JP3816763B2 - 管内検査装置及び管内検査方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像光学系や渦流探傷式センサ等を備えるセンサ本体を、ガス管や水道管等の管内に挿脱自在に構成した管内検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、配管内の異物検査や、継ぎ手位置の検知、管口径の計測等を行うべく、カメラや照明等を実装したセンサ本体を配管内に挿入して検査を行う方法が実施されている。斯かるセンサ本体の配管内への挿入方法としては、例えば、車両に搭載したセンサ本体を車輪駆動によって自走させる方法が用いられてきた。
【0003】
また、特開平5−126752号公報に記載されているように、2個のバルーンと伸縮機構とを用い、言わば尺取り虫と同様の動作で配管内を移動させる装置も知られている。
【0004】
前述した車輪駆動による自走方法において、十分なケーブルの牽引力を得るには、車輪と配管内壁の摩擦を大きくするべく、車両等の重量を大きくする必要があるため、操作性が悪くなるのみならず、センサ本体も比較的大型化するため、小口径の配管には使用し難いという問題がある。
【0005】
さらに、前述した特開平5−126752号公報に記載された装置は、尺取り虫と同様の動作を行わせるための機構が複雑となる上、センサ本体の移動速度が遅く、曲げ継ぎ手部における通線能力も低いという問題がある。
【0006】
また、実開昭62−49761号公報には、センサ本体にコイルワイヤを接続し、該コイルワイヤをねじ状推進機構により回転推進させる装置(コイルワイヤの推進速度は、回転時のねじ送りピッチ、つまりコイルワイヤの線間ピッチに対応する)が記載されている。
【0007】
しかしながら、センサ本体の配管内挿入方法として、前述したコイルワイヤを用いる場合、配管の継ぎ手部における通線能力を高めるには、コイルワイヤを柔らかくする(弾性定数を小さくする)必要があり、センサ本体が接続されたコイルワイヤの先端まで回転力を効率良く伝達することは、コイルワイヤが長尺になればなるほど困難になるという問題がある。一方、回転力を効率良く伝達するためにコイルワイヤを硬くする(弾性定数を大きくする)と、柔軟性が低下するため、曲げ継ぎ手部における通線能力が低下することになる。このように相反する問題点を共に解決し得る最適なコイルワイヤの弾性定数は決定し難く、配管の状況等に応じて適宜使い分けざるを得ないのが現状である。また、コイルワイヤの推進速度は、コイルワイヤの線間ピッチに対応するため、センサ本体の挿入速度が遅くなるという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、被検査管内にセンサ本体を回転させながら挿入する方式の検査装置及び検査方法であって、センサ本体まで回転力を効率良く伝達し得ると同時に、柔軟性に優れ、結果として被検査管内の通線能力に優れる管内検査装置及び検査方法を提供することを第1の課題とする。また、センサ本体の挿入速度を早め得る管内検査装置及び検査方法を提供することを第2の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記第1及び第2の課題を解決するべく、本発明は、請求項1に記載のように、センサ本体と、該センサ本体の基端に接続され、被検査管内に前記センサ本体を挿入するためのフレキシブル管とを備えた管内検査装置であって、前記フレキシブル管を被検査管内に回転させながら挿入するべく、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出す回転押出し装置を備え、前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように形成されていることを特徴とする管内検査装置を提供するものである。
【0010】
請求項1に係る発明によれば、フレキシブル管が、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材(例えば、SUS304、SUS316等のステンレス材)を、幅方向の一部が、前記凸部同士が重なり合わないような範囲で、重なり合うように螺旋状に巻回することによって形成される。そのため、フレキシブル管の外面に螺旋状の凸部が形成されることになる。従って、フレキシブル管を被検査管の内壁に接触させつつ回転させると、接触部分で軸方向の推進力が働き、フレキシブル管を前進させる力が作用することになる。つまり、前述したような従来の押し込み方法では推進の妨げとなる摩擦力を、回転によって軸方向への推進力に容易に変換することが可能である。また、フレキシブル管が、金属等の1つの剛性部材を巻回して形成されているため、断面構造が比較的強固であり、センサ本体まで回転力を効率良く伝達することが可能である。また、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動可能とされているため、柔軟性に優れ、被検査管内におけるエルボ、ティー等の曲げ継ぎ手部等の通線能力に優れるという効果を奏する。このことは、センサ本体の挿入速度を早め得ることにも通じるものである。
【0012】
実際に、フレキシブル管を被検査管内へ挿入する場合、フレキシブル管を強制的に被検査管内に押し込むことで挿入可能な場合も多い。つまり、挿入開始時には、回転推進に頼らなくても、フレキシブル管の軸方向への強制的な押出し力を付勢することにより、数mは挿入可能な場合もある。また、挿入距離が長くなった場合でも、回転推進とフレキシブル管軸方向への強制的な押出し力との併用で、挿入速度を向上させることが可能である。
【0013】
以上の観点より、請求項1に係る発明によれば、フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出す回転押出し装置を備えるため、単なる回転推進のみの場合よりも高速度で被検査管内にセンサ本体を挿入することができ、検査時間を確実に短縮することが可能である。
【0014】
