JP3806787B2 - 射出成形方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形金型内の圧力をフィードバックして型内圧力を制御する、射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来の一般的な射出成形機の一例について図を用いて説明すると、図2に示すように、スクリュシリンダ3の先端には、ノズル3aが設けられるとともに、スクリュシリンダ3の上部にはホッパ2が固設されている。
また、スクリュシリンダ3内にはスクリュ1が装備され、スクリュシリンダ3の後部には射出シリンダ6が形成されている。スクリュ1には射出ラム9が固着されて射出シリンダ6に嵌挿されており、また、スクリュ1にはモータ18が接続されている。
【0003】
一方、スクリュシリンダ3の先端には、樹脂貯留部7が形成されるとともに、金型4が接続されている。金型4は、固定金型4aと可動金型4bとにより構成され、金型4内にはキャビティ(または成形品)5が形成される。
このような構造において、ホッパ2から投入された粒状の原料樹脂は、モータ18により回転駆動されるスクリュ1によってスクリュシリンダ3内を前方(図2中の左側)に送られるとともに、図示しないヒータで溶融され、スクリュ1の先端の樹脂貯留部7に蓄えられる。
【0004】
また、成形に必要な量の溶融樹脂が樹脂貯留部7に蓄えられると、スクリュ1の回転を停止させ、次いで射出ラム9に油圧を作用させてスクリュ1を前方に移動させる。
これにより、樹脂貯留部7の溶融樹脂はノズル3aからゲート8を通って金型4のキャビティ5に射出され、その後冷却されて所定の成形品5として取り出される。
【0005】
ところで、成型品5の品質は、シリンダ加熱温度,スクリュ回転速度,射出樹脂量,計量ストローク,射出圧力,射出速度,射出時間,冷却温度及び冷却速度等の多くの成形条件によって影響を受けることになり、種々の品質欠陥を生ずることが考えられるため、この欠陥を解消するための成形方法が種々提案されている。
このうち、特開昭60−127130号公報には、主としていわゆるヒケ(凹み)やソリを防ぐため金型内の圧力に着目して射出条件を制御する射出成形方法が開示されており、以下、この技術について図3〜図7を用いて説明する。
【0006】
図3は従来の制御を行なうための射出成形機の構造を示す模式図であり、型内圧制御装置13には型内圧センサ11が接続されている。また、油圧ポンプ10から比例電磁流量弁16及び方向切換弁17を介して所定の圧力に加圧された作動油が油室6a,6bに供給されるように構成されており、制御用油圧源のアキュムレータ15及びサーボバルブ14も付設されている。
【0007】
そして、型内圧制御装置13からの制御信号により、比例電磁流量弁16,方向切換弁17及びサーボバルブ14が制御され、油室6a又は油室6bに所要の圧油が供給されて射出ラム9及びスクリュ1の制御が行なわれ、溶融樹脂の充填圧力が制御されるように構成されている。なお、図に示す符号12は、金型4内の成形品5を取り出すための突出ピンである。
【0008】
一方、型内圧センサ11としては、ゲート8の付近に配設され、ゲート付近型内圧P1 を検出するゲート付近センサ11aと、成形品流動末端(キャビティ末端)に配設され末端付近型内圧P2 を検出する末端付近センサ11bとの2つのセンサが設けられており、これらのゲート付近センサ11a及び末端付近センサ11bにより検出された情報は、逐次型内圧制御装置13に送られる。
【0009】
また、型内圧制御装置13は2つのタイマ機能を有しており、各タイマには、型内圧調整時間T1 と型内圧調整保持時間T2 とが設定されている。
そして、射出工程時には、図4に示すような特性で射出成形が行なわれる。なお、図4はゲート付近センサ11aで検出された型内圧P1 と時間との関係を示す図である。まず、スクリュ1の先端の樹脂貯留部7に必要量の溶融樹脂が蓄えられると、スクリュ1の回転を停止して油圧ポンプ10からの圧油を射出シリンダ6の油室6aに供給し、スクリュ1を前進させて溶融樹脂を金型4内に射出する。
【0010】
これにより、金型4内におけるゲート付近センサ11aの型内圧P1 が上昇し、予め設定された圧力Ps(型内充填圧+パッキング圧)に達する。
