JP3803488B2 - ディスプレイ装置の支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のナビゲーションシステムや車載用のテレビ装置などの薄型のディスプレイ装置を格納状態と可視状態とに開閉するディスプレイ装置の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などの車両において、液晶表示装置など薄型のディスプレイ装置を用いた、車載用のテレビ装置、ナビゲーションシステムなどが用いられている。そして、この薄型のディスプレイ装置は、センタクラスタなどに表示面を乗員側に向けて固定する構成のほか、可撓式アームなどを用いセンタコンソールなどから立ち上げて支持する構成が知られている。
【0003】
しかしながら、ディスプレイ装置の表示面をセンタクラスタに固定する構成では、一般にディスプレイ装置は視界の妨げにならない低い位置に設けられ、また、角部を生じないように角丸に形成されるため、通常の運転時の視線よりも相対的に低い位置に表示面が配置され、利用者の視線の移動量が大きくなる問題を有している。
【0004】
また、可撓式アームを用いた支持構造では、表示面(画面表示部)が車内に露出した状態で保持されると、直射日光や熱による劣化、損傷の可能性があり、可撓式アームとディスプレイ装置との着脱する煩雑な作業が必要になる。また、ディスプレイ装置を布などのカバーで覆う構成が考えられるが、このようなカバーも着脱が煩雑であり、外したカバーを適宜収納するなどの手間が掛かる問題を有している。
【0005】
この点、例えば、特開平6−16093号公報に示されるように、薄型のディスプレイ装置を水平状態でセンタクラスタに格納し、必要に応じて乗員側に向かって引き出し回転させて使用する構成が知られている。しかしながら、この構成では、ディスプレイ装置の表示面は、低い位置に設けられるとともに、センタクラスタの乗員に対向する面よりもさらに乗員側に位置するため、視線の移動が大きく、遠近両所を交互に見る運転者の負担が大きく、また、ディスプレイ装置が空調吹出口やエアコンの操作部を遮る場合もある問題を有している。
【0006】
また、特開平8−9277号公報に示されるように、センタクラスタより上側に位置するインストルメントパネルの上面中央に、ディスプレイ装置を格納し、必要に応じて上側に移動すなわち起立させて使用する構成が知られている。そして、この構成では、ディスプレイ装置は、格納状態では、正面である表示面を下方に向けた状態で、インストルメントパネルの上面に沿って設けられた凹部に略水平に格納されるとともに、背面側すなわち上側が蓋体により覆われている。そして、このディスプレイ装置は、起立状態の上端部すなわち格納状態の乗員側部(以下後側部)に位置する第1の支点が蓋体に軸支されるとともに、起立状態の下端部すなわち格納状態の反乗員側部(以下前側部)に位置する第2の支点は、凹部に設けた直線状のガイドに摺動自在かつ回動自在に軸支されている。また、蓋体は、前側部を支点として、インストルメントパネルの上面に回動可能に支持され、モータにより駆動されるようになっている。そこで、モータを駆動して蓋体を開くすなわち後側部を上方に回動させると、ディスプレイ装置は、第1の支点が蓋体により上側に吊り上げられるとともに、第2の支点がガイドに沿って後側に移動して、全体が起立し、表示面が後側すなわち乗員側に対向するようになっている。一方、モータを駆動して蓋体を閉じるすなわち後側部を下方に回動させると、ディスプレイ装置は、第1の支点が蓋体により下側に押し下げられ、この力により第2の支点がガイドに沿って前側に移動して、全体が倒れ、表示面が下側に対向するとともに凹部に格納されるようになっている。さらに、この構成では、蓋体に押動されて移動するディスプレイ装置の格納動作を可能にするため、すなわち、下側に向かって押動された第2の支点がガイドに沿って前側に摺動するように、ディスプレイ装置を最大限に起立させた状態でも、ディスプレイ装置の表示面は俯角をなし、すなわち下方を向いて傾斜した状態となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−9277号公報記載の構成では、蓋体に押動されて移動するディスプレイ装置の格納動作を可能にするため、すなわち、下側に向かって押動された第2の支点がガイドに沿って前側に摺動するように、ディスプレイ装置を最大限に起立させた状態でも、ディスプレイ装置の表示面は俯角をなし、すなわち下方を向いて傾斜した状態となり、インストルメントパネルの上面より高い位置に視点を有する運転者などに対して視認性の向上が困難である問題を有している。