JP3835285B2 - エンジンの始動用制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのスタータによる始動(クランキング)を簡易な構成で判定して始動用制御を開始する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の車両用エンジンでは、始動時間を短縮し始動性を確保するために、クランキングを検出し、該クランキング期間中は、燃料噴射、点火時期、空気量を始動時固有の制御としている。
従来、前記クランキング期間は、イグニッションキーシリンダに付属したスタータスイッチ信号をECU(エンジンコントロールユニット)に入力し、判定しているが、該判定のため、スタータスイッチからECUまでのハーネスが必要で、かつ、ECUに入力端子を必要とするため、高価についていた。
【0003】
このため、特開2000−257540号では、クランク角センサからのエンジン回転信号が入力されたときにエンジンの回転が開始したと判定し、始動用制御を開始するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例では、エンジン停止状態から回転を開始したときは、正しく判定できるが、エンスト寸前でスタータが駆動されたような場合には、始動用制御に移行できず、速やかにエンジンが始動されない。
また、エンジン停止直後は、揺り返しが発生することにより、回転速度が誤認識されるため、このような状態では速やかにエンジンを始動できないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、スタータ駆動信号を用いることなく、エンジン状態からクランキング期間を正確に検出して始動用制御に移行できるようにしたエンジンの始動用制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、
前回の始動用制御を終了しており、かつ、エンジン回転速度がエンジンストールに至る限界速度以下となり、かつ、スタータ駆動電源の電圧が所定値以下に低下したことを条件として、該条件の成立後、エンジン回転速度が上昇したことを判定したときに、スタータでエンジンが始動されていると判定し、エンジン始動制御を開始することを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る発明によると、
エンジンが非停止状態で回転中の状態で、エンジンが自立して回転できない状態で、ドライバーがスタータを駆動する始動操作に入った場合でも、バッテリ電圧の低下と、その後のエンジン回転速度の挙動によって、スタータの駆動を推定でき、スタータスイッチからの信号を入力することなく、始動用制御に移行でき、速やかなエンジンの始動を行える。
【0008】
なお、前記条件成立だけでスタータ駆動と判定する場合には、バッテリ電圧のノイズやスタータ以外の電装機器の使用でバッテリ電圧が低下した場合に誤判定を招くおそれがある。そこで、前記条件の成立に加えて、スタータ駆動による回転上昇を確認してスタータ駆動と判定することにより、前記誤判定を防止できる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、
前記限界速度以下であるかを判定するときに用いるエンジン回転検出信号の周期より長い周期のエンジン回転検出信号を用いて、前記エンジン回転速度が上昇したかを判定することを特徴とする。
請求項2に係る発明によると、エンジンストール寸前のような極低回転時は、エンジン回転速度の変動が激しいため、出力周期の短い信号でエンジン回転速度の上昇判定を行うと、スタータ駆動を誤判定するおそれがある。そこで、エンジン回転速度上昇の判定に用いるエンジン回転検出信号は周期の長い信号を用いることにより、上記誤判定を防止できる。
【0010】
また、請求項3に係る発明は、
前記エンジン回転速度が上昇したかの判定は、複数回連続してエンジン回転速度が上昇したときに上昇したと判定することを特徴とする。
請求項3に係る発明によると、
エンジン停止寸前の状態では、圧縮反力により、エンジン回転速度の揺り返しが発生し、これにより、過渡的にエンジン回転速度が高くなってしまい、スタータ駆動によるエンジン回転速度の上昇と誤判定する。そこで、複数回の連続した上昇があったときに上昇したと判定することにより、上記揺り返しによる誤判定を防止できる。
【0011】
また、請求項4に係る発明は、
前記上昇したときのエンジン回転速度がエンジン完爆時の回転速度未満であるときに、スタータでエンジンが始動されていると判定することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、