このとき、型内圧制御装置13では、末端付近センサ11bにより検出された末端付近型内圧P2 のその時点での圧力P2C、又は圧力P2Cに一定比率を乗じた圧力P2C′を目標圧力Paとして設定する。そして、この目標圧力Paへ向けた減圧制御を行なうべく、スクリュ1を後退させて型内圧P1 を減圧する。
【0011】
この減圧は、直線又は曲線状の円滑な推移特性となるように、タイマに設定された型内圧調整時間T1 をかけて圧力Pa(図4中における点ロの状態)となるまで行なわれるので、急激な減圧による機械的なショックは発生しない。
次いで、タイマによって型内圧調整保持時間T2 の間この型内圧力Paが保持され、図4中における点ロの状態から点ハの状態まで同一圧力に保たれる。
【0012】
ここで、型内圧力P1 の減圧や調整は、スクリュ1に連結された射出ラム9前後の油室6a又は油室6bに圧油を供給し、スクリュ1を前後退させることにより行なわれる。具体的には、このような動作は、アキュムレータ15,サーボバルブ14,比例電磁流量弁16及び方向切換弁17等(以下これらをサーボ制御駆動装置と呼ぶ)を制御することで行なわれる。
【0013】
次に、このような制御による作用を説明する。図5は金型4内に樹脂を注入している状態を示す模式的図であり、図5中の矢印は、ゲート8付近の型内圧P1 が設定圧Psに達するまでの樹脂の流れを示している。また、図6は型内圧P1 が設定圧Psに達した時の圧力分布を図5の各部の位置に対応させて示したものであり、このときは、P1 >P2 となっている。図7は型内圧P1 の減圧時における圧力分布を、図5の各部の位置に対応させて示したもので、このときには、樹脂は図5に示す矢印とは逆方向に流れ、圧力の分布は図7に示すように圧力の勾配がなくなって平坦になる(即ち、圧力分布が均一になる)ことがわかる。
【0014】
したがって、この圧力勾配のない状態で冷却されて樹脂成形品の表皮が形成されると残留応力がなくなり、ソリの発生を防止することができる。
なお、図4における点ハ以降の時間においては、冷却収縮によるヒケを防止するため、最小の保持圧が加えられている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の射出成形方法では、上昇中の型内圧P1 が減圧に転ずる時期を、型内圧P1 が型内圧制御装置13に設定された設定圧Psに到達した時点とし、この後の制御目標を、この時点における末端部の型内圧P2 を用いた適宜の値Paに設定している。
【0016】
しかしながら、型内圧P1 は樹脂の流動抵抗に対応して発生し、樹脂温度や金型温度等による樹脂の流動性の影響を受けるので、型内圧P1 が設定圧Psのときの末端部の型内圧P2Cは必ずしも同一ではなく、ばらつきが生ずる。
このばらつきによって、成形品の重量にばらつきが生じる可能性が高く、さらには、未充填又は過充填の可能性も高くなるという課題がある。
【0017】
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、従来の射出成形機を用いながら末端部の型内圧がばらつかないように型内圧を制御して成形品の重量ばらつきを防止できるようにした、射出成形方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の射出成形方法は、射出成形金型の型内圧力をフィードバックして該型内圧力を制御する射出成形方法において、射出成形金型のゲート付近の型内圧P1 を検出するゲート付近型内圧センサと流動末端付近の型内圧P2 を検出する末端付近型内圧センサとをそなえ、射出行程時には、まず、該ゲート付近型内圧センサにより検出される該ゲート付近型内圧P1 を制御対象として設定し、第1設定圧PS1 を制御目標として該ゲート付近型内圧P1 の圧力制御を行ない、次に、該末端付近型内圧センサにより該末端付近型内圧P2 が基準圧SSPに達したことが検出されると、該制御対象を該末端付近型内圧P2 に切り替え、該基準圧SSPよりも高い第2設定圧PS2 を制御目標として該末端付近型内圧P2 の圧力制御を行ない、その後、該末端付近型内圧P2 が該第2設定圧PS2 に達したことが検出されると、所定時間HT2だけ該型内圧P2 を該第2設定圧PS2 に保持することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明すると、図1は本発明の一実施形態としての射出成形方法を説明するための図であって、射出工程中の金型内の圧力と時間との関係を示す図である。なお、本実施形態の射出成形方法は、図2及び図3に示す従来の射出成形機とほぼ同様の射出成形機を使用して実施されるものであり、このため、以下の説明において射出成形機に関する部分については、図2及び図3に示す符号を用いて説明する。