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ディスプレイ装置を開閉可能に支持し、展開時の視認性を容易に向上できるとともに、空間を有効に利用できるディスプレイ装置の支持装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のディスプレイ装置の支持装置は、表示部を有するディスプレイ装置を、前記表示部を設置面部の裏面側に向けこの設置面部の表面に沿って設けられた格納空間に格納する格納位置と、前記設置面部からこの設置面部の表面側に展開させ前記表示部を乗員側に向けて視認可能とする展開位置との間で移動可能に支持するディスプレイ装置の支持装置であって、前記設置面部の表面と略平行で、乗員と反乗員との方向に略直交する方向を軸方向として設けられ、前記ディスプレイ装置を回動可能に支持する第1の支軸と、この第1の支軸と平行で、かつ、前記ディスプレイ装置の展開位置において前記第1の支軸より前記設置面部の裏面側の位置で前記ディスプレイ装置を回動可能に支持する第2の支軸と、前記ディスプレイ装置を支持する第1の支軸を、前記設置面部の略表裏方向に沿って移動可能に支持する支持部と、前記第2の支軸を、乗員と反乗員との方向および前記設置面部の表面に略沿った線に沿って案内する案内部とを具備し、前記案内部の線は、前記第2の支軸の軸心の軌跡の接線と、前記第1の支軸および前記第2の支軸を結ぶ線分とが交差する表面側の反乗員側の角度が、前記軌跡の乗員側の半分の部分において、100度以上135度以下となる曲線に設定されたものである。
【0010】
そして、この構成では、ディスプレイ装置が格納位置にある状態で、支持部を表面側に移動させると、この支持部により第1の支軸が引き上げられるとともに、第2の支軸は案内部に沿って反乗員側から乗員側に移動し、展開位置すなわち可視位置に到達する。また、ディスプレイ装置が展開位置にある状態で、支持部を裏面側に移動させると、この支持部により第1の支軸が押し下げられるとともに、第2の支軸が案内部に摺接され、案内部に沿って乗員側から反乗員側に移動し、格納位置に到達する。そして、第2の支軸を案内する案内部を、第2の支軸の軸心の軌跡の接線と、第1の支軸および第2の支軸を結ぶ線分とが交差する表面側の反乗員側の角度を、前記軌跡の乗員側の部分において、100度以上135度以下の曲線に設定したので、格納位置におけるディスプレイ装置の表示面を設置面部の表面と略平行にして格納空間を薄くし、かつ、格納位置から展開位置に移動するディスプレイ装置を大きく回動させ、設置面部の表面に対していわば仰角をつけて乗員に向けて展開時の視認性が容易に向上するとともに、展開位置から格納位置への移動の際に第2の支軸が案内部に円滑に摺接し、格納動作が円滑になる。すなわち、上記の角度が100度より小さいと、第1の支軸が押し下げられる力の格納方向に向かう分力が小さくなり、格納動作が円滑でなくなる。一方、上記の角度が135度を越えると、案内部を設置面部の表面に対して大きな角度をなすように設定する必要があり、格納空間の深さを大きく設定する必要が生じ、空間の有効な利用が困難になる。
【0011】
請求項2記載のディスプレイ装置の支持装置は、請求項1記載のディスプレイ装置の支持装置において、支持部は、ディスプレイ装置の背面を覆う蓋体を構成するものである。
【0012】
そして、この構成では、蓋体により、ディスプレイ装置が直射日光などから保護される。
【0013】
請求項3記載のディスプレイ装置の支持装置は、請求項1または2記載のディスプレイ装置の支持装置において、展開位置および格納位置の少なくとも一方においてディスプレイ装置の移動を抑制して位置を保持する保持手段を備えたものである。
【0014】
そして、この構成では、保持手段により、ディスプレイ装置を安定して保持し、振動によるディスプレイ装置の故障が防止される。
【0015】
請求項4記載のディスプレイ装置の支持装置は、請求項3記載のディスプレイ装置の支持装置において、保持手段は、格納位置のディスプレイ装置を弾性的に押圧して保持するものである。
【0016】
