JP3829154B2 - 情報ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録および/または再生用のディスクをディスクトレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジを用い、選択されたディスクをカートリッジから引き出すようにして、そのディスクに対して少なくとも記録または再生の一方を行う構成の情報ディスク装置に係り、特にディスクトレイをカートリッジから引き出すための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CD−ROM,CD−R,CD−RWなどのディスクに対する再生および/または記録を行う記録/再生装置において、複数枚のディスクを、それぞれ個別のディスクトレイに搭載した状態で1つのカートリッジに内蔵し、このカートリッジを記録/再生装置に装着して、複数のディスクの中から使用する1枚を選択し、その選択されたディスクが搭載されているディスクトレイを、記録/再生装置内に設置されているピックアップによる記録/再生動作範囲内の部位まで移動させる構成のものがある。
【0003】
例えば特公平2−56745号公報には、ディスクが搭載されている複数のディスクトレイをカートリッジ(マガジン)にそれぞれ回動可能に設け、選択されたディスクが搭載されているディスクトレイを記録/再生装置内に設置されているピックアップによる記録/再生動作範囲内の部位に回動させるようにしたディスクプレーヤの構成が記載されている。
【0004】
特公平2−56745号公報に記載されているディスクプレーヤにおいては、操作者がカートリッジを取り扱う際に、ディスクトレイが不用意にカートリッジ外に突出することを防ぐためにディスクトレイ保持機構が備えられている。
【0005】
前記のように複数枚のディスクを、それぞれ個別のディスクトレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジを用いることによって、ディスクを記録/再生装置に1枚ずつ装着,交換する手間が省ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特公平2−56745号公報に記載されているカートリッジでは、ディスクトレイが回転支持軸によって回動する構成になっており、ディスクトレイがカートリッジに対して直線的に移動する構造のものに比べてディスクトレイの移動スペースを広く必要とする。
【0007】
また、ディスクトレイが回転支持軸によってカートリッジに支持されている構造であるためディスクトレイが外れてしまうことはなく、さらにディスクトレイ保持機構を具備しているため、ディスクトレイが不用意に移動することはなく、したがって、ディスクトレイからディスクが落下して、損傷を与えることなどを防止することができる。その反面、ディスクトレイは回動可能範囲しか移動することができず、移動の自由度に問題がある。
【0008】
本発明の目的は、前記従来の問題を解決し、ディスクトレイがカートリッジから完全に抜き出されるように装置本体内を摺動移動する構造のものであって、かつ、その摺動移動が簡単な構成で円滑に行われるようにした情報ディスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、ディスクをディスクトレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジが用いられ、前記ディスクに対して少なくとも記録または再生の一方を行うためのピックアップと、前記ディスクに対して少なくとも記録または再生の一方を行うため前記ディスクトレイ全体を前記カートリッジから装置本体内に引き出し、かつ前記ピックアップが設置されている部位まで搬送する搬送機構とを備えた情報ディスク装置において、前記ディスクトレイを、中央部分に前記ディスクを載置する載置面が設けられ、かつ載置面の両側部に前記搬送機構部分を摺動移動する延出腕部が設けられ、一方の延出腕部に前記搬送機構を構成する移動部材に設けられた係合部と係合する係合爪部を有する構成にし、前記係合部と前記係合爪部との係合部位を、前記移動部材による前記ディスクトレイの引き込み搬送時、前記移動部材による搬送力が前記ディスクトレイの外側方向へ常に作用する形状にしたものであり、この構成によって、ディスクトレイがカートリッジから完全に抜き出される際に、一方の延出腕部を移動部材により引き出してディスクトレイの両延出腕部が搬送機構部分を摺動して移動する構造のものであっても、移動部材による搬送力が加わる一方の延出腕部において、その搬送力がディスクトレイの内側へは分力しないため、他方の延出腕部に対して搬送力による分力が加わって摩擦抵抗が大きくなり、搬送途中において引っ掛かりが生じるなどの不具合の発生を防ぐことができる。
