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JP3822018B2 - 軒樋補強構造 - Google Patents

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JP3822018B2
JP3822018B2 JP2000100644A JP2000100644A JP3822018B2 JP 3822018 B2 JP3822018 B2 JP 3822018B2 JP 2000100644 A JP2000100644 A JP 2000100644A JP 2000100644 A JP2000100644 A JP 2000100644A JP 3822018 B2 JP3822018 B2 JP 3822018B2
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒樋及び軒樋支持具からなる軒樋部分の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の住宅の軒先構造を見ると、軒樋を直接鼻隠板に取付けるのではなく、図5に示すように、軒先の鼻隠板103に所定の間隔を置いて軒樋支持具101、101・・を取付け、これらの軒樋支持具101、101・・に軒樋102を架設し、更に外観を良好にするために軒樋102の前側(軒先側)及び底側を長尺な化粧パネル103で被覆してなる構造のものが一般的になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如き軒先構造であれば、複数の軒樋支持具101、101・・によって軒樋102を支持しているから、従来のものに比べて確かに強度は高められているものの、例えば大雪が降って軒樋102に大きな荷重がかかったような場合には、この負荷に耐えきれずに軒樋支持具101が外側に開くなど変形して、化粧パネル103までもが破損することがあった。
【0004】
そこで本発明は、このような問題点に鑑み、外観の良好性を維持しつつ、大雪の影響を受けても破損しない強度を付与し得る軒樋補強構造及び軒樋補強部材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、適宜巾を有する水平板面部の長さ方向一側に屋根構成部材の先端部分に沿って傾斜した内側固着面部を設ける一方、当該長さ方向他側を起立させて起立片部を形成すると共に、この起立片部の巾方向少なくとも一側縁に軒樋幅方向に沿った外側固着片部を設けて軒樋補強部材を構成した。
【0006】
この軒樋補強部材を用いれば、底壁部の両側から後壁部及び前壁部を立ち上げ、これら壁部に囲まれた内部に軒樋幅方向に沿った垂直面を立設し、この垂直面内に軒樋が嵌合し得る支持受け部を設けてなる構成を有する軒樋支持具とから、次のようにして軒樋補強構造を構成することができる。すなわち、屋根構成部材の軒下垂直面に後壁部を固着して軒先に軒樋支持具を取り付け、この軒樋支持具の支持受け部に軒樋を嵌入して取り付け、軒樋支持具の垂直面外側上部に前記軒樋補強部材の外側固着片部を固着すると共に起立片部を前記軒樋の樋前面の上縁部に内側から当接させ、軒樋補強部材の内側固着面部を屋根構成部材の先端部分上面に固着して、屋根構成部材の先端部分と軒樋支持具の前壁部とを軒樋補強部材で連結して軒樋補強構造を構成することができる。
【0007】
かかる構成を有する軒樋補強構造によれば、屋根構成部材の先端部分と軒樋支持具の前壁部とを軒樋補強部材で連結することにより、軒樋支持具の前壁部上部を屋根側から吊るように支持することができるから、多量の雪が軒樋に溜まって軒樋支持具に大きな荷重がかかったとしても、軒樋支持具が外側に開いたり、曲がったりする変形を抑えることができる。しかも、軒樋支持具の外側を化粧パネルで被覆することによって、軒樋補強部材の存在を外側から隠すことができるから外観を損ねることもない。
また、既に軒樋支持具が配設されている既存の軒先構造に対しても、上記の如く軒樋補強部材を取付けることによって、本発明の軒樋補強構造を構成することができ、簡単に補強を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を一実施例に基づいて説明する。
【0009】
本発明の軒先補強構造は、図1に示すように、補強部材1と軒樋支持具10とから構成することができる。
【0010】
補強部材1は、図2に示すように、金属製の板材を板金加工して形成したものであり、適宜巾と適宜長さを有する水平板面部2と、この水平板面部2の長さ方向一側すなわち屋根側を折曲させて、屋根構成部材としての野地板51の先端上面部に沿うように傾斜させ、面内に固着孔6、6を設けてなる内側固着面部3と、前記水平板面部2の長さ方向他側すなわち屋外側を起立させてなる起立片部4と、この起立片部4の巾方向少なくとも一側縁を軒樋20の幅方向に折曲し、片内に固着孔7を設けてなる外側固着片部5とを有するように形成してある。
なお、固着孔6及び固着孔7は予め設けておかなくても、固着作業時に設けるようにしてもよい。
【0011】