前回の始動用制御を終了しており、かつ、エンジン回転速度がエンジンストールに至る限界速度以下となり、かつ、スタータ駆動電源の電圧が所定値以下に低下したことを条件として、該条件の成立後、所定時間経過後にエンジンがエンジン完爆時の回転速度未満で回転しているときにスタータでエンジンが始動されていると判定し、エンジン始動制御を開始することを特徴とする。
【0012】
請求項4または請求項5に係る発明によると、
前記上昇後あるいは前記条件成立後所定時間経過後に、エンジン回転速度がエンジン完爆時の回転速度以上に上昇した場合は、自立運転が可能であるから始動用制御を行う必要がなく、始動用制御を行うとエンジンの吹け上がりを生じ燃費も悪化するだけである。そこで、このような場合は、スタータ駆動と判定せず、始動時制御に移行させないようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明にかかるエンジンの始動用制御装置のブロック回路構成を示す。
バッテリ1には、キースイッチ2が接続され、該キースイッチ2をイグニッション位置IGまたはスタート位置STとしたときに、イグニッションリレー3が通電されて接点3aがオンとなり、該イグニッション信号がエンジンコントロールユニット(ECU)4のIGN端子に入力されて点火回路が駆動制御される。
【0014】
同じくバッテリ1には、自動変速機のニュートラル位置でオンとなるインヒビタースイッチ(若しくはマニュアル変速機のクラッチ離し状態でオンとなるクラッチインターロックスイッチ)5が接続され、該インヒビタースイッチ5がオンつまりニュートラル状態で、該インヒビタースイッチ5に接続されたスタータリレー6が通電されて接点6aがオンとなる。この状態でキースイッチ2をスタート位置STにセットすると、前記接点6aを介して第2リレースイッチ7が通電され、接点7aがオンとなってスタータ8が駆動される。
【0015】
バッテリ1には、上記の他、クランク角センサ9、カムセンサ10が接続される。クランク角センサ9は、単位クランク角(例えば10°)毎にPOS信号を出力し、カムセンサ10は、気筒判別用のPHASE信号を出力し、これら信号はそれぞれECU4のPOS端子、PHASE端子に入力される。ECU4は、これらPOS信号及びPHASE信号に基づいて、エンジン回転速度Ne、クランク角位置を検出し、気筒判別を行うと共に、後述する本発明にかかるクランキング期間判定を行い、該判定結果に基づいて始動用制御を行う。
【0016】
ECU4には、上記の他、バッテリ1からの電圧VB信号やニュートラルスイッチ11からのニュートラル信号が、それぞれVB端子、NUET端子に入力される。
以下に、上記クランキング期間判定を行って始動用制御を行わせる制御について、図2〜図4のフローチャートに従い、図5,図6のタイムチャートを参照して説明する。
【0017】
図2は、同上制御のメインルーチンを示す。このフローは所定周期(例えば10ms)で実行される。
ステップ1では、始動用制御開始判定フラグSSTSWONの値を設定する。該設定については後述する。
ステップ2では、前記フラグSSTSWONの値が1であるかを判定する。
【0018】
ステップ2でフラグSSTSWONの値が1と判定されたときは、ステップ3へ進み、始動用制御実施判定フラグSTSWを1にセットし、ステップ4でフラグSSTSWONの値を0にリセットした後、ステップ5へ進み、始動用制御終了判定フラグSSTSWOFFの値を設定する。また、ステップ2で前記フラグSSTSWONの値が0と判定されたときも、ステップ5へ進み、始動用制御終了判定フラグSSTSWOFFの値を設定する。該フラグSSTSWOFFの値の設定方法については後述する。
【0019】
ステップ6では、前記始動用制御終了判定フラグSSTSWOFFの値が1であるかを判定し、1と判定されたときは、ステップ7へ進んでフラグSSTSWOFFの値を0にリセットした後、このフローを終了する。
次に、前記始動用制御開始判定フラグSSTSWONの値を設定するルーチンを、図3に従い説明する。
【0020】
ステップ11、ステップ12でイグニッションスイッチ、ニュートラルスイッチ10がオンされたかを判定し、共にオンされたと判定されたときはステップ13へ進んで、POS信号に基づき算出されたエンジン回転速度Neが0となっているかを判定する。
そして、エンジン回転速度Neが0と判定された状態で、ステップ14でPOS信号またはPHASE信号を入力したかを判定し、入力したと判定したときは、ステップ15へ進んで前記始動用制御開始判定フラグSSTSWONの値を1にセットする。この部分は、前記特開2000−257540号と同様であり、エンジン停止状態からエンジンが回転されたことを検出して始動用制御を開始させることができる。