そして、この構成では、格納位置のディスプレイ装置が弾性的に安定して保持され、振動によるディスプレイ装置の故障が防止される。
【0017】
請求項5記載のディスプレイ装置の支持装置は、請求項1ないし4いずれか記載のディスプレイ装置の支持装置において、第2の支軸は、ディスプレイ装置に一体的に形成されたものである。
【0018】
そして、この構成では、ディスプレイ装置を構造部材として利用することにより、部品点数が削減され、製造コストが削減される。
【0019】
請求項6記載のディスプレイ装置の支持装置は、請求項1ないし5いずれか記載のディスプレイ装置の支持装置において、設置面部は、インストルメントパネルを構成し、ディスプレイ装置は、格納位置において、前記インストルメントパネルの表面に略連続する仮想面より裏面側に位置して、前記インストルメントパネルの表面から裏面側に凹設された格納空間に格納されるものである。
【0020】
そして、この構成では、ディスプレイ装置が突出感なくインストルメントパネルに格納され、外観が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスプレイ装置の支持装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図2および図3において、1は車両である自動車の車室で、この車室1に、設置面部としてのインストルメントパネル2が設けられている。なお、図2に矢印で示すように、以下、自動車の車体の前側方向を反乗員側としての前側(前方)A、車体の後側方向を乗員側としての後側(後方)B、車体の上側(天井)方向を表面側としての上側(上方)C、車体の下側方向を裏面側としての下側(下方)D、車体の幅方向を両側方向として説明する。
【0023】
そして、インストルメントパネル2は、運転席4および助手席5の前方のフロントガラスの下側に両側方向に沿って設けられている。そして、このインストルメントパネル2の上面である表面2aは、運転席4の乗員の視点より下側に位置し、また、滑らかな曲面をなして、前側部が略水平で、後側部が後側に向かって下方に向かう傾斜面となっている。また、インストルメントパネル2の中央部の後端部には、センタクラスタ6が滑らかに連続して設けられ、このセンタクラスタ6に、空調装置の吹出口7などが設けられている。
【0024】
また、このインストルメントパネル2の表面2aの略中央部に、ディスプレイ装置11が支持装置(開閉装置)12により開閉格納式に設けられ、図1および図2に示すように、展開状態(可視状態)では展開位置Fのディスプレイ装置11がインストルメントパネル2の表面2aから上側に突出して乗員に対向し、図1および図3に示すように、格納状態では格納位置Gのディスプレイ装置11の内側に周辺部に調和的に格納されるようになっている。
【0025】
そして、このディスプレイ装置11は、例えば、自動車のナビゲーションシステムや車載用のテレビ装置などを構成するもので、液晶表示装置などを用い、筐体13の正面側に矩形平面状の表示部14を備え、表示部14の幅寸法および高さ寸法に比べて筐体13の奥行き寸法が小さいいわゆる薄型のディスプレイ装置11を構成している。また、筐体13は、表示部14の周縁に、上下に対向する一対の水平側壁16と、この水平側壁16に交差するとともに左右両側に対向する一対の垂直側壁17とを有している。そして、この筐体13の内側には、液晶表示装置を駆動する駆動回路や、バックライト装置などが収納されている。
【0026】
一方、支持装置12は、図1ないし図7に示すように、インストルメントパネル2の表面2aに沿って形成された格納空間20に埋込設置されるベース21を有し、このベース21は、水平状に設置される底板部22と、この底板部22の両側から上側に垂直状に立ち上げられた一対の側板部23とを備えている。また、側板部23の前部の上端部が上側に向かって半円状に突設された部分に、円孔状の軸受部25が形成され、また、側板部23の上側部近傍に沿って、上方に中心を有する両端が上側に向かう所定の円弧状の曲線をなすスリットである案内部26が形成されている。なお、側板部23の上端部は、後側部が後側に向かって下側に向かう傾斜縁となっている。
【0027】
