JP3835192B2 - リード線接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリード線接続構造、特に、異なる電気機器を相互に接続するターミナルソケットにおけるリード線の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、リード線接続構造としては、接続作業の簡便性を確保すべく、例えば、ベースに固定したリード金具の一端部にクランプバネを取り付けるとともに、前記クランプバネのバネ力でリード線を前記リード金具に押し付け、電気接続するものがある(ドイツ国出願公開公報(DE 19629563 A1))。
【0003】
すなわち、前記クランプバネは帯状弾性導電材からなり、その一端部に接続孔を設けた略リング状の接続金具である。そして、リード金具の一端部に前記クランプバネの他端部を係止するとともに、前記接続孔を前記リード金具の一端部に嵌合して突出させる。ついで、前記クランプバネを押圧して弾性変形させ、前記接続孔にリード線の先端部を挿入した後、元の形状に弾性復帰させる。これにより、前記クランプバネに設けた接続孔の内側縁部が前記リード線の一端部近傍をリード金具に押し付けて電気接続していた。
【0004】
しかしながら、前述のリード線接続構造では、リード線の一端部がほぼ真っ直ぐなままの状態でリード金具に押し付けられるているにすぎない。このため、前記リード線を無理に引き抜く引抜力が加わると、抜けてしまうという不具合がある。そこで、クランプバネのバネ力を増大することも考えられるが、コストアップにつながるだけでなく、リード線の接続時に大きな操作力が必要となり、接続作業が面倒になるという問題点がある。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑み、リード線を引き抜くことが困難であり、接続作業が容易なリード線接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるリード線接続構造は、前記目的を達成すべく、ベースに固定したリード金具の一端部に略リング状のクランプバネを装着するとともに、弾性変形させた前記クランプバネの一端部に設けた接続孔にリード線の一端部を挿入し、前記リード金具の一端部に前記リード線の一端部を前記クランプバネのバネ力で押し付けて電気接続するリード線接続構造において、前記リード金具の一端部に隣接し、かつ、前記リード線の挿入方向に対して傾斜するテーパ面を有する突部を、前記ベースに突設した構成としてある。
【0007】
本発明によれば、前記突部のテーパ面がリード線の一端部を折り曲げるので、リード線の引抜強度が大きくなり、引き抜きにくくなる。
【0008】
また、リード金具の一端部を略く字形状に屈曲して折り曲げ部を形成しておいてもよい。
本実施形態によれば、突部のテーパ面とリード金具の折り曲げ部とによって、リード線の一端部における折り曲げ角度が更に大きくなり、リード線がより一層抜きにくくなるという効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる実施形態を図1ないし図25の添付図面に従って説明する。
本発明にかかるターミナルソケット10の第1実施形態は、図2に示す分解斜視図から明らかなように、大略、ベース11と、このベース11に両側側方から組み付けて構成される左右1組の接続機構部40,40と、前記ベース11に嵌合一体化されるケース50と、前記ベース11の上面の片側に回動可能に取り付けられるリレー着脱用レバー60と、で構成されている。
【0010】
前記ベース11は、その底面にレール取付構造30を一体成形した樹脂成形品であり、その上面中間部に、リレーを搭載するための凹部12が形成されているとともに、前記凹部12の片側は階段状に形成されている。さらに、前記凹部12の中央には、後述するレバー50を回動可能に支持するための挿入溝13が形成されている。
【0011】
さらに、図3および図4に示すように、前記ベース11の両側側面には、後述する接続機構部40の各リード金具を側方から圧入して組み付けるために、一対で1組の略L字形圧入溝20a,20b、21a,21b、22a,22b、23a,23bが4組形成されている。前記圧入溝20a,21a,22a,23aの上方には、一対のリード線用挿入孔14,14および操作棒用挿入孔15,15がそれぞれ配置されている。一方、前記圧入溝20b,21b,22b,23bの上方には、一対の端子孔16,16がそれぞれ形成されている。
【0012】