【0010】
また本発明は、前記係合部と前記係合爪部との係合部位に傾斜が形成されているものであって、この構成によって、簡単な構成により、移動部材による搬送力がディスクトレイの外側方向へ作用する形状にすることができる。
【0011】
また本発明は、前記移動部材による前記ディスクトレイの引き込み搬送時、前記移動部材を介して前記一方の延出腕部に外側方向の前記搬送機構部分に圧接させる付勢力を加える弾性部材を備えたものであり、この構成によって、ディスクトレイがカートリッジから完全に抜き出される際に、一方の延出腕部を移動部材により引き出してディスクトレイの両延出腕部が搬送機構部分を摺動して移動する構造のものであっても、移動部材による搬送力が加わる一方の延出腕部において、その搬送力がディスクトレイの内側へ分力しないため、他方の延出腕部に対して搬送力による分力が加わって摩擦抵抗が大きくなり、搬送途中において引っ掛かりが生じるなどの不具合の発生を防ぐことができ、さらに一方の延出腕部が搬送機構部分に圧接して動きが規制されるため、ディスクトレイにおける振動の発生を抑制することができる。
【0012】
また本発明は、前記係合爪部が設けられた延出腕部に対して、他方の延出腕部の延出長さが短い構造のものに適用すれば、前記搬送力におけるディスクトレイの内側への分力によって、短い延出腕部方向へディスクトレイを回転させる力が発生しやすいため、前記作用効果が顕著にあらわれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は本発明の実施形態を説明するための情報ディスク記録/再生装置の分解斜視図であり、1はディスク2を載置するディスクトレイ、3は、一方側が開放され、内部に複数枚のディスクトレイ1が出し入れ可能に装着される箱状のカートリッジである。そして、カートリッジ3が出し入れされる挿入口4を有するフロントカバー5と、トップカバー6と、アンダーカバー7と、サイドフレーム8,9と、リアフレーム10とにより装置本体の外装体が構成される。
【0015】
装置本体の内部には、制御,駆動系の回路および電気部品が搭載されるプリント基板11と、ディスク2に対して光学的に記録/再生を行うためのピックアップ12およびディスク2を回転駆動するスピンドルモータ13を備え、かつ駆動機構により上下動されるピックアップモジュール14と、ピックアップモジュール14を設置するピックアップモジュール・ベース15と、ディスク2を押圧してスピンドルモータ13のターンテーブルにローディングするためのクランプ部材18が設けられた上下動可能なクランプベース組立体16と、カートリッジ3が装填されるカートリッジ装着部17にカートリッジベース17aとカートリッジトップベース17bなどが設置される。ピックアップモジュール14とピックアップモジュール・ベース15とクランプベース組立体16を組付けることによりピックアップ組立体19が構成される。
【0016】
図2はカートリッジ3の外観斜視図、図3はカートリッジ3の開口側の正面図であり、本例では5枚のディスクトレイ1が収納可能であるように、カートリッジケース20の対向する内壁に5段の溝21が設けられおり、図3に示すように、カートリッジケース20の内壁奥の両側には、収納された各ディスクトレイ1が抜け出さないように、各ディスクトレイ1の一部と係合するロック機構22,23が設けられている。
【0017】
図4はカートリッジ3の側面図、図5はカートリッジ3の底面図であり、図4に示すように、カートリッジケース20の側壁には、図1に示すサイドフレーム9の内壁部に設けられたロックピン25と係脱可能なロック溝26が設けられ、さらにロック機構22,23とディスクトレイ1との係合を解除させる解除ボタン27が設置されている。
【0018】
カートリッジケース20の底面には、図1に示すカートリッジベース17aに設けられた付勢スプリングおよび付勢部材などからなるカートリッジ排出用付勢部30と係合する溝31と、カートリッジベース17aに設けられた複数(図1には3個を示す)のガイドピン32が移動するガイド溝33とが形成されている。ガイド溝33の奥側終端部にはロック機構22における第1のロック解除レバー(後で詳述する)34の一部が露出するように設けられている。
【0019】