好ましくは、請求項2に記載のように、管内検査装置は、前記フレキシブル管を巻回して収納する収納ドラムを備え、前記回転押出し装置は、前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置され、前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持手段と、前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置され、前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段と、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前記収納ドラム、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段とを有するように構成される。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、フレキシブル管を収納ドラムの回転に応じて軸方向周りに回転させるべく周方向に固定支持するための押圧支持手段(例えば、フレキシブル管押えローラ)と共に、フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段(例えば、押出しローラ及び回転駆動用モータ)を設けることにより、高速度で被検査管内にセンサ本体を挿入することを可能としている。なお、前記押圧支持手段と前記押出し手段とは、無論、別個に並設する構成としてもよいが、押出し手段としての押出しローラ等に、押圧支持手段としての機能をも同時に奏させるように構成することも可能である。
【0016】
或いは、請求項3に記載のように、前記フレキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝達し、前記回転押出し装置は、前記フレキシブル管を挟持する少なくとも1対のツイストローラと、前記ツイストローラを回転させる回転駆動手段とを有するように構成される。なお、「ツイストローラ」の語句は、当該ローラの回転に伴い、これに接触するフレキシブル管が回転すると同時に軸方向に押出されるように作用するべく、その回転軸が、フレキシブル管の軸方向と直交する方向に対し、所定角度だけ傾いた方向となるように設置されたローラを意味するものとして使用する。
【0017】
フレキシブル管を軸方向周りに回転させる方法としては、請求項2に記載のように、フレキシブル管を巻回して収納する収納ドラムを、押出し手段等と共に一体として当該軸方向周りに回転させてもよい。しかし、フレキシブル管が短い場合や、細い場合はこれで特に支障がないものの、例えば、フレキシブル管が長くなったり、太くなった場合には、収納ドラムの寸法を大きくする必要が生じ、収納ドラム自体を回転させる構成の場合は、装置が大掛かりになり、また回転させるための電力も大きくなる。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、フレキシブル管が、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、回転部位制御手段が、回転押出し装置に対して押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝達するように構成されているため、フレキシブル管を券回して収納する収納ドラム自体を回転駆動する必要がなくなる。従って、一般的な収納ドラムを用いることができ、装置全体を小型化し、必要電力量も小さくできるという効果を奏する。また、回転押出し装置は、フレキシブル管を挟持する少なくとも1対のツイストローラと、ツイストローラを回転させる回転駆動手段とを有するため、比較的簡易な構成で、フレキシブル管を回転させると同時に軸方向に押し出す機構が提供されることになる。
【0019】
或いは、請求項4に記載のように、前記フレキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝達し、前記回転押出し装置は、前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持手段と、前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段と、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段とを有するように構成される。
【0020】
請求項4に係る発明によっても、一般的な収納ドラムを用いることができ、装置全体を小型化し、必要電力量も小さくできるという効果を奏する。また、請求項2に係る発明と同様に、前記押圧支持手段と前記押出し手段とは、無論、別個に並設する構成としてもよいが、押出し手段としての押出しローラ等に、押圧支持手段としての機能をも同時に奏させるように構成することも可能である。
【0021】
好ましくは、請求項5に記載のように、前記フレキシブル管の内部に、光ファイバが敷設されており、前記クラッチ機構の介挿部位において、前記クラッチ機構と一体に回転すると共に、前記光ファイバ内の光信号を伝送し得るカップリング手段を具備するように構成される。
【0022】
請求項5に係る発明によれば、光カップリング手段は、ノイズ等の影響をほとんど受けないので、安定した信号の伝送が可能になるという優れた効果を奏する。
【0023】
好ましくは、請求項6に記載のように、前記センサ本体は、被検査管内を照明する照明手段と、前記照明手段により照明された被検査管内を撮像する撮像手段とを備えるように構成される。
【0024】
請求項1に係る管内検査装置は、フレキシブル管を使用するため、継ぎ手部等の通線能力に優れる一方、構造が比較的簡単になるので、小径管を被検査対象とすることも可能である。したがって、請求項6に係る発明によれば、小径管内にも挿入が容易な観察装置が実現可能となるという優れた利点を有する。
【0025】
また、前記第1及び第2の課題を解決するべく、本発明は、請求項7に記載のように、センサ本体と、該センサ本体の基端に接続されたフレキシブル管とを用いた管内検査方法であって、前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動可能となるように形成されており、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出すことにより、前記フレキシブル管を被検査管内に回転させながら挿入することを特徴とする管内検査方法を提供するものである。
