JP3810691B2 - 携帯時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計をはじめとする携帯時計における、操作ボタンや竜頭等の操作部のロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、腕時計等の操作部付き携帯時計においては、操作部が不用意に操作されないように、操作部を所定位置にロックするための操作部ロック構造が備えられている。
図12は、従来の携帯時計における操作部ロック構造を示す断面図である。尚、図12では、操作ボタン1201のロック状態及びアンロック状態をあわせて示している。
図12において、操作部ロック構造は、操作ボタン1201、その内部にネジ1206を有する回転部材1202、操作ボタン1201を時計本体のケース1200から突出する方向に付勢するコイルバネ1203、その外部にネジ1206と螺合するネジ1208を有する円筒部材1207を備えている。
【0003】
操作ボタン1201のケース1200側の端部1204には抜け留め部材1205が設けられており、これにより、操作ボタン1201がコイルバネ1203の付勢力によって円筒部材1207から抜け落ちるのを防止するように構成されている。
操作ボタン1201の端部1204近傍のケース1200内部には、スイッチ1209が配設されている。
尚、回転部材1202は、ロック状態の位置を符号1202aで示し、アンロック状態の位置を符号1202bで示している。
【0004】
以上のように構成された操作部ロック構造の動作を説明する。
先ず、ロック状態では、回転部材1202は1202aの位置にある。この状態では、操作ボタン1201が回転部材1202aに当接しているため、操作ボタン1201をケース1200側に押し込み操作することができない。
この状態から、回転部材1202aを複数回回転操作すると、回転部材1202aは円筒部材1207に螺合しつつケース1200側へ進む。
回転部材1202がケース1200に当接するアンロック位置(回転部材1202bの位置)になると、操作ボタン1201は回転部材1202bとの間に間隙が形成されるので、コイルバネ1203の付勢力に抗して、操作ボタン1201をケース1200方向へ押し込み操作することが可能になる。
【0005】
前記アンロック状態で、操作ボタン1201をケース1200方向へ押し込み操作することにより、スイッチ1209を操作する。これにより、スイッチ1209に対応付けられた機能を実行することができる。
アンロック状態からロック状態にする場合は、回転部材1202を、前記回転とは逆方向に複数回回転させることによりロック状態の位置(回転部材1202aの位置)にする。
以上のようにして、操作ボタン1201をロックするロック状態と、ロック状態を解除するアンロック状態に切り換えることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の携帯時計では、回転部材1202を複数回回転させる必要があるため操作が煩雑であり又、ロック状態とアンロック状態の切換えを瞬時に行うことができないという問題があった。
また、操作ボタン1201のロック状態及びアンロック状態が使用者にとって不明瞭であり、操作ボタン1201がロック状態にあるのかアンロック状態にあるのはわかり難いという問題があった。
【0007】
本発明は、操作部のロック状態とアンロック状態の切換えを瞬時に行うことができるようにすることを課題としている。
また、本発明は、操作部がロック状態にあるのかアンロック状態にあるのかを認識しやすいようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ケース内に計時部を収容した時計本体と、前記ケース内に収容された被操作部と、前記ケースから露出し前記被操作部を操作するための操作部を有する携帯時計において、ロック位置とアンロック位置に回転操作可能に配設された回転部材と、前記回転部材と一体になって回転する弾性部材と、前記ケース方向又は反ケース方向に移動可能に配設された操作部とを備えて成り、前記操作部は、前記回転部材が前記ロック位置にあるときに前記弾性部材に係合して前記ケース方向又は反ケース方向の移動が規制され、前記回転部材が前記アンロック位置にあるときに前記弾性部材に係合することなく前記ケース方向又は反ケース方向の移動が可能になることを特徴とする携帯時計である。操作部は、回転部材がロック位置にあるときに弾性部材に係合してケース方向又は反ケース方向の移動が規制され、前記回転部材がアンロック位置にあるときに前記弾性部材に係合することなく前記ケース方向又は反ケース方向の移動が可能になる。
【0009】
ここで、前記ケースに一体的に設けられた円筒部材と、前記円筒部材に設けられた貫通孔とを備え、前記回転部材は前記円筒部材を軸として、前記ロック位置とアンロック位置に回転可能に配設されると共に、前記操作部は前記円筒部材内に摺動可能に配設されて成り、前記弾性部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記貫通孔から排出された位置に移動して前記操作部の軌道から外れて前記操作部を操作可能にし、前記回転部材が前記ロック位置のときに前記貫通孔に移動して前記操作部の軌道内に位置することにより前記操作部の操作を阻止するように構成してもよい。
【0010】
また、前記弾性部材はC字形のバネ部材によって形成されると共に、前記貫通孔は相互に対向するように前記円筒部材に一対設けられて成り、前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置になるときに前記円筒部材により前記一対の貫通孔から排出された位置に移動されて、記操作部の軌道から外れて前記操作部を操作可能にし、前記回転部材が前記ロック位置になるときに前記一対の貫通孔に移動されて、前記操作部の軌道内に位置することにより前記操作部の操作を阻止するように構成してもよい。