そして、両側の軸受部25間には、両側方向を軸方向として円柱状のシャフト28が水平状に架設され、このシャフト28の両端部に、対をなす水平アーム(Hアーム)31が軸支されている。そして、これら水平アーム31は、前後方向を長手方向とする垂直板状をなす本体部32の一端部である前端部に、シャフト28に軸支される前部軸支部33が形成され、他端部である後端部には下側に突出して支持部としての後部軸支部34が形成されている。さらに、本体部32の上側部には所定の間隔で複数箇所にブラケット部35が形成されている。そして、これら水平アーム31の上側には、蓋体(リッド)37が配置され、ブラケット部35にビス止めして固定されている。
【0028】
また、図3に示すように、蓋体37の表面37a は、格納状態において、インストルメントパネル2の表面2aを延長した仮想面と面一となり、すなわち、インストルメントパネル2の表面2aに連続するようになっている。
【0029】
さらに、水平アーム31の後部軸支部34とベース21の案内部26とに支持されて、垂直アーム(Vアーム)41が設けられている。そして、これら垂直アーム41は、上下方向を長手方向とする垂直板状をなす本体部42の一端部である上端部に、後側に突出する上部軸支部43が形成され、この上部軸支部43から側方に水平状に突設された第1の支軸44が、水平アーム31の後部軸支部34に回転自在に軸支されている。また、他端部である下端部には前側に突出して下部軸支部45が形成され、この下部軸支部45から側方に水平状に突設された円柱状の突起である第2の支軸46が、ベース21の案内部26に回転自在かつ摺動自在に挿入され案内される。さらに、本体部42の中間部の後側部には、取付部47が断面L字状に折り曲げ形成され、これら取付部47に、ディスプレイ装置11の筐体13の垂直側壁17がビス止めして固定され、ディスプレイ装置11と垂直アーム41とが一体に移動するようになっている。
【0030】
また、シャフト28には、付勢手段である弾性体であるスプリング51が巻装され、蓋体37が開く方向すなわちディスプレイ装置11が展開する方向へ水平アーム31を付勢しているとともに、図示しない減速装置が組み込まれ、開く方向へは蓋体37が所定の速度で移動するようになっている。
【0031】
さらに、この支持装置12には、保持手段としてのロック機構53が組み込まれ、蓋体37が閉じた格納状態でこの蓋体37を弾性的に保持するとともに、格納状態から蓋体37の表面37a を押動することにより、ロックが解除されスプリング51の付勢力により蓋体37が開くとともに、展開状態の位置から蓋体37を格納状態の位置へ押しつける操作により蓋体37の位置がロックされる、いわゆる1プッシュオープン2プッシュロックの反復で開閉されるようになっている。そして、このロック機構53は、図5および図7などに示すように、水平アーム31の本体部32の中間部から下側に突設された台部54から側方に突設されたロックピン55と、このロックピン55を上記の動作で係合保持および係合を解除する保持カム56とを備えている。
【0032】
次に、この開閉動作の際のディスプレイ装置11の移動について説明する。
【0033】
まず、ディスプレイ装置11が格納位置Gにある状態で、蓋体37の表面37a を押動することにより、ロック機構53の係合が解除され、スプリング51の付勢力により蓋体37が回動して開き、ディスプレイ装置11の第1の支軸44を引き上げるとともに、第2の支軸46は案内部26に沿って前側に引っ張られて移動し、展開位置すなわち可視位置Fに到達する。
【0034】
そして、展開状態では、図1に二点鎖線で示すように、表示部14は仰角で乗員に面しているとともに、図6などに示すように、ディスプレイ装置11の第2の支軸46は案内部26の後端部に位置している。
【0035】
この状態から、図1に矢印Hで示す閉じ方向の押圧力が加わると、ディスプレイ装置11の下側を支持する第2の支軸46は案内部26に案内されて前側に移動し、ディスプレイ装置11は表示部14が下側を向くすなわち俯角となるように倒れ、ベース21の底板部22上すなわち格納空間20内に格納される。
【0036】
そして、案内部26の曲線は、ディスプレイ装置11すなわち垂直アーム41の上下の枢支点である第1の支軸44と第2の支軸46とを結ぶ線分Xと、第2の支軸46の軸心の接線すなわち第2の支軸46の軸心を通る案内部26の曲線の接線Yとがなす角度θは、展開時のθ0 から格納時のθz の間の任意の箇所のθx において、常に、100°以上135°以下の範囲にあるように設定されている。例えば、図1において、θ0 は130°、θz は120°、θx は110°に設定されている。