前記リード線用挿入孔14の直下には、図5(B)に示すように、リード線の引き抜きを阻止するためのテーパ面24が形成されている。さらに、このテーパ面24の下方側には、リード線を無理に引き抜いた場合に生じるリード線屑を収納できる略U字形ポケット部25を形成するため、リード金具に隣接するように仕切壁26が突設されている。この仕切壁26の背後には、前記リード金具の一端部を位置規制するためのストッパー27が、所定間隔をおいて突設されている。このため、前記仕切壁26と前記ストッパー27とでリード金具の一端部が挟持される。
なお、前記ポケット部25はリード金具の片側に配置するだけでなく、残る片側に配置することにより、リード金具の両側に落下するリード線屑を収納できるように配置してもよいことは勿論である。そして、前記ポケット部の側方開口部の全てを塞ぐため、後述するケース50の内側面に突部を形成してもよい。
【0013】
さらに、前記U字形ポケット部25を形成する断面略矢印形状の仕切壁26の内向面が、リード線を折り曲げるためにテーパ面26aとなっている。このため、例えば、図13に示すように、リード線74をリード金具42の一端部にクランプバネ47のバネ力で固定すれば、リード線74の先端部が略く字形状に折れ曲がり、より一層引き抜きにくくなるという利点がある。
【0014】
前記レール取付構造30は、図9に示すように、前記ベース11の底面の一方側に段部31を形成してあり、前記段部31の天井面には略T字形状の弾性フック32が突設されている。前記弾性フック32は、1組の直線状脚部33および円弧状脚部34の下端部に可動爪部35を水平に連結一体化したものである。前記可動爪部35の一端部には、レール70からターミナルソケット10を取り外す際に、取り外し器具を位置決めするための凹部35aが形成されている一方、その他端部には係合突部35bが形成されている。さらに、前記直線状脚部33は、その基部内側に補強リブ33aが一体形成されている。
【0015】
さらに、前記段部31の外方側の縁部近傍には、脱着時に前記円弧状脚部34に当接して位置規制できる破損防止用ストッパー36を形成してある。また、前記段部31の内方側の縁部近傍には、側方に延在する破損防止用ストッパー37aと、下方側に延在するガイド用突状37bが形成されている。前記ストッパー37aは、落下時に前記直線状脚部33の補強リブ33aに当接して位置規制できる外形寸法を有している。また、前記ガイド用突状37bは、前記弾性フック32の係合突部35bとでレール70の縁部に係止する。
【0016】
さらに、前記ベース11の底面の他方側には、前記ガイド用突状37bに平行、かつ、所定間隔をおいて係止爪38が突設されている。この係止爪38は補強リブ38aを備えているとともに、その近傍に、レール70に取り付けた際におけるガタツキの発生を防止する圧接用突部39を設けてある。
【0017】
接続機構部40は、図2に示すように、リレーのコイル端子とリード線とを接続するための第1リード金具41と、リレーの共通端子とリード線とを接続するための第2リード金具42と、リレーの固定接点に接続するための第3,第4リード金具43,44とで構成されている。ただし、第1リード金具41は、第2リード金具42と同一形状を有している。
そして、例えば、図6に示すように、前記リード金具41,42は、略コ字形金具本体の一方側の起立部上端にソケット部45をカシメ固定してある一方、その他方側の起立部上端を巾方向に2分割し、かつ、略く字形状に折り曲げて折り曲げ部46,46を形成してある。この折り曲げ部46には、クランプバネ47がそれぞれ装着されている。なお、前記折り曲げ部46の下方近傍には、前記クランプバネ47を取り付ける際にリード金具を支持するホールド孔46aがそれぞれ形成されている。
【0018】
前記クランプバネ47は、帯状弾性板バネの一端部47a近傍に接続孔48を形成するとともに、略リング状に折り曲げた形状を有している。そして、前記クランプバネ47は、その他端部47bを前記リード金具の折り曲げ部46の内側に係止する一方、前記接続孔48を前記折り曲げ部46に嵌合して突出させてある。そして、前記接続孔48の内側縁部が前記折り曲げ部46の外側に係止している。さらに、前記クランプバネ47の接続孔48の内側縁部は、それ自身のバネ力で付勢され、折り曲げ部46の外側面に圧接している。
【0019】
したがって、図4に示すように、前記ベース11の圧入溝20a,20b、21a,21b、22a,22b、23a,23bに、リード金具41,42,43,44を側方からそれぞれ圧入する。これにより、クランプバネ47がベース11のストッパー27にそれぞれ嵌合するとともに、折り曲げ部46がベース11のテーパ面24にそれぞれ圧接する(図9)。さらに、ホールド孔46aが仕切壁26で塞がれ、リード線屑がホールド孔46aを介して隣接する隣の空間に落下することはない。
