JP3809907B2 - Ip構内交換システムおよびip電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は音声信号をIPパケット化して音声通信を行うIP構内交換システム及びIP電話機に係り、特に1台のIP電話機に複数の電話番号を割り当て、複数の利用者があたかも個人専用の電話機として利用可能なIP構内交換システム及びIP電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の構内交換機(PBX)および内線電話機から構成される構内交換システムは、1台の内線電話機に対して1つの電話番号が割り当てられ、構内交換機(PBX)も内線電話機毎の電話番号に対して呼制御、呼接続などの制御がなされている。
【0003】
また、従来の構内交換システムとパーソナルコンピュータを連動させる場合、内線電話機とパーソナルコンピュータの接続は、RS−232Cなどのシリアルインタフェースで接続され、内線電話機とパーソナルコンピュータとは、1対1の接続がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構内交換システムは、1台の内線電話機に1つの電話番号が割り当てられ、また、1台の内線電話機と1台のパーソナルコンピュータが接続される構成のため、利用者が専用電話機として使用する場合には、利用者の人数分の内線電話機が必要となる。
【0005】
一般の事務所などでは、利用者1人が1台の内線電話機を専用に使用せず、2人が1台の内線電話機を共有して使用するケースが多く、着信音を聞いてどちらの人への着信なのか区別ができないため、とても専用電話機とは呼べない。
【0006】
また、内線電話機の設置スペースが限定される場合、個々人が専用に使用しているパーソナルコンピュータを音声端末として使用するソフトフォンが有効であるが、パーソナルコンピュータが使用可能な状態にならないと、発信ならびに着信ができないことや、パーソナルコンピュータ上で動作しているアプリケーションソフトとの関連によって不安定動作を招く虞がある。
【0007】
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は1台の内線電話機に、複数の電話番号と電話番号毎に異なる着信音を設定でき、複数の利用者があたかも利用者個人の専用電話機として使用可能なIP電話機を備えた利便性の高いIP構内交換システム及びIP電話機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためにこの発明に係るIP構内交換システムは、音声信号をIPパケット化して音声通信を行うIP構内交換システムにおいて、1つのIPアドレスと複数の電話番号との割り当てが可能であり、前記電話番号毎に異なる着信音を鳴動可能なIP電話機と、前記IP電話機の複数の電話番号にそれぞれ対応して動作する複数のパーソナルコンピュータと、前記IP電話機のIPアドレスと複数の電話番号とを対応づけると共に、また、前記電話番号毎に前記パーソナルコンピュータのIPアドレスを対応づける情報を格納し、前記IP電話機および前記パーソナルコンピュータに対する呼制御をLANを介して行う呼制御装置とを備え、前記呼制御装置は、制御下にあるIP電話機の電話番号に対する着信があった場合に、当該IP電話機に対する着信呼制御を実行すると共に、当該電話番号に対応するパーソナルコンピュータのIPアドレス宛てに、発信者の電話番号を含む着信通知情報を送出することを特徴とする。
【0009】
また、この発明に係るパーソナルコンピュータは、着信通知情報を受信すると、発着信の電話番号を表示することを特徴とする。
【0011】
また、この発明に係るIP構内交換システムは、不在着信メールを記憶するメールサーバを備え、不在メッセージに応答し、不在電話番号に対応したパーソナルコンピュータに不在着信メールを送信することを特徴とする。
【0012】
さらに、この発明に係るIP電話機は、1つのIPアドレスと複数の電話番号との割り当てが可能であり、前記電話番号毎に異なる着信音を鳴動可能なIP電話機であって、LANとの間でIPパケットの送受信を行うLANインタフェースと、前記IP電話機のIPパケットと複数の電話番号とを対応づけると共に、前記電話番号毎に前記パーソナルコンピュータのIPアドレスを対応づける情報を記憶する記憶手段と、前記電話番号毎に異なる着信音を生成する信号生成手段と、電話機全体の動作を制御する電話機制御手段とを備え、前記LANインタフェースへの着信があった場合に、前記信号生成手段が着信電話番号に対応する着信音を生成すると共に、前記電話機制御手段が当該電話番号に対応するパーソナルコンピュータのIPアドレス宛てに、着信通知情報を送出することを特徴とする。
【0014】
さらに、この発明に係る電話機制御手段は、着信から所定時間経過しても着信応答がない場合には、不在メッセージに続いて不在トーキーを送出させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るIP構内交換システムの実施の形態基本構成図である。図1において、IP構内交換システム1は、構内交換機2を構成する呼制御装置3および交換装置4と、1台を複数の利用者(例えば、2人)で共有するIP−PBX共有電話機(IP電話機)5およびIP−PBX共有電話機(IP電話機)6と、IP−PBX共有電話機5,6と連動し、それぞれ共有グループG1,G2を形成するパーソナルコンピュータPC1,PC2およびパーソナルコンピュータPC3,PC4と、メールを蓄積し、送信するメールサーバ7とから構成する。