また、前記円筒部材は前記一対の貫通孔間に凹部を有し、前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記凹部に係合するように構成してもよい。
【0011】
また、前記回転部材は収容穴を有し、前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記収容穴に位置するように構成してもよい。
また、前記回転部材には、ロック状態及びアンロック状態を示すための識別マークが設けられているように構成してもよい。
また、前記操作部は操作ボタンであると共に、前記被操作部はスイッチであるように構成してもよい。
また、前記操作部は竜頭であると共に、前記被操作部は巻真であるように構成してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図で、操作ボタン101がロック状態の図である。尚、図1(a)は正断面図、同図(b)は同図(a)のX−X断面図である。また、同図(b)では、操作ボタン101の頭部108の外形を2点鎖線で示している。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図で、操作ボタン101がアンロック状態(ロック状態が解除された状態)の図である。尚、図2(a)は正断面図、同図(b)は同図(a)のX−X断面図である。また、同図(b)では、操作ボタン101の頭部108の外形を2点鎖線で示している。
【0013】
図3は円筒部材103の構成を示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は右側面図である。また、図4は円筒部材103の斜視図である。
図5はバネ104を示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図である。
図6は前記操作部ロック構造の一部を示す分解斜視図で、操作ボタン101がロック状態にあるときの図である。
図7は前記操作部ロック構造の一部を示す分解斜視図で、操作ボタン101がアンロック状態にあるときの図である。
図8は前記操作部ロック構造の一部を示す斜視図で、操作ボタン101がロック状態にあるときの図である。
図9は前記操作部ロック構造の一部を示す斜視図で、操作ボタン101がアンロック状態にあるときの図である。
尚、図1〜図9において、同一部分には同一符号を付している。
【0014】
図1〜図9において、本実施の形態に係る操作部ロック構造は、操作部を構成する操作ボタン101、回転部材102、円筒部材103、弾性部材を構成するC字形バネ104、回転部材102に対向配設した一対の凹部で構成された識別マーク105、105及びコイルバネ106を備えており、腕時計本体のケース100に一体的に設けられている。
操作ボタン101は円柱状の頭部108、頭部108よりも小径の円柱状の胴部109を備えている。頭部108の胴部109側には、頭部108の端部円周に沿って円形状突部107が形成されている。操作ボタン101の胴部109の端部110には抜け留め部材111が一体的に設けられている。
円筒部材103は大径部115及び大径部115よりも小径の小径部116を有している。操作ボタン101は、頭部108の一部が突出した状態で大径部115内に収容されると共に、胴部109が小径部116に収容されており、操作ボタン101は胴部109の軸方向Aに沿って摺動可能に保持されている。
【0015】
操作ボタン101は円筒部材103内に配設されたコイルバネ106によって円筒部材103から突出する方向(反ケース100方向)に付勢されている。抜け留め部材111が円筒部材103の小径部116の端部に当接することにより、操作ボタン101がコイルバネ106の付勢力によって円筒部材103から抜け落ちるのを防止するように構成されている。
円筒部材103の大径部115には、大径部115の円周方向に沿って、相互に対向する位置に一対の貫通溝114、114が形成されている。貫通溝114、114は貫通孔を構成している。また、両貫通溝114、114間には相互に対向する位置に、一対の凹部301、301が形成されている。
【0016】
回転部材102の内部には、その円周方向に沿って溝部113が形成されている。また、回転部材102の内部には凸部117が形成されている。
回転部材102内には、円筒部材103を挟むようにC字形バネ104が配設されている。バネ104は、その両端部118、118によって回転部材102の凸部117を挟持するように保持されており、これにより、バネ104は回転部材102と一体になって回転するように構成されている。
また、バネ104、貫通孔114、114、溝部113は回転部材102及び筒状部材103の半径方向の同一面内に配設されており、バネ104が貫通孔114、114を介して溝部113内に突出することができるように構成されている。
ケース100内の端部110近傍には被操作部を構成するスイッチ112が配設されており、アンロック状態のとき、操作ボタン101をケース100側に押し込み操作することにより、スイッチ112を操作することができるように構成されている。
【0017】
以上のように構成された操作部ロック構造の動作を説明する。
先ず、ロック状態では、各構成要素は図1、図6、図8に示す状態にある。
即ち、回転部材102は、識別マーク105、105が上及び下方向に位置するようになっている。