【0037】
そして、この角度θを100°以上とすることにより、格納動作時に第2の支軸46を案内部26に円滑に摺接させることができた。すなわち、この角度θが90°であると、押圧力Hが加わる方向と案内部26とが直交し、図1に矢印Jで示す格納方向Jへの分力が存在せず、押圧力Hによる格納動作はおこらない。そして、この角度θが90°を越えると、格納方向Jへの分力が発生するが、100°以上とすることにより、円滑に作動させることができる。
【0038】
一方、この角度θをさらに増加させることにより、押圧力Hの格納方向Jへの分力はさらに増加するが、図8に示すディスプレイ装置11の下端部の作動軌跡Kが下方に移動し、装置全体の高さが増加する。そして、図9はこの関係を示すグラフで、縦軸は、展開時のディスプレイ装置11の正面側の下端部Lに対する作動軌跡Kの最下端点の高さ位置M、横軸は、ディスプレイ装置11すなわち垂直アーム41の上下の枢支点である第1の支軸44と第2の支軸46とを結ぶ線分Xと第2の支軸46の軸心を通り案内部26の曲線の接線Yとがなす展開時の角度θ0 を示している。そして、この図9のグラフに示すように、ディスプレイ装置11の厚さ寸法を40mmとすると、角度θが135°で2倍の約80mmに達し、空調装置などのレイアウトを考慮した実用域は、135°が上限となる。すなわち、135°以下であれば、ディスプレイ装置11の格納状態のみならず、作動軌跡Kについても下方に僅かな空間しか必要としないため、装置全体の高さを小さくできる。
【0039】
また、図10のグラフは、縦軸が、展開時のディスプレイ装置11の正面側の下端部Lに対する作動軌跡Kの最下端点の高さ位置M、横軸は、第1の支軸44に対して第2の支軸46を後側へ偏位させた場合の、第1の支軸44から後方へ向かう第2の支軸46a の水平位置(距離)Nを示している。そして、この図10のグラフにより、第2の支軸46a の水平位置Nを調整することにより、展開時のディスプレイ装置11の正面側の下端部Lに対する作動軌跡Kの最下端点の高さ位置Mが調整されることが分かる。
【0040】
このように、本実施の形態によれば、ディスプレイ装置11の表示部14を乗員に向けて仰角をなして展開させ、視線の移動量を小さくして視認性を向上できるとともに、格納時には俯角をなして高さを小さく格納でき、インストルメントパネル2の上部などの限られたスペースを有効に利用して、ディスプレイ装置12を配設でき、他の装置や操作部を遮ることなく、装置のレイアウトを容易にできる。さらに、このような支持装置12において、案内部26の曲線は、ディスプレイ装置11すなわち垂直アーム41の上下の枢支点である第1の支軸44と第2の支軸46とを結ぶ線分Xと、第2の支軸46の軸心を通り案内部26の曲線の接線Yとがなす角度θは、展開時のθ0 から格納時のθz の間の任意の箇所のθx において、常に、100°以上としたため、ディスプレイ装置11の格納動作を円滑にできるとともに、135°以下としたため、装置全体の高さを小さくできる。
【0041】
また、ディスプレイ装置11は、蓋体37により背面を離間して覆われるため、展開時および格納時において、直射日光などから保護できる。
【0042】
そして、ロック機構53により、格納位置のディスプレイ装置11を弾性的に押圧して保持したため、格納されたディスプレイ装置11をがたつくことなく安定して保持し、振動によるディスプレイ装置11の故障を防止できる。
【0043】
また、展開されたディスプレイ装置11はスプリング51の付勢力により押圧され、表示部14を乗員に向けて安定して支持できる。
【0044】
さらに、ディスプレイ装置11は、格納位置Gにおいて、インストルメントパネル2の表面2aに略連続する仮想面より下側に位置して格納されるため、ディスプレイ装置11を突出感なくインストルメントパネル2に格納でき、外観を向上できる。
【0045】
なお、上記の実施の形態では、ディスプレイ装置11は垂直アーム41に固定したが、ディスプレイ装置11の筐体13の垂直側壁17に垂直アーム41すなわち第1および第2の支軸44,46を一体的に形成することにより、ディスプレイ装置11を構造部材として利用し、部品点数を削減して、製造コストを削減できる。
【0046】