各々がLAN−1と接続され、LAN−1は、ルータ8を介してIP網NTと接続されている。
【0016】
呼制御装置3、交換装置4、IP−PBX共有電話機5、IP−PBX共有電話機6、パーソナルコンピュータPC1,PC2、パーソナルコンピュータPC3,PC4間は、LAN−1で接続し、音声信号、メールおよび各種情報(電話番号、IPアドレス、メールアドレス等)をIPパケットで伝送する。
【0017】
呼制御装置3は、LAN−1に接続して構内交換機2の一部を構成し、IP−PBX共有電話機5およびIP−PBX共有電話機6を複数の利用者で共有するためのデータを格納する管理テーブル3aを備え、管理テーブル3aのデータに基づいて呼制御を実行する。
【0018】
管理テーブル3aは、IP−PBX共有電話機5およびIP−PBX共有電話機6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1,PC2とパーソナルコンピュータPC3,PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを格納する。
【0019】
また、管理テーブル3aは、システムが動作可能状態になった時点で、IP−PBX共用電話機5,6を呼制御装置3の制御下で動作するように、IP−PBX共有電話機5,6からログインされ、IP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号と、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスとを関連付けて格納する。
【0020】
図5はこの発明に係る管理テーブルの一実施の形態イメージ図である。図5において、管理テーブル3aは、IP−PBX共用電話機5のIPアドレスAT1「192.168.0.12」と、電話番号NT1「2001」,NT2「2002」と、電話番号NT1「2001」に関連付けたパーソナルコンピュータPC1のIPアドレスAP1「192.168.0.1」およびメールアドレスMP1「2001@mail」および電話番号NT2「2002」に関連付けたパーソナルコンピュータPC2のIPアドレスAP2「192.168.0.2」およびメールアドレスMP2「2002@mail」を格納する。
【0021】
同様に、管理テーブル3aは、IP−PBX共有電話機6のIPアドレスAT2「192.168.0.34」と、電話番号NT3「2003」,NT4「2004」と、電話番号NT3「2003」に関連付けたパーソナルコンピュータPC3のIPアドレスAP3「192.168.0.3」およびメールアドレスMP3「2003@mail」および電話番号NT4「2004」に関連付けたパーソナルコンピュータPC4のIPアドレスAP4「192.168.0.4」およびメールアドレスMP4「2004@mail」を格納する。
【0022】
呼制御装置3は、IP−PBX共有電話機5,6から発呼があると、着番号(被呼者電話番号)のIPアドレスを管理テーブルから検索し、検索したIPアドレスの共有電話機に発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)を送信し、共有電話機の着番号に対応した着信音を鳴動させるとともに、表示器に発番号および着番号を表示させる。
【0023】
また、呼制御装置3は、着番号(被呼者電話番号)に対応したパーソナルコンピュータPCのIPアドレスを検索し、検索したパーソナルコンピュータPCに発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)の着信通知を送信し、パーソナルコンピュータPCの画面上に発番号および着番号を表示させる。
【0024】
さらに、呼制御装置3は、着番号の利用者が不在で、共有電話機から不在応答がある場合、不在着信メールをメールサーバ7に送信し、メールサーバ7に不在着信メールを蓄積させる。
【0025】
このように、この発明に係る呼制御装置3は、IP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを関連付けて格納する管理テーブル3aを備えたので、複数の電話番号が設定されたIP−PBX共有電話機5,6ならびに電話番号に対応したパーソナルコンピュータPC1〜PC4の呼制御を確実に実行することができる。
【0026】
交換装置4は、LAN−1に接続され、呼制御装置3とともに構内交換機2を構成し、IPトランク、内線電話機TE1〜TEkや局線トランクを介して公衆網であるPSTNを収容している。IP−PBX共有電話機5やIP−PBX共有電話機6と内線電話機TE1〜TEk相互間の呼接続、IP−PBX共有電話機5やIP−PBX共有電話機6、内線電話機TE1〜TEkとPSTN側に接続されている電話機等と相互間(局線間)の呼接続を行う。
【0027】