【0026】
請求項7に係る発明によれば、被検査管内の通線能力に優れ、センサ本体の挿入速度を早め得る管内検査方法が提供される。
【0027】
好ましくは、請求項8に記載のように、前記センサ本体及び被検査管の端部のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方が設置される。
【0028】
ある種の検査作業においては、被検査管内の状況をセンサ本体で把握する際に、正確な位置情報が重要になる場合がある。例えば、地中に埋設された被検査管内の腐食部位を特定し、その部分の交換を行うような場合には、どの部分の配管を交換すれば良いか、その位置を正確に把握する必要がある。しかしながら、フレキシブル管は、被検査管内への挿入時に、伸縮や屈曲等することから、フレキシブル管の挿入長さと、実際の被検査管の延長距離(センサ本体の管端からの位置)とが異なることになる。したがって、フレキシブル管の挿入長さのみを測定しても、フレキシブル管に接続されたセンサ本体の正確な位置を知ることはできない。請求項8に係る発明によれば、センサ本体及び被検査管の端部(フレキシブル管の挿入側端部、又は反対側の端部とすることも可能である)のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方が設置されるため、音響波の伝播時間により、センサ本体と被検査管の相対的な位置関係を知ることが可能である。
【0029】
好ましくは、請求項9に記載のように、前記センサ本体に温度センサが設置される。
【0030】
請求項9に係る発明によれば、被検査管内の雰囲気温度に応じて異なる音響波の伝搬速度を補正し、計測精度を高めることが可能である。
【0031】
好ましくは、請求項10に記載のように、前記センサ本体と被検査管の端部との間に位置する被検査管内に、更に音響送信機又は音響受信機が設置される。
【0032】
請求項10に係る発明によれば、前記センサ本体と被検査管の端部との間に位置する被検査管内に、更なる音響送信機又は音響受信機が設置されるので、当該音響送信機又は音響受信機の実際の設置位置(被検査管の端部からの実距離)を別の手段によって予め測定しておき、この間の音響波の伝搬時間を測定することにより、被検査管内の雰囲気の組成、圧力や温度に応じて異なる音響波の伝搬速度を補正し、計測精度を高めることが可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る管内検査装置の概略構成図であり、(a)は斜視図を、(b)は部分的縦断面図をそれぞれ示す。また、図2は、本実施形態に係る管内検査装置が被検査管内を推進する様子を模式的に示す模式図である。さらに、図3は、後述するように管内検査装置の一部を構成する回転押出し装置の部分概略構成図であり、(a)は正面図を、(b)は側面図をそれぞれ示す。図1に示すように、本実施形態に係る管内検査装置1は、後述する光学系が搭載された検査カプセル11と、検査カプセル11の基端に接続され、被検査管(図2にSで示す)内に検査カプセル11を回転推進させて挿入するためのフレキシブル管12と、フレキシブル管12を被検査管内に回転させながら挿入するための回転押出し装置13と、フレキシブル管12を券回して収納する収納ドラム14とを備えている。さらに、本実施形態に係る管内検査装置1には、よりスムーズに被検査管内にフレキシブル管12を挿入するべく、フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部に、清掃ブラシ15が設置されている。また、後述する計測器16や電源17も設置されている。
【0034】
図1及び図3に示すように、回転押出し装置13は、フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部に配置され、フレキシブル管12を所定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持手段としてのフレキシブル管押さえローラ131と、フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部に配置され、フレキシブル管12を軸方向に強制的に押出しする押出し手段132と、フレキシブル管12を軸方向周りに回転させるべく、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ131及び押出し手段132を一体として回転させるための回転駆動手段133とを有する。ここで、押出し手段132は、押出しローラ132aと、押出しローラ132aを回転させるためのローラ回転駆動用モータ132bとを備えている。また、回転駆動手段133は、モータ133a及びベルト133bを備えている。
【0035】
さらに、回転押出し装置13は、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ131及び押出し手段132を一体として回転させるために、これらを連結して保持するための保持枠134と、保持枠134を前記軸方向周りに回転可能とするべく、玉軸受け(図示せず)等によって支持する基台135とを備えている。なお、本実施形態では、フレキシブル管12を安定支持するべく、フレキシブル管押さえローラ131を押出しローラ132aとは別個に設けているが、その機能を押出しローラ132aに集約させることも可能である。つまり、フレキシブル管押さえローラ131を設けなくても、押出しローラ132a自体によってフレキシブル管12は周方向にある程度固定支持される。すなわち、押出しローラ132aに押出し手段としての機能と、押圧支持手段としての機能とを併せ持たせることも可能である。ただし、フレキシブル管押さえローラ131を併設した方が、よりスムーズにフレキシブル管12を押し出すことが可能であると考えられる。
【0036】
