JP3811643B2 - 変位測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパイロット切換弁のように、パイロット圧によって作動する測定対象の作動試験を行うときに用いる変位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パイロットタイプの切換弁の作動試験を行うときに用いる変位測定装置として、図2に示すものが従来からある。
この従来の装置は、測定対象である切換弁1のスプール2の位置を検出するストロークセンサーSと、この切換弁1の両パイロット室3,4に接続する圧力供給機構Bと、これらストロークセンサーSと圧力供給機構Bとに接続した演算器Cとから構成されている。
【0003】
上記測定対象であるパイロットタイプの切換弁1は、ボディaに摺動自在に組み込んだスプール2の両端を、キャップ5,6内のパイロット室3,4に臨ませている。また、パイロット室3,4内に、センタリングスプリング13,13を組み込むとともに、これらセンタリングスプリング13,13のイニシャル弾性力をスプール2に作用させることによって、スプール2を中立位置に保持するようにしている。
このようにした切換弁1は、いずれか一方のパイロット室にパイロット圧を導くと、そのパイロット圧に応じてスプール2が移動して、その位置に応じて流量を制御する。
【0004】
一方、上記ストロークセンサーSは、その一端を切換弁1のパイロットキャップ5に固定している。そして、このストロークセンサーSのロッド部11を、キャップ5に形成した測定用孔12に挿入するとともに、このロッド部11の先端をスプール2の図面左側端面に当接させる。
また、上記圧力供給機構Bは、その一方の配管7をキャップ5に形成したパイロットポート9に接続し、その他方の配管8をキャップ6に形成したパイロットポート10に接続する。
【0005】
上記のようにして、切換弁1にストロークセンサーSと圧力供給機構Bとを接続したら、一方のパイロット室4をタンクに連通させた状態で、圧力供給機構Bから他方のパイロット室3に圧力を加えていく。パイロット室3に加える圧力を徐々に上げていき、その圧力が所定の圧力に達すると、切換弁1のスプール2が図面右方向に動き始める。このスプール2が動き始める圧力というのは、センタリングスプリング13,13のイニシャル弾性力によって決まっている。そこで、供給される圧力が、設定した圧力に達した時点でスプール2が動き始めれば、このスプール2の動き初めの作動状況が良好であると判断するようにしている。具体的には、上記演算部Cに、切換弁1のスプール2が動き始めるときの圧力を記憶させておき、この設定した圧力を圧力供給機構Bから供給したときに、ストロークセンサーSによってスプール2の移動が検知されたら、スプール2の動き出しが良好であると判断するようにしている。
【0006】
また、上記スプール2は、動き始めた後も、圧力の上昇に伴ってストロークしていくが、このときの供給圧とストローク量との関係から、スプール2が供給した圧力に応じて正確に動いているか否かを演算部Cで判断する。すなわち、演算部Cに、供給圧とストローク量との関係をテーブル値として予め記憶させておき、実際の供給圧とスプール2の移動量との関係を、テーブル値と比較して、一致している場合にはスプール2が正常に動いていると判断し、一致していない場合には異常と判断する。
例えば、スプール2の外周のクリアランスが小さくて、大きな摺動抵抗がスプール2に作用するような場合には、供給圧に対してストローク量が不足することがある。このような場合には、測定値とテーブル値とが一致しなくなるので、この切換弁1に作動不良があると演算部Cが判断する。
なお、この切換弁1の作動試験は、スプール2の反対方向の動きもチェックした後、終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、測定対象である切換弁1の変位を、ストロークセンサーSによって検出するため、この切換弁1のキャップ5には、ストロークセンサーSのロッド部11を挿入するための測定用孔12を形成している。
ところが、このように測定用孔12を測定対象にわざわざ形成しなければならないので、加工コストがかかり、また、この測定用孔12は、作動試験が終わった後で、塞がなくてはならないので、さらにコストがかかるとう問題があった。
一方、作動試験を行う場合に、切換弁1に圧力供給機構BとストロークセンサーSとの両方を取り付けなければならないので、その取付作業も大変だった。