この状態では、バネ104は貫通溝114、114内に突出して、操作ボタン101の円形状突部107に対向するように位置している。これにより、バネ104が操作ボタン101の軌道上に位置して、操作ボタン101はケース100方向に押し込み操作できないようになっている。
尚、使用者は、識別マーク105が回転部材102の上下に位置することによりロック状態にあることを容易に知ることができる。
【0018】
この状態から、円筒部材102を90度だけ左又は右に回転させることによってアンロック状態にする。
アンロック状態では、各構成要素は図2、図7、図9に示す状態になる。
即ち、回転部材102は、識別マーク105、105が左及び右方向に位置するようになる。
また、回転部材102の回転にともない、バネ104が回転部材102と一体となって回転するため、バネ104は貫通溝114、114から排出されて、貫通溝114、114を介して溝部113、113内に位置するようになる。また、バネ104は、凹部301、301を挟持する位置で保持される。尚、バネ104が凹部301、301を挟持することにより、回転部材102の回転操作にクリック感が得られ、ロック状態からアンロック状態になったことを回転部材102の操作感で知ることができる。したがって、回転部材102を過大に回転させることを防止できる。
【0019】
バネ104が貫通溝114、114から排出されると、バネ104は操作ボタン101の軌道上に存在しなくなるため、操作ボタン101はケース100側に押し込み操作が可能になる。
また、回転部材102の識別マーク105、105が左右方向に位置するようになるため、使用者はアンロック状態にあることを知ることができる。
前記アンロック状態で、操作ボタン101をケース100側へ押し込み操作することにより、スイッチ112を操作する。これにより、スイッチ112に対応付けられた機能を実行することができる。
【0020】
アンロック状態からロック状態にする場合には、回転部材102を、90度左又は右に回転させることにより、前記ロック状態に移行する。尚、バネ104が貫通溝114、114内に位置することにより、回転部材102の回転操作にクリック感が得られ、アンロック状態からロック状態になったことを回転部材102の操作感で知ることができる。したがって、回転部材102を過大に回転させることを防止できる。
以上のようにして、操作ボタン101をロックするロック状態と、ロック状態を解除したアンロック状態とを切り換えることが可能になる。
【0021】
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図で、操作部として竜頭1001を用いた例である。尚、竜頭1001はロック状態にある。
図11は、図11の操作部ロック構造において、竜頭1001がアンロック状態の図である。
尚、図10及び図11において、図1〜図9と同一部分には同一符号を付している。
【0022】
本第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と相違する点は、操作部が竜頭1001であり、被操作部が巻真1003である点、及び、アンロック状態では、竜頭1003をケース100から離れる方向(反ケース100方向)に操作することにより、竜頭1003の胴部109に一体的に設けられた巻真1003を操作できるように構成した点である。
本第2の実施の形態では、ロック状態では、回転部材102と一体的に回転するC字形バネ104が、竜頭1001に形成された溝部1002内に位置し、これにより、竜頭1001は反ケース100方向へ移動できないように構成されている(図10参照)。
【0023】
ロック状態から、回転部材102を90度左又は右に回転させることによってアンロック状態に切り換えると、バネ104は貫通溝114を介して溝部113内に収容される。これにより、バネ104は竜頭1001の軌道上から外れるため、竜頭1001は反ケース100方向へ移動可能になる。
前記アンロック状態で、竜頭1001を反ケース100方向へ引き出すことにより、巻真1003を操作する。これにより、巻真1003に対応付けられた機能を実行することができる。
アンロック状態からロック状態にする場合には、回転部材102を、90度左又は右に回転させることにより、前記ロック状態になる。
以上のようにして、回転部材102を90度回転することにより、竜頭1001をロックするロック状態と、ロック状態を解除したアンロック状態とを切り換えることが可能になる。
【0024】
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造は、ケース100内に計時部を収容した時計本体と、ケース100内に収容された被操作部112、1003と、ケース100から露出し被操作部112、1003を操作するための操作部101、1001を有する携帯時計において、回転可能に配設され、所定角度回転することによりロック位置とアンロック位置との間で移行可能な回転部材102と、回転部材102と一体になって回転する弾性部材104と、ケース100方向又は反ケース100方向へ移動可能に配設された操作部101、1001とを備えて成り、操作部101、1001は、回転部材102が前記ロック位置にあるときに弾性部材104に係合してケース100方向又は反ケース100方向への移動が規制され、回転部材102が前記アンロック位置にあるときに弾性部材104に係合することなくケース100方向又は反ケース100方向への移動が可能になることを特徴としている。
【0025】
したがって、回転部材を操作部のロック状態とアンロック状態の切換えを瞬時に行うことが可能になる。
また、ロック状態とアンロック状態間の切換えを行う場合に、操作部101、1001を所定角度(前記各実施の形態では90度)だけ回転すればよく、操作部101、1001を複数回回転する必要がないため、ロック状態とアンロック状態の切り換えを瞬時に行うことが可能になる。