IP−PBX共有電話機5は、LAN−1に接続する多機能電話機で構成し、1台の電話機にIPアドレス「192.168.0.12」と利用者(2人)毎に異なる2つの電話番号「2001」,「2002」を割り当て、着信時に、電話番号「2001」,「2002」のそれぞれに対応して異なる着信音を鳴動し、利用者を区別して呼び出す。
【0028】
IP−PBX共有電話機6は、1台の電話機にIPアドレス「192.168.0.34」と利用者(2人)毎に異なる2つの電話番号「2003」,「2004」を割り当て、着信時に、電話番号「2003」,「2004」のそれぞれに対応して異なる着信音を鳴動し、利用者を区別して呼び出す。
【0029】
1台の電話機を2人で共有しても、2つの電話番号「2001」,「2002」を割り当て、電話番号「2001」,「2002」毎に異なる着信音を設定するので、どちらの利用者への着信か着信音で区別することができ、あたかも利用者の専用電話機として利用することができる。
【0030】
また、IP−PBX共有電話機5は、パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2と、共有グループG1を形成する。パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2は、電話番号「2001」,「2002」が割り当てられた2人の利用者が専用に使用する。また、パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2は、IP−PBX共有電話機5と連動し、電話のダイヤル発信機能、着信時の発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)表示機能、不在着信メール受信機能を有する。
【0031】
IP−PBX共有電話機5は、電話のダイヤル発信機能および着信の番号表示機能でパーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2と連動させるため、パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2にそれぞれ電話番号「2001」,「2002」と関連付けたIPアドレス「192.168.0.1」,「192.168.0.2」およびメールアドレス「2001@mail」、「2002@mail」を設定し、記憶する。
【0032】
共有グループG2を形成するIP−PBX共有電話機6とパーソナルコンピュータPC3およびパーソナルコンピュータPC4も、共有グループG1と同様である。
【0033】
パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2は、それぞれLAN−1に接続し、IP−PBX共用電話機5と共有グループG1を形成する。また、パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2は、IP−PBX共有電話機5と、電話のダイヤル発信機能、着信時の発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)表示機能、不在着信メール受信機能で連動する。
【0034】
パソコンの豊富な機能の一部を共有電話の機能として利用し、ダイヤル発信時に、共有電話機のダイヤルキーの操作に代えてパソコンに記憶した電話帳をパソコン画面上に表示し、発信相手先をクリックしてダイヤル発信を実行する。
【0035】
また、電話の着信時に、発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)をパソコン画面上に表示させる。また、表示させた発番号(発呼者電話番号)に発呼者名称などを付けてパソコンの電話帳に登録する。
【0036】
パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2は、IP−PBX共有電話機5と電話機能を連動するために、IP−PBX共有電話機5に割り当てられた電話番号「2001」,「2002」に対応したIPアドレス「192.168.0.1」,「192.168.0.2」およびメールアドレス「2001@mail」、「2002@mail」を付与し、IP−PBX共有電話機5が着信時に、IP−PBX共有電話機5または呼制御装置3から送信されてくる発着信(発呼側および受呼側)の電話番号(発番号および着番号)を受信してパソコン画面上に表示する。
【0037】
IP−PBX共有電話機6と共有グループG2を形成するパーソナルコンピュータPC3およびパーソナルコンピュータPC4についても、パーソナルコンピュータPC1およびパーソナルコンピュータPC2と同様である。
【0038】
なお、パーソナルコンピュータPC1〜PC4は、電話機能の他に、パソコン本来の機能である電子メールなどのパソコン通信を実行する。
【0039】
このように、この発明に係るパーソナルコンピュータPC1〜PC4は、IP−PBX共有電話機5,6と連動し、IP−PBX共有電話機5,6が着信時に、発着信の電話番号(発番号および着番号)を表示するので、自分宛て着信音が聞こえると、パーソナルコンピュータ画面上で、誰からの自分宛ての着信かを認識することができ、共有電話機にも拘わらず、専用電話機としての利便性の向上を図ることができる。
【0040】