また、案内部26の曲線は、少なくとも乗員側の半分の部分において、上記の100°以上135°以下の条件を満たせば、円滑な動作が可能となり、単一の円弧とする他、曲率の異なる曲線あるいは直線を組み合わせて構成することもできる。例えば、図11に示すように、案内部26の全長の中央Oに対して、乗員側のすなわち後側の部分を、上記の角度θが100°以上135°以下の条件を満たす半径R1 の円弧61とするとともに、この円弧61の前側に半径R2 の円弧62を接続し、さらに、この円弧62の前側に半径R3 の円弧63を接続し、円弧62,63の部分では角度θが135°以上とすることもできる。
【0047】
また、上記の実施の形態では、乗員の視線より低い位置にあるインストルメントパネル2に備えるディスプレイ装置11について、展開時に仰角とすることにより視認性を高めたが、例えば、車室の天井部すなわち乗員の視線より高い位置にに備えられるディスプレイ装置11について、上記の支持機構を上下反転して用い、展開時に俯角となるように配置して、視認性を向上することもできる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、ディスプレイ装置が格納位置にある状態で、支持部を表面側に移動させることにより、この支持部により第1の支軸を引き上げるとともに、第2の支軸を案内部に沿って反乗員側から乗員側に移動させ、展開位置すなわち可視位置に到達させることができる。また、ディスプレイ装置が展開位置にある状態で、支持部を裏面側に移動させることにより、この支持部により第1の支軸を押し下げるとともに、第2の支軸を案内部に摺接させ、案内部に沿って乗員側から反乗員側に移動させて、格納位置に到達させることができる。そして、第2の支軸を案内する案内部を、第2の支軸の軸心の軌跡の接線と、第1の支軸および第2の支軸を結ぶ線分とが交差する表面側の反乗員側の角度を、前記軌跡の乗員側の部分において、100度以上135度以下の曲線に設定したため、格納位置におけるディスプレイ装置の表示部を設置面部の表面と略平行にして格納空間を薄くし、かつ、格納位置から展開位置に移動するディスプレイ装置を大きく回動させ、設置面部の表面に対していわば仰角をつけて乗員に向けて展開時の視認性を容易に向上できるとともに、展開位置から格納位置への移動の際に第2の支軸を案内部に円滑に摺接させ、格納動作を円滑にできる。
【0049】
請求項2記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、請求項1記載の効果に加え、支持部が、ディスプレイ装置の背面を覆う蓋体を構成する構成では、この蓋体により、ディスプレイ装置を直射日光などから保護できる。
【0050】
請求項3記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、請求項1または2記載の効果に加え、展開位置および格納位置の少なくとも一方においてディスプレイ装置の移動を抑制して位置を保持する保持手段を備えたため、この保持手段により、ディスプレイ装置を安定して保持し、振動によるディスプレイ装置の故障を防止できる。
【0051】
請求項4記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、請求項3記載の効果に加え、保持手段は、格納位置のディスプレイ装置を弾性的に押圧して保持するため、格納位置のディスプレイ装置を弾性的に安定して保持でき、振動によるディスプレイ装置の故障を防止できる。
【0052】
請求項5記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、第2の支軸をディスプレイ装置に一体的に形成したため、ディスプレイ装置を構造部材として利用することにより、部品点数を削減し、製造コストを削減できる。
【0053】
請求項6記載のディスプレイ装置の支持装置によれば、請求項1ないし5いずれか記載の効果に加え、設置面部は、インストルメントパネルを構成し、ディスプレイ装置は、格納位置において、インストルメントパネルの表面に略連続する仮想面より裏面側に位置して、インストルメントパネルの表面から裏面側に凹設された格納空間に格納することにより、ディスプレイ装置を突出感なくインストルメントパネルに格納でき、外観を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ装置の支持装置の一実施の形態を示す動作の説明図である。
