークステージと、アルミ合金(A5052P、A6061P)製ワークステージの実験結果と、上記で計算したσ/σy の値とから求めたものである。なお、熱応力σは、200℃におけるヤング率、200℃における熱膨張係数、温度差120℃から算出した。σy は、200℃における物性値である。
上記したように、ワークステージの反り量は0.5mm以下であれば、ウエハを真空吸着により保持できるので問題はない。したがって、σ/σy の値が3.1以下であれば、ステージの材質として採用することが可能であることがわかった。
表1において、無酸素銅(C1020P)以外、いずれもσ/σy ≦3.1であり、ステージの材質として採用可能である。
【0015】
本発明の特定の材質から構成されるレジスト硬化装置のワークステージは、レジストが塗布されたワークをワークステージ上に真空吸着により保持して、レジスト処理する全ての装置に適用可能である。この種の装置としては、例えば、ワークステージ(ウエハ処理台)は、ヒータリード線により通電することによってヒータで加熱され、あるいはステージ内部に設けた冷却孔に冷却水を流すことにより冷却水で冷却され、この加熱及び冷却機構により、ステージ上に載置されたウエハの温度制御を行う方式を採用した紫外線ホトレジスト硬化装置が好適なものとして例示される。
本発明のレジスト硬化装置のワークステージは、特に、ウエハのφ300mmへの大口径化に対応したワークステージとして好適に用いられるが、それに制限されるものではなく、あらゆる種類のワークに対応したワークステージとして使用可能である。また、ワークステージについても、上記方式のワークステージに制限されるものではなく、加熱手段と冷却手段からなる温度制御手段を備えたワークステージであれば全て対象となる。
前記したように、本発明においては、ステージの材質をσ/σy の値が3.1以下の条件を満たすアルミ合金ないし銅合金により構成することが重要であり、上記条件を満たすものであれば、適宜の材質を使用することができる。
本発明において、ステージの材質として、好適には、表1に示すアルミ合金、銅合金が例示される。
【0016】
【作用】
レジスト硬化装置のワークステージは、昇降温時、ステージに温度勾配が生じ、局部熱応力が発生する。この際、この局部熱応力がステージの材質の金属の降伏点(弾性限界)を越えると、局部永久歪が生じ、この局部永久歪がステージの反りとなる。特に、大口径のφ300mmのウエハに対応したワークステージの場合に、大きな温度勾配による反りが生じ、それにより、ウエハをステージの表面に真空吸着により保持させることが困難となるが、本発明により、ワークステージの材質として、σ/σy 値が3.1以下のものを使用することで、ステージの中央部に対する周辺部の反りを0.5mm以下とすることが可能となり、これにより、ウエハをワークステージの表面に確実に真空吸着により保持させることが可能となる。
本発明者らが実験したところ、ワークステージの反りが0.5mm以下であれば、ウエハをステージの表面に真空吸着により保持できること、ステージの材質としてσ/σy 値が3.1以下のものであれば、上記の条件を満たし、ステージの材質として好適に使用できること、がわかった。
これらの条件は、レジスト硬化装置のワークステージの属する当該技術分野で期待される通常の技術的条件に整合する範囲で設定されたものである。
本発明は、レジスト硬化装置のワークステージにおいて、ステージがσ/σy≦3.1を満たす材質のアルミ合金ないし銅合金により構成されていることを特徴とするレジスト硬化装置のワークステージ、であり、このような構成を採用することにより、ウエハの大口径化に対応した好適なワークステージの提供が可能となる。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、レジスト硬化装置のワークステージにおいて、ステージをσ/σy ≦3.1を満たす材質のアルミ合金ないし銅合金で構成したことを特徴とするものであり、本発明により、以下の効果が奏される。
(1)レジスト硬化装置のワークステージにおいて、昇降温の繰り返しによるステージの大きな反りを確実に防ぐことができる。
(2)レジスト硬化装置のワークステージの材質をσ/σy ≦3.1を満たす材質(例えば、アルミ合金A6061P、A5052P)により構成することで、例えば、50℃から250℃の昇降温を繰り返しても、ステージの中央部に対する周辺部の反りを0.5mm以下とすることができる。
(3)大口径のφ300mmのウエハをワークステージに真空吸着により確実に保持させることができ、それにより、大口径のウエハに対しても正常にレジスト硬化処理を行なうことができる。
(4)ウエハの大きさが大口径化するのに対応した高性能のワークステージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークステージの全体斜視図を示す。
【図2】ワークステージの断面図を示す。
【図3】ステージの表面温度と冷却開始からの時間との関係を示す。
【図4】昇降温の繰り返し回数とステージの反り量との関係を示す。
【図5】昇降温の100回繰り返し時における、ステージの反り量とσ/σy との関係を示す。
【図6】ワークステージの側面図及びカートリッジヒータ(シースヒータ)の断面図を示す。
【符号の説明】
(図1の符号)
1〜9,1′,4′ 温度測定点
A 真空吸着溝
B カートリッジヒータ
(図2の符号)
WS ワークステージ
D ステージの厚さ
(図6の符号)
1 無酸素銅
2 ニッケルメッキ
3 ヒータ挿入用貫通孔
4 冷却水用の流路用孔
5 真空吸着溝
6 ブリッジ配管
7 カートリッジ
8 ヒータ線
B カートリッジヒータ(シースヒータ)
E 冷却水導入口
F 冷却水排水口
Claims (2)
- レジストが塗布されたワークを、ワークステージ上に真空吸着により保持して、昇温しつつ紫外線を照射し、紫外線照射後冷却することにより上記レジストの硬化処理を行うレジスト硬化装置における、加熱手段と冷却手段とを備えた、200℃〜250℃に加熱され、最大で120℃の温度差を生じる、直径300mmのウエハ用のワークステージであって、
ワークステージの中央部に対する周辺部の反りが0.5mm以下になるように、上記のステージは、σ/σy ≦3.1
(ここで、σは熱応力であり、以下の式:
σ=EαΔT
E;200℃におけるヤング率(N/mm2 )
α;200℃における線膨張係数(1/℃)
ΔT;温度差(℃)=120℃
から求められ、また、σy は200℃における降伏点である。)
を満たす材質のアルミ合金ないし銅合金により構成されていることを特徴とする、レジスト硬化装置のワークステージ。 - ワークステージの材質が、アルミ合金A6061P又はA5052Pにより構成されている、請求項1に記載のレジスト硬化装置のワークステージ。
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