またカートリッジケース20における装置本体内へ挿入される側である開口35側とは反対側に突出周部36が設けられ、この突出周部36に、カートリッジ3がフロントカバー5における挿入口4に挿入された状態でフロントカバー5と弾接する弾性密閉部材37を設け、図4に示すように、挿入口4の周囲を外部から遮断して塵埃などが外部から装置本体に侵入しないようにしている。
【0020】
図6はディスクトレイ1の平面図であり、ディスクトレイ1は、ディスク2が載置される略半円板状をなす載置面40を有し、載置面40において切欠部40aを有する側が、カートリッジケース20における開口35側に有るようにカートリッジケース20に挿入される。ディスクトレイ1の切欠部40aにおける両側には延出腕部41,42が設けられ、本例では構成部材の配置上、一方の延出腕部41が他方の延出腕部42よりも長くなっている。また長い延出腕部41の先端部には係合爪部43が形成されている。この係合爪部43は、図6において、外側を向きかつ下側43aが外に向かって下がる傾斜を有している。
【0021】
ディスクトレイ1の切欠部40aと反対側における両延出腕部41,42の外側には、一部を切り欠いて弾性係止片44,45がそれぞれ形成されている。さらに弾性係止片44,45近傍の凹部46,47には、図3に示すロック機構22,23と係脱する係止凸部48,49が形成されている。弾性係止片44,45は、それぞれ外側先端部に係止爪44a,45aが設けられ、外側中間部に突出部44b,45bが設けられている。
【0022】
図7はカートリッジ3における内部機構を説明するため一部を切り欠いて示す平面図であり、カートリッジケース20における開口35側の内側壁には、ディスクトレイ1が引き出されたときに、弾性係止片44,45における係止爪44a,45aと係合する小突起部50,51が設けられている。このようにすることによって、ディスクトレイ1が不用意にカートリッジ3から抜け落ちることを防止している。
【0023】
カートリッジケース20の内奥側の一方の隅部には、図3に示す一方のロック機構23を構成する板ばね等からなる弾性係止板材52が上下5つ並べられるように設けられ、各ディスクトレイ1の係止凸部48と係合する。さらにカートリッジケース20の他方の隅部には、他方のロック機構22を構成する爪付レバー55が上下5つ並べられるように設けられ、各ディスクトレイ1の係止凸部49と係合する。爪付レバー55は、解除ボタン27と一体に設けられた軸体54の略中央部に固定されている。軸体54には嵌合軸54aが突設され、さらに外部方向への付勢力をスプリング56から受けている。
【0024】
嵌合軸54aは中央部が回動可能に軸支57された第2のロック解除レバー60の凹部60aに嵌合し、第2のロック解除レバー60にはガイド溝33の奥側終端部に露出する第1のロック解除レバー34が固定され、第2のロック解除レバー60と第1のロック解除レバー34とが共に回動するようになっている。
【0025】
図8はクランプベース組立体16の裏面側の一部を示す斜視図であり、クランプベース組立体16のサイド部16aには、使用選択されたディスクが搭載されているディスクトレイ1における延出腕部41の係合爪部43と係合して、カートリッジ3から装置本体内部にディスクトレイ1を引き込むための搬送機構65とディスクトレイ1の移動をガイドするガイド板66とが設置されている。
【0026】
図9はディスクトレイ1を引き込むための搬送機構65における要部を示す図であり、この搬送機構65としては種々の構造のものを採用することができ、簡略的に説明すれば、本例ではピックアップ組立体19に設けられ、図示しない駆動モータから伝達機構を介して駆動力を受け、図9に示すように、装置本体における奥側(フロントカバー5側)と前側(リアフレーム10側)間を往復動する移動部材67と、移動部材67の一部に固定されて係合爪部43と係合する係合片68とにより構成されている。
【0027】
係合片68は、図9において、ディスクトレイ1における延出腕部41の係合爪部43に形成されている外側を向きかつ下側43aが外に向かって下がる傾斜に合致させるように、先端が上がる傾斜角度を持って移動部材67に固定されている。このような傾斜設定のためディスクトレイ引き込み時には、延出腕部41に対して駆動力がディスクトレイ1の外側(矢印A方向)へ向くようにすることができ、内側へ加わる駆動力を抑えることができるため、ディスクトレイ1における長い延出腕部41から短い延出腕部42側へ駆動力が伝達されて摺動抵抗が増すことを防ぐことができるため、引き込み時における短い延出腕部42側の摺動が円滑に行われることになる。
【0028】