この発明の目的は、パイロット切換弁などの測定対象に、測定用孔を形成することなく、しかも、作動試験を行うときに、測定対象に対する取付作業の少ない変位測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、パイロット室内のパイロット圧によりスプールを移動させる測定対象に接続する位置検出機構と、この位置検出機構に圧力を供給する圧力供給機構とを備え、上記位置検出機構は、ボディに摺動自在に組み込むとともに、上記スプールと直径を等しくしたピストンと、このピストンによってボディ内に区画した第1圧力室および第2圧力室と、上記ピストンの位置を検出するストロークセンサーとからなり、上記位置検出機構の第1圧力室を圧力供給機構に接続し、位置検出機構の第2圧力室を測定対象のパイロット室に接続し、圧力供給機構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンの位置をストロークセンサーによって検出することで、測定対象の変位を測定することを特徴とする。
第2の発明は、パイロット室内のパイロット圧によりスプールを移動させる測定対象に接続する位置検出機構と、この位置検出機構に圧力を供給する圧力供給機構とを備え、上記位置検出機構は、ボディに摺動自在に組み込むとともに、上記スプールよりも直径を小さくしたピストンと、このピストンによってボディ内に区画した第1圧力室および第2圧力室と、上記ピストンの位置を検出するストロークセンサーとからなり、上記位置検出機構の第1圧力室を圧力供給機構に接続し、位置検出機構の第2圧力室を測定対象のパイロット室に接続し、圧力供給機構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンの位置をストロークセンサーによって検出することで、測定対象の変位を測定することを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、上記第1の発明において、第1圧力室と第2圧力室とを連通する流路を形成するとともに、この流路途中に開閉弁を設け、この開閉弁によって、第1圧力室と第2圧力室とを連通させたり、その連通を遮断したりする構成にしたことを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、上記第1または第2の発明において、ピストンを中立位置に保持するセンタリングスプリングをボディ内に組み込んだことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示す実施形態は、位置検出機構Aと、この位置検出機構Aに接続した圧力供給機構Bと、これら位置検出機構Aと圧力供給機構Bとに接続した演算器Cとから構成されている。
上記位置検出機構Aは、ボディ15内に保持部16を設けるとともに、この保持部16に形成した貫通孔17に、ピストンPを摺動自在に組み込んでいる。
また、ボディ15の保持部16の両側には、ピストンPによって区画された第1圧力室18と第2圧力室19とを形成している。これら第1圧力室18および第2圧力室19は、流路20を介して互いに連通するようにしているが、この流路20に開閉弁21を設け、この開閉弁21を閉じると、これら第1圧力室18と第2圧力室19との連通が遮断されるようにしている。
【0012】
上記第1圧力室18および第2圧力室19には、それぞれセンタリングスプリング22,22を組み込んでいる。そして、これらセンタリングスプリング22,22のバネ力を、バネ受け部材23,23を介してピストンPの両端から作用させることによって、図示する中立位置にピストンPを保っている。ただし、上記センタリングスプリング22,22は、スプール2を中立位置に復帰させて保持するものであり、そのイニシャルバネ力を非常に小さくしている。
なお、上記ボディ15には、第1ポート24と第2ポート25とを形成し、第1ポート24を第1圧力室18に連通し、第2ポート25を第2圧力室19に連通させている。
【0013】
一方、上記ピストンPは、その軸線上に検出孔26を形成している。この検出孔26は、第1圧力室18側だけに開口させている。そして、上記検出孔26の底部を含めた第1圧力室18側の受圧面積と、第2圧力室19の受圧面積とを等しくしている。このようにした検出孔26の開口部分には、センサー素子27を設けている。
また、上記第1圧力室18側には、検出棒28を固定しているが、この検出棒28は、その直径を上記検出孔26の内径よりも小さくして、それら両者を非接触の状態に保っている。このように非接触状態を保っているので、第1圧力室18の圧力が、検出孔26の底部にも作用することになる。したがって、上記したように両圧力室18,19における受圧面積が等しくなる。