【0020】
ケース50は、図2に示すように、前記ベース11に嵌合可能な外形形状を有する成形品である。そして、前記ケース50は、その上面にリレーを搭載できる凹部51が形成されているとともに、その片側は階段状に形成されている。また、前記凹部51の中央部には後述するレバー60を挿入できるスリット52が形成されている。そして、前記スリット52の両側には端子孔53が所定のピッチで形成されている。さらに、前記凹部51の上面には、リード線用挿入孔54および操作孔55が所定のピッチで配置されている。
【0021】
さらに、前記ケース50は、図7および図8に示すように、その内側面に、前記ベース11の略U字形ポケット部25の側方開口部に嵌合可能な形状を有する突部56が所定のピッチで形成されている。
したがって、前記ベース11にケース50を嵌合すると、ベース11のリード線用挿入孔14および操作孔15に、ケース50のリード線用挿入孔54および操作孔55が同一軸心上にそれぞれ一致し、連通する。さらに、前記ケース50の突部56が前記ベース11の略U字形ポケット部25の側方開口部に嵌合して塞ぐ。このため、ベース11の外側面とケース50の内側面との間に隙間が生じない。この結果、前記ポケット部25内に溜まったリード線屑が、前記ポケット部25からケース50の内側面に沿って落下することがなく、絶縁不良を生じるおそれがない。また、段部56の凹部56aが仕切壁26の上端に嵌合して補強するという利点がある。
【0022】
着脱用レバー60は、図14に示すように、正面略L字形を有する成形体であり、その角部両側面に回動軸61を同一軸心上に突設してある。さらに、前記レバー60は、その水平部60aに後述するリレーを円滑に押し上げる円弧面62を形成してある一方、その垂直部60bの外側面に取付軸63を一体成形してある。さらに、前記垂直部60bの上端部には係止爪66を延在している。そして、前記取付軸63にはネームプレート64を着脱可能に取り付けてある。前記ネームプレート64は、その裏面に突設した2組の弾性爪部65,65で前記取付軸63を弾性挟持するようになっている。
【0023】
本実施形態によれば、ネームプレート61がレバー60の垂直部60bの右側面に配置されているので、作業者の目につきやすく、便利である。
なお、前記ネームプレート64は、前記レバー60の垂直部60bの正面あるいは背面に配置してもよく、その取付場所は必要に応じて選択できる。
【0024】
そして、前記レバー60の回動軸63を、ケース50のスリット52を介し、前記ベース11の挿入溝13の両側に形成した軸孔13aに嵌合することにより、レバー60がベース11に回動可能に支持される。特に、図15に示すように、前記レバー60は後方のみならず、前方にも回動する。このため、レバー60の後方にリード線を接続する場合でも、前記レバー60が邪魔にならず、接続作業が容易であるという利点がある。
【0025】
次に、図16に示すように、断面逆ハット形状の支持レール70に本実施形態にかかるターミナルリレー10を着脱可能に装着して使用する場合について説明する。
まず、前記ベース11の係止爪38をレール70の一方側縁部71に係止して位置決めする。ついで、ターミナルソケット10全体をレール70に押し付けると、直線状脚部33および円弧状脚部34が外方に弾性変形した後、元の位置に復帰する。このため、前記レール70の他方側縁部72にガイド用突状37bが当接するとともに、前記弾性フック32の係合突部35bが前記レール70の他方側縁部72に係止し、取り付け作業が完了する。
【0026】
そして、図17に示すように、前記ターミナルソケット10にリレー73を搭載することにより、外部回路を切り換えできることができる。
【0027】
なお、前記レール70から前記ターミナルソケット10を取り外す場合には、マイナスドライバ等の先端部を弾性フック32の凹部35aに位置決めし、可動爪部35を外方に引き出すように操作する。これにより、直線状脚部33および円弧状脚部34が弾性変形し、係合突部35bがレール70の他方側縁部72から外れるので、前記レール70の一方側縁部71からターミナルソケット10を取り外すことができる。
【0028】
したがって、本実施形態によれば、ワンタッチで支持レール70の所望の位置に取り付けできるとともに、簡単に取り外すことができる。また、弾性フック32等がベース11に一体成形されているので、部品点数が少なく、生産工程が簡単になるという利点がある。
【0029】