押出し手段132によってフレキシブル管12を被検査管内に強制的に押し込むことにより、例えば、挿入口近傍など、挿入抵抗が小さい領域における検査カプセル11の挿入速度を早めることが可能である。また、前記強制的な押出し力と回転推進力とを併用することにより、より効率的な挿入が可能となる。さらに、フレキシブル管12と被検査管の内壁との摩擦力が小さく、回転推進力が十分に得られない場合であっても、押出し力によって検査カプセル11を被検査管内へと進行させることが可能である。なお、収納ドラム14にはハンドル141が設置されており、フレキシブル管12の収納時には、ハンドル141を回転させることにより、収納ドラム14のみが回転し、フレキシブル管12を巻回収納することができるように構成されている。
【0037】
なお、収納ドラム14は、図4に示す形態にすることも可能である。この場合も図1に示す場合と同様に、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ131及び押出し手段132を連結して保持する保持枠134を回転させることにより、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ131及び押出し手段132を一体として回転させることができる。なお、ハンドル141が回転の妨げとなるような場合には、折り畳み式や脱着式のハンドルとすればよい。
【0038】
図5は、本実施形態に係るフレキシブル管12を部分的に示す縦断面図である。図5に示すように、フレキシブル管12は、長手方向に延伸する凸部121aが幅方向の一部に形成された長い帯状の剛性部材(例えば、SUS304、SUS316等のステンレス材)121を、凸部121a同士が重なり合わない範囲で、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、剛性部材121の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように形成されている。本実施形態では、凸部121aと、凸部が形成されていない部分121b(本実施形態では凹部)とが重なり合うように螺旋状に巻回されている。そして、この互いに重なり合っている凸部121aと、凸部が形成されていない部分121bとが互いに軸方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動可能となるように構成されている。なお、上記幅方向とは、帯状の剛性部材121の長手方向と直交する方向を意味する。
【0039】
本実施形態に係るフレキシブル管12は、以上に述べたような構成を有するため、図6に示すように、フレキシブル管12を被検査管Sの内壁に接触させつつ回転させると、接触部分(図6にA、Bで示す)で軸方向の推進力が働き、フレキシブル管12を前進させる力が作用することになる。つまり、従来の単純な押し込み方法では推進の妨げとなる摩擦力を、回転によって軸方向への推進力に容易に変換することが可能である。また、フレキシブル管12は、剛性部材を巻回して形成されているため、断面構造が比較的強固であり、検査カプセル11まで回転力を効率良く伝達することが可能である。さらに、隣接する凸部121aと凹部121bとが、軸方向に互いに摺動自在に嵌合しているため、柔軟性に優れ、被検査管内における継ぎ手部等の通線能力に優れるという効果を奏する。なお、フレキシブル管12の剛性(柔軟性)は、フレキシブル管12の管径、剛性部材121の材質や厚さ、凹凸ピッチ等で変化するが、相異なる複数の剛性部材121を長手方向に溶接して連結する等の加工を施せば、フレキシブル管12の部位によって前記厚さ等のパラメータを適宜変更することも可能である。したがって、例えば、フレキシブル管12の先端側(検査カプセル11に接続されている側)については剛性部材121の厚さを薄くすること等により屈曲し易い柔軟性の高いものとし、基端側については剛性部材121の厚さを増すこと等によりやや屈曲しにくいものの回転力を伝達し易いものとすれば、長距離においても高い通線能力を得ることができる。
【0040】
図7は、検査カプセル11とフレキシブル管12内における信号伝送を説明する説明図であり、(a)は検査カプセル11及びフレキシブル管12全体の構成を、(b)は検査カプセル11の近傍における概略の内部構成を示す。前述のように、フレキシブル管12は回転するため、フレキシブル管12内への電力供給や信号の取り出しは、フレキシブル管12の基端部に取り付けられた回転伝送器(回転を伴う各種装置への信号及び動力の伝送を行う機器であり、スリップリング等から形成される)122を用いて行われる。また、回転伝送器122には、計測器16及び電源17が接続されている。計測器16は、後述する出力信号を表示、記録又は信号処理するための機器であり、モニタ、ビデオレコーダ、信号処理装置等から構成されている。検査カプセル11には、電源17から回転伝送器122及びフレキシブル管12内の配線123を介して必要な電力が供給される。一方、検査カプセル11で検出した出力信号(例えば被検査管内の観察像)は、計測器16に送信され、計測器16が具備するモニター等に表示される。
【0041】
検査カプセル11の内部には、図7(b)に示すように、被検査管内を照明する照明111と、照明111により照明された被検査管内を撮像するための撮像手段を構成する光学レンズ112及びCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子113と、撮像素子113の出力を増幅する電子回路114とが搭載されている。電子回路114で増幅された出力信号は、コネクタ124を介してフレキシブル管12内の配線123によって伝送される。
【0042】
以上に説明した管内検査装置1のフレキシブル管12を回転させることにより、検査カプセル11は順次被検査管内を進行していき、被検査管内の状況を観察することが可能である。例えば、本実施形態の管内検査装置1を内径25mmの配管に使用する場合には、フレキシブル管12の直径は10mm程度で、検査カプセル11の最大直径は20mm程度とすることが可能であり、配管内に存在する継ぎ手部も容易に通過することが可能である。
【0043】