【0021】
また、前記ステップ13でPOS信号に基づき算出されたエンジン回転速度Neが0でないと判定された場合、つまり、エンジンが回転していると判定された場合は、ステップ16へ進み、本発明にかかるエンジン回転中でのスタータ駆動(クランキング)判定処理を行う。該判定の詳細は後述する。
ステップ17で、前記処理結果に基づいてスタータ駆動によるクランキング中か否かを判定し、クランキング中と判定されたときはステップ15へ進んで前記始動用制御開始判定フラグSSTSWONの値を1にセットする。
【0022】
次に、前記本発明にかかるエンジン回転中でのスタータ駆動(クランキング)判定処理の詳細を、図4に従い説明する。
ステップ21では、前記図2のステップ7で前回の始動用制御が終了した時点で0にリセットされるフラグSTSWの値が0になっているかを判定する。
フラグSTSWの値が0になっている、つまり、前回の始動用制御が終了していると判定された場合は、ステップ22へ進み、前記POS信号に基づいて検出されるエンジン回転速度(POS回転速度)が0より大きく、つまり、エンジンが回転しているが、エンジンストールに至る限界回転速度NSTON以下であるかを判定する。
【0023】
上記回転速度条件が成立していると判定されたときは、ステップ23へ進んでバッテリ電圧VBが所定値STRTVB以下であるかを判定する。該所定値STRTVBは、スタータ駆動時に低下するバッテリ電圧VBを想定して設定されている。
バッテリ電圧VBが所定値STRTVB以下と判定されたときは、基本的には、スタータ駆動によるクランキング中と判断し、ステップ24へ進んでスタータ駆動開始判定フラグSTRTONを1にセットする。簡易的な制御では、この判定で始動用制御を開始させる構成とすることもできる。
【0024】
ステップ25では、前記フラグSTRTONが0から1に切り換えられた直後かを判定する。
切り換え直後と判定されたときは、ステップ26へ進み、該切り換え後の経過時間を計測するタイマTNHOJに初期値(例えば200ms)をセットする。切り換え直後でないとき(切り換え後2回目以降をふくむ)は、ステップ27へ進み、タイマTNHOJの値を所定量(例えば10ms)ずつ減算していく。
【0025】
ステップ28でタイマTNHOJの値が0以下であるかを判定し、0より大きいとき、つまり、フラグSTRTONが0から1に切り換えられてから所定時間(例えば200ms)以内のときは、ステップ29へ進み、REF信号が入力されたかを判定する。ここで、前記REF信号は、図5,図6に示すように、POS信号が気筒間位相差相当のクランク角(4ストロークエンジンの場合、360°×2/気筒数)毎に、非出力となる歯抜け部分を、POS信号出力周期の前回値と今回値との比によって検出し、該検出時に出力するようにしてある。したがって、POS信号の出力周期に比較して出力周期が十分大きい。
【0026】
REF信号が入力されたと判定されたときは、ステップ30へ進み、該REF信号の出力周期の逆数に比例する値としてエンジン回転速度(REF回転速度)を検出し、メモリに記憶する。
ステップ31では、前記REF回転速度が2回以上連続して上昇したかを判定し、連続して上昇したと判定されたときは、ステップ33へ進み、最新のREF回転速度がエンジン完爆時の下限回転速度NSTON2未満であるかを判定し、NSTON2未満と判定されたときは、スタータ駆動によるクランキング中であって、かつ、エンジン完爆(自立運転)には至っていないと判断し、前記図3のステップ17の判定をイエスとさせるエンジン回転時でのスタータ駆動中と判定する。
【0027】
図5は、上記経緯によりスタータ駆動中と判定するまでの様子を示す。エンジン回転中(POS信号が入力されてPOS回転速度≠0)にスタータが駆動されることにより、バッテリ電圧VBが大きく低下してSTRTVBを下回り(図示a点)、その後、タイマTNHOJIの値が0となる所定時間経過前にREF回転速度が2回連続して上昇した時点(図示b点)で、REF回転速度も下限回転速度NSTON2未満であるので、スタータ駆動と判定されてフラグSSTSWONが一時的に立ち上げられると共に、フラグSTSWが立ち上げられる。
【0028】
図4に戻って、前記ステップ28でタイマTNHOJの値が0以下と判定されたとき、つまり、フラグSTRTONが0から1に切り換えられてからの経過時間が所定時間(例えば200ms)に達したと判定されたときは、ステップ32進んで前記フラグSTRTONを0にリセットした後、前記ステップ33に進んでREF回転速度と下限回転速度NSTON2とを比較して、NSTON2未満と判定されたときに、エンジン回転時でのスタータ駆動中と判定する。
【0029】