さらに、移動部材67にディスクトレイ1を外側(矢印A方向)に付勢するバネなどの弾性部材(図示せず)を弾設することにより、ディスクトレイ1を図8に示すガイド板66部分に圧接させるようにすれば、ディスクトレイ1の動きが規制されて振動の発生などを防止することができる。このことによって、ディスク2の回転振動、あるいはディスク回転による風圧を受けて、ディスクトレイ1が振動することを防止することができる。
【0029】
図10(a),(b)は引き込み時におけるディスクトレイ1の弾性係止片44,45とカートリッジ3との係合解除の説明図(図には一方の弾性係止片44側の関連構造のみを示す)であり、本例ではディスクの交換などに際してディスクトレイ1をカートリッジ3から引き出した状態にしても、ディスクトレイ1がカートリッジ3から完全に外れて脱落してしまうことを防止するため、図7に示すように、カートリッジケース20の小突起部50(51)とディスクトレイ1の弾性係止片44(45)における係止爪44a(45a)とが係合して抜け出ることを防止している。このため、記録/再生時に、ディスクトレイ1をピックアップ12の設置部位まで移動させる際に、ディスクトレイ1をカートリッジ3から完全に抜き出して移動させるときには、小突起部50(51)と弾性係止片44(45)との係合が支障となる。
【0030】
よって、本例では、ディスクトレイ1を引き込むときに搬送機構65におけるディスクトレイ1をガイドするガイド板66に、弾性係止片44(45)の突出部44b(45b)と当接して弾性係止片44(45)を内側に撓めるように作用する解除部材である傾斜部66aを設けており、図10(a)に示すディスクトレイ1の引き込み移動過程において、図10(b)に示すように、弾性係止片44(45)を内側へ弾性変形させてカートリッジ3の小突起部50(51)との係合を解除させ、ディスクトレイ1の装置本体内部への引き込みが支障なく行えるようにしている。
【0031】
前記構成のカートリッジ3において、非使用時に各ディスクトレイ1は、一方の係止凸部48が一方のロック機構23の弾性係止板材52とそれぞれ係合し、他方の係止凸部49が他方のロック機構22の爪付レバー55とそれぞれ係合しており、カートリッジ3から引き出すことができない。
【0032】
ディスクトレイ1にディスク2を装填するか、あるいは交換する際には、カートリッジ3の側部の解除ボタン27を押すと、軸体54が装置本体内部へ移動して、爪付レバー55が係止凸部49から離れる。したがって、ディスクトレイ1をカートリッジケース20における開口35から、弾性係止板材52の弾性係止力に抗して外部へ引き抜くようにすれば、ディスクトレイ1の略全体を引き出すことができる。このとき、カートリッジケース20の小突起部50,51とディスクトレイ1の弾性係止片44,45における係止爪44a,45aとが係合するため、ディスクトレイ1がさらに抜け出ることはなく、また不用意にディスクトレイ1が抜け落ちてしまうこと等の不具合の発生が防止される。
【0033】
記録/再生時、カートリッジ3を装置本体内へフロントカバー5の挿入口4から挿入すると、装置本体内のカートリッジベース17aのガイドピン32にカートリッジケース20の底面におけるガイド溝33が入り、ガイドピン32に案内されてカートリッジ3が装置本体の内奥側へ挿入される。カートリッジ3が所定位置まで挿入されると、最も奥側に設置されているガイドピン32が、ガイド溝33の奥側終端部に配設されている第1のロック解除レバー34と当接して押圧する。すると、図7に示すように、第1のロック解除レバー34が反時計方向へ回動されると共に、第2のロック解除レバー60も反時計方向へ回動する。この第2のロック解除レバー60の回動により嵌合軸54aを介して軸体54がスプリング56の付勢力に抗して押下され、爪付レバー55がディスクトレイ1の係止凸部49から離れる。
【0034】
このようにしてカートリッジ3が装置本体の所定の位置に挿入されてセットされ、かつディスクトレイ1に対する動作ロックが解除され、さらに記録および/または再生のために使用されるディスク2が選択されると、そのディスク2が載置されているディスクトレイ1がカートリッジ3から引き出されることになる。本例ではプリント基板11に搭載されているCPU(中央演算処理ユニット)によって各部が駆動制御される。
【0035】