メールサーバ7は、LAN−1に接続し、着信時に、IP−PBX共有電話機5または呼制御装置3から供給される不在の電話番号(例えば、「2001」)の不在着信メールに応答(受信)して記憶(蓄積)し、不在着信メールを該当するメールアドレス(例えば、「2001@mail」)のパソコン(例えば、パーソナルコンピュータPC1)に送信する。
【0041】
このように、この発明に係るIP構内交換システム1は、不在着信メールを記憶するメールサーバ7を備え、不在メッセージに応答し、不在電話番号(例えば、「2001」)に対応したパーソナルコンピュータ(例えば、PC1)に不在着信メールを送信するので、IP−PBX共有電話機5,6に着信した電話番号の利用者が不在でも、不在の利用者のパーソナルコンピュータに不在着信メールを残し、不在時の着信履歴を管理することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0042】
なお、本実施の形態では、共有電話機をIP−PBX共有電話機5,6の2台とし、共有グループ1,2のパーソナルコンピュータもそれぞれパーソナルコンピュータPC1,2およびパーソナルコンピュータPC3,4の2台づつの構成としたが、IP−PBX共有電話機の台数、共有者およびパーソナルコンピュータの台数は、3台(共有者は3人)以上で構成してもよい。
【0043】
以上の説明のように、この発明に係るIP構内交換システム1は、音声信号をIPパケット化して音声通信を行うものであって、1台の電話機に、IPアドレスと利用者毎にそれぞれ異なる複数の電話番号を割り当て、電話番号毎に異なる着信音を鳴動し、利用者の専用電話機として使用可能なIP−PBX共有電話機5,6と、IP−PBX共有電話機5,6の複数の電話番号にそれぞれ対応したIPアドレスおよびメールアドレスを有する複数のパーソナルコンピュータPC1〜PG4と、IP−PBX共有電話機5,6からログインされ、IP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを格納し、呼制御を行う呼制御装置3と、局線、IPトランク、内線電話機を収容する交換装置4とからなるIP構内交換機2と、IP−PBX共有電話機5,6、パーソナルコンピュータPC1〜PC4、呼制御装置3および交換装置4を接続するLAN(LAN−1)とを備えたので、IP−PBX共有電話機5,6の利用者は、自分専用のパーソナルコンピュータからダイヤル発信し、自分に割り当てられた着信音と電話番号表示によって自分宛ての着信を他の共有者から区別して容易に認識し、あたかも利用者個人の専用電話機として使用することができ、利便性の向上ならびにシステムのコスト削減を実現することができる。
【0044】
図2はこの発明に係るIP−PBX共有電話機の一実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、IP−PBX共有電話機5,6は、LANインタフェース9、DSP(Digital Signal Processor)10、コーデック11、増幅器12、電話機制御手段13、記憶手段14、信号生成手段15、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶表示器)などの表示手段16、ダイヤルキーおよび機能キー等の操作キー17、ハンドセット18、着信音を発生するスピーカ19を備える。
【0045】
LANインタフェース9は、LAN−1と接続してインタフェースを取り、電話機制御手段13の制御により、音声信号ならびに各種情報のIPパケットを送受信する。
【0046】
DSP(Digital Signal Processor)10は、電話機制御手段13の制御により、IPパケットをディジタル信号に変換してコーデック11に供給する。また、DSP(Digital Signal Processor)10は、ディジタル信号をIPパケットに変換してLANインタフェース9に供給する。
【0047】
コーデック11は、電話機制御手段13の制御により、DSP(Digital Signal Processor)10から供給されるディジタル信号をアナログの音声信号に変換(復号化)して増幅器12に供給する。また、コーデック11は、増幅器12から供給される音声信号に符号化を施してディジタル信号とし、ディジタル信号をDSP(Digital Signal Processor)10に供給する。
【0048】
増幅器12は、送話アンプ、受話アンプ、スピーカアンプで構成し、コーデック11から供給される受話の音声信号を増幅してハンドセット18の受話口から音声で出力する。
【0049】
また、増幅器12は、ハンドセット18の送話口から入力された送話音声が音響−電気変換された送話信号を増幅してコーデック11に供給する。さらに、増幅器12は、着信時に、電話機制御手段13の制御により、信号生成手段15からコーデック11を介して供給される着信信号を増幅し、スピーカ19から着信音を出力する。
【0050】
電話機制御手段13は、マイクロプロセッサを基本に各種処理機能、演算機能、一時記憶手段、タイマ等を備え、LANインタフェース9、DSP(Digital Signal Processor)10、コーデック11、増幅器12、記憶手段14、信号生成手段15、表示手段16および操作キー17の動作を制御する。
【0051】