なお、検査カプセル11と被検査管Sの相対的な位置関係を正確に計測するためには、検査カプセル11及び被検査管Sの端部のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方を設置すればよい。これにより、音響波の伝搬時間を計測すれば、検査カプセル11と被検査管Sの相対的な位置関係を正確に検知することが可能である。図8は、音響波の伝搬を利用した検査カプセル11の位置計測方法を示す説明図である。図8に示すように、検査カプセル11の位置を計測するべく、フレキシブル管12の先端に接続された検査カプセル11内に音響受信機18を収納し、被検査管Sの挿入側端部に音響送信機19を設置する。
【0044】
音響受信機18としては、音響波を受信し得るセンサである限りにおいて種々のものを適用可能であるが、小型化が容易である観点から、小型のマイクロフォンや圧電素子等を使用することが望ましい。一方、音響送信機19としては、音響波を送信できる限りにおいて種々のものを適用可能である。
【0045】
検査カプセル11の位置、つまり被検査管Sの端部から検査カプセル11までの被検査管Sの長さを測定する際には、まず、音響送信機19から音響波を発生させる。音響波は、被検査管S中を伝搬しながら、検査カプセル11に収納された音響受信機で18受信される。受信された信号は、フレキシブル管12内部の信号線を介して、被検査管外の計測器(図1に符号16で示す)に入力される。計測器16の信号処理装置では、音響波の送信から受信までの経過時間(伝搬時間)Tを、信号処理して算出する。ここで、被検査管S内部の雰囲気を伝搬する音響波の速度を予め認識しておけば、前記経過時間に基づき、検査カプセル11の位置を算出することができる。
【0046】
ここで、音響波の伝搬速度は、伝搬する雰囲気の組成、圧力や温度等のパラメータに依存することが知られている。こららパラメータの内、雰囲気の組成や圧力は、被検査管Sの実際の検査状況を鑑みれば、どの様なケースでも略同じと考えることができるため、特に問題となり易いのは雰囲気温度の影響である。一般的には、雰囲気温度が上昇すれば、音響波の速度は増加する。実際の検査状況を鑑みれば、日中に検査する場合と夜間に検査する場合とで、また季節によっても雰囲気の温度は大きく変化する可能性がある。従って、このような場合に、雰囲気温度による影響を補正しなければ、測定された検査カプセル11の位置には大きな誤差が含まれてしまうことになる。斯かる誤差を回避するには、検査カプセル11内に、雰囲気温度を測定するための温度センサを搭載すればよい。前記温度センサとしては、例えば、熱電対やサーミスタ等の小型のセンサを適用することが可能である。
【0047】
但し、検査カプセル11内に、各種センサやその増幅器等が収納されている場合には、検査カプセル11自体の発熱に起因して、雰囲気温度の正確な測定が困難になる場合も考えられる。このような場合、図9に示すような方法を採用することにより、より正確な温度補正を行うことができる。つまり、検査カプセル11と被検査管Sの端部との間に位置する被検査管S内の既知の位置に、更なる音響受信機20を設けて測定する方法である。被検査管Sの端部に設置された音響送信機19と音響受信機20の間の距離が既知であれば、その間の音響波の伝搬時間T0を測定することで、正確な音響波の伝搬速度を算出することができるため、音響送信機19から音響受信機18までの音響波の伝搬時間T1に基づき検査カプセル11の正確な位置を測定することができる。換言すれば、雰囲気温度の影響を補正し、被検査管Sの正確な総延長距離を測定することができる。なお。図8及び図9には、音響送信機19を管端に、音響受信機18、20をそれぞれ検査カプセル11内と被検査管Sの中間部とに設ける例を示したが、各々の送受信を入れ替えた構成であっても同様に検査カプセル11の位置を計測可能である。
【0048】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る管内検査装置の概略構成を示す斜視図である。また、図11は、後述するように管内検査装置の一部を構成するツイストローラの配置関係を示す説明図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図をそれぞれ示す。図10に示すように、本実施形態に係る管内検査装置1も、検査カプセル11と、検査カプセル11の基端に接続され、被検査管内に検査カプセル11を回転推進させて挿入するためのフレキシブル管12と、フレキシブル管12を被検査管内に回転させながら挿入するための回転押出し装置13と、フレキシブル管12を券回して収納する収納ドラム14とを備えている。なお、図10には示していないが、第1の実施形態と同様に、清掃ブラシを設置することも可能である。
【0049】
本実施形態に係る回転押出し装置13は、フレキシブル管12を挟持する一対のツイストローラ131a、131b(以下、適宜両者を併せて、ツイストローラ131と称する)と、ツイストローラ131を回転させる回転駆動手段としてのモータ132とを有する。ここで、図11に示すように、一方のツイストローラ131aは、その回転軸Laが、該ツイストローラ131aに接触する位置におけるフレキシブル管12の軸方向(つまり、フレキシブル管12の進行(押出し)方向に相当)と直交する方向に対し、所定角度θだけ傾いた方向となるように設置されている。また、他方のツイストローラ131bは、その回転軸Lbが、前記直交する方向に対し、前記ツイストローラ131aの回転軸方向とは逆方向に所定角度θだけ傾いた方向となるように設置されている。これにより、フレキシブル管12は、ツイストローラ131によって回転すると同時に軸方向に押し出される。すなわち、本実施形態に係るツイストローラ131は、フレキシブル管12を軸方向に押出す機能と軸方向周りに回転させる機能とを兼ね備えたものである。なお、フレキシブル管12に対する摩擦力を所定値以上にして前記機能を十分に発揮させるべく、ツイストローラ131の表面は、例えばゴム材で覆うことが好ましい。
【0050】