すなわち、図6に示すように、フラグSTRTONが0から1に切り換えられてから所定時間を経過する前に、前記のような2回以上REF回転速度が上昇しない場合でも、該所定時間経過時にREF回転速度が下限回転速度NSTON2未満に維持されている場合は、エンジン回転時でのスタータ駆動中と判定する。このように、エンジン回転中にバッテリ電圧の低下を検出した後、さらにエンジン回転速度が下限回転速度NSTON2未満で複数回の連続上昇したこと、あるいは、所定時間経過後のエンジン回転速度が下限回転速度NSTON2未満であることを検出したときに、スタータ駆動と判定することで、バッテリ電圧のノイズや電装供給使用によるバッテリ電圧低下、揺り返しによるエンジン回転変動による後判定を防止しつつ、実際に始動用制御を実施する必要があるときだけ、正しく該始動用制御を実施させることができる。
【0030】
そして、エンジン回転中のスタータ駆動を上記のように、正確に判定できるので、スタータスイッチからの信号を入力することなく信号入力用のハーネスが不要となってコストを削減できる。
図7は、前記始動用制御判定フラグが立ち上げられて、始動用制御が開始された後、該制御を終了させるための始動用制御終了判定フラグを設定するフローを示し、ステップ41でイグニッションスイッチがオフと判定されたとき、ステップ42でニュートラルスイッチがオフと判定されたとき、ステップ43でエンジン回転速度Neがエンジン完爆後の安定した設定回転速度NSTOFFAより上昇したと判定されたとき、ステップ44でバッテリ電圧VBがスタータを停止したときの基準電圧STOFFVBL以上に復帰したと判定されたとき、のいずれかが満たされたときに、ステップ45で始動用制御終了判定フラグSTSWOFFを1にセットする。これにより、始動用制御を終了させ、前記図2のステップ7でフラグSTSWを0にリセットして、今回の始動用制御を終了したことを記憶する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンジンの始動用制御装置のブロック回路図。
【図2】同上の始動用制御装置における制御のメインルーチンを示すフローチャート。
【図3】同上制御の始動用制御開始判定フラグを設定するルーチンを示すフローチャート。
【図4】同上制御のエンジン回転中でのスタータ駆動を判定するルーチンを示すフローチャート。
【図5】同上制御によりエンジン回転中でのスタータ駆動を判定するときの一例を示すタイムチャート。
【図6】同上制御によりエンジン回転中でのスタータ駆動を判定するときの別の例を示すタイムチャート。
【図7】同上制御の始動用制御終了判定フラグを設定するルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 バッテリ
2 キースイッチ
4 エンジンコントロールユニット(ECU)
8 スタータ
9 クランク角センサ
10 カムセンサ
11 ニュートラルスイッチ
Claims (5)
- 前回の始動用制御を終了しており、かつ、エンジン回転速度がエンジンストールに至る限界速度以下となり、かつ、スタータ駆動電源の電圧が所定値以下に低下したことを条件として、該条件の成立後、エンジン回転速度が上昇したことを判定したときに、スタータでエンジンが始動されていると判定し、エンジン始動制御を開始することを特徴とするエンジンの始動用制御装置。
- 前記限界速度以下であるかを判定するときに用いるエンジン回転検出信号の周期より長い周期のエンジン回転検出信号を用いて、前記エンジン回転速度が上昇したかを判定することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動用制御装置。
- 前記エンジン回転速度が上昇したかの判定は、所定期間持続してエンジン回転速度が上昇したときに上昇したと判定することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの始動用制御装置。
- 前記上昇したときのエンジン回転速度がエンジン完爆時の回転速度未満であるときに、スタータでエンジンが始動されていると判定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジンの始動用制御装置。
- 前回の始動用制御を終了しており、かつ、エンジン回転速度がエンジンストールに至る限界速度以下となり、かつ、スタータ駆動電源の電圧が所定値以下に低下したことを条件として、該条件の成立後、所定時間経過後にエンジンがエンジン完爆時の回転速度未満で回転しているときにスタータでエンジンが始動されていると判定し、エンジン始動制御を開始することを特徴とするエンジンの始動用制御装置。
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