【0014】
上記検出棒28にはコア29を設け、このコア29と上記センサー素子27とで、非接触のストロークセンサーとしての差動トランスを構成している。また、上記検出棒28は、ボディ15の外側に設けた検出器30と電気的に接続されている。
上記のようにした差動トランスは、コア29の位置に応じて誘起電圧が変化するもので、この誘起電圧の変化を検出器30で検出することによって、ピストンPの位置を特定するようにしている
【0015】
上記検出器30には、演算器Cを接続している。そして、この演算器Cを、上記圧力供給機構Bに接続している。
また、この演算器Cの記憶部には、測定対象の種類毎に、圧力供給機構Bから供給する圧力に対するピストンPの移動量を、テーブル値として予め記憶させている。そして、このテーブル値と、供給圧に対する実際のピストンPの位置とを比較して、このピストンPが正しく移動しているか否かを判断するようにしている。
なお、上記演算器Cは、圧力供給機構Bから供給する圧力に対応したピストンPの移動量を所定の演算式によって求め、その結果と実際の供給圧に対するピストンPの位置とを比較して、このピストンPが正常に移動しているか否かを判断するようにしてもよい。
【0016】
次に、上記実施形態の装置を用いて、測定対象であるパイロットタイプの切換弁1の作動試験を行う場合について説明する。なお、この切換弁1は、キャップ5の検出用孔を省略した点以外は、前記従来例と同じである。
まず、位置検出機構Aの第1圧力室18および第2圧力室19内のエアを抜いて、これら圧力室18、19内に、油などの非圧縮性流体を充満させる。このようにするのは、両圧力室18,19内にエアが残っていると、このエアが圧縮されることが原因で、正確な測定ができなくなるからである。
【0017】
エアを抜くために、圧力供給機構Bの一方の配管31を位置検出機構Aの第1ポート24に接続し、圧力供給機構Bの他方の配管32を位置検出機構Aの第2ポート25に接続する。このように接続したら、開閉弁21を開き、流路20を介して第1圧力室18と第2圧力室19とを連通させた状態で、圧力供給機構Bの一方の配管31を介して第1圧力室18に圧油を供給する。第1圧力室18に供給された圧油は、流路20→第2圧力室19→配管32を介して圧力供給機構B内の図示していないタンクに戻される。このようにすることによって、第1圧力室18および第2圧力室19内のエアを取り除き、油を充満させる。
【0018】
上記のようにして第1圧力室18および第2圧力室19内に油を充満させたら、開閉弁21を閉じて、両圧力室18,19の連通を遮断するとともに、圧力供給機構Bの他方の配管32を、切換弁1のパイロットポート10に接続する。また、位置検出機構Aの第2ポート25を、配管33を介して切換弁1のパイロットポート9に接続して、位置検出機構Aの第2圧力室19と切換弁1のパイロット室3とを連通させる。
なお、このときピストンPは、センタリングスプリング22,22のイニシャルバネ力によって、図示の中立位置に保持されている。
【0019】
上記のようにしたら、圧力供給機構Bによって、第1圧力室18を加圧していく。なお、このとき切換弁1のパイロット室4は、圧力供給機構B内のタンクに連通させておく。
第1圧力室18に圧力を加えていくと、その圧力が第1圧力室18内の受圧面に作用して、ピストンPに右方向の推力が作用する。そのため、このピストンPによって、第2圧力室19内の圧力が上昇し、その圧力が配管33を介して切換弁1のパイロット室3に導かれる。つまり、第1圧力室18に加えた圧力が、切換弁1のパイロット室3に作用することになる。
【0020】
このようにパイロット室3に圧力が作用すると、切換弁1のスプール2に図面右方向の推力が与えられる。そして、この右方向の推力が、センタリングスプリング13のバネ力にうち勝つと、スプール2が右方向に移動することになる。このようにして、切換弁1のスプール2が右方向に移動すると、スプール2が移動した分だけ、パイロット室3の容積が大きくなり、その分の流体が、位置検出機構Aの第2圧力室19からパイロット室3に送り込まれる。
【0021】
位置検出機構Aの第2圧力室19からパイロット室3に流体が送り込まれると、その分、ピストンPが右方向に移動する。つまり、スプール2の移動量に比例して、ピストンPが移動する。このようにしてピストンPが移動すると、ピストンPの移動量に応じた誘起電圧が、センサー素子27とコア29とで構成される差動トランスに発生する。そして、この誘起電圧を、検出部30によって検出して、この検出値に基づいて、ピストンPの位置を特定する。