一方、軒樋支持具10は、図1及び図3に示すように、金属製の板材を板金加工して形成してあり、適宜巾を有する水平板面部としての底壁部11と、この底壁部11の両側から立ちあがった後壁部12及び前壁部13と、この前壁部13の上端部を後方に折曲してなる水平面を有する水平壁部14と、後壁部12の上端部を前方に折曲してなる水平面を有する水平壁部15と、これら壁部11、12,13,14及び15に囲まれた内部にこれら壁部と直交する、言い換えれば軒樋20の幅方向に立設する垂直面16を形成し、この垂直面16内に軒樋20の外郭に沿った嵌合溝17aを形成すると共にこの溝部17aの底面から水平方向に支持面17bを張出してなる支持受け部17とを有するように形成してある。
【0012】
上記補強部材1及び軒樋支持具10から次のようにして軒先補強構造を構成することができる。
【0013】
軒樋支持具10の後壁部12を野地板51の軒下に配設された鼻隠板52にリベットやビス或いは釘などの固着金具で固着して、軒樋支持具10を屋根葺材50の軒先に取付ける。こうして順次水平方向に所定の間隔を置いて軒樋支持具10、10・・を取付けておく。
【0014】
次に、これら軒樋支持具10、10、・・の支持受け部17の溝部17b内に軒樋20を嵌入して軒樋20を架設する。
なお、軒樋20は、合成樹脂製であって、樋底面21と、この樋底面21の両側から立ちあがった樋前面22及び樋後面23と、これら樋前面22及び樋後面23の上縁部にそれぞれ形成してなる樋耳24,25とを有するように形成してある。
【0015】
こうして軒樋支持具10、10・・及び軒樋20を取付けたら、補強部材1の外側固着片部5を軒樋支持具10の垂直面16内の前壁側(外側)上端部付近に当接し、固着孔7にビス等の固着部材を打ち込んで固着し、水平板面部2を軒樋20の上方を跨がせて、内側固着面部3を野地板51の先端上面部に当接し、固着孔6、6内に釘などの固着部材を打ち込んで固着し、野地板51の先端部分と軒樋支持具10の前壁側上部とを補強部材1で連結して軒樋補強構造を構成する。
この際、図3に示すように、補強部材1の起立片部4を軒樋20の外側耳部24に内側から当接して押えておくことにより、軒樋20の固定をより一層確実なものとすることができる。
【0016】
かかる軒樋補強構造によれば、図4に示すように、ちょうど軒樋支持具10の前壁側(外側)上端部付近を補強部材1で屋根側から吊ったかたちで軒樋支持具10を支持・補強することができるから、図4の矢印で示すように、多量の雪が軒樋20内に溜まって軒樋支持具10に大きな下向き荷重がかかったとしても、軒樋支持具10は屋根側から吊られているから前壁部13が外側に開くなどの変形を防ぐことができ、化粧パネル30を破損させることもない。
しかも、軒樋支持具10の外側(前側及び底面側)を化粧パネル30で被覆することによって、補強部材1の存在を外側から隠すことができるから外観を損ねることもない。
また、軒樋支持具10で軒樋20を支持してなる既存の軒先構造に対しては、上記の如く補強部材1を取付けることで上記同様の軒樋補強構造を構成することができ、簡単に補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軒樋補強構造の構成例を示した斜視図図である。
【図2】図1の軒樋補強構造を構成する補強部材の斜視図である。
【図3】図1の軒樋補強構造を組み込んで構成してなる軒先構造の一例を示した断面図である。
【図4】図3の軒先構造における力の作用の一部を示した断面図である。
【図5】従来の軒先部分の構成例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 補強部材
2 水平板面部
3 内側固着面部
4 起立片部
5 外側固着片部
6 固着孔
7 固着孔
10 軒樋支持具
11 底壁部
12 後壁部
13 前壁部
14 水平壁部
15 水平壁部
16 垂直面
17 支持受け部
20 軒樋
21 樋底面
22 樋前面
23 樋後面
24 樋耳
25 樋耳
30 化粧パネル
51 野地板
52 鼻隠板
50 屋根葺材

Claims (1)

  1. 適宜巾を有する水平板面部の長さ方向一側に屋根構成部材の先端部分に沿って傾斜した内側固着面部を設ける一方、当該長さ方向他側を起立させて起立片部を形成すると共に、この起立片部の巾方向少なくとも一側縁に軒樋幅方向に沿った外側固着片部を設けてなる構成を有する軒樋補強部材と、
    底壁部の両側から後壁部及び前壁部を立ち上げ、これら壁部に囲まれた内部に軒樋幅方向に沿った垂直面を立設し、この垂直面内に軒樋が嵌合し得る支持受け部を設けてなる構成を有する軒樋支持具と、を有してなる軒樋補強構造であって、
    屋根構成部材の軒下垂直面に後壁部を固着して軒先に取り付けられた軒樋支持具の支持受け部に軒樋を嵌入して取り付け、
    この軒樋支持具の垂直面外側上部に前記軒樋補強部材の外側固着片部を固着すると共に起立片部を前記軒樋の樋前面の上縁部に内側から当接させ、
    軒樋補強部材の内側固着面部を屋根構成部材の先端部分上面に固着して、屋根構成部材の先端部分と軒樋支持具の前壁部とを軒樋補強部材で連結することを特徴とする軒樋補強構造。
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