本実施形態に係るフレキシブル管12には、軸方向の略等間隔毎に(例えば1m毎に)クラッチ機構121が介挿され、回転部位制御手段を構成している。本実施形態に係るクラッチ機構121としては、例えば、ワンウェイクラッチ(歯付きクラッチやスプリングクラッチ等)と称される機械部品を使用することが可能である。例えば、歯付きクラッチは、図12に示すように、表面に放射状の鋸溝が設けられた円板dの表面同士を当接させて構成されており、一回転方向には両者の溝が噛合うため回転力を伝達することができるが、逆回転方向には噛み合わず回転力を伝達することができないことになる。ここで、本実施形態に係るクラッチ機構121は、回転力の伝達方向を切り替え得るように構成されており、例えば、図13に示すように、前述した2つの歯付きクラッチA(円板d1及びd2で構成)及びB(円板d3及びd4で構成)を組み合わせて形成されている。ここで、円板d1〜d4の表面には、歯付きクラッチA及びBの各回転力伝達方向が互いに逆方向(クラッチAはX方向、クラッチBはY方向(X方向と逆方向))になるように鋸溝が設けられている。また、各歯付きクラッチA、Bの一部をそれぞれ構成する円板d2及びd3は、裏面同士が結合されて部材121aを構成しており、当該部材121aが更にフレキシブル管12に結合され、フレキシブル管12と一体となって移動可能とされている。また、各円板d1〜d4は、外枠121b内に収容されており、円板d1及びd2の裏面が外枠121bの内壁に結合されている。さらに、円板d1の裏面にフレキシブル管12が結合されている。
【0051】
以上の構成を有するクラッチ機構121において、図13に示すように、回転力が伝達しない状態(図13(a))から、フレキシブル管12に紙面左方向の押圧力が付勢された場合には、部材121aが紙面左方向に移動して、歯付きクラッチAが噛合う状態になり(図13(b))、紙面右方向の引張力が付勢された場合には、部材121aが紙面右方向に移動して、歯付きクラッチBが噛合う状態になる(図13(c))。従って、図13(b)に示す状態において、クラッチ機構121の前後の何れか一方の位置でフレキシブル管12に矢符X方向の回転力を付勢すれば、歯付きクラッチAが回転し、他方の位置におけるフレキシブル管12に同方向の回転力が伝達することになる。なお、矢符Y方向の回転力を付勢したとしても、回転力は伝達しないことになる。一方、図13(c)に示す状態において、クラッチ機構121の前後の何れか一方の位置でフレキシブル管12に矢符Y方向の回転力を付勢すれば、歯付きクラッチBが回転し、他方の位置におけるフレキシブル管12に同方向の回転力が伝達することになる。なお、矢符X方向の回転力を付勢したとしても、回転力は伝達しないことになる。
【0052】
次に、フレキシブル管12に介挿された複数のクラッチ機構121から構成される回転部位制御手段の動作について以下に説明する。図14は、回転部位制御手段の動作を示す説明図である。図14に示すように、回転部位制御手段は、前述した構成を有する複数のクラッチ機構121からなり、各クラッチ機構121は、歯付きクラッチA及びBを組み合わせて形成されている。ここで、回転押出し装置13は、矢符X方向にフレキシブル管12を回転させると同時に、被検査管側(紙面左方向)に押出すように構成されている。この際、回転押出し装置13に対して押出し方向(紙面左方向)に位置するクラッチ機構121では、フレキシブル管12に付勢される押出し力によって、歯付きクラッチAが噛み合うことになるため、矢符X方向の回転力が伝達し、フレキシブル管12も同方向に回転することになる。一方、回転押出し装置13に対して収納ドラム14側(紙面右方向)に位置するクラッチ機構121では、収納ドラム14の回転抵抗等に起因して、紙面右方向への引張力が発生するため、歯付きクラッチAが離間し、歯付きクラッチBが噛み合う状態となる。従って、回転押出し装置13に対して収納ドラム14側に位置するフレキシブル管12には、矢符X方向の回転力が伝達しないことになる。以上のようにして、本実施形態に係る回転部位制御手段によれば、回転押出し装置13に対して押出し方向に位置するフレキシブル管12にのみ回転力を伝達することが可能である。なお、本実施形態におけるクラッチ機構121は、一回転方向(矢符X方向)にのみ回転力を伝達する構成となっているが、これは、単純な構成とするべく歯付きクラッチを適用したためであって、本発明は何らこれに限定されるものではない。すなわち、回転押出し装置13に対して押出し方向に位置するフレキシブル管12にのみ回転力を伝達し得るように、回転力の伝達をオン/オフできるクラッチ機構121である限りにおいて、種々の形態を採用することができ、例えば、電磁バルブのようなアクチュエータを適用すれば、双方向の回転力を伝達し得るように構成することも可能である。
【0053】
このように、本実施形態に係るフレキシブル管12には、複数のクラッチ機構121が介挿され、回転押出し装置13に対して押出し方向に位置するフレキシブル管12にのみ回転力を伝達し得るように構成されているため、フレキシブル管12のうち、ツイストローラ131によって回転させられる部位よりも前方(検査カプセル11の方向)の部位は回転するが、後方の部位は回転しないことになる。従って、第1の実施形態の場合と異なり、フレキシブル管12は、図10に示すような簡易な一般的収納ドラム14に巻回収納することができ、回転押出し装置13を単純化することが可能である。なお、第1の実施形態の場合と同様に、フレキシブル管12を、先端側は屈曲し易い柔軟性の高いものとし、基端側はやや屈曲しにくいものの回転力を伝達し易いものとすれば、長距離においても高い通線能力を得ることができる。
【0054】
図15は、検査カプセル11とフレキシブル管12内における信号伝送を説明する説明図であり、(a)は検査カプセル11及びフレキシブル管12全体の構成を、(b)は検査カプセル11の近傍における概略の内部構成を示す。本実施形態における信号伝送は、光伝送方式が採用されており、フレキシブル管12内には光ファイバ123が敷設されている。また、前述のように、フレキシブル管12は回転するため、フレキシブル管12に敷設された光ファイバ123からの信号の取り出しは、フレキシブル管12の基端部に取り付けられた光回転伝送器122を用いて行われる。また、フレキシブル管12には、軸方向の略等間隔毎に(例えば1m毎に)クラッチ機構121が介挿されており、クラッチ機構121内には、光カップリング装置124が組み込まれている。これにより、フレキシブル管12の回転時にも光ファイバ123をねじることなく光信号を伝送することが可能である。光回転伝送器122には、計測器16が接続されている。検査カプセル11で検出した出力信号(例えば被検査管内の観察像)は、計測器16に送信され、計測器16が具備するモニター等に表示される。