【0022】
このようにしてピストンPの位置が特定されると、演算器Cは、このピストンPの位置とそのときの供給圧との関係を、予め記憶したテーブル値と比較する。そして、この供給圧に対する実際のピストンPの位置が、テーブル値に一致していれば、切換弁1のスプール2が、正しい位置に移動していると判断する。もし、ピストンPの実際の位置が、テーブル値に一致していなければ、切換弁1のスプール2の動きが異常であると判断する。
なお、上記演算器Cは、圧力供給機構Bから供給する圧力に対応したピストンPの移動量を所定の演算式によって求め、その結果と実際の供給圧に対するピストンPの位置とを比較して、このピストンPが正常に移動しているか否かを判断するようにしてもよい。
【0023】
上記のようにして、スプール2を右側にフルストロークする位置まで移動させてその動きをチェックしたら、今度は反対方向にスプール2を動かして、その動きをチェックする。
すなわち、ピストンPを中立位置に保持した状態から、位置検出機構Aの第1圧力室18をタンクに連通させて、圧力供給機構Bによって切換弁1のパイロット室4を加圧していく。切換弁1のパイロット室4に圧力を加えていくと、その圧力がこのパイロット室4内のスプール2の受圧面に作用して、スプール2に左方向の推力が作用する。そして、この左方向の推力が、センタリングスプリング13のバネ力にうち勝つと、スプール2が左方向に移動することになる。このようにスプール2が左方向に移動すると、パイロット室3内の容積が小さくなり、その分の流体が配管33を介して位置検出機構Aの第2圧力室19に送り込まれる。
【0024】
このようにして第2圧力室19に流体が送り込まれると、その体積分だけピストンPが図面左方向に移動する。このようにしてピストンPが移動すると、ピストンPの移動量に応じた誘起電圧が、センサー素子27とコア29とで構成される差動トランスに発生する。そして、この誘起電圧を、検出部30によって検出して、この検出値に基づいて、ピストンPの位置を特定する。
このようにしてピストンPの位置が特定されると、演算器Cは、このピストンPの位置とそのときの供給圧との関係を、予め記憶したテーブル値と比較する。そして、この供給圧に対する実際のピストンPの位置が、テーブル値に一致していれば、切換弁1のスプール2が、正しい位置に移動していると判断する。もし、ピストンPの実際の位置が、テーブル値に一致していなければ、切換弁1のスプール2の動きが異常であると判断する。
なお、この場合においても、演算器Cが、所定の演算式によってピストンPの移動量を求め、その結果と実際の供給圧に対するピストンPの位置とを比較して、このピストンPが正常に移動しているか否かを判断するようにしてもよい。
【0025】
上記実施形態によれば、切換弁1のスプール2の位置を、ピストンPの位置に基づいて測定しているので、切換弁1にストロークセンサーを直接取り付けるこことがない。そのため、切換弁1のキャップなどに、ストロークセンサーのロッド部を挿入するための測定用孔をわざわざ形成しなくても済む。このように測定用孔を形成する必要がないので、その分、加工コストなどを削減することができる。
また、この実施形態によれば、作動試験を行う場合に、測定対象である切換弁1のパイロット室3,4に、配管32,33を取り付けるだけで足りる。そのため、ストロークセンサーも取り付けなければならなかった前記従来例に比べて、試験時の作業性もよい。
【0026】
一方、前記従来例では、切換弁1にストロークセンサーを直接取り付けていたので、この切換弁1の両側にストロークセンサーを取り付けるだけのスペースが必要だった。つまり、前記従来例では、作動試験を行うときに、スペース的な制約があった。
これに対して上記実施形態によれば、ストロークセンサーを切換弁に直接取り付けることがないので、スペースの制約を受けることもない。
【0027】
また、上記ピストンPの直径を、スプール2の直径よりも小さくしておけば、スプール2の移動量よりも、ピストンPの移動量が大きくなる。そのため、スプール2の移動量が非常に少ないときでも、ピストンPを大きく移動させることによって、スプール2の変位量を精度良く検出することができる。さらに、スプール2の直径と同じにしておけば、スプール2の移動量とピストンPの移動量が等しくなる。スプール2の移動量とピストンPの移動量とを等しくすれば、演算器Cによってスプール2の動きを簡単に特定できる。