【図2】同上支持装置を備えた自動車の車室の一部の支持装置の展開状態の斜視図である。
【図3】同上支持装置の格納状態の斜視図である。
【図4】同上支持装置のディスプレイ装置を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】同上支持装置のディスプレイ装置を取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】同上支持装置の一部を拡大した斜視図である。
【図7】同上支持装置の一部を切り欠いた一部の側面図である。
【図8】同上支持装置の動作の説明図である。
【図9】同上支持装置の展開時のディスプレイ装置の正面側の下端部に対する作動軌跡の最下端点の高さ位置と、ディスプレイ装置すなわち垂直アームの上下の枢支点である第1の支軸と第2の支軸とを結ぶ線分と第2の支軸の軸心を通り案内部の曲線の接線とがなす展開時の角度との関係を示すグラフである。
【図10】同上支持装置の展開時のディスプレイ装置の正面側の下端部に対する作動軌跡の最下端点の高さ位置と、第1の支軸に対して第2の支軸を後側へ偏位させた場合の、第1の支軸から後方へ向かう第2の支軸の水平位置との関係を示すグラフである。
【図11】本発明のディスプレイ装置の支持装置の案内部の他の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 設置面部としてのインストルメントパネル
2a 表面
11 ディスプレイ装置
12 支持装置
14 表示部
20 格納空間
26 案内部
34 支持部としての後部軸支部
37 蓋体
44 第1の支軸
46 第2の支軸
53 保持手段としてのロック機構
F 展開位置
G 格納位置
Claims (6)
- 表示部を有するディスプレイ装置を、前記表示部を設置面部の裏面側に向けこの設置面部の表面に沿って設けられた格納空間に格納する格納位置と、前記設置面部からこの設置面部の表面側に展開させ前記表示部を乗員側に向けて視認可能とする展開位置との間で移動可能に支持するディスプレイ装置の支持装置であって、
前記設置面部の表面と略平行で、乗員と反乗員との方向に略直交する方向を軸方向として設けられ、前記ディスプレイ装置を回動可能に支持する第1の支軸と、
この第1の支軸と平行で、かつ、前記ディスプレイ装置の展開位置において前記第1の支軸より前記設置面部の裏面側の位置で前記ディスプレイ装置を回動可能に支持する第2の支軸と、
前記ディスプレイ装置を支持する第1の支軸を、前記設置面部の略表裏方向に沿って移動可能に支持する支持部と、
前記第2の支軸を、乗員と反乗員との方向および前記設置面部の表面に略沿った線に沿って案内する案内部とを具備し、
前記案内部の線は、前記第2の支軸の軸心の軌跡の接線と、前記第1の支軸および前記第2の支軸を結ぶ線分とが交差する表面側の反乗員側の角度が、前記軌跡の乗員側の半分の部分において、100度以上135度以下となる曲線に設定された
ことを特徴とするディスプレイ装置の支持装置。 - 支持部は、ディスプレイ装置の背面を覆う蓋体を構成する
ことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置の支持装置。 - 展開位置および格納位置の少なくとも一方においてディスプレイ装置の移動を抑制して位置を保持する保持手段を備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイ装置の支持装置。 - 保持手段は、格納位置のディスプレイ装置を弾性的に押圧して保持する
ことを特徴とする請求項3記載のディスプレイ装置の支持装置。 - 第2の支軸は、ディスプレイ装置に一体的に形成された
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のディスプレイ装置の支持装置。 - 設置面部は、インストルメントパネルを構成し、
ディスプレイ装置は、格納位置において、前記インストルメントパネルの表面に略連続する仮想面より裏面側に位置して、前記インストルメントパネルの表面から裏面側に凹設された格納空間に格納される
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のディスプレイ装置の支持装置。
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