一方、リード線を接続する場合には、ケース50の操作孔55に図示しない操作棒を差し込んでクランプバネ47を弾性変形させた後、前記クランプバネ47の接続孔48にリード線74を挿入する。ついで、前記操作棒を引き抜くことにより、クランプバネ47を元の位置に復帰させてリード線74をリード金具に圧接させて電気接続する。以後、同様の接続作業を繰り返すことにより、多数本のリード線74を簡単に接続できる。さらに、前記ケース50の凹部51にリレー73を位置決めして搭載することにより、リレー73の端子をリード金具のソケット部45に圧入し、電気接続する。
【0030】
なお、前記ターミナルソケット10からリレー73を取り外す場合には、着脱用レバー60を回動させることにより(図15(A))、その水平部60aの円弧面62でリレー73の底面を押し上げて浮き上がらせ、リレー73を取り外せばよい。
また、リード線74を取り外すには、操作孔55に操作棒を挿入してクランプバネ47を弾性変形させ、リード線74に対するクランプ力を解除する。ついで、前記クランプバネ47の接続孔48からリード線74を引き抜き、操作棒を取り外すことにより、取外し作業が完了する。
【0031】
もしも、例えば、図11および図12に示すように、リード金具42に接続したリード線74に無理な引き抜き力が作用すると、クランプバネ47の自由端部47aが引き上げられる。このため、前記自由端部47aがベース11のテーパ面24に線接触で圧接し、リード線74の引抜力の一部が分力としてクランプバネ47を押し戻すように作用する。この結果、クランプバネ47の接続孔48の内側縁部に位置する作用点48aが、リード線74をリード金具42に押し付ける。したがって、引抜力が大きければ大きい程、クランプバネ47を押し戻す分力が大きくなり、リード線74をリード金具42に強く押し付けて抜け止めするという利点がある。
【0032】
特に、本実施形態では、図13に示すように、リード金具42の一端部とリード線74の下端部との間にテーパ面26aを備えた仕切壁26が配置されている。このため、リード金具42の折り曲げ部46と仕切壁26のテーパ面26aとでリード線74の下端部が略く字形状に折り曲げられた状態となり、より一層抜けにくくなるという利点がある。
【0033】
第2実施形態は、図18および図19に示すように、第1実施形態と異なるレール取付構造とした場合である。
すなわち、ストッパー36に突起36aを側方に突出させる一方、可動爪部35の一端部に、前記突起36aに当接可能な当接爪部35cを形成した点で異なっている。
【0034】
本実施形態によれば、ターミナルソケット10を誤って落下させた場合には、最初に可動爪部35の当接爪部35cがストッパー36の突起36aに当接した後、直線状脚部33の補強リブ33aがストッパー37aに当接する。このため、本実施形態によれば、落下の際の衝撃力が2段階で吸収,緩和され、いずれの脚部33,34にも大きな応力集中が生じにくいので、より一層破損しにくくなるという利点がある。
【0035】
第3実施形態は、図20ないし図22に示すように、前述の第1実施形態ではリード線用挿入孔および操作棒用挿入孔をベース11にも形成していたのに対し、それらの全てをケース50に形成した場合である。
すなわち、ケース50の上面を階段状に形成し、その下方に肉厚の段部57を形成するとともに、前記段部57それぞれにリード線用挿入孔54および操作棒用挿入孔挿入孔55を形成した場合である。
また、本実施形態では、リード線屑を収納できるポケット部25が四方を仕切られているので(図21)、ケース50の内側面にポケット部25の側方開口部を塞ぐ突部を形成する必要がない。さらに、前記挿入孔54の直下には、クランプバネ47の一端部47aが当接するテーパ面58を形成してある。
一方、前記ポケット部25の内側面の一つには、第1実施形態と同様、リード線74の抜け止めを図るテーパ面26aが形成されている。他は前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0036】
第4実施形態は、図23および図24に示すように、1組の分割可能なベース11a,11bからなる4極用ターミナルソケットに適用した場合であるが、リード線の挿入、支持構造は第1実施形態とほぼ同様である。
ただし、本実施形態では、レール取付構造30がベース11と別体の弾性フック32を使用している点において異なっている。他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部品に同一の番号を附して説明を省略する。
【0037】
【実施例】
(実施例)
第1実施形態の図10に示すように、矢印形状の仕切壁26を設けてテーパ面26aを形成した場合を実施例とし、テーパ面を設けなかった場合を比較例としてリード線の引抜荷重を測定した。測定結果を図25に示す。