電話機制御手段13は、IP−PBX共有電話機5,6が動作可能状態になった場合、記憶手段14に登録(記憶)にされたIP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを読み出し、LANインタフェース9を介してLAN−1に送信し、図1に示す呼制御装置3の管理テーブル3aに登録させるログインの実行を制御する。
【0052】
また、電話機制御手段13は、着信時に、LANインタフェース9で受信した発番号(発呼者電話番号)および着番号(被呼者電話番号)を取り込み、発番号および着番号を表示手段16に供給して表示させる。
【0053】
さらに、電話機制御手段13は、着信時に取り込んだ着番号(例えば、電話番号「2001」、「2002」)に対応したメロディ指令を信号生成手段15に供給し、信号生成手段15から電話番号(「2001」、「2002」)に対応して予め設定された着信音信号を生成させ、コーデック11、増幅器12を介してスピーカ19から電話番号(「2001」、「2002」)に対応した着信音を発生させる。
【0054】
また、電話機制御手段13は、着信時に取り込んだ発番号および着番号を一時記憶し、記憶手段14から電話番号(例えば、電話番号「2001」)に関連付けて記憶したパソコンのIPアドレス(例えば、「196.168.0.1」)を読み出して一時記憶した発番号および着番号に付加した着信通知をLANインタフェース9からLAN−1に送出させ、パソコン(例えば、パーソナルコンピュータPC1)の画面上に発番号および着番号を表示させる。
【0055】
このように、この発明に係る電話機制御手段13は、着信時に、受信した発着信の電話番号に送信先のIPアドレスを付加した着信通知をパーソナルコンピュータPC1〜PC4に送信させるので、着信した電話番号の利用者のパーソナルコンピュータに発信元の電話番号および着信した電話番号を表示することができる。
【0056】
さらに、電話機制御手段13は、操作キー17から供給されるキー情報に基づいてIP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを記憶手段14に登録(記憶)させる。
【0057】
また、電話機制御手段13は、着信してからの時間経過を計時し、所定時間が経過してもハンドセット18がオフフック(着信応答)されない場合には、着番号の利用者(被呼者)が不在と認識し、取り込んだ着番号に対応したメッセージ指令、続いてトーキー指令を信号生成手段15に供給し、信号生成手段15から着番号(電話番号)に対応して予め設定された不在メッセージ、不在トーキーを生成させ、コーデック11、DSP(Digital Signal Processor)10、LANインタフェース9を介してLAN−1に不在メッセージに続き不在トーキを送出させる。
【0058】
このように、この発明に係る電話機制御手段13は、着信から所定時間経過しても着信応答がない場合には、不在メッセージに続いて不在トーキーを送出させるので、発信側のIP−PBX電話機ならびにパーソナルコンピュータに着信側の不在を通知することができる。
【0059】
記憶手段14は、書換え可能なRAM等のメモリで構成し、電話機制御手段13の制御により、IP−PBX共有電話機5,6のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスおよびメールアドレスを記憶(格納)し、出力する。
【0060】
図6はこの発明に係る記憶手段の記憶領域の一実施の形態イメージ図である。(a)図にIPアドレス、電話番号、メールアドレスの記憶領域イメージ図、(b)図に着信音、不在メッセージ、不在トーキーの指令イメージ図である。
【0061】
(a)図において、IPアドレス、電話番号、メールアドレスの記憶領域は、IP−PBX共有電話機5,6から呼制御装置3にログインするデータであり、図5に示す管理テーブル3aと同一である。
【0062】
(b)図において、着信電話番号(着番号)に対応して着信音のメロディ指令、不在メッセージのメッセージ指令および不在トーキーのトーキー指令を記憶する。実際の着信音、不在メッセージおよび不在トーキーは、信号生成手段15で生成するため、各指令は、信号生成手段15を駆動するための制御信号である。
【0063】
次に、IP構内交換システム1の動作シーケンスについて説明する。図3はこの発明に係るIP構内交換システムの発信−応答の一実施の形態動作シーケンス図である。なお、共有グループG2のパーソナルコンピュータPC3(電話番号「2003」に対応)から共有グループG1のIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」に発呼し、IP−PBX共有電話機5が応答する場合について説明する。
【0064】
図3において、まず、IP−PBX共有電話機5およびIP−PBX共有電話機6は、動作可能になった時点で呼制御装置3にログインする。ログインとは、IP−PBX共有電話機5,6を呼制御装置3の制御下で動作するように登録する動作である。
【0065】
IP−PBX共有電話機5,6は、ログインの際に、自電話番号と自電話機のIPアドレス、電話番号の利用者(共有者)に該当するメールアドレスとパーソナルコンピュータPC1〜PC4のIPアドレスを呼制御装置3に送信する。これにより、呼制御装置3は、該当する電話番号に対する情報をどのアドレスに送信すればよいかの関連付けが可能になる。