【0020】
さて、図1中、型内圧P1 は、ゲート付近センサ(ゲート付近型内圧センサ)11aにより検出されたゲート付近型内圧であり、型内圧P2 は、末端付近センサ(末端付近型内圧センサ)11bにより検出された末端付近型内圧である。
また、図1中、縦軸に示すPS1 はゲート付近型内圧P1 の制御目標である目標設定内圧(又は、第1設定圧)であり、SSPは制御対象をゲート付近型内圧P1 から末端付近型内圧P2 に切り替える基準となる圧力(又は、基準圧)であり、PS2 は末端付近型内圧P2 の制御目標である設定内圧(又は、第2設定圧)であって、上記基準圧SSPよりも高圧に設定された値である。なお、これらの値は、実験や従来の経験に基づいて設定されたものである。
【0021】
ところで、本実施形態では、従来例の場合と同様に、スクリュシリンダ3の樹脂貯留部7に必要量の溶融樹脂が蓄えられると、スクリュ1の回転を止めてスクリュ1を前進させ、溶融樹脂を金型4内に射出する。
このとき、ゲート8付近の型内圧P1 は、タイマに設定された所定時間ST1 (t=0からt1 までの時間)をかけて第1設定圧PS1 になるように型内圧制御装置13により制御される。また、その後はゲート付近センサ(ゲート付近型内圧センサ)11aからの情報をフィードバックしながら目標設定内圧PS1 に保持されるようになっている。
【0022】
一方、充填が進んで溶融樹脂が型内の流動末端に達すると、末端付近センサ(末端付近型内圧センサ)11bにより検出される型内圧P2 が上昇し始める。ここで、末端付近型内圧P2 は、末端の充填状況を端的に表しており、このため、本発明の射出成形方法では、末端付近型内圧P2 が基準圧SSPに達すると(t=t2 )、型内圧制御装置13における制御対象をゲート付近型内圧P1 から末端付近型内圧P2 に切り換えるようになっている。
【0023】
そして、タイマに設定された所定時間ST2(t=t2 からt3 までの時間)をかけて、末端付近型内圧P2 を目標の設定内圧PS2 まで昇圧させる。また、この設定圧PS2 になった時点から所定時間HT2(t=t3 からt4 までの時間)だけ、型内圧P2 をそのまま設定内圧PS2 に保持するように制御が行なわれる。なお、このときも末端付近センサにより検出された型内圧P2 をフィードバックしながら設定内圧PS2 に保持するようになっている。
【0024】
この間、型内圧P1 は特に制御されないので、成り行きの圧力となるが、末端付近型内圧P2 が制御されているので、型内圧P1 が急激に変化するようなことはなく、ショック等が生じたり不具合が生じたりすることはない。
なお、上記の制御動作は、従来例と同様に型内圧制御装置13の指令によるサーボ制御用駆動装置の動作により行なわれ、油圧とスクリュ1の移動が制御される。なお、このようなサーボ制御は、図1中における型内圧P1 の特性の太線部分(時間t=0〜t2 )と型内圧P2 の特性の太線部分(時間t=t2 〜t4 )において実行される。
【0025】
本発明の一実施形態としての射出成形方法は上述のように構成されているので、その作用を説明すると以下のようになる。
まず、射出工程の初期はゲート付近型内圧P1 に着目して制御を行なう。このときの目標設定内圧PS1 は、実験又は過去の経験によって充填過剰又は充填不足にならない範囲に設定されており、末端の充填状況とは無関係に不具合の発生が抑制された状態で充填動作が行なわれる。
【0026】
次に、溶融樹脂が末端に到達して末端の充填が始まり、末端付近型内圧P2 が上昇する。
そして、末端付近型内圧P2 が基準圧SSPに達したところで、制御対象をゲート付近型内圧P1 から末端の充填状況を端的に表す末端付近型内圧P2 に切り替え、末端付近型内圧P2 を目標設定内圧PS2 になるように制御を行なう。
【0027】
その後、末端付近型内圧P2 が設定圧PS2 に達すると、所定時間HT2だけ、型内圧P2 をそのまま設定内圧PS2 に保持するのである。
ところで、一般に型内圧P1 は溶融樹脂の充填が進むにつれて上昇し、一方、末端付近型内圧P2 はこれに遅れて、溶融樹脂が流動末端部に到達してから上昇を始めるという特性を示す(図1参照)。