【0055】
検査カプセル11の内部には、図7(b)に示すように、被検査管内を照明する照明111と、照明111により照明された被検査管内を撮像するための撮像手段を構成する光学レンズ112及びCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子113と、撮像素子113の出力を増幅する電子回路114とが搭載されている。さらに、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、外部からの電力の供給がないため、検査カプセル11内に電力供給手段としてのバッテリ115が搭載されている。電子回路114からの出力信号は、検査カプセル11内の所定のデバイス(図示せず)により光信号に変換され、光送信機116によって光ファイバ123内に送信される。
【0056】
以上に説明した管内検査装置1のフレキシブル管12を回転させることにより、検査カプセル11は順次被検査管内を進行していき、被検査管内の状況を観察することが可能である。本実施形態に係る管内検査装置1の場合、検査カプセル11内にバッテリ115を搭載するため、第1の実施形態の場合よりも若干寸法が大きくなる。例えば、本実施形態の管内検査装置1を内径50mmの配管に使用する場合には、フレキシブル管12の直径は20mm程度で、検査カプセル11の最大直径は35mm程度とすることが可能であり、配管内に存在する継ぎ手部も容易に通過することが可能である。
【0057】
なお、本実施形態では、図10に示すように、フレキシブル管12を軸方向に押出す機構と軸方向周りに回転させる機構とを併せ持つ手段としてツイストローラ131を用いたが、第1の実施形態と同様に、両機構を別々に設ける構成とすることも可能である。
【0058】
上記構成は、例えば、図16に示すように、フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部に、図1に示す第1の実施形態の一部と同様の構成を有する回転押出し装置13を設けることによって実現可能である。つまり、図16に示す回転押出し装置13は、フレキシブル管12を軸方向に押出すための押出しローラ及び該押出しローラを回転させるローラ回転駆動用モータからなる押出し手段132と、フレキシブル管12を所定位置で押圧し周方向について固定支持するフレキシブル管押さえローラ131と、押出し手段132及びフレキシブル管押さえローラ131を一体として回転させるべく、これらを一体として支持する外枠134と、外枠134を回転可能に支持する基台135と、外枠134を回転させるためのモータ133aやベルト133bを具備した回転駆動手段133とを備えている。外枠134は、前述のように、押出し手段132及びフレキシブル管押さえローラ131を一体として回転させるべく、玉軸受け(図示せず)等を介して基台135上に回転可能に支持されている。外枠134を回転駆動手段133によって回転させることにより、押出し手段132の押出しローラやフレキシブル管押さえローラ131が回転し、これらのローラで保持されたフレキシブル管12を軸方向周りに回転させることが可能である。また、押出し手段132を構成する前記ローラ回転駆動用モータによって押出しローラを回転させることにより、フレキシブル管13を軸方向へ押出すことが可能である。
【0059】
以上に説明した図16に示す構成の場合、モータ133aと前記ローラ回転駆動用モータとを独立別個に制御することができるので、軸方向周りの回転速度と、軸方向への押出し速度を独立して制御することが可能である。なお、押出し手段132の詳細な構成は、前述した第1の実施の形態の場合と同様である。また、第1の実施の形態と同様に、フレキシブル管押えローラ131の機能を、押出し手段132の押出しローラに集約することも可能である。
【0060】
なお、検査カプセル11及び被検査管Sの端部のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方を設置するのが好ましい点、さらには、検査カプセル11に温度センサを設置したり、被検査管Sに更なる音響送信機又は音響受信機を設置すれば、より一層好ましい点は、第1の実施形態の場合と同様である。
【0061】
また、第1及び第2の実施形態共に、検査カプセル11内に撮像光学系を搭載し、被検査管内の状況を観察する形態を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、渦流探傷式センサ等、被検査管内の状況を計測し得る限りにおいて種々のセンサを搭載可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る管内検査装置及び管内検査方法によれば、フレキシブル管が、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回することによって形成されているため、フレキシブル管の外面に螺旋状の凸部が形成されることになる。従って、フレキシブル管を被検査管の内壁に接触させつつ回転させると、接触部分で軸方向の推進力が働き、フレキシブル管を前進させる力が作用することになる。つまり、前述したような従来の押し込み方法では推進の妨げとなる摩擦力を、回転によって軸方向への推進力に容易に変換することが可能である。また、フレキシブル管が、金属等の1つの剛性部材を巻回して形成されているため、断面構造が比較的強固であり、センサ本体まで回転力を効率良く伝達することが可能である。また、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能とされているため、柔軟性に優れ、被検査管内におけるエルボ、ティー等の曲げ継ぎ手部等の通線能力に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態に係る管内検査装置の概略構成図である。
【図2】 図2は、本発明に係る管内検査装置が被検査管内を推進する様子を模式的に示す模式図である。
【図3】 図3は、本発明の第1の実施形態に係る管内検査装置の一部を構成する回転押出し装置の部分概略構成図である。