【0066】
図3では、IP−PBX共有電話機5の2人の共有者の1人に割り当てられた▲1▼電話番号「2001」とIP−PBX共有電話機5のIPアドレス「192.168.0.12」、電話番号「2001」用のメールアドレス「2001@mail」とパーソナルコンピュータPC1のIPアドレス「192.168.0.1」、および2人の共有者の他の1人に割り当てられた▲2▼電話番号「2002」とIP−PBX共有電話機5のIPアドレス「192.168.0.12」、電話番号「2002」用のメールアドレス「2002@mail」とパーソナルコンピュータPC2のIPアドレス「192.168.0.2」を呼制御装置3に送信する。呼制御装置3は、▲1▼および▲2▼の情報を受信し、IP−PBX共有電話機5のIPアドレスと電話番号、パーソナルコンピュータPC1,PC2のメールアドレスとIPアドレスを図5に示す管理テーブル3aに格納する。
【0067】
同様に、IP−PBX共有電話機6の2人の共有者の1人に割り当てられた▲3▼電話番号「2003」とIP−PBX共有電話機6のIPアドレス「192.168.0.34」、電話番号「2003」用のメールアドレス「2003@mail」とパーソナルコンピュータPC3のIPアドレス「192.168.0.3」、および2人の共有者の他の1人に割り当てられた▲4▼電話番号「2004」とIP−PBX共有電話機6のIPアドレス「192.168.0.34」、電話番号「2004」用のメールアドレス「2004@mail」とパーソナルコンピュータPC4のIPアドレス「192.168.0.4」を呼制御装置3に送信する。呼制御装置3は、▲3▼および▲4▼の情報を受信し、IP−PBX共有電話機6のIPアドレスと電話番号、パーソナルコンピュータPC3,PC4のメールアドレスとIPアドレスを図5に示す管理テーブル3aに格納する。
【0068】
次に、パーソナルコンピュータPC3からIP−PBX共有電話機5(例えば、電話番号「2001」)に対して発呼の起動をかける。この発呼起動は、IP−PBX共有電話機6のIPアドレス「192.168.0.34」宛にコマンドを送信することによって実行する。
【0069】
IP−PBX共有電話機6は、パーソナルコンピュータPC3からのコマンドを受信すると、パーソナルコンピュータPC3に対応した電話番号「2003」を判定し、発呼番号「2003」、着呼番号「2001」の発呼情報を呼制御装置3に発呼する。
【0070】
呼制御装置3は、IP−PBX共有電話機6からの発呼情報を受信すると、着呼番号「2001」に基いて図5に示す管理テーブル3aを検索し、着呼番号「2001」がIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」であることを認識し、IP−PBX共有電話機5宛に、発呼番号「2003」、着呼番号「2001」を発呼する呼制御を実行する。
【0071】
また、呼制御装置3は、着呼番号「2001」がIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」であることを認識すると、図5に示す管理テーブル3aで検索したパーソナルコンピュータPC1のIPアドレス「192.168.0.1」を発呼番号「2003」、着呼番号「2001」に付加した『X:着信通知』をパーソナルコンピュータPC1宛に送信する呼制御を実行する。
【0072】
IP−PBX共有電話機5は、呼制御装置3からの発呼番号「2003」、着呼番号「2001」の着信情報を受信すると、着呼番号「2001」に対応した「着信音」を発生して電話番号「2001」への利用者(共有者)に着信であることを通知するとともに、表示手段16に発呼番号「2003」および着呼番号「2001」を表示する。
【0073】
パーソナルコンピュータPC1は、呼制御装置3からのIPアドレス「192.168.0.1」、発呼番号「2003」および着呼番号「2001」の『X:着信通知』を受信すると、パソコン画面上に発呼番号「2003」および着呼番号「2001」を表示してパーソナルコンピュータPC1の利用者への着信であることを通知する。
【0074】
なお、パーソナルコンピュータPC1画面上への発呼番号「2003」および着呼番号「2001」の表示を呼制御装置3からの『X:着信通知』で行うことに代えて、IP−PBX共有電話機5からIPアドレス「192.168.0.1」を発呼番号「2003」、着呼番号「2001」に付加した『Y:着信通知』を送信してパソコン画面上に表示するように構成してもよい。
【0075】
続いて、IP−PBX共有電話機5がハンドセット18を持ち上げて(オフフック状態にして)着信に応答すると、呼制御装置3が応答を検知してIP−PBX共有電話機6に接続制御し、IP−PBX共有電話機6の電話番号「2003」の利用者(共有者)とIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」の利用者(共有者)との通話が成立する。
【0076】
通話が終了し、IP−PBX共有電話機6のハンドセット18の戻す(オンフック状態)と、呼制御装置3を介して切断が実行される。
【0077】