【0028】
すなわち、型内圧P1 は金型4に流入する溶融樹脂の流動抵抗に対応して現れるが、流動抵抗は樹脂温度や金型温度等によって変化するので、一定の型内圧P1 に対応する末端の充填状況は必ずしも同一とはならず、ばらつきが生じる。
一方、末端付近型内圧P2 は溶融樹脂が末端に注入されてから発生するので、末端部の充填状況を端的に表していることになる。したがって、末端付近型内圧P2 が基準圧SSPに達したときに、制御対象となるパラメータをゲート付近型内圧P1 から末端付近型内圧P2 に切り替えることにより、樹脂温度や金型温度等の条件が変化しても、末端の充填条件のばらつきを防止することができ、これにより、成形品の重量ばらつき等の不具合を防止することができるのである。
【0029】
また、上述の射出成形方法によれば、射出成形機等の装置については従来のものをそのまま適用でき、型内圧制御装置13のプログラムを変更するだけでよいので、コストや射出成形機等の装置の重量の増加をともなうことなく、極めて簡単に従来の課題及び不具合を解決することができる利点を有している。
なお、本発明の射出成形方法は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明の射出成形方法に適用される射出成形機の細部の構造については上述と異なるように構成したものでもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の射出成形方法によれば、充填工程の末期における制御を、末端付近の充填状況を端的に表す末端付近型内圧P2 を用いて行なうので、末端型内圧のばらつきが低減され、成形品の重量のばらつきを低減することができる利点があるほか、未充填又は過充填の可能性を低減することができる利点がある。さらには、射出成形機等の装置については従来のものをそのまま適用できるとともに、装置のプログラムを変更するだけでよいので、射出成形機等の装置の重量の増加やコストをともなうこともないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての射出成形方法を説明するための図であり、射出工程中の金型内圧力特性を示すグラフである。
【図2】一般的な射出成形機の要部構成を示す模式的な断面図である。
【図3】一般的な射出成形機の全体構成を示す模式図である。
【図4】従来の射出成形機において、ゲート付近センサで検知した型内圧と時間との関係を示すグラフである。
【図5】従来の射出成形方法をを説明するための図である。
【図6】従来の射出成形方法における型内の圧力分布を図5に示す各部位に対応させて示すグラフである。
【図7】従来の射出成形方法における型内の圧力分布を図5に示す各部位に対応させて示すグラフである。
【符号の説明】
1 スクリュ
2 ホッパ
3 スクリュシリンダ
4 金型
5 成型品
6 射出シリンダ
6a 油室
6b 油室
7 樹脂貯留部
8 ゲート
9 射出ラム
10 油圧ポンプ
11 型内圧センサ
11a ゲート付近センサ(ゲート付近型内圧センサ)
11b 末端付近センサ(末端付近型内圧センサ)
12 突出ピン
13 型内圧制御装置
14 サーボバルブ
15 アキュムレータ
16 比例電磁流量弁
17 方向切換弁
18 モータ
Claims (1)
- 射出成形金型の型内圧力をフィードバックして該型内圧力を制御する射出成形方法において、
射出成形金型のゲート付近の型内圧P1 を検出するゲート付近型内圧センサと流動末端付近の型内圧P2 を検出する末端付近型内圧センサとをそなえ、
射出行程時には、
まず、該ゲート付近型内圧センサにより検出される該ゲート付近型内圧P1 を制御対象として設定し、第1設定圧PS1 を制御目標として該ゲート付近型内圧P1 の圧力制御を行ない、
次に、該末端付近型内圧センサにより該末端付近型内圧P2 が基準圧SSPに達したことが検出されると、該制御対象を該末端付近型内圧P2 に切り替え、該基準圧SSPよりも高い第2設定圧PS2 を制御目標として該末端付近型内圧P2 の圧力制御を行ない、
その後、該末端付近型内圧P2 が該第2設定圧PS2 に達したことが検出されると、所定時間HT2だけ該型内圧P2 を該第2設定圧PS2 に保持する
ことを特徴とする、射出成形方法。
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