【図4】 図4は、本発明の第1の実施形態に係る管内検査装置において、他の形態の収納ドラムを適用した例を示す概略構成図である。
【図5】 図5は、本発明に係るフレキシブル管を部分的に示す縦断面図である。
【図6】 図6は、本発明に係るフレキシブル管の回転推進の原理を説明する説明図である。
【図7】 図7は、本発明の第1の実施形態に係る検査カプセルとフレキシブル管内における信号伝送を説明する説明図である。
【図8】 図8は、音響波の伝搬を利用した検査カプセルの位置計測方法を示す説明図である。
【図9】 図9は、音響波の伝搬を利用した検査カプセルの位置計測方法の他の例を示す説明図である。
【図10】 図10は、本発明の第2の実施形態に係る管内検査装置の概略構成図である。
【図11】 図11は、本発明の第2の実施形態に係るツイストローラの配置関係を示す説明図である。
【図12】 図12は、本発明の第2の実施形態に係るクラッチ機構を構成する円板の概略構成図である。
【図13】 図13は、本発明の第2の実施形態に係るクラッチ機構の概略構成図である。
【図14】 図14は、本発明の第2の実施形態に係る回転部位制御手段の動作を示す説明図である。
【図15】 図15は、本発明の第2の実施形態に係る検査カプセルとフレキシブル管内における信号伝送を説明する説明図である。
【図16】 図16は、本発明の第2の実施形態に係る管内検査装置において、他の形態の押出し装置を適用した例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ・・・管内検査装置 11・・・検査カプセル
12・・・フレキシブル管 13・・・回転押出し装置
Claims (10)
- センサ本体と、該センサ本体の基端に接続され、被検査管内に前記センサ本体を挿入するためのフレキシブル管とを備えた管内検査装置であって、
前記フレキシブル管を被検査管内に回転させながら挿入するべく、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出す回転押出し装置を備え、
前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように形成されていることを特徴とする管内検査装置。 - 前記フレキシブル管を巻回して収納する収納ドラムを備え、
前記回転押出し装置は、
前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置され、前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持手段と、
前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置され、前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段と、
前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前記収納ドラム、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の管内検査装置。 - 前記フレキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、
前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝達し、
前記回転押出し装置は、
前記フレキシブル管を挟持する少なくとも1対のツイストローラと、
前記ツイストローラを回転させる回転駆動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の管内検査装置。 - 前記フレキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、
前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝達し、
前記回転押出し装置は、
前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持手段と、
前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段と、
前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の管内検査装置。 - 前記フレキシブル管の内部に、光ファイバが敷設されており、 前記クラッチ機構の介挿部位において、前記クラッチ機構と一体に回転すると共に、前記光ファイバ内の光信号を伝送し得るカップリング手段を具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の管内検査装置。
- 前記センサ本体は、被検査管内を照明する照明手段と、前記照明手段により照明された被検査管内を撮像する撮像手段とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の管内検査装置。
- センサ本体と、該センサ本体の基端に接続されたフレキシブル管とを用いた管内検査方法であって、
前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように形成されており、
前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出すことにより、前記フレキシブル管を被検査管内に回転させながら挿入することを特徴とする管内検査方法。 - 前記センサ本体及び被検査管の端部のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方を設置することを特徴とする請求項7に記載の管内検査方法。
- 前記センサ本体に温度センサを設置することを特徴とする請求項8に記載の管内検査方法。
- 前記センサ本体と被検査管の端部との間に位置する被検査管内に、更に音響送信機又は音響受信機を設置することを特徴とする請求項8又は9に記載の管内検査方法。
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