図4はこの発明に係るIP構内交換システムの発信−不在応答の一実施の形態動作シーケンス図である。なお、共有グループG2のパーソナルコンピュータPC3(電話番号「2003」に対応)から共有グループG2のIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」に発呼し、IP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」の利用者が不在で応答できない場合について説明する。
【0078】
また、パーソナルコンピュータPC3から発呼してIP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」に着信するまでの動作シーケンスは、図3と同一なので省略する。
【0079】
図4において、IP−PBX共有電話機5の電話番号「2001」に着信すると、IP−PBX共有電話機5は、着信音で呼び出しを継続するが、予め設定した所定時間が経過すると、利用者(共有者)が不在と判定し、呼制御装置3に不在応答メッセージを送信し、続いて不在応答トーキーを送信する。
【0080】
呼制御装置3は、IP−PBX共有電話機5からの不在応答メッセージを受信すると、メールサーバ7に対し、電話番号「2001」に該当するメールアドレスに『V:不在着信メール』を送信する。
【0081】
メールサーバ7は、『V:不在着信メール』を受信すると、パーソナルコンピュータPC1にメールアドレス「2001@mail」を発呼番号「2003」、着呼番号「2001」に付加した『V:不在着信メール』を送信する。
【0082】
なお、呼制御装置3からメールサーバ7に『V:不在着信メール』を送信することに代えてIP−PBX共有電話機5からメールサーバ7に『W:不在着信メール』を送信するように構成してもよい。
【0083】
また、パーソナルコンピュータPC1から予めメールサーバ7にメール転送設定を行ない、メール転送先を携帯電話機などのE−mailアドレスに設定しておくことにより、電話番号「2001」の加入者(共有者)は、外出先からでも不在着信メールを受信することができ、自分宛の電話の着信履歴を知ることができる。
【0084】
IP−PBX共有電話機5は、不在応答メッセージ、不在応答トーキーを送信後、不在トーキーをIP−PBX共有電話機6に送信し、IP−PBX共有電話機6が切断処理を実行して終了する。
【0085】
なお、図3および図4で、IP−PBX共有電話機5とIP−PBX共有電話機6の呼接続について説明したが、交換装置4からIP−PBX共有電話機5,6への着信についても同様に処理することができる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るIP構内交換システムは、音声信号をIPパケット化して音声通信を行うIP構内交換システムにおいて、1台の電話機に、IPアドレスと利用者毎にそれぞれ異なる複数の電話番号を割り当て、電話番号毎に異なる着信音を鳴動し、利用者の専用電話機として使用可能なIP−PBX共有電話機(IP電話機)と、IP−PBX共有電話機の複数の電話番号にそれぞれ対応したIPアドレスおよびメールアドレスを有する複数のパーソナルコンピュータと、IP−PBX共有電話機からログインされ、IP−PBX共有電話機のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータのIPアドレスおよびメールアドレスを格納し、呼制御を行う呼制御装置と、局線、IPトランク、内線電話機を収容する交換装置とからなるIP構内交換機と、IP−PBX共有電話機、パーソナルコンピュータ、呼制御装置および交換装置を接続するLANとを備えたので、IP−PBX共有電話機の利用者は、自分専用のパーソナルコンピュータからダイヤル発信し、自分に割り当てられた着信音と電話番号表示によって自分宛ての着信を他の共有者から区別して容易に認識し、あたかも利用者個人の専用電話機として使用することができ、利便性の向上ならびにシステムのコスト削減を実現することができる。
【0087】
また、この発明に係るパーソナルコンピュータは、IP−PBX共有電話機(IP電話機)と連動し、IP−PBX共有電話機が着信時に、発着信の電話番号を表示するので、自分宛て着信音が聞こえると、パーソナルコンピュータ画面上で、誰からの自分宛ての着信かを認識することができ、共有電話機にも拘わらず、専用電話機としての利便性の向上を図ることができる。
【0088】
さらに、この発明に係る呼制御装置は、IP−PBX共有電話機(IP電話機)のIPアドレスおよび電話番号、パーソナルコンピュータのIPアドレスおよびメールアドレスを関連付けて格納する管理テーブルを備えたので、複数の電話番号が設定されたIP−PBX共有電話機ならびに電話番号に対応したパーソナルコンピュータの呼制御を確実に実行することができる。
【0089】
また、この発明に係るIP構内交換システムは、不在着信メールを記憶するメールサーバを備え、不在メッセージに応答し、不在電話番号に対応したパーソナルコンピュータに不在着信メールを送信するので、IP−PBX共有電話機(IP電話機)に着信した電話番号の利用者が不在でも、不在の利用者のパーソナルコンピュータに不在着信メールを残し、不在時の着信履歴を管理することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0090】