前述の測定結果から明らかなように、引抜当初から実施例の方が比較例よりも引抜荷重が大きく、リード線が引き抜きにくくなっていることがわかった。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明によれば、前記突部のテーパ面がリード線の一端部を折り曲げるので、リード線の引抜強度が大きくなり、引き抜きにくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるターミナルソケットの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1で示したターミナルソケットの分解斜視図である。
【図3】 図2で示したベースを異なる角度から見た斜視図である。
【図4】 図2で示したベースを下方側から見た斜視図である。
【図5】 図(A)は図3で示した斜視図の部分拡大図であり、図(B)は図4で示した斜視図の部分拡大図である。
【図6】 図(A)は図2の接点機構部を構成するリード金具の斜視図であり、図(B)は図2の接点機構部を構成する別のリード金具の斜視図である。
【図7】 図2で示したケースを下方側から見た斜視図である。
【図8】 図(A)は異なる角度から見た斜視図の部分拡大図であり、図(B)はケースの使用方法を説明するための部分斜視図である。
【図9】 図2のベースに接点機構部およびケースを取り付けた状態を示す正面断面図である。
【図10】 図(A)は図9の部分拡大図であり、図(B)は図9の部分拡大斜視図である。
【図11】 図6で示したクランプバネの動作を説明するための説明であり、図(A)は動作前の状態を示す部分断面図、図(B)は動作後の状態を示す部分断面図である。
【図12】 図11(B)をより一層詳細に説明するための部分断面図である。
【図13】 図6で示したクランプバネの別の作用を説明するための部分断面図である。
【図14】 図2で示したレバーの拡大分解斜視図である。
【図15】 図(A),図(B)はベースに取り付けたレバーの動作を説明するための部分破断正面図である。
【図16】 図1で示したターミナルソケットの使用状態を説明するための斜視図である。
【図17】 図16で示したターミナルソケットにリレーを搭載した状態を示す斜視図である。
【図18】 本発明にかかる第2実施形態のベースを示す正面図である。
【図19】 図(A),図(B)は図18で示したベースを異なる角度から見た部分拡大斜視図である。
【図20】 本発明にかかる第3実施形態を示すターミナルソケットを示し、図(A)は部分拡大断面図であり、図(B)は部分拡大斜視図である。
【図21】 図20で示したベース単体の部分拡大斜視図である。
【図22】 図20で示したケース単体の部分拡大斜視図である。
【図23】 本発明にかかるターミナルソケットの第4実施形態を示す斜視図である。
【図24】 図23で示したターミナルソケットの分解斜視図である。
【図25】 リード線の引抜荷重の変化を測定した結果を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10…ターミナルソケット、11…ベース、25…ポケット部、26…仕切壁、26a…テーパ面、30…レール取付構造、32…弾性フック、33…直線状脚部、34…円弧状脚部、35…可動爪部、35c…当接爪部、36…ストッパー、37a…ストッパー、37b…ガイド用突条、38…係止爪、40…接続機構部、41,42,43,44…リード金具、45…ソケット部、46…折り曲げ部、46a…ホールド孔、47…クランプバネ、47a…自由端部、48…接続孔、50…ケース、56…突部、56a…凹部、57…段部、58…テーパ面、60…レバー、64…ネームプレート、70…支持レール、73…リレー、74…リード線。
Claims (2)
- ベースに固定したリード金具の一端部に略リング状のクランプバネを装着するとともに、弾性変形させた前記クランプバネの一端部に設けた接続孔にリード線の一端部を挿入し、前記リード金具の一端部に前記リード線の一端部を前記クランプバネのバネ力で押し付けて電気接続するリード線接続構造において、
前記リード金具の一端部に隣接し、かつ、前記リード線の挿入方向に対して傾斜するテーパ面を有する突部を、前記ベースに突設したことを特徴とするリード線接続構造。 - リード金具の一端部を略く字形状に屈曲して折り曲げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のリード線接続構造。
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