【0028】
上記実施形態では、演算器Cによって、機械的に測定対象の作動の良否を判断するようにしているが、ストロークセンサーによって検出したピストンの位置をモニターなどに表示して、その表示された位置と供給圧力との関係から、人間が測定対象の作動の良否を判断するようにしてもよい。つまり、上記演算器Cは、この発明において必須の構成要素ではない。
また、上記実施形態では、センタリングスプリング22、22によってピストンPの中立位置を保持するようにしているが、測定開始時に、ピストンPが移動可能な状態にあればいいので、このセンタリングスプリング22、22は必須の構成要素ではない。
【0029】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ピストンの位置をストロークセンサーによって検出するとともに、このストロークセンサーの位置信号と上記圧力供給機構の供給圧との関係を比較して、測定対象の作動の良否を判断することができる。そのため、測定対象に、ストロークセンサーのロッド部を挿入するための測定用孔をわざわざ形成しなくても済み、その分、加工コストを削減することができる。
また、ピストンの直径をスプールの直径と同じにしたので、スプールの移動量とピストンの移動量が等しくなり、スプールの動きを簡単に特定できる。
第2の発明によれば、ピストンの直径を、スプールの直径よりも小さくしたので、スプールの移動量よりも、ピストンの移動量が大きくなる。そのため、スプールの移動量が非常に少ないときでも、ピストンを大きく移動させることによって、スプールの変位量を精度良く検出することができる。
【0030】
第3の発明によれば、開閉弁によって第1圧力室と第2圧力室とを連通させた状態で、一方の圧力室から他方の圧力室に油を供給することによって、これら両圧力室内に溜まったエアを抜くことができる。エアを抜くことができるので、測定値に誤差が生じることを防止できる。
【0031】
第4の発明によれば、センタリングスプリングを設けたので、両圧力室を等しくすれば、ピストンを中立位置に自動的に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
A 位置検出機構
B 圧力供給機構
1 この発明の測定対象に相当する切換弁
3,4 切換弁のパイロット室
15 ボディ
18 第1圧力室
19 第2圧力室
20 流路
21 開閉弁
22 センタリングスプリング
Claims (4)
- パイロット室内のパイロット圧によりスプールを移動させる測定対象に接続する位置検出機構と、この位置検出機構に圧力を供給する圧力供給機構とを備え、上記位置検出機構は、ボディに摺動自在に組み込むとともに、上記スプールと直径を等しくしたピストンと、このピストンによってボディ内に区画した第1圧力室および第2圧力室と、上記ピストンの位置を検出するストロークセンサーとからなり、上記位置検出機構の第1圧力室を圧力供給機構に接続し、位置検出機構の第2圧力室を測定対象のパイロット室に接続し、圧力供給機構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンの位置をストロークセンサーによって検出することで、測定対象の変位を測定することを特徴とする変位測定装置。
- パイロット室内のパイロット圧によりスプールを移動させる測定対象に接続する位置検出機構と、この位置検出機構に圧力を供給する圧力供給機構とを備え、上記位置検出機構は、ボディに摺動自在に組み込むとともに、上記スプールよりも直径を小さくしたピストンと、このピストンによってボディ内に区画した第1圧力室および第2圧力室と、上記ピストンの位置を検出するストロークセンサーとからなり、上記位置検出機構の第1圧力室を圧力供給機構に接続し、位置検出機構の第2圧力室を測定対象のパイロット室に接続し、圧力供給機構から第1圧力室に圧油を供給したときに、ピストンの位置をストロークセンサーによって検出することで、測定対象の変位を測定することを特徴とする変位測定装置。
- 第1圧力室と第2圧力室とを連通する流路を形成するとともに、この流路途中に開閉弁を設け、この開閉弁によって、第1圧力室と第2圧力室とを連通させたり、その連通を遮断したりする構成にしたことを特徴とする請求項1または2記載の変位測定装置。
- ピストンを中立位置に保持するセンタリングスプリングをボディ内に組み込んだことを特徴とする請求項1ないし3記載の変位測定装置。
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