さらに、この発明に係るIP−PBX共有電話機(IP電話機)は、1台の電話機に、IPアドレスおよび利用者毎にそれぞれ異なる複数の電話番号を割り当て、電話番号毎に異なる着信音を鳴動し、利用者の専用電話機として使用可能なIP−PBX共有電話機であって、LANとの間でIPパケットの送受信を行うLANインタフェース、複数の電話番号および電話機のIPアドレス、複数の電話番号に対応した複数のパーソナルコンピュータのメールアドレスおよびIPアドレスを記憶する記憶手段、電話番号毎に異なる着信音を生成する信号生成手段、発着信の電話番号を表示する表示手段、電話機全体の動作を制御する電話機制御手段を備えたので、電話番号毎に異なる着信音を鳴動し、発着信の電話番号を表示することにより、あたかも利用者個人の専用電話機として使用することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0091】
また、この発明に係る電話機制御手段は、着信時に、受信した発着信の電話番号に送信先のIPアドレスを付加した着信通知をパーソナルコンピュータに送信させるので、着信した電話番号の利用者のパーソナルコンピュータに発信元の電話番号および着信した電話番号を表示することができる。
【0092】
さらに、この発明に係る電話機制御手段は、着信から所定時間経過しても着信応答がない場合には、不在メッセージに続いて不在トーキーを送出させるので、発信側のIP−PBX共有電話機(IP電話機)ならびにパーソナルコンピュータに着信側の不在を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るIP構内交換システムの実施の形態基本構成図である。
【図2】この発明に係るIP−PBX共有電話機の一実施の形態要部ブロック構成図である。
【図3】この発明に係るIP構内交換システムの発信−応答の一実施の形態動作シーケンス図である。
【図4】この発明に係るIP構内交換システムの発信−不在応答の一実施の形態動作シーケンス図である。
【図5】この発明に係る管理テーブルの一実施の形態イメージ図である。
【図6】この発明に係る記憶手段の記憶領域の一実施の形態イメージ図である。
【符号の説明】
1 IP構内交換システム
2 構内交換機
3 呼制御装置
3a 管理テーブル
4 交換装置
5,6 IP−PBX共有電話機
7 メールサーバ
8 ルータ
9 LANインタフェース
10 DSP(Digital Signal Processor)
11 コーデック
12 増幅器
13 電話機制御手段
14 記憶手段
15 信号生成手段
16 表示手段
17 操作キー
18 ハンドセット
19 スピーカ
20
PC1〜PC4 パーソナルコンピュータ
LAN1,LAN2 ラン
Claims (5)
- 音声信号をIPパケット化して音声通信を行うIP構内交換システムにおいて、
1つのIPアドレスと複数の電話番号との割り当てが可能であり、前記電話番号毎に異なる着信音を鳴動可能なIP電話機と、
前記IP電話機の複数の電話番号にそれぞれ対応して動作する複数のパーソナルコンピュータと、
前記IP電話機のIPアドレスと複数の電話番号とを対応づけると共に、また、前記電話番号毎に前記パーソナルコンピュータのIPアドレスを対応づける情報を格納し、前記IP電話機および前記パーソナルコンピュータに対する呼制御をLANを介して行う呼制御装置とを備え、
前記呼制御装置は、制御下にあるIP電話機の電話番号に対する着信があった場合に、当該IP電話機に対する着信呼制御を実行すると共に、当該電話番号に対応するパーソナルコンピュータのIPアドレス宛てに、発信者の電話番号を含む着信通知情報を送出することを特徴とするIP構内交換システム。 - 前記パーソナルコンピュータは、前記着信通知情報を受信すると、発着信の電話番号を表示することを特徴とする請求項1記載のIP構内交換システム。
- 不在着信メールを記憶するメールサーバを備え、前記呼制御装置または着信先IP電話機からの不在メッセージに応答し、不在電話番号に対応した前記パーソナルコンピュータのIPアドレスに対して不在着信メールを送信することを特徴とする請求項1記載のIP構内交換システム。
- 1つのIPアドレスと複数の電話番号との割り当てが可能であり、前記電話番号毎に異なる着信音を鳴動可能なIP電話機であって、
LANとの間でIPパケットの送受信を行うLANインタフェースと、
前記IP電話機のIPパケットと複数の電話番号とを対応づけると共に、前記電話番号毎に前記パーソナルコンピュータのIPアドレスを対応づける情報を記憶する記憶手段と、
前記電話番号毎に異なる着信音を生成する信号生成手段と、
電話機全体の動作を制御する電話機制御手段とを備え、
前記LANインタフェースへの着信があった場合に、前記信号生成手段が着信電話番号に対応する着信音を生成すると共に、前記電話機制御手段が当該電話番号に対応するパーソナルコンピュータのIPアドレス宛てに、着信通知情報を送出することを特徴とするIP電話機。 - 前記電話機制御手段は、着信から所定時間経過しても着信応答がない場合には、不在メッセージに続いて不在トーキーを送出させることを特徴とする請求項4記載のIP電話機。
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