すなわち、記録/再生時、カートリッジ3が装置本体内に挿入セットされると、ピックアップ組立体19が、サイドフレーム8に設けられた階段状ガイド機構70および上下駆動機構などによって、使用されるディスク2を有するディスクトレイ1が収納されているカートリッジケース20の溝21の高さまで移動される。移動後、クランプベース組立体16の搬送機構65が始動して、図9に示すように、ディスクトレイ1をカートリッジケース20から引き出し、ディスクトレイ1をスピンドルモータ13方向へ移動させる。ディスクトレイ1のディスク2がスピンドルモータ13のターンテーブル上で、かつピックアップ12に対向する位置に達すると、クランプベース組立体16がクランプ部材18によりディスク2をスピンドルモータ13のターンテーブルに対してローディングする。
【0036】
前記ローディング完了後、スピンドルモータ13が回転し、かつディスク2が回転駆動され、ピックアップ12により公知のような光学的記録/再生動作、および処理が行われる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスクトレイがカートリッジから完全に抜き出される際に、一方の延出腕部が移動部材により引き出してディスクトレイの両延出腕部が搬送機構部分を摺動して移動する構造のものであっても、移動部材による搬送力が加わる一方の延出腕部において、その搬送力がディスクトレイの内側へは分力しないため、他方の延出腕部に対して搬送力による分力が加わって摩擦抵抗が大きくなり、搬送途中において引っ掛かりが生じるなどの不具合の発生を防ぐことができ、ディスクトレイが搬送機構によって抜き出されて、所定の位置まで簡単な構成で円滑に搬送することが可能になる。
【0038】
さらに、一方の延出腕部を搬送機構部分に圧接して動きを規制することができるため、ディスクトレイにおける振動の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための情報ディスク記録/再生装置の分解斜視図
【図2】本発明の実施形態におけるカートリッジの外観斜視図
【図3】本発明の実施形態におけるカートリッジの開口側の正面図
【図4】本発明の実施形態におけるカートリッジの側面図
【図5】本発明の実施形態におけるカートリッジの底面図
【図6】本発明の実施形態におけるディスクトレイの平面図
【図7】本発明の実施形態におけるカートリッジの内部機構を説明するため一部を切り欠いて示す平面図
【図8】本発明の実施形態におけるクランプベース組立体の裏面側一部を示す斜視図
【図9】本発明の実施形態におけるディスクトレイを引き込むための搬送機構の要部を示す図
【図10】本発明の実施形態における引き込み時のディスクトレイの弾性係止片とカートリッジとの係合解除の説明図
【符号の説明】
1 ディスクトレイ
2 ディスク
3 カートリッジ
20 カートリッジケース
40 載置面
40a 切欠部
41,42 延出腕部
43 係合爪部
43a 係合爪部の下側
65 搬送機構
67 移動部材
68 係合片
Claims (4)
- ディスクをディスクトレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジが用いられ、前記ディスクに対して少なくとも記録または再生の一方を行うためのピックアップと、前記ディスクに対して少なくとも記録または再生の一方を行うため前記ディスクトレイ全体を前記カートリッジから装置本体内に引き出し、かつ前記ピックアップが設置されている部位まで搬送する搬送機構とを備えた情報ディスク装置において、
前記ディスクトレイを、中央部分に前記ディスクを載置する載置面が設けられ、かつ載置面の両側部に前記搬送機構部分を摺動移動する延出腕部が設けられ、一方の延出腕部に前記搬送機構を構成する移動部材に設けられた係合部と係合する係合爪部を有する構成にし、
前記係合部と前記係合爪部との係合部位を、前記移動部材による前記ディスクトレイの引き込み搬送時、前記移動部材による搬送力が前記ディスクトレイの外側方向へ常に作用する形状にしたことを特徴とする情報ディスク装置。 - 前記係合部と前記係合爪部との係合部位に傾斜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報ディスク装置。
- 前記移動部材による前記ディスクトレイの引き込み搬送時、前記移動部材を介して前記一方の延出腕部に外側方向の前記搬送機構部分に圧接させる付勢力を加える弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の情報ディスク装置。
- 前記係合爪部が設けられた延出腕部に対して、他方の延出腕部の延出長さが短いことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の情報ディスク装置。
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