また、回転部材102に識別マークを設けているので、操作部101、1001がロック状態にあるのかアンロック状態にあるのかを容易に認識することが可能になる。
また、回転部材102は、フリーな状態に構成されているので、過大に回転させた場合にも破損するおそれがない。
【0026】
尚、前記第1の実施の形態では、操作ボタン101を押し込み操作するように構成したが、引き出し操作するように構成してもよい。
また、前記第2の実施の形態では、竜頭1001を引き出し操作するように構成したが、押し込み操作するように構成してもよい。
また、バネ104はC字形に構成したが、一対の開放端部を有する3角形状、6角形状等の多角形状や、半楕円形状等に構成するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、ロック状態とアンロック状態間の切換えを行う場合に、操作部を複数回回転する必要がなく、操作部のロック状態とアンロック状態の切換えを瞬時に行うことが可能になる。
また、操作部がロック状態にあるのかアンロック状態にあるのかを容易に認識することが可能になる。
また、回転部材を過大に回転させた場合でも破損するおそれが少ないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に使用する円筒部材の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に使用する円筒部材の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に使用するバネの構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造の分解斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造の分解斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造の斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造の斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る携帯時計における操作部ロック構造を示す図である。
【図12】従来の操作部ロック構造を示す図である。
【符号の説明】
100・・・ケース
101・・・操作部を構成する操作ボタン
102・・・回転部材
103・・・円筒部材
104・・・弾性部材を構成するバネ
105・・・識別マーク
106・・・コイルスプリング
112・・・被操作部を構成するスイッチ
113、1002・・・溝部
114・・・貫通孔を構成する貫通溝
301・・・凹部
1001・・・操作部を構成する竜頭
1003・・・被操作部を構成する巻真
Claims (7)
- ケース内に計時部を収容した時計本体と、前記ケース内に収容された被操作部と、前記ケースから露出し前記被操作部を操作するための操作部を有する携帯時計において、
ロック位置とアンロック位置に回転操作可能に配設された回転部材と、
前記回転部材と一体になって回転する弾性部材と、
ケース方向又は反ケース方向に移動可能に配設された操作部とを備えて成り、
前記ケースに一体的に設けられた円筒部材と、
前記円筒部材に設けられた貫通孔とを備え、
前記回転部材は前記円筒部材を軸として、前記ロック位置とアンロック位置に回転可能に配設されると共に、前記操作部は前記円筒部材内に摺動可能に配設されて成り、
前記弾性部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記貫通孔から排出された位置に移動して前記操作部の軌道から外れて前記操作部を操作可能にし、前記回転部材が前記ロック位置のときに前記貫通孔に移動して前記操作部の軌道内に位置することにより前記操作部の操作を阻止することを特徴とする携帯時計。 - 前記弾性部材はC字形のバネ部材によって形成されると共に、前記貫通孔は相互に対向するように前記円筒部材に一対設けられて成り、
前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置になるときに前記円筒部材により前記一対の貫通孔から排出された位置に移動されて、前記操作部の軌道から外れて前記操作部を操作可能にし、前記回転部材が前記ロック位置になるときに前記一対の貫通孔に移動されて、前記操作部の軌道内に位置することにより前記操作部の操作を阻止することを特徴とする請求項1記載の携帯時計。 - 前記円筒部材は前記一対の貫通孔間に凹部を有し、
前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記凹部に係合することを特徴とする請求項2記載の携帯時計。 - 前記回転部材は収容穴を有し、
前記バネ部材は、前記回転部材が前記アンロック位置のときに前記収容穴に位置することを特徴とする請求項2又は3記載の携帯時計。 - 前記回転部材には、ロック状態及びアンロック状態を示すための識別マークが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯時計。
- 前記操作部は操作ボタンであると共に、前記被操作部はスイッチであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の携帯時計。
- 前記操作部は竜頭であると共に、前記被操作部は巻真であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の携帯時計。
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